参考:
5億年ボタン1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/01(金) 21:29:41.86 ID:3APWrKEhO
岡部「なんだ、その都市伝説にでもありそうな類のブツは」
ダル「オカリン知らないん? @ちゃんの都市伝説板で今一番ホットな話題なのだが」
岡部「やはり都市伝説ではないかっ! ……しかし、百万円ボタン、と言ったか。そんな物が在れば我がラボラトリーの困窮している資金難も解決できるのだが」
ダル「ま、所詮便所の落書きの端っこの小さいメモですしおすし。信憑性のかけらもないお」
岡部「クッ、機関の妨害さえなければ資金難等、この鳳凰院――――! ……しかしダル、ならばどうして今そんな話を」
ダル「……や、まさかと思うんだけど……」
ゴトっ
岡部「……」
ダル「……」
岡部「いや、ねーよ」
ダル「ですよねー(笑)」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/01(金) 21:29:58.52 ID:2sLuoBc50
5億年ボタンか
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/01(金) 21:38:29.22 ID:3APWrKEhO
岡部「ちょちょ、ちょっと待て。ダルよ、コレは何だ?」
ダル「とある筋から入手いたしました、百万円ボタンだお」キリッ
岡部「嘘乙。……もし、仮にそんなものが本当に実在するならば、一人の人間が独占するだけに決まっているだろう!」
ダル「そんな事言われますても……」
岡部「第一だな、このボタンが本物だと言うのならば、勿論ダルは試したのだな!?」
ダル「いやぁ、もし害があると嫌だし、取り合えずオカリンにお披露目したんだお」
岡部「人身御供かっ」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/01(金) 21:46:12.52 ID:3APWrKEhO
岡部「フッ……まあいい。この鳳凰院凶ゥー真っ、たかがボタン一つで怖じけづくような柔な男では無いッ」
ダル「流石オカリンッ!その無駄に自信を溢れ出させるトコに痺れる憧れるゥッ!」
岡部「フゥーッハッハッハハハッ!」
ガチャ
まゆり「トゥットゥルー♪ ただいまぁ」
岡部「む、帰ったかまゆりよ」
まゆり「オカリン、トゥットゥルー♪ ダル君も、ハイ、コーラ」
ダル「うおぉぉぉ!マジThanks! 冷蔵庫に入れてくるお」
まゆり「ふふ……あれ、オカリンそのボタンなぁに?」スッ
岡部「ぬ、これはだな……ってオイ、まゆ――」
ポチッ
ドサッ
岡部「――え?」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/01(金) 21:52:10.20 ID:3APWrKEhO
まゆり「――――あれ、オカリン、どうしたの?」
岡部「いや、まゆり――コレ、まゆりのか?」
まゆり「うわわ、これ本物? まゆしぃこんな大金初めてだよぉ……」
岡部「……ざっと見て、百万円、と言った所か」パラパラ
まゆり「でもでも、何でここに? も、もしかして、オカリンの!?」
岡部「ち、違う違う。コイツは今、フッとそこから――――」
何だ、その都市伝説にでも在りそうなブツは――――
――――オカリン知らないん? これは――――
岡部「――百万円、ボタン……?」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/01(金) 21:59:34.65 ID:3APWrKEhO
まゆり「オカリン?」
岡部「……」
ダル「おーっす、オカリンさっきの話の続き……どしたん、オカリン?」
岡部「……危険だ」
ダル「え?」
岡部「ダル、このボタンを壊すぞ」
ダル「ちょちょ、どしたんオカリン、いきなりそんな――」
岡部「いいからッ!」
ダル「わ、分かったってばさ」
まゆり「オカリンそのボタン、壊しちゃうのー?」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/01(金) 22:05:59.58 ID:3APWrKEhO
岡部「(百万円ボタン? ポチっと押すだけで、何のリスクも無く?
