1 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/06/23(金) 21:03:39.157 ID:6689Wg540.net
サターニャ「起きなさい、天使ども。この大悪魔、胡桃沢・サタニキア・マクドウェルに恐怖しなさい。ぬわっはっはっはっはっはははは!!!!」
ガヴ「誰だよ、サターニャの声した目覚まし時計なんて置いた奴は。うるさいな、止めるぞ」
タプリス「ふぁ~あ。今何時ですか、天真先輩。休みの日くらいゆっくり寝ていたいです」
ラフィ「ガヴちゃん、タプちゃん、私達お泊り会なんてしましたっけ? 一緒に寝た覚えなんてないはずですが……」
サターニャ「目覚まし時計でもお泊り会でもないわよ!! ほら、起きなさい」
ガヴ「目覚まし時計じゃなかったのか。なんでサターニャがいるんだ?」
サターニャ「ふふふ。ようやく聞いてくれたわね、ガヴリール。それは! 私が天使どもを誘拐したからよ!!」
ラフィ「誘拐ですか?」
タプリス「そういえば、ここどこですか!? 見覚えのない場所です」キョロキョロ
ラフィ「少なくともサターニャさんの部屋ではありませんね」
ガヴ「いいから、帰せよ。私はゲームがしたいんだ」
サターニャ「せっかく誘拐したのに帰すわけないでしょ!! あなた達はね、一生、ここで、私の下僕として暮らすのよ!!」
ラフィ「こんな狭い所で一体何をさせる気ですか?」
ガヴ「そもそもここどこだよ! 見た所普通の部屋だな」
サターニャ「ここ? ここはね、私の実家よ」
タプリス「何を言っているんですか!! 天使は魔界には来れませんよ!!」
ラフィ「そういえば、私達を寝ている間にどうやって誘拐したんですか? 私は寝込みを襲われるような鍛え方をしていませんよ」
サターニャ「なんかね、魔界の教科書に載ってた術をドーンとやって、ドバーンってかけて、ズバシャーンってしたら成功したの」
ガヴ「(実はサターニャって天才なんじゃないか?)」コソコソ
ラフィ「(でも、多分同じ事をもう一度してって言っても出来ませんよね)」コソコソ
タプリス「(私達、帰れるのでしょうか)」コソコソ
2 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/06/23(金) 21:04:53.086 ID:6689Wg540.net
サターニャ「早速何してもらおうかしら……。そうだ、ガヴリール、肩を揉みなさい」
ガヴ「あ、パソコンある。サターニャ、パスワード教えろ。これでゲームする」
タプリス「ベッドフカフカです~。胡桃沢先輩、少し寝かせてもらえます」
ラフィ「あ、お菓子ありました。貰いますね」
サターニャ「あ、あんまりいじらないで。ここ弟の部屋だから」
ガヴ「弟の部屋!?」
ラフィ「弟の部屋!?」モグモグ
タプリス「弟の部屋!?」
タプリス「どうして弟さんの部屋なんて……自分の部屋を使えばよかったのではないですか?」
サターニャ「今、家をリフォームしててね、私の部屋が使えないのよ」
ラフィ「男性の部屋って入った事なかったからすごく興味があったんですっ!」
ガヴ「カバンの中見せてもらっていいか?」
タプリス「これは悪魔の弱点を探るためなんです。仕方がないので散策します」スンッ
サターニャ「そんなにいじらないでよ!! 弟に怒られちゃうじゃない!!」
ガヴ「あ、テスト用紙出てきた」
ラフィ「どれどれ……」
タプリス「理科85点ですか。なかなかいい点数ですね」
ガヴ「こっちにはテストの順位表あったぞ」
ラフィ「119人中23位、結構頭いいんですね」
3 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/06/23(金) 21:05:48.114 ID:6689Wg540.net
タプリス「あ、こっちにはお財布ありました」
ガヴ「ちょっと貸せ!!」
サターニャ「中身盗んじゃ駄目よ!!!」
ガヴ「分かってるよ。いくら入ってるか見るだけだ」パカ
ヒラヒラヒラ
ラフィ「何か写真のようなものが落ちましたね」
タプリス「なんですかこれ!?」
ラフィ「何が映っていたんですか!?」
