御坂「よーっす」インデックス「おはよーなんだよ」 part1
御坂「よーっす」インデックス「おはよーなんだよ」 part2
御坂「よーっす」インデックス「おはよーなんだよ」 part3
御坂「よーっす」インデックス「おはよーなんだよ」 part4
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 09:41:00.08 ID:Kg4QpKut0
――――打ち止め視点――――
一方「―――――ッこンの分らず屋のがァあああああああ!!!ッ」
オルソラ「待って一方通行さん、さすがにそれは―――ッ!!」
バチンッ!!!
打ち止め「―――――ッ痛……!!」
オルソラ「打ち止めちゃん、大丈夫でございますか―――」
一方「オルソラ。余計な手だしすンじゃねェ」
オルソラ「で、ですが……」
一方「打ち止め、悪ィが、しばらくオマエの顔なンざ見たくもねェ――――失せろ」
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 09:45:07.88 ID:Kg4QpKut0
打ち止め「~~~~~~ひどい、最低!!」
一方「俺は、間違ったことを言ったつもりはねェ。ひどいのはどっちなのか、頭冷やしてよく考えやがれ」
打ち止め「――――――ッ」(ダッ
オルソラ「ら、打ち止めちゃんっ!!」
ダタダタダタ、バタン!!!
オルソラ「……あっ」
「…………いいのでございますか?」
一方「…………なにがだ
オルソラ「こんな真夜中に女の子一人放り出してしまって……」
一方「放っておけ」
オルソラ「………わたくし、心配ですので、近くを探して参ります」
一方「だから、放っておけって。
アイツだって、もう成人したことになてンだ。自分でタクシー拾うなり、最寄りの駅まで歩くなり、自己判断できる」
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 09:47:25.97 ID:ywCA73qP0
ああ、成人しちゃったからもう優しくしないのか
それならロリコンとして理解できるw
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 09:54:27.12 ID:Kg4QpKut0
一方「それに、今オマエが迎えに行ったところで、余計にみじめになるだけだろォが」
オルソラ「…………それは」
一方「違うか?」
オルソラ「いいえ、間違ってはおりません。
けれど、やはり他に言いかたといものがございましょう」
一方「……今回は、何時もみたく多少甘えさせてやっていい問題じゃァねェ」
オルソラ「確かに、そうでございますけれど……」
一方「…………」
オルソラ「…………」
一方「ア"ァーーーーッ!! ンでこんなことになりやがったンだ!!」
「…………どうして、他のヤツを選ばなかった……ッ!!」
「麻琴は、超電磁砲の息子なんだぞっ……!!」
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 10:08:00.85 ID:Kg4QpKut0
オルソラ「美琴さんと打ち止めさんは『姉妹』……。
麻琴くんとは伯母と甥っ子の関係でございますから、
やはり、その……色々と困難も多いことでありましょうね」
一方「――――そんな、やさしいモンじゃねェよ」(ボソ
オルソラ「えっ? それは、どういう……?」
一方「……オマエには、超電磁砲と妹達についてくわしく話してなかったか?」
オルソラ 「いいえ、ちゃんと覗っております。
打ち止めさんや『妹達』の皆さんは美琴さんのクローン体? という存在なのでございましょう?」
一方「そうだ。打ち止めは超電磁砲と外見的な年齢差があるが、保有する遺伝子情報はすべて一致している」
オルソラ「……?」
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 10:13:23.77 ID:Kg4QpKut0
一方「―――簡単に言えば、アイツらは一卵性双生児となンら変わりはねェンだよ」
オルソラ「つまり、何もかも同じ、ということでござますね」
一方「あァ、そうだ」
「だから、関係上アイツらは伯母と甥っ子だが―――、」
「遺伝子学的な観点でいえば、アイツらは親子ってことになる」
オルソラ「……ッそ、んな」
一方「――――だから言っただろ。そんな、やさしいモンじゃねェよってな」
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 10:24:09.92 ID:Kg4QpKut0
一方「――――アイツに彼氏ができた、と一報を聞いた時には、
娘取られたような悲しさ半分、
ようやくアイツも一人前の女になってたのかという嬉しさ半分、だったンだがなァ……」
オルソラ「……アナタ様は、
打ち止めさんを自身の妹や娘のように、可愛がってこられましたから
喜びもひとしおでございましたでしょうに……」
一方「三下―――、上条や超電磁砲はこのこと知ってンだろうか」
オルソラ「どうでございましょう……。わたしのほうからそれと無く御坂ご夫婦に尋ねてみましょうか?」
一方「いや、いい。俺が直接確認をとる」
「……………」
「………あー」
「―――チキショッ……っ」
オルソラ「…………」
「…………あまり、ご無理はなされませぬよう」
一方「―――してねェよ」
オルソラ「どことなく、から元気、でございますね」
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 10:31:48.23 ID:Kg4QpKut0
一方「…………オルソラ」
オルソラ「何でございましょう?」
一方「…………」
「―――やっぱ、ちょっと膝貸せ」
……コテン。
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 10:32:47.08 ID:3qgnfApFO
一方夫妻には今のところ子供いないんだっけ
それにしてもセロリさんがちゃんと父親やってるな
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 10:33:08.80 ID:Kg4QpKut0
一方「…………」
オルソラ「……だいじょうぶで、ございますよ」
一方「―――あァ?」
オルソラ「一方通行さんの気持ち、打ち止めさんだってよくよくわかっているはずでございます」
一方「……だと、いいンだがな」
オルソラ「……時間はかかるかもしれませんが、ゆっくり、話し合っていけばよろしいではありませんか」
一方「……ン」
オルソラ「わたくしは、いつもあなた様のお傍に居ります故」
一方「――――悪ィな」
オルソラ「いいえ。それが、妻、というものです」
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 10:46:34.88 ID:Kg4QpKut0
――――
