御坂「よーっす」インデックス「おはよーなんだよ」 part1
御坂「よーっす」インデックス「おはよーなんだよ」 part2
御坂「よーっす」インデックス「おはよーなんだよ」 part3
御坂「よーっす」インデックス「おはよーなんだよ」 part4
御坂「よーっす」インデックス「おはよーなんだよ」 part5
434 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 21:01:09.17 ID:K1mYpVbO0
―――――
――――
―――
――
―
オルソラ「…………えっ?」
一方「――――オィ、打ち止め。オマエ今なにを言いやがった」
打ち止め「だから、麻琴と付き合ってるんだよってミサカはミサカはもう一度同じ言葉を繰り返してみたり」
オルソラ「もしや、とは思いますが、『麻琴』って、……その、御坂ご夫妻の息子さんの麻琴くんのこと、でございましょうか……?」
打ち止め「――――そうだよ、ってミサカはミサカはハッキリと宣言してみる」
435 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 21:02:43.72 ID:K1mYpVbO0
一方「…………」
「あー……、悪ィな。俺も歳でも取ったモンだ。幻聴が聞こえてきやがった」
「これ以上、その話は終いだ、打ち止め」
打ち止め「ふざけないで、ってミサカはミサカはぶーたれてみたり!」
一方「…………ふざけないで、だァ?」
オルソラ「っ! 一方通行さん……っ!」
一方「ふざけてンのはオマエだろォが、打ち止めァ!!!」
打ち止め「―――――ッ!!」
436 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 21:06:16.57 ID:tdo41ZTR0
うちどめァ!!!
437 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 21:06:32.85 ID:K1mYpVbO0
一方通行「こンの馬鹿野郎がッ!!」
打ち止め「な、馬鹿ってヒドイ!!」
オルソラ「そんな、大声まで出さなくても」
一方「…………コイツが馬鹿なこと言ってることぐらいわかるだろ、黙ってろオルソラ」
オルソラ「そ、れは……」
一方「打ち止め、オマエ何を口走ってるのか、ちゃんと理解してんのか」
打ち止め「り、理解してるよってミサカはミサカは返事をしてみたり!!」
438 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 21:14:17.67 ID:K1mYpVbO0
一方「…………理解、だと?」
打ち止め「そう、だよ」
一方「何をだ」
打ち止め「何をって……」
一方「一つも答えられないってほど、オマエも馬鹿じゃねェだろ」
打ち止め「……本当は、恋愛しちゃいけない関係ってこと、だよね」
一方「そんな可愛い言葉で誤魔化そうとすンな」
「近親相姦」
「淫行」
「正しい言葉は、こいつらだろォが」
打ち止め「――――私たちは、そんな関係じゃない」
一方「たとえ、今はそういう関係になくて清い交際だと言って、ソレらから逃れられると思ってんのか」
打ち止め「…………」
441 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 21:35:12.65 ID:K1mYpVbO0
一方「――――この世には色んな、恋愛がある。
もしかしたら、正しい恋愛の形なんてないのかもしれねェ」
オマエの気持ちも嘘だと否定するつもりもねェ。けどな、オマエは大人なんだ。そこをよく弁えろ」
打ち止め「大人だから、社会のルールを守れって言いたいのってミサカはミサカは聞き返してみる」
一方「当たり前だ。社会規範も守れずに、何が恋愛だ、クソったれ」
打ち止め「…………でも」
442 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 21:37:01.94 ID:K1mYpVbO0
一方「ソレ以上に解せねェのは、お前のその態度だ。―――オマエの気持ちは本物なんだろ?」
打ち止め「じゃなかったら、付き合ってないってミサカはミサカは断言してみる」
一方「――――なぜ、惚れたヤツに、大切だと思ってるヤツに、わざわざ茨の道を歩ませようとするンだ」
打ち止め「…………ッ」
一方「オマエと麻琴は遺伝子学的に見て親子だ。年齢差将来的にどうなるとしても、こればかりはどうにもできン」
「茨の道と以外、なンといえばいいんだ」
「12のガキに何故そんな刻なことを背負わせる」
「大切なヤツに、そんな道を歩まることをオマエは何とも思わないのか、打ち止め」
443 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 21:53:13.36 ID:jUGFRp3T0
一方さンマジお父さン
444 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 21:54:14.53 ID:K1mYpVbO0
―
――
―――
――――
―――――
打ち止め「…………一方通行の、いう通り」