ガヴ「見せろ、見せろ」
サターニャ「私も少しだけ興味あるわね……。って、これ私の写真じゃない!!」
タプリス「どうして、弟さんが胡桃沢先輩の写真なんて持ってるんですか!?」
ラフィ「いえ……家族の写真くらい持っててもいいんじゃないんですか?」
ガヴ「でも、姉の写真だぞ。普通持ち歩かないだろ」
タプリス「持ち歩くという事は、ずっと一緒にいたいという事の表れだと思います。もしかして、弟さんは胡桃沢先輩が地上に行ってしまって寂しいんじゃないでしょうか?」
サターニャ「なんだぁ。あいつ寂しかったのね。今度からはたまに電話してあげましょう」
ガヴ「私は姉さんの写真なんて持たない」
4 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/06/23(金) 21:07:29.491 ID:6689Wg540.net
ラフィ「気を取り直した所で、物色を続けましょうか。次は筆箱です」パカ
ガヴ「特に気になるような所はないな」
サターニャ「でもこれ……」
タプリス「どうかしたんですか?」
サターニャ「この文房具、全部私が使ってるのと同じだわ」
タプリス「お姉ちゃんの真似がしたいんですね、可愛い弟さんじゃないですか」
ガヴ「私にも妹がいるが、いつも私や姉さんの真似してるな」
ラフィ「写真持ってたのだってやっぱり寂しかったからなんですよ。サターニャさん、もっと弟さんを大事にして下さいね」
サターニャ「つ、次は何見る? 綺麗に元に戻してくれるなら何でも見ていいわよっ!」
7 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/06/23(金) 21:16:11.396 ID:mjwz4kxUa.net
シスコンになって当然
8 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/06/23(金) 21:16:57.709 ID:6689Wg540.net
ガヴ「本棚見ないか。どんな漫画持ってるか気になる」
ラフィ「そうですね。思春期の男の子がどんな本を持ってるか気になります」
タプリス「では、早速見て見ましょうか」
ガヴ「えーと、何々? リンかけ、ゆるゆり、みでし、ガヴドロ……」
タプリス「少年漫画から青年漫画、古い物から新しい物まで色々ありますね」
ラフィ「他に何かありませんか?」
ガヴ「こっちにラノベコーナーがあったぞ」
タプリス「銀英伝、がをられ、変猫、刀語……」
ラフィ「こちらも古い物から新しい物まで色々ありますね」
ガヴ「あれ?」
タプリス「どうかしましたか、天真先輩」
ガヴ「この並び見て何か思わないか?」
ラフィ「知らない作品もありますが、特に共通点らしきものは思い当たりませんね……」
サターニャ「一体何なの!? 教えなさいよ!!」
10 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/06/23(金) 21:19:48.845 ID:6689Wg540.net
ガヴ「全部、主人公に姉がいる」
サターニャ「あ……」
タプリス「ぐ、偶然ですよ。写真持ってたのだって、使ってる文房具が全部同じなのだって、ある本が全部姉物なのだって、全部偶然ですよ」
ガヴ「絶対こいつシスコンだぞ」
サターニャ「なんだろう。すっごく心がもやもやする」
ラフィ「ここまで来たら確かめるしかありませんね。ベッドの下を探しましょう!」
サターニャ「どうしてベッドの下なの!?」
ラフィ「男子はエロい物をベッドの下に隠しているからですっ!」
サターニャ「弟はエロい物なんて持ってないわよ!!」
ガヴ「それを確かめるために探すんだろ!!」
タプリス「仕方がないので探してあげますっ!」
ラフィ「どれどれ……。ありました! ありましたよっ!」
サターニャ「見せなさい!!」ドン
ラフィ「あっ!」ズドン
タプリス「大丈夫ですか、白羽先輩?」
ラフィ「痛い……。何するんですか、サターニャさん」
サターニャ「お姉ちゃんといっしょ、お姉ちゃん参上、お姉ちゃんのタレ……全部姉物じゃない!!」
ガヴ「あ、エロゲーもあったぞ」