美琴「麻琴、アンタ宿題終ったの?」
麻琴「お、終ったよ!」(ビクッ
美琴「……そう? なら、いいんだけど」
麻琴「俺、部屋に戻るわ」
美琴「ちょっと、麻琴!?」
タタタタタタ……。
当麻「ん? どうした、何かあったのか?」
美琴「―――なんか、最近麻琴の様子が変なのよね」
当麻「麻琴が?」
美琴「最近になってから急に私や美子のことを露骨に避けるのよ」
当麻「そうか? 俺は全然気付かなかったけど」
美琴「それはアンタが鈍感なだけ」
当麻「………うっ」
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 10:47:34.10 ID:Kg4QpKut0
美琴「学校で、なにかあったのかしら……?」
当麻「考え過ぎだろう。
麻琴だってもうすぐで中学に上がるんだ。
ああいう年頃ってのは、母親とか女兄弟をきまずく思ったりするモンなんだよ」
美琴「…………」
当麻「思春期で多感な時期なんだ。あまり刺激してやるなよ?」
美琴「…………わかった」
当麻「と、言う割には釈然としないって顔つきだな」
美琴「今はとりあえず、そういう理由ってことで納得しておくけど、多分、違うと思うのよね」
当麻「なんだよソレ、根拠でもあんのか?」
美琴「―――――女の感、よ」
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 10:48:10.86 ID:c22HVNZ8O
上条さんちの息子さん小6だろ…
美琴が20で出産したとしても本編から18年後
実年齢差6はまぁありとして、小学生と成人が付き合うのは、その、問題あるよな
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 10:49:14.05 ID:ywCA73qP0
女の勘というか、母親の勘はマジで当たるから怖い
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 10:56:37.06 ID:tmtb4I1o0
>>187
安価なんだからしょうがないでしょwww
忘れそうになるけどね
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 11:08:09.11 ID:Kg4QpKut0
―――――能力研付属・夕方
キーンコーンカーンコーン。
黒子「あー、ようやく今日もひと段落ですの」
初春「今日も一日お疲れ様でしたぁ」
一方「なに言ってンだ、オマエら。まだ職員会議もクラブ活動も終ってねェだろォが」
黒子「そうは言われましても、警備員のほうで、ここ一カ月ほど例の事件の後片付けに追われておりましたから……」
初春「普段以上に疲れ度が跳ね上がっているんですよ、とほほ」
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 11:10:38.19 ID:Kg4QpKut0
一方「一ヶ月ほどって―――ああ、例の閉口令がだされた騒ぎのことか」
初春「はい。まぁ、なにがあったかは下っぱ警備員の私たちが知るところではないんですけど、」
黒子「生徒たちには『大規模な実験があった』と指導しろ、と全教員へ命令が下された程ですし」
一方「なンか、大規模な厄介事あったことはだけは確かってことか」
黒子「ええ。でも、ココだけの話ですが、あの事件同時刻に二代目の『樹形図の設計者』が撃墜されたらしいですの」
初春「うう……。なんだか、わたしたちが中学生くらいだった時のことを思い出しますねぇ…」
一方「あー、多分大丈夫だろ」
初春・黒子「「?」」
一方(あの夜、妙に腕に違和感を覚えたと思えば、魔術側のやつらがなーんかドンパチしてやがったのか……)
(まぁ、機会があれば木原くンあたりに聞いてみるのも、おもしれェかもしれねェな)
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 11:13:07.29 ID:c22HVNZ8O
一方さんも暴れたかったに違いない
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 11:20:08.05 ID:DF49M4lZP
上条さんは10年経ってもそげぶしてるのか
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 11:22:11.19 ID:Kg4QpKut0
一方「――――と、世間話をしてる暇はなっかたンだ」
「俺、今日は先に抜けさせてもらうぜェ」
初春「ええーーー!? さっき私たちに『仕事しろ』ってはっぱかけた本人が堂々と途中退場ですか!?」
黒子「本当に早引きされてしまいますの? 困りましたわ、木原校長が来月一杯まで長期休暇で居ないっていうのに……」
一方「今日はどうにも外せねェ用事があるンだよ、勘弁しろ」
初春「じゃあ、今度の当直変って下さーい」(ニコ
黒子「あ、私も今度の休日の生徒の社会見学の引率変って下さったら嬉しいですの」(ニコ
一方「………………」
「オマエ等、そいいうことやってると、男が寄ってこねェぞ」
黒子「あら、わたくしにはすでに婚約者が居ましてよ?」
初春「私もラブラブな彼氏が居ますから」
初春・黒子「「ご心配なく」」
一方「あーハイハイハイ。わかりまりたわかりましたよ。当直と引率、かわってやるから今日のところは帰らせろ!!」
初春・黒子「「おつかれさまでしたー!!」」
一方(……なンでこう、女は現金なやつが多いんだ)(ガックリ
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 11:34:15.81 ID:Kg4QpKut0
……駄目だ、さすがに限界です。今日は大人しく寝ますノシ 起きたら(多分夕方)再開
これから
打ち止めの父親的な人(一方通行)が
打ち止めの彼氏(麻琴)の父親(当麻)に会う模様です。
二人がいる居酒屋には誰が居る?
>>+3×>>+7 (カップルまたは夫婦となります)
>>+10と>>12 (友情や仕事関係とかになります)
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 11:35:56.73 ID:Kg4QpKut0
あ、>>12、じゃなくて>>+12でした。すみません
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 11:37:05.92 ID:c22HVNZ8O
浜面(蘇生)
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 11:44:48.35 ID:yhxLCNHP0
感動の再会を果たした滝壺
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 11:48:36.62 ID:ywCA73qP0
蘇生て…それは無理じゃないか?
