2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 19:03:02.99 ID:Kx0LnJz60
\ / .::::::::::::::::::::::::;;:;;::,ッ、:::::: ) く ホ す
\ l ,ッィrj,rf'"'"'" lミ::::::: く れ モ ま
Y ,!ミ::::::: ヽ な 以 な
`ヽ、 | くミ:::::::: ノ い 外 い
|、__ ャー--_ニゞ `i::::,rく か は
``''ー- ゝ、'l  ゙̄´彑,ヾ }::;! ,ヘ.) ! 帰
゙ソ """"´` 〉 L_ っ
/ i , /| て r
≡=- 〈´ ,,.._ i 't-'゙ | ,へ ,r┘
,、yx=''" `ー{゙ _, -、 ; l レ' ヽr、⌒ヽ'
゙、`--─゙ /! `、
_,,、- ゙、 ー'' / ; `、
-''"_,,、-''" ゙、 /;;' ,' / 、\
-''" / `ー─''ぐ;;;;' ,' ノ
// / ヾ_、=ニ゙
概要
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 19:03:43.72 ID:I3BA6g+a0
実は俺もなんだ・・・・・
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 19:04:50.24 ID:nqEcLkf+O
「おじゃましまーす」
澪の部屋はいつ来ても安心する。
昔からよくこの部屋で一緒に遊んだからか。
タンスの上に置いてある芳香剤が私の鼻を良い具合にくすぐる。
「お茶、淹れてくるよ」
「ああ……ありがとう……」
いつもなら少しおちゃらけた言葉を一つや二つ投げかける。
いつもなら。
しかし、私はそうする気にはなれなかった。
相手は「澪」だ。
以前の関係よりも深まってしまった「澪」だから。
何故か、言えない。
明るく、ふざけられない。
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 19:07:26.20 ID:nqEcLkf+O
―――――
「おい、今………」
私は澪を驚きの眼差しを以て見つめた。
澪は俯いている。
時々私の方を見ては、その度に顔を下へ向けた。
私は理解に苦しんだ。
澪に限って、そんなことは十に一つも無いと思っていたのに。
澪の部屋に、泊まりに来た時だった。
澪が私を呼んだのは、これを言うためだったのだ。
「だっ、だから……」
澪は再び言おうとした。しかし、口から言葉は出なかった。
瞳は潤み、頬は薄く紅潮している。
「くぅ………」
澪は辛そうだった。
自分をまだ認めたく無いのだろうか。
自分が、社会的にも人間的にも「異」であるということを。
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 19:09:26.04 ID:nqEcLkf+O
「あの~澪…?あまり無理は…」
「いや、いいんだ、もう一度聞いてくれ!」
私が次に見た澪の瞳は、とても毅かった。
明らかに決意した、熱い眼差しだった。
「私はっ!!」
息を飲み、澪を再び見つめた。
いつの間にか私は澪を応援していた。
最初とは全く逆の気持ちになっていた。言え、言ってしまえと。
頑張れ!!
澪!!