――そんな訳が無い。百万円もの大金を得られるのは、それと同等かそれ以上のリスクを負うハズだ。『負わなければ』おかしい)」ブツブツ
ダル「まゆ氏、まゆ氏。オカリンどしちゃったの?」
まゆり「んーっとねぇ、まゆりがさっきこのボタンを押したんだけど……」
ダル「え、まゆ氏押したん? ……それで?」
まゆり「そしたらねぇ、ホラ、コレ」パサッ
ダル「…………」
まゆり「お金が沢山出てきたんだぁ」
ダル「mjd?」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/01(金) 22:12:37.01 ID:3APWrKEhO
ダル「オカリン、これを壊すなんて勿体なさ杉だろ常考!」
岡部「駄目だ。危険過ぎる」
ダル「えー、だってまゆ氏は押したのに何の異常も無いんっしょ?」
まゆり「うーん、まゆりは特に変な感じはしてないのです」
岡部「本当か?」
まゆり「うん! 本当だよ?」
岡部「…………」
ダル「ホラ、まゆ氏もこう言ってる事だし……それに、これさえあればラボの資金難も難無く解決っしょ」
岡部「いや、しかしだな……」
ダル「オカリン心配性杉だお。何なら今僕が押しても良いお、てか押させて」
岡部「いや、だから――」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/01(金) 22:25:03.00 ID:3APWrKEhO
岡部「……一回だけだぞ」
ダル「うっしゃ、それじゃ――――」
ガチャン
萌郁「こん……にちは……」
まゆり「あー、萌郁さんだぁ!トゥットゥルー♪」
萌郁「トゥ……トゥルー……」
ダル「おっ、バイトのおねいさんではあーりませんか」
岡部「萌郁か……」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/01(金) 22:32:42.60 ID:3APWrKEhO
岡部「どうしたのだ、わざわざラボへ……ハッ、まさかMr.ブラウンが呼んでいるとか……」
萌郁「あの……こ……れ……差し入れ……店長から……」
ダル「え……うっはwwwwwwデブのお供ポテチwwwwww」
岡部「Mr.ブラウンが差し入れだと……? まさか、機関の……」
ダル「厨二病乙」
萌郁「コレ……賞味期限が……」
岡部「……成る程、処分というわけだな」
ダル「……良く見たら、賞味期限が一ヶ月前のポテチだお……まあ食うけど」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/01(金) 22:38:08.81 ID:3APWrKEhO
岡部「微妙に嫌がらせくさいが、まあ受け取っておこう。後々怒らせると面倒だからな」
萌郁「よかった…………? それ……は……?」
岡部「ぬ……忘れていた」
ダル「そうだ、桐生さんも押してみるかお?」
岡部「お、おいダルっ!」
萌郁「……?」
ダル「これは『百万円ボタン』なんだお」
萌郁「百、万円……?」
ダル「かくかくしかじか」
萌郁「把握……」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/01(金) 22:44:49.24 ID:3APWrKEhO
ダル「と、言うわけで、もしかしたらリスクがあるかも知れないんだお」
萌郁「…………」パカッカチカチカチカチ
岡部「む」ブーッブーッ
それって本当!?( ̄▽ ̄;)
だとしたらスッゴい事だよね!(゚∀゚)
ちょっと怖いけど、それ私も押してみて
良いかな!?(^O^)/
岡部「う、うーむ、しかし……」
萌郁「駄目……?」
岡部「……分かった。同時に押そう」
萌郁「え……」
ダル「うはwwwwww初めての共同作業ktkrwwwwww」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/01(金) 22:45:28.32 ID:5vRBs70I0
なんだと…
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/01(金) 22:53:24.00 ID:3APWrKEhO
岡部「リスクを回避するためだ。まゆりは何とも無さそうだが、もしかしたら見えない危険があるかもしれん」
ダル「それじゃあ何で二人?」
岡部「どうみても『コレ』は普通ではない。超常的な、あるいはもっと別の次元の『何か』だ。萌郁が一人で押すのはやはり怖い。だが、二人でやればリスクは分散する……かも、しれない」
ダル「無理ありすぎワロタ」
岡部「(……本当は、或は『俺』ならばその見えない、在るかも分からない異常に気が付けるかもしれない。俺には能力がある。こればかりはやってみないと分からないが……)」
岡部「……どうだ?」
萌郁「岡部、君が……良いなら……」
岡部「……よ、よし」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/01(金) 22:53:23.46 ID:CBWTtGUp0
シャイニングフィンガーと一緒に押したら5億年じゃ済まんぞ
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/01(金) 22:57:07.85 ID:u96bWun70
超連打シャイニング
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/01(金) 22:58:04.88 ID:BWcraCnY0
微妙なズレフラグ
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/01(金) 23:01:44.09 ID:3APWrKEhO
ダル「んじゃ、ほい」スッ
ゴトっ
岡部「すうぅーー……はあぁーー……」
ダル「緊張し過ぎワロタwwwwww」
岡部「よ、よーし、指圧……桐生萌郁よ。準備は良いな?」
萌郁「大丈……夫……多分」
岡部「うむ……では」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/01(金) 23:03:24.07 ID:3APWrKEhO
俺は過去の俺にこう言いたい。
馬鹿な真似はするなと。
迂闊な事をするなと!
