打ち止め「カブトムシ採りに行きたい!」一方通行「…」の続きです。
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/16(木) 20:51:05.81 ID:sITrux/nO
~臨海公園~
美琴「…着いたわね」
一方通行「おォ…思ってたより広ェじゃねェか」
黒子「ここなら心おきなく花火が楽しめますわね」
上条「そうだな…、じゃあ早速花火買いに行くか?」
打ち止め「わー!遊具がたくさんあるよー!ってミサカはミサカは高ぶる気持ちを抑えきれずに早速遊びに走ってみたり!」ダッダッダッ
インデックス「あっ…待つんだよー!私も遊びたいかも」ダッダッダッ
17777「ちょい待てや~!ウチも遊ぶで~!とミサカも子供に返って上位個体とシスターさんを追いかけます」タッタッタッ
一方通行「オイ、待ちやがれクソガキ共ォ!花火買うのが先だろォがァァ!!!」
上条「あー…いや、俺一人でも買ってこれるから、一方通行はアイツらの面倒見ててくれないか?」
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/16(木) 20:56:10.54 ID:sITrux/nO
一方通行「ン?おォ…そォかァ…?」チラッ
美琴「え…?」
上条「あぁ、任せてくれよ!」
一方通行「ンー…でもなァ、三下一人に任せるといろいろと不安だしなァ…」チラッ
美琴「えっ、あ…」
上条「…何気に上条さん傷つきましたよ…」ガクリ
一方通行「…三下の為にも、誰か一緒についていってやればいいンだけどなァァァ?」チラッチラッ
美琴「あ、え…うぅ…」
一方通行(…こンだけふっても何もアクションなしたァ…どンだけ超電磁砲は消極的なンだァ?…めンどくせェ)チラッ
美琴「う、うぅ…」
黒子「…それならお姉様が、一緒に行ってさしあげればよろしいんですの」
美琴一方通行『!!!』
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/16(木) 21:03:28.03 ID:sITrux/nO
上条「ん…?御坂が?」
美琴(あ、ああああいつと…ふふふふふたりっきり…///)
一方通行「おォ、そいつァ名案だなァ。…超電磁砲と一緒にいれば、三下も変な野郎に絡まれなくて安心だろォ?」ニヤニヤ
美琴「え…?あ…え、えっと…///」
美琴(ふ、ふふふふふたりきりふたりきりふたりきりふたりきり…///)
黒子「…きっと荷物も多くなりますの。お姉様が手伝ってさしあげては?」
上条「…まあ、御坂が別に上条さんでもいいって言うなら…俺は大歓迎なんだけど…」
美琴「あ、えっと…その…///」
一方通行「行くのか行かねェのか…さっさと決めやがれェ」
美琴「その…あ、あの…///」
一方通行(あァァァめンどくせェェェェェ…)
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/16(木) 21:11:51.06 ID:sITrux/nO
上条「…俺じゃ……」
美琴「…?」
上条「俺じゃ……駄目か?」キリッ
美琴「!!!!!」ドキッ
一方通行(よく言った三下ァァァァ!!!)
黒子(あの台詞は反則ですの)
美琴「な、ななっ…?///…べべべ別に駄目じゃないわよ!!!…い、いいい行くわ!!!…行くにきまってるじゃない!!!///」
上条「そうか…良かった。…御坂がそう言ってくれて上条さんも嬉しい限りですよ」
美琴「か…かか勘違いしないでよ!?あ、アンタが一人じゃあまりにも可哀想だし…し、仕方なくついていってあげるだけなんだからっ!!!/////」
美琴(あああああああ……私のばかばかばかばかああああ!!!!!)
上条「はいはい…。そんなこと悲しくなるようなことわざわざ言わなくても……まあ、でも…ありがとうな!」ニコッ
美琴「……/////」ドキドキドキドキ…
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/16(木) 21:19:48.42 ID:sITrux/nO
黒子(全てはお姉様のためお姉様のためお姉様のためお姉様のためお姉様のため…)
一方通行「ンじゃ、超電磁砲のことよろしく頼ンだぞ三下ァ」ニヤニヤ
上条「ん…? あぁ、俺に任せとけって!」
美琴(ま、ま任せとけって…////)
上条「よし、じゃあ行くか」
一方通行「まァ待て。…テメェ金ねェだろ?」ゴソゴソ
上条「そ、そういえば…」ギクッ
一方通行「オラ、金は俺が出してやるから買ってこい。…めンどくせェから金は全部使いきってこいよ」ポン
上条「お、おぉ…ありがとうな、一方通行。てことは、おつりの無いように使えばいいんだろ?」
一方通行「あァ。あとロケット花火は多めに買ってこい」
上条「了解~。ロケット花火な~」
上条(…五千円か。まあ、いろんな花火買えば全部使いきれるだろ)
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/16(木) 21:27:29.58 ID:sITrux/nO
美琴「…何してんのよ~!? 早くしないと置いていくわよ!////」スタスタ
上条「お、おい! 御坂さん歩くペース早すぎですよ!?」
一方通行「超電磁砲は早く三下と二人きりになりてェってかァ? 安心しろォ。言われなくても邪魔者は消えますよォ~」
美琴「な!? う、うるさいわよ! 誰が邪魔者なんt」
上条「あ~はいはい…。それじゃ行きますよ~御坂さん」
美琴「う…うん///」テクテク
一方通行(…自分に素直じゃねェくせに、三下の言うことは犬みてェに素直に聞くんだな)
上条「それじゃ一方通行、白井! すぐ帰ってくるからまた後でな~!」スタスタ
一方通行「いや、どうせだったらゆっくり帰ってこい」
黒子「い、行ってらっしゃいですの…」
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/16(木) 21:32:00.85 ID:vF4kHz31P
セロリさん他の趣向にでも目覚めたんすか
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/16(木) 21:35:35.10 ID:sITrux/nO
一方通行「よォやく行きやがったか…」
黒子「……」
一方通行「…ったく、めンどくせェ奴らだよなァ」
黒子「あの類人猿…お姉様に何かしましたら許しませんの」
一方通行「ン…?そういやお前超電磁砲のこと好きだったンじゃねェのかァ?」
黒子「ええ。わたくしは世界で一番お姉様を愛していますわ」
一方通行「だったら何であンなこと言ってまで、三下と行かせたンだァ?」
黒子「わたくしは世界で一番お姉様を愛していますの」
一方通行「いや二回言わなくても分かるっつの」
黒子「自分の愛する人が笑顔になる為なら、どんなことでもやる。…常識ですわよ?」
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/16(木) 21:42:32.57 ID:sITrux/nO
一方通行「…なるほどねェ。ま、分からなくもねェなァ」チラッ
打ち止め「シスターさん早くここまでおいでー!ってミサカはミサカは急かしてみたり!」
インデックス「らすとおーだー、待つんだよー!」
一方通行「互いに…苦労すンなァ…」
黒子「…ええ。悔しいことですけれど…お姉様はあの類人猿の前では、わたくしと一緒にいる時に絶対見せないような笑顔を見せますの」
一方通行「笑顔ってか、キレてばっかじゃねェか?」
黒子「いえ、それがお姉様なりの愛情表現ですの」
一方通行「…めンどくせェ女だな」
黒子「もっともあの類人猿がお姉様に何かした時点で、ぶち殺しますけど」
一方通行「三下ァ…道のりは長そうだぜェ…?」
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/16(木) 21:51:41.72 ID:sITrux/nO
黒子「…ところで、あなたは何故あの二人を応援していますの?」
一方通行「あァ?別に応援なンざしちゃいねェよ。ただ、見てっとイライラするし、めンどくせェから仕方なくやってるだけだってンだ」
黒子「…あなたも十分素直じゃありませんわよ…」ボソッ
一方通行「あン?今なンか言ったか?」
黒子「何でもないですの~」
一方通行「?」
打ち止め「あなたも早くこっち来てよ~!ってミサカはミサカは聞こえるように叫んでみる~!」
黒子「ほら、呼ばれていますわよ?」
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/16(木) 21:58:05.05 ID:sITrux/nO
一方通行「…めンどくせェガキだなァ」スタスタ
黒子「といいつつも、向かう足取りは早いですわね?」テクテク
一方通行「…いや、俺ァあいつら二人のことが少し気がかりになってきてなァ」
黒子「気がかり?…でも花火を買ってくるだけですし、あの二人もきっと何事もなく帰ってきますわよ」
一方通行「あー、俺が気がかりなのはそっちじゃなくてだなァ…」
黒子「?」
一方通行「…あいつら二人だけで荷物全部持ちきれンのかァ?」
黒子「えっ」
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/16(木) 22:09:46.50 ID:sITrux/nO
~デパート~
上条「えーと、花火売り場は…4階だな。めんどくさいし、エレベーターで行くか?」
美琴「そ、そうね!それでいいんじゃない?」
上条「よし。じゃあそうしようぜ」
美琴「う、うん///」
上条「…」
美琴「…」
上条「……」
美琴「……」
美琴(…き、気まずいぃぃぃぃいいいいいいい!!!!!!!普段ならこんなに緊張したりしないのにぃ!…か、かかか会話ぁ!話題!話題を探さないとぉ!!)
