1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:13:21.76 ID:x6icL2ut0
アンリエット「ええ。警察から、ガイアメモリ輸送の護衛の要請がありました」
コーデリア「警察から?」
ネロ「怪しいなあ。警察って探偵嫌いなんじゃないのかよー」
シャロ「その依頼を、私達に?」
アンリエット「ええ。明智小衣さん直々のご指名です」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:14:16.22 ID:x6icL2ut0
シャロ「小衣ちゃんの頼みなら断れませんね!」
ネロ「えーやめとこうよ」
エリー「あの……ガイアメモリって、なんなんでしょうか……」
アンリエット「ガイアメモリ。地球の記憶を収めた、UBSメモリ型の生体感応端末です」
コーデリア「私も聞いたことがあるわ。なんでもそれを使うと、人間を超越した力を手にすることができるとか……」
ネロ「すごいじゃん!じゃあ僕たちもそれを使ってすごい探偵になろうよ!」
シャロ「わ、私達はトイズを取り戻すほうが先です!」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:15:36.30 ID:x6icL2ut0
アンリエット「ガイアメモリの使用には副作用があると言われています。やめたほうがいいでしょうね」
ネロ「ちえーつまんないの」
エリー「人間を超越した力って、なんなんでしょうか……」
コーデリア「トイズみたいなものなんじゃないかしら?」
シャロ「でも、副作用があるって……」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:16:47.37 ID:x6icL2ut0
アンリエット「危険なものだということです。ミルキィホームズ、約束の時刻は今夜2時ですから、忘れないように」
シャロ「は、はい!わかりました!」
コーデリア「よーし、がんばるわよ!」
3人「おー!」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:17:59.34 ID:x6icL2ut0
ラット「ガイアメモリかあ……護衛があいつらなら楽そうだし、盗っちまおうぜ」
ストーンリバー「駄目だ。アルセーヌ様から、ガイアメモリには関わるなと命令されている」
トゥエンティ「人間の力を超える……つまりこの僕が使えば、更に美しくなって世界の頂点にィィィヤッホオオオウ!!!!!」
ラット「うるせーよ……でも、なんで駄目なんだ?」
ストーンリバー「アルセーヌ様はさきほど、副作用があるとおっしゃっていた」
トゥエンティ「つまり使うとみんな美しくなりすぎて美しさの基準が狂ってしまうということだね!」
ラット「黙ってろ。ていうか美しさとは限らねーだろ」
ストーンリバー「そう……破壊の力であるかもしれないのだ」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:19:26.29 ID:x6icL2ut0
シャロ「小衣ちゃーん!シャロですよー!」
小衣「小衣ちゃん言うな!」ガツン
シャロ「あうう~痛いですぅ~」
小衣「いい?あんたたちは一応護衛ってことで、あの軽トラの荷台に乗せてあげる」
ネロ「ハァ!?軽トラ!?」
コーデリア「しかもきったないじゃない!どういうことよ!」
小衣「あんたたちの助けなんていらないってことよ。誰か連れてけってうるさいから、無能なあんたたちを指名したまでよ」
エリー「ひ、ひどい……」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:20:54.39 ID:x6icL2ut0
次子「まあまあ……でも、車がないんだよ。何しろ急な話だったからさ」
平乃「運転手はつけますから」
咲「毛布も貸すよー」
次子「必要なときは指示を出すから、頼むよ。うまくいったらカツ丼出すからさ」
ネロ「カツ丼!」
シャロ「食べたいですー!」
エリー「わ、私も……食べたい……」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:22:15.16 ID:x6icL2ut0
コーデリア「気をつけてみんな!取調室で出されるカツ丼は、後で代金を請求されるのよ!」
ネロ「そ、そうだったのか!」
シャロ「じゃあ駄目です~お金ないから食べられません~」
エリー「残念……」
次子「い、いやいや、ちゃんとおごるって」
平乃「代金は小衣さん持ちですから大丈夫ですよ」
小衣「ちょ、え?」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:23:29.81 ID:x6icL2ut0
コーデリア「なら安心ね!」
ネロ「わーい!かっつどんかっつどん♪」
シャロ「さっそく乗り込みましょう!」
エリー「お、おー」
4人「かっつどんかっつどん♪」
小衣「ちょっと!出さないわよあたしは!」
次子「まあまあ。早く行こうぜ」
小衣「く、悔しい……このIQ13000の明智小衣が、カツ丼をおごらされるなんてえ……!」
咲「おーい、おいてくよー」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:25:06.83 ID:x6icL2ut0
運転手「あら、あなた方はミルキィホームズ?」
シャロ「はい!よろしくお願いします!」
運転手「はい。荷台は寒いし、落ちないように気をつけてね」
コーデリア「ありがとうございます」
ネロ「いい人だね!」
エリー「あ……早速出発するみたいです……」
シャロ「よーし!ミルキィホームズ出動です!カツ丼のために!」
3人「おー!」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:26:20.19 ID:x6icL2ut0
次子「しっかし、この街にもガイアメモリが来るとはねえ」
平乃「最近、ガイアメモリ関係の事件が増えているみたいですからね」
咲「風都は大変らしいね」
小衣「ま、向こうには腕利き刑事がいるし、あたしたちはこの偵都を守ることに専念すればいいのよ」
平乃「ええと、風都には刑事さん以外にも、なんとかさんがいるんですよね」
小衣「……そうね、いるわ」
次子「なんかテンション低くないか?」
小衣「ちょっとね。ま、気にしないで」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:26:28.30 ID:/VYoTqMK0
ミルキィホームズ…興味深いですねぇ…ズピピッ!
