関連:
憂「これ・・・お姉ちゃんのブログ?」
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 00:50:14.62 ID:ld3GMNdm0
本作は 憂「これ・・・お姉ちゃんのブログ?」 の後日談となっています
前作の物語の延長となっているので、良ければ前作と併せてお読みください
http://keionmatome.blog129.fc2.com/blog-entry-47.html
―――――
―――
―
『◎月◎日 今日からは2人で更新する事になりました!
2人の出来事をいっぱい書いて、素敵なブログにしたいと思います♪
これからもよろしくお願いします!』
梓「唯先輩のギー汰・・・この妹頼り具合・・・」
梓「これ唯先輩のブログだ・・・」
梓「しかもこの流れから言うと・・・」
梓「憂と・・・」
梓「憂は何となく好きだってわかってたけど・・・」
梓「まさか唯先輩まで・・・」
梓「でも実際に付き合ってるって考えると・・・」
梓「うぅん・・・想像できない」
梓「すっごく気になるし・・・」
梓「このブログは要チェック!」カチッ
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 00:51:11.22 ID:ld3GMNdm0
~翌日、学校~
憂「あ、梓ちゃん!おはよー」ニコニコ
梓「あ・・・お、おはよ」
憂(あれ・・・ちょっと元気ないなぁ)
憂「純ちゃんもおはよー」
純「おはよー!」
純「今日は元気そうだねー憂」
純「さては仲直り?」
憂「えへへ・・・そんなとこだよ」ニコニコ
梓「あのさ、憂」
憂「ん?」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 00:52:24.50 ID:ld3GMNdm0
梓「えっと・・・」
キーンコーンカーンコーン
梓「あ・・・」
憂「あ、先生来ちゃうからまた後でね!」
梓「うん・・・」
梓「・・・はぁ」
梓(聞いてみたいけど聞いちゃダメな気もするし・・・)
純「梓元気ないなー・・・恋か!?」
ポコッ
純「ったぁ!・・・冗談だよー、梓が恋なんてするわけ」
ゲシッ
純「・・・ごめんなさい」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 00:53:32.25 ID:ld3GMNdm0
~休み時間~
純「ふぅ・・・やっと終わった・・・」
梓「純は寝てたじゃん」
純「もちろん!」フンス
憂「あははっ」
憂「やっぱり梓ちゃんと純ちゃんは面白いね♪」
梓「・・・そうかな」
純「そりゃそうだ!なんたって私と梓は夫婦まんざ」
ポカッ
純「・・・」
憂「あははっ」ケラケラ
梓「・・・えへへ」
純「私は笑えない・・・」
梓(そっか・・・憂は憂だよね、唯先輩と付き合ってても何も変わらない・・・よね)
梓(でも気になるから要チェック!)
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 00:54:58.25 ID:ld3GMNdm0
憂(梓ちゃん今日は何だかぼーっとしてるなぁ・・・)
憂「あ、そういえば梓ちゃんさっき何か・・・」
梓「へっ?・・・あ、ううん!何でもないの!ごめんね」
憂「そっかぁ・・・わかった!」
~そのころ唯たちの教室~
唯「ふふー」ニコニコ
唯「えへへ」ニコニコ
律「おい・・・澪・・・」コソコソ
澪「あぁ・・・変だな」コソコソ
紬(朝からずっとニコニコしてる唯ちゃん・・・かわいいわぁ)
律「確か昨日は憂ちゃんと喧嘩したって・・・」コソコソ
澪「・・・あぁ!そういう事か!」コソコソ
律「ん?」コソコソ
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 00:55:09.91 ID:KtMExSnGP
ktkr
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 00:56:17.35 ID:ld3GMNdm0
澪「きっと仲直りしたんだよ、だからずっと笑ってるんじゃないかな?」コソコソ
律「かもしれないが・・・それにしても朝からずっとあの調子だぞ?仲直りぐらいで・・・」コソコソ
澪「唯と憂ちゃんは特別な姉妹って感じだし・・・あれで普通なんじゃないか?」コソコソ
律「うぅむ・・・ムギはどう思う?」クルッ
律「・・・あれ?」
紬「唯ちゃん!」
唯「あ、ムギちゃんー」ニコニコ
律「ムギ・・・行動が早ぇ・・・」
紬「唯ちゃん何かいい事あった?」
唯「えへへ、実はそうなんだよ~」ニコニコ
唯「でもどうしてわかったの?」ニコニコ
紬「だって唯ちゃんずっとニコニコしてるんだもん!」
唯「えぇ~?そぉかなぁ?」ニコニコ
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 00:57:31.64 ID:ld3GMNdm0
律「会話しながらでもずっと笑ってるぞ・・・」コソコソ
澪「すごいな・・・」コソコソ
唯「実はですねぇ、ういと仲直りしたんですよぉ」ニコニコテレテレ
紬「そういえば昨日は元気なかったものね・・・」
唯「えへへ、ご迷惑おかけしました!」ニコニコ
紬「でも唯ちゃんが元気になってよかったわぁ」
唯「えへへ」ニコニコ
澪「やっぱり仲直りしただけみたいだぞ?」コソコソ
律「うぅむ・・・何かあると思ったんだけどなぁ」コソコソ
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 00:58:40.81 ID:ld3GMNdm0
~昼休み、憂たちの教室~
純「やっとご飯だぁぁ」
梓「ずっと寝てたくせに・・・」
純「そんなに寝てないよ!」
憂「あはっ」
憂「・・・あ、そうだ」
憂「お姉ちゃんがお弁当持って行くの忘れちゃってて・・・」
憂「ちょっと届けてくるね!」
梓(・・・これは観察のチャンス!)
