7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 10:35:03.71 ID:kMPxc2nU0
箒「……」
一夏「おーい箒!みんなでメシ食いに行こうぜ」
箒「いや、私に構うな…。勝手に行って来ればいい…」
一夏「?どうしたんだ?どこか悪いのか?」
箒「いいから構うな!」ガタッ タッタッタッ
一夏「どうしたんだ、箒の奴……?」
セシリア「何かありましたの?箒さんちょっと様子がおかしかったような……」
シャル「どうしたんだろうね…」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 10:41:11.05 ID:kMPxc2nU0
一夏「……。悪いんだけど皆は先に行っててくれないか?ちょっと行ってくるから」ダッ
鈴「あっ、ちょっと一夏ー!!なんなのよ一体」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
箒「はぁ……はぁ……」
一夏「はぁ……はぁ……、箒!どうしたんだよ一体!何かあったのか?どこか悪いんなら言ってくれれば―――」
箒「しつこい!構うなといったはずだ!付いて来るな!」
一夏「どうしてだよ!?昨日まで普通に話してたじゃないか!!」
箒「頼むから……私に近づかないでくれ…。暫く放っておいて欲しい…」スッ
一夏「……箒」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 10:46:23.44 ID:kMPxc2nU0
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
セシリア「箒さんは?」
一夏「…放っておいて欲しいってさ…。何がなにやら…」
鈴「一夏、あんた何かしたんじゃないの~?なんか嫌われるようなこと」
一夏「なっ、そんな事するわけ無いだろ!大体昨日までは普通に過ごしてたんだ…。昨日までは…」
シャル「だったら昨日の夜とか何か無かったの?」
一夏「何も無い……。全く分からない」
セシリア「これはお手上げですわね。本人が分からないとなると…」
鈴「本人に聞くしかないよね」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 10:56:10.98 ID:zVDepqFs0
ふむ
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 10:56:45.57 ID:kMPxc2nU0
シャル「でも、一夏が聞いて教えてくれなかったものを僕達に話してくれるかな……」
ラウラ「難しいだろうな……」
セシリア「でも妙ですわね…。わたくしや鈴さんが話しかけても何もありませんでしたのに……」
鈴「やっぱり何かしたんじゃないの~?」
一夏「してないって言ってるだろ。いいさこれは俺と箒の問題みたいだしな……。みんなに迷惑はかけない」
シャル「一夏がそういうなら…でも困ったときはいつでも頼ってね?」
一夏「ああっ、ありがとうなシャル」
シャル「ううん♪」
>>10 セシリア「これはお手上げですわね。一夏さんが分からないとなると…」にで修正
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 11:03:30.41 ID:kMPxc2nU0
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
《放課後》
セシリア「箒さん、今日この後ですが――」
箒「すまないセシリア…。今日はちょっと予定があるんだ……。また誘ってくれ」
セシリア「そうですの…。残念ですわね……」
箒「…すまない。また……」スクッ
一夏「……。箒ちょっといいか?」スッ
箒「…駄目だ。私は時間がない」スタスタ
一夏「待ってって」ガシッ
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 11:10:16.26 ID:kMPxc2nU0
箒「離せ!何だと言うんだ!昼にも話したとおり私には近づくな!!何回言わせる気だ!」
一夏「だったら聞くけど何で放っておいてくれなんて言うんだよ!おかしいだろ!!」
箒「言ったはずだ…一夏には関係ない…」ダッ
キャードーシタノー ケンカー? ヤダー
一夏「本当に何なんだよ……」
シャル「一夏……」
>>13 >一夏「待てって」ガシッに修正
やっぱり動画見ながらだと気が散って駄目だな……
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 11:25:32.82 ID:kMPxc2nU0
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
《夜・IS学園学生寮》
コンコン
鷹月「はーい!……お、織斑くん!?」
一夏「ああっ…ゴメン、箒を呼んでもらいたいんだ」
鷹月「う、うん…ちょっと待っててね…」
タタッ
一夏(箒に取り敢えず理由を聞かないと…。箒が心配だし、何があったか聞かないとどうしていいか分からないしな…)
鷹月「お、織斑くん?あのね、もう休むからって…その…帰ってくれって……」
一夏「!?」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 11:33:13.44 ID:kMPxc2nU0
鷹月「ご、ごめんね…それじゃ―――」
ガシッ
一夏「ゴメン、ちょっと入らせてもらう…」スタスタ
鷹月「ちょ、ちょっと織斑くん!?」
一夏「箒、起きてくれ」
箒「……もう休むと言ったんだ。帰ってくれ」
一夏「だったら箒が離れたがる理由を聞いてからだ。それまでは帰らないからな!」
箒「迷惑だ!もう帰ってくれ!」
一夏「箒!!」
箒「!」ビクッ
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 11:41:53.85 ID:kMPxc2nU0
鷹月「ちょっと織斑くん……」トントン
一夏「俺が何かしたんなら謝る!だから何があったか言ってくれよ!」
箒「違う!一夏は何も悪くないんだ!」
一夏「え?」
箒「と、とにかく何でもないから出ていってくれ!」
一夏「待ってくれ箒!。まだ話は―――」
千冬「織斑、女子生徒の部屋に押し入って大声を上げるとは大した奴だなお前は」
一夏「ち、千冬姉ぇ……」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 11:57:56.00 ID:kMPxc2nU0
ガスッ
千冬「織斑先生だと言ってるだろ。お前はいつになったら覚えるのだ」
一夏「ぐっ…すみません、織斑先生」
千冬「まあいい織斑、お前はすぐに部屋に戻れ。いいな」ギロッ
一夏「……わかりました」スッ
千冬「…ふぅ。それと篠ノ之、お前には話があるいいか」
箒「…はい」
千冬「ふむ、…では少し付いて来い」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 13:08:42.75 ID:kMPxc2nU0
>>21 保守thx
--------------------
千冬「それで…何があった…」
箒「……」
千冬「ふむ…だんまりか」
箒「いえ、その……」
千冬「私は一年生寮の寮長だ。寮を預かる身として問題の原因を探る必要がある。話せ」
箒「…では、……笑わずに聞いて頂けますか?…」
千冬「…分かった、言ってみろ」
箒「はい…、―――」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 13:12:51.61 ID:knaDI8fjO
鈴「いい加減に白状しなさいよっ!!このっ!!このっ!!このっ!!」
パチン!!パチン!!パチン!!
箒「ぎゃあああああああああああああああ!!!!!!!!!」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 13:22:07.66 ID:kMPxc2nU0
箒「―――という訳です///……?」
千冬「頭が痛くなってきた…。私はもう休む。篠ノ之も早く寝ろ」
箒「し、しかし―――」
千冬「いいから寝ろ。いいな。……あとアイツにも全部を話す必要はないが少しは何か言ってやれ」
箒「はい……すいませんでした……」
トボトボ
千冬「はぁ…全く、世話の焼ける…」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 13:36:45.52 ID:kMPxc2nU0
--------------------
《一夏の部屋》
一夏「……」
一夏(落ち着かないな…何で箒はあんなに強情になってるんだ…)
コンコン
一夏(ん?誰だ?)
一夏「はい?誰―――」
箒「…すまない。少しだけいいか?」
一夏「ほ、箒……。あ、ああ。部屋、入るか?」
箒「いやこのままでいい。長話をするつもりはないから大丈夫だ」
一夏「そうか…。で、どうしたんだ?」
箒「すまない、さっきの事だが安心して欲しい。一夏が悪い訳ではないからな」
一夏「……分かった。けど―――」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 13:53:23.10 ID:kMPxc2nU0
箒「私は…大丈夫だ。だから気にするな……」
一夏「……分かった気にしない。箒がそう言うなら理由を聞くのはもうやめる。」
箒「うん、それでいい…」
一夏「けど困ったことがあればすぐ言えよ?」
箒「ああ、分かった。本当にすまない…」
一夏「じゃあ明日からは普通に―――」
箒「それは!……それは駄目だ…」
一夏「?」
箒「駄目なんだ…頼む。私を信じてくれ……理由は必ず一夏には伝える。しかしそれは今ではないんだ…頼む」
一夏「…分かった、信じてるぞ箒」
箒「ああ…ではな…」
一夏「ああ、おやすみ…」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 14:06:01.65 ID:kMPxc2nU0
--------------------
《箒・静寐の部屋》
静寐「おかえり、篠ノ之さん」
箒「ただいま…迷惑をかけてすまなかった」
静寐「ううん、気にしないで。それより大丈夫?もうそろそろ織斑くんの誕生日―――」
箒「大丈夫だ…」
静寐「うん、そっか……じゃあ先に寝るね?おやすみ…」
箒「ああ…ありがとう、おやすみ」
箒(そうだな…もうすぐ一夏の誕生日だ…。その日に全て打ち明けよう…)
箒(一夏も笑って受け入れてくれる……きっと…だから…)
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 14:13:20.60 ID:kMPxc2nU0
忘れてた
原作既読した人は分かるけど、誕生日ネタのif的なものだと思って
あと更識先輩は出ない
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 14:19:08.77 ID:L/PTpd4G0
ISの原作を読んでいるヤツがどれだけvipにいるのやらブヒブヒブヒイイイイ
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 14:30:26.33 ID:fMnRNGYTO
原作買ったけどまだ読んでないブヒィ
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 14:34:14.16 ID:kMPxc2nU0
--------------------
《数日後》
セシリア「箒さん、あれからまったく一夏さんと話さなくなってしまいましたわね……」
一夏「いいんだよ。箒は箒なりに何かあっての事だしな」
鈴「あれ?一夏もう気になんないの?」
一夏「ああ、箒は大丈夫だよ」
シャル「そっか、一夏が言うなら安心だね。でも妬けちゃうな…」
一夏「何がだ?」
シャル「だってこんな状況でも、理由も聞かずに信じられるって余程の事だと思うよ。だから、その…二人には深い絆でもあるのかなあって…」
セシリア「そ、そうなんですの!?一夏さん!!」
一夏「ちょ、ちょっと待て」
ラウラ「お前は……そうなのか?……」スウッ
一夏「頼むから落ち着いてくれ!」
pipipi・・・
一夏「・・・・・・うん?」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 14:48:56.49 ID:kMPxc2nU0
pipipi・・・
箒「わっ、わわっ……ええと」ピッピッ
一夏(箒・・・・・・?)
箒「ええっと……これは…??…うん?…」ピッピッ アタフタ
一夏(メール、だろうけど……どうしたんだあんなに慌てて…)
女子A「あれ~?篠ノ之さんメール?誰から誰から?」
女子B「あれ?男の人?ねえ篠ノ之の彼氏とか~?」
女子C「ウソ~!?篠ノ之さん彼氏いるの!?」ワイワイ
箒「ちょっ!?待ってくれ!!ぐっ……」ダダダッ
キャー シノノノサンスゴーイ カレシダッテー
セシリア・鈴・シャル・ラウラ「……」
セシリア・鈴「エエエェェェェェエエェェェ!!?」
一夏「………」
シャル(……一夏?)
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 14:59:20.97 ID:kMPxc2nU0
--------------------
《廊下》
箒「……どうしてこんな時にメールをよこすんだ…。まったく…」
箒「ええっと、明後日か……。うむ大丈夫だな…」ピッピッ
箒(……しかし…少し教室に戻りづらいな…。まだ少し時間があるし……)
箒(少し風にでも当たってくるか……)
--------------------
《教室》
セシリア「り、りり鈴さん、一体…どういう事ですの!!!!?」
鈴「私だって知らないわよ!!どういう事なの、一夏?」
一夏「……悪いが、俺も…何も知らない……」
シャル「ま、まあ落ち着こうよ!」
ラウラ「……」フン
一夏(……)グッ
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 15:16:30.73 ID:kMPxc2nU0
セシリア(結局あの後戻っては来ましたけど……)
シャル(さすがに聞けないよね……)
セシリア・シャル「「はぁ~」」
千冬「オルコット、デュノア授業が暇なら校庭50週してくるか?」
セシリア「い、いえ結構です!」
シャル「す、すみませんでした!」
千冬「まあいい。今日はここまでだ。しっかり復習してくるように……いいか、織斑?」
一夏「……」
パアァァン!
