※関連:上条「さすがに上条さんちで七人暮らしはキツイんですよ」 (1/3)
180 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2010/07/11(日) 21:17:36.36 ID:gK7VccV70
今追いついた
190 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2010/07/11(日) 21:45:46.05 ID:Plun4Yp30
黒子(お姉さま一筋モード)導入の有無について
↓
191 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2010/07/11(日) 21:46:24.70 ID:gK7VccV70
右手で阻止
193 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2010/07/11(日) 22:10:35.49 ID:Plun4Yp30
―――
初春「それじゃあ、ごちそうさまでしたー」
青ピ「ほなまたなー」
バタン
上条「お前とやおい号の知り合いにしてはまともな子だったな」
一方通行「……あの趣味が無けりゃあ、な」
青ピ「……第一位、初春ちゃんはあの趣味だけやない。僕らよりもっと酷い趣味持ってんねん」
11801号「彼女は軽いものは純愛から始まり、重きは四肢切断からのカニバリズムや脳を弄っての洗脳および脳姦やスカルファックまで、手広くカバーしています。
その趣味の悪さはミサカやあーさんを軽く超越してるでしょう、とミサカはお茶を飲みながらいいます」
青ピ「しかも重度の方が描いてて楽しい言うんやから重傷やろうなぁ」
一方通行「……」
上条「……人って、見た目じゃないんだな」
木山「……特殊思考が過ぎると、大人になって苦労するぞ」
青ピ「まあ、根はいい子なんや」
11801号「はい、根はいい子なんです、とミサカは遅すぎるフォローを出します」
201 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2010/07/11(日) 22:28:51.58 ID:Plun4Yp30
上条「……さて、昼も食べたし……今日はこれから何しようかなぁ」
一方通行「布団はいつ届くンだ?」
上条「今日の二十時頃だってさ。……こう暑いと外に行くのも億劫だしなぁ」
青ピ「……そやなぁ、やったらやっぱゲームかなぁ」
上条「ゲームねぇ……一方通行、何かやりたいのあるか?」
一方通行「どンなのがあるンだ?」
打ち止め「パズルゲームならミサカ得意だよ、ってミサカはミサカはやる気満々で言ってみる!」
11801号「パズルゲームだと一方通行と上位個体の独壇場になりかねないのでもっと別なゲームにするべきです、とミサカは提案します」
上条「落ち物とか得意そうだもんな……じゃあ格ゲーとか?」
青ピ「格ゲーやる? でも格ゲーやと向き不向きあるしなぁ。
つーかカミやんなんでSFやらKOFやらやなくてあえてのジャス学なん?」
上条「ほっとけ」
木山「人生ゲームとかでいいんじゃないか? それ以外はルールを覚えるのが面倒だし」
上条「……木山さんもするんですか?」
木山「休日の午後は暇でね」
202 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2010/07/11(日) 22:37:42.87 ID:Plun4Yp30
上条「じゃあゲームは人生ゲームでいいな」
青ピ「ま、そうなるわな」
上条「でも、六人でやるとなると……チーム分けか」
木山「最高プレイ人数が四人……二人組二つに二人か」
一方通行「いや、もっと面白いチームの分け方がある」
木山「……へぇ、それは?」
ドタドタ
禁書「……うー……お腹すいたぁ」
青ピ「おお、インデックスちゃんおはよーさん。ご飯さんそこ置いてあんでー」
禁書「……うん」
一方通行「個人戦とチーム戦じゃあどうしても差が出る。だから当然、やるなら全員チームを作るべきだ。違うかァ?」
上条「つまり四チーム、八人でやるって事か」
木山「……しかし、禁書目録を合わせても七人しか居ないが?」
一方通行「そこなら問題ねェ」
―――
203 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2010/07/11(日) 22:43:15.14 ID:Plun4Yp30
―――
チームA 一方通行&禁書目録ペア
禁書「あくせられーた、頑張ろうね!」
一方通行「やるからには勝つぞ、インデックス」
チームB 打ち止め&木山ペア
木山「君と私か、これはまた珍しい」
打ち止め「一番になろうね、ってミサカはミサカは熱意を表してみる!」
チームC 青ピ&11801号
青ピ「……アミダくじなんに、まさか自分と当たるとはなぁ」
11801号「非常に残念です、とミサカは肩を落とします」
チームD 上条当麻&スフィンクスペア
上条「不幸だあああああああああああああああああああ!!!」
スフィンクス「にゃー」
205 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2010/07/11(日) 22:47:23.80 ID:gK7VccV70
何とまぁ
207 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2010/07/11(日) 22:55:29.84 ID:Plun4Yp30
――― 一方禁書組
青ピ「先に言っとくけど、乱数調整は無しやでー」
一方通行「ったく、ンな面倒な事するかよ」
禁書「どっちがルーレット回そっか?」
一方通行「……俺が回すとあの青馬鹿が騒ぐだろうから、テメェが全部回せ。
マスごとのイベントに関しては俺が全部決めるから」
禁書「分かったんだよ! それ!!」
6
一方通行「……ふゥン、まァまァだな」
禁書「よくもなく、悪くもなく、だね」
一方通行「……買わない」
禁書「了解なんだよ!」
―――
青ピ「安定してんなぁ、あの二人」
木山「……チームとしては理想的かもしれないね。二人の役割分担がしっかりしてる」
208 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2010/07/11(日) 23:04:38.08 ID:Plun4Yp30
――― 打ち止め木山組
打ち止め「ミサカがルーレット回すね、ってミサカはミサカは言いつつボタンを押してみる!」
木山「ふむ。じゃあ私達は一回ずつ交代にしようか」
打ち止め「分かった、ってミサカはミサカは頷いてみる!!」
木山「それじゃあ、最初は頼んだぞ」
打ち止め「任せて、ってミサカはミサカは選択肢を選びながら言ってみる!!」
―――
青ピ「なんや、お母さんと子どもがゲームしてるみたいやなぁ」
11801号「このやり方なら進行速度も内容も、どちらか片方のせいって事になりませんからね。
勝っても負けてもお互いが同じだけ関係していますからね、とミサカは解説を加えます」
一方通行「ンなの弱い奴の言い訳だろォが。絶対強者ってのはなァ、何が起ころうと勝つようになってンだよ」
青ピ「あらぁ、さすが第一位。言う事が大胆やわぁ」
210 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :2010/07/11(日) 23:15:02.83 ID:Plun4Yp30
――― 青ピやおい号組
青ピ「ほな、まずは僕から……」
11801号「待って下さいあーさん、最初はミサカがルーレットを回します、とミサカはコントローラを掴んで自己主張します」
青ピ「……あんなぁ、ミサカちゃん。この手のゲームは一手目が大事なん、分かる?」
11801号「重々承知の上です。その上で提案しています、とミサカはあーさんを睨みながらコントローラを引っ張ります」
青ピ「ミサカちゃん強情やねぇ、もっと大人しい方が男受けええと思うよ?」
11801号「あーさん、レディファーストは紳士の嗜みですよ、とミサカはあ―さんに食い付きます」
―――
一方通行「見事にバラバラだなァ」
打ち止め「譲り合いの精神が大切だよね、ってミサカはミサカは二人を見ながら言ってみる」
上条「コントローラー壊すなよー」
スフィンクス「にゃー」
木山「……同じタイプの人間といっても、こういう時は不便だな」
禁書「だね。こういう時は真逆がいいのかな?」
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/11(日) 23:24:53.75 ID:Plun4Yp30
――― 上条スフィンクス組
青ピ「カミやん、スフィンクスの脚引っ張らんようになー」
上条「……ルーレット回して」
11801号「まずは話し合いでどちらがルーレットを回すか決めるべきです、とミサカはアドバイスをします」
上条「……」
上条「えー、スフィンクス……ルーレット回す?」
スフィンクス「にゃー」
上条「は、はっはっは、じゃあ上条さんがルーレット回しますねー。それー」
1
上条「うわぁ、一出しちゃったぁー、ごめんな、スフィンクスー」
スフィンクス「……」
上条「……不幸だ……」
―――
木山「……頑張るなぁ、彼も」
一方通行「お前ら笑いすぎて呼吸困難とかになるなよォ?」
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/11(日) 23:34:25.33 ID:tIFdMdul0
しえ
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/11(日) 23:34:59.16 ID:Plun4Yp30
途中一位 一方禁書組
途中二位 青ピやおい号組
途中三位 打ち止め木山組
途中四位 上条スフィンクス組
――― 上条スフィンクス組
青ピ「カミやんそろそろ一マス下がる地獄から抜け出してえやー」
上条「うるさい! 俺だって頑張ってるんだよ!!」
木山「……ここまで一続きとは……ネコ君がルーレットを回した方がいいんじゃないのか?」
11801号「グッドアイデアです、とミサカは口元を隠しながら笑います」
上条「……スフィンクス、回すか?」
スフィンクス「にゃー」
ポチッ
10
上条「……」
スフィンクス「にゃー」
上条「は、ははは……凄いなぁスフィンクスは、ルーレット回せるなんてなぁ……はは、ははは」
上条「何も全員で大笑いしなくてもいいんじゃないですかねぇ!?
