1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/12(水) 01:53:05.11 ID:l7kxwimt0
サターニャ「いつもいつもイジワルするし我慢の限界だわ!もう知らないんだから!」
ラフィエル「サ、サターニャさ…」
サターニャ「もううんざりよ、じゃあね、白羽さん」スタスタ
ラファエル「あっ…ま、待ってくださ…」
ラファエル「どうしましょう……」グスン
――――――――――
サターニャ「ほんとにこれでよかったの?ガヴリール…」オロオロ
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1491929584
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/12(水) 02:26:59.62 ID:l7kxwimt0
ガヴリール「あぁ、あれだけ言えば流石のラフィも懲りるだろ」
サターニャ「でも白羽呼びはやりすぎたんじゃないかしら、ラフィエル今にも泣きだしそうだったわよ?」アセアセ
ガヴリール「まあ確かにそうかもな、でもいいのか?」
サターニャ「何がよ…」
ガヴリール「このままだとまた導(いじ)られるぞ?」
サターニャ「それは……」
ガヴリール「それにラフィのことだ、半端なやり方じゃバレるだろうし返り討ちにあう可能性もある」
ガヴリール「だからこれくらいやった方がいいんだよ」
サターニャ「確かにそうだけど…でも…」
ガヴリール「まぁ明日にでもネタばらしすれば大丈夫だろ、あんま気にすんなって」
サターニャ「そうね……」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/12(水) 18:12:53.70 ID:l7kxwimt0
【昼休み】
ラフィエル(サターニャさんへのお詫びにメロンパンを買ってきました、これで許してもらえるといいのですが…)
ラフィエル「あ、あの…サターニャさ」ガヴリール「サターニャ、飯食いに行こーぜ」
サターニャ「え…う、うん!そうね!行きましょうかガヴリール!」スタスタ
ラフィエル「あ…」
ラフィエル(メロンパン、どうしましょう…)
ヴィーネ(うぅ…見てられないわ…けどこれもサターニャのため…)
ヴィーネ(それにラフィのためにもなるってガヴが言ってたから…ごめんねラフィ…)
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/12(水) 21:47:50.76 ID:l7kxwimt0
――――――――――
サターニャ「よかったのかしら…ラフィエル、メロンパン持って謝りに来たように見えたけど…」
ガヴリール「すぐに許しちゃ効果が薄いからな、こういうのは徹底的にやらないと」
サターニャ「で、でも…メロンパン…」
ガヴリール「あーもう、メロンパンくらい放課後に買ってやるから」
サターニャ「本当!?やったー!」
ガヴリール「うっせ…てか早く食べるぞ、お腹空いた」
サターニャ「なら私が買ってくるわ!うどんでいいわよね?」
ガヴリール「おー、頼むわ」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/12(水) 21:48:23.34 ID:l7kxwimt0
【放課後】
ラフィエル「サ、サターニャさん、あの…」
サターニャ「ガヴリール!約束通りメロンパン奢ってもらうわよ!」
ガヴリール「そんな約束したか?」
サターニャ「ちょ!したわよ!忘れたなんて言わせないんだから!」
ガヴリール「冗談だよ、んじゃ行きますか」
スタスタ
ラフィエル「ま、待ってくださ………行ってしまいました…」
ラフィエル(どうしましょう、完全に避けられてます…それになんだかガヴちゃんにも避けられてるような…)
ヴィーネ(見てられないわ…お腹痛い…)キリキリ
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/12(水) 22:48:36.15 ID:l7kxwimt0
――――――――――
サターニャ「うぅ…罪悪感が…ごめんねラフィエル…」
ガヴリール「お前がそんなんでどうするんだよ…ほれ、メロンパン」
サターニャ「流石の私も食欲がわかないからガヴリールにあげるわ…」