上条(エレベーター来るの遅いな…はぁ、不幸だ…)
美琴(ええっと話題話題話題…『最近どう?』…いや違う!これじゃ他人行儀みたいじゃない!!…うーん、『好きな人いるの?』…ばかぁ!そんなの私に関係ないない!まあ気になるけど!
…えっとー『私のことどう思ってる?』…はい却下ぁ!!!却下却下大却下ぁぁああああ!!!!!!)ブンブン
上条(御坂は何でさっきから一人で頭ブンブン振ってるんだ…?)
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/16(木) 22:16:50.05 ID:sITrux/nO
美琴(えーとえーとえーとえーと…『花火楽しみね!』…そう!これよ!今の流れならこれ以上に自然な話題は他にない!あああああ、自分で言うのも何だけど私天才!超天才!あのアインシュタインも開いた口が開きっぱなしだわぁ!!!)
上条「…あの~御坂さん?」
美琴「ひ、ひゃい!?ななな何でしょう!?」
上条「いや…何かさっきからボーっとしてませんか?」
美琴「そそそそそそんなことないわよ!わ、私はいつだってちゃんとしてるし!」
上条「そうか?それならいいんだけど…」
美琴(ああああああ…そ、そうだわ!話題!話題よ話題!『花火楽しみね!』…よし!あくまで自然に自然に…)
美琴「…は、はなb」
チーン!
上条「おっ、やっとエレベーター来たな」
美琴「」
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/16(木) 22:25:02.52 ID:sITrux/nO
上条「?…どうした?乗らないのか?」
美琴「……」
上条「えーと…御坂さん?」
美琴「…ふ」
上条「ふ?」
美琴「…っっざけんじゃないわよぉぉぉおおおおお!!!!!」バチバチバチバチ
上条「うぉぉ!?そげぶ!そげぶ!そげぶぅうう!!!」
美琴「わ、私がせっかく勇気振り絞ったっていうのになんなのよぉ!?」
上条「お、おい御坂、落ち着けって!」
美琴「このKYエレベーターがぁぁあああ!!!」
ドアガシマリマース
上条「…」
美琴「…」
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/16(木) 22:38:42.16 ID:sITrux/nO
上条「行っちゃったな」
美琴「行っちゃったわね」
上条「不幸だ」
美琴「不幸だわ」
上条「……」
美琴「…ごめん」
上条「い、いや…過ぎたことは仕方ないって!気にすんなよ!」
美琴「うん…ごめん」
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/16(木) 22:39:51.03 ID:sITrux/nO
上条「だからもう気にすんなって!それよりお前大丈夫か?」
美琴「だいじょぶだいじょぶー」
上条「絶対大丈夫じゃないだろ」
美琴「だいじょぶだいじょぶー」
上条「分かった分かった」
美琴「だいじょぶだいじょぶー」
上条「はあ…仕方ないな」ギュッ
美琴「え?」
美琴(…何か、手に…違和感が…)
上条「エレベーターも行っちまったし、エスカレーターで行こうぜ」グイッ
美琴「」
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/16(木) 22:47:57.72 ID:sITrux/nO
美琴(ふぇぇええええ??!!…な、なななな…///)
上条「えーと…エスカレーターどこだったっけ?」キョロキョロ
美琴(てててて手ぇぇ!!!わわわわ私今コイツと手繋いじゃってるぅぅううう///)ドキドキ
上条「おっ、あったあった」テクテク
美琴(ふにゃぁぁあああ~///)
上条「ん…御坂?どうかしたか?」
美琴(こここコイツの手あああああったかぁぁぁい~///)ギュッ
上条(…ギュッ?そういえば俺…や、やばっ!)
上条「あ!わっ、悪い!ずっと手握りっ放しだった」パッ
美琴「あ…」
上条(ま、マズい!これは電撃が飛んでくるパターン…!)スッ
美琴「~~///」モジモジ
上条(飛んで…こない…だと?)
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/16(木) 22:57:55.59 ID:sITrux/nO
美琴(も、もうちょっと手繋いでいたかったなぁ…///…って!!何考えてんの私!?あーもう馬鹿馬鹿ぁ!!!)ブンブン
上条(!!!…や、やっぱり怒ってる…?)
美琴(そ、そもそもこいつは私と手を繋いだからって別に何とも思ってないわけで…)ブツブツ
上条「あの~み、御坂さん?」
美琴「ひ、ひゃい?!な…ななな何!?///」
上条「えっと…怒ってます?」
美琴「は、はあ!?…何で私が怒らなくちゃいけないのよ!?」
上条「いや、今日は珍しく電撃飛んでこないなーって思って」
美琴「…何その私はいつも電撃飛ばしてますみたいな言い方」
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/16(木) 23:04:54.65 ID:sITrux/nO
上条「!…い、いや違うんだ!確かに会うたびに電撃飛ばしてくるから、迷惑だって思うところもないわけではないけど……はっ!」バッ
美琴「…今さら手で口を抑えても遅いわよ」ブチッ
上条「い、いやこれも違うんだ!確かに、お前と会っちまったからスーパーのタイムセールに間に合わなくて不幸だーって思ったこともないわけでは…はっ!」バッ
美琴「ほほう」ブチブチ
上条「誤解です!誤解なんです、御坂さん!」
美琴「…ここで一句読んだからって許されると思う?」
上条「御坂さん!許して下さい、御坂さん!」
美琴「あんたの言いたいことはよーーーく分かったわ」
上条「御坂さん!ああ御坂さん、御坂さん!」
美琴「地獄に落ちろぉぉぉおおおおおおおお!!!!!!」バチバチバチ
上条「不幸だーーーー!!!!!」
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/16(木) 23:12:38.25 ID:sITrux/nO
~デパート4階~
上条「…はあ、全く…ここは一応デパートの中なんだから加減しましょうね御坂さん」テクテク
美琴「あ、あんたが悪いんでしょうが!それにちゃんと加減したわよ!」テクテク
上条「これがもし俺じゃなかったら今頃病院ですよ?」
美琴「あーそれは大丈夫。あんた以外には電撃飛ばさないし」
上条「…上条さんの存在意義って一体何なんなんだろうな…」
美琴「んー…練習台?」
上条「」
美琴「じ、冗談よ冗談!本気にしないでよ!……でもどうせ超能力なら何でも消せるんだし、あながち間違いでもないかも…」テクテク
上条「はあ…不幸だ…」テクテク
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/16(木) 23:17:06.33 ID:sITrux/nO
ハナビヤスウリシテマース
美琴「あっ、ここが花火売り場ね…結構いろんなのあるじゃない!」
上条「上条さんはスルーですか…って、本当にかなり種類あるな」
美琴「やっぱり学園都市は違うわねー」
上条「しかも安い!これなら結構買えるぞ!」
美琴「あれ?そういえばあんた一方通行からお金貰ってなかった?」
上条「あ、ああ…釣りのないように使えってさ…」ゴソゴソ
美琴「5000円でしょ?まあそれくらいだったら、一通り買えば使いきれるわね」
上条「」ピタッ
美琴「? …ちょっと、何でお金見ながら固まってんのよ?」
上条「おいこれ5万円だぞ」
美琴「」
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/16(木) 23:21:45.88 ID:sITrux/nO
上条「ゆ、諭吉さんが5人…」ゴクッ
美琴「ご、5万円って…あいつ一体何考えてんの…?」
上条「これを全部花火に費やせっていうのか…」
美琴「ま、まあ別に不可能ってわけじゃないけど…」
上条「いいぜ、一方通行…お前が本気で花火に5万も使うって言うなら……まずはそのふざけた幻想をb」
美琴「いいからさっさと選びなさいよ」
上条「…はい」