「ミサカは、『麻琴と一緒にいたい』って自分の気持ちばっかり考えてた……」
麻琴「…………それで、迷ってるんだ?」
打ち止め「―――――うん」
麻琴「俺の気持ちはさっき言った通りだよ。茨の道だろうがなんだろうが、気にしない」
打ち止め「ま、こと……」
麻琴「つーか、それぐらいの手ごたえがあった人生のほうが飽きないし楽しそうだ」
打ち止め「でもッ!」
麻琴「…………」(グィ
打ち止め「ふぇ……」(///
麻琴「ごめん、打ち止めからそういうこともう聞きたくないから、口塞いだ」
447 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 22:01:55.68 ID:K1mYpVbO0
麻琴「さっきは柄にもなく取り乱したから怒鳴ったけど、迷ってもいいよ、打ち止め」
打ち止め「…………迷っても、いい?」
麻琴「迷って悩んで立ち止まって。色々と、考えたっていい」
打ち止め「麻琴……」
麻琴「俺だって、考え込むことはあるし。
俺たちの関係を考えれば、何も考えないってほうがおかしいんだ」
打ち止め「迷って、その結果別れ――」
麻琴「先に言っとく。俺は、別れるつもりはこれっぽちもないからな」
448 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 22:04:15.83 ID:K1mYpVbO0
打ち止め「じゃあ、どうして迷ってもいいて言うの? ってミサカはミサカは聞き返してみる」
麻琴「俺たちが進むために、色んなことを一生に立ち止まって考えて、答えをみつけて行けばいいってこと」
打ち止め「…………麻琴」
麻琴「だから、迷っていいよ打ち止め。俺が、支える」
「今は無理かもしれないけど、支えられるような男になるから」
「絶対に、なるから」
「打ち止め、俺を信じて、待っててくれない?」
450 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 22:19:05.24 ID:K1mYpVbO0
打ち止め「~~~~~っ」(///
麻琴「…………待っててくれないの?」(コテン
打ち止め「ぅぅうう。麻琴はズルイ、
ってミサカはミサカは首をかしげて上目づかいでおねだりしてくるアナタに不平不満をいってみる!!」(///
麻琴「年下のこういう仕草って、ショタコンには正直ドキっと来るだろ?」(キラキラ
打ち止め「キラキラした眼差しでそんなこと言わないで!
それにミサカはショタコンじゃない!! ってミサカはミサカは憤慨してみたり!!」(///
麻琴「え、ショタコンじゃないの?」
打ち止め「確かにアナタは12歳だけど、そういう理由でアナタに惹かれた訳じゃないよ、ってミサカはミサカは―――、」
麻琴「じゃあ、俺の何処がいいんだ?」
打ち止め「そ、れは……///」
麻琴「聞きたいな。――――――駄目?」(キラキラ
打ち止め「…………困ってる人を助けたい思うやさしい心。
ミサカと違って、考えなしに突っ込ないところ。
一人で抱え込まないで、冷静に対処しようとするところ。それから、それから」
麻琴「ん。十分だよ。やっば、俺ってばすげえ愛されてねぇ?」(ニコニコ
打ち止め「――――は、恥かしい……」(///
451 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 22:21:06.22 ID:riNf2b/zO
まあ戸籍は捏造できるコネあるから
問題は当人達の意識と家族の許しか
455 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 22:35:22.56 ID:K1mYpVbO0
麻琴「――――んで、どうなの?」
打ち止め「―――――うん、待ってるよってミサカはミサカはうなずいてみる」
457 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 22:41:00.73 ID:zx7d1uY5O
さすが麻琴さん、話術サイドのサラブレッドなだけあるw
458 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 22:41:10.75 ID:K1mYpVbO0
――――御坂家
麻琴「ただいま」
美子「にぃに、おかえりー!!」
麻琴「うん、ただいま美子」
当麻「完全下校時刻ギリギリだったな。もう十分遅かったら母さんが怒り狂ってるとこだぞー」
麻琴「ごめん、ちょっと寄り道してたんだ」
当麻「そうか」
「母さんがオマエに話があるみたいだから、カバン置いたら応接間に行って来い」
麻琴「…………話って、なに?」
当麻「それは、母さんに聞いてみると言い」
麻琴「……ん、わかった」
当麻「麻琴」
麻琴「なに、父さん」
当麻「俺は、オマエが納得して覚悟をもてるなら、好きな通りに生きて構わないと、そう思うぞ」
麻琴「――――うん、ありがと」
459 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 22:45:43.65 ID:K1mYpVbO0
美子「ねーパパ。ママとにぃにはなんのおはなしするの?」
当麻「なに、美子が心配することじゃないよ」
美子「にぃに、なにかいたずらでもしたの?