普段は顔色一つ変えない木山さんまで笑いこらえるのに必死だし!! あーもう、不幸だあああああああああああああああああああ!!!!!」
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/11(日) 23:49:14.19 ID:Plun4Yp30
禁書「とーまの不幸は今日も絶好調だね!」
一方通行「ききかかか、猫にも劣るたァテメェの事だなァ!!! けけかかかききっかかか!!!!」
青ピ「カミやんに笑いの神様降りてきた!!
カミやん今めっちゃ輝いてる、カミやん今めっちゃ輝いてんでー!!!」
木山「……くくく、まさか、ネコ君の方が先に大きな数字を出すなんてなぁ」
上条「笑いたければ笑えばいいさ。上条さんもうそういうの慣れっこですからね」
スフィンクス「にゃー」
上条「よし、スフィンクス。次はどうするか作戦会議だ!!!」
打ち止め「吹っ切れたみたいだね、とミサカはミサカは呼吸を整えながら11801号に言ってみる」
11801号「見事に吹っ切れましたね、とミサカは笑いをこらえながら上位個体に言います」
上条「頼んだぞ、スフィンクス!!」
スフィンクス「……」
トテトテトテ
上条「…………まさか、スフィンクスにまで見捨てられるとは」
上条「せっかく作戦会議を開いたってのにいざとなったらスフィンクスどっかに行ってるし!! なんなんですかこの流れ!!!
『残念ながら上条さんの不幸はまだまだ続くよ!』っていう神様の茶目っ気たっぷりないきな計らいですかねぇ、これは!? 笑いたきゃ笑え!!!!」
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 00:00:04.82 ID:IPvx824l0
青ピ「あー、もう駄目、あかん、カミやん面白すぎや!!」
11801号「勝負結果がどうであれ今日のMVPは上条当麻で揺るぎなさそうですね、とミサカはなんとか体制を立て直しながら言います」
禁書「スフィンクスよく頑張ったねー、いい子いい子」
スフィンクス「にゃー」
木山「……っ、……っ!!」
青ピ「あかん、木山さん声出せんほど笑っとる」
打ち止め「二人の相性はバッチリだったね、ってミサカはミサカは涙を拭きながら言ってみる!!」
一方通行「……はァ、わ、笑いすぎで死ぬかと思った……」
11801号「学園都市第一位の死因が笑いすぎっていうのも面白いかもしれませんね、とミサカはぼそりと呟きます」
木山「こ、これは、今のは、すごかった……」
打ち止め「大丈夫? ってミサカはミサカは木山春生の涙をハンカチで拭きながら聞いてみる」
木山「ああ、大丈夫だ……しかし、こんなに笑ったのは久しぶりかもなぁ」
上条「…………穴があったら入りたい……」
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 00:23:53.92 ID:IPvx824l0
―――最終結果
一位 一方禁書組
二位 打ち止め木山組
三位 青ピやおい号組
上条スフィンクス組……一マス戻る地獄に再びはまりゴールに到達できずに再起不能(リタイア)
―――
一方通行「ま、当然の結果だな」
青ピ「結果的にはこうなったけど、ぼかぁ今回はカミやん独り勝ちやと思うわぁ」
木山「まさかゴールにたどり着けないなんてね」
打ち止め「一だけを出し続けるなんて逆に凄いよ、ってミサカはミサカはフォローしてみる!」
禁書「捉え方によってはもの凄い幸運かも!」
11801号「場所が場所なら相応の評価を受けていたでしょう、とミサカも遅ればせながらフォローを試みます」
上条「……いっその事まったく触れずに放っておいてくれると上条さん的には助かるんですが……」
青ピ「いやぁ、カミやんこれは誇るべき美徳として末代まで語るべきやって」
スフィンクス「にゃー」
上条「……スフィンクスさえ俺を裏切らなけりゃあ勝ちの目もあったのに……」
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 00:27:12.38 ID:GUQe0vRPO
これ見てから仮眠とったからか知らないけど
上条が一方通行の両手をがっちり押さえて乳輪ばかり舐めて「乳首を舐めてくれよ」という一方通行が叫ぶ夢を見た
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 00:34:56.03 ID:L7c3S5gf0
>>220
もうちょっと寝とけ
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 07:57:32.31 ID:GjXvlnwF0
禁
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 08:13:25.09 ID:W2omABde0
書
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 08:25:48.43 ID:P56FNJISO
目
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 08:40:25.50 ID:UcNecDFE0
録
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 08:47:35.51 ID:sfrL9/X00
と
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 08:59:41.51 ID:3pKan4J10
H
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 09:12:59.18 ID:L7c3S5gf0
I
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 09:17:22.70 ID:fRr7bBwu0
P
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 09:20:34.92 ID:j5DItKV00
H
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 09:38:48.81 ID:B1XdIoGF0
O
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 09:42:31.89 ID:L7c3S5gf0
P
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 10:10:25.46 ID:zLeoCy+U0
しようぜ!
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 11:45:20.56 ID:k7d8p3rei
ほっ
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 11:47:46.93 ID:zLeoCy+U0
アッーーー
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 12:01:54.99 ID:IPvx824l0
>>245-256
<(^o^)> とうまとうまー
( )
\\
..三 <(^o^)> とうまー
三 ( )
三 //
. <(^o^)> 三 ねーとうまー
( ) 三
\\ 三
\
(/o^) とうま聞いてるの!?