梓「あ、私もついてくよー」
純「えー、1人にするな!」
梓「はいはい、すぐ戻ってくるから待ってようね」
純「ぶーぶー」
梓「いこ、憂」
憂「うんっ」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 00:59:54.87 ID:ld3GMNdm0
~そのころ唯たちの教室~
唯「・・・あ、お弁当忘れちゃったぁ」ニコニコ
律「おい・・・あの唯が弁当を忘れてるのに笑ってるぞ・・・」コソコソ
澪「やっぱり律の言うとおり、ただ事じゃないみたいだ・・・」コソコソ
紬(お弁当を忘れちゃう唯ちゃんもかわいいわぁ)
ガラッ
憂「ごめんくださぁい」
梓「お邪魔しまーす」
唯「あ!うい!!!」タタタッ
唯「うい~!」ダキッ
憂「お、お姉ちゃん・・・恥ずかしいよっ///」アセアセ
梓(・・・あれ?)
律「唯が・・・梓を差し置いて・・・」コソコソ
澪「いつもなら『あずにゃーん』って真っ先に飛びつくのに・・・」コソコソ
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 01:01:14.49 ID:ld3GMNdm0
紬「憂ちゃんも梓ちゃんもどうしたの?」
憂「あ、お姉ちゃんのお弁当届けに・・・」
梓「3年生にもなってお弁当忘れないでください!」
唯「てへへ、ごめんねうい~・・・あずにゃんもありがとぉ」ペコッ
憂「ううん、大丈夫だよ!はいこれ、お弁当」
唯「ありがとぉうい」スリスリ
憂「お姉ちゃん恥ずかしいからダメだってばぁ///」アセアセ
紬「あらあら」
梓(なんかいつもと・・・)
律「なんかいつもと違うな」コソコソ
澪「あぁ、梓と憂ちゃんが逆転してるみたいだ」コソコソ
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 01:01:41.66 ID:UYxmiveO0
しえんしえん
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 01:02:59.98 ID:ld3GMNdm0
梓「ところで律先輩も澪先輩もそんなすみっこで何やってるんですか?」
澪「え、あ、バカ律がさっきの授業内容教えてくれって・・・」
律「おい、バカとはなんだ!」
澪「いいから合わせろこのバカッ!」コソッ
律「またバカって・・・」
梓「・・・どうしたんですか?」
澪「い、いや何でもない!な?」
律「そうそう、何でもない何でもない」
梓(唯先輩と憂の関係も気になるけどあの2人も怪しい・・・)
律「とりあえず弁当が来てよかったな、唯」
唯「うん!」
澪「せっかくだし梓も憂ちゃんも一緒に食べないか?」
憂「いいんですか?」
澪「もちろん」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 01:05:07.50 ID:ld3GMNdm0
梓「そういえば慌てて来たからお弁当持ったままだったね」
憂「じゃぁお言葉に甘えて・・・」
律「みんなで食べるほうがうまいしな!」
紬「私、大勢でお弁当食べるのが夢だったの~」
唯「ういとおべんとっ♪おべんとっ♪」
律「それでは皆さん!」
全員「いっただっきまーす」
~その頃、純は~
純「遅いなぁ・・・」
純「何かあったのかなぁ・・・」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 01:08:18.14 ID:ld3GMNdm0
~唯たちの教室~
全員「ごちそーさまでしたっ」
律「あー、うまかった」
唯「律先輩、何かお父さんみたいです」
律「なにをー!」
紬「りっちゃんりっちゃん、『お前に娘はやらん!』って言ってみて!」キラキラ
律「お前に娘はやらん!」
澪「そのセリフ似合ってるぞ律」
律「嬉しくないよ・・・」
唯「うい~、今日もおいしかったよぉ」
憂「えへへ」
唯「ういのお弁当が世界一だよ!」
憂「言いすぎだよぉー」
律&澪&梓「・・・」
紬「仲良しねぇ」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 01:12:30.76 ID:ld3GMNdm0
律「唯がノリに入って来ないぞ・・・」コソコソ
澪「あぁ・・・何か憂ちゃんと2人だけの世界って感じだな」コソコソ
梓「先輩たち、何話してるんですか?」
律「え、いやっ、唯と憂ちゃんの事なんて話してないぞ」
梓「!」
澪「バカ律・・・」ボソッ
律「あ・・・なんでもないぞ、いいか梓この事は・・・」コソコソ
梓「先輩たちもですか・・・」コソッ
律「・・・も?」
梓「お話するので放課後ちょっとはやめに部室に集まってください」コソコソ
律「お、おう・・・」
キーンコーンカーンコーン
憂「あ、予鈴だ・・・そろそろ行くね、お姉ちゃん」
唯「あ、うん・・・またあとでね!」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 01:15:13.51 ID:znWmt7XNO
案外鈍いムギが可愛いwww
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 01:16:06.74 ID:ld3GMNdm0
梓「それじゃ先輩たち、お願いしますね」コソッ
澪「あぁ」コソッ
梓「かえろ、憂」
憂「うんっ」
~その頃、純は~
純「結局帰って来なかった・・・」
純「待ってたから食べてないし・・・」
純「10分で食べれるかな、コレ」
純「・・・」モグモグ
ガラッ
純「あ・・・!」
梓「あ、純」
憂「ただいまっ」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 01:18:21.89 ID:ld3GMNdm0
純「『あ』じゃないよ!『ただいま』じゃないよ!」
純「すぐ戻ってくるって言ったから待ってたのに・・・待ってたのに・・・」ウルウル
梓「あ・・・えっと・・・」
憂「ご、ごめんね純ちゃん・・・」
純「梓のばかぁぁぁ」ウルウル
梓「なんで私だけ・・・」
憂「純ちゃん・・・ほんとにごめんね」
純「うぅ・・・憂~」ダキッ
純「梓が・・・梓がぁ」ウルウル
梓「だからなんで私だけ・・・」
憂「明日は絶対一緒に食べよ、ね?」
純「・・・ほんと?」
憂「もちろん!ね、梓ちゃん」
梓「うん・・・」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 01:21:15.83 ID:ld3GMNdm0
純「じゃぁ憂のお弁当が食べたい!」
憂「わかった、今日のお詫びに作ってくるね!」
梓「よかったね、純」