ラフィ「おねチャきですか……。また姉物ですね」
ガヴ「決定だな。サターニャの弟はシスコンだ」
サターニャ「こんなの嫌!! 弟が真正のシスコンだなんて受け入れられるかしら…………」
ラフィ「今の所、実害はないんですよね。いいじゃないですか、弟が……ふふふ……シスコンって…………ふははははははっは!!」
サターニャ「笑わないでよ! こっちは本気で傷ついてるのよ」
13 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/06/23(金) 21:22:10.027 ID:R92AqogN0.net
これ結構やってることひどいな
16 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/06/23(金) 21:24:07.980 ID:6689Wg540.net
タプリス「天真先輩、他にはないですか」
ガヴ「あったぞ、見ろこれ。表紙は一般的なエロ本だが、よれよれになってるページを見てみろ」
タプリス「はっ……これ……。髪型が胡桃沢先輩と同じですっ!」
ラフィ「こっちには髪の赤い人ばっかりの本がありましたよっ!」
サターニャ「私は一体どうすればいいのよ!! 弟の性癖なんて知りたくなかったわ!!」
サターニャ母『サタニキア、さっきから大声出してるけど、誰かいるの?」
ガヴ「!?」
ラフィ「!?」
タプリス「!?」
サターニャ「あ、お母様。友達が遊びに来てるのよ」
サターニャ母『自分の部屋じゃないんだから、あんまり散らかしたら駄目よ』
サターニャ「分かってるわよ!!」
ガヴ「あぁ……びっくりした」
ラフィ「見つかったら魔界不法侵入で捕まってしまいますからね」
タプリス「私達って本当に地上に帰れるのでしょうか?」
サターニャ「大丈夫よ。トイレにこっそり地上に行ける魔法陣書いておいたから」
ガヴ「誘拐したのに帰す気あったのかよ」
タプリス「さっき一生奴隷とか下僕とか言ってましたのにね」
サターニャ「あれは言葉のあやよ! それにガヴリール達帰さないと後でヴィネットに怒られるし……」
17 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/06/23(金) 21:26:28.869 ID:6689Wg540.net
ラフィ「それよりほら、エロ本の散策を続けましょうよ!」
ガヴ「うわぁ……何冊あるんだよ。1、2、3……30冊はあるな」
タプリス「あ、こっちに厚い本がありましたよ」
サターニャ「これは……アルバムね」
ラフィ「早く中身を見て見ましょうよ!!」
ガヴ「どれどれ、小さいころの胡桃沢姉弟の写真がいっぱいあるぞ」
サターニャ「あ、懐かしいわね。これ、私が幼稚園くらいの写真よ」
ラフィ「カメラがあれば撮ってたんですが」
サターニャ「残念でした。電子機器は全部地上ですぅ」
ガヴ「次早く見せろよ」ペラ
タプリス「はっ! これは……胡桃沢先輩の裸の写真がありましたっ!」
サターニャ「しょうがないでしょ、小さい頃なんだから」
ラフィ「ふんふん」ペラ
タプリス「これは月乃瀬先輩ですか?」
サターニャ「そうよ。これは……中学校の頃かしら?」
ガヴ「へぇ……結構色々な写真見れたな」
ラフィ「でも、中学校の途中から写真がなくなってますね。撮ってないんですか?」
サターニャ「そんなはずないわ。でも……」
タプリス「もしかしたら」チラ
ガヴ「まさか……パソコンの中に……」
サターニャ「見てみる? 私もあいつのシスコンがどの程度なのか少し気になってきたところなのよ」
ラフィ「……」ゴクリ
18 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/06/23(金) 21:28:56.916 ID:6689Wg540.net
ガチャ
ヴィーネ「サターニャ、一緒に……って、え? なんでガヴ達が魔界にいるのよ!?」
ガヴ「ヴィネット!?」
サターニャ「話は後よっ! それより早くドア閉めて。見つかったら捕まっちゃうわっ!」
ヴィーネ「え? ええ」
ガチャン
サターニャ「それが、かくかくしかじかでね……」