( /
/ く ドゥイーン ……ドゥイッドゥイッドゥドゥドゥン
..三<(^o^)> <(^o^)> <(^o^)> <(^o^)> <(^o^)> 三
..三 ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) 三
..三 // // // // // 三
HEY YO! TOUMA! おなかすいたよ SAY HO! HONMA! 感じてるよ
こんなKUUFUKU! どーするKOKUFUKU? そりゃもう沢山飯食ってMANPUKU!
..三 <(^o^)> <(^o^)> <(^o^)> <(^o^)> <(^o^)> 三
.三 ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) 三
..三 \\ \\ \\ \\ \\ 三
海で首まで埋めるそりゃないよハニー 私だってきっと愛してるのこんなに
..三<(^o^)> <(^o^)> <(^o^)> <(^o^)> <(^o^)> 三
..三 ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) 三
..三 // // // // // 三
とうま首絞め とうまドア閉め そんな扱い私を苦しめ ドゥイッドゥッドゥッドゥドゥイィィイイッドゥーン
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 12:05:22.42 ID:B1XdIoGF0
なんなんだこのテンションwwwwwwwwwwwwwww
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 12:05:38.11 ID:lFaVogh/0
>>259
これは殺意が生まれるレベルドゥン
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 12:20:24.28 ID:gsxPwxf4O
>>259
うざさ増し増し
312 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 17:30:57.25 ID:IPvx824l0
ごめんなさい
313 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 17:40:35.64 ID:IPvx824l0
―――
青ピ「さて、僕らが今日のご飯当番らしいんやけど……一つええかな、ミサカちゃん」
11801号「なんでしょう、とミサカはエプロンを着ながら答えます」
青ピ「ミサカちゃんて料理得意?」
11801号「ミサカは一般雑務はすべてこなせるように作ってあります、とミサカはヘアゴムで髪を纏めながら答えます」
青ピ「ホンマ!? ほなら」
11801号「しかし、だからと言って料理が得意というわけではありません」
青ピ「は?」
11801号「ミサカ達の行う料理とは、『栄養を効率よく吸収するため』に行うもの。そのため味を重視した物ではありません、とミサカは釘を刺します」
青ピ「……あー、ミサカちゃん」
11801号「はい、なんでしょう?」
青ピ「得意料理は?」
11801号「脂肪分と糖分が一度に摂取できる、角砂糖の油炒めです、とミサカは胸を張ります」
青ピ「カミやーん、今日のご飯出前でもええかなぁ?」
315 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 17:53:14.99 ID:IPvx824l0
上条「なに甘えた事言ってんだ」
青ピ「だって、僕とミサカちゃんだけやったら最悪死人出んでぇ!?」
上条「レシピを見てその通りにつくればいいだろ」
青ピ「ふっふっふ、甘いなぁ、カミやん。今まで隠しとったけどな、ぼかぁ地味好きちゃん並に料理下手やねん」
上条「地味好きっていうと……ああ、あのライトノベルの」
青ピ「そう。普通に料理して化学反応で肉じゃが内に青酸カリが発生するレベルや。
どやろカミやん、時々は出前もええと思うけどなぁ」
11801号「さて、何を作りましょう、とミサカは冷蔵庫を漁ります」
上条「やおい号はやる気満々みたいだし、俺達を殺さない程度に頑張ってくれ」
青ピ「ええー、めんどいー」
上条「やっぱりそれか。大体おかしいでしょう? レシピ見てたら殺人料理なんてありえませんって。ほら、とっとと作れ」
青ピ「ふーんだ、カミやんの意地悪! よっしゃミサカちゃん、いっちょ皆の度肝抜く料理作ろか!!」
11801号「腕が鳴りますね、とミサカは角砂糖と油を取り出しながら答えます」
青ピ「お、ミサカちゃん得意料理で攻める気ぃ? じゃあ僕は……まず金ダワシを一口大に切って……」
上条「……やっぱ俺が作るべきかも」
317 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 18:07:15.28 ID:gsxPwxf4O
タンパク質もとらないとダメよ妹御坂たん。
糖分は夜より朝炭水化物でとったほうがいいよやおい号たん
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 18:07:43.40 ID:IPvx824l0
青ピ「なんやかんや言いながら手伝ってくれんねんもんなぁ。僕カミやんのそういうとこ好きやわぁ」
上条「お前ら二人が材料用意するの見てるだけで冗談抜きで命の危機を感じたからな」
11801号「失礼な。ミサカは必要栄養素を確実に摂取でき、なおかつ栄養吸収効率が上がるという健康的な角砂糖とスポーツドリンクの油炒めを作ろうと」
上条「それがまずおかしいんだよ。これだけ材料があってなんであえてその三つで戦おうとしますかねぇ。
やおい号はとりあえず米を炊いててくれ」
11801号「……分かりました、とミサカはしぶしぶ承諾します」
青ピ「なぁなぁカミやん。僕何すればいい?」
上条「そうだなぁ、米を炊くから何か手軽で米にあう物を作りたいな」
青ピ「米にあう言うと……たこわさとか、もろきゅうとか?」
上条「何処の居酒屋さんですか」
11801号「……糖分の素早い変化と消化を促すには……最初からある程度消化酵素を混ぜておいて……」
上条「やおい号、米は水で洗って水で炊けよ」
11801号「……分かりました、とミサカはがっくりと肩を落とします」
青ピ「んでカミやん、僕は金ダワシを幾つに切ればええのん?」
上条「お前が一人で食ってろ」
319 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 18:11:09.55 ID:GjXvlnwF0
青ピどんだけ金だわし好きなんだよ
325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 18:20:47.72 ID:IPvx824l0
木山「……彼も面倒見がいいなぁ。なんだかんだ言いながらキチンとあの二人も相手してあげているし」
打ち止め「面倒見が悪かったらミサカ達はとっくに追い出されてるよ、ってミサカはミサカは木山春生の膝の上で言ってみる!」
一方通行「余計な事まで手ェ出し過ぎなンだよ、三下の野郎はよォ」
禁書「不幸だー、っていいながら自分から問題に飛び込んでいくもんね」
木山「まぁ、そんな性格だからここまで人に頼られるんだろうけどね」
―――
上条「炊いてる途中に炊飯器のフタ開けて何する気だ!?」
11801号「酢を入れるとおいしくなるのではないかと」
青ピ「おお、ミサカちゃんナイスアイデア!! 僕酢飯て結構好きなんや~。じゃんじゃん投入しよ、じゃんじゃん!!」
11801号「はい、じゃんじゃん入れますね、とミサカは酢を片手に」