\シエン!/
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:27:21.79 ID:x6icL2ut0
平乃「珍しいですね、元気ない小衣さんなんて」
咲「カツ丼おごらされるからじゃないかなー」
小衣「いやいや、あたしは払う気ないから」
咲「……あ」
次子「なんだ?」
咲「軽トラが加速してるなう」
平乃「並ばれましたね」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:28:11.13 ID:x6icL2ut0
シャロ「うわー!速いですー!」
ネロ「わーい!僕たちのほうが前に出たよ!」
エリー「あの、まだ指示は出てないです……」
コーデリア「エリーの言う通りよ!ちょっと運転手さん!何してるの!?」
小衣「ちょっと何やってんのよあんたたち!邪魔よ!」
シャロ「わ、私たちのせいじゃないです~」
ネロ「そーだよ!運転手が勝手に……わあ!近い近い!ぶつかるー!」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:29:37.70 ID:x6icL2ut0
運転手「……」ガチャ
シャロ「あ!運転手さんが出てきました!」
コーデリア「走行中なのよ!?何してるの!?」
運転手「……」ヒョイッ
シャロ「輸送車に飛び移りました!」
ネロ「実況してる場合じゃないだろ!僕たち事故って死んじゃうぞ!」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:31:12.14 ID:x6icL2ut0
シャロ「だ、大丈夫です!ネロのトイズで!」
ネロ「そ、そうか!よーし!」ガシャ
コーデリア「……止まらないじゃない!」
ネロ「やっぱ無理だよ!トイズ戻ってないよ!」
エリー「ぶ、ぶつかります、壁です」
コーデリア「飛び降りるわよ!」
ドカーン
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:32:04.66 ID:x6icL2ut0
次子「け、軽トラ炎上してるぞ」
小衣「次子、輸送車に近づけなさい!向こうも止まってるわ!」
次子「ミルキィホームズは!?」
小衣「輸送車が先よ!」
平乃「でも」
小衣「あいつらなら大丈夫よ!それよりガイアメモリを悪人に渡すのだけは阻止するのよ!」
咲「もう遅いっぽいよ」
小衣「え?」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:34:00.17 ID:x6icL2ut0
運転手「アーハハハ!!!ガイアメモリはいただきますね!」
小衣「ちょっと!何者よあんた!ただの運転手じゃないわね!」
運転手「私は怪盗黒蜥蜴……このガイアメモリの力で、更なる美しさを手にするのです」
小衣「させないわ!次子!平乃!」
次子「おうさ!」
平乃「参ります」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:34:13.90 ID:i2gMJ3i30
なんだかんだ言っても小衣ちゃんはミルキィホームズ信頼してるんだな
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:35:59.78 ID:x6icL2ut0
黒蜥蜴「ガイアメモリもない小娘に……負ける謂れはありません」<リザード!!
