1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 01:02:52.62 ID:+M4JwjXt0
シャ「凄いです!きっと名のある探偵さんなのですね!」
豪鬼「我が名は豪鬼、拳を極めし者」
シャ「豪鬼さんって言うんですか、私も豪鬼さんみたいな立派な探偵になりたいです」
豪鬼「鬼炎万丈!」
シャ「豪鬼さんは今までどんな事件を解決してきたんですか?」
豪鬼「大赤焉!」
シャ「ええ!?あの隕石衝突事件、宇宙に飛んで行って隕石を壊したの豪鬼さんなんですか!?凄いですー」
豪鬼「…未だ我を震わす強者はおらぬ」
シャ「あ、みそラーメン出来ましたー」
豪鬼「うむ」
客 「俺のタンメンまだー?」
シャ「そっちはまだですー」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 01:04:13.07 ID:EuJ6Iyfp0
アン「おはようございますシャーロック。今日も素晴らしいツルペタっぷりですわね
しかし、トイズが復活したのに未だにこんな場末の店で働いているのは何故なのです?」
シャ「あ!アンリエットさん。おはようございます」
豪鬼「鬼面、拉麺喰らいて喜面と成る」
アン「な、何ですかその化物は!?今すぐわたくしのシャーロックから離れなさい!!」
豪鬼「美味佳肴食むる最中の蛙鳴蝉噪…耐え難し、恥と知れい!」
シャ「やだなあ、豪鬼さんは化物なんかじゃないですよ。ベテランの探偵さんなんです」
アン「た、探偵…?豪鬼…」
アン(そういえば聞いたことがあります、有り余る才能を持って数多くの怪盗を捕まえてきた伝説の探偵
しかし、あまりに強力過ぎるトイズを危険視したIDOによって探偵ライセンスを剥奪され
現在は細々と果物屋を経営してるはずですが…
もしそのような危険なトイズの持ち主なら、わたくしのシャーロックを近づけさせるわけには)
アン「と、とにかく、シャーロック!今すぐこちらに」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 01:06:40.17 ID:EuJ6Iyfp0
ラジオ「緊急速報です、最近巷を騒がせている「怪盗シャドルー」の予告状がヨコハマ美術館に届きました
予告状には今夜8時、国宝「ザンギエフの胸毛」を盗み出すと書かれており、対怪盗事件捜査チームGenius4が…」
- 怪盗シャドルー -
オアーのトイズを持つバイソン、ヒョーのトイズを持つバルログ、アイグーのトイズを持つサガット
そして強力なサイコパワーのトイズを操るベガの四人で構成された怪盗組織
かつては数多くの構成員を持った世界を股にかける巨大な犯罪組織であったが
女性構成員全員にハイレグのコスチュームの着用を義務付けるなどのベガの趣味に嫌気が差し
大半の構成員が離脱、物好き三人だけが残る結果となった。ここ最近は主にヨコハマを拠点に活動している
シャ「大変です!また怪盗シャドルーが現れました!!」
豪鬼「塵芥めが、恐るるに足らぬ」
180秒規制って嫌よねー
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 01:08:39.03 ID:B3RV1og7P
マジで果物売りだから困る
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 01:09:28.32 ID:EuJ6Iyfp0
シャ「お願いです、豪鬼さん!私達に力を貸してください!」
豪鬼「娘、うぬの力では例え塵芥相手なれど艱難辛苦となろう。それでも退かぬか?」
シャ「はい!怪盗を捕まえるのが探偵の使命ですから!!」
豪鬼「…うぬの戦、しばし見届けようぞ」
アン「ま、待ちなさいシャーロック!」
ヌゥーン
シャ「わぁっ、サラマンダーより早いですー!」
アン「行ってしまった…なんて事でしょう」
店員「あの」
アン「なんでしょう?」
店員「お勘定を」
アン「…」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 01:11:53.99 ID:EuJ6Iyfp0
- ヨコハマ美術館前 - PM7:30
シャ「みなさーん、遅れてごめんなさーい」
ヌゥーン
ネロ「シャロ遅いよー。って怖!誰だよそのおじさん!」
コー「ちょっとシャロ!何なのその奇っ怪な生物は!!」
エリ「(驚きすぎて声が出ない)」
豪鬼「真の力、見せてみよ!」
シャ「ベテラン探偵の豪鬼さんです、怪盗シャドルーを捕まえる為に協力してもらえる事になりました」
豪鬼「死戦をくぐるは、我が享楽」
シャ「ほら、豪鬼さんもああ言ってる事ですし」
ネロ「何言ってるのか全然わかんないんだけど…」
コー「ほらネロ、あなた動物得意なんでしょ。何とかしてよ」ヒソヒソ
ネロ「バカ言わないでよ、いくらボクでも鬼の言葉なんてわかるわけないじゃん」ヒソヒソ
エリ「(未だに放心中)」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 01:14:10.37 ID:EuJ6Iyfp0
シャ「あ、G4の皆さんです。小衣ちゃ~ん、シャロですよー」
小衣「うるさい馬鹿シャーロック、こころちゃん言うなひゃぃぁあ!!?」
次子「どうした小衣!?ってうわぁなにそれ、鬼!?」
平乃「…どう見ても人間じゃないですよね?」
咲 「ミルキィホームズの新しいペット?」
豪鬼「ぬしの力、見切った…!」
次子「うわっ、喋った!」
シャ「あはは、豪鬼さんって以外と照れ屋さんなんですね」
小衣「今の、照れてたの…?」
平乃「シャーロックさんには言ってる事が理解できてるみたいですね…」
咲 「ねえ、あれ一体何なの?」ヒソヒソ
ネロ「ボク達だって知らないよ、シャロがいきなり連れてきたんだもん」ヒソヒソ
エリ「シャロが言うには、ベテランの探偵さんらしいです…うぅ」ヒソヒソ
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 01:16:17.03 ID:EuJ6Iyfp0
豪鬼「ぬっ!!滅殺、ぬうりゃぁ!!」
小衣「ちょっ!?」
ヒュゴゥッ!! ジュッ!