上条「おいバカやめろ!!」
―――
木山「……食べられるものが出てくればいいが」
一方通行「……電話帳用意しとけ」
禁書「分かったんだよ」
333 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 18:32:44.49 ID:IPvx824l0
上条「ったく、なんでそうやって変にアレンジしたがるんだ!? レシピどおりに作れば不味くならないんだって!」
青ピ「駄目やなぁカミやん、今は個性を尊重する時代やねんで」
11801号「料理一つとってもそれは同じなんですよ、とミサカは酢とみりんを両手に持って」
上条「増やすな!!」
青ピ「ほんでカミやん、今日のおかずなんにする?」
11801号「ミサカも手伝いますよ、とミサカは一旦酢とみりんを置いて上条当麻に向き直ります」
上条「……『一旦』ねぇ」
青ピ「あ、カミやん僕今日肉食べたい!」
上条「じゃあ、肉野菜炒めでいいか」
青ピ「んで、材料の方は?」
上条「そうだな、肉、もやし、玉ねぎ、人参、キャベツ……それと」
11801号「スポーツドリンクですよね、とミサカは分かり切った事を確認します」
青ピ「あと砥石もかな?」
上条「スポーツドリンクと砥石をなんに使うんだよ!!」
337 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 18:41:30.00 ID:IPvx824l0
一方通行「おい」
青ピ「おお、第一位。なんやぁ? コーヒーかぁ?」
一方通行「テメェら二人向こうで寝てろ。後は俺と三下が作る」
11801号「しかしそれでは、とミサカは酢とみりんの方を見ます」
一方通行「酢飯っつーのはなァ、炊き上がった飯に酢を混ぜンだよ、バーカ」
11801号「……ですが早く混ぜた方が味がしみ込んで良いのではないでしょうか、とミサカは一方通行に尋ねます」
青ピ「そやそや、早い方が何かと便利やろ!」
一方通行「ンで、何作ンだァ?」
上条「肉野菜炒めだから……そうだな、人参と玉ねぎの皮むき頼めるか?」
一方通行「はいはい。他のは?」
上条「俺がやっとく」
青ピ「あらぁ、二人とも無視は酷くない?」
―――
11801号「とうとう追い出されてしまいました……何が間違っていたんでしょうか、とミサカはあーさんに尋ねます」
青ピ「……んー、たぶん、第一位酢飯嫌いなんちゃうん?」
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 18:53:59.86 ID:IPvx824l0
青ピ「というわけで」
11801号「追い返されたのでこちらに来ました、とミサカは三人に現状を伝えます」
木山「……まあ、当然そうなるだろうな」
青ピ「残念やわぁ、僕の料理で皆のほっぺた落としたろ思っとったんに。なぁ?」
11801号「はい、残念です、とミサカはあーさんに同意します」
禁書「さすがにあの材料でほっぺたが落ちる事はないかも」
打ち止め「もしかしたらほっぺたが腐って落ちる事になってたぞって意味かも、ってミサカはミサカは説明してみる!」
木山「それはそれで面白いかもしれないな」
青ピ「リアルこぶとり爺さんやな、そらそれでええかも、なぁミサカちゃん?」
11801号「……」
青ピ「ミサカちゃん?」
11801号(今気付きましたが……今、キッチンでは、エプロン姿の上条当麻と一方通行が二人並んで……)
青ピ「なんやいきなり鼻血流して」
木山「……あー、血は布に付くと落ちにくいから、気を付けるんだぞ」
340 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 19:04:33.47 ID:IPvx824l0
―――
上条「ほら、出来たぞー」
一方通行「……なンだァ? 鼻血なンか流して、気色悪ィ」
11801号「いえいえ、ごちそうさまでした、とミサカは二人に心の底から感謝します」
一方通行「……コイツ何言ってンだ?」
上条「さぁ。やおいの発想が理解できないのは俺も一緒だからな」
打ち止め「今日はいつにもまして山盛りだね、ってミサカはミサカはお皿に盛られた料理を見ながらはしゃいでみる!!」
木山「いくらなんでもこれは多すぎないか?」
上条「ああ、残りは明日の昼ごはんにするつもりなんで」
禁書「……これは、全部食べ切るしかないんだよ」
青ピ「せやなぁ。手抜きはあかんでカミやん、昼は昼でちゃんと作らな!」
上条「ったく、人の苦労も知らないで……」
一方通行「どォでもいいから、冷める前に食うぞ」
打ち止め「はーい、ってミサカはミサカは元気いっぱい!!」
「「「「「「「いただきます」」」」」」」
347 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/12(月) 19:43:28.07 ID:3ur9AW7M0
てっきり禁書・ビリビリ・神裂・五和・佐天・澪との七人暮らしかと思ったのに
419 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/13(火) 18:12:16.78 ID:nnVwO0kD0
―――
青ピ「これがカミやんのおニューの布団? 僕も買うてもらえばよかったなぁ。これやと僕だけソファやん」
一方通行「テメェの分は自腹で買って来い」
青ピ「えー、なんやそれ! 僕の分は買うてくれへんの!? 意外とケチやなぁ、第一位」
上条「今だってタダ飯タダ住まいの癖にお前どこまでずうずうしいんだよ。
あー、でも、この柔らかく包み込まれる感じ……これからは筋肉痛に悩まされずに済みそうだ」
ガラガラ
打ち止め「お風呂あがったよー、ってミサカはミサカは11801号に頭を拭かれながら男性陣に伝えてみる!!」
11801号「お湯の張り直しは十三分二十三秒後に終わる予定です、とミサカは上位個体の髪を拭きながら言います」
一方通行「あァ、分かった」
打ち止め「あ、新しい布団だ! ってミサカはミサカは勢いよくダーイブ!!」
11801号「これは確かに寝心地が良さそうですね、とミサカも上位個体に続いて布団にもぐりこみます」
上条「飛びこむな!! 潜り込むな!! この布団は俺一人でいっぱいいっぱいなんだよ!!」
禁書「……うずうず」
木山「ほら、まだ動くんじゃない。髪をきちんと拭いておかないと髪が傷むぞ」
禁書「……うー、分かったんだよ……」
422 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/13(火) 18:30:52.67 ID:nnVwO0kD0
打ち止め「ふかふかだね、ってミサカはミサカは枕に顔をうずめながら布団の外の禁書目録に言ってみる!」
禁書「確かに、これはとうまのベッドよりもふかふかかも」
11801号「新品の布団の寝心地こそ、最高の寝心地ですからね、とミサカは布団にもぐりこんだままの状態で禁書目録に言います」
一方通行「だがよォ、あンなショボイ布団で良かったのかァ? それなりの金は渡してただろォが」
木山「私もそれは思ったんだが、彼が頑なに安いものでいいと言いはってね」
上条「……そう言われてもなぁ、金は使わないに越した事はないだろ?」
一方通行「貧乏が骨まで染み込ンでるっつーのはテメェの事を言うんだろうなァ。金渡された時は遠慮なく使えばいいンだよ」
上条「……そんなもんなのか?」
青ピ「そうそう、使わんでも使った事にして懐に入れとけばええんに」
上条「それは人として間違ってるだろ」
11801号「……なんだか睡魔が……」
打ち止め「……ふぁー……ってミサカはミサカは大きく欠伸して……おやすみなさい……」
上条「って、そっちはなんで上条さんの布団で寝始めてるんですかねぇ!?」