美琴「それにしても5万円かー。とりあえず単価が安いから数を買うしかないわね」
上条「この大量の花火が入った手持ち花火セットが1000円…だと…」
美琴「…下手すればそれだけで十分遊べるわよ」
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/16(木) 23:22:02.94 ID:Y4iMZstpO
そりゃ二人で持つのは厳しいなwww
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/16(木) 23:29:18.70 ID:sITrux/nO
上条「…とりあえず片っ端から面白そうなのカゴに入れて行こうぜ」ポイポイポイ
美琴「あんた…お金が手に入ると無駄遣いするタイプね…。まあ一応言っとくけど、手持ち花火より打ち上げ花火の方が高いからそっちをメインに買った方がいいわよ」
上条「よし分かった。打ち上げ花火な」ポイポイ
美琴「これ面白そう!あっこれも面白そう!」ポイポイ
上条「そういや一方通行がロケット花火大量に買ってこいっていってたな…20本入って1セット100円か…50セットくらい買ってくか」ポイポイ
ポイポイポイポイ
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/16(木) 23:36:08.99 ID:sITrux/nO
美琴「…まあ、5万円分の花火って言ったらこんなとこかしら」
上条「よし!じゃあ御坂、合計金額の計算よろしくな!」
美琴「はあ!?何で私が…」
上条「上条さんは計算が大の苦手なんですよ…」ガクリ
美琴「中学生に計算を頼むなんて…、高校生としてのプライドってものはないわけ?」
上条「プライドという名の幻想なんて、とうの昔にぶち殺したぜ」キリッ
美琴「……」
美琴「はあ…、ったく仕方ないわね…えっと100×50+500×10+…」
上条「は…早い!」
美琴「…よし!しめて18175円ってとこかしら?」
上条「これだけ買って…二万円にも満たない…だと…」
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/17(金) 22:09:55.15 ID:VVup0MhqO
美琴「…どうやら時間の無駄だったみたいね」
上条「ああ…そうみたいだな」
美琴「…こうなったら」グッ
上条「…最後の手段だ」グッ
美琴「目標金額は5万円!」
上条「この金額に手っ取り早くたどり着くためには!」
美琴上条『のんびり選んでる時間はない!!!』
美琴「片っ端から入れて行くわよ!」ガッ
上条「ああ!こっちのエリアは任せろ御坂!」ガッ
美琴「それじゃ…」
上条「いくぜ…」
ガシッ
美琴「でぇりゃぁぁあああああ!!!!!!」ポイポイポイポイ
上条「うぉぉぉぉおおおおおお!!!!!!」ポイポイポイポイ
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/17(金) 22:18:00.63 ID:VVup0MhqO
美琴「ねずみ花火とコマ花火!!!UFO花火に線香花火!!!!!!」ポイポイ
上条「こうもり花火と噴出花火!!!打ち上げ花火は大量に!!!!!!」ポイポイ
美琴「火もとのライターお忘れなく!!!」ポイポイ
上条「消火のバケツもお忘れなく!!!」ポイポイ
美琴「きぃぃみぃぃがぁぁいたなぁぁつぅは!」
上条「とおいぃぃゆぅぅめぇぇのなかぁぁぁぁぁあ!」
美琴「そぉぉらぁぁに!」
上条「きえてえぇった!」
美琴上条『うちあぁぁげぇぇはぁぁなぁぁびぃぃぃいいいいいい!!!!!!』
美琴「まだまだまだまだぁぁあああ!!!」ポイポイ
上条「むだむだむだむだぁぁあああ!!!」ポイポイ
ポイポイポイポイ
ヒソヒソヒソヒソ…
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/17(金) 22:20:08.01 ID:D9KMedZV0
お前ら
,ィ⊃ , -- 、
,r─-、 ,. ' / ,/ } ち
{ ヽ / ∠ 、___/ |
署 ヽ. V-─- 、 , ',_ヽ / ,' ょ
ヽ ヾ、 ',ニ、 ヽ_/ rュ、 ゙、 /
ま \ l トこ,! {`-'} Y っ
ヽj 'ー'' ⊆) '⌒` !
で , 、 l ヘ‐--‐ケ } と
ヽ ヽ. _ .ヽ. ゙<‐y′ /
来 } >'´.-!、 ゝ、_ ~ ___,ノ
| -! \` ー一'´丿 \
い ノ ,二!\ \___/ /`丶、
/\ / \ /~ト、 / l \
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/17(金) 22:21:59.71 ID:Zv0tG9wcO
夏祭りwwwwww
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/17(金) 22:27:11.25 ID:VVup0MhqO
美琴「はあはあ…」
上条「はあはあ…」
美琴「こ、これでジャスト…5万円分ね…」
上条「か、買い物カゴ…10個分かよ…」
ヒソヒソ
美琴「…ねえ、私ついさっき気づいたんだけどさ」
上条「ああ…、多分俺も今同じこと考えてる」
ヒソヒソ
美琴上条『…周りの人の視線が痛い』
美琴「…」
上条「…」
ヒソヒソ
美琴「は、早いとこ会計済ませるわよ!」
上条「ああ、とりあえず店員呼ばないとな……すいませーん!」
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/17(金) 22:35:42.86 ID:VVup0MhqO
店員「はーい」
上条「これ全部会計したいんですけど…」
店員「かしこまりましたー!少々お待ち下さいませー」タッタッタ
美琴「は、はい…」
上条「……」
美琴「……」
上条(…ちょっとちょっと御坂さん、なんで今の店員さんリアクションナッシングなんですかね?)
美琴(わ、私に聞かれても知らないわよ!)
上条(あんなに大量にあったのに、手慣れた様子で次々と持っていったぞ…)
美琴(ってことはつまり、学園都市では大量に花火買うってのが日常茶飯事だってことでしょ)
上条(これが日常茶飯事!?なんで言い切れるんだよ?)
美琴(学園都市だからに決まってるじゃない…)
上条(…なんでもありだな学園都市…)
美琴(なんでもありなのが学園都市なんじゃなくて、学園都市だからなんでもありなのよ)
上条(…正直どっちでもいい)
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/17(金) 22:44:09.77 ID:VVup0MhqO
店員「お待たせ致しましたー。こちらへどうぞ」
美琴「ほらっ、アンタさっさと会計しなさいよ」
上条「ああ、そうだったそうだった」スッ
店員「5万円ちょうどお預かり致しまーす」
上条(はあ…花火に5万円使うことなんてもう二度とないんだろーな…)
店員「それでは、こちらの商品は袋にお入れしましょうか?それとも1つにおまとめしましょうか?」
美琴上条「」
上条「えっと…すみませんもう一度言ってもらえますか?」
店員「こちらの商品は、袋にお入れしましょうか?それとも1つにおまとめしましょうか?」
美琴上条「」
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/17(金) 22:53:23.85 ID:VVup0MhqO
美琴「えっ…ひとつ?」
上条「こ、これ1つにまとめられるんですか…?」
店員「はい、どちらかお選び頂けます」
美琴「何それ怖い」
上条「ど、どうせだから試しに1つにまとめて貰うか?」
店員「あまり1つにまとめるのはお勧め出来ませんが…」
美琴「何それやってみたい」
上条「確かにそう言われるとどんなのか気になるな……じゃ、じゃあ…その1つにまとめて下さい」
店員「…かしこまりました。少々お待ち下さいませ」ゴソゴソ
美琴(…ねえ、1つにまとめるってまさか…)
上条(いや…どうやらそのまさかみたいだな…)
ガタガタ
店員「よいしょ。…お買い上げ、ありがとうございましたー」
デデーン!
