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以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/17(木) 00:19:51 ID:5QDjwuWC0
少年と少女が木漏れ日の中を走っている
少女「ねぇ、秒速5センチなんだって。」
少年「えっ、なに?」
少女「桜の花の落ちるスピード。秒速5センチメートル」
少年「アカリ、そういうことよく知ってるよね。」
桜吹雪の中で、傘をさし、おどけてみせる少女。
少女「ねぇ、なんだか・・・まるで雪みたいじゃない?」
少年「そうかなぁ?・・・」
ふたりは踏切まで来たが、少年は踏切を渡りきれず、
降りた遮断機の前で叫んだ。
少年「ねぇ、待ってよ アカリ!」
踏切を電車が通り過ぎる。
電車が通過し、その向こうから、少年に笑いかける少女。
少女「タカキくん、来年も一緒に桜、見れるといいね」
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