小衣「な、何…今の?」
咲 「か○はめ波?」
豪鬼「鬼哭啾啾の気配も読めぬか」
シャ「こころちゃんの血を吸おうとしてた蚊を退治してくれたんですか、豪鬼さん優しいですー」
小衣「こ、腰が抜けた…」
ネロ「何あのトイズ、凄っ!」
エリ「向こうの壁が崩れました…!」
コー「以前シャロが使ってたトイズと似てるわね」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 01:18:27.39 ID:EuJ6Iyfp0
シャ「今のはトイズじゃないんですよ」
次子「へっ?だってどう見たって」
豪鬼「是をトイズと呼ぶには値せず」
シャ「豪鬼さんはベテランの探偵であると同時に、ベテランの格闘家でもあるんです」
コー「格闘家って言ったって限度があるでしょ…」
シャ「格闘技を極めたら手から波動を出すのも自由自在なんですって。ね、豪鬼さん?」
豪鬼「むん!」
小衣「無茶苦茶だわ…」
咲 「ねえ平乃、平乃も格闘技を極めたら手から何か出てくる?私見てみたいなー」
平乃「無茶言わないで下さい…」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 01:20:29.58 ID:EuJ6Iyfp0
- ヨコハマ美術館 - PM7:59
バイ「オアー!」バキッ
警A「ぐあっ!」ドサッ
バル「ヒョー!」ザシュッ
警B「がっ!」ドサッ
サガ「アイグー!」ゴキャッ
警C「うわぁっ!」ドサッ
ベガ「ふん、コレで警備のつもりだと?片腹痛いわ…ぬっ!」
ガシャン!!
ベガ「防犯シャッター?こんな物でこのベガ様の進行を止められると思うてか。サイコキャノン!」
ドグァ!
べガ「ムハハハ、これが国宝「ザンギエフの胸毛」か…実に美しい」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 01:22:34.57 ID:EuJ6Iyfp0
シャ「そこまでです、怪盗シャドルー!」
ベガ「…ふん、小賢しいネズミ共が来よったか」
小衣「怪盗シャドルー、今まで行なってきた数々の犯罪行為及び窃盗の現行犯でt」
シャ「あーーー!!」
小衣「ちょ!人の口上邪魔するんじゃないわよ!」
シャ「見てください、ネロ、コーデリアさん、エリーさん!あのオジサン、アゴにお尻がついてます!」
ネロ「ぶっ!!」
コー「ちょっとシャロ、なんて事言うの…プフフフ」
エリ「笑っちゃ…可哀想です…クスッ」
豪鬼「奇顎、死して恥ずべし」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 01:24:52.93 ID:EuJ6Iyfp0
べガ「ムッハー!このベガ様を愚弄した罪、死をもって贖わせてやるわ!」
バイ「オアー!」
バル「ヒョー!」
サガ「アイグー!」
シャ「何か怒らせちゃったみたいです…」
小衣「当たり前よこの馬鹿!」
次子「アゴの事、結構気にしてたみたい」
シャ「あうう、ごめんなさいですー」
ベガ「ふん、今更命乞いしても遅いわ!ヌッハァー!!」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 01:27:09.35 ID:EuJ6Iyfp0
平乃「あの怪盗達、見た目は色物揃いですが恐ろしい実力の持ち主です。
このまままともに正面からぶつかっても勝機は…」
小衣「だからって指をくわえて見てるわけにはいかないでしょ!」
ネロ「明智、天才美少女を自称するなら何かいい策考えてよ」
コー「ちょっと待って!何か聞こえる…」
エリ「ハイパーセンシティブ?コーデリアさん、一体何が…?」
ドグァン!!