424 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/13(火) 18:45:57.01 ID:nnVwO0kD0
一方通行「……フン」
どすっ
11801号「ぐぇ、とミサカは背中をいきなり踏まれて潰れたカエルのような声を出します」
一方通行「おい、眠いンならテメェらの部屋で寝ろ。この布団は三下のだ」
打ち止め「……うん、分かった、ってミサカはミサカは目をこすりながら答えてみる……」
11801号「何故ミサカに対しては足なのに上位個体には優しく声をかけるだけなんでしょう、とミサカは一方通行に疑問を投げかけ……
背骨を踵でぐりぐりするのはやめてください、とミサカは一方通行に懇願します」
一方通行「おい、インデックス。コイツ頼ンだ」
禁書「はーい。らすとおーだー、動ける?」
打ち止め「うん、ってミサカはミサカは禁書も……ふぁ……くろくに欠伸交じりに答えてみる」
11801号「布団から抜け出したいので足をどけてもらえると助かるのですが、とミサカは踏まれた状態からなんとか上体だけを起こして一方通行に頼みます」
一方通行「……」
スッ
11801号「ありがとうございます、これで安眠できます、とミサカはもう一度布団の中に潜り込んで……」
どすっ
11801号「すみません、すぐに出るので踏むのはやめてください、とミサカは踏まれた状態で再び一方通行に懇願します」
426 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/13(火) 19:09:14.32 ID:nnVwO0kD0
青ピ「そや、カミやん何処で寝る?」
上条「んん? そうだな……布団動かすのも面倒だし、ここでいいか」
一方通行「お前もここで寝るのかよ」
上条「仕方ないだろ。ここ以外だと風呂場と玄関くらいしかないんだし」
木山「じゃあ、私も今日はそろそろ寝るとしよう。明日も早い事だし」
11801号「それではミサカもそろそろふざけるのをやめて寝ます、とミサカは背中の踏まれていた部分を押さえながら言います」
青ピ「ん? なんやミサカちゃん、今日はえらい早寝やなぁ」
11801号「早寝も何も、明日は朝から初春飾利と会う予定でしょう? とミサカはあーさんに確認します」
青ピ「ああ、そういえばそやったなぁ。そか、明日かぁ……カミやん明日暇ぁ?」
上条「暇だけど……なんだよ急に」
青ピ「いやな、明日僕らの買い物手伝ってくれへんかなぁ思て」
上条「やおい号とお前と初春さんで買い物って、嫌な予感しかしないんだが」
青ピ「ほな頼んだなー、僕お風呂いただいてくるわ」
11801号「それでは上条当麻、明日はよろしくお願いします、とミサカは答えを聞かずに立ち去ります」
上条「少しは人の意見を聞こうとしろよ!!」
428 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/13(火) 19:22:15.68 ID:nnVwO0kD0
―――
一方通行「……ンン」
青ピ「おお、第一位おはようさん」
一方通行「……今何時だァ?」
青ピ「もうそろそろ八時くらいかなー」
一方通行「……寝過ごしたか。飯は?」
青ピ「それがなぁ、カミやんまだ寝ててなんもないねん」
一方通行「……」
木山「ぐっすり寝てるのを起こすのも申し訳ないだろう?」
一方通行「……テメェらが作ろうとかはねェのかよ」
木山「……朝はどうも弱くてね、何もやる気になれないんだ」
一方通行「それは誰でも一緒だ」
青ピ「……よっしゃ、ほなら僕がやるしか」
一方通行「ったく、なンで朝から俺が料理なンか……」
青ピ「あ、あらー? 第一位さんってばなんで僕が作る言うたらなんでそんなすぐに動き出すん?」
432 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/13(火) 19:32:41.58 ID:nnVwO0kD0
―――
禁書「おはよー」
木山「ああ、おはよう。……他の二人は?」
禁書「もう少し寝てるって。……あれ、とうまは?」
青ピ「まだ寝てる」
禁書「……」
上条「……くかー……」
ガブッ!!
上条「痛たたたたたたた!!!!! ええ、な、何事!?」
禁書「おはよう、とうま。よく眠れた?」
上条「……噛みつかれるまではぐっすり眠ってたんだけどな」
禁書「それは朝ご飯が無かったから仕方なかったんだよ」
上条「仕方なかったって、それはアレか!? 『朝ご飯が無かったから朝ごはんのかわりに上条さんを食べる(文字どおりの意味で)』って事ですかね!?」
禁書「それも仕方ない事かも」
上条「仕方ないで食われてたまるか!!!」
433 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/13(火) 19:36:22.17 ID:WDia9CGr0
禁書ss内のインなんとかさんのウザさは異常wwwww
435 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/13(火) 19:45:22.16 ID:nnVwO0kD0
一方通行「ったく、朝っぱらから騒々しいンだよ、テメェは」
禁書「ハッ……これはご飯の匂い!!」
上条「おお、一方通行。おはよう」
一方通行「なァにが『おはよう』だ。人の迷惑も知らないでいつまでもグースカ惰眠を貪ってたくせによォ」
青ピ「第一位ご飯出来たん?」
一方通行「あァ。有り合わせで作ったなンの工夫もねェサンドイッチだがなァ」
上条「あー……悪いな」
一方通行「悪いと思ってンなら寝坊すンな」
上条「う、ご、ごめんなさい」
一方通行「おい、木山、コーヒーだ」
木山「ああ、ありがとう」
一方通行「インデックス、飯が食いたけりゃあの馬鹿二人起こしてこい」
禁書「了解なんだよ!」
―――
441 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/13(火) 20:00:00.99 ID:nnVwO0kD0
打ち止め「おはよー、ってミサカはミサカは元気よく朝の挨拶をしてみる!!」
11801号「おはようございます、とミサカもつられて挨拶します」
一方通行「黙って座れ、飯にすンぞ」
打ち止め「はーい、ってミサカはミサカは返事を返して席に着く!」
禁書「今日も洋食だったから明日は和食だよね、とうま!」
上条「はいはい、しかし悪かったな、一方通行」
一方通行「俺は自分の腹が減ったから作っただけだ」
木山「なるほど、これがツンデレというやつか」
青ピ「そ、これがツンデレや」
11801号「紛う事無きツンデレです、とミサカは手元の牛乳を注ぎながら同調します」
一方通行「……テメェら喧嘩売ってンのかァ?」
打ち止め「駄目だよ、ご飯の前に喧嘩しちゃ、ってミサカはミサカは貴方を止めてみる」
11801号「それでは皆さん、手を合わせてください、と今日はミサカが音頭をとります」
「「「「「「「いただきます」」」」」」」
447 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/13(火) 21:35:00.75 ID:nnVwO0kD0
―――
青ピ「さてカミやん、そろそろ出かけよかー」
上条「……拒否権は?」
11801号「ありません、とミサカは即答します」
上条「はいはい、分かったよ、俺も行きゃあいいんだろ。……それより」
青ピ「ん? どした?」
上条「なんでやおい号は眼鏡かけてるんだ? 目が悪いのか?」
11801号「目は悪くありません、これは言うなればファッション眼鏡です、とミサカは伊達眼鏡の位置をずらしながら答えます」
上条「ファッション眼鏡ねぇ……」