あと感動台無し
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 11:49:11.69 ID:9XHqhWAP0
削板
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 11:50:40.32 ID:ywCA73qP0
佐天さん
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 12:04:42.58 ID:tmtb4I1o0
>>205
無理だろってのをどうにかする>>1だ
楽しみにしようじゃないか
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 12:11:28.06 ID:PT1jBOfA0
なんという無茶振り
>>1はどうなっちゃうんだろう
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 15:54:32.09 ID:Kg4QpKut0
あ、アレイスターあたりが頑張ったんです……と力なく>>1は後付けしてみます…。
普通に上条さん周辺の伏線回収を忘れていました。申し訳ないです。
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 16:16:48.85 ID:Kg4QpKut0
――――居酒屋『根性』
当麻「……えーっと、アイツは……。お、居た居た」
ワイワイ。ガヤガヤ。
一方「よォ。この時期、オマエんところも忙しいのに、急に呼び出して悪かった」
当麻「ああ、別にいいよ。今年は、こどもたちと実家に戻った時に行って来たから」
一方「……時期違うけどいいのかソレで」
当麻「そりゃ、ちゃんと行けるのに越したことはないけど。
会いに行ける時に会いに行くってのでも問題ないと思うぞ? ようは、気持ちだ、気持ち」
一方「そうかァ? 超電磁砲あたり、そういうの煩いイメージあっけどなァ」
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 16:19:41.38 ID:Kg4QpKut0
タタタタタ。
佐天「上条さん、一方通行さん、いつもご贔屓ありがとうございます!! ご注文何にしますか?」
当麻「生を中ジョッキとえだまめひとつ。それと上条さんは、今は御坂さんですよ」
佐天「知ってますよ。ただ、私の中で御坂さん=美琴さんのほうですから。友達の旦那を名前呼びする訳にも行きませんし」
一方「アー…、俺も生でいいや、あとタコわさと唐揚げ。
こまけェこたァいいンじゃねェか? 俺だってオマエのこと上条って呼ンでるだろ」
当麻「いや、オマエはほぼ三下呼びですー。いい加減やめてくださいー」
一方「ッカカカ! うっせェーよ」
佐天「相分からずお二人は仲いいですね」(クスクス
「それじゃあ、直ぐにご注文の品、持ってきます!」
タタタタタ。
佐天「生中ジョッキ二つ入りまーす。
店長! 座卓5番さんが枝豆とタコわさと唐揚げの注文でーすっ!!」
削板「了解だ!! 根性で直ぐに上手い料理を作る!!!」
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 16:41:17.79 ID:McE/c1ZhP
安価なのに店員違和感無さ過ぎわろす
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 16:43:32.38 ID:Kg4QpKut0
――――1番座卓
最愛「ぬあぁああああああ!! あのセクハラ上司超ムカつきますううううううっ!!」(バンバン!
滝壺「……きぬはた、お酒飲みすぎ」
フレンダ「結局、普段から仕事のストレスが溜まってるから、ここぞと悪酔いする訳よ」
麦野「つーか、そんなに最悪ならセクハラ上司の×××にでも『窒素装甲』の一発や二発ブチ込んで、
綺麗さっぱり、辞めちまえばいいじゃねーの!? ギャハハハ!!」
フレンダ「そして、さらに酔うと手につかなくなる人がもう一人……」(ハァ
滝壺「むぎの、テンション高いね。楽しそう」
最愛「ひぃ!? 嫌です、超嫌ですよ! ブチ込むなら腹部にしますよ!!!」
フレンダ「――――『窒素装甲』でぶん殴ることは確定なの?」
最愛「それが出来たら、警備員と風紀委員なんて超いらないんですッ!!!」
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 16:46:20.12 ID:W5sQ2O2D0
結局フレンダの夫って誰な訳よ
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 16:48:18.95 ID:Kg4QpKut0
麦野「ああん? 警備員や風紀委員なんてたかがしれてんだろ」
滝壺「どうどう。むぎの、テンション抑えて抑えて」
麦野「よっし、絹旗ァ! そのクソ上司ぶちのめす時は私も声かけろよ!?
オマエの代わりに×××を『原子崩し』でブチ抜いてやるから。
「赤信号みんなで渡れば怖くない」っていうしさー?」(ケラケラ
フレンダ「あああ、もうあんまり騒がしくしないでよね。結局周囲の迷惑なるって訳」
最愛「―――それだ! その方法で今すぐあの下衆男を超ブッ倒しに行きましょう、麦野!」(ガタッ
麦野「―――ハッ、上等じゃねーの!!」(ガタッ
滝壺「あ、二人とも、たくさんお酒飲んで急に立ち上がったりなんかしたら危ない―――ッ」
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 16:50:12.63 ID:Kg4QpKut0
麦野「…………」
最愛「…………」
麦野・最愛「「…………気持ち悪い……っ」」(フラフラ…ストン
滝壺「―――だから、あぶないっていったのに……」
フレンダ「いいんだよ、滝壺。悪酔いした本人たちの時自業自得」
滝壺「ふれんだ。中々シビアになったね」
フレンダ「伊達に一児の母やってないわよ」
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 16:58:48.61 ID:Kg4QpKut0
最愛「…………うぇえ。急にアルコールが超回って来ました」
麦野「…………頭ぐわんぐわんする……」
フレンダ「いい歳してはしゃぎ過ぎ。ほら、お絞りでも顔に当ててゆっくりしてなさい」
滝壺「店員さーんっ すいませーん」
佐天「はいはい、何でしょう」(スタスタ
滝壺「おひや、2人分いただけますか?」
佐天「わかりました。ただいまお持ち致します」(パタパタ…
最愛「うぅ………。頭いたい、目がしぱしぱする……」
麦野「…………」
最愛「超最悪です……。きーもーちーわーるーいぃ……っ」
麦野「…………っ」
フレンダ「麦野、お手洗いなら右に曲がったてつきあたり」
麦野「ん………さんきゅ」(……ガタッ
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 17:14:35.02 ID:Kg4QpKut0
――――5番座卓
佐天「お待たせいたしました、生ビールでーす」
一方「どォもォ」
佐天「おちら、お通しと枝豆。他のおつまみは出来したい持ってきますね」(パタパタ
当麻「はいはい、了解です」
一方「ンじゃ、おつかれ」
