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◆/BueNLs5lw [saga]:2015/01/04(日) 20:17:28.12 ID:Eb81FKCZ0
そらとレイラさん 百合 エロ 書きためなし
いくとこまでいく予定ですのであしからず
オレンジの照明へ吸い込まれるように彼女は飛んでいた。
飛ぶ、という表現が人間に適しているかは分からないが、
彼女の演技を見た者ならば、一度は錯覚する。
そらの背中にある――翼を。
「レイラさん!」
上空から舞い降りてくる少女。3回宙返りした後、マットの上に見事なバランスで着地した。
はっとして、私は声の方を見やった。
「そら、演技は見事だけれど、意識が集中できていないわね。何を考えて演技していたの?」
「え?! い、意識ですか?」
そらは驚いた顔で、唇を尖らせた。
「ええ、そうよ。まさか、私に見られて緊張していたなんて……」
「ち、違います違います!」
「そうよね。じゃあ、ダンスパーティーのことかしらやはり」
「う……」
「見知らぬ男性と踊るなんて、今に始まったことではないでしょ?」
「で、でも」
「もしかして、ユーリの言っていたこと気にしてるんじゃないでしょうね」
「あう……」
「確かに中には婚約者を求めて来る人もいる。でも、私たちが最高のパフォーマンスをするのと何か関係がある?」
「レ、レイラさんは、私がそういう目に合ったらどうしますか……?」
「祝福するわ」
「で、ですよね」
「ほら、バカなこと言ってないで」
「は、はい!」
私こそ、そらの演技に集中できていたのか。
その疑問を悟られぬように、
「もう一度、やってみましょう」
「はい!」
「これが終わったら、パーティードレスに着替えるわよ」
「は、はい!!」
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