ガヴリール「奢らせといて何言ってるんだよ…いやまぁ私が奢るって言ったんだけどさ」
ガヴリール「なんなら私からラフィに説明するか?仲直りしやすいようにさ」モグモグ
サターニャ「今日のアンタいつになく優しいわね、こわいんだけど…」
ガヴリール「失礼な奴だな、これでも天使なんだよ」
サターニャ「そこまで言うならやってもらおうかしら」
サターニャ「なんか安心したらお腹減ったわ!半分寄越しなさい!」
ガヴリール「結局食べるのかよ…」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/12(水) 22:50:39.35 ID:l7kxwimt0
――――――――――
ラフィエル(これからどうしたらいいんでしょうか…私はただ、サターニャさんと仲良くなりたくて…)グスン
テ-ンシノハネヒ-ロ-ゲテ-
ラフィエル(…ガヴちゃんから電話、出た方がいいですよね…)
ピッ
ガヴリール『…もしもし?』
ラフィエル『ガヴちゃん?…どうしました?』
ガヴリール『サターニャから聞いたよ、喧嘩したんだってな』
ラフィエル『………』
ガヴリール『流石に今回ばかりはラフィが悪いからな、ラフィの手助けはしてやれん』
ラフィエル『…そうですか』
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/12(水) 23:26:37.00 ID:l7kxwimt0
ガヴリール『あぁ、後さ…』
ガヴリール『サターニャの奴かなり怒ってたぞ、こりゃ許してもらえないかもな』
ピッ
ラフィエル「…っ!」ツ-…ツ-…
ラフィエル(ど、どうしましょう…)
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/12(水) 23:27:15.62 ID:l7kxwimt0
――――――――――
ワ-タシ-タチ-スキナコト-ダケ-シテ-
ピッ
サターニャ『もしもしガヴリール?ラフィエルには伝えといてくれた?』
ガヴリール『あぁ安心しろ、ちゃんと伝えといたぞ』
サターニャ『ありがとうガヴリール、褒めてつかわすわ!』
ガヴリール『へいへい、んじゃ明日はちゃんと仲直りしろよな』
サターニャ『わかってるわよ!このサタニキア様に任せなさい!』
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/12(水) 23:27:48.85 ID:l7kxwimt0
ピッ
ガヴリール「まぁ」
ガヴリール「仲直り、出来たらだけどな」ニヤリ
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/12(水) 23:28:32.78 ID:l7kxwimt0
【次の日】
ラフィエル(もう朝ですか…学校、行きたくないなぁ…)
ラフィエル(でもサターニャさんとこのままなのはもっと嫌です!やはりちゃんと謝らなくては!)
サターニャ(ラフィエルと仲直り出来るといいけど…)
ヴィーネ(うぅ…2人が心配で眠れなかったわ…頭痛い…)
ヴィーネ(正直休みたいけど、サターニャとラフィのことは心配だし…)
ヴィーネ(お腹まで痛くなってきた…)キリキリズキズキ
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/12(水) 23:29:14.69 ID:l7kxwimt0
【学校】
サターニャ「ヴィネットがまだ来ないなんて珍しいわね」
ガヴリール「ヴィーネなら具合が悪いみたいで休むみたいだぞ」
サターニャ「ヴィネットも自分の体調管理が出来ないなんてまだまだね!」
ラフィエル「サ、サターニャさん!」
サターニャ「ラフィエル!…ど、どうしたのよ…」
ラフィエル「あの、すいませんでした!」
ラフィエル「今までのは、その、サターニャさんと仲良くなりたくて、それで…」
サターニャ「…!!」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/12(水) 23:29:53.09 ID:l7kxwimt0
サターニャ「まぁ大悪魔であるこの私、胡桃沢=サタニキア=マクドウェルの偉大さに免じて許してあげないこともないわ!」ナァ-ッハッハッハッ!