「私は同性愛者だっ!!……しっしかも!!律!お前が好きだ!!」
大きな声だった。
大きな、声だった。
澪は椅子に座り、机に伏せ泣き始めた。
安堵。
混乱。
不安。
「きっと」こんな感情が澪の中で渦巻いていたのだろう。
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 19:12:44.22 ID:nqEcLkf+O
私には察することしか出来なかった。
そして冷静になって、改めて戸惑った。
私は異性愛者だ。
澪のことは「親友」として大好きだ。
しかし、私は「親友」だと思って付き合っていたのに、澪は私を「恋人」として見ていたのだ。
「ひっ……ぅぅ……うっ……うっ……」
私は澪を慰めることも、抱き寄せることもできなかった。
「澪………」
ただ、呆然と立っていた。
すると突然、
「わっ………澪っ!?」
澪は私に抱きついてきた。
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 19:15:02.86 ID:nqEcLkf+O
「私は律のことが好きだ!!好きになってしまったんだよっ!!!」
「澪…………」
痛かった。
心がこんなにも鋭く痛むなんて。
澪の体温が服越しに伝わってきた。
暖かい。
暖かい。
熱い。
澪は良い匂いがする。
澪特有の、とてもとても安心する良い匂いだ。
私は澪を抱き返した。長い黒髪を手で撫でながらゆっくりと梳いた。
「私も澪のことが好きだ。……けど、私は今まで澪を「親友」とでしか見ていない。……恋愛感情が芽生えるかどうかは分からない。……それでもいいか?……」
澪は私の胸に埋もれたまま、うん、うんと頷いた。
そして、また嗚咽を漏らし始めた。
私も泣いた。
こんなに苦しそうにしている澪を見ていると、何かに締め付けられるように、心が痛んだ。
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 19:15:23.02 ID:Jz4OBcsI0
/ / / / | ' , ) く .百 す
\ / / / / .l | ', く だ 合 .み
\ / /. , ' i l .ト , ,ヽ .さ .以 .ま
,' ./ / .、' .l / ', , i ノ い 外 .せ
l l ././.,' ./l /. ', , く ! .は ん
`ヽ、. l .l /ヘ、,' / レ_,、-'7 ', l l ) 帰
l .l /ヽ,__,' / <_,ノ ', .l l L_ っ
``''ー-. l .l / _,xzミ'´ ,Ξzx、 ', l l l | て .r
', .l / / ん::ぅ イ ん::ぅ.ヽ ',l l l, | ,へ ,r┘
. ', '',. ヾ {::::::::} {::::::::} 冫l. l /´', レ' ヽr、⌒ヽ'
≡=- . ',. .l ',. 弋ン 弋ン .| レ 7 .| ', ',
.,、yx=''". ', .l i, 、、、 , 、、、、 | l_/ .', ,'
',. | .l | l ヽ ,' ',
_,,、- . ',l ! r= 、 | l'‐、___', ',
-''"_,,、-''" i ' , 、 } /l l: : : : : / ̄\ ' ,
-''" . l 川 .> ,  ̄ , < / l l : : : / ´, ',
// l l,'-´ ̄/ヽ´.' ´ / l /: : :/. , ', ,'
/ ,、l l : : : : | ',ヽ / l / :/ / ',l
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 19:17:05.34 ID:Yzi3+Dx80
構わん。続けろ
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 19:17:41.88 ID:nqEcLkf+O
―――――
―――
―
「はい」
「あ、ありがとう」
澪の淹れてきた紅茶を少しずつちびちびと飲むが、その間味は全く脳に伝わってこなかった。
澪の事を考えていて、舌にまで神経を回す余裕が無かったのだ。
晴れて私は澪の「恋人」となったのだが、やはりといったところか、私の澪に対する見る目は幾分変わっていた。
いや、澪は澪だ。レズだからなんだっていうんだ?
澪の前で固くなるなんて……私のバカ!
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 19:19:00.74 ID:nqEcLkf+O
「ふふ…なんだ……たどたどしいな…いつも通りにしてれば良いじゃないか。」
「そうだな……あ、一つ聞きたいことがあるんだが………その……いつから私のことが好きだったんだ……?」
澪は手にしていたティーカップを机に置いた。そして、ポツポツと語り出した。
「……中学2年の頃からだ。あの頃は律のことを毎日想っていたんだ……」
澪は続ける。