千冬「織斑、聞いているか?」
一夏「す、すみませんでした……」ピクピク
千冬「まったく……終わりだ」スタスタ
箒「…」ゴソゴソ タタタッ
セシリア「あっちょっと!箒さん!?」
ラウラ「素早いな。もう出て行ったぞ…」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 15:33:21.83 ID:kMPxc2nU0
《二日後・休日》
一夏(結局、何も分からずじまいだったな……)
一夏(何か…何だろう……)
一夏「モヤモヤするな……」
pipipi…
一夏「ん?……シャルとセシリアか……。買い物、か。そうだな、せっかくの休日だし外に出てみるか」
一夏(前に箒に今度は私も誘って欲しいって言われてたな……。けど)
一夏「誘っても無駄だろうな……。待たせるのも悪いし、よし行こう」
シャル「おはよう、一夏」
セシリア「おはようございます、一夏さん」
一夏「ああ、おはよう」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 15:42:50.89 ID:kMPxc2nU0
シャル「今日は予定とかなかったの、一夏?」
一夏「ああ大丈夫だぞ。でもどうしたんだいきなり買い物だなんて……」
セシリア「その…最近一夏さん元気がありませんでしたから、気分転換にでもなればなあっと思いまして……」
一夏「ありがとうな、二人とも…でも鈴とラウラはどうしたんだ?」
セシリア「お二人とも、先に用事があって都合がつきませんでしたの。鈴さんも本当は行きたそうにしてたのですが……」
一夏「…そっか。」
シャル「じゃあ行こっか?」
一夏「あっ、その、ほ、箒は誘わなかっったのか?」
シャル「……うん。朝誘ってはみたんだけどもう外出したって鷹月さんが…」
一夏「……分かった。じゃあ行こう…」
セシリア(……一夏さん)
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 15:55:51.80 ID:kMPxc2nU0
《駅前・ショッピングモール》
セシリア「如何ですか、一夏さん?少しは気分は晴れまして?」
一夏「ああっ!やっぱり部屋の中に閉じこもってるだけじゃ駄目だな。外に出て二人といたら凄くスッキリした。ありがとうな」ニコッ
シャル「い、いいいよそんなお礼だなんて///」
セシリア「そ、そうですわ!わたくし達はただ一夏さんの為になればと思って///」
一夏「よし!次はどこに行くんだ?どこでも付き合うぞ」
シャル「それなら僕、あそこに行ってみたいな♪」
セシリア「ちょっとシャルロットさん!先ほどはシャルロットさんのご要望の場所へ行ったのですから次はわたくしの番ですわ!!」
一夏「まあどっちでもいいけど――」
一夏(ん?…あ、あれは……)
一夏「箒……と…弾?」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 16:16:03.05 ID:kMPxc2nU0
セシリア「どうしましたの?一、夏さ……」
シャル「えっ、あれ……」
一夏「……くっ!」スタスタ
シャル「ちょっと一夏!」
セシリア「一夏さん、お待ちになって!!」
箒「うん?こっちじゃないとすると――」
弾「ああこの店はあっちだから――」
一夏「箒」
箒「えっ!ええっ!!い、一夏!?どうしてここにいるんだ!」
弾「おおっ、い、一夏じゃねぇか!どうした買い物か?おおっ金髪の女の子二人も連れて相変わらずだな~。ははは…」
一夏「そうだな……。二人はなんだ、買い物か…?」
弾「ああ俺達は―――むぐっ」
箒(喋る奴があるか!いいからここは私に任せて黙っていろ!!)ヒソヒソ
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 16:27:53.36 ID:kMPxc2nU0
箒「コホン…私達は少し諸用で来た。今は店を探してる途中だ」
シャル「それなら一緒に―――」
箒「結構だ。私たちの事は放っておいてもらおう」
セシリア「な、何て言い方ですの、箒さん!?」
箒「悪いがとても大事な用なんだ。あまり大所帯で歩くのも好きじゃないし、すまないな」
一夏「……分かった。だったら勝手にしろ……」
箒「そうだな。そうさせてもらう、行こう」
弾「お、おう。じゃあな一夏。また遊ぼうぜ」
一夏「……」
セシリア「今の方、一夏さんのお友達ですの?」
一夏「ああ……」
シャル「一夏?どこかで落ち着―――」
一夏「二人とも本当にゴメン…。悪いけど先に帰りたいんだ……。いいか?…」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 16:36:45.97 ID:kMPxc2nU0
セシリア「は、はい……それでしたらわたくし達も……」
シャル「そうだね……一夏の気分転換の為に来たんだから……ごめんね一夏…嫌な思いさせて」
一夏「……気にしなくていいさ。二人は悪くない」
セシリア「……はい」
一夏「じゃあ帰ろうぜ…。今度埋め合わせはする……」
シャル「いいよ気にしないで…?」
一夏「……」
一夏「何だっていうんだ……本当に……」
一夏「箒……」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 16:51:48.46 ID:kMPxc2nU0
《夜・学生寮》
セシリア「ちょっと箒さん!!」
箒「何だ?」
セシリア「『何だ?』じゃありません!何ですのお昼のあの殿方は!」
箒「…セシリアには関係ないだろう…」
セシリア「だったら聞きますわ!!あなたもう一夏さんの事は諦めますの!?」
箒「どうしてそこまで詮索されなくてはならないんだ!!」
鈴「セシリア、ちょっと落ち着きなよ。……で箒どうなの?一夏のこと諦めんの?」
箒「…お前たちに言う義理はない……」
鈴「ふぅん、あっそ。ま、別にいいけど。こっちとしては敵が減る分有難いしね。それと…」
箒「?」
鈴「あんたが”本当に”それで良いって言うなら、もう二度と一夏には近づかないで」クルッ スタスタ
箒「……」グッ
セシリア「それでは失礼します…」
静寐「篠ノ之さん?」
箒「大丈夫だ……大丈夫…」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 16:54:41.91 ID:L/PTpd4G0
静寐←これなんて読むの?
弾って何?
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 16:57:05.48 ID:kMPxc2nU0
>>47 鷹月静寐(たかつきしずね):部屋替えした後の箒のルームメイト。真面目っぽい性格
五反田弾(ごたんだだん):一夏の中学時代からの親友。野郎
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 17:11:32.69 ID:kMPxc2nU0
静寐「明日は織斑くんの誕生日だけど……篠ノ之さん―――」
箒「大丈夫だ…」フラ
静寐「篠ノ之さん!?大丈夫?篠ノ之さん!?」
箒「心配……しなくても…これ、くら―――」トサッ
静寐「そんな、すごい熱……。早く寝かさないと」
箒「すまない…」
静寐「今はそんな事言ってる場合じゃないでしょ?すぐ休んで早く良くならなきゃ……明日の織斑くんのバースディパーティ行くんでしょ?」
箒「うむ……」
静寐「私は行けないから……。頑張って篠ノ之さんには治してもらって沢山お話聞きかせてね?」
箒「分かった……必ず、一晩出なおしてみせる」
静寐(けどこの熱…どうにかしてあげないと)
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 17:25:06.47 ID:kMPxc2nU0
《???・箒&静寐の部屋》
箒(バチが……当たったのだな…。いつも一夏は私を見てくれているのに……)
箒(一夏はいつも私を心配してくれていた…)
箒(それなのに……)
箒(私は全てを無碍にしたんだ……)
箒(もう振り向いてはもらえないだろうな……)
箒(一夏……一夏ぁ……)
………
……
「―――――き、だいじょ――」
「――うき、起き――大丈夫か――」
箒「……う、うん」
一夏「箒!?大丈夫か?」
箒「一、夏……」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 17:40:21.89 ID:kMPxc2nU0
一夏「ああ、俺だ!箒、大丈夫か?」
箒「一夏…一夏ぁっ!」ダキッ ムニュ
一夏「おおっ!?ちょっと待て!箒、落ち着け!」
箒「うっ……うぅ……」
一夏「まったく…大丈夫だ。俺はここにいるさ」
箒「うっうっ……」ギュ
一夏「……箒」ギュウッ
箒「……はっ!!ちょっと待て、今の時間は―――」ドンッ
ガスッ
一夏「ごはぁっ!?ぐっぐぁあ……」
箒「9月27日……午前2時半…?」
一夏「何だよいきなり突き飛ばして…」
箒「日付が変わって―――」
一夏「ああっ倒れてからずっと寝てたからな…もう夜中だぞ」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 18:01:14.45 ID:kMPxc2nU0
箒「そうか…そんなに寝てたのか……」
一夏「そんなにってまだ全然休んでないぞ!…体調はどうなんだ?」
箒「まだ熱っぽいな……身体も少し怠い…」
一夏「それはそうだろ……熱測るか?」
箒「うむ……。ってどうして!!っどどどうして一夏が私の部屋にいるんだ!?今は夜の2時半だろう!!」
一夏「ああ…まあ箒が倒れた後鷹月さんが俺の部屋に来て、『篠ノ之さんが熱を出して倒れたから助けてあげて』って…」
箒「……なっ」
一夏「だからこの部屋に来たんだ。そしたら今度は『看病してあげてって』」
箒「なっなな!…で、では着替えなども一夏が――」モジモジ
一夏「し、してない!俺はしてない!!鷹月さんが着替えの時は呼んでくれって!だから俺はしてないぞ!」
箒「そうか…」
一夏「その病状も熱が下がれば安定するって寮のドクターが診てくれたて、戻ろうと思ったんだけど『このままお願い』って言われたから…」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 18:16:07.15 ID:kMPxc2nU0
箒「そうだったのか…」
一夏・箒「「……」」
一夏・箒「「あの(な)(だな)……」」
箒「な、何だ一夏?どうかしたのか?」
一夏「ほ、箒の方こそどうかしたのか?なんでも言ってくれていいぞ」
箒「うっ……そのだな…」
一夏「あ、ああ…」
箒「その一夏を避けていた理由なのだが…」
一夏「ぽう」
箒「くだらない理由なんだ。出来れば怒らないで聞いて欲しい…」
一夏「どんな理由でも怒らねえよ。言ってみろって」
箒「……学園祭のこと、覚えているか?」
一夏「ん?ああっもちろん忘れたくても忘れられ…って学園祭がどうしたんだ?」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 18:52:58.75 ID:kMPxc2nU0
箒「一緒に、その私と剣道部の催し物を見に行っただろう?」
一夏「ああっ剣道部の部長が急遽方向転換してやってた花札占い…あれがどうかしたのか?」
箒「あの後から占いに嵌り出して色々と占うようになったんだ…」
一夏「そ、そうだったのか…」
箒「ああ、それで的中率も看々上がっていって的中しない時がないくらいの恐ろしい占いになってだな…。部活に出てたある時、占ってもらったんだ、その……」
一夏「ん?」
箒「私とい、一夏の相性を…///」
一夏「そ、そうか///」
箒「そうしたら占いの結果がな…『一週間、その男性に近づいてはならない。近づけば必ず不幸が舞い降りる』と出てだな……だから…」
一夏「はぁ!?」
箒「部長が『二人は二度と逢えなくなる』と言っていたんだ!だから、その為にはどうしても一夏に近づくわけには……」
一夏「」
箒「一夏、本当なんだ!冗談じゃないんだ!的中するのを嫌というほど見てきて、…一夏とまた離れ離れになってしまうのが嫌だったから」
一夏「……」