岡部「さん!」
だが、もう遅い。
俺は……俺達は。
萌郁「に……」
終わりの見えないジェットコースターに乗ってしまったのだから。
岡部「いち――――ッ!」
ぽちっ
二名>>>>十億年
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/01(金) 23:05:02.84 ID:zWkYEuoh0
一人で5億年がいいか
人がいるけどその分二倍三倍がいいか……
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/01(金) 23:05:09.68 ID:fCtwCWkP0
うわあああああああ
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/01(金) 23:10:11.25 ID:3APWrKEhO
余剰の空白。
>>>>――――
岡部「――――……」
萌郁「……? え……?」
俺達は、『白』の中にいた。
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/01(金) 23:16:51.16 ID:3APWrKEhO
岡部「あ……」
一瞬、何が起きたのか全く分からなかった。
しかし次第に異様なこの白色の中で、自分らがどのような状況にいるか、嫌でも思い知らされる事になる。
岡部「な、なんだ……?」
岡部「(一体、何が起きて……)」
萌郁「岡部、君……」キュッ
岡部「…………」
理解不能な現実の恐怖からだろうか、萌郁は俺の白衣の裾を指で強く摘んでいた。
岡部「……大丈夫だ」
根拠の無い言葉。
しかし今はこうでも言わないと、自分の中で何かが弾けてしまいそうだった。
岡部「俺が……守る」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/01(金) 23:24:05.68 ID:3APWrKEhO
俺達はまず、お互いの現在の所持品を確認し合った。
俺の白衣のポケットには、百均で買った安い鋏、ペン、消しゴム、そして携帯電話があった。
岡部「俺はこんな所か……そっちはどうだ」
萌郁「え、と……」
萌郁の手には携帯電話と赤ペン、そして数枚の小銭が握られていた。
岡部「現在の所持品はこんなものか……では」
俺は携帯電話を開き、電波状況を確認する。
岡部「……ま、そうだろうな」
しかし携帯のスクリーンに映し出されたのは、圏外の二文字だった。
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/01(金) 23:31:52.81 ID:3APWrKEhO
次に俺達は、この白を何十にも塗り固めた世界で俺達以外の『なにか』を探しに、歩き始めた。
『なにか』は、物でも者でも何でも良かった。
ただこの世界で俺は、俺達以外の生命の息吹を感じたかった。
しかし。
岡部「……」
萌郁「ふぅ……ふぅ……は……う」
無い。
何も。
無い無い無い無い無い無い無い無い無い無い無い無い無無無無無……。
俺は眩暈がするのを感じた。
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/01(金) 23:39:39.70 ID:3APWrKEhO
この世界に来て、五時間が経過していた。
時間の経過は歩き始めてから、携帯の内蔵タイマーで計った。
俺達が此処に来る前の時間が確か昼過ぎだったハズだから、外では既に夕日が沈む時間だ。
だがまだ、何も進展は無い。
岡部「ふぅっ……少し、休もう……ふー……」
萌郁「はぁ……はぁ……うん……はっ……」
既に五時間弱歩き通しだ。
疲労は肉体的にも、精神的にもピークを迎えていた。
……この白い世界は『終わりが無い』。
それが、この五時間弱での俺達の結論だった。
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/01(金) 23:49:21.78 ID:3APWrKEhO
岡部「……」
萌郁「……」
俺達の間に言葉は無かった。
あるのはお互いの呼吸音と、この世界の一切音が無い事による、キーン、といった耳鳴りだった。
出口が無いとなれば、残るは自然と出るのを俺達は待つしか無かった。
この世界からいつまで出られないか分からないが、水と食料が無いのが致命的だった。
俺達は三日と生きられないだろう。
しかし、俺はこの時点でうっすらと感づいていた。
これだけ歩いたのに全く喉の乾きは無いことに。
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/01(金) 23:55:27.49 ID:3APWrKEhO
この世界に来て24時間が経過した。