「あの頃からかな、何故だか律を見ていると胸がドキドキし出したのは。」
「…………」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 19:20:34.71 ID:nqEcLkf+O
「今だから言えるが、律のことを想いながら自慰行為もした。そして、終わった後に激しく嫌悪した。自分はサイテーだって。好きな人がいやらしいことをされているところを想像しながら自分の欲を満たすなんて、今思っただけでも……!」
「澪……」
澪は震えていた。
「そして、自分は異常なんだって悟った。女子が女子を好きになるなんて、そんなこと許されていないのに…!家に帰って悩んで悩んで悩み抜いた!!時には吐いた!私は異常で……!!異端で―――」
「澪!!」
私は澪に抱き付いた。
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 19:21:44.41 ID:nqEcLkf+O
「――!?」
「お前がレズだろうが何だろうが、そんなことは関係無い!私とお前だけのことだ!!周りがどうのこうの、そんなのもどうでもいいんだ!私が居る!!」
私は息を切らしながら澪をしっかり見据えた。
なんだ、私も澪のことが好きだったんだ。
本当に「親友」としてだったら、こんなことは言えない。
「親友」だったらこんなセリフ、恥ずかしくて口に出せない。
「律…ありがとう」
澪も私を抱きしめた。
お互いの心臓が共鳴するように鼓動する。
とくん、とくん、と。
澪
澪が欲しい。
澪をもっと知りたい。
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 19:23:13.94 ID:nqEcLkf+O
私は、私を抱き締める澪から一旦離れた。
「律……?」
可愛い。欲しい。愛したい。感じたい。感じたい。感じたい。
私は無言で澪の手を引き、ベッドの近くまで連れてくると一気に押し倒し、キスをした。
5秒
10秒
15秒
「……っぷぁ……」
澪は顔を真っ赤にしてこちらを見ている。
「律………」
この性に対する高ぶりは、もう誰にも止められない。
私はもう一度澪と唇を重ねた。
「ん………」
舌と舌が絡み合う。
唾液と唾液が混ざり合って、ぬちゃぬちゃといやらしい音をたてた。
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 19:27:17.27 ID:nqEcLkf+O
「んん……ふぅっ……」
舌の先で澪の舌をなぶる。
上下から、左右から侵略していった。
私は十分に澪の口を堪能した後、唇から離れた。
「ん……はぁっ……はぁっ……」
息が荒い。
澪は宙を見つめたまま、顔を赤らめながらボーっとしていた。
そして私を切なそうな顔で見た。
もっと、して。
そう言わんばかりに。
私は着ていた服を脱ぎ、下着姿になった。
「……胸、分けてもらいたいよ…」
澪も着ていた服を脱ぎ、下着姿になった。
「ふふ……」
セックスだ。
これは完全なセックス。
私が澪の初めての相手となる。
私が澪の初めての相手……
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 19:28:20.45 ID:nqEcLkf+O
私は白い下着の上から、澪の秘部を指でつぅっとなぞった。
「ひうぅ…!」
澪はベッドのシーツをぎゅっと握りながら、体を震わせて感じていた。
円を描くようにして澪の花園を愛撫し、侵していく。
時々人差し指も併せて使い、弄ぶ。
「んぁっ……つうっ……はぁっ…!」
澪の下着は愛液で塗れており、既にその先にある花弁をうっすらと覗かせていた。
私は澪の乳房を手で鷲掴みにし、こねくり回した。
「私もこれくらい有ればなぁ……」
「ふっ……うんっ………やっぱり……律も女の子だな……」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 19:30:35.57 ID:nqEcLkf+O
澪の下半身に位置していた私の右手は、いつの間にか澪のもう片方の乳房に移動していた。
両手で、澪の「女の証」を揉みしだいた。
乳頭を甘噛みする。
「やっ……」
澪の息遣いが更に荒くなる。
今度は乳頭を舌で舐めまわした。
丁寧に、やっくりと突起のコリコリとした感触を味わいながらなぶった。
乳頭は今にもはちきれんばかりにピンと立っていた。
「り……律ぅ……」
私は構わず乳頭を弄った。手で、舌で。
私の頭の中は乳房をなぶることでいっぱいだった。
乳輪の辺りを口でちゅうと吸う。
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 19:32:31.15 ID:nqEcLkf+O
「あっ!!律!!も、もうっ…!!」
「はぁっ……はぁっ……!!」
興奮して、興奮して、興奮して、興奮していた。
右手で澪の乳頭を弄り回し、口でもう片方の乳頭を吸う。
イけ!!イってしまえ!!