美琴上条「」
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/17(金) 23:02:06.36 ID:VVup0MhqO
美琴「…いや、まあ、その…、こうなるってことを少しは予想してたわよ?でも、本当にこんな風になるなんて…」
上条「いいぜ…、これが大量の花火を1つにまとめた結果だってんなら……まずは、そのふざけた幻想をぶち殺す!!」ガッ
シーン…
上条「幻想殺しが…発動しない……?」
美琴「これは現実よ」
上条「なん…だと……?」
美琴「…そんなことより、これ…どうする?」
上条「いやどうするも何も、こうなった以上どうにかするしかないだろ…」
美琴「どうにか出来ると思う?……アンタの身長くらいある、この巨大なダンボール」
上条「普通に見て俺の身長よりあるだろ……一体どんな冷蔵庫を入れる為のダンボールだよ…」
美琴「……」
上条「……」
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/17(金) 23:12:04.29 ID:VVup0MhqO
上条「ま、まあ、とりあえず悩んでても仕方ないし、時間の無駄だから諦めて持って帰ろうぜ?…いくらデカいって言っても中身は花火なんだし、持てないほどじゃないだろ」
美琴「そりゃ確かにそうだけど、あんた…本当にこれ持てんの?」
上条「さては御坂さん、俺を甘くみてますね?こう見えても上条さんは男の子なんです…よっと」グイッ
美琴「…あんた見かけによらず、力あるんだ…///」
上条さん「……」
美琴「ど、どうしたのよ?」
上条さん「前が見えない…」
美琴「……」
上条さん「御坂、道案内頼む…」
美琴「はあ、仕方ないわね」
上条さん「と、とりあえず直進でいいか?」テクテク
美琴「そうね。あー、もうちょい左、左。そうそう…って行き過ぎ!右!右!右だって!!」
上条「スイカ割りかよ……」
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/17(金) 23:12:33.22 ID:FWkvjnxO0
__,冖__ ,、 __冖__ /彡
`,-. -、'ヽ' └ァ --'、 〔/ / / 彡
ヽ_'_ノ)_ノ `r=_ノ / / 彡
__,冖__ ,、 ,へ / / 彡
`,-. -、'ヽ' く <´ 7_\ / 彡
ヽ_'_ノ)_ノ \> / _______ 彡
n 「 | / .i´ ̄ ̄ ̄`ii i /||||||||
ll || .,ヘ /\| [_!! |/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄彡
ll ヽ二ノ__ { |========|{ | 彡
l| _| ゙っ  ̄| || | ̄ ̄\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|l (,・_,゙> /| [_!! !.\ \
ll __,冖__ ,、 > | || ! \ \
l| `,-. -、'ヽ' \!________jj__j │ \
|l ヽ_'_ノ)_ノ トーミ 彡 │\. \
ll __,冖__ ,、 | ミ 彡 │ \ ミ
ll `,-. -、'ヽ' iヾ ミ 彡 │ \ ミ
|l ヽ_'_ノ)_ノ { ミ 彡 /
. n. n. n l \ミ 彡/
|! |! |!
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/17(金) 23:16:05.64 ID:D9KMedZV0
>>252
おいwwww
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/17(金) 23:21:23.19 ID:VVup0MhqO
~臨海公園~
黒子「……さすがにわたくしも、花火に5万円は使いすぎだと思いますの」
一方通行「やっぱお前もそう思うかァ?いまいち金銭感覚ってもンが掴めなくて困ってンだよォ」
インデックス「私はあくせられーたはそのままでいいと思うんだよ!」
17777「いや、あんたは一方通行に飯奢ってもらいたいだけやろ…とミサカはシスターさんを軽蔑の眼差しで見つめます」
ダカラミギ!ミギダッテバ!
打ち止め「あ、そんなことより、お姉様達が帰ってきたよ!お帰りなさーい!ってミサカはミサカは……あれ?」
ヨロヨロ…
一同「」
ヨロヨロヨロヨロ…
一方通行「おいなンか冷蔵庫が歩いてンぞォ」
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/17(金) 23:30:29.74 ID:VVup0MhqO
黒子「な、なんですの?あの巨大な箱は…?」
打ち止め「す、すごーい、ってミサカはミサカは開いた口が塞がらなかったり…」
インデックス「流石の私でも、冷蔵庫は食べられないかも」
17777「こんな状況でも食べ物の話が出来るってのは逆に凄いわ…とミサカは尊敬の意を示します」
美琴「はー…、ただいま…」
黒子「お、お帰りなさいですの」
一方通行「よォ、随分と疲れきってンなァ」
美琴「…ええ。それもこれも一体誰のせいかしらねぇ?…アンタ5万も使うなんて馬っ鹿じゃないの!?」
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/17(金) 23:37:11.42 ID:VVup0MhqO
一方通行「まあまあ、そう怒ンなよ。俺もちっとは反省してたンだぜェ?…それなのによォ」チラッ
上条「ふー、やっと着いたな。あー疲れた…」ゴトッ
一方通行「おい三下ァ、テメェ何勝手に冷蔵庫買ってきちゃってンですかァ!?」
上条「いやこれは冷蔵庫じゃなくてだな…」
一方通行「お前はあれかァ?安い物はついつい買っちまうっていうお決まりの主婦かァ?」
上条「いやだからこれは冷蔵庫じゃなくて…」
一方通行「一体どこのどいつが冷蔵庫買ってこいっつったンだコラァァ!?」
上条「だから何度も冷蔵庫じゃねぇっつってんだろうがコラァァ!!」
一方通行「これからテメェのあだ名、プラズマクラスターにすンぞコラァァ!!!!」
上条「なんかそっちの方がイマジンブレイカーよりもカッコイイじゃねぇかコラァァ!!!!」
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/17(金) 23:48:21.96 ID:VVup0MhqO
黒子「と、とりあえず状況を説明して下さいまし…」
美琴「まあ、話すと長くなるんだけど……」
カクカクシカジカ…
美琴「……というわけなのよ」
黒子「つまり大量の花火を1つにまとめた結果、こうなってしまったと……」
17777「なんかツッコミどころがぎょうさんありすぎて、ツッコめへんかったわ…とミサカはお姉様のボケについて行けなかったことを悔やみます」
美琴「別にボケたつもりはないわよ」
一方通行「…あンだよ、じゃあこれはプラズマクラスターじゃねェのかァ?」
上条「だから上条さんもあれほど何度も違うって言ったじゃないですか…。てかお前、何気にプラズマクラスター気に入っただろ」
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/17(金) 23:57:40.72 ID:VVup0MhqO
一方通行「なんか懐かしい響きだろォ?レトロな感じがしてよォ」
美琴「…それ以前にプラズマクラスターって一体、何十年前の冷蔵庫よ?私まだ生まれてない時代の話じゃない」
一方通行「俺だって生まれてねェよ。ただ、学園都市の外ではまさに今、プラズマクラスターが最新の冷蔵庫らしいなァ」
美琴「うわぁ…、時代遅れ……」
黒子「いいえお姉様、学園都市が色々とおかしいだけですの」
上条「おい、それは言っちゃ駄目なお約束だろ…」
インデックス「そんな冷蔵庫なんてなんでもいいから、早く花火っていうものをやってみたいんだよ!」
打ち止め「ミサカも早く花火やってみたい!ってミサカはミサカはあなたにお願いしてみたり」
一方通行「あァ分かった分かった。ンじゃそろそろ始めっとすっかァ」
上条「そうだな…それじゃ早速この巨大な箱を開けるぞ…」ゴソゴソ
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 00:03:30.98 ID:kfHyUlqtO
一方通行「おいおい…こりゃまた随分と大量に買ってきたなァ…」ゴソゴソ
美琴「誰のせいだと思ってんのよ」ゴソゴソ
上条「同感だな」
一方通行「…はいはい、反省してますゥ」
17777「絶対反省してへんやろ…とミサカは一方通行の発言に疑問を抱きます」