ここに来てようやく、萌郁が自身の異常に気付いたようだ。
萌郁「……? ……岡部、君」
岡部「……どうした」
萌郁「あ……お腹……空いて、無い……?」
岡部「……全く」
萌郁「……そう……」
萌郁はそれだけ言うと再び口を閉ざした。
顔が少し青ざめていたのは、俺の錯覚では無いだろう。
俺達はここに来て、言いよう無い恐怖に襲われていた。
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/02(土) 00:02:08.43 ID:Uu6Awd+WO
48時間経過。
ここにきて、萌郁が自分から話し掛けてくるのが多くなったような気がする。
萌郁「岡部君……あの、ゴメン、なさい……」
岡部「……? 何を……」
萌郁「私が、あんな事を言わなければ……こんな……」
岡部「なっ……それを言うのならば、こちらの方だ……っ」
萌郁「……」
岡部「こんな、訳の分からない空間に閉じ込められて……俺が……あの時、俺さえしっかり止めておけば……ッ」
萌郁「岡部、君……」
岡部「くそっ……くそっ……」
おれは萌郁を巻き込んでしまった事による罪悪感に苛まれていた。
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/02(土) 00:02:18.14 ID:+FsFaVzK0
獣のようにずっとファックしてても快感ないのはいやだな
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/02(土) 00:04:37.43 ID:LP7kffTA0
まゆしぃは既に5億年経験したんだな…
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/02(土) 00:10:06.23 ID:Uu6Awd+WO
72時間。
携帯電話の電池は既に限界だった。
岡部「クソッ……」
画面の液晶には充電して下さいの警告。
フッ、と電源は落ち、携帯の画面が映る事は永遠に無かった。
岡部「(萌郁のは……既に電池切れだ。俺達は、時間を計る術を失った)」
小さな事のようだが、これは俺達にとって、とても重要なものだった。
いよいよ俺達はこの白い空間の恐ろしさをその身に感じ始めた……。
岡部「……区切りが、無くなった」
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/02(土) 00:10:50.47 ID:BiY1Xg7q0
まゆしぃは生地と針と糸があったら永遠にチクチクしてそう
感想聞いたら「食べ物が無いのはつらいねー、えっへへー」なイメージ
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/02(土) 00:11:40.00 ID:X2mvBLsq0
無限の空間なら二人散り散りになって探しあえば飽きない
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/02(土) 00:17:22.02 ID:QQiXJhWg0
脳内に一つの惑星を作り出し、そこに存在するありとあらゆる現象をひたすら演算
最後はオカリンの脳内の異星人が、脳内世界から脱出する術を見出し、顕現するなんて妄想
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/02(土) 00:20:55.21 ID:Uu6Awd+WO
?時間
いよいよもって、俺達両名の限界が近かった。
無意味に動いたり、声を発したり、たまに気が付くと、俯せに倒れていたりした。
俺達は歩くのを止めた。
俺はふと、懐から鋏を取り出した。
そのまま手首に持って行き、手前にぐっ、と力を入れて引いた。
するとどろりと血が流れ出した。
痛い。
痛い痛い。
……。
萌郁がコチラに気付くと、悲しそうな顔を浮かべた。
俺達はそのまま、血で服が汚れるのもお構い無しに、お互いに涙を流して抱き合った。
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/02(土) 00:22:56.28 ID:HcFg/XFv0
とりあえず手をパンパンってやって溜めとかやるゲームで1年使おう
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/02(土) 00:25:38.00 ID:ltSiYVr+0
10億年もあったら脳内妄想アニメが何クールでも作れるな
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/02(土) 00:28:51.73 ID:Uu6Awd+WO
??