当麻「してないよ」
美子「まま、にぃにのことおこるの?」
当麻「ママは怒らないよ」
美子「ほんとう? にぃに、えーんえーんしない?」
当麻「だいじょうぶだよ、美子。ただ、ママとにぃには、お話をするだけだから」
460 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 22:50:38.63 ID:K1mYpVbO0
――――応接間
ガチャ。
美琴「ちょっと、麻琴。もうすぐで完全下校時刻よ。帰ってくるの遅いんじゃないの?」
麻琴「その前にはちゃんと帰ってきたじゃん」
美琴「そうだけど。明日からはもっと早く帰るようにしなさいね?」
麻琴「へいへい。…………で、話ってなに、母さん」
美琴「…………話ってほどではないわ。一方通行からアンタ達の話を聞いたって言おうと思っただけ」
麻琴「――――それだけ?」
美琴「それだけよ」
461 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 22:55:15.73 ID:K1mYpVbO0
麻琴「…………」
美琴「なに拍子抜けした顔してんの」
麻琴「いや、だって……っ」
美琴「なんで、反対もなにもしないのかって?」
麻琴「…………」
美琴「―――正直言うと、アンタ達の話を聞いて、驚きのあまり失神したわよ、私」
麻琴「失神…!?」
美琴「当たり前でしょう。アンタは私の息子、あの子は私の妹だし……大勢いる『私』の中の一人だもの」
麻琴「…………その、身体は大丈夫。なの?」
美琴「今はね。大したことないわ」
463 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 23:00:30.21 ID:K1mYpVbO0
美琴「――――なにも言わないんじゃなくて、何も言えないのよ」
麻琴「……母さん」
美琴「怒りたいのか、泣きたいのか」
「それすらも、今は考え付かない」
「…………」
「それほど私にとっては衝撃的なことだし、これからどれほどの感情に振りまわれるのかすら、わからない」
麻琴「――――ッその」
美琴「一時的な感情で謝ろうとするんじゃないの。
私の今の現状を見た程度で、揺るぐなら、所詮その程度ってことになるわよ」
464 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 23:12:57.71 ID:K1mYpVbO0
美琴「一方通行の話を聞いた限りだと、打ち止めは多分落ち込んだ。
貴方は優しい子だし自分の力を信じているから、
きっと、打ち止めの前では大丈夫って言ったんでしょうね」
「でも、そんなの私や当麻から見れば、こども精一杯の虚勢にしか聞こえない」
麻琴「虚勢、のつもりはないんだけど」
美琴「…………アナタは当麻に――父さんに似て、とても強い子だし、
色んなものを背を得るようになる、とは思う。
けど、それは麻琴がちゃんと成長して、ちゃんと大人になってからの話しなのよ」
麻琴「……今日、それを嫌ってほど思い知った」
美琴「そう。それなら一歩進めたのね。まず麻琴は子どもだってこと知りなさい」
「自分の実力を過信しないの、アナタは私たちの庇護がないと、食べることすら困るほどに力がないと知りなさい」
「多分、私はこれからアナタに色んな事を言うし、もしかしたら実力行使だってするかもしれない」
「―――――それが、あの子との未来を選ぶなら、避けては通れない道よ」
「ちゃんと、覚えておきなさい」
465 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 23:15:33.43 ID:s8M94lD0O
とりあえず一方通行とサシで勝負させようぜ
469 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 23:25:51.58 ID:K1mYpVbO0
麻琴「―――――ッ」
美琴「得意の減らず口すら出ないほど図星をつかれてると思うなら、せめて努力してみなさい」
麻琴「母、さん?」
美琴「突然アンタが中学受験をすると言いだしたときは驚いたけど、あの子のため、だったと分れば合点がいったわ」
麻琴「―――うん、子供だから、力がないから」
美琴「打ち止めを何かもから守れるほどの力を手に入れるってことね」
「…………まぁ、せいぜい足掻いてみなさい」
麻琴「――――足掻いて、いいの?」
美琴「アンタが大人になって、もし、その道を選んで、もし、その道に私が立ちふさがったら全力で来なさい」
「――――全力で、相手してあげるわ」
麻琴「…………ぜ、全力って」
美琴「『超電磁砲』程度になに甘っちょろいこと言ってんの。
悪いけど、その時の私の後ろにはさらに怖い『一方通行』が居るわよ」
麻琴「…………そう、だね」
美琴「そうよ」
471 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 23:33:38.83 ID:K1mYpVbO0
美琴「さて、いい加減この話は終りにしましょ。
今日はカレーよ。もちろん人参は残さずに食べること」
麻琴「え、いや、人参は……」
美琴「ていうか、人参程度で駄々こねるなら、色々と話にならないわよー」
麻琴「…………うっ」
ガチャ
当麻「話、終ったか?」
美琴「ええ、ちょっと長くなったけど終ったわ」
美子「まま、にぃにのこと怒ってない?」
美琴「やーねぇ。怒ってなんかないわ。ちょっと将来の大事なおはなししてただけよ」
美子「えっと、ちゅーがくじゅけん?」
美琴「――――そうね、それを含めて、ね」
美子「そっか! にぃに、おこられなくてよかったね」
麻琴「…………結構、心にきたけどね」
みこ「?」