ヴィーネ「え!? サターニャそんな事出来たの?」
サターニャ「私は未来の大悪魔なのよっ! それくらい出来るわ!!」
ラフィ「それで今はサターニャさんの弟さんの部屋を物色していたんですよ」
タプリス「見て下さい、こんなに色々なものが出てきたんですよ!」
ガヴ「ヴィーネも見るか?」
ヴィーネ「嫌よ、そんな他人のプライバシーを……。え? え? どうしてエッチな本がいっぱいあるの?///」
サターニャ「べッドの下から出てきたのよっ!」
ラフィ「それに、種類は姉物、赤髪、髪型がサターニャさんにそっくりなど、実に興味深いんですよ!」
ヴィーネ「え? それって……」
サターニャ「認めたくないけどね、あいつシスコンだったのよ」
ヴィーネ「へ、へぇ……あの子がね…………」
ラフィ「そして、今度はパソコンを開いてみるんです」
ヴィーネ「私も……少しだけ興味あるかも。ほら、将来的に男の人と付き合う時の参考にしたいっていうか」
タプリス「早速開いてみましょう!!」フンッ
19 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/06/23(金) 21:30:39.429 ID:zbTvT9BE0.net
まあサターニャみたいな姉がいたらそりゃシスコンになるわな
20 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/06/23(金) 21:31:33.942 ID:6689Wg540.net
ポチ ヴウィィィィン
ガヴ「やっぱりパスワードがかかってるな」
タプリス「パスワードは何でしょうか?」
ラフィ「やはり、サターニャさんに関係した言葉ではないでしょうか?」
ガヴ「誕生日かな? 『0815』っと」ブー
ヴィーネ「誕生日じゃないのね」
ラフィ「パスワードは英数字を組み合わせるものですから、『satanichia0815』っと」ブー
タプリス「駄目ですね」
ラフィ「では数字と英字を逆にして『0815satanichia』」ブー
ガヴ「これでも駄目か」
サターニャ「『Kurumizawa=satanichia=McDowell』」ブー
ヴィーネ「まぁ、駄目よね」
タプリス「これでどうでしょうか?『Onechan』」ブー
ラフィ「駄目ですか」
タプリス「一体何なんでしょうね?」
ガヴ「パスワード……パスワード……。そうだ、パスワードって定期的に変えるものなんだよ!!」
タプリス「え? どうしてですか?」
ガヴ「万が一パスワードが他人に知られても、侵入を阻止できるようにだ」
サターニャ「それがどうしたのよ?」
ガヴ「サターニャに関する物で定期的に変わるものといえばなんだ?」
サターニャ「え? 体重とか?」
ガヴ「それもそうだが、私が思いついたのはこれだっ!『B85W58H84』」ヨウコソ
21 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/06/23(金) 21:34:58.136 ID:6689Wg540.net
ラフィ「なるほど……考えましたね、ガヴちゃん」
ヴィーネ「え? 今の何の数字だったの?」
サターニャ「それって……私のスリーサイズじゃない!!」
タプリス「どうして天真先輩や白羽先輩、胡桃沢先輩の弟さんまで知っているんですか!?」
ラフィ「さぁ? どうしてでしょうね?」
ガヴ「さぁ、早速見るぞっ!!」
サターニャ「フォルダがいっぱいあるわね。どれかしら?」
ガヴ「『秘蔵ファイル』これか?」
ラフィ「ふぁ! ありました! ありましたよ! サターニャさんの写真がほら、こんなに」
タプリス「ファイルが年齢別に分けられていますね」
ガヴ「すごいな、全部のフォルダ合わせて5万枚近くあるぞ」
サターニャ「本当にすごいわね。アルバムに貼ってた写真まであるわ」
ガヴ「多分、アナログ写真も含めて全部ここに取り込んだっぽいな」
タプリス「古いのはさっき見たので、最近のを見てみましょう!!」
ガヴ「あ……これって」
ヴィーネ「去年の夏に海に行った時の写真じゃない?」
サターニャ「なんでこんな写真もってるのよ!?」
ガヴ「盗撮か? いや、カメラに向かってピースしてる写真もあるな」