打ち止め「それより、花火ってなんか一杯種類がありすぎて良く分からないよ…、ってミサカはミサカは花火を理解出来るか不安になってみたり…」
インデックス「私も全然分からないんだよ」
黒子「分からなくて当然ですの。花火は理解するものではなく、感じるものですから。楽しもうという心が一番大切ですわよ?」
一方通行「あァ確かにその通りだぜェ。ツインテのくせに深いこと言うじゃねェかァ」
黒子「…一言余計ですわよ?」
一方通行「まあ気にすンな」
黒子「言っても無駄ですわね…。それではわたくしは水を汲んで参りますの」ヒュン
一方通行「…やっぱ空間移動って色々と便利だよなァ」
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 00:10:04.35 ID:kfHyUlqtO
上条「そんなことより、まずはスタンダードに手持ち花火から始めようぜ」
美琴「そうね。にしても、これ一晩で使い切れるかしら?」
一方通行「なァに心配すンな。1時間で使いきってやンよ」
美琴「それはさすがに無理でしょ…」
17777「なんかわくわくしてきたで~とミサカは心を踊らせます」
インデックス「みんな準備出来たんだよ」
打ち止め「ミサカも準備完了!ってミサカはミサカは開始を今か今かと待ちわびてみたり!」
黒子「ただいま戻りましたわ。早いとこ始めますわよ」ヒュン
一方通行「よし、全員準備出来たみてェだなァ。…ゴホン。えー…。それではァ……第1回ファイアァクラァッカーフェスティバォをここに開催したいと思いますゥゥゥゥ!!!!!!」
一同『いえーい!!!!!!』
上条「…どうでもいいけど、お前英語の発音いいんだな」
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 00:17:50.23 ID:kfHyUlqtO
打ち止め「それでそれで花火ってどうやって遊べばいいの?ってミサカはミサカは尋ねてみたり!」
一方通行「とりあえずこれ持ってみろォ。これが俗に言う手持ち花火って奴だ」スッ
打ち止め「うんうん、それでそれで?ってミサカはミサカは今後の展開に期待してみる!」
一方通行「そしたらライターで先端部分に火をつける。こン時気をつけなきゃなンねェのは、ライターは普通のライターじゃなくてこういうチャッカマンみてェな先の長いものでなきゃ駄目だってことだァ。理由は言わなくても分かンなァ?」
打ち止め「うーん……手持ち花火は導火線がないものも多いから、急に火が着いたら火傷しちゃう恐れがあるからかな?ってミサカはミサカは必死に考えて結論を出してみる」
一方通行「おォ。大正解だ。やりゃあ出来ンじゃねェかァ」
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 00:22:53.49 ID:kfHyUlqtO
打ち止め「えっへん!ってミサカはミサカが賢いことをアピールしてみたり!」
一方通行「よし、なら早速火をつけンぞォ」カチッ
打ち止め「う、うん…ってミサカはミサカの初めての体験にドキドキワクワク!」ジー
…シューーー!
一方通行「…まァこンな所かァ」
打ち止め「わぁ…花火ってすごい綺麗なんだね!ってミサカはミサカは感動を抑えきれなかったり」
一方通行「まァ花火なンてもンはどれもそンなもンだろ。とりあえず火貰うぞクソガキ」スッ
打ち止め「?」
一方通行「あァ、言い忘れてたが、一人の花火に火がついたらそれを火種にして新しい花火に点火させンのが、大勢で手持ち花火やる時の暗黙の了解なンだよ。……こンな感じでなァ?」シュー
上条「お前何気に花火に詳しいな」
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 00:29:35.34 ID:HrUnBjmrP
それ本来は注意書きで禁止されてたりするけどな
270 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 00:30:09.05 ID:kfHyUlqtO
美琴「ってことはつまり……アンタ過去に大勢で花火やったことあるってことよね…?」
一方通行「……それ以上は企業秘密だぜェ?」
一方通行(クソガキのために、インターネットのVIPとかいう掲示板で聞いたなンて死ンでも言えねェ…)
美琴「…まあいいわ。深くは聞かないことにする」
打ち止め「あっ…火が消えちゃった…ってミサカはミサカはしょんぼりしてみたり」
一方通行「手持ち花火ってのは火をつけてからの寿命が短いからなァ。まァ…外の世界の花火に比べると、学園都市の花火の方が寿命は断然長いンだけどよォ」
美琴「1本消えたくらいでそんなこと言ってたら明日になっても終わらないわよ。コイツのせいで、手持ち花火だけでも一体どれだけの数買ってきたと思ってるの?」
一方通行「そォゆうことだァ。まあ次から次に使っていかねェと花火なンて楽しめねェしな」
打ち止め「そうだよね!ってミサカはミサカはバケツに花火を入れつつもう一度トライ!」
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 00:38:14.93 ID:3Q2TLNgF0
アクセラヴィッパwwwwwww
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 00:42:57.99 ID:kfHyUlqtO
黒子「それではわたくし達も始めましょうか」
美琴「そうね」
一方通行「ライターはそこに置いてあンぜェ?」
美琴「…アンタ本気で私にライターなんてものが必要だと思ってるわけ?」
一方通行「?……あァ、そういやお前は火種必要ねェンだったな」
美琴「そういうこと」スッ
上条「ん?どういうことだ?」
美琴「……こういうことよ!!!!!!」バチバチ
上条「なっ!?……電撃を火種に点火した!?」
一方通行「電気も意外と便利なもンだよなァ」
美琴「まあね。…ほら、黒子も早くこれで火つけなさい」シュー
黒子「!…で、ではお言葉に甘えて。ぐふふ…お姉様との初めての共同作業……」
美琴「と思ったけどやっぱりやめたわ」ヒョイ
黒子「ああ!そんな悲しいこと言わないで下さいまし!」
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 02:06:45.67 ID:kfHyUlqtO
17777「よく考えたらウチもライターいらずやったわ、とミサカもお姉様に習って電気で花火をつけてみます」バチバチ
打ち止め「ミサカも花火をつけるくらいの電気だったら使えるんだよってミサカはミサカは下位個体に負けじと点火してみたり!」パチパチ
一方通行「……もしかしてライターいらなかったンじゃねェのかァ?」シュー
美琴「まあまあ、細かいことは気にしない気にしない!」
インデックス「とうまとうまとうまとうま!早く私もやってみたいんだよ!」
上条「はいはい。火つけてやるから少し落ちついて下さいねインデックスさん」カチッ
シュー
インデックス「とうまとうま!すごく綺麗なんだけど、なんか熱いんだよ!」シュー
上条「おまっ、もっと上の方を持てって」
インデックス「熱いんだよ!熱いんだよ!」シュー
上条「ばか!こっちに向けんな!花火は人に向けちゃいけません!」
17777「なんだかなぁ…とミサカは2人のコントのようなやり取りに不安を感じます」
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 02:09:46.13 ID:kfHyUlqtO
一方通行「あああああ、もうやめだやめェ!…1本1本火をつけてたら明日になっても終わンねェよ」ゴソゴソ
黒子「…一体何をするつもりですの?」
一方通行「…やっぱり、手持ち花火なンてのは10本単位でやらねェとなァ?」
上条「おいおいマジかよ」
一方通行「危ねぇから離れてろクソガキ」
打ち止め「う、うん。気をつけてね…?ってミサカはミサカはあなたの心配をしてみる」
17777「というより危ないって自覚してんならやらないでええやん!とミサカはすかさずツッコミます」
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 02:13:01.22 ID:kfHyUlqtO
一方通行「そンじゃ行くぜェ!」
ッシューーー!!!!!!
美琴「うわ…なんか色々と凄いわね」
黒子「色々な色が混ざりすぎて、なんとも言えないような色になってますの」
インデックス「光が強すぎて眩しいんだよ」
一方通行「いいねいいね最っ高だねェ!最っ高に面白ェぞ花火ィ!」シューーー!!!!!!