小衣「あ、アレはガイアメモリ!?輸送してたのとは違う……駄目よ!二人共下がって!」
黒蜥蜴ドーパント「遅いっ!」ドガァ
次子「うわぁっ!」
平乃「キャアァ!」
小衣「次子!平乃!」
咲「まずいかもー」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:38:17.65 ID:x6icL2ut0
シャロ「そこまでです!ミルキィホームズ参上です!」
コーデリア「な、何アレ!?おばけ!?」
ネロ「完全に化けモンだよ!」
エリー「あの……逃げたほうがいいかと……」
小衣「み、ミルキィホームズ!?」
黒蜥蜴ド「あなたたちもやられたいみたいですね」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:39:04.01 ID:x6icL2ut0
小衣「駄目よ!下がってなさい!トイズのないあんたたちじゃ無理よ!」
コーデリア「やってみなければわからないわ!」
シャロ「そうです!みんなで力を合わせれば……」
黒蜥蜴ド「合わせれば?」
シャロ「はっ!?」
ネロ「速い!」
黒蜥蜴ド「はい残念でした!」ドガァン
4人「キャアアアアア!!!!!」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:40:23.44 ID:x6icL2ut0
小衣「ドーパントになって人を襲うなんて……あんた、怪盗としてのプライドはないの?」
黒蜥蜴ド「プライド……私にとって過程はどうでもいいことですから。美しい物が手に入ればそれでいいのです」
小衣「そう……じゃあ、私も手段を選ばなくていいのね」
黒蜥蜴ド「ほう?」
小衣「いくわよ!」<キング!!
黒蜥蜴ド「ま、まさか、それは!?」
小衣「変身!」ジャキィン!!
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:42:00.71 ID:x6icL2ut0
小衣「……アレ?」
黒蜥蜴ド「なんだ、ハッタリですか?」
小衣「ちょ、ヤバイヤバイなんで?だって今ドライバーにちゃんと……え!?なんでスロットが二つあんの!?」
黒蜥蜴ド「そんなことは知りません」
小衣「こ、来ないで!」ダッ
黒蜥蜴ド「待ちなさい!」
咲「……」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:44:01.66 ID:x6icL2ut0
シャロ「いたた……大丈夫ですかみなさん」
コーデリア「なんとか……」
ネロ「いってて……くそう、酷い目に遭った……」
エリー「お化け、行っちゃいました……」
シャロ「早くしないと小衣ちゃんが!」
ネロ「そんなこと言ったってどうすんだよ!追っても勝ち目ないぞ!」
シャロ「そんなことないです!みんなで力を合わせれば大丈夫です!」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:46:07.04 ID:x6icL2ut0
コーデリア「しゃ、シャロ……あなた、それ」
シャロ「え?わあ!なんですかこれ!?」
ネロ「うわー、なんかかっこいい!」
エリー「ベルト、ですか?」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:47:18.37 ID:x6icL2ut0
咲「これ、使って」スッ
コーデリア「え?G4の……え!?」
シャロ「これって」
ネロ「もしかして」
エリー「ガイアメモリ……ですか?」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:48:49.44 ID:x6icL2ut0
咲「時間がないから早く」ガチャッ
シャロ「え、ちょっと」
ネロ「アレ、メモリを入れたらメモリが消えたぞ」
シャロ「……」バタッ
コーデリア「しゃ、シャロ!?大丈夫!?」
ネロ「おい!何したんだ!」
咲「大丈夫、意識が送られただけ」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:50:28.08 ID:x6icL2ut0
コーデリア「無事なんでしょうね!?」
咲「とりあえず様子を見に行こー」スタスタ
ネロ「おい!待て!」
エリー「あの、シャロも連れてかないと……」
コーデリア「私がおぶるわ!行くわよ!」
ネロ「急ごう!」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:53:43.90 ID:x6icL2ut0
黒蜥蜴ド「追い詰めたわ」
小衣「く、悔しいー!このIQ130000の明智小衣が追い詰められるなんてえ!」
黒蜥蜴ド「さあ、覚悟!」
小衣「くっ!……あ」<スペード!!
黒蜥蜴ド「何!?もう一つのメモリ!?」
小衣「ふふん、神様は見てるのね!行くわよ!変身!」<スペード!!キング!!ニャカニャーンニャカニャンニャカニャンニャーンニャン!!
