シリーズ:
QB「マサムネのきれあじをきみらのからだであじわうといい!」
246 :
1 [saga]:2011/07/05(火) 00:28:23.01 ID:9Jval+5R0
- SaGa2の解説 状態異常について -
SaGa2の状態異常について解説します。
戦闘終了後に回復する状態異常
マヒ
食らうとしばらくのターンは行動不能になります。
わりと敵から受ける事の多い異常ではありますが、
装備品や異常耐性によって防ぎやすい異常でもあります。
メカは初期状態から”○マヒ/どく”の能力を持っているため、
絶対にマヒしません。マヒさんマミマミ。
どく
食らうとターン終了時に割合ダメージを受けます。
大した威力ではないため、基本スルーされがちです。
混乱
食らうと使用武器・能力、攻撃目標が完全ランダムとなります。
敵から受ける機会も多い異常な上、味方攻撃はかなり痛いです。
眠り
食らうとしばらくのターンは行動不能になります。
あまり眠り能力を使う敵が居ないため、影が薄いです。
戦闘不能
HPが0になると戦闘不能となります。
戦闘終了時にHP1で自動復活しますが、
問題は、戦闘中にこれを回復する手段がほとんどない事にあります。
戦闘終了後も残る状態異常
盲目
食らうと武器・物理系能力の命中率が下がります。
結構やらしいですが、放っておいてもどうにかなります。
呪い
食らうと防御力が半減するらしいです。
と言うのも、筆者はこれを受けた記憶が全くありません。
どの敵が使うんだろう・・・
石化
食らうと行動不能になります。
ターンで回復するわけでもなく、一切の行動が行えなくなるため
”金の針”や”ちりょう”の能力で回復を余儀なくされます。嫌らしいです。
247 :
1 [saga]:2011/07/05(火) 00:28:55.96 ID:9Jval+5R0
248 :
1 [saga]:2011/07/05(火) 00:29:45.07 ID:9Jval+5R0
--- 天の柱 ---
まどか「ほむらちゃん、すっごいカッコよかった・・・!」
ほむら「そんな事はない。私の意地にみんなを巻き込んで、
申し訳ないと思ってるわ」
まどか「ううん。あの後、さやかちゃんなんてずっと泣いてたんだよ。
上条君も仁美ちゃんも、ほむらちゃんにありがとうって」
ほむら「・・・大げさよ」ファサッ
ほむら(まどかの私への好感度が急上昇しているわ。
私の恋が成就するのも、時間の問題ね)
マミ「それで颯爽と1人でここまで来れたあなたはいいけれど・・・」
杏子「残されたアタシ達の事も考えて欲しかったな・・・
さやか達を連れて逃げるのに、どんだけ警察に追い掛け回された事か・・・」
まどか「門の外に行くまで大変だったね・・・」
ほむら(・・・忘れていたわ)
ほむら「・・・まどか、詢子さんのお見舞いには行かなくていいの?」
杏子(突っ込みにくい話題で流しやがった・・・)
まどか「あ・・・言い出しにくかったんだけど、行って来ていいかな?」
ほむら「勿論よ」
マミ「もう話せるくらいに回復しているといいわね」
まどか「はい!・・・それと、みんなには悪いんだけれど、
1人で会いに行ってきてもいいかな?」
杏子「あの世界も、天の柱からすぐ街だったからな。
危険もないだろうし、いいんじゃないか?」
マミ「親子だけで話したい事もあるでしょうしね。
行ってきなさいよ、鹿目さん」
まどか「・・・あ」
249 :
1 [saga]:2011/07/05(火) 00:30:14.92 ID:9Jval+5R0
まどか「1人で行ってきたら、みんなと待ち合わせをする場所を
決めないと・・・」
杏子「そうだな・・・アタシ達は、しばらくビーナスの街には
近づけないだろうしな」
マミ「それじゃあ、次の世界をちらっと見に行きましょうか。
そこで最初に見つけた街の宿で、集合ってのはどうかしら?」
ほむら「それがいいわね。まどかが留守の間に、情報集めも
できるでしょうし」
まどか「ごめんね、私の都合でいろいろと決めちゃって」
杏子「気にすんなって!」
そうして彼女達は、ドアを開く。次の世界を目指して、
いつものように長い水晶の通路を歩くつもりであった。
だが・・・
250 :
1 [saga]:2011/07/05(火) 00:30:50.55 ID:9Jval+5R0
--- 天の柱 レースの町 ---
マミ「え?」
ほむら「・・・天の柱に町が・・・?」
杏子「すげぇな・・・人もちらほらと見えるぞ」
まどか「こんな所で生活してたの・・・?」
ほむら「見て。床だけではなく、建物もみんな水晶造りよ」
マミ「何だか分からないけど、この夜空を見ながら過ごすっていうのも
心が落ち着きそうね・・・」
ほむら「ともあれ、ちょうど良かったのかもしれない。
この町の宿に滞在して、まどかの帰りを待ちましょうか」
まどか「うん、ありがとう。この町にも興味あるけど、やっぱり・・・」
マミ「気にする事はないわよ。ゆっくり甘えてらっしゃい」
まどか「もう、そんなのじゃないですよ!・・・それじゃ、行って来るね!」
杏子「あのさ、アタシも途中まで一緒に行っていいかい?」
ほむら「どうしたの、佐倉杏子?」
マミ「分かった。ゆまちゃんが気になるんでしょ」
杏子「あー・・・うん、まあそんなトコロ」
ほむら「それなら、行ってくるといいわよ。
私達はここで待っているから」
杏子「悪いね、すぐ戻るようにするよ。
それじゃまどか、行こうぜ!」
まどか「うん!みんな、またね~」
251 :
1 [saga]:2011/07/05(火) 00:31:22.24 ID:9Jval+5R0
ほむら(何を話そう・・・)
マミ(何を話そうかしら・・・)
マミ「とりあえず、宿に向かいましょうか」
ほむら「そうね」
マミ(部屋に着きました)
ほむら(話すネタがありません)
マミ(なんだろう、私と暁美さんの共通の話題って・・・)ジーッ
ほむら(見られてる・・・このままだとコミュ障認定されてしまうわ・・・)
ほむら「そうだわ。あなたに貰ったサイコソードのおかげで
ビーナスに勝てたのよ。巴マミ、感謝しているわ」
マミ「あら、そんな事いいのに」
マミ(サイコソードと言えば・・・あの上条君と志筑さん、
別れ際に私の事を名前で呼ばなかったわね・・・)
マミ(まさか・・・?)