純「梓からのお詫びは・・・?」
梓「う・・・」
純「お詫びは・・・?」
梓「・・・んもぉ、今度アイスおごる!」
純「やった!」パァァ
キーンコーンカーンコーン
憂「あ、授業始まっちゃうね」
梓「次は移動教室だし、急がないと!」スタスタ
純「・・・結局全部食べれなかった・・・」
純「まぁいっか、明日は憂のお弁当だ!」
梓「ほらぁ、行くよー」
純&憂「はーい」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 01:23:57.08 ID:ld3GMNdm0
―――――
―――
―
~そして放課後~
純「ふぅっ、やっと終わったか」
憂「今日の授業は長く感じちゃったね」
梓「あ、私部活行ってくるね」
純「なに!?梓は掃除当番でしょ!」
梓(忘れてた・・・)
梓「えっと・・・」
梓「あのね・・・」
梓「純、任せる!」ダダッ
純「ちょ・・・もういない・・・」
憂「・・・私も手伝うから・・・ね?」
純「うん・・・」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 01:26:56.61 ID:ld3GMNdm0
~部室~
カチャッ
律「梓ーいるかー?」
澪「んー・・・まだ来てないみたい」
律「まったく、先輩を待たせるとはいい度胸だ」
澪「私たちもまだ来たとこでしょ」
カチャッ
梓「あ、先輩たち来てくれたんですね」
澪「うん」
律「で、話って?」
梓「唯先輩の事なんですけど・・・」
律&澪「!」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 01:28:58.28 ID:UYxmiveO0
4
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 01:29:31.56 ID:ld3GMNdm0
梓「先輩たちも、気づきました?」
律「ちょっと変だなぁとは思ったんだ・・・」
澪「いつもの唯じゃなかったっていうか・・・」
梓「やっぱり・・・その事についての話なんです」
律&澪「・・・」ゴクリ
梓「唯先輩と憂が」
律「ちょっと待て梓!」
梓「え?え?どうしました?」
澪「な、な、なんだいきなり大声出して」ビクビク
律「ドアが開けっ放しじゃ他の人に聞こえるかもしれない・・・閉じて隅っこに寄ろう」
梓「あ・・・すいません」
ガチャン
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 01:32:31.38 ID:ld3GMNdm0
梓「それでは話しますよ」
律&澪「・・・」ゴクリ
梓「唯先輩と憂が・・・」
梓「付き合い始めたみたいなんです」
律「・・・え?」
澪「つ、付き・・・///」
律「・・・女同士って言うか姉妹だぞ!?」
梓「はい・・・」
律「確かに普通の姉妹よりは仲良いけど・・・」
律「付き合うなんて・・・」
澪「あの2人はそーいう関係・・・///」フシュー
梓「み、澪先輩しっかりしてください!」
律「澪はこうなったら戻るまで時間かかるからなぁ・・・」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 01:35:17.27 ID:ld3GMNdm0
律「それで、その付き合ってるって言うのは本人たちが言ってたの?」
梓「いえ、そういうわけでは・・・」
梓「唯先輩のブログに書いてあったんです」
律「ブログって・・・あの日記とかのやつ?」
梓「はい」
律「ああいうのってパソコンとかでやるんだよな・・・唯に出来るとは思えない」
梓「それは私も考えました・・・でも内容を見たら唯先輩だってすぐわかりますよ!」
梓「唯先輩のギー太の写真もありました」
律「それで、何て書いてあったんだ?」
梓「うーん・・・はっきりとは書いてなかったんですけど・・・」
梓「なんていうか、流れっていうか・・・」
律「なんだ・・・はっきり書いてないなら、梓の勘違いかもしれない」
梓「そんな事ないです!あれは絶対付き合ってます!」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 01:37:36.88 ID:ld3GMNdm0
梓「律先輩も見てみてくださいよ」
律「でも私はパソコン持ってないしなぁ・・・」
梓「一応携帯でも見れますけど・・・ネットカフェ行ってみます?」
律「おぉ、最近話題の・・・」
梓「お父さんみたいな反応ですね」
律「なにをー!」
律「・・・このやり取りさっきやった気がする」
梓「私もです・・・」
律「とりあえず行ってみるか」
梓「はいっ」
澪「う・・・ん?」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 01:39:25.67 ID:ld3GMNdm0
律「おーい澪、行くぞー」
澪「あれ?私どうしたんだっけ?」
律「ほら、行くぞ」
澪「え?え?」
澪「行くってどこ・・・」
律「置いてくぞ!」
澪「あ、待っ」タタタッ
律「っと・・・その前に」カキカキ
『都合により今日の部活動休止!by部長』
律「これでよしっと」
―――――
―――
―
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 01:42:42.01 ID:ld3GMNdm0
~ネットカフェ~
梓「ここがネットカフェです!」フンス
律「おぉ・・・漫画がいっぱい!」
澪「何か男の人ばっかり・・・」ビクビク
梓「こっちで会員証作ってください」
律「何かめんどくさそうだなー」
梓「この紙に書いてください」
律&澪「はーい」
カキカキ・・・
律「っと・・・できた」
澪「律は書くの早いな」
カキカキ・・・
澪「私も出来た」
梓「じゃぁ店員さんに持っていきましょう」
トコトコ
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 01:45:47.91 ID:ld3GMNdm0
店員「はい、ご新規様ですね」
店員「年会費は無料となっておりますが、初回のみ諸費用として100円を頂いておりますがよろしいでしょうか?」
澪「あ、はい」
律「痛い出費・・・」
店員「ではこちらの会員証にお名前をお願いします」
律「おぉ、何かかっこいいな」
澪「私だけのカード・・・」
カキカキ
店員「ではお席の方なのですが・・・お連れ様とご一緒ですか?」
律「ど、どうするんだ?梓」
梓「一緒でお願いします」
店員「どの部屋もパソコンが2台しか設置してないのですが、よろしいでしょうか?」