ベガ「ぬっ!」
シャ「一体何ですか!?」
咲 「誰かが壁を爆破して侵入してきたみたい」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 01:29:13.57 ID:EuJ6Iyfp0
アル「あらあらこれは、にらめっこの会場に迷いこんでしまったようですわね」
次子「怪盗アルセーヌ!!」
エリ「怪盗シャドルーだけでも大変なのに、アルセーヌまで…!」
スト「同じく、アルセーヌ様の忠実な下僕。ストーンリバー!」
20「同じく、忠実な美しすぎるドーベルマン、トゥエンティ!」
ラッ「同(ry」
ネロ「怪盗帝国!まさかお前たちも「ザンギエフの胸毛」を狙って来たのか!?」
20「チッチッチッ」
スト「早とちりをするな」
アル「今日は盗みを働きに来たのではありませんわ。私達が用事があるのは、怪盗ベガ!」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 01:30:30.24 ID:YYgJUDvO0
ラビットさん……
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 01:31:15.21 ID:EuJ6Iyfp0
ベガ「む?怪盗Lに捨て駒にされた弱小怪盗共が、このベガ様に何の用だ?」
スト「我々はアルセーヌ様の縄張りを侵す不届き者を成敗しに来たのだ」
20「そしてたった今アルセーヌ様を愚弄した罪もね、美しい僕達の制裁を受けるがいい!」
ラッ「という訳で、覚悟しな!怪盗シャドルー!」
ベガ「虫けら共が、小賢しい…」
エリ「なんだか、険悪な雰囲気です」
コー「怪盗同士の縄張り争いってやつね」
小衣「つまり、現状ではG4、ミルキィホームズ、怪盗帝国の利害が一致していると…
次子、平乃、咲!あんた達は怪盗帝国のサポートに回りなさい!」
次子「はぁ!?」
平乃「小衣さん、いきなり何を言い出すんですか?」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 01:33:18.87 ID:EuJ6Iyfp0
小衣「これは世界的な犯罪組織、怪盗シャドルーを捕まえる千載一遇のチャンスなのよ
ヨコハマの怪盗の中でも高い実力を持った怪盗帝国の力を利用しない手はないわ」
シャ「なるほど、さすがこころちゃんです」
小衣「こころちゃん言うな!なにボケッとしてんのよ、あんた達も行くのよ!」
ネロ「は?何で僕達まで怪盗帝国に手を貸さなきゃいけないのさ!」
小衣「さっきも言ってたでしょ、怪盗帝国は今は何も盗むつもりは無いって
なら今盗みを働こうとしてる怪盗シャドルーを捕まえるのが最優先事項ってわけ
怪盗シャドルーの強さが未知数な以上、1人に対して3人がかりで叩いて潰すのが一番確実なのよ
それに、こっちには化物もついてるんだしね!」
豪鬼「…」
コー「確かに、1対1であの筋肉ダルマを相手にするのは骨が折れそうよね」
咲 「そういう事。ってなわけでよろしくねー」
小衣「というわけよ、アルセーヌ。こっちの意見は一致したけどそっちはどうするの?」
アル「…私達の邪魔をしないというのであれば、好きになさい」
ベガ「ふん、虫けらがいくら集まろうと所詮は虫けら。真のサイコパワーの恐怖を思い知らせてくれるわ!」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 01:35:39.20 ID:EuJ6Iyfp0
ネロ「まさか怪盗帝国と警察、その両方といっぺんに手を組むとはね」
ラッ「へっ、俺達は別に手伝ってくれなんて頼んだ覚えねーし」
ネロ「ボクだって組みたくて組んでるわけじゃないし」
ラッ「んだと!」
ネロ「なんだよ!」
次子「はいはいチビッコ達、喧嘩するほど仲が良いってのはお姉さんよーくわかったから
今は目の前の頭の悪そうなボクサーに集中しなって」
ネ&ラ「ちびっ子って言うな!!」
バイ「オアー!オアー!」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 01:37:43.81 ID:EuJ6Iyfp0
コー「敵にまわすと(精神的な意味で)恐ろしいけど、味方にすると頼りになる…のかしら?」
20「怪盗バルログ、自らを最も美しい者と信じて疑わない傲慢不遜な男…
どちらが真の美しい怪盗か、この場ではっきりさせてあげよう!!」
咲 「あんたも似たようなもんだけどね」
コー「あんまりこっちに近寄らないで下さいね…何か吸われそう」
咲 「バルログは空中戦法を得意とする怪盗。腕につけてる爪はレプリカでも何でもないから
斬られるとかなーり痛いよ、気をつけて頑張ってね」
20「ご忠告ありがとう、それでは行くぞ!怪盗バルログ!はぁぁぁ、ムチ・オブ・ラブ!」
バル「ヒョー!ヒョー!」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 01:39:49.37 ID:EuJ6Iyfp0
平乃「ムエタイの構え…それも規格外の達人ですね。迂闊に近寄るわけにはいきません」
エリ「長谷川さん、格闘技の知識が豊富なんですね」
スト「本来なら数で押し切るなど私の主義に反するが…あの並ならぬ殺気、一筋縄ではいかん
確実な勝利を得る為にもここは貴様達を利用させてもらおう」
エリ「一緒に頑張りましょう、長谷川さん、35リバーさん」
スト「貴様っ!!」
平乃「これから大一番の前に喧嘩しないで下さいね…」
サガ「アイグー!アイグー!アイグーアパカッ!」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 01:42:16.90 ID:EuJ6Iyfp0
ベガ「4人で来るか、面白いわ」
シャ「いいえ、闘うのは私一人です」
ベガ「むっ?」
豪鬼「ほう…」
アル「シャーロック?」
小衣「ちょっとあんた、何言ってるのよ!」
シャ「こころちゃん、アルセーヌ、豪鬼さん。最初は私一人にやらせてください」
アル「本気で言ってますの?」
シャ「はい、勝手なお願いですが、もし私がやられちゃった時には皆さんで絶対にベガを捕まえて下さい」
豪鬼「委細承知、うぬの死合いこの目で見届けようぞ」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 01:44:18.27 ID:EuJ6Iyfp0
シャ「という訳で、勝負です!怪盗ベガ!」
ベガ「愚かな、このベガ様相手にたった一人で挑もうとは!サイコショット!」ヴォン
シャ「わっと!」
ベガ「ヌハハ、どうした小娘。避けているだけでこのベガ様を倒すつもりか?」ヴォン
シャ「あうっ!痛かったですー!」
ベガ「そらそら、まだまだ終わらんぞ!」ヴォンヴォンヴォン
シャ「はうっ!あぐっ!痛っ!」
ベガ「小娘をいたぶるのは趣味ではないが、このベガに楯突いた事を後悔させてやるわ!ナイトメア!」
シャ「私だっていつまでもやられっぱなしじゃありません、トイズ!」キーン
ヒュンヒュン ザクザクッ!