ほむら(何か考えてるわね・・・)
ほむら(あ、レモンティー)ブッ
マミ「・・・何かおかしかったかしら?」
ほむら「別に・・・」ファサッ
マミ(澄ましやがって・・・!)
252 :
1 [saga]:2011/07/05(火) 00:31:52.79 ID:9Jval+5R0
マミ「・・・あ~あ、暁美さんとでは会話が続かないわ。
みんなが居てくれれば良かったのに」
ほむら「・・・人の事をコミュ障呼ばわりする資格があるの?
あなたこそ、佐倉杏子やまどかのように会いに行く人も居ないじゃない」
マミ「それはあなただって同じ事でしょう?
ここで留守番している時点で、あなたも同類よ」
ほむら「私はビーナスの世界で、美樹さやかと確かな絆を作ったばかりよ。
すぐに会いに行く必要がないだけだわ」
マミ「人の事を馬鹿にして得た友情があなたの絆というわけ?
せっかくのこの景色を、あなたのような人と眺めるなんてね」
ほむら「それはこちらの台詞よ。私だって、まどかとこの景色を眺めたかった」
マミ「・・・ガチ」
ほむら「・・・ぼっち」
マミ「・・・」
ほむら「・・・」
マミ「・・・やめましょう、不毛だわ」
ほむら「・・・そうね、忘れましょう」
253 :
1 [saga]:2011/07/05(火) 00:32:46.60 ID:9Jval+5R0
表面上は仲直りをした2人。
部屋に居ても何も生まれない事に気付いた2人は、
町へ情報を集めに行く事に同意する。
マミ(とはいえ)
ほむら(許しがたいわね)
マミ(なんとかして)
ほむら(あなたに敗北を認めさせたいわ)
マミ「あの、すみません。ここはどういう町なんですか?」
男「ここはアポロン様がソウルジェムの力で作った町さ。
これから、ここで大きなイベントがあるんだよ」
ほむら「イベント?」
男「そう、この町ではこれからレースが行われるのさ!
あそこの大きな館にアポロン様が居らっしゃるから、
そこでレースの参加登録をするといいぜ!」
マミ「はぁ・・・ありがとうございます」
ほむら「レースって?」
マミ「分からないわよ・・・聞きに行ってみましょうか」
ほむら「アポロンってあの胡散臭い男だったわね・・・」
水晶で作られた、3階建ての館。
周りの建物よりひときわ大きいそれが、
先ほどの男が話していた館なのだと
彼女達はすぐに理解する事が出来た。
254 :
1 [saga]:2011/07/05(火) 00:33:19.23 ID:9Jval+5R0
アポロン「おや、君達かい。ソウルジェム集めは順調かな?」
ほむら「はい、おかげさまで」
アポロン「それは良かった。実はこれからこの町では、
僕の集めたソウルジェムを賭けてレースが開催される」
マミ「先ほども外で聞きましたが、どのようなレースなんですか?」
アポロン「レースの優勝者には、ソウルジェムが賞品として進呈される。
たったそれだけの話さ。簡単だろう?」
ほむら「・・・そんなあっさりな事でソウルジェムを・・・」
アポロン「僕には必要がない物だからね」
マミ「でも、こんな場所で開くレースにどれだけの参加者が?」
アポロン「この天の柱に来る事の出来る人間。それは、
少なからずソウルジェムの力に触れた事のある人間というわけさ」
ほむら「・・・?」
アポロン「知っているかい?そのような人間は3つに分けられる。
アポロン「ガーディアンの人間」
アポロン「君達のような冒険者」
アポロン「ソウルジェムの力に魅入られた人間」
アポロン「この3つだ」
アポロン「あいつは╾╾╾╾
ほむら「辞めなさい。そのネタに私は付いていけないわ」
マミ「カモオオオォォン!」
ほむら「黙れ」
255 :
1 [saga]:2011/07/05(火) 00:33:53.16 ID:9Jval+5R0
アポロン「話を戻そうか。僕がわざわざソウルジェムを集めて、
こんなレースを開くのには理由がある」
アポロン「ソウルジェムの行き先を、ある程度はまとめておきたいわけさ」
ほむら「・・・?」
アポロン「ソウルジェムを悪用するつもりのない人間こそが
ソウルジェムを所有するにふさわしい。だからこそ、
僕はこのような形でソウルジェムを人間に渡すのさ」
マミ「・・・まだ話がよく見えないわ」
アポロン「僕がガーディアンにソウルジェムを手渡せれば、
全ては丸くおさまるんだけどね。どうも新しい神を名乗る僕は、
彼らに信用がないらしい。彼らはこれを受け取ろうとしないんだ」
アポロン「だからと言って、ソウルジェムを放置する訳にも行かない。
先ほど言った通り、これが悪人の手に渡る事を僕は良しとしない」
アポロン「回りくどいようだけど、こうして景品として提示した方が
都合がいいんだ。理解できるかな?」
ほむら「・・・なるほど」
アポロン「察してくれたようだね。
ガーディアン達は、この景品のソウルジェムを偽者と思うかもしれない。
しかし、万が一にも本物であれば悪人の手に渡ってしまう可能性がある。
それを阻止するために、ガーディアンはこの勝負に乗らざるを得ない」
アポロン「もちろん、君達がレースに勝利しても構わない。
君達の手に渡っても、君達がこれを悪用しない事は知っているからね」
マミ「もしもレースの優勝者が、ソウルジェムの力を悪用しようとする人物であれば?」
アポロン「こんな事は言いたくないけれど、潰すよ。
勿論、誰にも知られないようにね。そしてレースを再び開催するだけさ」
ほむら「腹黒いのね」
アポロン「僕は僕の信じる正義のために、手段を選ぶつもりはないよ。
さあ、どうする?レースに参加していくかい?」
256 :
1 [saga]:2011/07/05(火) 00:34:27.60 ID:9Jval+5R0
ほむら(白黒つけるには・・・)
マミ(ちょうどいいかもしれないわね・・・)
ほむら・マミ「やります」
アポロン「それは良かった。それでは、この契約書にサインを」
ほむら(何故だろう。契約って言葉を聞きたくないわ)サラサラ
マミ(契約書を見ると、結構あぶなっかしいレースなのね)サラサラ
アポロン「契約完了だね。ようこそ、QBレースへ!