上条「なんか懐かしい台詞が出てきたなぁ」
17777「ほんならウチも負けへんで!とミサカは一方通行に負けじと大量に花火を点火します」シューーー!!!!!!
打ち止め「凄いことになってるねってミサカはミサカは正直やってみたかったり」
黒子「……よい子は決して真似しないで下さいまし」
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 02:16:49.20 ID:kfHyUlqtO
一方通行「お前らもこの調子でやれば早く使いきれるし楽しめて一石二鳥だろォ?まァ、クソガキとシスターには危険だからやらせねェけどな」
インデックス「心配しなくてもそんな危険なことやらないんだよ」
打ち止め「ミサカはやってみたかったなってミサカはミサカは落胆してみたり」
美琴「いや、子供にはやらせられないわよ」
上条「いやいや、それ以前に俺らは危険でもいいのかよ」
一方通行「別にお前らは問題ねぇだろォが。……ン?おい待てクソガキ。お前、それって…」
打ち止め「この手持ち花火にはちゃんと導火線がついてるんだね!ってミサカはミサカは早速点火」パチパチ
一方通行「バカ!そりゃ手持ち花火じゃn」
打ち止め「ふぇ?」バチバチ
ッヒューン!!!!!!
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 02:22:26.59 ID:kfHyUlqtO
一同『!!!!!!!』
一方通行「クソ、おいクソガキ!早くそれを離せ!!!!」
打ち止め「っひゃあ!?」ポイ
ヒューーー…
ッパァン!!!!!!
一方通行「ふう…危ねェとこだったぜェ。……怪我はねェかァ?」
打ち止め「う、うん。大丈夫だよ…ってミサカはミサカは何が起きたのかよく分からなかったり」
美琴「はぁ…、まったく冷や冷やしたわ」
黒子「小さいお姉様にお怪我がなくてなによりですわぁ!」
一方通行「ああ、良かったぜェ…。この際だからちゃンと説明しておくが、これはロケット花火っつって手持ち花火みてェな形してるくせに打ち上げ花火の1つなンだよ。初めて花火やるガキは手持ち花火と間違えちまうことがよくあるからなァ…」
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 02:27:07.05 ID:kfHyUlqtO
インデックス「花火ってよく考えたらかなり危険なのかも」
打ち止め「そ、そうなんだ。ごめんなさい…ってミサカはミサカは謝ってみる」
一方通行「いや、テメェが謝ることじゃねェよ…」
美琴「そうよ、ちゃんと説明しなかった私達も悪かったんだから」
一方通行「くそったれが…。一体どこの誰がロケット花火買って来いなンて言いやがったンだァァァァァァ!?」
上条「お前だろ」
美琴「アンタでしょ」
一方通行「……すいませンでしたァ」
黒子「…それはそうと、どうしてロケット花火を大量に買って来いなんて言ったんですの?」
一方通行「まあ……正直に話すと長くなるンだけどよォ」チラッ
美琴「あ、なんか嫌な予感」
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 02:35:20.48 ID:kfHyUlqtO
一方通行「もう…いい加減やめにしねェかってことだァ」
上条「やめにするって…何をやめる気なんだよ」
黒子「そうですわ。あなたは何をおっしゃってますの?」
一方通行「今やってるような、普通の花火をやめにするっつってンだよ」
一同「!?」
一方通行「…普通に花火して、普通にワイワイして、普通に青春の1ページみてェなことして……これで一体何が楽しいってンだァ?」
美琴「普通に楽しいわよ」
一方通行「ってことはだ。つまり普通の花火なンてのは別に学園都市じゃなくたって、超能力者じゃなくたって、普通に出来ちまうってことだろォ?」
17777「アンタは何が言いたいんや…?とミサカは静かに問いかけます」
一方通行「……駄目だよなァ。そンなンじゃ全っ然駄目だァ。そンな『普通』の花火なンてつまンねェ…」
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 02:40:37.94 ID:kfHyUlqtO
打ち止め「つまりあなたが言いたいことって…ってミサカはミサカはひそかに胸を踊らせてみたり」
一方通行「ああ…そういうことだァァァ!!!!!!これから、『学園都市』の『超能力者』による『無能力者』のためのオリジナル花火ってもンを見せてやンよォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!」
一同「」
美琴「…嫌な予感的中」
上条「いや、でも確かに一方通行の言うことも一理あるよな」
インデックス「そこまで言われると逆に気になるんだよ!」
17777「せやな、そのオリジナル花火ってのも見たい気はするで!とミサカは周りの皆さんに同意します」
黒子「わたくしもあなたがどこまで出来るのか見てみたくなりましたわ」
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 02:53:11.02 ID:kfHyUlqtO
打ち止め「普通の花火も十分楽しいけど、そのオリジナル花火っていうのも見てみたい気がする、ってミサカはミサカは正直な気持ちを伝えてみる!」
美琴「はあ…分かったわよ。協力してあげる」
一方通行「ってことはつまり、これで全員一致ってことで構わねェンだなァァ????!!!!」
上条「ああ。だけど、まさかそのオリジナル花火って怪我するような危ないものじゃないんだろ?」
一方通行「あァ、安心しろォ。俺が作る花火は危険だが、安全面では何一つ問題ねェからなァァァ!!!!!!」
美琴「なにそれ矛盾してる」
一方通行「細けェこたァ気にすンなァ!!!!!!テメェらに今から俺のオリジナォファイアァクラァッカーってもンを見せてやンぜェェェェェェェェェェェェ!!!!!」
上条「どうでもいいけどお前やっぱ英語の発音いいな」
311 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 09:19:51.12 ID:WcWv2G7V0
こういうのは好きだ
332 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 21:34:34.54 ID:kfHyUlqtO
一方通行「それでは、オリジナォファイアァクラァッカーのレシピを紹介しますゥ」
美琴「レシピなんてあるんだ…」
一方通行「まず、必要なのは超能力とレベル5の演算能力ですゥ。これがない奴は危険なンで絶対に真似しないでほしいですゥ」
インデックス「言われなくても誰も真似しないんだよ」
一方通行「ちなみに今回作るのはオリジナォファイアァクラァッカーの中でも比較的作りやすいロケット花火を使用したものになるのですゥ」
上条「なんかだんだん話し方が小萌先生に似てきたな」
一方通行「次にロケット花火を100本用意しますゥ」
黒子「このために大量のロケット花火を買ってきたんですわね…」
333 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 21:40:50.57 ID:kfHyUlqtO
一方通行「これらのロケット花火を360゚に満遍なく設置して導火線を1つにまとめますゥ」シュバババ
17777「なんや、アンタの作りたいもんってのが分かった気がするで…とミサカは一方通行の目的を予想します」
一方通行「そうすると、あーら不思議ィ!100本のロケット花火が1つの導火線を持った球体に生まれ変わるンですゥ!」
打ち止め「すごーい!ってミサカカはミサカはあなたの製作技術に感動してみたり!」
一方通行「あとはこれに火をつけて空に飛ばせば完成なンですゥ!…以上、オリジナォファイアァクラァッカーのレシピのご紹介でしたァ」
一同「おーー!!!!」パチパチパチ
一方通行「さて、作り方講座も終わった所で早速点火すンぜェ!テメェらは危ねェから離れてろよォ!?」
美琴「ちょっと待って。それどうやって空高く打ち上げる気?」
334 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 21:48:01.89 ID:kfHyUlqtO
一方通行「安心しろォ。俺にはこの能力がある」カチッ
上条「!…ベクトル変換か!!」
一方通行「お集まりの皆さァん!!!!お待たせいたしましたァァ!!!!これより楽しい楽しいショータイムの始まりだァァァァァ!!!!」ゴオオオ!
ダッ!
打ち止め「周りの風をベクトル変換して…!!??」
黒子「と、飛びましたわ…!!??」
一方通行「ぎゃはっ、ぎゃははっ!!!!!!オリジナォファイアァクラァッカー点火ァァァあああああ!!!!!!」バチバチバチ
17777「そ、そこからどうする気や!?とミサカは一方通行の行動に期待します」
一方通行「悪りィが、こっから先は一方通行だァァ!!!侵入は禁止ってなァ!!!!」グッ
インデックス「お、大きく振りかぶったんだよ…」
335 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 21:52:39.60 ID:kfHyUlqtO
一方通行「大人しく尻尾ォ巻きつつ泣いて無様に元の居場所へ引き返しやがれェ!!!!!!」ビュン
ゴオオオオ!