梓「はい」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 01:48:01.97 ID:ld3GMNdm0
店員「少々お待ちください」カタカタカタ・・・
店員「では15番のボックス席でよろしいでしょうか?」
梓「はい」
店員「お時間の方はいかがなさいますか?」カタカタ
梓(うーん・・・先輩のブログを見るだけだしなぁ・・・)
梓「1時間でお願いします」
店員「はい、では会員証をお預かりします」カタカタ
店員「何かご注文がありましたら備え付けの電話をご利用ください」
梓「これで手続きは終わりです!部屋に行きましょう」
律「なんか・・・」
澪「かっこいい・・・」
トコトコ
スッ
ガチャッ
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 01:51:08.37 ID:ld3GMNdm0
律「これがネットカフェ・・・」
澪「結構広いな」
律「お、プレステ!」
律「よし、何かゲームしよー」
梓「律先輩・・・目的忘れてませんか?」
律「ん?目的?」
梓「本当に忘れないでくださいっ!唯先輩の事です!」
律「そうだった・・・」
澪「唯がどうかした・・・あ」
澪「唯と憂ちゃんが付き合って・・・///」
律「澪!気をしっかり持つんだ!」
澪「今度は大丈夫・・・それで、ネットカフェと何の関係があるの?」
梓「んっと・・・唯先輩が付き合う事になった経緯が、唯先輩のブログに書いてあるんです」
澪「ブログって・・・日記とかの」
梓「はい」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 01:53:11.85 ID:vGgsuHC10
無限ループ
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 01:54:27.85 ID:ld3GMNdm0
澪「唯にそんな事が出来ると思わないけど・・・」
律「澪もそう思うよな」
梓「論より証拠、百聞は一見に如かずです!とりあえず見ましょう」
律「ま、待て梓!」
梓「ど、どうしました・・・?」
律「ここに来るまでにジュース出る機械あったろ・・・あれはもしかして・・・」
梓「飲み放題ですよ」
律「それを聞いて安心した!澪と梓は何が良い?」
澪「えーと・・・オレンジジュース」
梓「メロンソーダでお願いします」
律「了解!」
ガチャッ
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 01:57:14.25 ID:ld3GMNdm0
澪「そういえば梓はネットカフェによく来るのか?」
梓「普段は月に1回くらいですね」
澪「梓は家にパソコンは?」
梓「あるんですけど、ネットカフェはキャンペーンやってたりするので・・・それに釣られて」
澪「そんなのもあるのか・・・」
梓「とりあえず起動します」ポチッ
ガチャッ
律「ジュースですよー」
澪「ありがと」
梓「ありがとうございます」
梓「じゃぁ唯先輩のブログに行きますね」
梓「えっと、タイトルは・・・」カタカタ
梓「これですっ」カチッ
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 02:00:38.52 ID:ld3GMNdm0
律&澪「・・・『けいおん日記』・・・」
梓「まず1つめの証拠がコレです」カチッ
律「これは・・・」
澪「唯のギー太・・・」
律「いや、でも同じギターはいくらでもあるじゃないか」
梓「2つめの証拠は記事を1から読んでみるとわかります」カチッ
『△月○日 はじめまして!今日からブログをはじめます!私は軽音楽部をやっている
高校3年生です!あと、ちょっと変な恋をしてます・・・
その相手とは!なんと妹なんです!・・・でもこの気持ちはまだ伝えてません・・・
いつか伝えられると信じて元気に更新します!』
律「ここまでは普通か」
澪「妹が好きって時点で普通じゃ・・・///」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 02:03:31.40 ID:TSIZVDrD0
しえん
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 02:06:04.50 ID:ld3GMNdm0
『×月△日 どうしよう・・・妹が風邪を引いてしまいました・・・
お姉ちゃんにうつらないようにって言われてあんまり看病できませんでした・・・
大丈夫かな、ずっとそばにいたいのに・・・』
律「確かこの日らへん・・・」
澪「憂ちゃんが風邪引いたって落ち込んでたよな」
『×月□日 やっと妹の風邪がなおりました!何もなくてよかった・・・
やっぱり元気な妹が1番大好きです』
律「2日で治ってるところも一緒か・・・」
澪「・・・」
『×月○日 今日は妹と靴を見に行きました!でも高くて買えませんでした・・・
でも妹が、今の靴もかわいいよって言ってくれたので嬉しかったです♪
妹と買い物に行くのが1番楽しい!』
―――――
―――
―
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 02:11:33.77 ID:ld3GMNdm0
梓「そして、これが現時点で最新の日記です」カチッ
『◎月◎日 今日からは2人で更新する事になりました!
2人の出来事をいっぱい書いて、素敵なブログにしたいと思います♪
これからもよろしくお願いします!』
梓「・・・信じてもらえました?」
律「・・・あぁ」
澪「どう考えても・・・唯だ」
律「という事はやっぱり」
梓「そういう事みたいです」
澪(女の子同士で・・・凄いなぁ///)
梓「先輩たちはどう思いますか・・・?唯先輩のこと」
律「どうって・・・」
律「そりゃ最初はびっくりしたけど」
律「唯は唯で憂ちゃんは憂ちゃんだ」
律「好き同士なら祝わないとな!」
澪「私も律と同じだよ」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 02:13:34.44 ID:Rt86x926O
ずっと続き待ってた
支援
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 02:14:49.90 ID:ld3GMNdm0
梓「ふふっ」
梓「先輩たちならそう言うと思いました!」
梓「私も最初はびっくりしたんですけど、やっぱり憂は憂でした」
梓「今日の唯先輩はちょっと変だったけど・・・」
梓「きっとそのうちいつも通りになります!」
律&梓(とは言ったものの・・・)
律&梓(気になるから要チェック!)