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:54:49.91 ID:x6icL2ut0
黒蜥蜴ド「お、お前は……」
小衣ライダー「キング……いえ、スペードのキン」
シャロライダー「えええー!!!なんですかこれえー!!!か、体が変な感じになってるー!!!」
小衣ラ「ちょっと!なんで邪魔すんのよ!ていうかあんたなのシャーロック、このメモリは!」
シャロラ「え?小衣ちゃん?」
小衣ラ「小衣ちゃん言うな!」ガツン
シャロラ「痛いです~」
小衣ラ「あたしも痛い!」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:55:36.98 ID:x6icL2ut0
黒蜥蜴ド「漫才してていいのかしら!」シュッ
小衣ラ「うわっと!」ガシイ
シャロラ「小衣ちゃん、これってなんですか!?」
小衣ラ「小衣ちゃん言うな!とりあえずこいつを倒すのよシャーロック!」
シャロラ「わかりました!いきますよ!おじいちゃんから教わった格闘技!その名もーーー!!!」
小衣ラ「バリツでしょ!いくわよ!」
シャロラ「は、はいい~」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:56:44.74 ID:x6icL2ut0
ネロ「あー、今の動きは完全にシャロだったね」
コーデリア「バリツ!ってやりたかったのね……」
咲「変身はできてるねー」
エリー「変身って、なんですか?」
咲「ガイアメモリは地球の記憶を収めた端末。それを人体に差し込むと、その人間を介して地球の記憶を再現するんだよ」
コーデリア「それがあの怪物なの?」
咲「直接入れるとドーパントと呼ばれる怪物になるけど、ドライバーを介せば、怪物にならずにメモリの力を使えるんだ」
ネロ「それが今のシャロたちなのか!」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:57:49.37 ID:x6icL2ut0
小衣ラ「オラオラオラオラ!!!早くやられなさいよオラァ!!!」
黒蜥蜴ド「チィ!強い!」
小衣ラ「いくわよシャーロック!」<キング!!マキシマムドライブ!!
シャロラ「わかりました小衣ちゃん!」
小衣ラ「小衣ちゃん言うなァァァ!!!」
小衣ラ・シャロラ「「キングエクストリーム!!!」」
黒蜥蜴ド「おおっとぉ!」
小衣ラ「よ……」
シャロラ「避けた!?」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:57:54.46 ID:ggvTLVfS0
ブレイドキングフォームで想像していいのか
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:57:54.92 ID:loYCGYVS0
ここでバリツwww
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/02(日) 23:59:37.22 ID:x6icL2ut0
黒蜥蜴ド「ふん……ま、ガイアメモリもいくつか入手できましたし、よしといたしましょう」
小衣ラ「ちょっと!逃げる気!?」
黒蜥蜴ド「いいえ、体勢を立て直すのです。残りのガイアメモリも全て私がいただきます。ではまた。ごきげんよう」スタタタ
シャロラ「あー!逃げられちゃいます!追いましょう!」
小衣ラ「……いや、先にここの後片付けよ。もう追いつけないわ」ジャキン
小衣「……まさかシャーロックと変身することになるなんて……わからないものね」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:00:51.27 ID:qBFRKXGn0
シャロ「はっ!」
ネロ「気がついた!」
コーデリア「大丈夫、シャロ!?」
エリー「シャロ、平気……?」
シャロ「逃げられちゃいましたー!どうしましょう!?」
コーデリア「元気そうね……」
ネロ「とりあえず、後片付けを手伝おうよ」
エリー「そうしましょう……」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:01:51.53 ID:qBFRKXGn0
次子「いやー完璧負けちゃったなあ」
平乃「歯が立ちませんね、ドーパントになられると」
次子「あたしたちもメモリ使えば勝てるんじゃないかな」
小衣「馬鹿言わないで!とっとと片付けて帰るわよ!」
次子「ごめんごめん冗談だよ」
平乃「……機嫌悪いみたいですね……」
次子「やっぱ負けたからかなあ……」
小衣「……」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:03:31.70 ID:qBFRKXGn0
ネロ「あー疲れたー!早く寝ようよ!」
コーデリア「電気消すわよー」パチン
ネロ「ねえシャロ、変身ってどんな感じなの?」
エリー「私も、気になります……」
シャロ「小衣ちゃんの意識に、私の意識が混ざっていったような……」
コーデリア「シャロにしては難しい説明ね……」
シャロ「あ、でも」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:04:49.65 ID:qBFRKXGn0
ネロ「なに?」
シャロ「小衣ちゃん、嫌そうでした」
コーデリア「嫌そう?」
シャロ「なんていうか……やりたくないっていう気持ちがあったような気がします」
ネロ「そりゃあ、あんな化け物と戦いたくないよねえ」
シャロ「そう、ですよね……」
コーデリア「まあまあ、今日はもう寝ましょう?」
エリー「おやすみなさい……」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:05:50.59 ID:qBFRKXGn0
小衣「……」
咲「小衣、平気?」
小衣「なにが?」
咲「ダブルドライバーで変身すると、ロストドライバーとは違うのかなって」
小衣「別に……戦いにくかっただけよ」
咲「そうなんだ」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:07:14.05 ID:qBFRKXGn0
小衣「あのメモリ、あんたが渡したの?」
咲「うん」
小衣「余計なことしないでよ」
咲「そうしないとやられちゃってたじゃん」
小衣「う……」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:07:56.69 ID:qBFRKXGn0
咲「あんまり意地張らないほうがいいよー。じゃあまた明日ね」
小衣「……おやすみ」
小衣(あたしは、変身なんてしたくないわ。まるで……)
小衣「まるで……」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:08:17.58 ID:xJLujYmz0
シカ!•エリマキトカゲ!•ペンギン!