青ピ「もう質問ないか、カミやん? 無いんやったらそろそろ出発したいねんけど」
上条「いくらなんでも早すぎないか?」
11801号「早くついておくのが待ち合わせのマナーです、とミサカは上条当麻を急かします」
青ピ「よし、質問タイム終わりー。出発やー」
―――
449 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/13(火) 21:48:35.04 ID:nnVwO0kD0
青ピ「さて待ち合わせ場所についたわけやけど」
上条「何時集合なんだ?」
11801号「一応十一時にこの場所集合という事になっています、とミサカは今日の日程を確認します」
上条「まだ三十分もあるじゃねーか」
青ピ「だいじょぶだいじょぶ、たぶんその辺に……ほら、おったおった、おーい」
初春「あ、どーもー」
青ピ「なー? 早めに来て正解やったろ?」
上条「……なんでお前はこういう所だけは気が回るかなぁ」
初春「皆さん早いですね。もう少しかかるかと思ってたんですけど」
11801号「いつも待たせてばかりなので今日は急いでみました、とミサカは胸を張ります」
初春「上条さんも、今日はよろしくお願いします」
上条「……そういえば、俺は今日は何をすればいいんだ?」
青ピ「んー? ああ、早いうちに買い物して、買ったもんカミやんちに持って帰ってもらおう思ってなぁ」
上条「つまり荷物持ちか」
11801号「そういう事です、とミサカは肯定します」
452 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/13(火) 21:53:48.23 ID:nnVwO0kD0
―――
一方通行「……暇だ」
禁書「この時間だとテレビも面白いものやってないもんね」
一方通行「なに時間潰すかなァ」
打ち止め「じゃあミサカ、ゲームがしたいな、ってミサカはミサカはゲーム機を出しながら言ってみる!」
木山「……しかし、人生ゲームは昨日やったしなぁ」
一方通行「おいインデックス、何か分かりやすくて面白いゲームねェのか?」
禁書「そうだねぇ……えっと……あ、これがいいかも!!」
木山「それは?」
禁書「すまぶらだよ!!」
打ち止め「スマブラ? ってミサカはミサカはオウム返し」
一方通行「やってみりゃァ分かンだろ。ンで、どのハード使うンだァ?」
禁書「えっと、コントローラーはこれで、本体はこれで」
―――
453 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/13(火) 21:57:03.91 ID:WDia9CGr0
スマブラは時間を加速させるから危険
454 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/13(火) 22:08:19.72 ID:nnVwO0kD0
一方通行「ンで? こいつはどンなゲームなンだ?」
禁書「えっとね、ボタンを操作して、戦うんだよ!!」
木山「……分かりやすいのか……分かりにくいのか……」
禁書「とにかく、やってみるのが一番かも!!」
打ち止め「それもそうだね、ってミサカはミサカはコントローラを握ってみる!」
禁書「まずはキャラクターを選ぶんだよ」
一方通行「どいつでもいいのか? ……じゃあ俺はコイツだな」
木山「……ふむ」
打ち止め「じゃあミサカはこの可愛いのにする、ってミサカはミサカは選んでみる!」
―――
一方通行「ハァッ!? な、なンで俺のキャラクターが食われてンだよ!!」
禁書「それがこの子の能力かも! そしてすかさずコピーだよ!!」
打ち止め「ああ、なんで寝ちゃうの!? ってミサカはミサカは自分のキャラクターをなんとか起こそうとしてみる」
木山(……指が疲れる)
458 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/13(火) 22:33:02.69 ID:nnVwO0kD0
―――
青ピ「さて、昼前後の買い物はこんなもんかな?」
上条「思ったよりも大した荷物じゃないんだな。量も、中身も」
初春「あはは、本格的に荷物の量が多くなるのはこれからですからね」
11801号「これはいわば前哨戦に過ぎません、とミサカは意味深な笑みを見せます」
青ピ「そやでー、カミやん。カミやん帰ったらそっからは大人の時間やからなぁ」
上条「……午前中だけでよかった……」
青ピ「あ、そや、カミやんなんか食う? 午前中付き合わせたお礼分くらいなら奢るで」
上条「へぇ、珍しいな。お前が奢るなんて……そうだな、じゃあ」
青ピ「よし、チョコソフトクリームなー。初春ちゃんも一緒でええやろ?」
上条「聞いてねえし!!」
初春「あ、はい。お願いします」
青ピ「よっしゃ、じゃあ二人で荷物番頼んだな。行くでミサカちゃん」
11801号「了解です、とミサカは持っていた荷物を上条当麻に預けてあーさんについていきます」
上条「しかも行っちまったし……」
460 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/13(火) 22:44:31.59 ID:nnVwO0kD0
美琴「だいたいアイツもアイツよ!!!! なんで木山さんなんかと!!」
黒子「まあまあ、お姉さま、堪えて堪えて。……ってあら? あれは……」
美琴「なによ!?」
―――
上条「えっと、初春さん、だっけ」
初春「はい?」
上条「ちょっと気になるんだけど……アイツらとは一体どういった経緯で知り合ったの?」
初春「アイツらっていうと、御坂さんの妹さんとあーさんですか?」
上条「そうそう。そいつら」
―――
美琴「……」
黒子「……あらあら、昨日の今日で」
美琴「……」
黒子「しかも今日は初春ですの? 手が早いというか、守備範囲が広いというか」
463 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/13(火) 22:59:39.68 ID:nnVwO0kD0
初春「えっと、御坂さんの妹さんとはその手のイベントでたまたま出会って。
あーさんとは御坂さんの妹さん経由で一週間くらい前に知り合ったんです」
上条「……つまり、やおい号……御坂妹の知り合いだったわけか」
初春「やおい号、ですか?」
上条「ああ、えっと、ほら、番号が11801だからやおい号って呼んでて」
初春「……11801……」
上条(あ、あれ……? 話がまったく繋がってない……)
上条「え、えっと初春さん……その、つかぬ事をお聞きしますが、御坂妹の事をどこまでご存知で?」
初春「……えっと、その、恥ずかしながら、御坂さんの妹さんなんだなぁって事と、同じ趣味持ってるんだなぁってくらいでその他は何も。
妹さんが話したくなったら話してくれるかなぁって期待してるんですけど、進展なしで」
上条(……つまり御坂妹については何も知らないわけか)
初春「あ、そう言えば昨日の打ち止めちゃんって子も御坂さんの妹さんなんですよね。御坂さん、何人姉妹なんだろう?
上条「あー、初春さん、それは、その」
美琴「ちぇえええええええええりゃあああああああああああああああああああ!!!!」
ボゴォッ!!
上条「はいぃッ!?」
475 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/13(火) 23:33:22.22 ID:nnVwO0kD0
上条「な、なんだ!? 何が起こった!?」
初春「御坂さん!? 一体なにを……」
美琴「……昨日は木山さん、今日は初春さん、いい度胸してるじゃない、アンタ」
バチバチィ!
上条「……えっと、御坂さん、何をそんなに怒ってらっしゃるのでしょうか……?」
美琴「さぁて、どうしてかしら?」
バチバチバチバチィィィッッ!!