ラフィ「よく見たら動画までありますね」
サターニャ「あ、これってもしかして私が撮った写真じゃない?」
ガヴ「どうしてサターニャが撮った写真にサターニャが写り込んでんだよ」
サターニャ「それもそうね……」
22 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/06/23(金) 21:39:18.479 ID:lDrqFXMia.net
いいぞ
23 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/06/23(金) 21:40:05.935 ID:6689Wg540.net
ヴィーネ「あ、分かったわ。これ、私が撮った写真や動画よ」
サターニャ「え? でもどうしてここにあるの?」
ヴィーネ「この前、私の家を訪ねてきた事があってね、多分その時に取られたんだと思う。でも、それにしては量が多いわね」
ガヴ「ん……。あ、これ前に温泉に行った時の写真じゃないか?」
サターニャ「どうして私の裸の写真なんかあるのよ/// ヴィネット、いつの間に撮ったのっ!?」
ヴィーネ「私じゃないわよ!! 私が撮るわけないでしょ!!」
ラフィ「これ……多分私が撮った写真だと思います」
サターニャ「どうして、ラフィエルの撮った写真がここにあるのよ!?」
ラフィ「考えられる可能性としてハッキングや家に侵入された可能性がありますが……」
ガヴ「姉の写真手に入れるためにそこまでするか!?」
サターニャ「今度から弟にもう少し優しくしようと思うわ」
タプリス「せっかく動画があるんですから、見ませんか?」
ガヴ「なら、幼稚園の頃のお遊戯会の動画があるぞ」
サターニャ「懐かしいわね。見たい」
ガヴ「再生」ポチ
小さい頃のサターニャ『ワシャワシャワシャワシャ』ゴシゴシゴシ
タプリス「胡桃沢先輩、上半身丸裸で寒風摩擦してますね」
サターニャ「こんな事したっけ?」
ガヴ「この頃は規制が緩かったんだな。女子でも幼稚園児なら大衆の前で上半身裸になれたんだ」
サターニャ「違うの見ましょう!! 幼稚園のはもういいでしょ!!」
24 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/06/23(金) 21:43:23.247 ID:6689Wg540.net
ガヴ「次はこれ見るか。再生」ポチ
サターニャ『はぁ~あ。気持ちいい』バシャア
タプリス「これって完全に」
ヴィーネ「盗撮動画よね」
サターニャ「あ……あああ」ガタガタガタ
ガヴ「姉の裸を見るために、お風呂にカメラ仕掛けてたんだ。」
ヴィーネ「サターニャ、許してあげて!! 弟くんだって男の子なのよ!! そういう年頃なのっ!!」
サターニャ「と、当然じゃない!! 未来の大悪魔がこれくらいの悪事……悪事……嫌ぁ! もう弟に面と向かって話せない!!」
ガヴ「お風呂以外に着替えの写真や動画もあるぞ!」
タプリス「パンチラやブラチラ、ムネチラ画像まであります!」
ラフィ「これはトイレですね……」
ガヴ「5万枚ってかなり多いなと思ったら殆どが盗撮だったのか」
サターニャ「ほやぽやもや」クラクラ
ヴィーネ「サターニャ、許すのよ!! たった一人の弟なんでしょ!!!」
サターニャ「はっ! そ、そうね。弟一人許せない私が大悪魔を名乗る事なんて出来ないわ。ちょっと鼻かんでくる」チーン
ガヴ「さぁ、私達は健全な運動会の写真でも見るか」
ヨーイドン
サターニャ『うぉりゃあああああ』ドタドタドタ ポヨンポヨン
ガヴ「うわぁ、速いな(胸が揺れてる……)」
タプリス「本当ですね、速いです(胸が揺れてます)」
ラフィ「ぶっちぎりの一位じゃないですか(すっごく胸が揺れてる動画です)」
ヴィーネ「これは中学生くらいのサターニャね。この頃から運動神経良かったのよ(この時確かブラのホック壊れて、私が持ってた絆創膏付けて走ったのよね)」
25 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/06/23(金) 21:46:41.305 ID:6689Wg540.net