シ•エ•ン!•シエン•シ•エ•ン!
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:09:27.60 ID:qBFRKXGn0
アンリエット「昨日は大変だったみたいですね」
コーデリア「はい……」
シャロ「でも、次はなんとかします!」
ネロ「そうそう!なんたってこっちには変身があるんだもんね!」
アンリエット「変身?」
シャロ「はい!スペードです!」
アンリエット「はあ……」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:10:05.21 ID:5BuKLP5V0
絶対誰か立てると思った支援
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:11:43.18 ID:qBFRKXGn0
アンリエット「昨夜盗めなかった分のガイアメモリを今日盗むと、予告状が警察に届いたそうです」
エリー「く……黒蜥蜴からですか……?」
アンリエット「その通りです」
ネロ「あいつめ!調子に乗りやがって!」
シャロ「大丈夫です!私たちなら勝てます!」
コーデリア「そうよ!今日こそ勝てばいいのよ!しっかりね、シャロ!」
シャロ「はい!」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:12:46.43 ID:qBFRKXGn0
アンリエット「……いいでしょう。今夜もあなたたちにお願いします」
シャロ「はい!では、失礼します!」ガチャバタン
アンリエット「……昨日の被害は?」
ストーンリバー「建造物や警察車両など、かなりの被害が出たようです」
ラット「警察のやつらも結構やられたみたいだね」
トゥエンティ「ガイアメモリ!すごい力だね!あんなものを手に入れられたら僕はもう……僕はもう……ララララライイイヤッホォォォウ!!!」
アンリエット「静かになさい」
トゥエンティ「はっはい!アルセーヌ様ァ!ああ!気持ちいい!」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:13:45.30 ID:qBFRKXGn0
アンリエット「……私達も今夜、警察署に向かいますよ」
ラット「えー?ガイアメモリには関わらないんじゃなかったんですか?」
アンリエット「気が変わったと言うべきかしら……黒蜥蜴を潰しに行きますわ」
ストーンリバー「……御意に」
ラット「アルセーヌ様がそう言うなら」
トゥエンティ「このトゥエンティ!必ずやアルセーヌ様の期待に応えてみせますゥ!」
アンリエット「ええ。頼みましたよ」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:16:06.10 ID:qBFRKXGn0
シャロ「と、いうわけで!」
コーデリア「今夜も!」
ネロ「ミルキィホームズ!」
エリー「出動です……」
小衣「うるさいわよあんたたち」
シャロ「あ、小衣ちゃんだ!」
小衣「小衣ちゃん言うな!」ガツン
シャロ「い、痛いです~」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:17:33.14 ID:qBFRKXGn0
次子「今夜は黒蜥蜴のやつがここに来るって話だから、ここの警備を手伝ってくれよ。ずいぶんとなめられた話だけどさ」
コーデリア「たしかに、警察署に来るなんて、ものすごい自信ね」
平乃「それだけ自分の力を知っているということでしょう」
シャロ「あの、私のガイアメモリは?」
咲「ここにあるよー」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:18:42.27 ID:qBFRKXGn0
シャロ「わーい!じゃあ早速貸してくださ……」
小衣「駄目よ」
シャロ「って、なんでですか~!」
小衣「駄目ったら駄目よ!シャーロック、あんたもう帰りなさい!」
シャロ「嫌です!小衣ちゃんを手伝います!トイズがなくたって、ガイアメモリさえあれば……」
小衣「!!!」
パァン!!!