ベガ「これは…サイコキネシスか。このベガ様の身体に傷をつけおって!!ムッハー!」
シャ「あうぅ…手足が痺れてきました」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 01:46:19.38 ID:EuJ6Iyfp0
アル「アレだけ強力なサイコパワーを何度も受けていたら
例え熊に殴り飛ばされても平気なシャーロックでも無事では済みませんわ!」
小衣「もういいわよ馬鹿シャーロック、後はアルセーヌとゴウキに任せてあんたは引くのよ!」
シャ「…それは無理です」
小衣「どうしてよ!?」
シャ「こころちゃん、私は必ず立派な探偵になると誓いました
でも、探偵が怪盗に屈してしまえばそれはもう探偵ではありません…!
例え勝つ事が出来なくても、意識がある限り私は諦めません!」
小衣「何言ってるのよ!それで死んじゃったら元も子もないでしょ!」
ベガ「ほう、ではその意気込みに敬意を表して最高の一撃で葬ってくれるわ!」
豪鬼「…うぬの決意、しかと聞き届けた」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 01:48:23.86 ID:EuJ6Iyfp0
ベガ「絶望にうなれぃ小娘!サイコクラッシャー!」
シャ「!」
アル「シャーロック!!」
豪鬼「愚かな…」
ヌゥーン
べガ「な!き、貴様…!」
ガッ
豪鬼「消え失せろ!」
ドガガガガガガガガガガガ ピキーン
べガ「ぶるあぁぁぁぁ!!」
豪鬼「阿呆めが…何処ぞの悪錘に逝けい!」
小衣「ちょっと、一体何が起こったの!?」
シャ「す、凄いです!あんなに強かったベガをあっという間にやっつけちゃいました!」
アル(…やはりあのトイズは)
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 01:50:24.45 ID:EuJ6Iyfp0
次子「おーい小衣ー!シャーロックー!そっちは無事かー?」
シャ「あ、次子さん。私達は平気ですー」
コー「ってシャロ、ボロボロじゃないの!」
平乃「シャーロックさん、随分と無茶をされたようですね」
シャ「えへへ、ピンチの所を豪鬼さんに助けられちゃいました。そっちはどうなりました?」
エリ「バイソン、バルログ、サガットの三名も何とか捕まえる事ができました。
でも私達もボロボロ、もうダメ…」
スト「今回ばかりは貴様達の助力が無ければ返り討ちにあっていた。礼を言う」
ネロ「あれ、そういえばゴウキはどこ行ったのさ?」
20「アルセーヌ様の姿も見当たらないね」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 01:58:15.59 ID:mSgW3hXz0
バ リ ツ !!
/
Ο¬ ΟL , Ο
. ト-' ー'´ V V/V
∨| . | ┤
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 01:59:55.10 ID:EuJ6Iyfp0
- 繁華街・路地裏 - PM9:21
豪鬼「こんな場所に我を連れ出し、何の用ぞ?」
アル「…これ以上貴方をシャーロックと共にいさせる訳にはいきませんわ
名探偵豪鬼…いえ、殺意のトイズを極めし者」
豪鬼「…」
アル「例えその二つ名が根も葉もない噂だったとしても、そのような危険のある者を
これ以上ミルキィホームズ達に近づけさせません!幻惑のトイズ!」
豪鬼「…これは、幻か」
アン「そう、貴方には暫く幻惑の世界で彷徨ってもらいます」
豪鬼「フフ…」
アン「何が可笑しいのです?」ヒュンッ
豪鬼「…遅い」ガシッ!