さあ、厩舎に向かうといい。君達が乗るQBを探すんだ」
QB1「僕は最速のQBだよ!僕と契約してよ!」
QB2「僕は2番目に速いQBだよ!僕と契約してよ!」
QB3「僕は3番目に速いQBだよ!僕と契約してよ!」
QB4「僕は4番目に速いQBだよ!僕と契約してよ!」
マミ「4番目にって4匹しか居ないじゃないの・・・」
ほむら「突っ込む所はそこだけじゃないと思うわ。
これに乗ってレースをしろですって・・・?」
マミ「・・・どのQBにしようかしら」ワクワク
ほむら「・・・お先に決めていいわよ・・・」
257 :
1 [saga]:2011/07/05(火) 00:34:58.22 ID:9Jval+5R0
*************************
ちょっと区切り。QBレースについて解説をします。
*************************
258 :
1 [saga]:2011/07/05(火) 00:36:15.82 ID:9Jval+5R0
- SaGa2の解説 レースについて -
SaGa2のレースについて解説します。
SaGa2原作においては、ドラゴンに乗ってのドラゴンレースとなっております。
1匹のドラゴンに4人が乗り、他のドラゴンに負けないようゴールを目指します。
レースのコース上には、4種類の中ボスが配置されております。
遅いドラゴンに乗っていると、他のレース参加者がこちらより早く進むため
道中の中ボスと相打ちになっており、主人公PTの戦闘回数が減ります。
早いドラゴンに乗っていると、他のレース参加者を置いていくために主人公PTが
道中の中ボスを余分に相手にする事となり、戦闘回数が増えます。
SaGa2原作では、どのドラゴンを選ぼうが最終的には主人公チームが勝ちます。
それを原作通り正直に書いても面白くないかな・・・と思ったため、
このSSではマミさんvsほむほむのレースバトルにしちゃいました。
どうしても今のうちに描写したい場面もあったりするので。
ルール:
1人乗りのQBにそれぞれが乗って勝負するという設定。
と
で
速いQBに乗った方から順に
>>1が実際にゲームで走ります。
259 :
1 [saga]:2011/07/05(火) 00:37:31.28 ID:9Jval+5R0
*************************
というわけで安価。ここのところ乱発気味な安価ですが、
レース終了~ラストまで、2回の安価を予定してます。
この安価レスを投下したら、多分寝ます。
とりあえず・・・
マミさんはどのQBに乗る?
参考になるのか分からないマミさんステータス
1 最速QB
2 2番QB
3 3番QB
4 ビリQB
↓安価 どれかのQBに2票集まるまで、同一ID票無効
*************************
260 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/07/05(火) 00:40:11.67 ID:bS3WLC+wo
レースの街といえば、最後まで使えるドラゴンアーマーが買える街
マミさんは鈍重だから、4で
261 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/07/05(火) 02:06:00.22 ID:Qipn4AVIO
1
262 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/07/05(火) 04:42:57.18 ID:vqELyW3wo
1
263 :
1 [saga]:2011/07/05(火) 07:30:16.22 ID:9Jval+5R0
*************************
朝までに決まっててよかった、マミさんが最速を引くとは・・・
続けてほむほむです。この安価レスを投下したら仕事行きます。
ほむらはどのQBに乗る?
参考になるのか分からないほむらステータス
2 2番QB
3 3番QB
4 ビリQB
↓安価 どれかのQBに2票集まるまで、同一ID票無効、マミさんに投票した方もどぞ。
*************************
264 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします (東京都) [saga sage]:2011/07/05(火) 08:36:58.78 ID:zBrUoqRC0
4
それにしてもキュゥべえは色々な役を任されるなwww
265 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/07/05(火) 13:07:18.61 ID:9L4uHE3SO
2。よくわからんけど。
266 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします (関西地方) :2011/07/05(火) 13:44:51.07 ID:3Y7jJ7Zyo
3にしてみよう
267 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/07/05(火) 20:15:52.14 ID:MZf8R9mIO
4だな
肉の為に敵と戦わなきゃダメだから、ゲームでは最速しか選べなかったけど
268 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします (山形県) :2011/07/05(火) 20:16:08.87 ID:2Gk9yOkPo
4
270 :
1 [saga]:2011/07/06(水) 19:52:54.76 ID:wOiReAcd0
*************************
>>256から続き
*************************
271 :
1 [saga]:2011/07/06(水) 19:53:31.94 ID:wOiReAcd0
--- 天の柱 レース会場 ---
それぞれの愛馬(?)を決めた2人は
QBの背に乗り、レース場のスタートラインに立っていた。
キュップイ、キュップイと騒々しいその場所。
周囲には様々な思惑を込めて、同じように
QBの背にまたがる人間達の姿があった。
マミ「結構、多くの参加者が集まっているのね」
ほむら「とは言っても、10人も居ないようだわ」
マミ「ねぇ、賭けでもしない?」
ほむら「最速のQBに乗れた事で調子に乗っているの?
レース場には様々な障害が設置してあると、契約書にも書いてあったでしょう」
マミ「問題ないわ。私が1人で障害を全て蹴散らせばいいんだもの。
それとも、私との勝負は怖いのかしら?」
ほむら「言っていなさい。そうね、私が勝った時には
あなたには全面的に従属して貰う。それで良ければ賭けに乗るわ」
マミ「奇遇ね、私も同じ事を考えていたの。賭けは成立ね」
マミ(これから行く先々の街で、暁美さんには働いて貰うわ。
奇跡の英雄、巴マミの武勇伝の語り手としてね・・・
これが私の脱ぼっち計画よ!)
