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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/04/05(日) 23:37:35.78 ID:aU+fHQfN0
地球に新バース帝国をきずいて以来、クルーテオjrことクランカイン伯爵とアセイラム女王は今
だ夫婦の交わりを遂げられずにいた。
正式な成婚を控えたある日のこと。
スレイン卿が収容されている収容所からイナホの乗る車が去る。
車「ブロロロ…」
それを高台から見ながらアセイラムと交わしていた会話からぽつりと一言。
アセイラム「(略)地球での美しい思い出です」
クルーテオjr(何コイツあの車の男が好きだったけど地球と火星人の平和のために
仕方なくお前と結婚してやったんだよって言いたいのか)
誇り高きクルーテオの血筋。自身が知らず女を寝取ったなどと認められようハズがない。
jrは密かに新女王に対する復讐を企てたのであった。
ーーー初夜ーーー
エデルリッゾ「姫さ…女王さま、そろそろお休みの時間です」
エデルリッゾはjrのはからいで女王の侍従として再び召し使われていた。
jr「ではそろそろ寝ますか」
アセイラム「は、はい」
いくら理知に富むとはいえアセイラムは少女である。
男性を、しかも互いに愛も芽生えようはずのない相手を受け入れようというのである。
怖気づかぬはずがない。
しきたりに従いアセイラムは身を清め、裸身に寝間着をまとい夫より先に寝床に身を横たえた
はずなのでのであったが、そこにはすでにjrが熟睡していた。
アセイラム「……」
これが結婚以来今に至るまで数か月ずっと続いたのである。
そう、一指ともアセイラムに触れようとはしなかったのである。
まだまだ、復讐の始まりにすぎなかった。
それは侍従たるエデルリッゾをもまた巻き込まれることになる復讐であった。
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