上条「……は、はは。……初春さん」
初春「はい?」
上条「……荷物、お願いします」
初春「えっと……はい」
美琴「死ねええええええええええええええええええええ!!!!!」
上条「不幸だぁぁぁ――――――――!!!!!」
―――
480 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/13(火) 23:56:03.83 ID:nnVwO0kD0
打ち止め「ようやくつかめた、ってミサカはミサカは目を光らせてみる!」
一方通行「……見えた、これだァッ!!!」
<PKサンダー!!
バチバチィィッ
禁書「ら、落下したはずのあくせられーたが、帰ってきた!?」
一方通行「落下しない。これぞ、このゲームにおける最強の戦い方ってなァ!!!」
打ち止め「ふふん、余所見は禁物だよ、ってミサカはミサカは禁書目録のキャラクターに近付いて……」
ドガァァァァァーーーーーーン!!
禁書「えええええ!? な、なんで!?」
打ち止め「このキャラクターが眠っちゃうのは攻撃の予備動作にすぎない。
ミサカのミサカのキャラクターの軸と他のキャラクターの軸の接触率からダメージが換算されてるんだ、ってミサカはミサカは説明してみる!」
禁書「そ、そんな……『ねむる』にそんな秘密が……」
木山「それじゃあ私は少し出かけてくるな」
打ち止め「いってらっしゃい、ってミサカはミサカは木山春生に」
一方通行「きっききききかくかかかか!! 余所見は禁物だぜェー?」
打ち止め「わ、わわわわわ! 危ない危ない、ってミサカはミサカはジャンプで華麗にかわしてみる!」
489 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/14(水) 00:30:42.96 ID:ogeaU5xG0
―――
黒子「はいはい、そこまでです。……お姉さま、時には話し合いも必要ですわよ」
美琴「話し合いも何も、乙女の敵は地獄に叩き落とす、これが最善策でしょうが!!!!」
上条「乙女の敵って、上条さんそんな存在になった覚えないんですが!?」
黒子「……と、言われましてもねぇ。私にも風紀委員としての務めというものがありまして」
青ピ「まぁ、カミやんやったら乙女の敵認定されてもしょうがないわなぁ」
11801号「むしろなるべくしてなったという方が的を射ているでしょう、とミサカはソフトクリームを食べながらあーさんに話しかけます」
初春「あ、あーさん、妹さん!!」
美琴「妹? ……な、なんでアンタがここに!?」
11801号「……ミサカは用事を思い出しました、とミサカはお姉さまに背を向けて歩きだします」
美琴「ちょっと待ってよ! なんでアンタと、アイツと、初春さんが知り合いなの!? アンタとアイツが知り合いなのは分かるけど、なんで初春さんが!?」
青ピ「なんやおもろい事になってきたなぁ。なぁ、ミサカちゃん?」
11801号「離して下さい、ミサカはまだ死にたくないです、とミサカはミサカの肩を掴むあーさんの手を振りほどこうとします」
493 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/14(水) 00:48:52.06 ID:ogeaU5xG0
―――
黒子「さて、冷たい物を食べて落ち着きましたか? お姉さま」
美琴「……それなりに」
上条(……俺のソフトクリーム……不幸だ……)
初春「上条さん、怪我は……」
上条「ん、まぁ……」
青ピ「頑丈なだけが取り柄です!!」
上条「お母さんありがとう!! じゃなくて、大丈夫だよ。こんなのもう慣れっこだしな」
青ピ「おお、さすがカミやん。こんな状況でもノってくれるんは嬉しいなぁ」
11801号「条件反射とも言えるほどの完璧なタイミングでしたね、とミサカは昨日見たエアマスターを思い出しながら感嘆します」
初春「それならいいんですけど……」
美琴「……それで、アンタたち何やってたのよ」
黒子「それは私としても気になる所ですの。
お姉さまそっくりな方と、上条さん、そして初春。ここまで関係が気になる組み合わせというのもそうそうありませんからねぇ」
青ピ「……あら、僕もしかして蚊帳の外?」
495 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/14(水) 01:32:22.51 ID:mJqSdqCKO
ビリビリのウザさが絶妙でござるな
525 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/14(水) 16:03:15.59 ID:tuimskhQ0
____ / ̄ ̄ ̄\
/___ \ / ___ ヽ
/ |´・ω・`| \ / |´・ω・`| \ みんな~
/  ̄ ̄ ̄ \ / _,  ̄⊂二二)
| i ヽ、_ヽl | |
└二二⊃ l ∪ | |
| ,、___, ノ | ,、 |
ヽ_二コ/ / ヽ / \ /
_____/__/´ __ヽノ____`´
558 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/14(水) 19:26:51.87 ID:ogeaU5xG0
>>525
___
/ ___\
| [___] \
_|ノイ|´・ω・`|リ__> とうま~
/ \ ◇/ \
| i_ /ノヽ\ ヽ、∥
| ̄| |⊃ | || lU
\| | ノ \\ \
ヽ_二コ/ / ̄ ハ,,ハ
_____/__/´ (-ω-) )
586 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/15(木) 00:09:29.60 ID:OMF0Snrf0
美琴「それで、アンタら二人と初春さんはどういう関係で、三人でなにしてたの?」
青ピ「うっわ、三人て、マジで僕アウトオブ眼中やん。お兄ちゃん悲しいわー」
11801号「ミサカと初春飾利は友人で、一緒に買い物をしていただけです、とミサカは簡潔に答えます」
上条「俺はその付き添いで、荷物持ちをさせられてたってわけ」
美琴「……アンタと初春さんが友達って……ホントなの、初春さん?」
初春「はい。仲良くさせてもらってます」
黒子「……ふむ。おかしいですわねぇ……」
青ピ「おお、なになにー? なにがおかしいん?」
黒子「お姉さまの妹さんと出会ったりしたら、いつもの初春ならイの一番に私に話すでしょう? どうして私にまで関係を隠していたんですの?」
初春「え、えっと……はは」
初春(い、言えない……即売会で御坂さんと間違えて声をかけて、そのまま仲良くなったなんて……)
11801号「人には他人に言えない趣味というものが少なからずあるものです、とミサカは事実を隠しつつ含み笑いします」
黒子「……人には言えない趣味……う、初春、まさか貴方、お姉さまの妹さんと、そういう関係なんじゃ!!」
青ピ「……この子、発想ぶっ飛んでんなー」
11801号「さすがのミサカもこれは引くわー、とミサカは少々茶目っ気交じりにあーさんに耳打ちします」
美琴「……あー、ごめん。すぐに黙らせるから」
590 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/15(木) 00:20:25.51 ID:OMF0Snrf0
青ピ「レズっ子ちゃん、だいじょぶ?」
黒子「お、お姉さまの愛の鞭で、黒子、何かに目覚めちゃいそうですの……あふぅ……」
青ピ「電撃喰らって恍惚としとる……ミサカちゃん、この子末期やな」
11801号「類は友を呼ぶようになっているんでしょう、とミサカは初春飾利を見ながら言います」