箒「私も最初は信じてなかったのだが…怖くなって。……でも私にとってはとても大事な事だったんだ」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 19:25:30.19 ID:kMPxc2nU0
一夏「はぁ……頭が痛くなってきた…。」
箒「な!?……姉弟で全く同じ反応をするんだな…。馬鹿な奴だと思っただろう」
一夏「本当に馬鹿だな、箒は」
箒「だ、黙れ!私だって馬鹿らしいとは思ったんだ…。呆れただろう。怒らないのか?馬鹿馬鹿しいと……」
一夏「怒らないよ…。正直安心した」
箒「安心…」
一夏「箒に俺は悪くないって言われたけど、やっぱり俺が何か箒の気に障ることしたんじゃないかなあって。けどいつも箒に怒られてばっかりだから何か分からないし……」
箒「いつも怒ってばかりで悪かったな…」
一夏「怒るなよ…。だからすげー安心した」ニコッ
箒「そ、そうか///」
一夏「けどな…そんな事で引き離されるほど俺達の関係って希薄なものでもないだろ?」
箒「う、うむ……」
一夏「その、箒は少し自信持っていいんだぞ?前も言ったと思うが俺はいつもお前のことを、その…見てるんだからな?///」
箒「そうだったな、うむ。…うっ、す、すまなかったな一夏」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 19:42:00.09 ID:49aXKtSdO
箒と一夏の間の席の娘が好きなんだ
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 20:11:40.16 ID:kMPxc2nU0
一夏「気にすんなよ。……で、あと一つ聞きたいことがあるんだけどいいか?」
箒「ん?…何だ?」
一夏「ええっと……弾とは、その、付き合ってんのか?」
箒「えっ?」
一夏「ほら、今日…お前ら一緒にデートしてたみたいだしさ……。その付き合ってんのかって…」
箒「…気に、なるのか?」
一夏「……少し」
箒「……少しなんだな」シュン
一夏「分かったよ……。はっきり言って、凄く、……気になる。」
箒「えっ///」
一夏「今日お前と弾が一緒にいるのを見てからずっとモヤモヤした気分になってた…。箒の隣にいるのが自分じゃないって思うと胸が痛かった。だから凄く、…気になる」
箒「そうか。……もう日付も変わってしまったから構わないな」
一夏「日付と関係あるのか?」
箒「今日はお前の誕生日だろ?」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 20:37:27.92 ID:kMPxc2nU0
一夏「ああ、そうだけど」
ゴソゴソ
箒「…誕生日プレゼントだ、受け取ってくれ」スッ
一夏「これって……」
箒「着物だ。家にあった布で仕立ててもらったんだ。」
一夏「これを俺に?」
箒「お前以外に誰がいる。五反田には優れた和裁士がいないか教えてもらってたんだ」
一夏「そうだったのか…。着てみていいか?」
箒「ああ是非着てみてくれ」
シュル モゾモゾ
一夏「おお!いいなこれ!すごく着心地もいいし、色もすごくいい色だな」
箒「色は、その、お前の……///」ゴニョゴニョ
一夏「ん?どうしたんだ?」
箒「なんでもないんだ!その、気に入ってもらって良かった///」ニコッ
一夏「う、ああ、ありがとうな箒///」
箒「ああっ本当に似合ってるぞ、一夏」
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 20:55:55.87 ID:kMPxc2nU0
箒「ところで一夏が言いかけた事は何だ……」
一夏「ああっあれは…弾のことだったんだ。けど…」
箒「…」
一夏「もう俺からは言いたいことはないんだ…」
箒「そうか。…では私からもう一つ一夏に言いたいことがあるんだが……、いいか?」
一夏「な、何だ?」
箒「その私にとってとても大事なことだ……だから真面目に聞いて欲しい…」
一夏「分かった…茶化したりしない。真面目に聞くさ」
箒「ありがとう…」
箒「ふぅ…」
一夏「…」
箒「一夏、私はお前のことが好きだ」
一夏「 …えっ」
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/25(金) 23:58:11.13 ID:aYFEUVgk0
千冬姉に罵られ殴られたい!
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 04:15:39.99 ID:kxz6dL2K0
まさか残っているとは…
保守あり再開
箒「前は『付き合うってもらう』という言い方をしたが、うまく伝わらず誤解をされてしまったからな……というかお前が変な解釈をするからだ…」
一夏「うっ……仕方ないだろ!まさか箒にそんな風に想ってもらえてるなんて知らなかったんだぞ!いつも殴られたり蹴られたり…」
箒「そ、それでは…お互い様ということだな、…うん」
一夏「あからさま被害の量は俺のほうが上だけどな…」
箒「ま、まあ、あまり気にするな。それに私だって、自分のこのすぐ手が出てしまう癖は治したくてたまらないんだ……」
一夏「まあ箒に殴られるのは嫌いじゃないけどな……」
箒「……そ、そういう趣味なのか?」
一夏「ち、違うっ!なんでそうなるんだよ!俺はただ箒が近くに感じられるっていうか…とにかく変な意味じゃない!」
箒「そ、そうか…違う、そうじゃない!お前が茶々を入れるから変な方向に話が進んでしまったではないか!ええっと――」
一夏(何で俺が……)
箒「そうだ!私はお前が、一夏が好きだ!ずっと好きだった…」
一夏「…」
箒「お前と出会って、お前が守ってくれて、その時からずっと暖めてきた気持ちだ……そして、出会ってからそれがもっと強くなった」
一夏「…」
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 04:18:28.01 ID:gaDnXa1q0
おお・・・
そろそろ寝ようかと思っていたのだが眠れなくなった
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 04:35:47.67 ID:kxz6dL2K0
箒「最近はヤキモキさせられたり、不安になったり、だがしっかり私を見ていてくれて気遣ってくれたり……いい事ばかりではなかったと思う。それでも…」
一夏「箒……」
箒「とにかく私はだな!?お前と―――」
一夏「…箒」ギュッ
箒「!」
一夏「俺は…安心してたんだと思う……。箒がずっと傍にいてくれるって…だから甘えてた」
箒「一夏…」スッ
一夏「けど分かったんだ…。箒と離れて不安になったし、箒が他の奴といる時すごく焦った…。」
一夏「俺も…箒の、こと好きだ」
箒「一、夏…」
一夏「その、箒が嫌じゃなきゃ…俺と付き合ってほしい……」
箒「嫌なわけがあるか…嫌なんかじゃないぞ……本当に嬉しい…」ポロポロ
>>92 すまん
俺も酒が入ってるからいつ寝るか分からん
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 05:03:11.13 ID:kxz6dL2K0
一夏「泣くなよ…馬鹿だな、箒は…」ナデナデ
箒「うるさい…この浮気者め……」
一夏「浮気って……してないだろ…」
箒「だったら誓え……私以外の女性は見ませんと…」
一夏「分かったよ…俺はもう箒以外の女性は見ない。箒がいてくれればいい…これでいいか///」
箒「そうかそうか。一夏は私が必要なのだな…うんうん///」ギュッ
一夏「ああ、あのな、箒…そろそろ寝ようぜ。正直ものすごく眠い」
箒「そ、そうだな…では、眠るとしよう」ボフッ
一夏「そういえば体調はどうだ?」
箒「もう大丈夫だ。すごく心地いい…」
一夏「そっか……」スッ
一夏(熱を一回寝ただけで治すってどんな体してるんだ…)
箒「い、一夏?…その何処へ行くのだ?」
一夏「ええと…そりゃ隣のベッドで寝ようかと…」
箒「その…あれだ私と一夏は結ばれたわけだし…もう一緒の床に就いてもいいんじゃないのか?///」
一夏「はぁっ!?///」
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 05:05:05.74 ID:gaDnXa1q0
いちゃいちゃバンザイ
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 05:26:48.53 ID:kxz6dL2K0
箒「そのっ変な意味じゃないぞ!?誤解するなよ!そのそれに…近くにいたほうが一夏も看病しやすいだろうと思うのだが……」
一夏「……罠じゃないよな?」
箒「失礼なことを言うな!そんな事するか」
一夏「……分かった。怒るなよ?」
箒「しつこいぞ」
一夏「じゃあ…」モゾ
箒「は、早く入ってくれ……寒い…」
一夏「わ、分かった…」モゾモゾ
箒「一夏…もう少し傍にいってもいいか?」
一夏「ああ…いいぞ」
箒「ではもう少し…」モゾモゾ
一夏「…。箒……頭あげろ」
箒「ん?…こうか?」
スッ ギュ
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 05:46:00.75 ID:kxz6dL2K0
一夏「こうすれば…問題ないだろ?」
箒「う、うむ。そうだな問題ない///」
箒(こ、これは伝説の…う、腕枕というやつか…///)
一夏「寝づらくないか?」
箒「大丈夫だ……それにしても、馴れてるようだがまさか他の女性にも――」
一夏「してないぞ!こんな事するのは箒が初めてだ!」
箒「そうか、私が初めてか……うんうん///」ギュッ ムニュ
一夏「!…じゃ、じゃあ寝ようぜ。またぶり返したら悪いしな…」
箒「うむ、その前に……その私の”初めて”も一夏にあげたいのだが…いいか?」
一夏「」
箒「ち、違う!そのそういう事をするんじゃなくて///……そのキ、キキ、キスをだな?」
一夏「キス?」
箒「う、うむ」
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 05:56:42.77 ID:kxz6dL2K0
一夏「お、俺でいいのか?」
箒「本気で言ってるのなら殴るぞ…」
一夏「すまん…箒がいいなら俺は――」
箒「謝るな……それに私はずっと一夏以外の男はお断りだからな」ニコッ
一夏「箒……」
箒「では…、い、一夏……」スッ
一夏「箒…」スッ
箒「大好きだ、一夏」
チュッ
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 06:07:23.34 ID:kxz6dL2K0
箒「その……いいものだな…///」
一夏「ああ、そうだな///」
箒「…お前は一度しているだろう。しかもクラスの目の前で、堂々と」ジト
一夏「ちがっ確かにしたけど…あれは不可抗力だ!自分からキスしたいと思ってしたのは今のが初めてだ!」
箒「!…ふふっではお互いこれが”ファーストキス”だな?」
一夏「そ、そうだな…ああっもう寝ようぜ」
箒「うむ、そうしよう。……一夏」
一夏「箒…」
チュッ
一夏・箒「「愛してる」」
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 09:58:57.34 ID:p/YXvd9N0
うんうん
しののののののののののさんはアニメじゃ三馬鹿筆頭になっちゃったし
せめてSSでだけでも幸せにならないとな
誰かテリーマン的解説要員になってしまったセシリアちゃんと酢豚ちゃんが幸せになるSSを書いてください
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 12:44:09.58 ID:kxz6dL2K0
--------------------
《朝・箒・静音の部屋》
一夏「……んんっ…ん?」
箒「起きたか?」
一夏「うわっ!」
箒「!…失礼な奴だな。自分の彼女の顔も覚えてないのかお前は」
一夏「いや、悪い…。寝起きで女の子の顔があったからつい…」
箒「いやいい、気にするな」
一夏「そういえば熱はどうだ?」
コツン
箒「んっ///」
一夏「……。よし、大丈夫そうだな」