ラフィエル「ほ、本当ですか!?よ、よかった…」ポロポロ
サターニャ「ちょっ!泣かないでよ!なんか私が悪いみたいじゃない!」アセアセ
ラフィエル「すいません…でも嬉しくて、安心してしまって…」ポロポロ
サターニャ「あーもう、しょうがないわね、これ使いなさい」ハンカチスッ
ワンワンッ パクッ ダッッッ
サターニャ「えっ…ち、ちょっと!待ちなさいよ!」
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/12(水) 23:30:27.37 ID:l7kxwimt0
サターニャ「ど、どうしよう…あれお気に入りだったのに…」
ガヴリール「…あの犬ってさ、ラフィと仲良かったよな」
ラフィエル「えっ?」
ガヴリール「もしかしてだけどさ、ラフィがあの犬に命令したんじゃないのか?」
サターニャ「そ、そうなの?ラフィエル…?」
ラフィエル「ち、ちがっ」
ガヴリール「そうなのか?でもよく思い出してみろよ」
ガヴリール「まず、あの犬が来る時はほぼ確実にラフィがいるだろ?」
ラフィエル「そ、それは…」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/12(水) 23:30:59.89 ID:l7kxwimt0
ガヴリール「それにラフィってあの犬をしつけててさ、サターニャに悪戯させてるだろ?」
サターニャ「ラフィエル…」
ラフィエル「ほ、本当に違うんです!誤解です!」
ガヴリール「何が違うんだよ、犬を使ってサターニャを導(いじ)ってたのは事実だろ?」
ラフィエル「た、確かにしたこともありますし認めます、ですが今回は本当に違うんです!信じてください!」
ガヴリール「…したことを認めたなラフィエル」
ガヴリール「なら聞くが今回だけ『都合よく』犬があのタイミングでサターニャのハンカチを盗っていったと?」
ガヴリール「それはあまりにも都合が良すぎないか?」
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/12(水) 23:33:35.48 ID:l7kxwimt0
ラフィエル「そ、そんなこと言われましてもっ…!」
サターニャ「…もういいわ」
サターニャ「ラフィエル、アンタのことはよくわかったわ」
ラフィエル「サ、サターニャさん、違うんです、本当なんです、信じてください………」
サターニャ「もういいって言ってるでしょ!!!」
ラフィエル「…っ!」ビクッ
サターニャ「さようなら白羽さん」
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/12(水) 23:34:07.72 ID:l7kxwimt0
サターニャ「…もう関わらないでちょうだい」
ラフィエル「そ、そんな…待って、待ってください…」
サターニャ「ガヴリール、今日は休むわ…先生に伝えといてちょうだい…」スタスタ
ガヴリール「…おう」
ラフィエル「そんな、そんな…あぁ………」
ラフィエル「ガヴちゃん…なんで、なんであんなこと…!」
ガヴリール「事実だろ?私は何も間違ったことは言ってないが?」
ラフィエル「そ、それはっ…!」
ガヴリール「それに昨日言っただろ?私は助けないって」
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/12(水) 23:34:43.26 ID:l7kxwimt0
ラフィエル「で、ですが!あんな、あんなこと言うなんて!あんまりです!」
ガヴリール「私にあたるなよラフィエル」
ガヴリール「これはお前が今までしてきたことのツケだ、自業自得だよ」
ラフィエル「っ!!!」
ガヴリール「それじゃ私はサターニャを追いかけるとするかな」
ガヴリール「じゃあなラフィエル…もうサターニャには近づくなよ」
スタスタ
ラフィエル「うぅっ………うぇっ………」ポロポロ
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/12(水) 23:35:29.57 ID:l7kxwimt0
――――――――――
サターニャ(ラフィエル…)
タッタッタッ
ガヴリール「おい、サターニャ!」
サターニャ「ガヴリール…どうしたのよ」
ガヴリール「…お前のことが心配で追いかけてきたんだよ」
サターニャ「そう…」
サターニャ「ねぇガヴリール、私これからどうしたらいいのかな…」
サターニャ「私、ラフィエルのこと、信じられなくて…」
サターニャ「でも、ラフィエルのあの表情、嘘を言ってるようには見えなくて…」ポロポロ
ガヴリール「サターニャ…」
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/12(水) 23:36:34.62 ID:l7kxwimt0
ギュッ
サターニャ「ガ、ガヴリール?」
ガヴリール「大丈夫、大丈夫だサターニャ」
ガヴリール「ラフィに裏切られて辛いのはわかる、悲しいのもわかる」
ガヴリール「でもお前は悪魔なのに優しいやつだ、だからお前はラフィをどうにか信じようとも考えてると思う」
ガヴリール「私はそんなお前が好きだ」