473 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 23:43:26.55 ID:K1mYpVbO0
美子「かれー♪ かれー♪ きょうは、びーふ、か・れ・え!!」(パタパタ
当麻「あ、こら。美子、いい子だから、廊下を走るんじゃありません!!」(スタスタ
美琴「ほら、麻琴、アンタをちゃっちゃと居間に行く。
せっかくの母さんお手製のカレーが覚めちゃうでしょ」
麻琴「…………うん」
美琴「あ、やば。そういえば、お茶切らしてるんだった。
貰い物のお茶っぱ何処に仕しまったっけ……?」
麻琴「…………」
「…………」
「母さん」
美琴「んー?」
麻琴「―――俺、母さんと対峙できるくらいの男になるよ」
美琴「―――そう。手加減はしないわよ」
475 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 23:52:39.80 ID:K1mYpVbO0
――――同時刻、一方通行宅
一方「腹減った」
オルソラ「今日のご飯はピーチのラグーでございますよ」
一方「また麺か? 昨日はボロニェーゼだったじゃねェか」
オルソラ「ごめんなさい、イタリア料理のほうがどうにも作りなれているものですから……」
一方「いや、別に文句を言ってるつもりは――、」
prrrrrrrrr、prrrrrrrrr
オルソラ「あらあら、お電話でございますね。
電話にでてきますので、お先に召しあがっていてくださいな」
一方「いや、そンぐらいの時間待ってる」
オルソラ「そうでございますか?」
一方「あァ」
478 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 00:06:18.37 ID:GEr+MJDw0
オルソラ「はい、もしもし?」
打ち止め『…………あの』
オルソラ「……もしかして、打ち止めさん?」
打ち止め『……ミサカだよ、ってミサカはミサカは報告してみる』
オルソラ「やはりそうでございましたか。あの後ちゃんと家には帰れましたか?」
打ち止め『タクシー拾って帰ったよ』
オルソラ「心配しておりましたので、声を聞けてひとまず安心いたしました」
打ち止め『……心配かけてごめんなさいってミサカはミサカはオルソラさんに謝ってみたり』
オルソラ「いいえ。それは良いのでございます。
打ち止めさんは、一方通行さんにお話があるのでしょう。
今わかりますので、ちょっと、待っててくださいますか?」
打ち止め『うん、お願いしますってミサカはミサカは頼んでみる』
一方「―――ッ!」
479 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 00:15:38.33 ID:GEr+MJDw0
オルソラ「と、いうことです。電話でに出てあげてくださいませ」
一方「俺はアイツに顔も見たくねェって言ったはずだぞ」
オルソラ「ええ拝聴しました。けれど、わたくしは『声を聞きたくない』とは聞いておりませんので」
一方「妙な知恵を働かせンな」
オルソラ「しばらくはウチの敷居をまたげない、と打ち止めさんもわかっているからこそ
直接我が家を訪れずに、お電話してきたのでございましょう?
電話くらい、出てあげてもよいのではありませんか?」
一方「アイツと話すことなンざねェ。電話もきっちまえ」
オルソラ「……何事も、話し合わないと解決しないとわたくしは思いますけれども」
一方「突き放さねェと、わからねェこともあンだよ」
481 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 00:24:47.44 ID:GEr+MJDw0
オルソラ「……電話にでないと、明日から一カ月間、麺類のご飯しか出しませんよ?」
一方「勝手にしろ」
オルソラ「もちろん、外食も禁止でございます。朝食、お弁当、夕食、三食全て――」
一方「麺でもかまやしねェよ。文句もいわねェ」
オルソラ「……朝出かける時と夜帰って来た時の口づけも、しばらくしませんよ?」
一方「……だから、電話には出ねェって」
オルソラ「わかりました。
では、麺類強化月間は挨拶の口づけはもちろんなし、
寝室も別、ということでかまいませんね?」
一方「はァ!!?」
オルソラ「それが嫌でしたら、電話に出てあげてくださいませ」
「…………打ち止めさん、とても勇気をだして電話をして来たのでございましょう」
「ですから、何卒」
482 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 00:25:20.53 ID:ba14SCe10
家庭内別居wwwwww
483 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 00:26:20.00 ID:VYrEdUXd0
一方さんなんだかんだでオルソラ大好きだなwww
設定上当たり前なんだがなんだか面白い
486 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 00:28:50.27 ID:HodS+HZA0
スパゲッティのお弁当持たされるのはキツイなww
487 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 00:31:21.61 ID:GEr+MJDw0
一方「~~~~っ!!」
オルソラ「ほら、一方通行さん」
一方通行「…………いつもなら、オマエの言うことを聞いてやるところだが、今回ばかりは聞かねェ」
オルソラ「……脅しではございませんよ? 本当に実行いたしますよ?」
一方「…………脅されても、電話には出ねェ」
オルソラ「何故、それほど頑なに……」
一方「…………アイツは、1人で考えないと駄目だ」
「俺が少しでもやさしい言葉をかけてみろ。あいつはまた、俺に甘える」