箒「別に額を合わせなくても、体温計を使えばいいではないか…」
一夏「嫌だったか?」
箒「嫌ではない!ただその…いきなりは気恥ずかしいというか……」
一夏「…箒、お前って結構女の子なのな」
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 13:09:35.92 ID:kxz6dL2K0
箒「失礼なことを言うな!お前が気付かなかっただけで私はいつでも女の子らしくしていた!」
一夏「そ、そっか。でだな箒…そろそろ起きないか?腕の感覚が全くって言っていいほど無い……」
箒「…そうだな、しかしその前に……んっ」
一夏「箒…」
チュッ
一夏「おはよう、箒」
箒「おはよう一夏。その、想っている男性と迎える朝というのはいいものだな」ギュッ
一夏「そ、そうだな」ギュウ
静寐「おはよう。篠ノ之さん大丈、ぶ……」
一夏・箒「「!?」」
静寐「え?……ええぇぇぇぇぇ~~~っ!!?」
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 13:35:38.40 ID:kxz6dL2K0
静寐「お、織斑くん!?私、篠ノ之さんの看病をお願いしたけど…そんな所まで!?」
箒「ち、違う!その確かに一緒に寝たが…その…」
静寐「『一緒に寝た』!?」
シュッ
セシリア「おはようございます静寐さん。失礼いたします…わ、ね……」
鈴「一夏ー、あんた変なことして……ないわ…よね…」
シャル「ねえ、病人のお見舞いに大勢で来たら……迷わ…く…」
一夏「あっ……」
セシリア「おそろいの和服…一緒のベッド…」
シャル「…一夏?……何してるのか教えてほしいな……」ニコッ
ラウラ「…一夏、死ぬ前に何か言い遺すことはあるか」チャッ
一夏「ラウラ…な、なんでISを起動させる必要が…」
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 14:23:56.16 ID:kxz6dL2K0
キーボードにとんこつラーメンこぼしたから新しいの買いに行ってきた
再開
鈴「問答無用ーーーっ!!!」
一夏「鈴待て!!うわぁぁっぁぁ!!」
ドゴオォォォォォン
パラパラ…
静寐「へ、部屋が…そんな…」
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 15:18:48.88 ID:kxz6dL2K0
《夕方・織斑家》
一同「一夏、誕生日おめでとうーーー!!」
パァンパァンッ
一夏「あ、ありがとう…」
弾「おい、一夏!お前主役だろ?もうちょっと喜べよ、こんな沢山の人にお祝いしてもらって」
一夏「ああ…」
一夏(あの後、千冬姉にばっちり怒られた挙句、限界まで校庭走らされたからそんな余裕が無いんだよ…)
弾「お前、祝い甲斐がないな~。彼女からプレゼントも貰ったんだろ?」
一夏「彼女?…ああ箒のことか。昨日貰った」
弾「何だ感動薄いけど…。彼女あんな一生懸命に頑張ってたのに…」
一夏「頑張ってた?」
弾「そうだよ。体調悪そうだったのにお前のために良い店探し回って、お前の服の趣味聞かれまくったよ色とかな」
一夏「そうだったのか…」
弾「正直羨ましいぜ、あんな良い子が彼女なんて。」
一夏「そうだな。…よく手出さなかったな?」
弾「馬鹿言うなよ…。あんないい顔してお前のことばかり話されて、それでそんな事出来るかっていうの…大体俺には…!!」スッ
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 15:39:03.55 ID:kxz6dL2K0
一夏「おい、弾」
弾「あの!」
虚「あ、あなたは…」
一夏「?なんだ弾の奴…」
箒「一夏」
一夏「箒…。楽しんでるか?」
箒「ああ、一夏はちゃんと楽しんでるか?少し疲れているように見えるが……」
一夏「流石にちょっとな…部屋のこと何か聞いてるか?」
箒「いや私も知らないんだ…。恐らく誰かの部屋に当分厄介になるとは思うが…」
一夏「そっか。悪いな、箒のこと巻き込んで」
箒「謝る必要はない。元々一夏は私の看病に来てくれた。感謝してもし足りないくらいだ。責めるはずがない」
一夏「ああ」
箒「まあ、その、一晩だけというのは……勿体無い感じだが」ボソボソ
一夏「ん?何だ?」
箒「い、いや何でも―――」
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 16:00:30.50 ID:kxz6dL2K0
シャル「二人とも、楽しんでる?」
セシリア「さっきから何ですの二人で」
鈴「ちょっと、いくらなんでもくっつきすぎじゃない?」
箒「いや、私はそんな別に―――」
ラウラ「い、一夏、お前にこれをやろう。大事にしてくれると嬉しい」
一夏「あ、ありがとうな、ラウラ」
ラウラ「ふん///」
セシリア「ちょっとラウラさん一人だけずるいですわよ」
ワイワイ キャッキャッ
一夏「……」クルッ
箒「?」
一夏(また後でな?)
箒(わかった…)コクッ
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 16:13:54.76 ID:kxz6dL2K0
--------------------
《夜・IS学園学生寮》
箒「えっ!?い、一夏と同室!?」
千冬「そうだ。鷹月は布仏の部屋に移動だ。ただベッドが無かったから…織斑、お前のベッドはそっちに移動させてもらってる」
一夏「ちょっ、それじゃ俺のベッドは…」
千冬「お前にはこれをやる」
一夏「……寝袋」
千冬「野戦用のしっかりとした寝袋だ。異論はないな」
一夏「……はいわかりました」
箒「…わかりました」
千冬「よしでは部屋に戻れ。次に問題を起こしたらその時は分かっているな?」ギロッ
一夏・箒「…はい、すみませんでした」トボトボ
千冬「…ふぅ、やれやれだ…」
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 16:16:04.69 ID:SkDSYQvT0
弾がのほほんさんの兄になるのか
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 16:50:28.26 ID:kxz6dL2K0
--------------------
《一夏の部屋》
一夏「…はぁ、何だってこんな……」
箒「結局元の鞘に納まったような感じになったな」
一夏「そうだな。よいしょっと、それにしても何かみんなからこんないい物貰っちゃって、悪いな…」ドサッ
箒「……」
一夏「箒?」
箒「良かったじゃないか…。私以外の女性からもたくさんプレゼントを貰えて」ムッ
一夏「箒、怒るなよ…」
箒「怒ってなど、いない…」プイッ
一夏(どう見ても怒ってるだろ…はぁまったく……)
一夏「箒」
箒「?」
ギュッ
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 17:14:43.88 ID:kxz6dL2K0
一夏「箒からのプレゼントが一番嬉しかったぞ。俺のために頑張ってくれたって弾から聞いた…。本当にありがとう」
箒「う、うむ///」キュッ
一夏「だから、な?機嫌直せよ」
箒「分かった。……その、一夏は」
一夏「?」
箒「一夏は嫉妬深い女は、…嫌か?」
一夏(そんな涙ぐんだ眼で見られて『嫌いだ』なんて言えるかって…大体…)
一夏「そんな訳ないだろ。不器用なところも怒りっぽいところも、ヤキモチ焼くところだって全部引っくるめて俺の好きな箒なんだ…」
箒「一夏…」ジワッ
一夏「だから心配するなよ。好きだぞ」ギュッ
箒「ありがとう…私も好きだ」ギュッ ムニュ
一夏(おおっ!?やっぱり箒の胸…凄いな。ぐっ、理性が……。どうにかして話題をそらさないと…)(よし!)
一夏「と、ところで箒!そろそろシャワー浴びないか?サッパリしたいと思ってるんだけど…」
箒「///」
一夏(あれ?何で箒は顔を赤くしてるんだ…)
箒「その、お前がそうしたいというのなら私は拒まないが///」
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 17:38:58.53 ID:kxz6dL2K0
一夏(え?え?)
箒「そ、その一緒に入りたいのだろう?…しょうが無い奴だな、お前は///」
一夏「いや、えっとだな…箒さん?」
箒「ちょっと待っていろ、支度をしてくる」タタッ
一夏(ちょ…ちょっと待て!俺、完全に墓穴掘ってるじゃないか…服の上からでもヤバイのに裸の状態になったら…!)
箒「一夏……すまないが先に入っててくれるか?用意したら私もすぐに行く」
一夏「わ、分かった……」
***************
シャー
一夏「……どうする」
一夏「……今からさっきのは『先に箒が入れよっていう意味だったんだ』なんて言ったら…死ぬな…」
一夏「……嫌ではないんだ。ただ正直に言って――」
一夏(我慢できる自信がないぞ…)
箒「し、失礼するぞ///」カチャ
一夏「ほ、箒!?」
箒「ま、待たせたな///」
一夏(くっ!何ていう戦闘力だ…)
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 17:46:32.34 ID:gaDnXa1q0
くそ俺も箒ちゃんの戦闘力を確かめたい
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 18:00:39.68 ID:kxz6dL2K0
箒「そんなまじまじと見るな。タオルしか身につけてないんだぞ///」
一夏「わ、悪い!それじゃ、ど、どうすればいいんだ」
箒「で、では、まず私が一夏の背中を流すとしよう!うん、そうしよう…」コクコク
一夏「わ、分かった。じゃあ頼む…」
一夏(大丈夫だ。視界に入らなければどうということはない!)
ゴシゴシ
箒「一夏の背中…」
一夏「ん?」
箒「一夏の背中は広いな…すごく逞しくなった」
一夏「そ、そうか///」
ゴシゴシ
箒「ああ、だからセシリアたちもお前を頼りにしているのだろうな…」
一夏「そうか?」
箒「ああ、そうだ。みんなお前を頼りにしてる」
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 18:24:58.85 ID:kxz6dL2K0
ジャバッ
一夏「嬉しいと思う…だけど、いつも隣にいてほしくて、背中を預けるのは…箒だけだ」
箒「勿論だ。私もこの場所を譲るつもりはない」
一夏「…ああ!」
箒「ええっと、次は…その前だな///」
一夏「ま、前!?」
箒「せ、背中だけというわけにもいくまい」
一夏「大丈夫だ!前は自分で洗う!すぐ洗うからちょっと待っててくれ!」
箒「わ、分かった……」
一夏(さすがに前はまずい。…にしても、何で少し残念そうなんだよ……)
ゴシゴシ ジャバ
一夏「よし、終わった。次は―――どうする?」
箒「そうだな…次は…髪を洗うのを忘れていたな」
一夏「そうだな」
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 19:02:31.11 ID:kxz6dL2K0
箒「では…」
一夏「頼む」
箒「ああっわかった。任せておけ」
ゴシゴシ
一夏「ふう…気持ちいい…」
箒「そうか気持いいか…良かった」
一夏「ああ襟足のところとかすごくいいぞ」
箒「そうかそうか。…よしではしっかり洗ってやるからな。…前、失礼するぞ?」
一夏「前?」
一夏(…ちょっと待ってくれ。今俺は座ってるわけで、その前にさっきと同じ膝立ちの箒がいるという事は……)
一夏「ぶっ!!?」
箒「!!大丈夫か!?泡でも入ったか?すまない!」
一夏「いや、違うんだ!何でもない!!…から前かがみで俺を見ないでくれ!」
一夏(駄目だ!冷静になれ!けど目の前であんな胸と谷間みせられたら…)
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 19:27:13.15 ID:kxz6dL2K0
箒「と、とりあえずお湯をかけるぞ?」
ザバァッ
一夏「ぷぁっ……ふぅ」
箒「ほんとうに大丈夫か?」
一夏「ああっスッキリした。落ち着いた」
箒(落ち着いた?)