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:19:26.97 ID:qBFRKXGn0
シャロ「っ……!」
次子「えっ」
ネロ「お、おい!」
コーデリア「シャロ!大丈夫!?」
平乃「小衣さん!何してるんですか!」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:20:40.50 ID:qBFRKXGn0
小衣「……出ていきなさい」
シャロ「え?」
小衣「帰りなさい!邪魔よ!」
シャロ「小衣ちゃ……」
小衣「帰りなさい!」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:21:22.25 ID:qBFRKXGn0
ネロ「……帰ろう」
シャロ「で、でも」
エリー「はい、タオル……ほっぺた、冷やしたほうがいいです……」
シャロ「あ、ありがとうございます……」
トボトボ
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:24:17.13 ID:qBFRKXGn0
次子「いいのか?」
小衣「いいわ。あたしたちでなんとかすればいいのよ」
平乃「ですけど……」
小衣「いざとなればあたしがメモリを使わなくちゃならないけど……そうなっても止めてみせるわ。G4の意地を見せてやるのよ!」
次子「……そうだな!」
平乃「がんばりましょう!」
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:25:09.25 ID:qBFRKXGn0
咲「……お」
小衣「来た?」
咲「現れたなう」
小衣「よーし、行くわよ!」
次子「了解!」
平乃「行きます!」
咲「行くなう」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:26:19.92 ID:qBFRKXGn0
小衣「黒蜥蜴!」
黒蜥蜴ド「あらあら、G4のみなさん……ご機嫌はいかが?」
小衣「最悪ね。あんたみたいのがいると、空気が汚れんのよね」
黒蜥蜴ド「そう……じゃあ、空気を吸わなくて済むようにしてさしあげますわ!」
次子「させるか!」
平乃「これ以上は行かせません!」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:27:30.94 ID:qBFRKXGn0
黒蜥蜴ド「邪魔をするなァ!!!」
次子「うわっ!」
平乃「きゃあ!」
小衣「くっ……やっぱりメモリで、いや……」
黒蜥蜴ド「あらあら、メモリは使わないんですか?メモリを使えば、こんなに美しくなれるのに……」
小衣「……美しくなんかないわ!」
黒蜥蜴ド「何?」
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:28:15.49 ID:qBFRKXGn0
小衣「それのどこが美しいのよ!気持ち悪い化け物じゃない!子ども泣くわ!」
黒蜥蜴ド「き、貴様……!」
アンリエット「ええ、その通りですわね」
小衣「なっ!?」
次子「か、怪盗アルセーヌ!」
ストーンリバー「我々もだ」
平乃「そんな、黒蜥蜴に加えて怪盗帝国まで……!」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:28:56.61 ID:qBFRKXGn0
アンリエット「いいえ、私達の目当ては黒蜥蜴……潰させていただきますわ」
小衣「なんですって?」
黒蜥蜴ド「やれるもんならやってみなさい!」
ラット「そうさせてもらうさ!オラァ!」ドカーン
トゥエンティ「カードで切り刻めるのかなあ、ドーパントは」シュバババ
ストーンリバー「行くぞ!」
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:30:58.10 ID:qBFRKXGn0
シャロ「なんか、すごい音がしますね……」
コーデリア「きっと、黒蜥蜴と戦っているのよ」
ネロ「でも勝てないよあんなやつになんて……ガイアメモリを使わなきゃ無理だよ」
エリー「すごい力だったし……トイズがあれば、戦えるかもしれないけど……」
咲「おーい」
シャロ「あ、遠山さん」
コーデリア「どうしたんですか?」
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:34:05.81 ID:qBFRKXGn0
咲「これこれ」<スペード!!
ネロ「ガイアメモリ……」
シャロ「……でも、もう」
コーデリア「そうよ、使うことなんてないわ」
エリー「小衣さんも、嫌がってるし……」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:34:50.08 ID:qBFRKXGn0
咲「小衣はさ、ガイアメモリを使うの、嫌いなんだよ」
シャロ「……どうしてですか?」
咲「小衣は探偵が嫌いだけど、ガイアメモリはもっと嫌いなんだ。自分の力じゃないからって」
エリー「自分の力じゃ、ない……」
咲「トイズは生まれ持った才能だから、使われてもしょうがないけど、だからってメモリに頼っちゃ負けだって」
ネロ「そういえば、怪盗相手にガイアメモリを使ったことなんて一度もないね」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:35:52.46 ID:qBFRKXGn0
咲「トイズがなくても、自分自身を信じて戦いたいんだ。でも、今回はこれが必要だよ」
シャロ「でも……」
コーデリア「シャロは、もう断られてるわ」
咲「それは、巻き込みたくないからだよ。トイズのない君達を」
シャロ「……メモリ、貸してください」
ネロ「シャロ?」
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:36:54.90 ID:qBFRKXGn0
シャロ「力を合わせれば、なんだってできます!でも、相手の土俵に上がらないと、戦えないことだってあります!」
エリー「シャロが……」
コーデリア「正論を……」
シャロ「トイズがなくたって、私達は探偵です!ガイアメモリがなくてもそれは同じです!私達の本当の目的を思い出すんです!」
ネロ「本当の目的ってなんだよ?」