「誰かに甘えるよォじゃ、話にならねェ」
「アイツは、アイツ自身の足で立たないと駄目だとわかるまで、俺はアイツに一切手を差し伸べるつもりはない」
「――――だから、電話にもでねェ」
「甘やかせるのま、もう終いだ」
488 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 00:40:36.19 ID:GEr+MJDw0
オルソラ「…………」
一方通行「オマエも、必要以上に甘やかすなよ」
オルソラ「…………電話には、出ないのでございますね」
一方通行「何度も同じこと言わせンな」
オルソラ「わかりました」
打ち止め『…………やっぱり、出てくれないか、ってミサカはミサカは予想していた結果を驚かずに聞いてみる』
オルソラ「ごめんなさいね、ほら、あの人素直ではございませんから……」
打ち止め『ううん、きっとそれがあの人の優しさなんだよね、ってミサカはミサカは振り返ってみる』
489 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 00:42:17.86 ID:VYrEdUXd0
一方さん良い父親すぎる
オルソラとの子供いないのが悔やまれるほどに
492 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 00:55:52.17 ID:GEr+MJDw0
オルソラ「……関係のないわたくしが、口をはさんでいいのかわかりませんが」
打ち止め『ううん。そんなことないよ。オルソラさんはミサカのもう1人のお姉さまだもの』
オルソラ「……私としましても、その、声を大きくして賛成することは難しい問題だと、思います」
打ち止め『当たり前だよ。……色んなものを抱える道になりそうかな、ってミサカはミサカは苦笑いをしてみたり』
オルソラ「アナタ様が背負う十字架は、とてもとても重くて担ぐのか大変になることでしょう」
打ち止め『――――うん』
オルソラ「…………どのような明日を迎えようとも、アナタ様のひたむきさだけは、どうかお忘れにならないでくださいませ」
打ち止め『ありがとう、オルソラさん』
493 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 00:57:07.70 ID:GEr+MJDw0
オルソラ「――――どうか、貴方様にも主の救いが賜りますように」
打ち止め『……神さまってよくわからないけど、
誰かに頼らなくてもいいように、ミサカも麻琴を守ってあげられるように、頑張ってみるよ』
オルソラ「……さようでございますか」
オルソラ「また、いつの日か。私の手料理を食べに来てくださいませね」
打ち止め『うん、楽しみにしてる―――それじゃ、またね』
494 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 01:04:51.17 ID:GEr+MJDw0
オルソラ「……さぁ、ご飯にいたしましょうか」
一方「……あァ、そうだな」
オルソラ「そうだ、明日のご飯のリクエストはございますか? もちろん麺類限定で」
一方「…………やっぱ、実行するのか、全部」
オルソラ「当たり前でございます。シスターたるもの、嘘は申しません」(ニコ
496 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 01:06:50.13 ID:GEr+MJDw0
一方「…………ウチ、ベット一つしかねェんだけど」
オルソラ「どちかが一カ月、ソファーで寝起きすれば済む話しでございます」
一方「…………明日は、焼きそば」
オルソラ「では、明日のお弁当は焼きそばに致しましょう!」
一方「ソファーには俺が寝る。オマエがベット使え……」
オルソラ「あら、よろしいので?」
一方「いいって」
オルソラ「わかりました。ではお言葉に甘えるますね」
一方「…………メシ、うめェわ」
オルソラ「たくさん作りましたので、おかわりしてくださいませね」
一方「…………おォ」
497 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 01:16:49.67 ID:GEr+MJDw0
――――時間は夕方まで戻り居酒屋「根性」
五和「あなたー!! 注文してた仕入れの品ってココに置いておけばいいのー?」
佐天「あっ! ちょ、女将さん、そんな重たいもの運んじゃいけませんって!」
五和「大丈夫ですよ、大丈夫大丈夫」
佐天「でも……」
ダダダダダダダ
削板「五和ぁぁぁぁっぁああああああああ!!!!」
佐天「うわっ、店長突然登場しないで下さいよ、ビックリするじゃないですか!!」
498 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 01:18:56.10 ID:GEr+MJDw0
五和「あ、あなた。ねぇ、魚一さんから仕入れのお魚が届いたんだけど、運ぶのここでよかった?」
削板「おまっ、こんな重たいもの運んだのか!? そうなのか!?」
五和「そんなに重たくないって」
削板「駄目!! そういうことは俺に任せてくれていいから、五和は安全にしてなきゃ駄目!!」
五和「そんな大げさな。もう安定期に入ってるんだし、別にコレくらい」
削板「赤ん坊の健やかな成長はオマエにしか守れないんだ。悔しいが、俺の根性をもってしてもそればかりはどうにもならない」
佐天「そうですよ。妊婦さんは休んでいてください。こういう時のために私みたいな店員がいるんですから!」
削板「そうだ、五和は休め!! 根性で休め!!」
佐天「根性で休むってどういうことですか……」
五和「……そう? じゃ、お言葉にあまえさせてもらおうかな」