ほむら(巴マミを利用すれば、まどかに対してアレもコレも出来るわ。
私の手を汚さずに済むなんて、どれだけ素晴らしいの。
このチャンス、逃すわけにはいかない・・・)
272 :
1 [saga]:2011/07/06(水) 19:53:57.92 ID:wOiReAcd0
マミ「キュゥべぇ、頑張りましょうね」
QB1「任せてよマミ。僕はこの中で一番速いんだ」
ほむら「死ぬまで走りなさい。走ってから死になさい」
QB4「初対面なのに、どうして僕にそこまで殺意をむき出しなんだい?」
ほむら「あなたを見ていると何故かイラつくのよ」
やがて会場に、レースの開始を知らせるアナウンスが流される。
選手達を乗せたQBがスタートラインに一列に並ぶ。
キュップイ、キュップイと鳴きながら。
3
2
1
http://www.nicovideo.jp/watch/nm8301286 スタート!
273 :
1 [saga]:2011/07/06(水) 19:54:30.68 ID:wOiReAcd0
QB1「キュップイ」カサカサカサ
マミ「すごーい!暁美さんより、ずっとはやい!!」
QB1「このまま飛ばして行くよ、マミ!」カサカサカサ
マミ「他の参加者も追いついて来れないわ・・・
あなたを選んだ私の目に間違いはなかったわね」
ほむら「何よ、あの走り方。気持ち悪い」
QB4「僕達の手足の長さを考えておくれよ。
こうする他にないじゃないか」ノタノタ
ほむら「口を開く暇があったら走りなさい。サイコソード刺すわよ」
QB4「無意味に体を潰されるのは困るんだよね」ノタノタ
ほむら「そう思うのなら早く行きなさい」
QB4「やれやれ。君とは会話が成り立たないよ」ノタノタ
ほむら「喋っていないで早く行けと言っているの」プス
QB4「キュップイ」カサカサ
274 :
1 [saga]:2011/07/06(水) 19:54:57.06 ID:wOiReAcd0
QB1「マミ、敵が見えたよ!」
マミ「例の障害物として配置されている魔物ね。
オッケー、わかったわ。今日という今日はソッコーで片付けるわよ!」
QB1「”アダマンタイマイ”が4匹だ!マミ、気をつけて!」
マミ「それっ!」
マミさんは バズーカで
アダマンタイマイたちを こうげき
アダマンタイマイたちに 279のダメージ
マミ「あれ・・・まだ生きてる」
QB「反撃が来るよ!」
アダマンタイマイは たいあたりで
マミさんを こうげき
マミさんに 74のダメージ
アダマンタイマイは たいあたりで
マミさんを こうげき
マミさんに 92のダメージ
マミ「いたい、いたい」
アダマンタイマイは たいあたりで
マミさんを こうげき
マミさんに 98のダメージ
アダマンタイマイは きばで
マミさんを こうげき
マミさんに 86のダメージ
マミさんHP 197/546
275 :
1 [saga]:2011/07/06(水) 19:55:30.80 ID:wOiReAcd0
マミ「ちょっと!洒落にならないわよ!」
QB1「大丈夫、先にあと一撃を入れれば君の勝ちだ!」
マミ「信じるわよ・・・ティロ・フィナーレ!」
マミさんは バズーカで
アダマンタイマイたちを こうげき
アダマンタイマイたちに 271のダメージ
4たい たおした
マミ「勝てた・・・キュゥべぇのアドバイス通りにしたら、勝てたわ!」
QB1「役に立てたようで嬉しいよ」
マミ「でも、こんなのが続くようだと辛いわね・・・
ハイポーション、ハイポーション・・・あ、あった」グビグビ
QB1「マミには素質があるよ。きっとこの先も、マミなら生き残れるさ」
マミ「何の素質だか分からないわね。ねぇ、このままここで待って
後続の選手が魔物に突っ込むのを待ってはいけないのかしら?」
QB1「全力で走らないと契約違反だよ。
契約書をちゃんと読まなかったのかい?」
マミ「そんな事も書いてあったっけかしら・・・
仕方ないわね、行きましょうか」
QB1「キュップイ」カサカサカサ
276 :
1 [saga]:2011/07/06(水) 19:55:57.56 ID:wOiReAcd0
ほむら「もう周りに誰もいなくなってしまったわ」
QB4「仕方ないよ。僕は鈍足だからね」ノタノタ
ほむら「仕方ない、で済ませるつもりなの?