澪(そっか・・・唯は自分の気持ちに素直になったんだ・・・)
澪(私もいつか・・・)
梓「そう言えばこの事、ムギ先輩は知らないんですよね?」
律「そういえば・・・今日の唯にも普通に接してたしな」
梓「言うべきでしょうか・・・?」
律「あんまり言いふらす事じゃないけどムギだけ知らないのもアレだしなぁ」
律「唯がいないときに、1回言ってみよう」
梓「わかりました」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 02:19:18.97 ID:ld3GMNdm0
梓「そういえば結構時間余っちゃいましたけどどうします?」
律「そりゃぁもちろん・・・」
律「ジュース飲みまくりだ!」
澪「私は・・・漫画読みたいな」
梓「じゃぁ私はパソコンしてますね」
―――――
―――
―
~翌日、唯の家~
唯「ういー朝だよー」
憂「ん・・・」
憂「お、お姉ちゃん!?」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 02:21:57.05 ID:ld3GMNdm0
憂「どうしたの?こんな朝早くに・・・もしかして何か」
唯「ふっふっふ」
唯「1人で起きたんだよ!」
憂(あれ・・・まだ夢なのかなぁ)ツネ
憂(夢じゃない・・・お姉ちゃんが私より早く起きるなんて・・・)
唯「昨日ういと一緒に寝てるときに思ったんだけどね」
唯「私はういの彼女だから・・・もっとちゃんとしないと!って思って」
憂「彼女・・・?」
唯「うん!」
憂「じゃぁ私は彼氏かな?」
唯「ういは女の子だから彼女に決まって・・・あれ?」
憂「あはは、それじゃどっちも彼女だよー」
唯「むむ・・・難しいですなぁ」
唯「うーん・・・」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 02:24:40.68 ID:ld3GMNdm0
唯「ういは彼氏と彼女だったらどっちになりたい?」
憂「私は・・・お姉ちゃんのお世話したいから、彼女かな」
唯「ういが彼女かぁ・・・」
唯「じゃぁ私は彼氏ね!」
憂「うんっ!」
唯「でも彼氏ってどんな事すればいいのかな・・・」
憂「うーん・・・お父さんっぽい事すればいいんじゃないかな?」
唯「ふむふむ」
唯「・・・あ、じゃぁりっちゃんを観察すればいいんだ!」
憂「律さん?」
唯「うん、昨日あずにゃんがね・・・りっちゃんの事お父さんっぽいって言ってた!」
憂「あはは、そうなんだぁ」
唯「今日からりっちゃんを観察して立派な彼氏になるね!」
憂「お姉ちゃん・・・がんばってね」
唯「うん!」
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 02:26:53.77 ID:ld3GMNdm0
―――――
―――
―
~学校~
律「なぁ澪・・・」コソコソ
澪「うん・・・」コソコソ
唯「・・・」ジーッ
律「唯が・・・」コソコソ
澪「うん・・・」コソコソ
唯「・・・」ジーッ
紬「唯ちゃん、何見てるの?」
唯「あ、ムギちゃん」
唯「今りっちゃんを観察してるんだけどね・・・」
律(聞こえてる聞こえてる)
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 02:29:16.26 ID:ld3GMNdm0
紬「りっちゃんに何か付いてるの?」
唯「ううん、実はね・・・」
唯「大切な人ができたから、守ろうと思って男らしさを研究してるんだよ!」フンス
紬「!」
紬「それは大事な事ね!がんばって唯ちゃん!」
唯「えへへ、ありがとぉムギちゃん」
唯「でも今日のりっちゃん全然男らしくないんだぁ・・・」
律(なら男を観察してくれ・・・)
澪(律の男らしさに気づくなんて唯もやるなぁ)
~昼休み~
紬「どう?唯ちゃん、何かつかめた?」
唯「ダメだったぁ・・・今日のりっちゃんは女の子っぽい!」
律(そりゃ女だからな)
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 02:31:31.71 ID:al8baee7O
やっとおいついた。楽しみにしてるよ。
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 02:32:13.79 ID:ld3GMNdm0
澪「なぁ律」
律「ん?」
澪「たぶん憂ちゃんの為にやってるんだろうし、協力してやれよ」コソコソ
律「それは何となくわかるけど・・・男らしいってどういう風にすればいいんだ?」コソコソ
澪「いつも通りでいいよ」コソコソ
律「それじゃ私がいつも男らしいみたいじゃないか!」
澪「バ、バカ!声が」チラッ
唯「それでね、ういが・・・」
紬「ふふ、やっぱり仲いいのね」
澪「良かった」ホッ
澪「唯は真剣にやってるみたいなんだし、自然でいてあげようよ」
律「・・・わかった」
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 02:35:32.00 ID:ld3GMNdm0
~その頃、憂たちの教室~
純「憂!お弁当!お弁当!」
憂「ちゃんと持ってきてるよっ」
憂「はい」
純「おぉ・・・これが憂の愛妻弁当」キラキラ
梓「愛妻じゃない」ペシッ
純「おやおや?嫉妬ですかな梓ちゃん」ニヤニヤ
梓「ち、違うもん!///」
純(あれ・・・叩くとこ・・・)
憂「まぁまぁ2人とも、食べよー」
純「そうそう、梓よりお弁当!」
梓「・・・」
純「それでは・・・いっただっきまーす」パカッ
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 02:38:54.50 ID:ld3GMNdm0
純「おぉ・・・」
純「これは・・・黄金の・・・」
純「肉じゃが!」
純「そしてふわふわしてる玉子焼き!」
純「極めつけは冷凍じゃないハンバーグ・・・」
