1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/10(火) 20:03:18.40 ID:pCZoUTOk0
いつからだろうこの家の中という檻に入ったのは
といってもこの檻を選んだのは自分だ
外からは相変わらずうるさく泣き続けているセミの声が響いている
あの頃から少しも変わらない
がやはり子供の頃とまったく同じだとは思えない
思い出がそうさせるのか、自分がそうさせたのかはわからない
もう戻れないし、戻る気もさらさらないが
今でもあの少女の姿が僕の脳裏から消えないのだ
「めんま・・・」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/10(火) 20:04:40.26 ID:pCZoUTOk0
ミンミンミンミンミンミンミンミンミンミーン…
あの日もセミがやけにうるさかった記憶がある
じんたん「あの山の上に早く着いた奴が最強な!!」
めんま「えぇ!待ってよじんたん!」
ゆきあつ「おいっ待てよ!」
あんなクソ暑い日によく走り回れたと思う
今ならクーラーの効いた部屋に一日中いたいと言うだろう
というか今がそうだ
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