あなたの顔からはやる気が感じられないのよ」プス
QB4「痛いよ、暁美ほむら」カサカサ
ほむら「一時的には速くなるけれど・・・すぐに戻るのよね」
QB4「このレースで足が遅いという事は、決して悪い事ばかりじゃないさ」ノタノタ
ほむら「言い訳なんて聞いてないわ。あまりひどいようだと、
あなたの背中の模様を描き直すわよ。サイコソードで」
QB4「やれやれ、物騒な話だね」
ほむら「嫌なら足を動かしなさい」プス
QB4「キュップイ」カサカサ
277 :
1 [saga]:2011/07/06(水) 19:56:33.01 ID:wOiReAcd0
QB1「マミ!次の敵だ!」
マミ「せっかくのとこ悪いけど、一気に決めさせてもらうわよ!」
QB1「”ガスト”が7匹だね」
マミ「とても怖い。7匹なんて多すぎるわよ!」
QB1「マミの”バズーカ”は範囲攻撃が可能な武器だ。
敵の数がどうあれ、全体にいっぺんに攻撃が出来る。
それに、”ガスト”はマヒ攻撃を得意としているから、
君なら敵のマヒ攻撃を防げるはずだよ!」
マミ「よーし、今度も信じるわよ!」
マミさんは バズーカで
ガストたちを こうげき
ガストたちに 372のダメージ
マミ「さっきの敵よりは効いているけれど・・・」
QB1「攻撃が来るよ!気をつけて!」
ガストは きばで
マミさんを こうげき
マミさんに 170のダメージ
ガストは きばで
マミさんを こうげき
マミさんに 125のダメージ
マミ「いたい、いたい」
ガストは マヒづめで
マミさんを こうげき
マミさんは マヒづめにつよく
なにも おきなかった
×5
マミさんHP 251/546
278 :
1 [saga]:2011/07/06(水) 19:57:20.92 ID:wOiReAcd0
マミ「マヒ攻撃を連発されなかったらアウトだったわ・・・」
QB1「この敵も、あと一撃を入れられればマミの勝ちだよ!」
マミ「観念しなさい!ティロ・・・」
ガストは きばで
マミさんを こうげき
マミさんに 128のダメージ
マミ「ちょっ」
ガストは きばで
マミさんを こうげき
マミさんに 137のダメージ
マミさんは たおれた
マミ「アッー!」
マミさんHP 0/546
QB1「マミがマミった!」
279 :
1 [saga]:2011/07/06(水) 19:58:05.05 ID:wOiReAcd0
ほむら「あら、あれは・・・」
QB4「他の参加者達だね。ここに居た敵にやられてしまったのだろう」ノタノタ
マミ「・・・・・・」
QB1「キュップイ」
ほむら「巴マミが無様に這いつくばっているわ。いい気味ね」
QB4「僕の言った通りだろう。足が遅いというのは、こういう利点もあるのさ」ノタノタ
ほむら「あなたのドヤ顔なんて見たくもないわ。黙って足を・・・」
QB4「はいはい」カサカサ
ほむら「やれば出来るじゃないの」
QB4「ゼー・・・ゼー・・・」ノタノタ
ほむら「・・・これが限度なのね。ほら、頑張りなさい。
特製のほむクッキーをあげるわ」
QB4「・・・頂くよ」モグモグ
QB4「!!!」ボンッ
ほむら「爆薬入りよ。目が覚めたでしょう」
QB4「君を乗せてゴールしようという気持ちが失せてくるよ、暁美ほむら」ノタノタ
ほむら「ここに魔物が居ないという事は、魔物に勝利して前に進んでいる
他の参加者が居るという事なのよ。急ぎなさい」チクチク
QB4「キュップイ」カサカサ
280 :
1 [saga]:2011/07/06(水) 19:58:40.74 ID:wOiReAcd0
http://www.youtube.com/watch?v=dEnvXqtZ2fA --- ヴァルハラ宮殿 ---
マミ「・・・ここは・・・?」
オーディン「また会ったね、巴マミ」
マミ「えっと・・・どちら様でしたっけ・・・?」
オーディン「ひどいな、命の恩人を忘れるなんて。
君がビーナスと戦った時にも、1度会っているだろう?」
マミ「うーん・・・」
オーディン「それならもう1度、君に話してあげようか。
ようこそ、勇者よ。ここはヴァルハラ宮殿」
オーディン「戦いに敗れた者が死後、ここに来るんだよ」
マミ「・・・私、死んじゃったの?」
オーディン「そういう事になるね。けれど、君達がいつの日か、
僕と戦う事を誓うのならば、君を生き返らせてあげよう」
マミ「・・・どういう事?」
オーディン「君からの質問は受け付けないよ。答えはYesかNoだ」
オーディン「勇者よ。戦いを続ける勇気を失ってはいないかい?」
マミ「私は・・・」
281 :
1 [saga]:2011/07/06(水) 19:59:17.27 ID:wOiReAcd0
http://www.nicovideo.jp/watch/nm8301286 --- 天の柱 レース会場 ---
マミ「・・・んん・・・」
QB1「おや、目を覚ましたかい?」
マミ「・・・私、どうなっていたの?」
QB1「ここの敵に攻撃されて、殺されてしまったように見えたよ」
マミ「キュゥべぇ、それは冗談でもキツいわよ。
・・・でも、誰かと話をしていたような・・・」
マミ「って、なんでここにレースの参加者が倒れているの!」
QB1「君の後から来た人間が、みんな君を倒した敵と戦ったのさ。
大丈夫、彼らは気絶しているだけだから」
マミ「なら放っておいてもいいか・・・それより、暁美さんは通ったかしら?」
QB1「君と一緒にいた少女だよね?彼女はとっくにここを過ぎていったよ」
マミ「それは大変!急いで追いかけましょう!」
QB1「分かっているよ、マミ。さあ僕の背中に乗るんだ」
マミ「頑張ってね!」
QB1「キュップイ」カサカサカサ
282 :
1 [saga]:2011/07/06(水) 19:59:48.90 ID:wOiReAcd0
ほむら「・・・・・・」
QB4「・・・・・・」ノタノタ
ほむら「・・・・・・」
QB4「・・・また敵に倒された人間が見えて来たよ」ノタノタ
ほむら「そうね・・・」
ほむら「・・・・・・」
QB4「・・・おとなしいね、暁美ほむら」ノタノタ
ほむら「少し刺してもすぐに戻るから。もう諦めたわ」
QB4「そうかい・・・」ノタノタ
QB4(なんだろう、この違和感は)
QB4(何かが物足りないと、僕は感じている)
QB4(まさか・・・?)
ほむら(こんな調子でレースに勝てるのかしら・・・)
ほむら「・・・・・・」プス
QB4「ひぎぃっ!」カサカサ
ほむら「っ!」ビクッ
QB4「・・・・・・」ノタノタ
ほむら「・・・・・・」ビクビク
283 :
1 [saga]:2011/07/06(水) 20:00:21.32 ID:wOiReAcd0
ほむら「・・・・・・」プス
QB4「らめぇっ!」カサカサ
ほむら「っ!!」ビクッ
QB4「・・・ハァハァ・・・」ノタノタ
ほむら「・・・・・・」ガクガク
QB4(・・・これは・・・間違いない・・・)
QB4(・・・ついに・・・)
QB4(・・・僕にも芽生えたんだ・・・!)
QB4「感情というものがね!!」
ほむら「ヒィッ!」
QB4「さあ、もっと僕を刺しておくれよ!暁美ほむら!」
ほむら「・・・その前に足を動かしなさいよ・・・」
QB4「僕の祈りはエントロピーを凌駕した!