純「憂先生、弟子にしてください」
憂「えぇっ!?大げさだよー、もうっ」
梓「やっぱり憂は料理上手だね」
憂「えへへ・・・ありがと梓ちゃん」
梓「というわけでひとくちもらいます」ヒョイパクッ
純「あ、私の肉!」
純「肉じゃががただのじゃがになっちゃうよ・・・」
梓「おいしー♪」
純「くそー・・・梓めぇ」
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 02:41:09.86 ID:ld3GMNdm0
梓「さて、お弁当食べよー」パカッ
純「スキありっ!」ヒョイッ
梓「あ・・・」
純「ふっふっふ・・・速さの勝利だよ」
憂「純ちゃんそれ・・・」
梓「・・・あははっ」
純「え?」チラッ
純「・・・」
梓「純は緑の草のやつがほしかったんだねー」
憂「ほらぁ、もう取り合いしちゃだめだよっ!」
純「私だけ損してる・・・」
―――――
―――
―
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 02:47:55.58 ID:ld3GMNdm0
~放課後、部室~
カチャッ
唯「あ、あずにゃん!」
律「おー梓、今日はモンブランだぞー」
紬「今お茶淹れるね」
梓「あ、はい」
唯「あずにゃん、ういは元気だった?」
律&澪&梓「!」ピクッ
梓「え、あ・・・元気でしたよ」
唯「おぉ、そっかぁ~」
律&澪&梓「・・・」
澪「こ、このモンブランすごく美味しいな!」
律「あ、あぁ!甘さ控えめなのにコクがあってまろやかな・・・」
唯「さすがムギちゃんのお菓子だよ~あずにゃんも早く食べよー」
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 02:51:38.51 ID:ld3GMNdm0
梓「じゃぁいただきます」ハムッ
梓「ん・・・」モグモグ
紬「はい、お茶どうぞ」コトッ
梓「あ、ありがとうございます」
唯「どぉ?」
梓「おいしいです」
紬「よかったぁ」
律「それにしても梓、前みたいに練習練習って言わなくなったよなぁ」
律「育てた甲斐があったってもんだ」ウンウン
梓「食べたらすぐ練習しますし育てられてませんしお父さんみたいです」
律「つっこみが長い・・・」
唯「!」
唯(これが男らしさ・・・)
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 02:54:36.96 ID:ld3GMNdm0
梓「・・・」モグモグ
梓「・・・」ゴクゴク
梓「ぷぁ」
梓「さぁ、食べたし練習しましょう!」
律「えー・・・今食べ終わったとこだし動けないー」
唯「うーごーけーなーいー」
澪「こら、そんな事言ってたらずっと練習できないぞ」
律「はいはい、じゃぁやるかー」
梓「唯先輩も準備してください!」
唯「う~、わかったよぉ」
律「おし、じゃぁいくぞー」
♪♪♪
―――――
―――
―
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 02:57:26.63 ID:ld3GMNdm0
~唯の家~
唯「ただいま~」
憂「おかえり、お姉ちゃん」
唯「うい~会いたかったよぉ」ダキッ
憂「えへへ、私もだよぉ」ギュー
唯「・・・んー」チュー
憂「お、お姉ちゃ・・・んっ」
唯「んー・・・」
唯「・・・」グゥ~
憂「!」
憂「ぷぁっ」
唯「えへへ、お腹なっちゃった」
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 03:05:52.50 ID:ld3GMNdm0
憂「急いでご飯作るね」
唯「うん、ありがとぉうい」
唯「私も手伝うよ!」
憂「大丈夫だよっ、お姉ちゃんは彼氏なんだから料理しないんだよ!」
唯「おぉ・・・彼氏は料理しないのかぁ」
唯「むぅ・・・じゃぁお皿の配備をします」ビシッ
憂「うん♪」
憂「じゃぁおっきいお皿2つと・・・小さいのも2つお願いね♪」
唯「了解!」
唯「これと、これと・・・」テキパキ
憂(お姉ちゃんいつもよりはりきってるなぁ・・・ふふっ)
憂「♪」グツグツ
唯「お皿持ってきたよー」コトッ
憂「ありがとぉお姉ちゃん」
唯「えへへ」
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 03:07:59.38 ID:ld3GMNdm0
唯「他に手伝う事は?」
憂「うーん・・・後は待つだけかなぁ」
唯「えぇっ、それじゃういに悪いよぉ」
憂「彼氏でしょ?」
唯「あ・・・わかった、テレビ見とく!」
憂「うん!」
~10数分後~
TV「どないやねん!」
唯「あははは」ケラケラ
憂「はいお姉ちゃん、完成だよ」コトッ
唯「おぉ、ごくろうさまです」
憂「それじゃぁ・・・」
唯&憂「いただきまーす」
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 03:10:23.38 ID:ld3GMNdm0
唯「ういの料理~♪」パクッ
唯「・・・」ングング
唯「うまい!もう一杯!」
憂「あはは、それじゃビール飲んでるお父さんだよ?」
唯「ふふん、男らしいでしょー」
唯「彼氏だから男らしくなったんだよ!」フンス
憂「うん!お姉ちゃんかっこいいよ」
唯「いやぁ・・・」テレテレ
唯「それにしてもういの料理はいつ食べてもおいしいね」
憂「お姉ちゃんのために作ってるんだもん」
唯「育てた甲斐があるってもんだよ!」ウンウン
憂「ふふ、また男らしくなった」
唯「えへへ」
―――――
―――
―
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 03:15:15.33 ID:ld3GMNdm0
~翌日、放課後の部室~
カチャッ
唯(・・・まだ誰もいないのかぁ)
スタスタ
チョコン
唯(うい元気にしてるかなぁ?)