500 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 01:26:10.22 ID:GEr+MJDw0
佐天「さぁ、店長ちゃっちゃと開店準備はじめちゃいましょう!」
削板「そうだな佐天! よし、下準備は終ってるし、残りの細かい仕上げを終わらせるぞ!」
佐天「はーいっ!」
五和「……暇ですね」
「……ねぇ、赤ちゃんお母さんすごく暇なのー」
「…………」
「よし、座卓でも拭くかな」(スタっ
佐天「あっ! コラ、女将さん!?」
削板「五和! いま、働こうとしただろう!? 駄目だ、ちゃんと安静にしてろ!!」
五和「うっ、二人とも鋭い……」
502 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 01:36:04.84 ID:GEr+MJDw0
ガラガラガラ。
息子「ただいまー」
五和「あ、おかえりー」
削板「お帰り! 息子よ!!」(バタバタ
佐天「あ、坊ちゃんおかえりなさーい」(バタバタ
五和「ほらお兄ちゃんがただいまーだって」
息子「ただいま、赤ちゃん」(サスサス
五和「あら、お兄ちゃんにお腹撫ででもらえてよかったねー」
息子「なんか、まだ兄貴になるって自覚でないな―」
五和「生まれたら、嫌でもお兄ちゃんの自覚がでてくるから大丈夫よ」
息子「そんなもんかなー? まあ、いいや。今日も賑やかだね、お店」
五和「お父さんと佐天はいるも賑やかだから。それにしても、いつもより遅かったね。どこかでお友達と遊びに行ってた?」
息子「あーうん、御坂の奴と少し教室で駄弁ってた。そのあと第十二学区によってた」
503 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 01:43:24.62 ID:GEr+MJDw0
五和「中学校の下見?」
息子「まーねぇ。神学系でもいくつか良いところ見つけたよ。能力研でも神学系でも、どっちに進んでも楽しそう」
五和「私も、お父さんも貴方が進みたい学校でいいっていつも言ってるでしょう?」
息子「そうだけど。やっぱ学校の先生とか、知り合いの科学者とか、声かけてくれる人は多いし」
五和「天草式の人にはこの間きつく言っといたから『息子に執拗に十字教に勧誘しないで』って」
息子「あ、マジで? 建宮さんたち良い人なんだけど、
『カモン、将来的には天草式へ☆』みたいなノリがちょっと……」
五和「そもそも、主の存在を自ら望んでその身に感じ、祈りをささげないと意味がないっていうのにあの人たちは……」
息子「でも、ぶっちゃけると、母さんだって俺が神学系いったほうが嬉しいとか、ない?」
五和「ない、とか断言できないけど、それでも貴方が進みたい道を応援する気持ちのほうが勝ってるわよ」
息子「……そっか、さんきゅ」
五和「原石関係の人にも、お父さんになんとか言ってもらうから、自由になさい」
息子「……お父さん、説得とか苦手そう……」
五和「……それは、一応、お父さんをしんじてあげよう……?」
506 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 01:49:50.70 ID:GEr+MJDw0
息子「まぁ、『すごいぱーんち』でなんとかしてくれると願おうかな」
五和「……また御近所さんから苦情来るのだけ嫌だなぁ……」
息子「この間回覧版で回ったんだっけ?」
五和「うん。『カラフルな煙幕で周囲一帯が包まれて、前が見えにくくなりました』って」
息子「……あの煙幕ってどこからでてるんだろ……?」
五和「世界最大の原石だもの、謎よ。全て、謎」
佐天「よし、じゃあ暖簾かけてきますねー」(ガラララ
削板「『根性』開店だ!! 今日も一日根性で頑張るぞぉぉおおおおお!!」
五和「お客さんきそうだし、私たちは居住空間(二階)に戻ろうか」
息子「うん、そうだね」
511 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 02:04:31.64 ID:GEr+MJDw0
――――居酒屋『根性』閉店
佐天「それじゃあお疲れさまでした」
削板「おう! 明日も頼むな!」
佐天「失礼しまーす」(パタパタ
削板「………ふぅ、今日もよく働いたな、俺」
五和「お疲れ様、あなた」
削板「五和」
五和「お酒持ってきたから、一杯どう? わたしはお酌しか出来ないけど」
削板「もう二時すぎてるんだぞ? もう寝た方がいいんじゃないのか?」
五和「そうだけど、たまには二人っきりの時間を過ごしたっていいじゃない」
削板「…………そう言われると、強くでれんな……」
五和「ほら、隣の椅子に座る座る」(ポンポン
513 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 02:26:02.23 ID:NV9AOphWO
しかし喫茶店愚痴トークからエライ発展のしようだな
515 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 02:37:35.51 ID:GEr+MJDw0
五和「きょうも一日お仕事お疲れさまでした」
削板「お、さんきゅーっ、てこれ鬼殺し……」
五和「ささ、ぐぐいっと」
削板「……男は根性ッ!!」(グイ
五和「いい飲みっぷり。ささ、遠慮せずにもういっぱい」
削板「おう!」
516 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 02:46:04.32 ID:rF8t4cQ30
支援
517 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 02:46:26.96 ID:GEr+MJDw0
五和「………あら、もう空になっちゃった。もう一本飲みます?」
削板「さ、さすがにこいじょうはキツイ……」