君がっ!刺すまでっ!走る事を始めないっ!!」
ほむら「・・・・・・」ブス
QB4「ヒャッハアァァ!!」カサカサ
ほむら(私は・・・触れてはいけないものに触れてしまったと言うの・・・)
284 :
1 [saga]:2011/07/06(水) 20:00:51.48 ID:wOiReAcd0
マミ「なかなか他の走者が見えないわね・・・」
QB1「見えてきたよ。とは言っても、敵に倒されて転がっているけどね」カサカサカサ
マミ「あら、魔物はここには居ないのね」
QB1「という事は、この先に敵を倒した走者がいるというわけさ」カサカサカサ
マミ「追いつけるかしら?」
QB1「まあ見ていておくれよ。最速の称号は伊達じゃないよ」カサカサカサ
マミ「ちょっと、急カーブよ!」
QB1「急カーブは得意だよ!キュゥべぇだけに!」キョキョキョ
マミ「ドリフト走行・・・!あなた、走りもセンスも只者じゃないわね!」
QB1「僕達は波長が合うのかもしれないね」カサカサカサ
マミ「見ていなさいよ、暁美さん・・・!」
QB1「キュップイ」カサカサカサ
285 :
1 [saga]:2011/07/06(水) 20:01:34.99 ID:wOiReAcd0
ほむら「もう降ろしてちょうだい!」
QB4「そんな事を言わないでおくれよ!暁美ほむら様!」カサカサ
ほむら「あそこに魔物が居るのが見えないの!
”ウォッチャー”が3匹も居るのよ!この大馬鹿者!」
QB4「ああ・・・私は愚かな大馬鹿者です・・・」ビクンビクン
ほむら「イヤアァッ!」ダッ
ほむらは サイコブラストで
てきぜんいんを こうげき
ウォッチャーたちに 270のダメージ
QB4「どうして僕もサイコブラストに巻き込んでくれないんだい!」
ほむら「こっちは真剣なのよ!」
QB4「僕だって真剣さ!」
ウォッチャーは フラッシュアイで
ほむらを こうげき
ほむらは めがみえなくなった
ウォッチャーは フラッシュアイで
ほむらを こうげき
ほむらは めがみえなくなった
ほむら(厄介ね・・・しかし、サイコブラストなら目が見えなくたって・・・)
ウォッチャーは はかいこうせんで
ほむらを こうげき
ほむらに 426ダメージ
1たい たおした
ほむら「アッー!」
ほむらHP 0/399
QB4「暁美ほむら様!!」
286 :
1 [saga]:2011/07/06(水) 20:02:03.34 ID:wOiReAcd0
QB1「見えてきたよ!最後の敵だ!」カサカサカサ
マミ「レース参加者もごろごろと・・・あら、暁美さんも寝ているわ」
QB4「暁美ほむら様ぁぁぁ!」
マミ「・・・絶叫しているわ。何があったのかしら」
QB1「僕には理解できないね。何はともあれ、
レース参加者は全員がこの敵に倒されてしまったわけだ」
マミ「それなら急ぐ必要もなかったわね。
3匹しか居ないのが幸運だわ。さあ、やっちゃうわよ!」
マミさんは バズーカで
ウォッチャーたちを こうげき
ウォッチャーたちに 245のダメージ
ウォッチャーは フラッシュアイで
マミさんを こうげき
マミさんは フラッシュアイにつよく
なにも おきなかった
×3
マミ「ノーダメージなんて、この勝負もらったわね」
QB1「行けるよ、マミ!」
マミさんは バズーカで
ウォッチャーたちを こうげき
ウォッチャーたちに 259のダメージ
マミ「う・・・2発目でも倒せないなんて」
287 :
1 [saga]:2011/07/06(水) 20:02:52.54 ID:wOiReAcd0
ウォッチャーは フラッシュアイで
マミさんを こうげき
マミさんは フラッシュアイにつよく
なにも おきなかった
ウォッチャーは マヒにらみで
マミさんを こうげき
マミさんは マヒにらみにつよく
なにも おきなかった
ウォッチャーは せきかにらみで
マミさんを こうげき
なにも おきなかった
マミ「石化なんて危なかったわ・・・!」
QB1「それでも、あと一撃で倒せるはずだ!頑張って!」
マミ「体が軽い!こんな幸せな気持ちd」
ウォッチャーは はかいこうせんで
マミさんを こうげき
マミさんに 537のダメージ
マミ「いてえ!」
ウォッチャーは はかいこうせんで
マミさんを こうげき
マミさんに 514のダメージ
1たい たおした
マミ「アッー!」
マミさんHP 0/546
QB1「ああ!またマミがマミった!」
288 :
1 [saga]:2011/07/06(水) 20:03:23.20 ID:wOiReAcd0
http://www.youtube.com/watch?v=dEnvXqtZ2fA --- ヴァルハラ宮殿 ---
ほむら「・・・ここは・・・?」
マミ「あら、暁美さんも一緒だったのね」
オーディン「・・・また来たのかい、巴マミ」
ほむら「あなたはここが何処だか知っているの?巴マミ」
マミ「ここに来ると思い出せるみたい。生き返ると忘れているけれど」
ほむら「生き返る?」
マミ「私達がここに居るという事は、敵に殺されてしまったという事なの」
ほむら「・・・よくもあっさりと言えるわね」
マミ「大丈夫よ。このオーディンさんが生き返らせてくれるから」
オーディン「そんなに軽々しく扱っては欲しくないね」
オーディン「まあいいか。君達がいつの日か、
僕と戦う事を誓うのならば、君を生き返らせてあげよう」
オーディン「勇者達よ。戦いを続ける勇気を失ってはいないかい?」
ほむら「私は・・・」
289 :
1 [saga]:2011/07/06(水) 20:03:55.19 ID:wOiReAcd0
http://www.nicovideo.jp/watch/nm8301286 --- 天の柱 レース会場 ---
ほむら「・・・うーん」
マミ「・・・いたたた・・・」
QB1「マミ!無事だったんだね!」
QB4「暁美ほむら様!あなたが戻って来てくれて良かった!!」
ほむら「っ!」ビクッ
マミ「・・・どういう関係を築いたの、あなた達・・・」
ほむら「聞かないでちょうだい。それより・・・」
ほむら「この敵、とても1人で倒せる相手だとは思えないわ。
ここは手を組まないかしら?」
マミ「あら、奇遇ね。私も同じ事を考えていたの」
ほむら「一時休戦ね」ガシッ
マミ「余計なトラブルは避けたいものね」ガシッ
ほむらは サイコブラストで
てきぜんいんを こうげき
ウォッチャーたちに 270のダメージ
マミさんは バズーカで
ウォッチャーたちを こうげき
ウォッチャーたちに 237のダメージ
ほむら「やはり倒しきれないか・・・!」
マミ「反撃が来るわよ!気をつけて!」
290 :
1 [saga]:2011/07/06(水) 20:04:23.16 ID:wOiReAcd0
ウォッチャーは フラッシュアイで
ほむらを こうげき
ほむらは めがみえなくなった
ウォッチャーは マヒにらみで
マミさんを こうげき
マミさんは マヒにらみにつよく
なにも おきなかった
ウォッチャーは はかいこうせんで
マミさんを こうげき
マミさんに 501のダメージ
マミさんHP 45/546
ほむら HP 399/399
マミ「・・・くぅ・・・」
ほむら「ケアルをかけるわ。しっかり!」
マミ「いえ、どちらかがあと一撃を入れられれば勝てるわ!