上条「な、投げたぁ!!投げられた花火は更に空高く舞い上がっていくぅぅううう!!!!!!」
バチバチ
一方通行「散れェェェェェェええええええ!!!!!!」
ヒューー
ヒューー
ヒューーーン!!
美琴「一方通行のかけ声と共に100本ものロケット花火が空中で四方八方に散らばって行くわあ!!!!!!…そして!!!!」
ヒューーーーー…
一方通行「弾けろォォォォォおおおおおおおおお!!!!!!」
パパパパパパーーーーーーン!!!!!!!
上条「か、かけ声と共に全てのロケット花火が次々と爆発したあああああああ!!!!!!」
一方通行「たァァァァァまァァやァァァァァァァァ!!!!!!!!」
337 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 21:58:14.13 ID:kfHyUlqtO
打ち止め「ねえねえお姉様、たーまやーってどんな意味なの?ってミサカはミサカは言葉の意味を尋ねてみたり」
インデックス「私も分からないんだよ」
美琴「たーまやーって言うのは、打ち上げ花火の掛け声みたいなものよ」
17777「まあ、一種の決まり文句やで、とミサカは上位個体の質問に答えます」
上条「特に意味はないけど打ち上げ花火を見たら、みんなそう言うんだよな」
打ち止め「なるほど…そういう言葉なんだってミサカはミサカはまた1つ言葉の意味を学習してみたり!」
インデックス「勉強になったんだよ!」
一方通行「まだまだ行くぜテメェらァ!!!!次はねずみ花火のオリジナォファイアァクラァッカーだァァ!!!!」シュバババ
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 22:01:27.83 ID:kfHyUlqtO
美琴「こ、今度は…ねずみ花火をまとめて点火したわ!!!!」
一方通行「いっけェェェェええええええ!!!!!!!!」ビュン
上条「それを再び空高く放り投げたぁぁぁ!!!???」
一方通行「回れェェェェええええええええええ!!!!!」
ヒュンヒュンヒュンヒュン
黒子「大量のねずみ花火が空中で回転して…」
打ち止め「き、綺麗…ってミサカはミサカは幻想的な風景に思わず感動してみたり…」
一方通行「まだまだまだまだぁ!!!!俺のオリジナォファイアァクラァッカーに死角はないぜェェェェえええええ!!!!!!!!」
ヒューヒューヒューン
インデックス「花火が次々にあくせられーたの手で打ち上げられて行くんだよ!」
17777「ホンマに超能力ってのはなんでもありやなあ!とミサカはツッコミつつも感動します」
パーン!ドーン!ドーン!
一同「たぁぁぁぁぁまぁぁぁやぁぁぁぁぁああああ!!!!!!!!」
341 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 22:07:04.72 ID:kfHyUlqtO
一方通行「はあはあ…。またつまらねェことに能力を使い過ぎちまったぜェ」ヨロヨロ
インデックス「つまらなくなんかなかったんだよ!」
黒子「予想以上に綺麗でしたわよ」
美琴「一方通行…アンタなかなかやるじゃない」
上条「見直したぜ!」
17777「グッジョブやで!とミサカは一方通行を褒め称えます」
打ち止め「お疲れ様~!すっごい感動したよってミサカはミサカはあなたに抱きついてみる」ギュッ
一方通行「へーへー、分かったからちったァ休ませやがれェ。俺は疲れたンだよォ…」
342 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 22:09:22.07 ID:kfHyUlqtO
打ち止め「それなら、一緒にあっちのベンチで休もうよってミサカはミサカは近くのベンチを指差しながら誘ってみたり!」
一方通行「あァ、そうすっかァ」
美琴「あんな花火見せられたらなんか私が負けたみたいで悔しいわね…」
一方通行「いや別にお前と勝負してたわけじゃねェし」
美琴「よし決めた!今度は私がアンタに負けない花火を打ち上げてみせるわよ!」
一方通行「…そうですかァ。ンじゃ俺はベンチで休みながらゆっくりと見物させてもらうぜェ」ヨロヨロ
打ち止め「楽しみにしてるね!ってミサカはミサカは期待しつつ、あなたをベンチに連れて行ってみたり」テクテク
343 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 22:13:29.35 ID:kfHyUlqtO
美琴「任せなさい!黒子、手伝ってくれるわよね?」
黒子「な、何をなさるおつもりですの…?」
美琴「ふふふ…とりあえずこれをたくさん並べて…」ポンポン
黒子「買ってきた打ち上げ花火を並べればいいんですわね?」ポンポン
美琴「…こんなとこかしら?」
上条「お、おいまさか…」
美琴「…それじゃ行くわよぉぉぉおおお!!!!!!打ち上げ花火、一斉点火ぁぁぁあああああああああ!!!!!!」バチバチバチバチ
シュー
ヒューンヒューン
上条「で、電撃を使って打ち上げ花火に一気に点火しただとぉぉぉおおおお!!!!????」
ドーン!
ドーンドーン!
一同「たぁぁぁぁぁぁぁまぁぁやぁぁぁあああああ!!!!!!!!」
344 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 22:20:45.61 ID:kfHyUlqtO
ドーン
ドーン
ドーン
一方通行「おォ、超電磁砲も意外にやるじゃねェかァ」
打ち止め「本当に綺麗だねってミサカはミサカも負けじと手持ち花火で遊んでみたり」シュー
一方通行「…しっかし今日は散々だったなァ」
打ち止め「すっごい楽しい1日だったよってミサカはミサカは今日1日を振り返ってみる」
一方通行「まァ、たまにはこンなのも悪くねェな……って、ン?」
打ち止め「どうしたの?ってミサカはミサカはあなたの見ている方に視線を向けてみたり」
一方通行「おい、あの木に止まってンのって…」
打ち止め「え?…あああ!!」
346 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 22:23:47.35 ID:kfHyUlqtO
一方通行「…カブトムシじゃねェか?」
打ち止め「すごいすごい!本物のカブトムシだよってミサカはミサカは近くまで駆け寄ってみたり!」
一方通行「良かったじゃねェか。こりゃ帰りに虫カゴ買って帰らねェといけねェなァ」
打ち止め「……」
一方通行「どうしたァ?捕まえねェのかァ?」
打ち止め「やっぱりいいや!ってミサカはミサカは諦めてみたり」
一方通行「あァ?なンでだよ」
打ち止め「考えてみれば、カブトムシさん達も必死で生きてるんだよね……」
一方通行「……」
打ち止め「だからやっぱり、ありのままに生きるのが一番だと思うのってミサカはミサカは一般論を述べてみる」
一方通行「…そうだなァ。クソガキのくせにいいこと言うじゃねェか」
打ち止め「もー、いい加減に子供扱いしないでよーってミサカはミサカはまたもや手持ち花火で遊んでみる」シュー
348 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 22:32:04.65 ID:kfHyUlqtO
一方通行「ガキ扱いすンなガキ扱いすンなって言うけどよォ。それならお前は俺にどう扱って欲しいンだァ?」
打ち止め「え…?」
一方通行「普通に大人として接しろってのかァ?そいつァさすがに無理だろォが」
打ち止め「え…えっと…そ、そうじゃなくて…ってミサカはミサカは…///」
一方通行「ならどう接すりゃいいンだよ」
打ち止め(あ、あれ…?そ、そう言われると、ミサカはこの人にどう扱って欲しいんだろう……?)
一方通行「なァ?」
打ち止め(家族…?友達…?それとも兄妹…?)