唯(・・・なんか、ういの事しか考えてないなぁ)
唯(恋人だからいっか♪)
唯(うい~好きだよー)
唯「ういー・・・ういー」
唯「好きだよーういー」
カチャッ
唯「愛してるよーういー」
梓「・・・」ドサッ
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 03:18:53.53 ID:ld3GMNdm0
唯「ほえ?」
唯「あ・・・」
梓「し、失礼しまっ」
唯「待ってあずにゃん!」
梓「はいっ」ビクッ
唯「・・・とりあえず・・・閉めて」
梓「あ、はい」カチャッ
唯「・・・今の・・・見て・・・たよね」
梓「はい・・・」
梓(知っててもハッキリわかると・・・どう反応していいのかわかんない)
唯「あの・・・その・・・ね」
唯「この事は内緒にしてほしい・・・な」
梓「え?・・・あ、はい!もちろん誰にも言いません!」
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 03:21:31.75 ID:ld3GMNdm0
唯「良かったぁ」ホッ
梓(でもこの際だから・・・思い切って聞いちゃお)
梓「でも唯先輩・・・憂の事愛してるって本気なんですか?」
唯「う・・・」
唯「わかった、あずにゃんには正直に言うね」
唯「実はね・・・」
唯「私、ういと付き合う事になったの」
梓「そ、そうなんですか?」
唯「うん」
唯「あずにゃんあんまり驚かないね」
梓「え?・・・驚いてますよ!びっくりしました!」
唯「だよね・・・やっぱり変だよね」
梓「そういう意味じゃないです!」
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 03:24:02.89 ID:zu1v7xLLO
構わん続けたまえ
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 03:25:32.68 ID:ld3GMNdm0
梓「唯先輩は本当に憂の事が好きそうですし・・・全然変じゃないです!」
唯「うぅ・・・あずにゃん」ダキッ
梓「ちょっ」
唯「ほんとはね・・・誰かに言いたくて・・・」ウルウル
唯「でもこんな事、誰にも言えなかった」グシッ
唯「あずにゃんのおかげですっきりしたよぉ」ギュー
梓「唯先輩・・・」ギュッ
カチャッ
律「・・・?」
澪「どした?」
澪「・・・」
唯「・・・」
梓「・・・」
紬「あらあら」
律(唯は憂とじゃ・・・)
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 03:28:05.45 ID:ld3GMNdm0
梓「こっ、これはその」
梓「違うんです!全然!」
律「その割にはまだ抱き合ってるけど」
梓「!」パッ
唯「あう」ヘナッ
梓「ね、抱き合ってないです」
唯「そ、そうだよ」
律「今言われてもなぁ」
澪(唯は憂ちゃんと・・・梓ちゃんの両方・・・///)フシュー
律「納得のいく説明してもらわないと・・・な、澪」
律「・・・澪?」
紬「大変!立ったまま気絶してる」
律「・・・」
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 03:31:20.33 ID:ld3GMNdm0
~10数分後~
澪「すまない・・・」
律「そろそろ慣れろよー」
澪「うん・・・」
律「それで、どういう説明になるのかな?」
梓「えっと・・・」
唯「待って、あずにゃん」
唯「全部私のせいだから・・・」
唯「私が言う」
梓「唯先輩・・・」
唯「実はね、あずにゃんに悩みを聞いてもらってたの」
律&澪(あの唯が悩み・・・か)
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 03:34:43.65 ID:ld3GMNdm0
唯「それで・・・なんていうか・・・」
唯「感極まってっていうか・・・」
律「そうだったのか・・・」
律「な、何か悪かった!その・・・疑ったりして」
唯「ううん、私も急に抱きついちゃったから・・・」
唯「ごめんね、あずにゃん、みんな」
梓「私は大丈夫です!」
紬「それで・・・悩みは解決したの?」
唯「あずにゃんに言ったらすっきりした・・・かな」
紬「ということは・・・解決はしてないのね?」
唯「・・・」
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 03:39:39.51 ID:ld3GMNdm0
紬「もし良かったら、私たちにも話してみてほしいな」
紬「力になれるかわかんないけど・・・ね、みんな」
澪「あ、あぁ」
律「そう・・・だな」
唯「・・・」
梓「ちょ、ちょっと言いにくい事だったんですよ!ね、唯先輩?」アセアセ
唯「・・・あずにゃん」
唯「ごめんね、かばってくれて」
唯「でも、もう・・・」
唯「みんなに隠したくない」
唯「変だって思われてもいいから・・・」
唯「みんなに言う!」
梓「・・・わかりました」
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 03:43:20.99 ID:ld3GMNdm0
唯「みんな、聞いてください」
唯「実は・・・」
唯「ういと付き合ってます」
シーン
唯「あ、あれ?」
唯「みんな?」
律「え?あぁ・・・」
澪「うん・・・」
唯「どうしたの!?びっくりしないの!?変だって思わないの!?」
律「び、びっくりしたよ!すごく!なぁ澪」
澪「あぁ、うん、びっくりした」
紬「・・・唯ちゃん、ごめんね」
唯「え?」
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 03:47:50.10 ID:ld3GMNdm0
紬「前から気づいてたの」
唯&律&澪&梓「ええええええええ?」
紬「みんな気づいてないみたいだったから・・・言っちゃダメなのかなぁって」
唯「え、え?」
唯「どうしてわかったの!?」
紬「この前、憂ちゃんたちとお弁当食べたでしょ?」
紬「あの時の2人を見て、わかったよ」
紬「いつも仲良いけど、あの時は特別って感じだったし・・・」
唯「そうだったんだ・・・」
紬「うん、なんかごめんね唯ちゃん・・・」
唯「ううん、全然」
律「・・・」
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 03:51:22.43 ID:ld3GMNdm0
律「唯、実は」
澪「律」
律「いや、いい」
律「唯だってムギだって隠さずに言ったんだ」
律「私たちもちゃんと言おう」
律「・・・梓もな」
梓「・・・はい」
唯「みんなどうしたの・・・?」
律「実は私たち3人も、唯と憂ちゃんの事は知ってた」
唯「えええええ」
律「黙っててすまん!」
澪「ごめん、唯」
梓「ごめんなさい・・・」
唯「え、う・・・ううんっ、みんな謝らないで」
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 03:55:36.45 ID:VnE8afn5O
しえしえ
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 04:00:12.02 ID:ld3GMNdm0
唯「やっぱりみんなも・・・お弁当のときにわかったの?」
律「なんていうか・・・なぁ」チラッ
梓「えっと・・・」