アル「私の蹴りを受け止めた!?そんな、幻惑のトイズは完全に効いているはずなのに!」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 02:02:01.79 ID:EuJ6Iyfp0
豪鬼「常に周囲に怨霊渦巻く我に魑魅魍魎の幻を見せるなど児戯にも劣る愚昧、笑止なり
さらに、五感全てを研ぎ澄ます死合いにおいて視界を奪う程度で勝ち誇るなど魯鈍の極み
うぬの動きなど例え目耳潰されておろうとも手に取るように読めるわ!」
アル(このままでは脚が握り潰される…!)
パッ
アル「!?どういうつもりです?」
豪鬼「…」
アル「ライセンスを失っているとはいえ、貴方と私は探偵と怪盗。お互い全力を尽くすのが礼儀というもの
探偵が怪盗相手に手を抜くなど、この上ない侮辱ですわ!」
豪鬼「…きゃつには」
アル「?」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 02:04:15.04 ID:EuJ6Iyfp0
豪鬼「あの娘には全てを超えてもらわなければならぬ。探偵を、我を、殺意のトイズを」
アル「シャーロックの実力と決意を確かめる為に、彼女の前に姿を表したというのですか?」
豪鬼「機はまだ熟してはおらぬ…かの娘達はまだまだ成長を続ける
それを見届ける役目、うぬに任せた」
アル「伝説の名探偵と呼ばれた貴方が自らの手で成長を見守るという考えはありませんのね?」
豪鬼「我がトイズの真髄は滅殺、者を殺す事は出来ても活かすこと叶わぬわ」
アル「お待ちなさい…彼女に何も言わずに姿を消すのですか?」
豪鬼「言葉は無粋。娘が真の探偵ならんとすれば、いずれまた相見えようぞ」
アル「貴方の目的は一体…?」
豪鬼「これ以上語る舌は持たぬ、さらばだ」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 02:06:20.59 ID:EuJ6Iyfp0
- ホームズ探偵学院・屋根裏部屋 - PM10:24
シャ「結局あれから豪鬼さんは見つかりませんでしたね、一言お礼が言いたかったです」
ネロ「あのオジサン、名探偵なんでしょ?きっと新しい事件の知らせが入って飛んでいったんだよ」
コー「見た目だけで恐ろしい人だと判断しちゃった事、まだ謝ってなかったわよね」
エリ「顔は怖くても、シャロを助けてくれた優しい人という事に代わりはないです」
ガチャッ
会長「失礼します」
コー「生徒会長!」
エリ「こんな遅くに、一体どうしたんですか?」
会長「シャーロック、探偵豪鬼から伝言を預かっています」
シャ「え、私にですか?」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 02:08:26.47 ID:EuJ6Iyfp0
会長「貴女が真の探偵となった時に、また再び会えるだろう…と」
シャ「真の探偵…?つまり、立派な探偵になってまた会いに来いという事ですね!
私、頑張ります!豪鬼さんに認められるような立派な探偵になれるように!」
ネロ「シャロに負けないように、僕達も頑張らなきゃね」
コー「そうよ、私達ミルキィホームズ4人一緒に立派な探偵になるんだから!」
エリ「みんなで一緒に、頑張りましょう」
会長(豪鬼の言葉が彼女たちを一層やる気にさせたのなら、あの男との出会いも悪いものではなかったのかもしれませんね
それにしても殺意のトイズを極めし者豪鬼、わたくしも負けたままでは終われませんわ
いつか必ず貴方にリベンジさせていただきます)
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 02:10:52.27 ID:EuJ6Iyfp0
シャ「所で私、朝から何か忘れてるような気がするんですが…一体何でしょう?」
エリ「忘れるくらいなら、大したことじゃないと思う」
シャ「それもそうですねー」
コー「そんな事より、今日の事件でもうへとへと。皆でお風呂に入りましょう」
シャ「そうですね、今日は豪鬼さんに出会ったり怪盗シャドルーを捕まえたり色々ありましたからね
アンリエットさんも一緒にどうですか?…って何ですかその鼻血は!?」
会長「…心の潤滑油です」
- 場末のラーメン屋 - PM11:38
店主「お客さん、今日はもう店じまいなんだブー」
客 「俺のタンメン…まだ?」
終わり?
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 02:12:09.83 ID:BHxsG67c0
乙?
在学中にバイトしてる設定だったのか?