サターニャ「ガ、ガヴリール…?」
ガヴリール「…お前のことが大好きなんだ、サターニャ」
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/12(水) 23:37:31.15 ID:l7kxwimt0
ガヴリール「だからさ、たとえお前がラフィエルに裏切られたとしても」
ガヴリール「その他の奴らに裏切られたとしても」
ガヴリール「私は、私だけはお前と一緒にいてやるよ、胡桃沢=サタニキア=マクドウェル」
サターニャ「ほんとう…?本当に一緒にいてくれるの……?」
サターニャ「私を、裏切らない…?」
ガヴリール「もちろんだよ」ニコッ
サターニャ「ガ、ガヴリール…っ!」ポロポロ
ガヴリール「…」ナデナデ
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/12(水) 23:38:16.59 ID:l7kxwimt0
――――――――――
ガヴリール「少しは落ち着いたか?」
サターニャ「うん…」
ガヴリール「これからのことだけどさ、ラフィには近づかない方がいいと思う」
ガヴリール「仲直りするにしても時間を置いた方がいい」
ガヴリール「流石に今回のラフィはやりすぎだからな、反省してもらわないと」
ガヴリール「それに、サターニャも気持ちを整理する時間が必要だろ?」ニコッ
サターニャ「うん…そうするわ…」
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/12(水) 23:38:49.86 ID:l7kxwimt0
サターニャ「色々とありがとう、ガヴリール…アンタには感謝してもしきれないわね」
ガヴリール「気にすんなよ、私がやりたくてやってんだからさ」
サターニャ「…それでその、ガヴリール、アンタ私のことが好きって///」
ガヴリール「あぁ、好きだ、愛してるよ」キリッ
サターニャ「や、やめなさいよ!照れるじゃない!///」カァァ
ガヴリール「私は本気だぞ?」
サターニャ「あうぅ///」
ガヴリール「…私はサターニャが好きだ、付き合いたい」
ガヴリール「そして、いつでもそばにいてやりたい」
ガヴリール「………サターニャは、私のことどう思ってるんだ?」
サターニャ「そ、それは………」
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/12(水) 23:40:10.40 ID:l7kxwimt0
――――――――――
ガヴリール(あの後私は愛しのサターニャと結ばれた)
ガヴリール(これでサターニャを手に入れることができた)
ガヴリール(ラフィには悪いけど日頃の行いが悪かったと諦めてもらおう)
ガヴリール(ありがとうラフィ、私のために犠牲になってくれて…)
ガヴリール(おっと…そういえば…)
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/12(水) 23:40:57.37 ID:l7kxwimt0
ガヴリール「あの犬には褒美をやらないとな」
おわり
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/12(水) 23:42:51.74 ID:l7kxwimt0
ガヴが病んだガヴサタが書きたかった
サターニャと犬は同居してないって設定です、原作基準ですね
後、ラフィのことは嫌いじゃないですごめんなさい
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/12(水) 23:43:40.71 ID:zr/gYsKrO
乙
このガヴの目には光が灯っているのかどうなのか
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/13(木) 04:56:41.82 ID:RSALz8JTO
実際ラフィなんとかしないとガヴサタは難しいのよね
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/13(木) 08:26:02.96 ID:o6Q9c9z+O
ガヴサタは至難の道
乙病んだガヴ可愛い
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/13(木) 10:51:14.55 ID:m7Tptrs0O
次回、
復活のラフィエルとかやらねぇかなぁ
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/13(木) 13:36:34.72 ID:Vy6sB3mL0
スレタイからまさかガヴサタとは思わなかった
病みガヴすごく好き、病みサタのガヴサタも読みたいわ、乙
転載元
サターニャ「ラフィエルなんて嫌いよ!」 ラフィエル「…え?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1491929584/
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