一夏「じゃ、じゃあ今度は俺が箒を洗う番……だよな?」
箒「うむ、お願いできるか?」
一夏「じゃあまず髪から…か?」
箒「ああっよろしく頼む」
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 19:44:53.86 ID:kxz6dL2K0
シャー
一夏「箒の髪って本当に綺麗だよな…」
箒「そ、そうか?」
一夏「黒くて長くて、けどいつも手入れが行き届いてて、俺、大好きだぞ箒の髪」ナデナデ
箒「本当によく見ていてくれるのだな…、ちょっと照れくさいが///」
一夏「照れることないだろ。自信持っていいと思うぞ」
箒「そうだな。一夏がそう言ってくれるだけでとても自信になる」
一夏「ん…じゃあ流すぞ?」
箒「ああ、頼む…」
一夏「いくぞ」
ザバッ
箒「よし、では次は…その…背中を…頼む」
一夏「お、おう…」
パサッ
一夏「」
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 20:08:18.95 ID:kxz6dL2K0
「い、一夏?黙られるとすこし怖いのだが…」
一夏「す、スマン!見とれてた!」
箒「み、見とれ…そうか。しかし、私の体は剣道ばかりしてきたから女性らしくないだろう…」シュン
一夏「どっ…」
一夏(どこがだよ。肌も白くて、無駄な所はないし、けど出るところは出てて…凄く綺麗だろ…)
一夏「箒、その…お前は自分が思ってるより、何ていうか…物凄く魅力的だぞ?少なくとも俺はそう思う…凄く好きだ箒の髪も体も」
箒「……っ!」
一夏「箒?」
箒「このスケベめ」
一夏「うぐっ」
箒「だが…一夏が私の髪も体も褒めて…好きと言ってくたからな、許してやろう///」
一夏「なんで俺が負けたみたいになってるんだよ…」
箒「ま、まあ気にするな…では頼むぞ」
一夏「おう…」
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 20:26:21.58 ID:kxz6dL2K0
ピトッ
箒「んぅ…///」ピクン
一夏「わ、悪い!」
箒「いや、こっちこそ・・・すまない」
一夏「じゃ、じゃあ改めて」
ピト
箒「うぅっ///」キュ
一夏(び、敏感すぎるだろ。耳真っ赤にして、体も縮こまって…ぐっ、後ろから抱きしめたい……)
一夏「箒、くすぐったいのか?」
箒「いや、その人に洗ってもらうことなんて無かった、から…ぅんっ///」ビクッ
一夏「や、やめるか?」
箒「大丈夫だ。そのうち馴れる、から…続けてくれ」
一夏「わ、わかった。もし無理っぽかったら言えよ?」
箒「無理はないが…分かった」
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 21:03:14.04 ID:kxz6dL2K0
ゴシゴシ
箒「///」
一夏「どうだ?」
箒「う、うむ…気持ちいいぞ」
一夏「そっか…」
一夏(き、気持ちいいとか言わないでくれ、頼むから!)
ゴシゴシ
一夏「よし、バッチリだぞ!じゃあ流すからな?」
箒「ああいいぞ」
サバァ
一夏「よし、じゃあ残りは自分で―――」
箒「その、…一夏」
一夏「ん?」
箒「次はその…前も……前も、頼めるか…?」
一夏「はっ!?」
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 21:30:09.00 ID:kxz6dL2K0
箒「背中は、洗い終わったのだからな…。次は、前―――」
一夏「無理だ!!ちょっと刺激が強すぎるぞ!頼むからそれは勘弁してくれ!」
箒「……」
一夏「……」
ピチャ ピチャン
一夏「……先に言っておくけど怒るなよ?あと、俺は眼を瞑りながらやるけど、…それでもいいか?」
箒「それでも…私は全然構わない///」
一夏「じゃあ箒のタオル借りるぞ」
箒「うむ、準備ができたら言ってくれ…」
シュルッ キュッ ギュッギュ
一夏「よし準備できたぞ、箒。悪いんだけどスポンジ取ってもらえるか?」
箒「うむ、これだ」サッ
一夏「ん?おっ?これか。……箒、先に言っておく」
箒「な、何だ?」
一夏「すまん」
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 21:41:31.50 ID:kxz6dL2K0
ピトッ
箒「んっ///」
一夏(ま、まずは無難に首周りからだ…ここならそんなに抵抗なく行ける…)
箒「…」
一夏(無念無想の境地だ…。雑念を捨て去って、千冬姉の教えをしっかり守ればこれくらい問題ない……はずだ…)
箒「一夏……そろそろもう少し下も…お願いしたいんだが…」
一夏「お、おう!任せろ」
一夏(少しずつ…少しずつ下)
ムニュウ
一夏(ああ、千冬姉……ゴメン…こんなの無理だ)
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/26(土) 21:51:24.92 ID:kxz6dL2K0
箒「ううっ///」
ムニュ フニュフニュ
一夏(駄目だ…本当に…どうしたって我慢なんか出来ないぞこんなの!…ぐっ)
箒「その…一夏。」
一夏「なな、何だ?」
箒「その胸と胸の間も頼む。…あと声が裏返っているぞ?///」
一夏「よ、よし!ま、ま任せろ」
フニッ
一夏(今度は両側から…柔らかい感触がぁ!!)
箒「……」
一夏「ううっ……」
箒「一夏」
一夏「こ、今度はどうした?」
箒「すまん…」
スルッ
一夏「え――――」
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 02:47:43.60 ID:pWPm6pDI0
>>158 「すごい綺麗だ…」
思わず考えていたことをそのまま声に出してしまうほどの美しさだった
普段から凜とした佇まいをした綺麗な女の子だとは知っていた
端正な顔立ち、大きく強い意思を感じさせる瞳、黒く流れる靭やかな髪…そのすべてが平凡な物ではないと思っていた
(けどここまでだなんて思いもしなかったな……)
「そ、そうか…。ただあまり見られると恥ずかしいのだが……」
「恥ずかしがる必要なんて無いだろ。本当に凄く綺麗だぞ、箒」
いつも強気で意地っ張りで怒りっぽいけど…
実はいつも俺の事を心配してくれていて、心優しい初めての幼馴染
その箒が、彼氏として俺を受け入れ、一糸纏わぬ姿で俺の前でモジモジと身動ぎしながら目の前にいる
そう思うと次第に興奮も抑えられなくなってきた
「ところで、その、一夏のそれは……大丈夫なのか?」
「い、いや。正直言うともう無理っぽい…」
情け無いが自分でもコントロール出来なくなるまでに大きくなった自分のアソコは『これでもか』と言わんばかりに自己主張する
まったくもって辛抱というものを知らない奴だ
「ではその……すぐに体を洗うから先にベッドで待っていてくれないか?私もすぐ戻る」
「分かった…」
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 02:52:15.86 ID:pWPm6pDI0
ここでするんじゃないのかとちょっと肩透かしを食らいつつもベッドへ戻り深呼吸
(大丈夫だ…落ち着け……初めてだから何も分からないけど…優しくしよう。…とにかく優しくだ)
「…ふぅ~」
よし、と自分に喝を入れキッと箒のいるシャワールームを見据える
間もなくその視線の先に箒が映る
ガチャ
「ふぅ…待たせたか…?」
「い、いや、そんなことないぞ」
正直時間が足りないくらいだが雰囲気をぶち壊したくはない
出来るだけ冷静にかつ優しく箒を迎え入れる
「そうか、それは良かった…」
シャワー上がりの少し濡れた髪を靡かせる箒はとてもいい香りがして、少し淫靡な香りがした
眼が離せないほどに普段なら絶対見ることの出来ないとても扇情的な箒が隣にいる
(少し治まったと思ったけど…こいつは…)
「その一夏……触ってみてもいいか?」
自分の分身に恨み言を呟こうかとしていると箒がそう言った
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 02:57:13.74 ID:pWPm6pDI0
「俺のを、か?」
「うむ///」
頬を染めながらコクリと箒は頷く
「さわっ…てもいいぞ」
「わ、分かった。その私はこういう時の所作など勿論全然知らないんだ…。痛かったら言ってくれ」
分かったと軽く頷き、箒が触りやすいよう正対するように向き直る
ピトッ
「うっ…」
「凄く熱いんだな…。硬くて、逞しくて……どうだ?痛くはないか?」
箒はくにくにと少しずつ優しく指先を動かし始める
すると間もなく亀頭の先のほうから先走りがジワッと滲み始める
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 03:01:51.15 ID:pWPm6pDI0
「んっ?い、一夏!先の方から何か出てきたぞ?どうすればいいんだ!?」
「その…手で全体になじませてくれ」
「わ、分かった///」
箒は先走りを指に掬うと少しずつ茎全体になじませるように塗りたくり始める
少し快感と言うには物足りないが、徐々に感覚を昂らせるには十分なものだった
「うっ…くあっ」
「一夏どうだ気持いいか?他に何かした方がいいか?」
正直そのまま手だけでも良かった
しかし箒が心配そうに上目遣いで、リクエストを聞いてくれているんだから乗らない手はない
「胸で、箒の胸でして欲しい!頼む!!」
迷いなくそう答えた
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 03:07:33.96 ID:pWPm6pDI0
「これでいいのか?」
箒をベッドに横にして、その箒に跨るように体勢を変えた
上から箒の裸を見下ろす……なんという絶景だろう
「箒、じゃあ胸を寄せてくれるか」
「わ、わかった…こうか?」
そういうと箒は自分の豊かな胸を両手で寄せ谷間を作る
ただでさえ大きく、興奮させるのに十分な箒の胸が手で卑猥に形を変えて淫らな行為を受け入れてくれようとしている
興奮するなんてものじゃない
「箒、行くぞ……」
「う、うむ、いいぞ…」
ムニュ ズリュリュリュ
「うあっ…くああ」
物凄い快感が背筋を駆け巡る
箒の胸はただ柔らかいだけでなく、滑らかな肌、程よい弾力が相まって最高の心地良さだった
(なんだよコレ…気持良すぎるだろ……)
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 03:20:44.65 ID:pWPm6pDI0
「い、一夏、気持いいか?」
「ああっ!…最高だ…凄くいいぞ、箒の胸」
ズチュズチュ
箒の問にしっかりと答えられるほど、はっきり言って理性は残ってなかった
ひたすらに、ただひたすらに箒の谷間に向かって腰を打ち付ける
先走りにまみれてヌラヌラと光る胸を見、徐々にペースを上げていく
「そうか///……では、少しだけ私も手伝ってやるぞ」
そういうと箒は口を『あ~ん』と大きく開けるとそのまま陰茎を口に含んだ
「んっ…んんっ…ちゅぱ…ちゅう…はむ」
「ぐあぁっ…箒…それ凄く……良い!」
「んんっ…一夏のは…むちゅっ…本当に大きくて逞しいのだな…わぷっ…顎が外れそうだ…」
限界が近づき奥歯がカチカチと鳴る
もう全てありったけを吐き出して楽になりたい…もっと気持ちよくなりたい…
「箒、俺もう…」
「んっ!?れるのか?…分かったもう少ひ…ちゅ…私も頑張るぞ…」
「頑張るって…?」
箒は『頑張る』と言った……『この状態で更に何を頑張るっていうんだ?』あまり余裕のない頭を振り絞って考えるがその逡巡も一瞬で消し飛んだ
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 03:29:27.84 ID:pWPm6pDI0
「れるれる…んん…舌も……動かした、方が…いいだろう…れる、ちゅぱぁ」
「箒!……箒!」
さっきはすぐ出して楽になりたいと思った
けど…けど今はもっとこの快感に浸っていたい…浸っていられほど穏やかなものでもないが…
あの箒が不器用ながらも一生懸命気持よくしようとしてくれている
ぎこちない舌の動きも、時々歯にあたってしまう拙い口の使い方、いまいち力加減の分かっていない胸の寄せ方も…
そんなこと全然気にならないくらいに上目遣いの箒の御奉仕は込み上げるてくるものがあった
「ん…れるっ…一夏ぁ…出して…いいんだぞ?…れる…ちゅぱ、遠慮しないでいいぞ…」
「ああっ、もう。出る!箒!…イクっ!!」
「いいぞ…一杯出してくれ!」
「ううっ、箒!出るっ!」
ビュルッビュッ
「うあっ…んっ…あ、熱い…んんっ!!///」
勢い良く滾りに滾った精液が容赦なく箒に降り注ぐ
しかも俺の陰茎は美しいものを汚す背徳感といつも強気な幼馴染を自分の物に出来る征服感で喜ぶかのように容赦なく箒の綺麗な顔を白に染め上げていく