当麻「おつかれー」
一方・当麻「「…………」」(プハァ
当麻「いやー、仕事終りのビールは最高ですな」
一方「オヤジくせェ口調でしゃべンなよ。同意すっけど」
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 17:17:26.83 ID:Kg4QpKut0
ワーワーギャーギャー
一方「あそこの席に陣取ってる集団、どんだけ盛りあがってンだよ……」
当麻「ん? どこの集団だ?」
「――――て、あれは滝壺さん……?」
一方「滝壺って、オイ、確か……」
当麻「…………、浜面の奥さん、だよ」
一方「浜面の……」
「…………」
「―――旧姓に、福氏したのか」
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 17:21:03.98 ID:Kg4QpKut0
当麻「美琴経由で聞いた話だけど」
「その、浜面の、遺言らしい」
「…………」
「『滝壺を俺という存在で縛りつけたくないから』だってさ」
一方「まァ、あいつらしいっちゃ、あいつらしいが……」
当麻「結構、自分勝手な言い分だよな」
一方「―――いや、まァ。
…………俺だって、もし自分が嫁より先に死んだら、
俺のことなンぞさっさと忘れて新しい人生歩め、って思うけどな」
当麻「…………」
「滝壺さんは滝壺さんが好きなように生きるさ」
「俺たちがどうのこうの言うことじゃ、ないよな」
一方「――――そう、だな」
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 17:24:34.96 ID:Z+RJp3YR0
浜面が禁書男キャラで一番好きだわ
ぜひ原作では滝壺と幸せになってほしい
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 17:34:46.06 ID:Kg4QpKut0
一方「―――――」
「こォいうことを俺が言うのも柄じゃねーが」
当麻「どうしたんだよ、急に」
一方「…………浜面の野郎」
「ちゃんと、嫁さんの所に帰れているといいな」
当麻「……そうだな」
「なぁ、一方通行」
一方「なンだ」
当麻「機会見つけて、久しぶりにアイツの墓に線香あげに行こうか」
「皆で、さ」
「騒がしいくらい賑やかな人数で」
一方「――――アイツ、馬鹿騒ぎが好きな男だしなァ」
当麻「――――よし、決まりだ」
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 17:47:49.42 ID:Kg4QpKut0
――――居酒屋『根性』入口前
ガラガラガラ
滝壺「……むぎの、大丈夫?」
麦野「あー……、うん。多分、無事」
滝壺「多分って」
麦野「あーはいはい。大丈夫だよ。
トイレで胃の中のモノ全部出したし、外の新鮮な空気もすったし」
滝壺「うん、もう足元もふらついてないし、大丈夫そうだね」
麦野「私はすぐに酔うけど、そのぶん酔いが醒めるのも早いから」
滝壺「そっか。きぬはたは逆に『これは確実に二日酔いコース超確定です……』って嘆いてた」
麦野「別にいいんじゃない? どーせあの子も明日は仕事休みだろうし」
滝壺「そうだね」(クスクス
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 17:55:52.29 ID:Kg4QpKut0
麦野「…………」
「…………」
「ていうかさ、今更聞くのもアレなのかもしれないけど……」
滝壺「なぁに、むぎの」
麦野「……私と飲んでてよかったワケ?」
滝壺「……うん、良いんだよ」
麦野「…………」
滝壺「仕上にはちゃんと、今日の朝会いに行ったから」
麦野「――――そう」
「…………」
「私たちも」
「明日、絹旗の体調が回復したら、会いに行くよ」
「あのお人よしの馬鹿には似合いそうもない、花を持参して、ね」
滝壺「ありがと。きっと、仕上も喜ぶ」
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 18:04:25.14 ID:Kg4QpKut0
麦野「歳をとったせいかしら、時がたつのが異様に早く感じるわ」
滝壺「同感。若い頃のほうが毎日が濃かったのに、体感する時間の速さは今のほうがずっと早い」
麦野「……今思い起こせば、若い頃の日常の濃さは例外なのよ」
滝壺「……色んなことが、あったね」
麦野「わたしらと浜面が出会ったのも、その頃か」
滝壺「うん、私たちが高校生の頃、だね」
麦野「…………あれから十数年、か」
滝壺「わたしも麦野もおばちゃんになっちゃたねぇ」
麦野「やめい、わたしもアンタもまだ三〇代前半だっての」
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 18:19:29.88 ID:Kg4QpKut0
ガラガラガラ。
フレンダ「おーいお二人さん、そろそろ絹旗回収してお店から撤収するよ」
麦野「了解。絹旗は?」
フレンダ「一番座卓でへばってる。私、まとめて会計しとくから」
滝壺「じゃあ、わたしがきぬはたを……、」
麦野「いいよ。私が連れてくるから」
滝壺「……でも、」
麦野「滝壺、アンタはそろそろ家に帰ってあげなさいな」
滝壺「……むぎの?」
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 18:21:49.64 ID:Kg4QpKut0
麦野「アンタの気晴らしになるかと思って、今日は無理やり誘っちゃたけど」
「やっぱり、アンタはもう帰った方がいい」
滝壺「…………」
麦野「アイツ、『俺の縛られるな、俺も縛らねェ』的な遺言を残したらしいけど」
「なんだかんだアンタのことが恋しくなって、帰って来てるんじゃないの?」
フレンダ「結局、浜面はかっこつけの割に寂しがり屋って訳ね」
麦野「――――お盆は」
「亡くなった人がこの世に戻ってくることが許された季節だから」
「きっと」
「浜面も、帰ってくるよ」
「だから、浜面のこと家で待っててやりなよ、滝壺」
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 21:44:42.32 ID:Kg4QpKut0
トボトボトボ……
滝壺「…………浜面が帰ってくる、かぁ」
「――――」
「――――」
「どうなんだろう」
「はまづらは前だけ向いてがむしゃらに走っていくような人だから」
「…………」
「後ろを振り向いて、」
「私のことを、思い出してくれることってあるのかな」
「…………帰って、くるのかなぁ」
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 21:51:07.01 ID:Kg4QpKut0
滝壺「…………」
スタスタスタ
滝壺「…………」
スタスタスタ
滝壺「…………」
スタスタスタ
滝壺「…………」
スタスタスタ
――――ヒュ-…
スタスタ……ピタッ
滝壺「…………?」
「――――なに?」
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 21:51:57.28 ID:Kg4QpKut0
―――――『滝壺っ』――――――
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 22:05:31.48 ID:Kg4QpKut0