俺達はキスをした。
ダルが聞いたらドン引きするくらいの、どろどろとした濃厚な接吻。
俺はチラリと、先ほど切り裂いた手首を見た。
血も傷も、跡形も無くなっていた。
俺達の服に付いた血も、気付いたら同様に、綺麗になっていた。
俺は気の向くまま桐生の服を脱がしその豊満な胸を暴く。
改めて、そのたわわに実ったモノの迫力に圧倒される。
当の萌郁は頬を赤らめ、なすがままといった具合に、蕩けた顔をしていた。
俺は再びキスをした。
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/02(土) 00:48:23.29 ID:Bu2eZi0y0
アダムとイヴだな
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/02(土) 00:53:18.22 ID:Uu6Awd+WO
??
俺達は互いの肌を重ね合う事に没頭した。
豊満な乳房とは逆に、若干な小ぶりな乳首を摘むと、桐生は敏感に身体を反応させる。
俺が肌を鋏で切り裂いた時、痛みはあった。
つまり、触覚はあるという事だ。
俺は口と右手で乳房をなぶり、左手は桐生のスレンダーな身体をマッサージしながら徐々にスカートのホックを外す。
そろりそろりとスカートを脱がすと、黒色の生地のパンツが見えた。
桐生は恥ずかしそうにむっちりとした太股を擦り合わせているが、俺は容赦無く黒い下着の上から桐生のその秘部をこねくり回す。
淫靡な声を上げる桐生の唇を再び強引に奪うと、俺は下着の中へ手を突っ込む。
余りの刺激に腰を浮かばせる桐生に、容赦無く乳首をこね、強く引っ張り追撃を食らわす。
桐生萌郁は甘い声を高らかに上げ、腰を踊る様に跳ねさせ、一度目の鋭い絶頂を迎えた。
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/02(土) 01:04:49.73 ID:Uu6Awd+WO
二度目は続けざまだった。
桐生はもう一度強く腰を跳ね上げると、蜜蕾からくちゅくちゅといやらしい音を立てて、絶頂した。
いつもは眠たそうにしている瞼も、その時ばかりは見開いて涙を浮かべ、口元からはだらし無く涎を垂らして甘美な声を掲げていた。
女性の、それも凄い美人な部類の桐生の呆けきったその表情に、既に岡部の妖刀村雨も抜き身の状態である。
腰を下げながら岡部はズボンをずらす。
すると、ぼろんっ、と岡部のインテリジェンスソードが立ち上がった。
桐生は岡部のそれをその細い指で掴むと、おもむろに舌を出し、しゃぶりついた。
べちょべちょと白い空間に鳴り響きかせ、いやらしく口に頬張った岡部のソレを舌で激しく舐め尽くす。
まるで腰が抜けそうな快感に打ち震え、岡部は桐生にその身を任した。
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/02(土) 01:10:19.18 ID:5Z+8WStj0
インテリジェンスソードwwwww
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/02(土) 01:13:10.97 ID:Uu6Awd+WO
岡部「ハァッ、ハァッ、ハァッ」
桐生「んむ…えろォ……ちゅぷっ……」
岡部「う……ぐっ」ビュルルルルルッ
桐生「! んく、ん……ちゅぱっ」
岡部、一度目の絶頂。
本来ならば、ここで性欲は薄れ、岡部のシュタインズゲートは開かれないハズだった。
しかし――――。
岡部のいきり立った凶真は、その醜悪な見た目を維持したまま、再び天高く舞い上がったのである。
間を置かず、岡部達はそのまま二回戦へ突入した。
岡部は再び桐生のきめ細かい肌をまさぐり、その敏感なヵ所を弄り始めた。
お互い服はとうに脱ぎさっており、生まれたままの姿での、獣の様な激しいセックスである。
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/02(土) 01:21:03.15 ID:pqDLpUhY0