青ピ「……あー」
初春「な、なんで妹さんは私を見ながらそんな事言うんですか!? あーさんも納得しないで下さい!!」
青ピ「そうは言うても……なぁ?」
11801号「ねぇ? とミサカもあーさんと同じく上条当麻に同意を求めます」
上条「……まぁ、うん。初春さんの知り合いなら仕方ないだろうなぁ」
初春「上条さんも納得しないで下さい!!」
美琴「………………」
美琴「……ねぇ」
上条「おお、どうした御坂。まだ何かあるのか?」
美琴「……そいつ、本当に私の『妹達』の一人なの?」
上条「はぁ? 何を聞くかと思えば、どっからどう見てもそうだろ」
591 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/15(木) 00:46:23.40 ID:OMF0Snrf0
美琴「そりゃ見た目はそうだけど……他のとまるで別物じゃない」
上条「他のって……他の『妹達』とか?」
美琴「やけに饒舌だし、会話の仕方も若干違うし、私に対する態度も他のとなんか違うし」
11801号「きっとそれはミサカが特別な存在だからです、とミサカは厨二病を伺わせる発言をします」
美琴「ほら、今もまた」
上条「……そんな気になるもんですかねぇ。上条さん的にはあのくらいはっちゃけてた方が個性的でいいと思いますが?」
青ピ「せやせや。逆にこんなんやないミサカちゃんとか、なんかこう、想像しただけで背筋ぞわぞわーってするわ」
美琴「……ふーん……」
11801号「……ミサカは言いようのない不安を覚え、お姉さまから視線を外します」
美琴「……他のだと絶対目をそらしたりしないし」
上条「いいじゃねーか。そいつがどんな反応返そうと、やおい号はやおい号なんだからよ」
初春「あ、あの、上条さん。人目のある場所でそんな大声でやおいやおいっていうのは、その、どうかと……」
美琴「……でもなぁ」
11801号「顔を押さえないで下さい、とミサカは必死で目線だけを外した状態でお姉さまに懇願します」
596 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/15(木) 01:03:10.43 ID:OMF0Snrf0
上条「それじゃ、疑いも晴れたみたいだし、俺はそろそろ帰らせてもらうぞ。そろそろインデックスが腹減ったって騒ぎだす頃だろうからな。
初春さん、さっきの荷物……」
初春「あ、どうぞ。上条さん、今日はありがとうございました」
上条「いやいや、俺は自分のできる事をしたまでだし」
11801号「待って下さい、帰る前にお姉さまをどうにかしてください、とミサカはお姉さまに顔をガッチリロックされた状態のまま上条当麻に頼みこみます」
上条「自分で何とかしろ。じゃあなビリビリ」
美琴「ビリビリ言うな!!」
青ピ「……んー、初春ちゃん、ごめん、僕も帰んわ」
初春「へ? あーさんもですか?」
青ピ(いくら初春ちゃんの知り合い言うても、あんな危なそーなんに絡まれたままやとリアルに命に関わる事とかありそうやし)
青ピ「ごめんなー。今日はミサカちゃんだけで我慢しといてー、今度絶対埋め合わせするから」
11801号「待って下さい、この際あーさんでもいいから助けてください、とミサカはお姉さまのロックから逃れようともがきながらあーさんに頼みます」
青ピ「……ミサカちゃん、姉妹が仲良い言うんはとっても素敵な事やと僕思うねん。ほななー」
初春「はーい、お疲れさまでしたー」
11801号「この状態が俗に言う、『悲しみを超えて無が襲ってくる』という状態なのでしょう、とミサカは諦観まじりに呟きます」
―――
599 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/15(木) 01:19:47.19 ID:OMF0Snrf0
青ピ「カミやーん、一緒帰ろー」
上条「断る」
青ピ「ちょ、即答とか! 知らんよ? 僕に爆弾発生しても!!」
上条「……あのなぁ。まず俺には爆弾の発生以前に、ただ日々を過ごしているだけでフラグが発生するようなときめきでメモリアルな青春はありえないし。
それが有り得たとしてもお前は攻略対象に成り得ないし」
青ピ「えー、でも第一位とかは今の状態でも伊集院枠で攻略対象になりそうやん?
それに、ミサカちゃんの好きそうな内容やと間違いなく僕も攻略対象の一人やろうし」
上条「っていうか、なんで俺が男を攻略するの前提で話進めてるんだよ!
嫌だからな! 俺は例え攻略可能キャラクターが存在しないとしても、男とイチャイチャなんて!!」
青ピ「カミやん、今まで黙っとったけどな……実は僕、僕っ娘やねん」
上条「……昨日の朝、俺は確かにお前の『女ではあり得ない』裸を見た覚えがあるんだがなぁ」
青ピ「んじゃあ、あれや。カミやん、今まで黙っとったけどな……第一位、女の子やねん」
上条「…………一方通行に聞かれたら殺されるぞ」
青ピ「んー? 大丈夫やろ。第一位口では色々言うとんけど、実際はそれなりに優しいし」
上条「まぁ、口で言ってるよりはな……しかし、一方通行が女かぁ…………ん?」
青ピ「どーした、カミやん」
上条「いや、その……アイツって、男だよな?」
603 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/15(木) 01:32:38.79 ID:OMF0Snrf0
青ピ「……は? なに言うてんのんカミやん」
上条「……いや……女じゃないとも言い切れないよなぁ、って」
青ピ「そういやそうやなぁ。僕や木山さんみたいに下着姿になる事もなく。朝も昼も夜もキッチリ服着てんし……
寝る時もカミやんバスタブに押し込んでまで頑なに一人で寝よったしなぁ」
上条「……あーでも、俺を頼ってきたって事は男だよな……? さすがに女二人で男の家に泊ろうとはしないだろうし……
……すまん、今のは聞かなかった事に」
青ピ「んー……ま、そらそやな。常識で考えればあんな可愛い子が女の子なはずないか!」
上条「……公衆の面前でその発言はどうかと思うぞ」
青ピ「んー? ぼかぁショタでも十分守備範囲やし。
それにもしかしたら今の僕の発言聞いて『まぁ、素直で素敵なお兄ちゃんやわぁ』って可愛いショタっ子ロリっ子寄ってくるかも知れんやろ?」
上条「それは無い」
青ピ「いやいや、万に一つくらいは」
上条「断言してやる。絶対にない」
青ピ「……したらしゃあないな。こうなったら打ち止めちゃん使って光源氏作戦しか……」
上条「お前ホントにそのうち一方通行に殺されるんじゃないか、って思えてきたわ」
604 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/15(木) 01:40:50.58 ID:OMF0Snrf0
―――
上条「ただいまー」
青ピ「皆のお兄ちゃんのご帰還やー」
禁書「あ、とうまお帰りー」
上条「……」
禁書「どうしたの? とうま。いきなり頭を庇ったりして」
上条「いや、今朝みたいに腹減ったからって噛みつかれないように……」
禁書「大丈夫だよ! とうまに噛みつかなくても、あくせられーたのおかげでもうお腹いっぱいかも!」
上条「へ?」
一方通行「なンだ、テメェら。もう帰ってきたのかよ」
打ち止め「帰ってこないと思ってもうご飯食べちゃったよ、ってミサカはミサカは食器を運びながら言ってみる!」
一方通行「まァ、食いたきゃ自分で作るンだなァ」
上条「お、おお、一方通行」
青ピ「……ゴクリ」
一方通行「……あァ? なンだその反応」
壽屋 (2010-06-12)
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