「あ、あああ!!あああああああああ!!!!!……」
遂に澪は、大きく淫靡な声を出してベッドの上にグッタリと、ただただボーっとして居た。
快感が一瞬で体中を走り回り、雷に打たれたような衝撃が下半身に伝わる。
陰核からは透明な液体が溢れ、ベッドのシーツに染みを作っていた。
全身の筋肉は弛緩しきり、ピクンピクンと痙攣を起こす。その痙攣が起こる度に、全身がまた気持ち良くなる。
脳にまでその快感は侵入し、最早何もかんられなくなる。全てがどうでもよくなる。
澪は一瞬にしてオーガズムの虜になった。
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 19:34:26.30 ID:nqEcLkf+O
に、全身がまた気持
「………イった…?」
「………ああ……」
澪はむくりと起き上がって、ほぅっと息をついた。
そして、快感で虚ろになった目で、律を見る。
愛した相手を見て、更に体が火照る。
体が焼けるようだ。
耳を澄ませば、心臓の激しく鼓動を打つ音が聞こえてくる。
律も同じようだった。
律も、熱くなって、興奮して、胸が叫んでる。
そして、澪は急に起きあがると、今度は逆に、律をベッドに押し倒した。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 19:38:16.53 ID:nqEcLkf+O
「――!?」
澪が私を。
今度は「恋人」が私を愛す番。
「恋人」が私を弄る番。
「恋人」が私を気持ち良くする番。
「律………」
澪は律のパンツをするすると下ろしていった。
律の秘部は既にぐちゃぐちゃに濡れていた。
「あ…………」
律はジロジロ見るなと言わんばかりに、口をへの字に曲げて澪から視線を逸らした。
澪は無言で顔を律の秘部へ近付けた。
律の桃色の楽園は、既に目と鼻の先にあった。
「澪…………」
澪は舌で、その律の楽園を舐めまわし始めた。
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 19:39:26.24 ID:nqEcLkf+O
「……!!!っつあああぁぁ!!はぁっ…!!」
急に押し寄せてくる快感の波の前に、律は喘ぐ以外の選択肢は考え無かった。考えられなかった。
舌で、陰核のひだを下から上になぞり、這っていきながら、溢れてくる甘い蜜を吸い取る。
「んっうぅぅぅ!!!」
吸い取る時に口をすぼめる為、また違った快感が律を襲った。
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 19:40:51.51 ID:nqEcLkf+O
嬉しくて
暖かくて
気持ち良い。
「澪っっ!!澪ぉぉ……!!」
律は陰核から大量の愛液を噴射しながら、体を仰け反らせ、先程の澪と同じようにピクンピクンと痙攣し始めた。
「……イったな…」
澪は顔についた律の愛液をキレイに舐めとり、そして勝ち誇るように微笑んだ。やった、とでも言うかのような、良い笑顔だ。
「っ……はぁっ……はぁっ……はぁっ………はぁっ……」
律は、ボーっとして何も考えていないようだった。今は兎に角、快感の渦に溺れていたいのだ。
考えるよりも、気持ち良く居たいのだ。
自慰を覚えた猿のように、何も考えずに気持ち良く、ただ気持ち良く。
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 19:43:28.81 ID:kr8fId9kQ
うっ!ふう……
描写が律視点と第三者視点があって混乱する
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 19:43:48.19 ID:nqEcLkf+O
―――――
「ふぅっ………」
律の快感の潮が軽く引いた。
そして、ちょうどその時に律は澪に語りかけるのであった。
「なぁ………澪……」
「ん……?」
「今更になって聞くのもあれだが……澪は……澪は本当にこれでいいのか……?」
律は両性愛者、まだ異性を愛すことができる。
しかし、澪は
「…………」
異性に魅力を感じない。
惹かれない。
子孫の繁栄は望めない。
「私が女子校に入学したのも……これのせいだ。どれだけ男から優しくされたり、男が頑張っている姿を見ようとも、私は何も感じなかった。何故か、それが女の場合になった途端に、胸が高ぶるんだ。」
「………」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 19:47:52.21 ID:nqEcLkf+O
>>32 私の力量不足です…申し訳ない…
「そんな自分が凄い嫌だった…前に言った通り、律で自慰を嗜んだ。何度も何度も。このことは今でも、私の心の中の凝りになってる。」
「いつからこんな体になっちゃったんだろう。男と女の恋愛もののドラマが酷く気味悪く思うようになった。恋愛小説で読む心の描写に芯から異を唱えたくなった。それでそのうちに自分の方が異常なんだって悟るようになった。」