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 02:14:08.72 ID:EuJ6Iyfp0
/ `ヽ| | \
/ |┼┼`ヽ
/| , -―――- 、 r― !、_┼\
_r、_ ,レ '´ ヽ::::::i´ 〉 ̄ヽ
> ' ノヽ/ ,. -‐――‐,-r 、 <:ヽ:/'-i'、::::::::/ _ r.i゙ ノ┐
ヾi./.;;/::ヽ/ / / / | > 、 \ノ,/ ヽニ>'´、:ヽ 'ノ
<´i:::/::::::// i l /!/ ヽ /ヽノヽ` ゙iー.i' | l\/:::::::::i::::l〉'`
r' |:/::::::::!i.| ヽ! ,z== \! =z !、ノ| .| l |/::::::::::::|::::|ヽ
ヽl:i::::::::::::::>、!、| ヾ´,, / ̄ヽ ,,`ヾ/l l'´::::::::::::::::::::l::::レ 終わりましたー
i´|:l::::::::::::/ l '' l l '' | lヽ::::::::::::::::::::::;!:イ
\!::::::::::l .∧ ヽ ノ ,. l l:|::l::::::::::::::/ | l
ヽ:::::::| l::r―-、  ̄ _ ,/:::l /::l:::|:::::::/ ノ ./
ヾヽ!| .|:::| / ̄ヽ `ヽ:| /::::|::l/ー―' _ノ
\|、 l::/ l! .ノ r‐ /::::/::| ̄ ̄ ̄
ヽlヾ>、__>=r'ノ  ̄|::::::::/:::/
見てくださった方々、そしてスレ立て代行さん。ありがとうございます
>>45 ゲーム版ではネロも在学しながらバイトしてたので、同じ様な感じで
シャロにも場末のらめぇん屋で働いてもらいました
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 02:51:33.02 ID:BHxsG67c0
ストリートファイターの設定に無頓着な非キャラゲーのふいんきは好きだぜ
低予算少ボリュームでいいからミルキィの格ゲが出ることを祈りつつ寝る
,,,,,,_
,,,,,iiiilllllllllllllliii,,,,
,,,,,_ .,,,,,,,,,,iiiiiiillllllllllllllllllllllllllllllllllll丶
゙llllllllliiillllllllllllllllllllllll!!!!llllllllllllllllllllllll!!゙
゙!llllllllllllllllllll!!!゙゙゙° ,,illllllllllllllllllll!゙゜
゙!lllllll!!l゙゙’ .,,illlllllllllllllll!!゙゜
^ .,,illllllll 山
,,illlllll iiiiiiiiiiiir
,,illllllllヽoOOO''o_-
,,illlllllll( <:::::::乙::::::::>ヽ
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69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 02:59:37.82 ID:EuJ6Iyfp0
正直今までSSなんてロクに書いたことなかったけど
妄想をちゃんと文章にするにはコーデリアさん並の妄想力が必要だということを思い知らされたぜ…
またミルキィ+何かのやつ書いてみたいな
あと、途中で省いちゃったけど四天王と戦った残りのチームがどんな活躍したとか、この話の続きなんかも
それでは、みんながいい夢見れますように…
_____
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/: : ハ | /: : : ハ | |トハトハトハ/
/: : : : | | . /: : :|: ハ | |ヘハトハト//
| |: :: :i || ー=ー |i: : :|: |: ト |/Xハトハ// お前のハートに
ヾ; ;|: :i/| ト/⌒ヽ/: ヽ/ゝエソソ シュートしてやろうか...?
//⌒ヽ.| | || |;へ:ゝ /
/: :丶_ ノ.| //丶_ ノ ̄//ヾ
/:/: ノ: |: : :| |: : :ソ: : :ヾ//: ヾヽ
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/:/:/: : :/く: : :| .|/: : : //: : ヾ : : : ヽハ
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/: : /:/; ; : ::/: く: : :| レ: :///: |: : |: : : : :|: :ハ
/: : /: :/: : /: 人: : ヾ: | ト----〆|: : |: : : : : |: :ハ
/: : /: :/: : :/ ///---ー.| .|: : : : : : :|: : :i: :|: : : : : |: :トハ
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 03:14:22.06 ID:EuJ6Iyfp0
そういや行数関係で削った一文があったのすっかり忘れてた
せっかくなので
- ザンギエフの胸毛 -
ロシアの英雄、ザンギエフの胸毛を防腐処理したもの
かつてストリートファイトを通じて固い友情を結んだロシアのザンギエフと日本のエドモンド本田が
別れの際に友情の証として交換したお互いの大切な物
現在は日本とロシアの友好の印として、偵都ヨコハマの美術館に収められている
ちなみに、日本からは同じく「エドモンドのマゲ」が送られている
今度こそほんとにおやすみ!!
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 08:27:36.08 ID:EuJ6Iyfp0
次子「相手はボクサー、なら遠距離から攻めるのが常套手段だけど…よっと」ヒュッ
バイ「オアー!」バシッ
次子「そう簡単に当たってくれたら苦労しないよねえ…」
バイ「オアー!」ヒュッ
次子「…っと!焦ったー、何てスピードのパンチだ!直撃してた時の事を考えたら寒気がするよ」
ネロ「飛び道具が効かないとなると、銭形やラットとっては相性最悪の相手だよね」
ラッ「それでもやるしかねーだろ、こんなチンピラに甜められてたまるかってーの!」
バイ「オアー!」ヒュッ
次子「おっと!あたしもモテモテだね、こんな奴に好かれても嬉しくもなんともないけどさ」
バイ「オアー…」
次子(バイソンの視線がそれた…?狙いをあたしから切り替えたのか?)