五和「えぇー。もっと飲んでるところ見てたかったのにー」
削板「……いや、もう既に頭が痛くなってるから、な?」
五和「むむむ…」
削板「ほら、夜も遅いしもう五和も寝ろ」
五和「嫌です」
削板「五和」
518 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 02:49:22.19 ID:GEr+MJDw0
五和「…………だから、たまには二人っきりの時間を楽しみたいんだってば」
削板「…………」
「あー、畜生」
五和「……? あなた?」
削板「俺、今すぐ、五和のこと即効で押し倒したい気分です」
五和「ちょ……。だぁめー。赤ちゃんビックリしちゃうから」
削板「わかってるって。だから自制しただろ俺。ていうか根性で自制してるっつーの」
五和「あははは、根性で頑張って。ねー? お父さん?」
削板「…………あーもう、可愛いこと言いまくりだな、オマエ」
「赤ん坊生まれたあとは、覚悟しとけよ?」
五和「やだっ、もう、あなたったら!」(バンバン
削板「背中叩くな! ちょ、まじで吐きそうになるからあああ!!」
520 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 02:56:56.56 ID:GEr+MJDw0
削板「……五和の奴ああ見えてけっこう力あるからなぁ。マジで逆流しそうになった……」(ゲッホゴホ
五和「…………」
「――――ねぇ、あなた」
削板「なんだ?」(ゴホ
五和「…………さっき言ったの言葉、忘れちゃ駄目だからね?」
削板「……ぉ、おう」
522 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 03:02:04.29 ID:ba14SCe10
佐天さんは一人なのかな…
523 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 03:02:17.05 ID:GEr+MJDw0
五和「…………」
削板「…………」
五和「……あなた」
削板「……五和っ!」
ガラッ
息子「なんか小腹すいた……て、あれ?」
五和「 」
削板「 」
息子「――――スイマセン、オジャマシマシタ」
バタン
削板「…………もう夜遅いし、寝るか」
五和「…………そ、そうね」
524 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 03:08:39.25 ID:GEr+MJDw0
―――――居酒屋『根性』の周辺の路地
黄泉川「ぜんっぜん、飲み足りないじゃんよー!!」
木原「あほか、今日は何軒回ったとおもってんだ。もう充分だろ」
黄泉川「今日はまだ4件しか回ってない!」
木原「十分多いわ、ボケ」
黄泉川「いいじゃんよー。ようやく例の件の後片付けが終ったんだからさー?」
木原「……だからと言って、そのフラフラな足元では何処もいけねえだろ。いい加減、終いにしようぜ」
黄泉川「えぇー」
木原「ええーじゃねっつーの。タクシー拾ってやるから帰れ酔っ払い」
黄泉川「のーみーたーりーなーいーじゃーん!!!!」
木原「うっせぇ! そんなに飲みたけりゃ、家買って晩酌でもしてろ!!」
525 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 03:09:19.87 ID:GEr+MJDw0
×家買って ○家帰って
527 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 03:13:48.38 ID:GEr+MJDw0
黄泉川「一人で飲むのなんてツマラナイ」
木原「ここまで付き合ってやったんだ。これ以上は勘弁してくれ」
黄泉川「一人で飲むのなんて寂しいじゃん」
木原「ババァがつまらないとか寂しいとかいうな」
黄泉川「木原せんせーだって、ジジィじゃんか」
木原「俺はジジィじゃねっての」
黄泉川「何? 生涯現役発言? やーらしい」
木原「卑猥なのはそういう思考にもっていくオマエの思考だ」
528 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 03:17:57.15 ID:GEr+MJDw0
黄泉川「……ていうかさ、木原先生、私のこと避けてるよね?」
木原「………………」
「んなこたねーよ」
黄泉川「今日の飲みだって、すごいしぶって私が強引に連れ出したし」
木原「わかってんじゃねーかよ。そうだよ、俺はオマエに無理やり連れ出されて疲れてんだよ。いい加減帰らせろ」
黄泉川「…………そんなこと言いつつ、最後まで付き合ってくれるところ、嫌いじゃないじゃんよ」(ボソ
木原「ほら、タクシー拾える通りまで歩くぞ」
黄泉川「りょーかい…っ」
529 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 03:23:10.57 ID:GEr+MJDw0
黄泉川「………あっ」
木原「なんだよ。急に思いだしたように立ち止まるな。居酒屋に財布でも忘れたか?」
黄泉川「いやいやいや、そういうことじゃないじゃんよ」
木原「なら、いったいなんだってんだよ」
黄泉川「ふと思ったんだけど、
木原くんは私のこと避けるようになったのって、
警備員、猟犬部隊の合同演習の1対1の試合で私が木原先生に圧勝したときから…?」
木原「…………さぁな」(ギク
黄泉川「……目が、左右に泳いでるじゃん?」
木原「いや、あれはただの模擬戦闘だろ。そんな遊びの闘いの結果なんていちいち気にしてらんねーっての」
黄泉川「ふーん。まぁ、いいけど」
530 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 03:24:18.20 ID:VnASmVbp0