頬に微かな風を感じ不意に立ち止まると、ふいに、懐かしい声が聞こえたきがした。
「…………えっ?」
懐かしい耳触りが鼓膜を震わせる。
大きなくちをあけて笑うのが印象的だった、彼の声。
互いの気持ちを伝え合ったばかりの頃、「滝壺」と照れくさそうに私の名を紡いだ、彼の声。
間違える、はずがない。
何度も、
何度も、
耳元で私に愛を囁いてくれた、浜面仕上げの声だった。
「は、まづら……?」
結婚してから、仕上と呼んでいたのに、反射的に喉の奥から出てきたのは、彼の昔の呼び名。
瞬時に感じだ音色に含んだ若さに、自分の中の時計が左回りに進んだのかもしれない。
そう、
それこそ、二人で学園都市の泥沼を這いずりまわり、ロシアの雪原へと旅していた、あの頃まで。
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 22:09:44.86 ID:Kg4QpKut0
「……は、まづら、だよね……?」
後ろを振り返るのが怖くて、震える声で尋ねる。
「…………」
どれほど待っても、答えは来ない。
「――――ッはまづら!!」
耐えきれなくなった私は、感情のままに勢いをつけて振り返った。
いったい、なんの感情に背中を押されたのか。
昔を懐かしむ哀愁か、
彼をいとしく想う恋慕か、
彼が死んでしまったても、それでも尚、彼に会いたいと切望する寂寥か。
そして、振り返ったその先には―――、
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 22:11:25.71 ID:Kg4QpKut0
―――――彼が、いるはずもなく。
―――――ただ存在するのは、淡い光を灯す、蛍が一匹。
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 22:17:12.66 ID:Kg4QpKut0
滝壺「…………」
「そう、だよね」
「はまづらは―――、仕上は、もうこの世にはいないのに」
「…………なに、馬鹿なことを」
「馬鹿なことを、期待してしまったんだろう」
「…………」
「…………ッ」
ホワッ……。ホワ……。
滝壺「…………なぁに? オマエ、とつぜん光りはじめて……」
「もしかして」
「――――わたしを、慰めてくれててる?」
ホワッ……。ホワ……。
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 22:20:48.46 ID:Kg4QpKut0
滝壺「……やさしい子だね、オマエ」
「ありがとう」
「だいじょうぶだよ」
「私はだいじょうぶだから、仲間のところへお帰り」
ホワッ……。ホワ……。
滝壺「こら、ついてこないの」
「…………」
「…………」
「……どうして、ずっとついてくるの……?」
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 22:26:54.17 ID:Kg4QpKut0
―――――『男はみんなロマンチストなんだよ』
―――――頬を薄っすらと上気させて、拗ねたように彼がそう呟いてことを、ふと思い出す。
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 22:30:57.58 ID:Kg4QpKut0
滝壺「……………」
「ねぇ、もしかして」
「アナタ、『はまずら』?」
ホワッ……。ホワ……。
滝壺「――――て、聞いても分かるワケないか」
「……うん、でも」
「アナタが、『はまずら』なら嬉しいな」
「…………」(クスッ
「淡い光を灯す蛍の形になって、お盆の夜に、妻のまえに現れる―――」
「なんて」
「すごく、ロマンチックだし、ね」
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 22:35:03.37 ID:Kg4QpKut0
――――同時刻、居酒屋『根性』
フレンダ「すいっませーん、お会計おねがいしまーす」
佐天「はーいっ!」
最愛「…………気持ち悪い、気持ち悪い、超頭ずきずきするぅ~~っ」
麦野「ほら、移動するよっ!!」
最愛「…………ふぁい」
麦野「ああ、もう、しゃっきり歩く!!」
290 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 22:37:50.13 ID:Kg4QpKut0
・
・
・
・
佐天「ありがとう御座いましたー!!」
削板「よかったら、また来てくれよな!!」
ガラガラガラ
フレンダ「ご馳走さまでしたっと」
最愛「うう、明日絶対二日よいです」(フラフラ
麦野「そこの千鳥足の人。いいから私の肩につかまんなさい。転ぶわよ」
最愛「超お手数おかけしまう……」
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 22:44:37.28 ID:Kg4QpKut0
フレンダ「――――結局、今日は空が一段と澄んでる」
最愛「……空気も超新鮮です。ちょっとだけ気分も行きかえります」
麦野「お盆の時期って、なんでか夜が静かだったりするのよね、不思議と」
フレンダ「…………」
「滝壺、浜面に会えてるといいねぇ」
麦野「まぁ死んだ人間相手に『会う』っていう表現もちょっと違うかもしれないけど」
「――――そうね」
「アイツら」
「ちゃんと、会えてるといいわね」
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 22:46:24.41 ID:W/1/P7byO
始めの頃から見てたがここまで発展してるとはwww
最後まで見届けさせてもらおうか
300 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 23:13:44.86 ID:Kg4QpKut0
――――さらに同時刻・居酒屋『根性』
ワイワイガヤガヤ。
当麻「―――でさ、その時に」
一方(さて、いい加減それとなく打ち止めと麻琴の件についてコイツから聞いてみねェとなァ…)
当麻「俺は全然悪くないのに、美琴のやつがカンカンに怒ったんだよ」
一方(鈍感なコイツのこと。核心にせまる答えは返って来ねェかもしれン。
しかし、だからといって打ち止めの姉である超電磁砲に聞くのは偲ばれる)
当麻「『ワイシャツにキスマークつけて!!』て怒り心頭してたけど、電車の中で女の人とぶつかっただけだっつーのに……」
303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 23:20:14.97 ID:Kg4QpKut0
一方(三下が何も知らねェことを前提に、いっそのこと、ストレートにぶちまけてみるのも手か……?
『オマエンところの息子がウチの娘(=オマエの嫁さんのクローン)が出来てますよー☆』って―――、)
当麻「まったく、美琴の独占欲には時々疲れる―――、」
一方「言えるわけねェェェェええええだろォォォォおおおお!!!」(ガタッ!!
当麻「―――あ、一方通行っ!?」(ビクッ
一方「…………っハ! いや、なんでもねェ。気にすんな」(ストン……
当麻「おう……」
(め、めちゃくちゃ気になるんですけど……)
>>+5
打ち止めのお父さん(一方通行)は麻琴のお父さん(当麻)にどう対応するべき?