梓「唯先輩、ブログやってますよね」
唯「!?」
唯「あずにゃん・・・なんで知って・・・」
梓「偶然見つけたんです」
梓「ブログの内容を見て、すぐに唯先輩だってわかりました」
梓「・・・憂と付き合うことも」
唯「・・・そうだったんだ」
梓「黙ってて本当にごめんなさい!」
唯「ううん・・・あずにゃんは悪くないよ」
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 04:02:00.98 ID:ld3GMNdm0
唯「そっか・・・みんな知ってたんだ」
唯「隠してる必要・・・なかったんだ」ウルッ
唯「みん・・・なに・・・隠し事・・・なんっ・・・て」グスッ
唯「しちゃ・・・だめだった・・・ね・・・」ズルッ
唯「ごめんね、みんな、ごめんね」グシグシ
唯「私・・・変だよねっ」
唯「女の子と・・・妹と付き合うなんて」ウルウル
唯「悪い子だよね」
唯「みんなに隠し事してるなんて・・・」ウルウル
唯「うわぁぁぁん」
唯「私・・・私・・・」
律「唯!」
律「唯は変じゃない」
律「悪くもない」
唯「り・・・っちゃん」グスッ
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 04:02:57.58 ID:ld3GMNdm0
梓「そうですよ唯先輩」
梓「好きな人と付き合うのが変なわけないです」
唯「あずにゃん・・・」グスッ
紬「唯ちゃんは本当に憂ちゃんが好き・・・そうでしょ?」
紬「それは悪い事じゃない、絶対に」
唯「ムギちゃん」ウルウル
澪「そうだぞ、唯」
澪「女の子を好きになる事なんて・・・」
澪「普通だよっ///」
唯「澪ちゃん・・・」ウルル
澪「私だって・・・私だって・・・」
律「ん?」
澪「な、何でもない!///」
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 04:04:12.08 ID:ld3GMNdm0
律「変なやつ・・・教えろー」
澪「な、何でもないって言ってるだろっ///」
唯「・・・あははっ」
律「お、笑った笑った」
澪「・・・ふふ」
梓「唯先輩は笑ってるのが1番です!」
紬「そうね、唯ちゃんは笑ってないと!」
唯「・・・えへへ」
唯「みんな・・・ありがと」
唯「みんなに全部打ち明けてよかった」
カチャッ・・・
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 04:05:15.74 ID:ld3GMNdm0
唯「これからは絶対隠し事なんかしないよ!」
律「私もしない!」
澪「私も!」
紬「私もー」
梓「私もです!」
さわ子「・・・何か知らないけど、青春してるわね、ふふっ」
バタン
律「あれ?今誰か・・・」
唯「え?」
梓「誰もいないですよ」
澪「こ、こ、怖いこと言うな!」ガクガク
紬「私、幽霊に会ってみたかったの~」
―――――
―――
―
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 04:06:22.39 ID:ld3GMNdm0
~翌日、放課後の部室~
唯「と、言うわけで!」
唯「ういを連れてきました」
憂「お、お姉ちゃん?みんな集まって・・・何が・・・」
律「よっ、待ってました!」
梓「だからお父さんみたいですって」
澪(梓も律の男らしさに・・・)
紬「憂ちゃん、こんにちは」
憂「こんにちはっ」ペコリ
唯「こほん」
唯「それでは正式に発表します!」
唯「このたび、私とういは・・・」
憂「・・・!」
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 04:07:19.10 ID:ld3GMNdm0
唯「付き合う事になりましたっ!」
パチパチ
憂「お姉ちゃん!?」
憂「みんなの前でそんな・・・///」
律「おめでとう唯、憂ちゃん」
澪「おめでとう2人とも」
紬「おめでとう、羨ましいわ~」
律(羨ましい・・・?)
梓「おめでとうございます!」
憂「みなさん・・・」ウルッ
憂「あ、ありがとうございますっ!」ペコッ
唯「ございます」ペコッ
澪「なんか結婚式みたい」
律「さわちゃんにウェディングドレス頼めばよかったな」
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 04:08:25.94 ID:ld3GMNdm0
紬「結婚式といえば・・・」
梓「誓いのキスですね!」
律「お、梓ノリノリだなー」
梓「なっ///」
唯「うい・・・」
憂「・・・はい」
唯「めーつむって」
憂「・・・はい」
唯「・・・」
唯「うい、大好きだよ」チュッ
―――――
―――
―
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 04:09:54.26 ID:ld3GMNdm0
『◎月☆日 今日は、すごく良いことがありました!
私と妹、2人にとっての記念日です。
そして一緒にお祝いしてくれた大切な友達との・・・
今、本当に幸せです。
みんな大好き!』
―――――
―――
―
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 04:10:33.69 ID:ld3GMNdm0
『☆月☆日 大変です!
私たちが付き合った影響かわからないけど・・・
軽音部の人たちの雰囲気が少し変わっちゃいました!
もしかしたら・・・私と妹みたいに・・・
また、今度おはなしします!』
おわり
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 04:23:42.50 ID:vGgsuHC10
乙
やっと寝れる
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 04:29:47.60 ID:E/rJc36h0
まさか後篇が来るとは…
おつ!!
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 05:04:42.65 ID:NUMrbnlc0
乙!
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 05:29:46.88 ID:lEB+fMykP
よくやった
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 10:38:05.87 ID:KtMExSnGP
乙
ずっときっとお幸せに
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 14:21:44.18 ID:Rt86x926O
面白かった
乙なんだぜ
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/27(月) 16:04:38.58 ID:ld3GMNdm0
終わってすぐ寝てしまった・・・
読んでいただいてありがとうございます
今回は周りの人たちを主にしたのですが・・・少し平凡すぎたかもしれませんね
それではまた、次回があれば・・・
けいおん!!(第2期) 5 (Blu-ray 初回限定生産)
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