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:38:22.58 ID:qBFRKXGn0
コーデリア「……そうよね」
エリー「……うん……」
ネロ「ん?……あ、そうか、そういうことか」
シャロ「行きましょう!ミルキィホームズ!出動です!」
4人「おー!」
咲「じゃあ、早く行こー」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:39:12.25 ID:qBFRKXGn0
ラット「つ、強い……」
トゥエンティ「僕の服がやられるなんて!ああ!美しい僕が見られているゥー!」
ラット「さっき自分で脱いでたじゃねーか!」
ストーンリバー「トイズも効かない……強敵だ」
黒蜥蜴ド「ハッ!怪盗帝国、その程度ですか?怪盗アルセーヌも、大したことはないですね」
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:39:52.37 ID:qBFRKXGn0
ストーンリバー「き、貴様!」
ラット「アルセーヌ様を!」
トゥエンティ「アルセーヌ様を侮辱するなんてこの美しい僕とその仲間達が許さない!」
ラット「仲間達ってついでかよ!」
アンリエット「黙りなさい!」
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:41:53.03 ID:qBFRKXGn0
黒蜥蜴ド「ほう、まだやるんですか?」
アンリエット「怪盗黒蜥蜴……美しさを手に入れるには、美しい方法をとらなければ意味がありませんわよ」
黒蜥蜴ド「何?」
アンリエット「そんな醜い化け物の姿になってまで美しさにこだわるなんて……怪盗の名が泣きますわ」
黒蜥蜴ド「き、貴様……言わせておけば!」
アンリエット「怪盗黒蜥蜴……トイズを持っていないにも関わらず怪盗として活躍する……」
黒蜥蜴ド「……!」
アンリエット「そんなあなたに、私は敬意を表したかったのですが……もう、その存在に価値はありませんわ」
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:42:47.80 ID:qBFRKXGn0
黒蜥蜴ド「言わせておけばァ!」
小衣「そうよ!あんたはもう怪盗でもなんでもないわ!」
黒蜥蜴ド「何!?」
小衣「トイズはたしかに生まれ持った才能の一つだわ。それを持った人間が、それに頼ってもおかしくはない!」
黒蜥蜴ド「私はトイズを持たずに戦えているわ!」
小衣「ガイアメモリに頼った時点であなたの負けなのよ!自分の力を信じずに、ガイアメモリに頼る……その時点で、あんたはただの怪物よ!」
黒蜥蜴ド「なら、自分はどうなんだ!ガイアメモリで変身する自分は!化け物じゃないのか!」
小衣「そ、それは……」
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:44:53.35 ID:qBFRKXGn0
シャロ「違います!小衣ちゃんは化け物なんかじゃありません!」
小衣「シャーロック!?」
コーデリア「私達は、トイズがなくなったから、何もできないかと思っていた……」
ネロ「でもそうじゃない!トイズがないと何もできないなんてことはない!」
エリー「トイズがなくても、私達は……人として、探偵として生きれます……」
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:45:52.44 ID:qBFRKXGn0
シャロ「探偵の目的は、自分の力を示すことでも、人に認められることでもありません!」
コーデリア「人々を怪盗から守ること!」
ネロ「街を守ること!」
エリー「正義を貫くことが、使命なんです……」
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:47:04.17 ID:qBFRKXGn0
シャロ「それは、小衣ちゃんも同じはずです!人々を、街を守ることが、小衣ちゃんの警察官としての使命のはずです!」
小衣「シャーロック……!」
黒蜥蜴ド「うるさい!黙れお前らァ!」
小衣「いいえ、黙らないわ!あんたのような悪党は、成敗しなきゃ気がすまないのよあたしは!だからガイアメモリを使うのよ!化け物じゃない!警官として!」
シャロ「そうです!探偵も警察も、使命は同じです!共に戦えるんです!」
小衣「この街を!」<キング!!
シャロ「人々を!」<スペード!!
小衣・シャロ「「守るために!……変身!!!」」<スペード!!キング!!ニャカニャーンニャカニャンニャカニャンニャーンニャン!!
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:48:13.89 ID:qBFRKXGn0
黒蜥蜴ド「お前は、お前らは……何なんだ……」
小衣ラ「風の街、風都に現れた仮面の戦士を、街の人は親しみをこめてこう呼んだそうよ……仮面ライダーと」
黒蜥蜴ド「仮面、ライダー……」
シャロラ「私達は、いや、私達も……偵都ヨコハマを守る正義の戦士」
小衣ラ「仮面ライダーヨコハマ!」
シャロラ「怪盗黒蜥蜴!」
小衣ラ「さあ、これで決まりよ!」
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:49:08.08 ID:Cv1CSobNO
変身音がじわじわくる
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:49:10.16 ID:qBFRKXGn0
黒蜥蜴ド「やられるかァァァーーー!!!」
シャロラ「たああーーーバリツ!バリツー!!!」
小衣ラ「オラァァァ!!!」
ドガガガガ
コーデリア「す、すごい!」
ネロ「どっちもすごい!」
エリー「仮面ライダー、かっこいいです……」
ネロ「でも名前は微妙だよね」
コーデリア「そういうこと言わないの!」
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:50:32.76 ID:qBFRKXGn0
黒蜥蜴ド「ぐ、つ、強い」
小衣ラ「当たり前よ!あんたみたいな、ガイアメモリに頼るしかない悪党に負けるなんてあり得ないわ!」
黒蜥蜴ド「くそっ、まだだ!まだだァァァ!!!」
シャロラ「小衣ちゃん!」
小衣ラ「シャーロック!いくわよ!」<キング!!マキシマムドライブ!!