1これは御坂家に関わる問題だは正直に打ち止めたちのかんけいを言う
2やはりハッキリいうのははばかれる。それとなく御坂家の様子の尋ねる
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 23:22:54.37 ID:ywCA73qP0
1
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/14(木) 23:53:54.88 ID:Kg4QpKut0
一方(――――なんて、甘っちょろい事言ってる時間はねェわな。
俺よりも、コイツや超電磁砲の近くに存在している出来事だ。
どのみち、いずれ知らぬ存ぜぬでは通用しなくなる―――それなら、)
一方「なぁ、上条。ちょっといいか」
当麻「あーなんだ。ようやく本題に入るのか?」
一方「―――オマエ、なンでっ」
当麻「『ちょっと聞きたいことがある』って飲み屋に誘ったのはお前だろ」
一方「あ、ああ。そうだったな……」
当麻「んで? 聞きたいことってなんだよ」
一方「聞きたいことっていうか、確認したいこと、なンだがな……」
当麻「……??」
320 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 00:12:11.77 ID:8j0j7su40
一方「――――その、オマエの倅のことで、ちょっとな」
当麻「……麻琴のこと?」
一方「なんつーか、その、すげェ言いにくいことだが」
当麻「よくわからんがハッキリ言ってくれよ。俺の息子のことなら、尚更だ」
一方「ああ……そうだな」
当麻「……美琴のやつも最近「麻琴の様子がおかしい」って眉をひそめていたし、な」
一方「麻琴の様子がおかしいって、具体的には」
当麻「なんだったかな。多分「最近私や美子のことを極端に避けてる」って言ってた」
一方「…………なるほどなァ」
(そりゃ、自分の想い人と自分の母親と妹が同じような面構えしてやがるンだ。気まずくもなるってな)
336 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 03:48:15.42 ID:ML7emMQnO
このスレだけでちゃんと終わるんかな
352 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 12:52:39.42 ID:K1mYpVbO0
>>336 このスレで終わりですよ。今日で終り。
オマケの安価ラスト。
なのでちょっと大目ですがよろしくお願いします。
打ち止めが麻琴のどこに惚れた?>>+5
打ち止めと麻琴の恋愛の今後の方向性は?>>+8
木原くんはどうして黄泉川さんが苦手?>>+11
最後の最後、いちゃらぶ書くとしたらのどの組み合わせ>>+15
(今までに出てきた組み合わせ以外の場合は、誰×誰かご指定ください)
354 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 13:02:33.23 ID:tp8iJlUy0
こりゃまた今後を決める重要な安価だ
ksk
357 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 13:08:06.69 ID:hleu07rp0
困ってるモノを助けたいという両親の美徳を引継ぎつつも
考えなしに突っ込まず、一人で抱え込まず、冷静に対処しようとする姿勢。
360 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 13:10:16.42 ID:JaTwjFm30
>>357
麻琴イケメン過ぎkskst
361 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 13:12:23.14 ID:KEaw3oQ20
イチャイチャ、かつネチョネチョ
363 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 13:12:52.44 ID:yCP7FT9J0
原作読んだけど
滝壺って強いんだね
367 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 13:17:37.15 ID:tp8iJlUy0
五和と削板
369 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 13:21:24.78 ID:K1mYpVbO0
木原くんはどうして黄泉川さんが苦手?のみ再安価>>+3
372 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 13:26:58.12 ID:riNf2b/zO
ガチで戦ってズタボロにされた
374 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 13:45:11.49 ID:K1mYpVbO0
一方「突然『何を言い出すんだ、コイツ』って思うかもしれないが、今から俺が言うことは、本当のことだ」
当麻「んなこと、思わねえよ。一方通行がくだらない嘘を言うようなヤツじゃねえことぐらい、俺だって知ってるさ」
一方「――――ハッ、そいつァ意外な評価だ」
当麻「オルソラだってオマエのそーゆう所に惚れたんじゃね?」
一方「知らねェよ。聞いたこともねェし。―――と、今はアイツの事じゃなくて麻琴達の事だ」
当麻「……麻琴、『達』?」
一方「……あァ、麻琴達の、な」
当麻「…………、いったい、なんなんだ……?」
一方「…………」
「…………」
「この間、打ち止めが家にやって来て、俺に言ってきたンだ」
「…………」
「アイツは―――打ち止めは、オマエの倅と真剣な交際をしてる、ってな」
375 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 14:06:07.41 ID:tp8iJlUy0
>>372
木原くンに圧勝するとか黄泉川さんパネェ・・・
376 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 14:30:58.59 ID:K1mYpVbO0
――――翌日、とある小学校
キーンコーンカーンコーン。
友達「絶望した! 夏休み期間だというのに学校に来なければならないという現実に絶望した!!」
麻琴「そりゃ、中学受験挑戦するなら夏休みも何もないだろ」
友達「でも、いまお盆ですよ!?」
麻琴「お盆でも平日なら補習とかで普通にあるし」
友達「でも、今日は休日ですよ!?」
麻琴「ああそうだな。だから、中学受験組の奴以外は普通に学校来てないな」
友達「絶望した! 俺は中学受験という荒波に―――、」
麻琴「ウルサイ。というか、オマエそのフレーズを言いたいだけなんだろ?」
友達「…………、麻琴、オマエクールすぎねぇ? もっと小学生楽しめよ」
麻琴「残念。生まれたときからこういうたちだよ」
378 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 14:50:33.42 ID:K1mYpVbO0
友達「オマエ、第一志望何処だっけ?」
麻琴「霧ケ丘付属」
友達「え、マジで? 意外だわ。オマエのことだから能力研付属の中等部に行くのかと思ってた」
麻琴「……能力研付属は、ちょっと。あそこは原石の保護・解明が主な目的だろ」
友達「原石じゃなくても、特異な能力を持ってたり偏差値が高けりゃ入学は可能って聞いたけど」
麻琴「霧ケ丘付属なら能力研とたいして偏差値変わらない。霧ケ丘のほうが家から近い」
友達「さいですか」
麻琴「…………」
「――――それに、能力研付属はあの人がいる学校だし、な」(ボソッ
友達「? なんか言ったか」
麻琴「いいや、何も」
380 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 14:57:37.70 ID:6loVfD85O
地獄の底もずい分改善されたんだな
381 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 15:15:02.90 ID:K1mYpVbO0
友達「オマエさ、ついこの間まで中学受験とか興味なさそうにしてたじゃん?
『無能力者だし、別に通えるところならどこでもいい』みたいな感じで」
麻琴「…………」
友達「麻琴?」
麻琴「…………別に」
「――――気まぐれみたいなモン、かな」
「別に受験してみてもいいかって思い直しただけだよ。」
友達「ふ~ん。ま、無能力者っつっても、オマエは阿保なくらい頭の出来いいし。
常盤台みたいに、能力が絶対条件になる学校以外は全部受かるからいいよなー」
麻琴「そんなことないさ。能力を考慮しないで試験うけさせてくれる学校は限られてくる」
382 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 15:16:57.54 ID:ZqrSeyGH0
霧が丘って女子高のイメージ持ってた
384 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 15:22:52.57 ID:K1mYpVbO0
友達「ゆくゆくは長点上機にでも進むんだろうな、オマエ」
麻琴「多分、そうなるかな。てか、俺のことはどうでもいいだろ。オマエは何処に行くつもりなんだ?」
友達「能力研か十字教系のミッション学校のどっちか、かな」
麻琴「どっちか? 曖昧だな。そろそろ第一志望きめとかねーとヤバイだろ」
友達「俺の父さん原石で、俺の母さん十字教徒だからさ。色々と意見が纏まらない感じ」
麻琴「なんだ? 親御さんが意見対立でもしてんのか?」
友達「ううん、違う。父さん側の人と、母さん側の人で意見が真っ二つに分れてるんだよ」
麻琴「まじかよ、うざいなソレ」
385 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 15:24:13.25 ID:wuZz5sxQ0
あのレベル5、超電磁砲の息子ということで最初は周囲からすごく期待されたんだろうなぁ…と思うとちょっと切ない
387 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 15:29:50.56 ID:K1mYpVbO0
友達「本当になー。父さんや母さんが口出しするのは、まぁ、まだ分かるけど。他の関係ない外野は黙っててほしいわ」
麻琴「オマエも色々と苦労してんだな」
友達「お互いだよ。オマエだって親関係で、その、色々あるだろ?」
麻琴「いや、俺は別にないよ」
友達「なんでさ。オマエの両親って、あの『超電磁砲』と『幻想殺し』だろ?」
麻琴「万年無能力者の俺には、特にそう言うのはないよ」
友達「えぇ? マジで?