あまぁい
531 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 03:25:02.87 ID:ba14SCe10
黄泉川先生強いなw
532 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 03:32:33.10 ID:GEr+MJDw0
木原「おーい、タクシー」
ブロロロロロロ。キキッ。
木原「――――おら、タクシー来たぞ」
黄泉川「木原先生は?」
木原「歩いて帰れる。たいして時間もかかんねえし、酔い覚ましも兼ねてな」
黄泉川「…………」
「やっぱ、一人で家でのみ直すのはさびしいし」
「木原先生、これから私の家に来るじゃん?」
木原「―――――」
「ッハ。馬鹿も休み休み言え。これ以上オマエに付き合ってやる義理はねえ」
533 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 03:33:54.25 ID:GEr+MJDw0
黄泉川「あららら、来ないのか。それは残念じゃんよ」
木原「冗談にしては笑えてーな」
黄泉川「結構、冗談じゃなかっり?」
木原「…………俺たちは、今のこの関係でいいだろ」
黄泉川「…………そう、じゃんね。今のまま気楽で一番だ」
木原「……そういうこった。おら、さっさと行けや酔っ払い」
黄泉川「今日は飲みの付き合いありがとーじゃんよ、また今度」
木原「いかねーよ」
黄泉川「なら、今日と同じ、無理やり引きずってく!!」
木原「オイオイオイ……」
黄泉川「じゃ、またじゃんよー!」
ブロロロロロ
534 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 03:39:05.80 ID:GEr+MJDw0
木原「あー……ようやく静かになった」
「さて、俺も帰るか」
「………歳だな、こりゃ明日は朝おきれそうにない」
「ま、長期休暇中だし、なんの支障もねーけどな」
「ったく、どうでもいいことだけ勘のいい女だな、アイツも」
「…………」(ハァ
(あの時、はじめて女にぶちのめされて。
――――背筋のピンを伸ばして堂々としている背中にほれ込んだ、なんて)
「口がさけても、絶対にいえやしねぇ」
535 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 03:40:15.89 ID:GEr+MJDw0
――――打ち止め(滝壺・五和・木原視点込)・終――――
537 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 04:01:34.75 ID:GEr+MJDw0
これにて終り。美琴を30歳として想定していたので、おおよそ16年後のパラレルでした
2スレ目からかなりグダグダでありきたりな展開が続いてしまいましたが、ここまでお付き合いありがとうございました。
予想もできない安価が沢山あって、面白かったwwwwww
538 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 04:11:45.63 ID:sjjGYaKd0
乙!おもしろかったよ!!!
できれば打ち止めと麻琴のその後も知りたかったり・・・
539 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 04:24:15.69 ID:ba14SCe10
お疲れ様でした
個人的に初春とアレイスター、介旅と黒子がお気に入り
541 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 04:25:02.10 ID:E3JUKATM0
神裂とステイルと姫神を忘(ry
542 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 04:30:04.64 ID:7q2jTFk70
おお、これで終わりなのか
最高に乙でした!!
どんな安価にも最高の技術で応えてくれて感動しました
できればトリ着けていただければ嬉しいかなとw
とりあえず、本当にお疲れ様でした
543 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 04:30:36.28 ID:7Oz7owyyO
乙
……と言いたいところだが姫神や神裂や吹寄やアニェーゼやレッサーがまだまだなんだぜ
545 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 04:49:18.53 ID:VnASmVbp0
乙!
ステイルとか文字通り人が変わったイザードとかも見て見たかっ(ry
548 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 05:00:06.61 ID:DEruet5U0
お疲れ!
無茶振りからよくもまあこんだけ話広げたもんだwwwwww
ホントにスゲェと思います、乙!
549 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 06:44:27.99 ID:9ZsaqwmI0
乙
551 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/16(土) 08:08:34.27 ID:pG9gTUkG0
乙
よくもあれだけの無茶振りに応えたもんだ
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ほんと凄いな、面白かった。乙。
たまにまた見たくなるぜ。
いい味してるよ本当に。