サターニャ「うぁ!」
ラフィ「どうしたんですか、サターニャさん」
サターニャ「鼻かんだティシュ捨てようとしたら、ごみ箱の中にガチガチに固まったティシュがたくさん入ってたのよ。あいつどんな鼻水してるのかしら!?」
ヴィーネ「さ、サターニャ! そんな汚い物拾わないのっ!!」
サターニャ「え、ええ」
ガヴ「薄々感づいてはいたが……」
ラフィ「これはもう、一線を超えてると言っていいんじゃないでしょうか?」
ヴィーネ「でも、サターニャに実害はないわけだし、まだいいんじゃない? 写真とか動画だって自分で使ってるだけみたいだし」
タプリス「え? ガチガチに固まったティシュがどうしたんですか?」
ヴィーネ「ねえ、もう地上に帰らない? これ以上魔界にいたらばれちゃうわよ」
ラフィ「そうですね。では、部屋を片付けましょう」
タプリス「では、私、出した本を片付けますね。あっ!」
ガヴ「タプリス、どうした?」
タプリス「ベッドの一番奥にまだ何か箱のようなものがあったんです」
ガヴ「どれどれ……」
ラフィ「一応見てみますか?」
タプリス「そうですね、最後ですし、一応」
ラフィ「んー! 狭くて取れませんね」
ガヴ「確かに狭いな。私が取る。」
ラフィ「お願いします」
ガヴ「んー!」ガサゴソ
サターニャ「……」ゴクリ
ガヴ「取れた。開けるぞ」パカ
26 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/06/23(金) 21:49:54.443 ID:6689Wg540.net
ヴィーネ「これって……」
ラフィ「下着じゃないですかぁ!!!!」
サターニャ「これ、今まで私が捨てた下着や服じゃない!! もしかして、ごみ箱から拾ってたの!?」
ガヴ「こっちには髪の毛まであるぞ!! 多分サターニャのだ!!」
ラフィ「縮れてる毛までありますっ!!」
ヴィーネ「サターニャ、弟くんから告白されても絶対に断ってね」
サターニャ「当然じゃないの!!」
タプリス「あ、もう一つ箱がありましたよ」
サターニャ「今度は何入ってるのよっ!?」
ガヴ「結構奥だな。よいしょ……。取れた!」
ラフィ「早く開けてみましょうよ!」
ガヴ「分かってるよっ!」パカ
サターニャ「何よこれ? おもちゃ?」
ガヴ「…………」
ラフィ「…………」
ヴィーネ「…………」
タプリス「でも、これどうやって遊ぶんでしょうね?」
サターニャ「ちょっと、このスイッチみたいの入れてみましょう」グーン ガシンガシンガシン
タプリス「うわぁ! なんか動きました!!」
サターニャ「なんかうねうね動くけど、これのどこが面白いのかしら」ガシンガシンガシン
タプリス「あ、分かりました! 多分、蛇みたいな形をしているので、こうやって地面を這わせて楽しむんですよっ!」ガシンガシンガシン
サターニャ「なんだぁ、ただのおもちゃじゃない。ドキドキして損したわ」
ヴィーネ「(もう嫌。この部屋から早く出たい)ほら、もう見た事だし、早く片付けましょう」
27 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/06/23(金) 21:55:20.983 ID:6689Wg540.net
タプリス「私と天真先輩はベッドの方を片付けるので、白羽先輩達は机の方を片付けて下さい」
サターニャ「分かったわ」
ラフィ「ねえ、サターニャさん。どうして弟さんがサターニャさんと同じ文房具を使ってるか分かってしまったんです」
サターニャ「え? 私と同じ文房具を使いたいからじゃないの?」
ラフィ「確かに、それもあると思いますが、私の考えではサターニャさんが使っている文房具と弟さんが使っている文房具を定期的に交換していたのではないでしょうか?」
ヴィーネ「それって……」
ラフィ「はい、サターニャさんに気づかれずに弟さんはサターニャさんの文房具を使い、サターニャさんは弟さんの文房具を使っていたんです」
サターニャ「へぇ」
ラフィ「リアクションが薄いですね。無理もありませんか。あんなすごいの見た後では他愛無い事ですものね」
ヴィーネ「こっちは片付け終わったわよ。そっちは?」
タプリス「こっちも終わりました」