ここは攻撃よ!」
ほむら「・・・分かったわ!」
ウォッチャーは フラッシュアイで
マミさんを こうげき
マミさんは フラッシュアイにつよく
なにも おきなかった
ウォッチャーは フラッシュアイで
マミさんを こうげき
マミさんは フラッシュアイにつよく
なにも おきなかった
ほむらは サイコブラストで
てきぜんいんを こうげき
ウォッチャーたちに 251のダメージ
3たい たおした
QB4に 292のダメージ
QB4「自分から食らいにいけば良かったんだよ!」ビクンビクン
291 :
1 [saga]:2011/07/06(水) 20:04:57.20 ID:wOiReAcd0
ほむら「やった・・・!」
マミ「って素直に喜べないわよ!なんであのキュゥべぇ、飛び込んできたの!」
ほむら「私にだって分からないわよ!」
QB1「僕にも理解できないよ」
QB4「体に残る暁美ほむら様の魔力・・・あぁ・・・」ビクン
マミ「・・・何か怖いわ」
ほむら「お願いがあるの。あなたのQB1に乗せて・・・」サッ
マミ「もう乗ってるじゃないの!・・・まあいいわ。
どっちが勝ってもソウルジェムは手に入るしね。
もちろん、賭けは無効よ?」
ほむら「ええ、構わないわ。早く行きましょう」
マミ「まったく・・・キュゥべぇ4、乗せてもらうわよ?」サッ
QB4「僕から降りろ、雌豚!」ブンッ
マミ「キャッ!」ドサッ
QB4「君には僕の背に乗る資格はない!僕の背に乗れるのは彼女だけだ!」
マミ「ひどい・・・」グスッ
ほむら「豚が私の仲間を豚呼ばわりするの?いい身分ね」
QB4「ああ・・・もっと罵ってくれ・・・」ビクンビクン
マミ「・・・キュゥべぇ1、なんとか2人乗れないかしら?」ビクビク
QB1「僕の背中に2人を乗せる面積があると思うかい?」
ほむら「・・・私の背に乗りなさい、巴マミ。
一刻も早く、ヤツから逃げるのよ」
マミ「・・・えいっ」ダキッ
ほむら「さあ行きなさい、QB1!」
QB1「やれやれ、どうしてこうなった」カサカサカサ
292 :
1 [saga]:2011/07/06(水) 20:05:27.41 ID:wOiReAcd0
QB4「待ってくれえ!暁美ほむら様!」カサカサ
ほむら「フルネームで呼ばないで!気持ち悪い!」
QB4「じゃあほむら様!」カサカサ
ほむら「様が気持ち悪い!何もかも気持ち悪い!」
QB4「ほむほむ!」カサカサ
ほむら「ほむほむ!」
QB1「ほむほむ!」カサカサカサ
マミ(マミマミ)
QB4「待ってぇぇぇ!」カサカサ
293 :
1 [saga]:2011/07/06(水) 20:05:55.53 ID:wOiReAcd0
ほむら「さすがだわ、QB1。QB4がもうあんなに遠くに」
QB1「僕と彼とではスピード差がありすぎるからね。
それにしても、暁美ほむら。君はまさか・・・」カサカサカサ
ほむら「・・・何よ」
QB1「彼に一体、何をしたんだい?
彼に感情を与えたとでも言うのかい?」カサカサカサ
ほむら「あなたに与えるつもりはないわ」
QB1「そうかい。残念だね」カサカサカサ
マミ「キュゥべぇ1はキュゥべぇ1のままでいて・・・」
QB1「マミがそう言うのなら、そうするよ」カサカサカサ
ほむら「見えてきたわ!ゴールラインよ!」
マミ「私達の勝利ね!」
QB1「キュップイ」カサカサカサ
ゴールイン!!