小衣ラ・シャロラ「「キングエクストリーム!!!」」
ズキュゥーン!!!
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:51:53.05 ID:qBFRKXGn0
黒蜥蜴「く、く……そ……」バタリ
小衣ラ「……リザードメモリをブレイクしたわ。あたしたちの勝ちね」
シャロラ「やった!やりました小衣ちゃん!」
小衣ラ「小衣ちゃん言うな!」ガツン
シャロラ「痛いです~」
小衣ラ「あたしも痛い!」
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:53:13.16 ID:qBFRKXGn0
シャロラ「あっ、黒蜥蜴の体が!」
小衣ラ「消えていく……」
黒蜥蜴「うふふ、ガイアメモリを使いすぎたようですわね……」
小衣ラ「そのようね。ガイアメモリに侵食され過ぎた身体は、メモリブレイクされればメモリと一緒に破壊されてしまう……」
シャロラ「そ、それが副作用!おっかないです~!」
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:54:07.38 ID:qBFRKXGn0
黒蜥蜴「明智小衣さん……いつまで人間としていられるのでしょうね」
シャロラ「な、何言ってるんですか!小衣ちゃんは……」ジャキン
小衣「……永遠によ。あたしはこれからも警官として、人間として、この街を守るわ。IQ1300000の天才美少女、明智小衣としてね」
黒蜥蜴「ふん……さようなら、ヨコハマの正義の味方さん」スー……
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:55:00.80 ID:qBFRKXGn0
小衣「結局怪盗帝国はいつの間にかいなくなってて」
シャロ「アルセーヌを捕まえられませんでした……」
コーデリア「トイズも戻ってこなかったしね……」
シャロ「でも、事件は解決できました!小衣ちゃん、これからも力を合わせて……」
小衣「小衣ちゃん言うな!」ガツン
シャロ「って、なんでですか~」バタン
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:56:04.16 ID:qBFRKXGn0
次子「そういや、これ、小衣宛みたいだぞ」
小衣「小包?アルセーヌから?なんなのよ……」ガサゴソ
アンリエット『明智小衣さん。私、あなたに敬意を表しますわ。これは、その気持ちです』
平乃「中身はなんですか?」
小衣「これは、盗まれていたガイアメモリ……」
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:56:46.64 ID:qBFRKXGn0
咲「探してくれたんだねー。探す手間が省けてよかったね」
次子「ラッキーってとこだなぁ」
小衣「……でも、いつか、怪盗アルセーヌはあたしが逮捕してみせるわ。このIQ13000000の天才美少女、明智小衣様がね!」
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 00:57:40.03 ID:qBFRKXGn0
シャロ「そういえば、カツ丼おごってもらうんでした!」
コーデリア「そうだったわね!」
ネロ「すっかり忘れてたよー!」
エリー「カツ丼……カツ丼……」
シャロ「というわけで小衣ちゃん!さっそく出前をお願いします!」
小衣「……小衣ちゃん……言うなァァァーーー!!!」ガツン
シャロ「って、なんでですか~」
Kに愛をこめて / 悪魔の力・重なり合う道 終わり
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 01:00:57.22 ID:5BuKLP5V0
乙デリア
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 01:02:37.84 ID:qBFRKXGn0
すみません中途半端な長さですみませんでした
ダブルの話はいつかやりたかったんですすみません
ミルキィホームズが神アニメだったので選びました本当にすみませんでした
小衣ちゃんすごいかわいいですよねすみません
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 01:04:02.04 ID:xJLujYmz0
ATTACK RIDE OTSU
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 01:04:20.83 ID:Cv1CSobNO
乙乙お
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 01:07:18.86 ID:qBFRKXGn0
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/03(月) 01:13:40.50 ID:UUgY0jI9O
乙
仮面ライダーあんま知らんけど面白かった
クロスでも何でも良いから機会があったらまたミルキィで書いてくれ
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