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 03:39:13.17 ID:pWPm6pDI0
「うっ…箒…まだ…くうっ…」
ビュッ ビュルッ
「んっ…んんっ…まだ、出るのか?…ぷあっ」
まだ出したり無いと言わんばかりに降り注ぐ精液
箒はキュッと目をつむりただただ黙って顔を逸らすことなく受け止めてくれる
「ん…やっと射精し終わったのか?…」
ドロッとした白濁液が箒の顔に張り付いている
正直液というより塊だ
重さで下に垂れそうにはなるものの、ひどく粘着くそれは下に落ちずににずっと箒の顔にくっついている
(自分でやっておきながらアレだけど…エロ過ぎるぞ、箒)
「す、すまない一夏…顔を拭うものを取ってくれないか?…眼があけられない」
「お、おう…悪い!」
わたわたと慌てながらもティッシュを見つけそれを渡そうとする
しかし、渡す前に箒は――――
「んっ…ちゅるる、ごくっ……う、随分と苦いものだな」
箒はいかにもという苦そうな表情を作る
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 03:48:16.21 ID:pWPm6pDI0
「なっ!?馬鹿!飲まなくていい!」
「馬鹿とはなんだ……私は一夏がその…、私で気持ちよくなって出してくれたものだからだな…」
箒はムッとしながら睨むと、指に付いていた残りの精液も口へ運んでいく
(え、エロい…)
「それにしてもあんあに出るものなのだな少し驚いた…」
「最近して処理してなかったから。自分でもあんなに出るとは思わなかった。……それに何より箒が、してくれたからな」
「そうか、私がしたからか…。そうかそうか///」
目を細め、眩しい笑顔で頷く箒
先程まで本当にあんな卑猥なことをしていたのかと疑いたくなるような無垢な笑顔だ
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 03:59:14.58 ID:Ac7fjbFC0
やっぱ箒ちゃんえろい
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 04:02:23.74 ID:pWPm6pDI0
「次は…箒の番だぜ」
「う、うむ…」
再び箒を寝かせる
「箒……」
「一夏……」
軽く啄むような口付けを交わすと、ゆっくりと首筋、鎖骨、胸、臍に小さなキスを落としていく
そのたびにプルプルと震えながら小さく我慢するように声を漏らす箒がたまらなく可愛かった
「箒…俺も気持よくしてやるからな……」
「うむ……あまりじろじろ見るなよ恥ずかしいのだから……」
箒がコクリと小さく頷くとゆっくり秘所に唇を寄せる
あまり生えそろっていない、申し訳程度にしかない陰毛が見えたが恥ずかしいといったのはこれの事だろうか
「んっ…んんっ……ふぁっ!///」
ぴちっと閉じた淫唇を少しだけ広げると、くちゅっと蜜が溢れ出す
一滴も無駄にしない様にゆっくりと丁寧にそれを舐め上げると箒は徐々に身悶え始める
「んっ…れる…んんっ」
「う、うんっ……一夏…気持ち、いいぞ…くぅ///」
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 04:14:12.57 ID:pWPm6pDI0
「そっか…もっと気持ちよくなっていいんだぞ?」
そう箒に告げ、両手で胸と陰核も刺激し始める
「きゃうぅっ……はぁん…んっ、んんっ!!」
箒はどうやらかなり敏感な身体の持ち主らしい
三ヶ所同時に攻め始めたとたん次から次へと蜜が溢れ始める
「一夏……一夏…駄目だもう…気持よくて…気が…どこかに行ってしまいそうだぁ///」
「いいぞ箒!…いっぱい気持ちよくなってくれ…」
「んっもう駄目だ…すまん一夏…一夏ァーーー!!」
プシャアァアァァァ
「ふ、ふあぁぁ…うぅん…」
くたぁと見るからに箒が脱力していく
しかし足先や肩などをすこしピクンピクンと痙攣させ、息も大分深く呼吸している感じだ
(ちょっと、やりすぎたか?)
少し不安になり、様子を伺うように顔を覗き込む
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 04:18:48.32 ID:pWPm6pDI0
「箒大丈夫か――――」
ギュッ ドサッ
押し倒される
箒は…泣いていた……
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 04:31:05.45 ID:pWPm6pDI0
「どうしたんだよ?何かマズかったのか?」
「違うんだ…一夏…違うんだ…」
箒は目も合わせず俯いたまま頭を振り続ける
まったくもって何のことか分からない
「一体何が違うんだ?」
「私は、初めて今日こんなことをした。なのに…それなのに一夏に…こんな端無い姿を見せてしまった」
「箒…」
「私は、普段お前に厳しい事を言っておきながら、お前に抱かれて不設楽に乱れてしまって……こんな女と見下げ果てただろう…」
ポロポロと大粒の涙を零しただ淡々と自分を卑下する
本当に不器用な性格の幼馴染だと実感した
まあ、こんな箒に言えることはただ一つしか無いわけで……
「そんな事あるわけないだろ」
「えっ」
「だって箒は俺で気持ちよくなってくれたんだろ?だったらむしろ目茶苦茶嬉しいくらいだぞ。だから気にすんな」ギュ
「い、一夏……」
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 04:41:17.58 ID:pWPm6pDI0
「俺は凄く興奮した。箒が俺の前で乱れて、喘いで、感じてる姿を見て。箒の新しい可愛いところを見れたって言うか…」
「馬鹿者!///女性にそんなデリカシーのないことを言うんじゃない!」
「しょうがないだろ…男なんだから」
「ふふ、そうか……そうだな。本当にスケベだな、一夏は」
「お前もだろ、スケベ箒」
「ぐっ///」
多分これからもこんな感じなんだろうな…
つまらない事を気にして、そして落ち込んで…
けどそうしたら俺がまたこいつを笑わせてやればいい
俺はこいつを笑顔でいさせる自信がある。幸せにできる自信がある。守ってやれる…
だから、もっと甘えていいんだぞ、箒?
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 04:48:46.36 ID:pWPm6pDI0
***************
箒と俺の前には『コンドーム』と書かれた小箱が一つ
「で、これを使うのか?」
「ああっ…まあ在学中にパパとママは流石にマズいだろ…」
「う、うむ、そうだな」
それは至言だと言わんばかりに箒が頷く
当たり前だ…千冬姉が怖いからな……
怖いなんてものじゃない…正直……恐ろしい
陽の目は勿論見れないだろうな…
まあ学生寮でこんな事してる時点で言えたものじゃないが……
「ところで『1ダース』と書いてあるが…どうして十二個入っていない」
むっとした表情で俺を問い詰めてくる箒
俺はそんなに信用がないのかよ…
「弾と数馬からもらったんだよ。俺が買ったわけじゃない」
「! そうか、ではお前は一つも使ってはないのだな、うんうん」
先程のしかめっ面はどこへやら、今度は納得した、ほっと安心したような表情で一人頷く
まったく表情が本当にコロコロ変わる奴だ…
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 05:02:03.09 ID:pWPm6pDI0
「よし、付けたぞ」
といってもはっきり言ってサイズが合ってないんじゃないかと思う…かなりキツイ……
まあピッタリしてないと大変なことは分かるがそれの度を越して小さい気がする…
(とりあえず今度からは弾と数馬にもらうのはやめて自分で買おう……破れたりしないよな…)
「うむ、その一夏……勿論知ってると思うが私は、その……初めてだ///」
「そうなのか?」
言うが早いか箒の指が頬を思いっきり抓り上げる
「悪い!冗談だ!許してくれ!」
「二度とそんな事を言うな……冗談でも傷つく」
「知ってるよ。箒はしっかりした奴だからな…そんな事はさせないだろうし。俺もそんなの許さないからな」
「……一夏、お前も人のことを言えた柄ではないな」
箒はふふっと何か含みを持たせた笑みを一度くれるとゆっくりと身体を横たえた
「一夏、では、その……」
「うん。箒、じゃあ挿入れるぞ?」
「うむ…いつでもいいぞ……」
と、箒は言うものの少し怯えたふうにも見える
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 05:22:12.40 ID:pWPm6pDI0
「いいか、箒。我慢なんかせずに痛くなったらすぐ言えよ?」
「分かってる」
「いくぞっ…くっ」
ニュル ズヌヌヌッ
箒の陰裂に宛てがった肉茎をゆっくりと、出来るだけ慎重に進めていく
箒は顔を歪め、今まで誰の侵入をも許したこのない秘部への意識を高めていく
「ぐっ、ちょっと待ってくれ一夏」
ある程度まで腰を進め一際締りのよい部分―処女膜あたりか?―に近づくと、すっと箒が胸元に手を置いてこちらの動きを制してくる
心の中ではもっと中に入りたいという欲望もあったが流石にそれはしなかった
「どうした?」
「その私のこと…好きか?」
そんな問に間髪を入れずに答える
「当たり前だ!」
「そうかそうか///」
「俺は箒のことが好きだ。海の時と一緒だ……俺はもうお前に引き込まれっぱなしだ……」
すると箒はクスっと笑い口を開いた
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 05:40:35.41 ID:pWPm6pDI0
「私も好きだ、一夏。私はお前が、…一夏が私を庇ってくれた、あの時から……ずっと、ずっとお前だけに惹かれ続けてるんだぞ?」
スッと一筋の涙が箒の頬を伝う
しかしその顔は少しも曇ることのないとても…とても素敵な笑顔だった
「箒…」
「一夏…」
お互いの名前を声に出し、見つめ合うだけで自然と唇は重なった
「んっ…んちゅっ……いち、夏ぁ…ちゅうっ」
「んっ…箒、奥まで、入れるぞ」
少しだけ箒と目線が重なる
するとまた箒は目を深く瞑り、唇をむさぼり始める
(今、してくれってことか…いくぞ、箒)
ズズズッ
「ぐああぁ、一、夏ぁ…一夏ぁ…」
ガリッ
「あがぁっ!」
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 05:54:03.70 ID:pWPm6pDI0
箒は悲鳴をあげると同時に背中に回していた手で、爪を立て引っ掻いた
間違いない出血してるだろう…
けど箒がこんなに苦しい思いをしてまで自分を受け入れてくれたのなら……
「箒、痛みが紛れるんなら何したっていいぞ。俺はこのままでいるから…遠慮するなよ」
「もう大丈夫だ……。背中傷つけて済まなかったな…」
「気にするなお互い様だろ?」
苦痛に歪めたヒョ上表情も晴れ、今では少しホッとした気色が伺えるようになった
ただ今度は別の抗えない感覚が押し寄せてきていた…
「一夏、少しだけこのままで……、い、一夏?」
我慢してた…
箒が苦しんでいるならお俺も耐えようと思っていた、痛みにも苦しみにも……
ただ一歩踏み入れた箒の奥底は蜜で溢れかえって、肉棒を四方八方から蠢くように絞めつけた
ずっと欲しがっていた大事なモノを見つけたかのように次々と舐め回すように膣内が求める
もう快感には逆らえなかった
「はっ…かぁっ……」
「一夏?」
「ゴメン箒、我慢出来ない…くぁっ」
ドクッ ドクン ビュクッ
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 06:07:20.87 ID:pWPm6pDI0
「一夏、膣内で…んっ///…射精てるのか?…うぅっ///」
ものすごい箒の膣内の締め付けに耐え切れず、限界まで漲った肉棒は無遠慮に精液を吐き出し続ける
さきほど既に一度吐精したのにもかかわらず勢いは少しも衰えない
「わ、悪い。先に…イク……」ギュ
「一夏…いいぞ。我慢してくれてたのだろう……私の膣内にいっぱい出してくれ…」
ピュッ ピュ
「す、スマン」
一言謝りゆっくりと陰茎を抜き去り精液がいっぱいに溜まったコンドームを外す
そして再び新しいものへ手を伸ばす
「い、一夏、まだ出来るのか?無理しなくてもいいのだぞ…ここで終わっても…」
「任せろよ。全然余裕だ」
「す、凄いな」
箒の表情を見る限り本当の驚き半分、ちょっとした呆れが半分といったところか…
再びサイズのあってないと思われるコンドームを装着するとまた箒の秘部へ宛てがう
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 06:18:45.75 ID:pWPm6pDI0