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 08:29:43.65 ID:EuJ6Iyfp0
バイ「オアー!」
ネロ「危ない、ラット!」
ラッ「!?」
ガシィ
バイ「?」
次子「…っつ!このっ!」ヒュッ
バシィッ
バイ「オアー!?」
ラッ「おい、だ、大丈夫か?何で俺を庇ったりするんだよ…」
次子「子供を守るのが、大人を役目だからね…相手が怪盗であろうとそれは関係ないさ。イテテ…」
ネロ「まったく、無茶するからだよ」
次子「あたしの左腕はやられちまったけど、奴の片目にも一発おみまいしておいたからさ
悪いけど、後は二人に任せたよ」
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 08:31:51.62 ID:EuJ6Iyfp0
ラッ「普通に爆弾を投げつけてもさっきみたいに弾かれるのがオチだ
俺が引きつけるから、お前は何とかしてあいつの注意をそらせ。出来るか?」
ネロ「OK、任せといて」
ラッ「やい、チンピラボクサー!こっちだこっち」
バイ「オアー!!」ブンッ
ラッ「うわっと!ガキ相手に本気だしてんじゃねーよオッサン!」
バイ「オアー!!!」ブンブンッ
ラッ「あぶね!こんなパンチいつまでもかわし続けれねーっての、あいつまだかよ…!」
バイ「オアオアー!!」
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 08:33:57.32 ID:EuJ6Iyfp0
ネロ「行け、清掃マシン!あのヘンテコボクサーに突撃だ!!」
ドガッ
バイ「オアー!」
ネロ「ラット、今だ!」
ラッ「おうよ、炎のトイズ!くーらーえー」
ドグァン
バイ「オ、オアー!!」
ラッ「よっしゃ!このラット様を甘くみるなよ!!」
ネロ「それはそうと、銭形!大丈夫…?」
次子「このくらい平気平気!大人をナメんなって
それよりあんた達さ、以外と良いコンビになれるんじゃない?」
ネ&ラ「誰がこんな奴と!」
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 08:36:23.53 ID:EuJ6Iyfp0
>>78 × 次子「子供を守るのが、大人を役目だからね…
○ 次子「子供を守るのが、大人の役目だからね…
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 08:49:10.58 ID:HjoWVgd80
コーデリアさん「小足みてから昇竜余裕でした」
割とマジで見てから出来そうだから困る
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 09:24:22.85 ID:EuJ6Iyfp0
咲 「相手は女を傷つける事に快楽を感じるサディスト
私やコーデリアの方が危険度は高いね」
コー「随分客観的なんですね…」
20「怪盗が無闇に人を傷つけるのはアルセーヌ様が最も忌み嫌う行為
やはり彼は僕が直々に粛清してあげないといけないようだね」
バル「ヒョー!」ガシッ
コー「何あの動き、ゴキブリみたい…」
20「美しくない…」
咲 「バルログの得意技、フライングバルセロナアタック
壁によじ登って、高いところから跳びかかって斬りつけてくるんだってさ」
コー「遠山さん、一体どこからそんな情報仕入れてるの?」
咲 「ウィキペディア」
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 09:37:55.12 ID:EuJ6Iyfp0
バル「ヒョー!」
コー「飛んだ!」
咲 「狙いは私みたいだね。まずいなー、これ死んじゃうかも」
20「はぁ!」ヒュッ
バル「ヒョー!?」ガキンッ
コー「トランプが当たって狙いがそれた、やるじゃないトゥエンティ」
20「やはり狙いは彼女達か、この美しい僕と正々堂々勝負したまえ!」
バル「ヒョー!!」ブンッ
20「おっと、そんな大振りでこの美しい僕に傷を付けられると思っているのかい?」
バル「ヒョー!」
20「今度はこっちから行くよ!」
咲 「変態ナルシストvs変態ナルシスト」
コー「あまりお子様には見せたくない光景よね…」
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 09:58:49.98 ID:EuJ6Iyfp0
バル「ヒョー!」ガシッ
20「またフライングバルセロナアタックかい?