294 :
1 [saga]:2011/07/06(水) 20:06:25.02 ID:wOiReAcd0
アポロン「おめでとう!2人乗りでゴールなんて想定外だったが
契約には違反していない。ソウルジェムを受け取ってくれ」
ほむら「早くしなさい!」
アポロン「君にしては珍しくがっつくね」
- 力のソウルジェムを手に入れた -
- 素早さのソウルジェムを手に入れた -
- 魔力のソウルジェムを手に入れた -
- 防御のソウルジェムを手に入れた -
アポロン「賞品の授与は終わりだ。さあ、表彰式を・・・」
QB4「ほむほむううぅぅ!!」カサカサ
ほむら「うわああぁぁ!」ダッ
マミ「待って、置いていかないで!」ダッ
QB1「またね、マミ!」
295 :
1 [saga]:2011/07/06(水) 20:06:53.28 ID:wOiReAcd0
まどか「やっと戻って来れたね!」
杏子「帰りもまどかと一緒になるなんてな。さーて、アイツらはどこかな・・・」
まどか「あ、ほむらちゃんだ!お~い!」
ほむら「逃げてぇぇ!」ダダダ
マミ「走りなさい!」ダダダ
まどか「え、ちょっと・・・」
杏子「オイ、インキュベーターだぞ!」
QB4「ほむほむううぅぅ!!待っておくれよぉぉ!」ドドド
杏子「た、只事じゃないな・・・」
まどか「ほむらちゃんとマミさんが尻尾を巻いて逃げ出すなんて・・・」
ほむら「勝ち目はないわ!みんな逃げて!」ダダダ
杏子「・・・ここは一旦引くぞ、まどか!」ダッ
まどか「うん・・・ほむほむって・・・?」ダッ
マミ「私達が聞きたいわよ!」ダダダ
QB4「ほむっ!ほむっほむ!!」ドドド
296 :
1 [saga]:2011/07/06(水) 20:07:33.37 ID:wOiReAcd0
マミ「見えてきたわ!あのドアへ行けば・・・!」ダダダ
ほむら「アポロンの話が本当ならば、ソウルジェムに触れた事のない者は
ここを通れない・・・!」ダダダ
杏子「アポロンって」ダダダ
まどか「あのアポロンさん?」ダダダ
ほむら「話は後よ!みんな、早く!」バタン
QB4「どうして僕を避けるんだい!ほむほむ!」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8107732 QB4「お願いだよ!開けておくれよ!!」ドンドン
まどか「・・・何だかかわいそうだよ・・・」
杏子「事情は分からないけどさ・・・連れていってやってもいいんじゃない?」
ほむら「絶対に嫌よ!
マミ「・・・ノーコメント」
QB4「ほむほむ!ほむほむうぅ!!」ドンドン
天の柱。この美しい星空の浮かぶ世界に
悲しい男の叫びだけが響き続けていた。
╾╾╾╾ほむほむ╾╾╾╾
297 :
1 [saga]:2011/07/06(水) 20:08:01.39 ID:wOiReAcd0
299 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします (関西地方) :2011/07/06(水) 20:55:27.78 ID:sp/lTAgzo
体のスペアが切れたあげくほむらに踏まれるのに目覚めてしまったQBさん思い出した
300 :
1 [sage saga]:2011/07/08(金) 19:31:43.08 ID:I8WCdxjU0
- SaGa2の解説 ヴァルハラ宮殿について -
SaGa2のヴァルハラ宮殿について解説します。
スクウェアのRPGで戦闘中に全滅してしまうと、
大半がゲームオーバー→タイトル画面へ。
そんなイメージをお持ちではないでしょうか。
SaGa2においては、パーティーが全滅をすると
ヴァルハラ宮殿に飛ばされます。
そこに居るオーディンという人物と
SS内で描写したのとほぼ同じやりとりをして、
パーティーは復活する事が出来ます。無制限に。
復活時には戦闘開始時と同じ状態・HPに戻されるため、
敵からの不意打ちで始まった戦闘などは
わざと全滅→不意打ちを無かった事にして戦闘
などというズルい技も行えます。
ここでヴァルハラ宮殿を描写した理由は、
SaGa2を何度も遊んだ筆者にとっては
全滅のしようがないヌルゲーと化していたからです。
今回のレースにおいて縛りプレイのような事をしたため、
やっとヴァルハラ宮殿を描写する事が出来ました。
301 :
1 [saga]:2011/07/08(金) 19:32:31.42 ID:I8WCdxjU0
302 :
1 [saga]:2011/07/08(金) 19:32:59.89 ID:I8WCdxjU0
--- 天の柱 ---
まどか「それで、どうしてあんな事に・・・?」
マミ「詳しい事は私にも分からないわ。
私達はただ、レースに出場しただけなのに・・・」
ほむら「私にだって理解できていないわ。
まどか、この話は忘れてちょうだい」
まどか「う・・・うん・・・」
マミ「ほら、優勝したからソウルジェムも貰えたのよ!」
杏子「おー、すごいじゃないか!
あんな町にソウルジェムがあったなんてな~」
マミ「苦労したんだから。そうそう、佐倉さんにはお土産もあるのよ。
さっき取ってきたばかりだから、まだ新鮮なはずよ」つ肉
杏子「おお、気が利くね!アタシ達は何も用意してないや」モグモグ
ほむら(目玉の魔物の肉って一体どこなんだろう・・・)
ほむら(あ、そうだわ)
ほむら「まどか、詢子さんの容態はどうだったかしら?」
まどか「それがね・・・もう意識は取り戻したみたいなんだけど、
どこか別の病院に移されちゃったみたいなの」
マミ「どこか?」
ほむら「あの世界にガーディアンの町がある事はバレてしまっているから。
それに、詢子さんは大佐と呼ばれていたくらいですもの。
あのままあの場所で治療をするわけにも行かないんでしょう」
まどか「うん、私にもその病院の場所を教えてくれなかったの。
ガーディアンの色んな人に聞いたんだけどな・・・」
ほむら「それもガーディアンの機密なんでしょうね。
大丈夫、元気になればまた会えるわよ」
まどか「うん・・・そうだね!」
303 :
1 [saga]:2011/07/08(金) 19:33:27.56 ID:I8WCdxjU0
マミ「佐倉さん、ゆまちゃんの様子はどうだったの?」
杏子「何も変わりねーよ。メシ食ってきただけさ」
マミ「いつも通りね」
杏子「いつも通りが一番さ!」
マミ「いつも通りと言えば」
マミ「これで思い知ったでしょう?いつもの変態行為は控える事ね・・・」ボソボソ
ほむら「・・・反論も出来ないわ。自重する事にする・・・」ボソボソ
まどか「マミさーん、ほむらちゃーん。置いてくよ~」
ほむら「ええ、すぐに行くわ」ファサッ
杏子「何を話してたんだ?」
マミ「あまり聞かなくてもいい内容よ」
杏子「何だよ、気になるじゃないか」
まどか「次の世界へのドアはっけ~ん!今度は私がいっちば~ん!」タタッ
杏子「あ、待て!アタシが一番だ!」タタッ
スクウェア・エニックス (2011-01-06)
売り上げランキング: 1085
- 関連記事
-
これって一回も死なんかったらどうなるんかなあ
GB版だけど、無言で戦闘が始まった記憶が