「今度は動くぞ。少し激しくしてもいいか?」
「す、好きにしろ///」
「分かった。好きにする」
ニュルン ズズズッ
「くあぁぁっ///…ふぁ……んっ、んんっ」
「箒、ふっ……ふっ…」
もう箒の顔からは痛みではなく快楽の表情も貌をのぞかせていた
膣内は先ほどと同じものすごい快感を与えてくる
入るときは優しく包み込むように、ただ引き抜く動きに対しては絶対に逃すまいときつく締め付け襞がそこら中から絡みついてくる
腰と膣のリズムが恐ろしいほど噛み合っていた
「箒、俺たち相性最高かもな…うっ…凄く気持ちいいんだ…」
「あんっ……、『かも』じゃない。最高なんだ…んんっ……きゃうっ、ふあ…ISも身体も、勿論…気持だってな」
「ああ、そうだ…そうだな……じゃあもうちょっと激しくするぞ?」
ズチュズチュ
「うん、うあっ……あ、あ、……はうぅ…一夏ぁ…///」
「箒…んっ…ちゅ…」
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 06:29:52.30 ID:pWPm6pDI0
唇を重ねながらでも腰の動きは少しも緩めない
それでころかもっと奥に入りたい衝動にかられ深く深く突き入れるような動きになる
「ちゅる…んっ一夏また…イってしまいそうだ…うあぁっ……もう限界だ…」
箒が切なそうな表情で絶頂を知らせてくる
そんな表情を見てると背筋どころか全身をゾクゾクとするような感覚が駆け巡った
「いいぞ!箒、俺ももうそろそろ出るから……一緒に気持ちよくなろう」
グチュグチュ
「すまない一夏……イク…ふあぁぁぁっ!!!」
ビクンビクン
「箒!…ぐっ、ぐわっ……箒……」
ビュルル ビュク
「一夏ぁ///………」
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 06:44:10.19 ID:nAq0c2KdO
見てるぞ
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 06:47:11.18 ID:pWPm6pDI0
「はぁ…はぁ…」
「ふぅ…」
箒は完全にベッドに身を投げ出し横たわっている
余程さっきの絶頂がきたのか吐息が聞こえるだけでそれ以外の挙動は全くの0
まさに息も絶え絶えといったところか
そして俺はまたどうしようもないちょっとした加虐心に煽られゆっくりと箒に近づく
「一夏……とても気持ちよかった…愛する人に抱かれるというのは…その本当にいいものだな」ギュ
「そうだな」
少しだけ身体を越し、体を寄せる箒
そんないじらしい箒を少し苛めたくて…
「?……一、夏ぁ!?」
ズニュウ
「くあぁ……何でまた…大きくなって……んあぁっ…んんっ」
「その、今度は箒が上に乗ってくれないか?」
してくれないかと聞いておきながら返事もまたずクルリとポジションを入れ換え騎乗位へ体位を変える
勿論それ否応なく深々と侵入を許すことになる
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 06:49:10.80 ID:pWPm6pDI0
「ふああぁっ……駄目だ…こんなの…もう耐えられない///きゃうっ…んん///」
「箒……箒のおっぱい凄くエッチに揺れてるぞ」
箒が上から落ちるタイミングに合わせて下から無慈悲に突き上げる
それに合わせ箒の豊かすぎる膨らみも円を描くように跳ねる
「み、見るな…この馬鹿///ああっ…んっ」
「分かったよっ…じゃあ…」
フニュフニュ チュウ
「こらっ…一夏…何を…んっんっ」
「これはいいんだろ?…ちゅうちゅう」
「ああ…またクる……イクぅ……ああん」
「いいぞまた一緒にイこう、箒…イク!」
「一夏ぁ…いくくううぅぅぅぅんっ!はふあぁぁ……」
プシャ プシャ
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 06:51:41.22 ID:pWPm6pDI0
「あと一つになったな…」
「今日はもう満足したろう?」
冗談だろ、もっと、まだまだ箒と身体を重ねたい気持ちで一杯だ
「その一つは取っておくんだぞ……いつ一夏が盛りついても大丈夫なように、その、防御策というか……」
「えっとそれは、つまり俺がしたくなったらいつでも箒がさせてくれ――――」
ゴスンッ ドスッ
「ぐおおっ!?」
「そういう身も蓋もない言い方をするな、馬鹿!…シャワーを浴びてくる!」
怒ってはいたものの否定しないあたりまあ間違いでは無いのだろうけど確かにデリカシーに欠ける言い方だったなと反省する
こんな関係になっても手が出るのは相変わらずだ
(にしてもあんな普段はツンツンしてる箒がさっきまでは俺の腕の中で……)
(顔は勿論凄く可愛いし、胸も俺好みの巨乳、腰はしっかりくびれて、すごく体の相性も良い…)
先程までの情事、箒の姿形を再びしかっりと思い返す
そうすれば当然――
ムクムクッ
またあっという間に元気を取り戻す
本当に節操のない相棒だ…
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 06:54:48.98 ID:pWPm6pDI0
***************
ガチャ
「な、なんだ一夏!?すぐ洗い終わるから、少し待っててくれ!」シャー
「いや、そうじゃないんだ」
はっとしたように箒の目線がすうと下に行く
そこには勿論しっかり装着済のアレがあるわけで…
「ちょっと待て!さっきそれは取っておけと言っただ―――うぅんっ///」
ズリュリュ
「くあぁっ///何でまた…大きくなってるんだぁ///」
「箒!箒!」
グチュグチュ ズチュ
俺は再び快楽を貪るように腰を振り箒の膣壁に自身を擦りつける
(すまない箒…恨むのなら自分のその魅力的すぎる身体を恨んでくれ)
少し責任転嫁な気もするが腰を振り抽送を速くしていく…
「ゴメン、箒」
「一夏、この馬鹿者ぉ…///ちゃんと責任はとってもらうからなぁ……ああっ///」
ああっ明日は寝坊するな…
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 17:11:35.44 ID:V+IL9oooO
ここからしののののさんが実は弾に寝取られてる事が判明して弾にだいしゅきホールドしながら種付けされてる所を物陰で盗み見しながら一夏がオナニーする展開ですね?
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 19:08:25.54 ID:pWPm6pDI0
さて再開
保守thx
箒「一夏、今日は少し付き合ってもらいところがあるんだがいいか?」
一夏「ああ、どこ行くんだ?」
箒「剣道部だ」
一夏「剣道部?何でまた……」
箒「私たち二人にとって非常に大事なことだ」
一夏「そうか。いいぞ、俺は」
箒「う、うむ。では行くか」
--------------------
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 19:09:18.86 ID:pWPm6pDI0
箒「失礼します」
剣道部部長「あれ?最近は半・幽霊部員の篠ノ之くんと織斑くん」
一夏「こんにちは」
箒「今日は部長にお願いがあって来ました」
部長「ん?私に出来ることなるやってみるけど?多分…占い、だよね?」
箒「はい。もう一度恋愛占いを」
一夏(なるほど…そういうことか)
部長「いいよ?じゃあ…まずは織斑くんからだね?」
一夏「はあ、…お願いします」
シュタ シュタ
一夏(相変わらず花札なんだ……)
部長「ふむふむ…終わったよ?では次は篠ノ之くんだね?」
一夏「え?言ってくれないんですか?」
部長「篠ノ之くんが終わったら言うね?だから少しだけ織斑くんはお休みね?」
一夏「はぁ…」
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 19:14:28.36 ID:pWPm6pDI0
部長「ふむ……これは…」
箒「ど、どうなのですか?」
部長「はっきり言って……非常に良くない…結果だね?」
一夏「えっ!?」
一夏(良くない結果だって?……何でだよ…)
箒「なんだって……そんな…」
箒(やっと一夏と結ばれたというのに…どうして……そんなの、嫌だ…)
箒「で、では相性を…相性を占ってください!」
部長「何を占っても結果は全部同じだよ?良くない結果しかでないと思うよ?」
箒「それでも―――」
部長「わかったよ。それじゃあね~。ん~と……」
一夏「……」グッ
箒(一夏……)
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 19:16:12.61 ID:pWPm6pDI0
部長「……う~ん、じゃあ前と一緒の占い。二人で向き合って手を合わせて?それで十秒維持して?」
箒「…」スッ
一夏「……箒…占いなんかいいんだ」ギュッ
箒「お、おい一夏///」
一夏「いいから…占いなんか信じるな。箒は俺だけ信じて傍にいてくれればいいんだ……」ギュウッ
箒「うむ。分かった。私は一夏だけだ。一夏だけ信じる……一夏」ギュ
部長「はい、終わり。ほら……最悪な結果でしょう?」
箒「何故…ですか?こんなに……こんなにまで好きなのに…」ポロポロ
一夏「そんな泣くなよ箒。いいから…な?」
箒「しかし!」
部長「うん……分かった。じゃあ占いの結果ね?織斑くんも篠ノ之くんも恋愛運は五光。最高にバッチリ、言う事なしの絶好調だよ?」
一夏「え?」
部長「あと相性占い……は言わなくても分かるね?最高にお似合いの二人、だよ?」
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 19:17:52.31 ID:pWPm6pDI0
箒「え?で、では良くないとか、最悪な結果っていうのは……」
部長「ああっ、あれね?ほら…二人があまりにラブラブだから、篠ノ之くんが織斑くんにかまけてまた幽霊部員に逆戻りになってしまうかなあって?」
一夏「……」
部長「やはり篠ノ之くんがいなくなるのは部としては最悪なケースだからね……という意味で”剣道部として”この結果は良くないと……って篠ノ之くん?眼が怖いよ?」
箒「部長……」スチャ
部長「悪く思わないでね?二人が凄くいい雰囲気だったからちょっと悔しくて意地悪したんだ。自分たちでは気付かないかもしれないけど、剣道場に入ってきたところからとてもラブラブな感じだったよ?」
箒「なっ///」
一夏「はあ~」ズル
部長「安心した?だけどアドバイス。これからもこんなに想ってくれてる女の子、大事にしてあげなくちゃ駄目だよ?絶対別れたりしないようにね?私の占い凄く当たるようになってきたんだから」
一夏「大丈夫ですよ。箒を絶対に離したりなんかしませんから」
箒「おい、あまり恥ずかしい事を言うな///その、嬉しいが……」
部長「はいじゃあおしまい。お幸せにね?」
箒「はい、ありがとうございました」
織斑「失礼しました」
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 19:19:46.92 ID:pWPm6pDI0
--------------------
箒「まったく…部長の前であんな事をいう馬鹿がいるか…呆れたぞ」
一夏「怒るなよ…それに箒が泣いてるのに黙っていられるかよ」
箒「そ、そうか///」
一夏「そうだよ。俺が箒のこと守ってやるんだからな」
箒「うむ///よろしく頼むぞ」
一夏「ああ任せろ『私は一夏だけだ。一夏だけ信じる』…信じてくれるんだろ?」
箒「うう///一夏も『箒は俺だけ信じて傍にいてくれればいいんだ』…だったか?」
一夏「そうだよ。……それじゃ帰るか」
箒「そうだな帰ろう。……一夏許せよ」ギュ
一夏「なっ、腕組むなよ!」
箒「私は一夏の傍にいると誓ったからな。それともそういう関係にみられるのが嫌なのか?」ムッ
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 19:20:44.74 ID:pWPm6pDI0
一夏「違う!!箒の、…その、胸が当たるから、…ムラムラしてくるんだよ!」
箒「ば、馬鹿!!///その……あれだ、…ええと部屋に戻るまで我慢しろ!」
一夏「それはOKって事なのか?」
箒「察しろ、ばか……」ギュウ
END
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 19:21:56.87 ID:ACG0zqBB0
おつだな
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 19:33:31.64 ID:HvvEyV7bO
乙、箒も悪くないな