一方通行「……」
打ち止め(どれも違う気がするなぁ…もっとなんか…別の…)
350 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 22:38:10.31 ID:kfHyUlqtO
一方通行「…まァ別に何でもいいけどよォ」
打ち止め「み、ミサカはミサカとして、ミサカに接して、ってミ、サカはミサ、カはミサカの……///」
一方通行「意味分かンねェよ」
打ち止め「と、とにかく子供扱いはしないで欲しいかなってミサカはミサカはあなたに抱きつきつつお願いしてみたり!」ギュッ
一方通行「それだァ。その抱きつき癖が子供扱いの原因なンだよ。常識的に考えて誰にでも抱きつくような奴はガキしかいねェだろ」
打ち止め「ち、違うよ!ミサカだって誰にでも抱きつくわけじゃないんだから!ってミサカはミサカはそんなに軽い女じゃないことをアピールしてみる///」
一方通行「へいへい、どうだかなァ」
352 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 22:42:21.89 ID:kfHyUlqtO
打ち止め「本当だよ!あなたは特別なんだから!ってミサカはミサカはあなたに信じて欲しかったり」ギュウウウ
一方通行「あァもう分かった分かった!ガキ扱いしなきゃいいンだろォが。だから早く離れやがれェ」
打ち止め「……」ギュウウウ
一方通行「おい聞いてンのかァ?」
打ち止め「子供扱いはして欲しくないよ……でも…」
一方通行「でも?」
打ち止め「……も、もうちょっとだけ…こうして花火見ていたいかな…ってミサカはミサカはお願いしてみる……」
一方通行「……」
打ち止め「……///」ギュウウウ
一方通行「……悪い、お前やっぱガキだわァ」
353 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 22:52:14.89 ID:kfHyUlqtO
打ち止め「ま、また子供扱いしt」
一方通行「まァ、落ち着けェ。そろそろメインイベントに取りかかろうと思ってンだからなァ」スクッ
打ち止め「え…?メインイベント…?ってミサカはミサカは首を傾げてみたり」
一方通行「ああ。…テメェに学園都市最高の花火ってもンを見せてやンよ」テクテク
打ち止め「さ、最高の花火って…あっ、待って!ってミサカはミサカはあなたの後を追いかけてみる」タッタッタ
355 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 23:02:15.42 ID:kfHyUlqtO
美琴「はあはあ……。い、意外に花火を打ち上げるのも疲れるわね…」
インデックス「なかなか凄かったんだよ!」
黒子「さすが、わたくしのお姉様ですわぁ!」
美琴「ま、まあね……それほどでも…」
一方通行「よォ。テメェも結構やるじゃねェかァ」テクテク
美琴「アンタ休んでたんじゃ…」
一方通行「おかげさまで全回復だぜェ。これでメインイベントにも全力で取りかかれるってもンだァ」
上条「…メインイベント?」
一方通行「これから学園都市最高の花火を打ち上げる」
美琴「学園都市最高の花火……ってアンタまさか!!!!」
一方通行「あァ…学園都市が誇る世界最高の打ち上げ花火……『星の瀬桜枝御巻木』だ」
一同「!!!!????」
357 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 23:06:08.43 ID:kfHyUlqtO
上条「ほ、星の瀬桜枝御巻木って…」
美琴「あ、あの星空花見のこと…?」
インデックス「その、ほしのせなんとかが何のことだか、全然分からないんだよ」
打ち止め「ミサカも分からないーってミサカはミサカは説明を求めてみたり」
美琴「……星の瀬桜枝御巻木…別名、星空花見。それを打ち上げれば目を奪う夜空の星空の如き輝きが1分に渡り花を咲かすように広がって、停滞した輝きは桜の花びらが儚く散る様を彷彿させながら、観客を魅力するように落下する……」
黒子「能力者の真髄が秘められたその花火は人体どころか紙にすら燃え移らないと言われおりますの…」
358 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 23:11:08.46 ID:kfHyUlqtO
17777「な、なんか凄そうやな…とミサカは1人関心します」
打ち止め「それが学園都市最高の花火なんだね…ってミサカはミサカは下位個体と一緒に納得してみたり」
一方通行「まァ、つまりそォゆうことだなァ」
上条「…だけど確かあれは学園都市が誇る花火職人が丹精込めてこそ作りあげられる最高級の花火だったはずだろ?」
美琴「そ、そうよ!打ち上げたいのは分かるけど…アンタなんかにあの花火が作れるはずがない!!!!」
一方通行「あァ…確かに俺じゃ作れねェかもしれねェ……もし仮に作れたとしても成功するかも分からねェ……だが俺は……俺は……諦めるわけにはいかねェンだよォォォォォォォ!!!!!!!!」
打ち止め「あなた……」
美琴「一方通行……」
一方通行「テメェら全員俺に力を貸しやがれェェェェ!!!!!!」カチッ
一同「!!!!!!」
360 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 23:17:06.05 ID:kfHyUlqtO
一方通行「…演算開始ィィィィィィいいいいいいいい!!!!!!!」ガガガガ
17777「た、大量の打ち上げ花火を使って…!!!!」
一方通行「火薬採取ゥゥゥゥゥゥうううううううう!!!!!!!」ザザザザー
黒子「か、火薬を取り出し始めましたの!!!!」
一方通行「これより星空花見の火薬調合を開始するゥゥゥゥゥううううううううう!!!!!!!!」シュバババ
上条「凄い!取り出された火薬がベクトル操作によって絶妙な配分で混ぜ合わさっていく!!!!」
一方通行「まだまだまだまだァァァああああああ!!!!俺は諦めるわけにはいかねェェェェええええええ!!!!」シュバババ
インデックス「もう早すぎて何も見えないんだよ!」
一方通行「うおォォォォォォォおおおおお!!!!!!!!」ガガガガガガガガ
打ち止め「あと少し……頑張って!ってミサカはミサカはあなたを応援してみる!」
362 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 23:17:58.20 ID:emlM4raK0
おい誰も手伝ってねえだろ
363 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 23:23:25.82 ID:kfHyUlqtO
一方通行「っしゃあああああああああ!!!!!!調合完了ォォォォォォォォおおおおおおお!!!!!!超電磁砲!!!テメェの力を貸しやがれェェェえええええ!!!!」
美琴「よくやったわ一方通行!!!!!!任せなさい!!!!」グッ
一方通行「ああ!!!!後は頼んだぜェェェ!!!!」ガッ
美琴「それじゃ行くわよ!!!!」バチバチバチ
一方美琴「「うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」」キュイィィィィン
一方美琴「「アクセラレールガァァァァァァアアアアアアアアアン!!!!!!!!」」バチバチバチバチバチバチィィィィ!!!!
ギュィィイイイイイイン!!!!
一同『いっっっっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええええええええ!!!!!!!!!!』
パッッアアアア
一同「!!!!!!!!」
…ッッドォォオオオオオオオン!!!!!!!
一同「たぁぁぁぁぁぁまぁぁぁやぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああ!!!!!!!!」
~fin~
366 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 23:25:15.68 ID:kfHyUlqtO
これで本当に終わりです
後半がかなりgdgdになってしまったが、保守支援してくれた人と読んでくれた人は本当にありがとう
367 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 23:29:24.21 ID:TOqgzaCuO
乙!
なんかソードマスターヤマトを思い出したかと思ったけど全然そんな事無くもなかったり!
368 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 23:30:01.60 ID:emlM4raK0
カブトムシA「バカなっ!我々の出番はあの一瞬だったというのかっ!!」
カブトムシB「クソ!こんなのスレタイ詐欺じゃねえかあああああ」
カブトムシC「『一方通行が花火をするようです』ってスレタイにしろよ…マジで…」
スタッフ「あ、皆さんお疲れ様でした。次回は上条「カブトムシって食えるらしいぜインデックス」ですのでよろしくお願いします」
カブトムシ「「「え?」」」
370 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 23:33:06.13 ID:kbJF7pxyO
乙!!、ほのぼの最高だwww
371 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 23:33:37.16 ID:WcWv2G7V0
乙
バカだなあこいつらwww
378 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 23:55:06.92 ID:sXmE+UPC0
乙なんだよ
379 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/18(土) 23:56:36.17 ID:BzHwq9mvP
わろたw
おつおつー
383 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/19(日) 00:55:58.79 ID:IjL4dgxv0
おもしろかったぜ!
乙!
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