サターニャ「なら、早くトイレに行ってきて。誰かこないか私が見張ってるわ」
ラフィ「では、さようなら、サターニャさん」
ガヴ「色々衝撃的だったが、楽しかったぞ」
タプリス「魔界怖いです。もう来たくありません」
ヴィーネ「行ったわね。サターニャはここら辺見てて。私はトイレの方見てくるわ」
サターニャ「分かったわ。……もう! あんなの見た後で弟にどんな顔して会えばいいのか分からないっ!」
28 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/06/23(金) 22:00:07.468 ID:hYx79rRz0.net
面白いぞ
29 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/06/23(金) 22:00:18.530 ID:6689Wg540.net
サターニャ弟「お姉ちゃん」
サターニャ「ひゃぁあ!! な、なに?」
サターニャ弟「ねぇ、お姉ちゃん。僕の部屋で何してたの?」
サターニャ「な、何もしてないわよ」オドオド
サターニャ弟「正直に言って、僕の部屋で何してたの?」
サターニャ「……私に見られたくないような物をたくさん見ちゃったわ」
サターニャ弟「お姉ちゃん、僕の目を見て話してよ」
サターニャ「んん……///」
サターニャ弟「……」ジー
サターニャ「ねぇ」ドキドキ
サターニャ弟「なに?」
サターニャ「あの…………私の事好き?///」
サターニャ弟「好きだよ」
サターニャ「ええ!?」
サターニャ弟「姉としてね」
サターニャ「そうよね! 私達姉弟だものね。私もあんたの事好きよ。両思いで当然よね」
サターニャ弟「今度から僕の部屋に入る時はちゃんと言ってね」
サターニャ「はい……」
サターニャ弟「僕は部屋に入るから、お姉ちゃんは茶の間でテレビでも見てて」
サターニャ「そう、また後で会いましょうね」
サターニャ弟「バイバイ」
ガチャ
30 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/06/23(金) 22:04:46.157 ID:6689Wg540.net
ガチャン
サターニャ弟「もう、お姉ちゃんったら、あの様子だと僕の秘蔵コレクション結構見られちゃったな」スゥ ガチャ
サターニャ弟「でもこの机の隠し扉の中身は見られなくて良かった」
サターニャ弟「こんなの見られたら僕たちもう姉弟じゃいられないよね」
サターニャ弟「はぁ~あ。お姉ちゃん、ずっと僕が大切にしてあげるからね♡」スリスリ
完
31 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/06/23(金) 22:05:59.152 ID:zbTvT9BE0.net
なんだろう
子宮かな?
32 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/06/23(金) 22:07:00.794 ID:hYx79rRz0.net
乙
33 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/06/23(金) 22:23:56.570 ID:R92AqogN0.net
おつおつ
34 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします [agete]:2017/06/23(金) 23:04:39.696 ID:8zm0RzVA0.net
机にしまったモノこそがサタニキア
今動いてるソレは人形だ
35 :
以下、\(^o^)/でVIPがお送りします :2017/06/23(金) 23:13:33.945 ID:DbNumgRGd.net
え、何入ってたの?
転載元
【ガヴドロ】サターニャ「天使どもを誘拐したわ!!」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1498219419/
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