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 19:44:40.92 ID:pWPm6pDI0
おまけ
後日談「五反田弾の憂鬱な一日」
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 19:45:33.07 ID:pWPm6pDI0
《五反田食堂・弾の部屋》
弾「でどうなんだよ、幼馴染の彼女とは?」
一夏「どうって…何がだよ」
弾「仲良くやってんのかって事だよ」
一夏「ん、まあな……」
弾「なんだよはっきりしない奴だな……少しくらい教えろよ」
一夏「……」
弾「おい!そこでチェンジアップはないだろ!」
一夏「何言ってんだよ…杉内って言ったらこのチェンジアップだろ」
弾「で?…どうなんだ」
一夏「…仲は良いよ」
弾「何だその含みのある言い方は…何かマズったのか?」
一夏「いや……」
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 19:46:48.44 ID:pWPm6pDI0
弾「そうは思えないぞ?言ってみろよ…、少しくらいなら聞いてやるぜ?」
一夏「…杉内のフォームって最高に綺麗だと思うんだ……」
弾「んなこと聞いてねえよ!…って、ああっ!!凡退かよ……チクショウ」
一夏「なんで外角球流し打ちしないんだ?平田なら絶好球だろ……」
弾「うるせぇ…待ってられないんだよ」
一夏・弾「……」
一夏「まあはっきり言って馬鹿らしい悩みかもしれないけど……いいか?」
弾「おうおう、言ってみろ!」
一夏「ええと、この間バースディパーティーしてもらったろ?」
弾「ああ…お前ん家でやったやつか。したなぁ…」ニヤニヤ
一夏「……何薄ら笑み浮かべてるんだ?お前まさか――――」
弾「違!お前何勘ぐってんだ!いいから今はお前のことを聞いてんだよ!!」
270 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 19:48:08.87 ID:S+eHmP2M0
おまけキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
てかパワプロwww
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 20:03:04.80 ID:pWPm6pDI0
一夏「ああ…であの後、寮に戻ったら……箒とまた部屋が一緒になって―――」
弾「部屋が一緒!?ど、どどど、どういう事だ!別々になったんじゃなかったのか!?ふざけんなよ!?」
一夏「落ち着けよ!」
弾「落ち着いてられるか!再び幼馴染の超美少女な彼女と同室だ!?死ね!爆ぜろ!砕け散れ!」
一夏「分かった…。じゃあ話し終わりな。あとチェンだからって速球に頼り過ぎだぞ、弾」
カキィン
弾「ぐおっ!……く、くそ、分かった。落ち着くから話そうぜ。…で、ヤッたのか?」
一夏「……ヤッた…」
ミシミシ
弾「ほ、ほう…?良かったじゃねえか。アレは使ったのか?」
一夏「弾、コントローラーが悲鳴あげてるぞ……。アレは使った、4つ全部…」
弾「てめえ!…一晩で4回もしたのか?」
一夏「ああっ…あっ!でも口でとか胸で挟んでもらったりもしたから全部で5回か……」
弾「羨ましい限りだなぁ、一夏ぁ…。 !! はは~ん…分かったぞ」
一夏「?」
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 20:05:52.81 ID:pWPm6pDI0
弾「それであれか…お前があんまりがっつきすぎるからちょっと距離をとられるようになったってことか」ニヤニヤ
一夏「その嫌な笑いはやめろよ。……まあそれとは違うんだけどな」
弾「何だ違うのかよ…じゃあ何があったんだ?」
一夏「そのあれだ…」
弾「どれだよ…」
一夏「……箒にハマりすぎてヤバイんだ……」
弾「……」
弾「あぁ?」
273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 20:07:22.56 ID:pWPm6pDI0
一夏「まあ分かりやすく言うと箒が可愛すぎてヤバイんだ……」
弾「そっか、全然言ってる内容が変わってないけど良かったな。よし、じゃあ俺の攻撃の番だ!けど下位打線だからあんまり期待できねえな、これは」
一夏「弾、聞かないのか?」
弾「聞きたくはないけどな……。耳は空けといてやる…」
一夏「分かった……じゃあ俺も独り言だ」
弾「……」
一夏「さっき言った最初にあいつを抱いたときから…お互いに歯止めが効かなくなってきてな…」
弾「……」
ストライーク
一夏「コンドームも自分で買ってるんだけど、最近減りが早いなあと思ったんだ……」
ストライーク ツー
一夏「ペース計算したら……2週間で7箱も使ってた…」
ストライーク バッターアウト
弾「……」ピクッピクッ ミシミシ
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 20:10:23.87 ID:pWPm6pDI0
一夏「けど流石にまずいかなあと思って、この間、箒に『少し控えよう』って話をしたんだ…」
弾「…それはそうだわな。天下のIS学園の生徒が『学業じゃなく夜の営みの方に精を出してます』なんて間違っても言えねえだろうからな」
カキン アウトー
一夏「学生の本分だって手は抜いてねえよ。千冬姉怖いし……」
弾「そ、そっか」
一夏「ああ…、それで抑えられるかなあと思ったら…」
弾「?」
一夏「『量』じゃなくて今度は『質』の方がエスカレートしてきた…」
弾「」
ストライーク バッターアウト チェンジ!
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 20:16:00.36 ID:pWPm6pDI0
弾「…よ、よし。もうここまで来たら最期まで付き合ってやる。その『質』について詳しく聞こうか?」
一夏「ああっ……その場所とか」
弾「ど、どこでしたんだ?」ゴクリ
一夏「誰もいない剣道場で道着姿のまま……した」
弾「あっ…」
カキーン ホームラン! ワーワー
一夏「よし」
弾「くそ…松中め……」
一夏「松中に左のチェンで打たれるとかなっちゃいないな、弾」
弾「うるせえよ…」
一夏「あとは…」
弾「まだあんのかよ……」
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 20:19:42.72 ID:pWPm6pDI0
一夏「弾、前に学園祭来たろ?」
弾「ああっあの学祭がどうかしたのか?」
一夏「あの学祭で使ったメイド服があるんだが…」
弾「ま、まさかお前……」
一夏「ああ…夜のご奉仕メイドプレイで使わせてもらった」
カキーン
弾「小久保ォォォっ!!!」
ハイルカ?ハイルカ? ホームラン! ワーワー
一夏「2者連続!!弾、勝負あったか?俺の杉内は打ち崩せないぞ?」
弾「うるせえ!この裏の攻撃で倍返しにしてやる…。」
一夏「やってみろよ…あっ、あと」
弾「早く言えこの発情野郎!」
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 20:26:30.31 ID:pWPm6pDI0
一夏「正直言い出しづらかったんだが、ここ来る前、家に行ってきたのは知ってるだろ?」
弾「ああ、それがどうした」
シュッ バシィ ストライーク
一夏「実は箒を家へ一緒に連れて行ったんだ…」
弾「おい…お前……」
一夏「裸エプロンと水着姿でさせてもらった…。アイツ胸が更に大きくなってて…脚を絡めてきたり、すごく可愛い声で喘いでた」
弾「……」
一夏「おっ!?よし!!多村、行った―!!!」
カキーン オオキイゾ コレハイッター!!
弾「…」スッ
ブチッ
一夏「おい弾!何すんだよ!!コード引っこ抜くとかお前子供かよ!?」
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 20:30:38.22 ID:pWPm6pDI0
弾「……」
ピッピッピ
一夏「おい弾!…?誰に電話してるんだ?」
トゥルルルル トゥルルルル ガチャ・・・
弾「数馬ァ!!今すぐ人殴れる一番でかいアンプ持って家に来い!俺らの本当の敵を血祭りにあげんぞ!今すぐだ!!いいな!?」
ピッ
一夏「お、おい…弾?」
弾「いやあ一夏。今日はいろんな事教えてくれて本当に楽しかったぜ…」
一夏「そ、そうか…じゃあ俺は家に帰るな。まだ箒がベッドで寝て待ってるから……」
弾「おい…一夏。お前が帰るのは家じゃないぜ……」
一夏「い、いや迎えに戻るって言ってたからそろそろお邪魔するな……」
弾「テメエは土に還りやがれええええええっ!!!!」
グアァァァァァッ
一夏「馬鹿!!ベースで殴ったら死ぬ―――――」
バキィ
282 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 20:33:40.46 ID:pWPm6pDI0
弾「ぐおあっ!!」
蘭「一夏さんに何してんのよ!この馬鹿兄!」
一夏「ら、蘭?」
蘭「一夏さん、怪我ありませんでしたか?大丈夫ですか?」
一夏「ああっ…お陰で助かった。ありがとな…」
蘭「いえ…あのええと…その代わりと言っては何ですけど…一夏さんにお願いが…あるんです…」モジモジ
一夏「ん?何だ?」
蘭「……」
一夏「言ってみろよ。俺でよかったら役に立つぞ?」
蘭「あの一夏さん…私にも、……私にもその”いろんなコト”を教えてくれませんか?///」
一夏「え?」
END
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 20:36:22.37 ID:HvvEyV7bO
乙、とりあえず一夏を殴る準備はできた
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 20:54:32.89 ID:z5UkJ5taO
乙おもしろかったぜ
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 21:00:58.33 ID:C8HvWbZo0
間に合った!
乙!
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 21:07:12.21 ID:4hfOWCiz0
おつ!
蘭ちゃんちゅっちゅ
290 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 21:20:17.17 ID:5R+YcHRI0
乙乙。
一夏に溺れる箒かわええ
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 21:41:15.72 ID:pWPm6pDI0
遅筆でも読み続けてくれた人、保守していてくれた人に感謝
本当は、巫女服だったり浴衣姿だったりと箒での妄想は際限なく湧いてくるんだけど区切りがいいしまた書ける時に書くことにする
最後まで付き合ってくれてありがとう
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 21:44:54.89 ID:5R+YcHRI0
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 22:22:58.73 ID:s1Vx0to40
ディ・モールト
ディ・モールト・グラッツェだ、
>>1よ
298 :
◆aWfrM7UWWY :2011/02/27(日) 22:58:19.82 ID:OXXFGKqpO
お疲れ様ですた
301 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/27(日) 23:41:43.58 ID:XSigKpl50
乙
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/28(月) 00:29:34.69 ID:Bh/ePxwa0
この
>>1の箒で5回はイける
この
>>1のシャルルなら8回はイけるだろう
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おれはHi-νガンダムで殺らせていただきます・・・
あと、ここの蘭は正直、おかしい。一夏と箒が結ばれているのを知ってて、なお一夏に「あの一夏さん…私にも、……私にもその”いろんなコト”を教えてくれませんか?///」って・・・女子としてどうなのかなぁ・・・
はっきり言います。
いくらかわいくても、ここの蘭のように往生際の悪い女は嫌いです。
※蘭を侮辱しているわけではありません。実際、原作の蘭は良い子だと思います。
長々とすみませんでした。