俺、『原石のこども』ってだけで小さい頃から色んな科学者たちに声かけられるぞ?」
麻琴「――――そういうのは、妹のほうが濃く受け継がれてるみたいだから」
友達「美子ちゃん、だっけ?」
麻琴「おう、なんか最近は、まだ幼稚園の年少なのにもうビリビリ感電してるわ」
友達「へー。母親と同じ発電系か。オマエんとこの家、もうちょっと捻った遺伝の仕方すれば面白いのにな」
麻琴「阿保か。遺伝はひねったりとかはできねーだろ」
友達「遺伝子組み換え麻琴くん!」
麻琴「やめろ、人を遺伝子組み換え納豆みないなノリで呼ぶな」
390 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 15:47:14.22 ID:K1mYpVbO0
友達「納豆か。今日の晩飯納豆だといいな」
麻琴「マジメな話題から急にどうでもいい話に飛ぶんだな」
友達「気にするな。『空が青いな、よし、今日も根性だ!!』的に考えておけ」
麻琴「例えがわからん、意味不明」
友達「父さんの口癖」
麻琴「うん、オマエの親父さんが意味不明だな」
友達「うん、俺もそう思う」
391 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 15:48:16.03 ID:K1mYpVbO0
黄泉川「ほらほら、そこのオマエら。もうすぐ完全下校時刻じゃんよー。さっさと家に帰れじゃんよー」
友達「あ、教頭先生だ」
麻琴「すみません、すぐ帰ります」
黄泉川「中学受験に向けての講習だったのか? お疲れさんじゃんよ」
友達「めっっちゃしごかれました」
麻琴「―――と、えばっているコイツですが、半分爆睡してました、本当は」
友達「おい、麻琴っ!」
麻琴「俺はちゃんと受けてけど」
黄泉川「あっはっは!! オマエ等仲いいな。それじゃ、気をつけて帰るんだよ」
麻琴・友達「「教頭せんせい、さようなら」」
黄泉川「はい、さようなら」
393 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 16:11:40.96 ID:K1mYpVbO0
――――とある小学校・校門前
友達「あーそうだ、第十二学区にいこうと思ってたんだった。忘れてた」
麻琴「第十二学区?」
友達「神学系のパンフレットいくつか貰いに行こうかと思って」
麻琴「ふーん。とりあえずは、能力研と神学系、両方視野に入れとくってことか」
友達「ま、一応」
テクテクテク。ピタ。
友達「――あれ?」
麻琴「ん?」
友達「なぁ、麻琴。校門の前に立ってる女のひと、オマエのお袋さんじゃねえの?」
麻琴「え? マジかよ」
打ち止め「あ、ようやく会えたんだよ、ってミサカはミサカは待ちくたびれた事を隠さずに麻琴に報告してみたり」
麻琴「―――ら、打ち止めさん」
395 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 16:18:01.58 ID:GxiGMqki0
真琴が無能力なのはレールガンの遺伝子をイマジンブレーカーの遺伝子が破壊したからだろ?
397 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 16:26:00.93 ID:fZ/l8JrQ0
友達の母親って誰だ?出てたっけ?と思ったら>>367の安価かw
相変わらず展開が楽しみすぎるw
409 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 19:08:02.90 ID:K1mYpVbO0
友達「らすとおーだー? レールガンじゃなくて?」
麻琴「あー……、母方の親戚だよ」
友達「てか、まじで瓜二つだな。お袋さんの妹さんとか?」
麻琴「そんなとこ。―――じゃあ、俺行くわ」
友達「おう、また明日な」(スタスタスタ……
打ち止め「その、突然連絡もせずに待ち伏せちゃってごめんね? ってミサカはミサカは謝りつつ首をかしげてみたり」
麻琴「それはいいけど、何か用?」
打ち止め「…………うん。用って言うか、なんとなく麻琴に会いたくなったの、ってミサカはミサカは正直に告白してみる」
麻琴「――――なんか、あったんだろ。暗い顔してる」
打ち止め「…………」
麻琴「話を聞くにもココじゃあれだし、近くの公園にでも移動する?」
打ち止め「……うん、ってミサカはミサカはアナタの意見に同意して頷いてみたり……」
412 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 19:27:43.09 ID:K1mYpVbO0
――――公園
打ち止め「…………」
「…………」
麻琴「ン」
ピタ
打ち止め「ひあっ!!?」
麻琴「ほら」
打ち止め「~~~~ッ冷たいだけど!! ってミサカはミサカはアナタの行為に合議してみるっ」
麻琴「そらそうだろ。缶コーヒーだし」
打ち止め「――――別に、普通に渡してくれたっていいじゃない、
ってミサカはミサカは缶コーヒーを後ろから首筋に押し付けてきたアナタに文句を言ってみる」
麻琴「小学生のちょっとした悪戯心。てか、ほら、さっさと受け取れって」(スッ
打ち止め「―――ありがと、ってミサカはミサカは感謝の言葉を告げてみる」
414 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 19:39:49.51 ID:K1mYpVbO0
打ち止め「あ、お金」
麻琴「いらない」
打ち止め「いや、さすがに麻琴に奢ってもらう訳にはいかないって、ミサカはミサカは」
麻琴「貰う必要がない。それ、タダ」
打ち止め「え?」
麻琴「アソコの赤い自販機にはちょっとした裏技があるんだよ。えーっと、名前は何だったかな」
打ち止め「…………もしかして、常盤台中学内伝おばーちゃん式ナナメ四十五度からの打撃法による故障機械再生法?」
麻琴「そう、それ。よく知ってるな」
打ち止め「昔、お姉さまがソレをやっている映像を、
ミサカネットワークで発見したことがあるからって、ミサカはミサカは情報源を暴露してみたり」
当麻「母さん曰く、またの名(?)を『ちぇいさー!』」
416 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 19:47:58.34 ID:K1mYpVbO0
痛恨の間違い × 当麻 ○ 麻琴
417 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 19:52:10.42 ID:K1mYpVbO0
打ち止め「…………」
麻琴「打ち止めさん?」
打ち止め「お姉さまも自分の子どもにいったいを教えているんだか、ってミサカはミサカは嘆息してみる」(ハァ
麻琴「いや、教えてくれたのは『ちぇいさー!』を目撃した父さん」
打ち止め「…………」