もえいくさんはエロい体してると思ってました
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/02(土) 01:23:50.27 ID:oup3pUByO
でも疲労するんだよなこの世界は
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/02(土) 01:24:17.02 ID:Uu6Awd+WO
岡部暫く桐生の身体をなぶった後、何を思ったのか、桐生の肛門を指で弄りだした。
これには流石に驚いたのか、桐生はいやいやと若干の拒否反応を見せる。
しかし岡部はその手を止めない所か、今度は自分の顔を桐生の尻の穴へ持って行き、舌でほじくり出した。
桐生は一瞬、大きな声を上げた。
はっ、と桐生は残った羞恥心からか、口を手で抑え、何とか淫声をあげまいと堪える。
しかし岡部のその執拗な『責め』は、桐生の唯一残った羞恥心をまるで解きほぐす様に甘く、情熱的に桐生を包んだ。
桐生萌郁は――――その唯一残った羞恥心を棄てた。
それを敏感に察知した岡部は、自らの一物を桐生の蜜蕾め当てやり、擦る。
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/02(土) 01:35:24.88 ID:Uu6Awd+WO
明らかに焦らしている岡部のそれに、桐生は急かすように蜜蕾から愛液を散らす。
しかし岡部は焦らすのを止めない。
桐生は岡部の求めている『モノ』が分かると、即座に言った。
桐生「岡部君……来てぇ……っ!」
最早、羞恥心という言葉は残っていなかった。
岡部は焦らしていたマイサンを桐生の『穴』へ押しやり、勢い良く貫いた。
今まで焦らされていた分その期待は大きかったが、桐生は求めていた期待を上回る最高の快感に、今回一番の激しい絶頂を迎えた。
だが、岡部のそれは構わず激しいシャトルランを繰り返し、桐生は断続的に繰り返して絶頂を迎え、この世のモノと思えない快楽を体感していた。
いっそこれならば、一生この白い空間にいても構わないという風に……
性欲の塊end
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/02(土) 01:37:40.43 ID:4cbi+ixj0
乙
本当はちゃんとしたendが観たかった
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/02/02(土) 01:38:30.77 ID:Gu/vqMIl0
まあ乙
転載元
岡部「百万円が出るボタン?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1359721781/
5pb. (2013-01-25)
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一人で何もなくて何もできないからこそ辛いのに。
これで終わりとか意味不明過ぎる
ただのアホ
複製(偽造)したにしろどっかから持ってきた(泥棒)にせよ、普通にタイーホフラグだと思うんだが。
どうせなら金塊とかにすりゃいいのに、なんでお札なんだろうな。
>>113
それなんてスターオーシャン3?
金塊何グラムとかより何万円とかのほうが価値がわかりやすい。
この手の話のコメントでたまに疑問に思うんだが、これが作り話ってこと、知らないの?
なんで中途半端に現実的に考えるんだろうな。
スターオーシャン3懐かしい
あれ結局会社の為に頑張る社長が、自分の作った物にやられるってゲームだったかな
でもそれなら男と女でいいわけで、岡部と指圧師である必要はないよね。桐生氏がエロい体してるってのは分かるが。
大方途中で書く気が失せて適当に終わらせようと思ったんだろう。
そうでなくとも10億年も経ったら自我なんてとっくになくなってるだろうし、岡部には記憶無くなるっていうフォローすら無い訳だから、結局バッドエンドか