「そしてこの軽音楽部。中学よりも律と接する機会が増えた。毎日悪ふざけしたりして、一緒に練習したりして……そして私は……律に改めて恋をした。」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 19:50:55.53 ID:nqEcLkf+O
「唯と悪ふざけしてたり、時に真剣に練習に打ち込んだり、時に不安そうにしたりする。そんな律を私は全て愛した。そして、告白した。流石に私がレズであることを隠すわけにはいかない。」
「と言っても女に告白するあたり、自分はもうレズですって言ってるようなもんだけどな…私自身も改めて気持ちに整理をつけたかったんだ…。」
「そうだったのか…」
澪がそんな葛藤に悩まされていたなんて……。
「私は…これでいいのかな…『今』は良い。『今』は良いに違いない。だけど……」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 19:53:07.05 ID:nqEcLkf+O
律はベッドから起き上がり、澪に向き直った。
そして笑顔でこう言い放った。
「ははっ……いいよ……その悩み…私が半分担ってやる…!」
「律……」
「だって私は澪の『恋人』だぜ?『恋人』が悩んでたら一緒に悩む。『恋人』が楽しむなら一緒に楽しむ!そうだろ?『未来』だって二人なら怖く無い!二人ならな!」
「律………」
律が『彼女』で良かった。
律は私の全てを分かってくれた。受け入れてくれた。
だからこそ、私も律の期待に応えたい。
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 19:54:51.73 ID:nqEcLkf+O
「ん…………」
私は、唇を再度律のものと重ね合わせた。
。舌と舌を交え合わせる。
くちゅりくちゅりと心地よい、淫らな音を奏でながら抱き合う。
「はむ……んふぅぅ……」
激しく、激しくキスをする。
熱く、熱く、熱く。
体と体で感じあう。肉と肉がぶつかり合い、快感が生まれる。
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 19:58:39.90 ID:nqEcLkf+O
――――――
「よし……いくぞ……」
澪と律は秘部どうしを重ね合わせた。
そして、澪が少しずつ動き出す。
「ん……んぅっ……澪っ……!」
律は澪の手と自分の手を絡ませた。
こんなにも私は感じている。
エッチな声を出して……。駄目だ……もう何も……
「はぁっ!!はぁっ!!律!!律!!」
加速する。
擦れあう。
加速する。
擦れあう。擦れあって、快感しか感じない。
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 20:00:15.73 ID:nqEcLkf+O
「うぁぁ……あああっっ……はぁっ……」
気持ち良い。気持ち良い。気持ち良い。気持ち良い。気持ち良い。気持ち良い。気持ち良い。気持ち……
果て無き快楽の渦に飲み込まれた律。
既に彼女に理性はひとかけらも残っていない。
「はぁっ!!はぁっ!!はぁっ!!はぁっ!!はぁっ!!はぁっ!!」
澪はただケモノのように腰を上下に振るのみだった。
いくら涎が滴り落ちようが、お構いなしに振り続けた。
快楽の奴隷。
こういっても過言では無い程に。
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 20:02:54.88 ID:nqEcLkf+O
「あ…!!……あ……!!……澪……!…もう………イク……!!…イ……」
「律……私も………一緒に………!!」
二人共泣いていた。
愛しくて、切なくて、狂おしい程に気持ち良くて。
「恋すること」はとてもとても辛いこと。
それが成就してからも、辛い。
満たされる。心は満たされる。
でもそれが永遠に続くのか?
相手が生涯の伴侶となるのか?
少なくとも彼女らはその不安を背負いながらこれから生きなければならない。
二人がカップルとしての関係で有り続ける限り。
「「あっ!!ああああああああああああああ!!!」
腰の動きは止まり、部屋の中には二人の息を切らす声だけが有った。
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 20:05:15.04 ID:nqEcLkf+O
「へへっ………二人………なら……大丈夫さ……」
律は澪の手を握った。
澪は微笑を浮かべ、こくりと頷いた。
そして、二人共眠った。安らかに、赤子のように。
終わり
非常に拙い文で正直申し訳ない。
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 20:08:18.87 ID:LMyvpgqZ0
乙
期待通りのエロ展開でよかった
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/28(月) 20:10:18.57 ID:ZTvFb1VY0
乙乙、ガチレズで最高だった
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