麻琴「俺こずかいも奨学金もそんなに多くないから、結構重宝してる、コレ」
打ち止め「……お行儀が悪いからやめなさい、ってミサカはミサカは麻琴にお姉さんらしく注意をしてみたり」
麻琴「気が向いたら」
打ち止め「ちょっと、たまには年上の言うことを聞くものだよ!? ってミサカはミサカは反論してみたり!!」
麻琴「そうやって一回りも年下のガキにムキになる辺り、年上の貫禄もなにも無いとおうだけど」
「なぁ?―――打ち止め?」
打ち止め「~~~~~ッ」(///
「突然呼び捨てにするのは卑怯なんだよって、ミサカは、ぅぁ、ミサカはぁ……」(///
419 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 19:56:13.15 ID:lUafQwg+O
打ち止めは合法ロリなんだろうな
421 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 20:08:57.14 ID:K1mYpVbO0
麻琴「―――ま、ある程度は元気でた?」
打ち止め「……うん。少し、元気出た、かな」
麻琴「なら、よかった。やっぱり、打ち止めは笑ったほうが可愛いからさ」
打ち止め「……いっつも疑問に思うんだけど、麻琴って本当に小学生なの? ってミサカはミサカは抱いている疑念について尋ねてみる」
麻琴「正真正銘、小学生の12歳だって」
422 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 20:13:33.13 ID:wuZz5sxQ0
上条さんのクローンだったら面白いのになw
423 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 20:15:36.73 ID:K1mYpVbO0
打ち止め「…………」
「12歳、かぁ……」
麻琴「なんで、改まってそんなこと聞くかな」
打ち止め「麻琴、私の半分の年齢なんだよね、
ってミサカはミサカは今更ながら現実の壁の存在を確認して、ため息をついてみたり……」
麻琴「――――現実の壁?」
打ち止め「…………」
「…………」
「うん、現実の壁……」
424 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 20:18:23.59 ID:K1mYpVbO0
麻琴「…………現実の壁、ね」
「いったい、何を指して言ってる訳?」
打ち止め「………そ、れは」
麻琴「伯母と甥っていう関係性?」
「1回りも違う年齢差?」
「社会人と小学生っていう立場の違い?」
打ち止め「――――そ、れは」
麻琴「それとも別の何か?」
打ち止め「…………わかんない」
「わかんないだよって、ミサカはミサカは正直に吐露してみる」
「もう、頭が混乱して、わかんないんだよ……っ」
425 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 20:21:38.23 ID:K1mYpVbO0
打ち止め「――――あの人に、」
「一方通行に、言ったの……」
「好きな人が出来たって」
「私を想ってくれる人が出来たって」
「…………あの人は、今まで、ずっとずっとミサカのことを一番に心配してくれた人だから」
「私はもう大丈夫だよって、幸せだよって」
「…………」
「そう、伝えたかっただけなのに」
426 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 20:30:30.61 ID:K1mYpVbO0
麻琴「…………一方通行さんに、俺たちのこと言ったんだ」
打ち止め「私たちのこと、簡単に言い振らしちゃいけないってわかってたけど……」
「…………、あの人なら」
「…………、あの人だけなら」(グスッ
麻琴「――――応援してくれる、とでも?」
打ち止め「…………ッ!」
麻琴「なぁ、今の話し聞いた俺の感想、言ってもいい?」
打ち止め「……なぁに? ミサカはミサカは怖い顔のアナタに恐る恐る尋ねてみる……」
麻琴「馬鹿」
打ち止め「っ!!」
麻琴「馬鹿だよ、オマエ」
打ち止め「……一方通行にも、言われた、ってミサカはミサカはあの時のことを思い返してみる……」
427 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 20:37:25.97 ID:K1mYpVbO0
麻琴「どうして俺に相談もなく、そんなことしたんだよ」
打ち止め「―――アナタに、余計な心配かけたくなかったから……」
麻琴「俺が、ガキだから? 頼りないから?」
打ち止め「そんな、つもりは……っ!」
麻琴「…………」
「たしかに、俺は子供だよ」
「打ち止めを守ることすらできない、ガキだよ……ッ!」
「そうやって、打ち止めに頼られない力ない自分が情けないよ、……畜生」
「…………」
「……けど」
「けど、覚悟だけなら、もうちゃんと決めてる」
「どんなに反対をうけようと」
「社会の誰から、友達から、家族から、罵声を浴びせられる未来だったとしても」
「どんなことがあっても、俺は、打ち止めと歩むって」
「ちゃんと、俺は覚悟を決めたよ、打ち止め」
428 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 20:38:29.19 ID:isnsbvx+0
なにこのショタ条さん
429 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 20:44:34.44 ID:ur9GXotDO
麻琴さん二人の良いとこだけ似たのかな
430 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 20:47:12.44 ID:K1mYpVbO0
麻琴「―――――」
「打ち止めは、揺らいでるんだろ」
打ち止め「…………違うっ!」
麻琴「違わないよ」
打ち止め「……違うよ」
麻琴「違わない」
打ち止め「違う! ミサカは麻琴のこと大好きだもの!」
麻琴「―――でも、一方通行さんに反対されて、今そうして迷ってるじゃないか!!!!」
打ち止め「ッ」(ビクッ
麻琴「…………ッ。ごめん、つい」
打ち止め「……ううん、大丈夫」
431 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/15(金) 20:51:57.02 ID:K1mYpVbO0
麻琴「…………ごめん」
打ち止め「だから、いいて」
麻琴「…………」
打ち止め「―――――」
「ほんとは」
「麻琴の言うとおりなのかもってミサカはミサカは思いなおしてみる」
「…………ミサカ、自信が無くなったのかもしれない」
「――――麻琴と一緒に居ることの、自信が」
- 関連記事
-
流石は当麻と美琴の子供だな!