ワンパターンな攻撃しか出来ないとは、全くもって美しくないね」
バル「ヒョー…」ガサガサ
咲 「一度破られた技をもう一回使ってくるなんて考えづらいね、用心した方がいいんじゃない?」
20「例えどんな攻撃だろうと、こっちに向かって飛んでくるなら撃ち落せばいいだけさ
さあ、決着をつけようじゃないか、怪盗バルログ!」
バル「ヒョヒョヒョ」
コー(仮面で表情が見えないけど、笑っている…)
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 10:00:54.60 ID:EuJ6Iyfp0
バル「ヒョー!!」
コー「トゥエンティ、避けて!バルログの狙いは爪での攻撃じゃないわ!」
20「何を言って…」
バル「ヒョー!」ガシッ
20「なっ!?しまっ!!」
咲 「あれは、イズナドロップ!」
バル「ヒョー!」ブンッ ドガ
20「がっ!」
コー「トゥエンティ!だ、大丈夫なの!?」
20「こ、これくらい平気さハニー…」
コー「その呼び方やめてください」
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 10:15:05.36 ID:uBXombZ70
トゥエンティの扱い悪くね
……まぁトゥエンティだからいいか
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 10:15:23.61 ID:EuJ6Iyfp0
バル「ヒョー…」スゥ
20「姿が消えた!?」
咲 「バルログの戦法は忍術、つまり気配を消したって奴だね」
コー「つまり、姿は見えなくてもすぐ近くにいるという事ね。それなら…トイズ!」キーン
20「五感強化のトイズか」
…
コー「聞こえた!右斜め40°、ライオンの剥製の左よ!」
20「そこかっ!」ヒュッ
ザクッ
バル「!!ヒョ、ヒョー…」ドサッ
咲 「一撃必殺だね、完全に気絶してるよ」
20「これでどちらが真に美しい怪盗か理解できたかい?フゥー!」
コー「ちょっと、何でいきなり脱ぎ出すんですか!!」
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 10:53:15.72 ID:EuJ6Iyfp0
平乃「さあ、かかってきなさい!」
スト「油断するな、あの男、どう見ても普通ではない」
エリ「怖いけど、頑張ります…」
サガ「アイグー!」ヒュッ
平乃「クッ!このっ!」ガッ ブンッ
エリ「長谷川さん、凄い!あんなに大きな人を投げ飛ばしました」
スト「これは…合気道か」
50「武道合わせて50段は伊達ではありません!」
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 10:55:55.79 ID:EuJ6Iyfp0
スト「ストーンリバー、参る!」
サガ「アイグー」ガキッ
スト「ぐっ、素手で刀を受けるとは化物め!」
平乃「床に叩きつけたはずなのに、全く効いてないみたいですね」
サガ「アイグー!」ヒュンッ
スト「何だ、今のは!?」
平乃「あれは、先ほどゴウキさんが見せた技と同じ?」
スト「接近戦だけでなく遠距離もお手の物という訳か。さて、どうしたものか…」
エリ「ストーンリバーさん、避けてくださぁい!」ブンッ
スト「ぬっ?」
サガ「アイグー!?」ドガッ
スト「今のは、自動販売機…?やるではないか、怪力娘」
エリ「言わないで、下さい…」
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 11:21:39.87 ID:EuJ6Iyfp0
平乃「流石に自動販売機が直撃したんです、無事では済まないでしょう」
スト「今が攻めるには絶好の機会という訳だ」
平乃「行きます、怪盗サガット!」
サガ「アイグ…」
平乃「腕ひしぎ十字固め、完全に決まりました。このまま投降するならよし。さもなければ痛い目にあってもらいます」
サガ「…」グッ
平乃「そんな、完全に関節を決めてるのに、腕一本で私の体ごと持ち上げるなんて…!?」
サガ「アイグー!!」ブンッ
平乃「きゃぁ!」ドカッ
エリ「長谷川さん!」
サガ「アイグー!」ヒュッ
エリ「あうっ!」ガッ
スト「怪力娘!」
エリ「…硬質化して何とか防ぎました。それでも…痛い」
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 11:44:16.68 ID:EuJ6Iyfp0
スト「自販機の一撃を受けてもまだこれほどの殺気を放つとは、恐ろしい男よ」
サガ「アイグー」
スト「今度は峰打ちではない、流石の貴様でもこれは受けきれまい!」ヒュッ
サガ「アイグー!」ガギッ
スト「振り下ろした刀を拳で横に弾いただと!?」
サガ「アイグーアパカッ!」ゴウッ ゴギャッ
スト「がっは!!」ドサッ
スト「まともに一撃を喰らって倒れるとは、なんたる不覚…!」
サガ「アイグー…」ザッザッ
スト「止めを刺しに来たか…」
サガ「アイグー!!」グワッ
スト「かかったな…今だ、全力で両腕を抑えろ!」
サガ「アイグー!?」ガシッ
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 11:56:47.72 ID:EuJ6Iyfp0
エリ「絶対に…離しません…!長谷川さん、ストーンリバーさん!」
平乃「先ほどのお返しです、いくら貴方でも人体の急所は鍛えようが無いでしょう。掌底!」ドッ
サガ「アイグッ!」
スト「二人ともよくやった!怪盗サガット、我がトイズの力を見るがいい…人形になれ!!」キーン
サガ「ア…イグー…」ゴトッ
平乃「ふぅ、大捕物無事に終了ですね」
エリ「お二人共、ケガは大丈夫ですか?」
平乃「私は心配に及びません、こう見えても撃たれ強いですから」
スト「フン!貴様にクレーン車で殴られた時の方が、余程効いたぞ」
平乃「他のメンバーもそろそろ決着がついたようですね
さあ、皆さんの所に合流しましょう」
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 11:59:08.85 ID:EuJ6Iyfp0
cワ-─┐__
/::/´,√c゙く~'フ2)_ /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ヽ
(;;;レο勺 │ヽ `⌒)<! おまけもおしまいよー |
〈 ,入__, く_)※) (´ \__________ノ
ノ厂 、 し(※(※)'^′
(_ ̄_て※)米ろ
その場その場の思いつきで書くのは大変ね
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 12:14:46.12 ID:jQq7eKKXO
乙
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/02/10(木) 13:57:24.15 ID:f9DaVfkZ0
乙乙
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