1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/01(火) 19:42:11.17 ID:CrDNFYK30
店主「やー」
女戦士「くそぅ~」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/01(火) 19:42:59.92 ID:WTAMRtDb0
これ普通にSSにしたらよかったのに
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/01(火) 20:51:43.08 ID:I6/A9OXe0
誰か続き
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/01(火) 20:58:54.56 ID:+5aK9+hs0
>>26 女戦士「体で払うのがダメなら何なら良いんだ」
店主「とりあえず無駄口叩いてないで、ほら、薬草あげるから」
女戦士「……良いのか?」
店主「ああ、良いよ。君には回復してもらったらちゃんと働いて返して貰うしね」
女戦士「ありがとう、じゃあ早速。頂きます」モグモグ
続きってこんなの?
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/01(火) 20:59:14.74 ID:U/Nxcfu10
店主「じょすぃはだまってろよおおおぉ!!」
女戦士「」
Idてす
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/01(火) 21:31:44.22 ID:+5aK9+hs0
ミスった
>>28 女戦士「ふう……生き返った気分だ」
店主「生き返った所悪いんだけどさ、何で君あんなに死にかけだったの?」
女戦士「それは……私のステータスが低いからだ。見るか?ステータス帳」
店主「ああ……ほんとだ、僕より低い」パラパラ
女戦士「だろ?」
店主「誇れる事じゃないよ」
女戦士「済まない……」
店主「でもこんなにステータス低いならレベルアップとか速いんじゃない?」
女戦士「スライム一体にフルボッコにされるレベルだぞ?」
店主「すごい残念だね」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/01(火) 21:48:28.99 ID:+5aK9+hs0
店主「うーん、どうしようかなあ」
女戦士「?…どうした?」
店主「いや、君にやってもらおうとした事なんだけどね。スライム一体にフルボッコにされるレベルだとかなり無理があるんだよなあ」
女戦士「どんな仕事だ?言ってくれ」
店主「この村の近くの森にある泉の水を汲んで来て欲しかったんだけど……無理があるよなあ」
女戦士「ああ、それなら大丈夫だ」
店主「何が?」
女戦士「私はエンカウント無しで泉の水を汲んで来て帰ってこれる自信がある!」
店主「自信だけ?」
女戦士「ああ、自信だけだ」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/01(火) 22:21:11.45 ID:+5aK9+hs0
店主「スライム一体にフルボッコにされるのに?」
女戦士「スライム一体にフルボッコにされるのに、だ」
女戦士「言っとくが私はスライム以外に負けた事はないぞ?」
店主「それスライムとしか戦ってないからでしょ?」
女戦士「そう言われれば……そうだな」
店主「でしょ?」
女戦士「いや!私なら大丈夫だっ!行って来る!」ダッ
店主「あっ、ちょっ……行っちゃった」
五分後
女戦士「やっぱり無理だった」ボロボロ
店主「だろうね」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/01(火) 22:40:14.47 ID:+5aK9+hs0
店主「ほら、薬草」
女戦士「……ほんとうに済まない」 モグモグ
店主「しょうがない、僕が行くかな」
女戦士「店主が?一人で行けるのか?」
店主「めんどくさかったから行かないだけで僕は一人でもいけるよ」
女戦士「そう言えば私よりステータス高いらしいしな……済まない、力になれなくて」
店主「何言ってるの?君には荷物持ちになってもらうよ?荷物持っただけでも力とか上がるでしょ」
女戦士「本当にありがとう、何から何まで」
店主「いいって、僕も助かってるし」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/01(火) 22:43:17.51 ID:I6/A9OXe0
驚くべき弱さ
使えない子
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/01(火) 22:44:33.29 ID:6B3z4cDv0
だがそれがいい
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/01(火) 22:53:17.30 ID:+5aK9+hs0
店主「じゃあ、準備も出来たし。そろそろ行くかな」
女戦士「ちょっ、待った!待ってくれ!」
店主「え?どうしたの?」
女戦士「こ、これっ!水を汲むにしては大き過ぎないか⁉」(自分の背丈の半分程の樽を指差す)
店主「まあ、樽だしねえ、僕、いつもそんぐらい運んでるよ?」
女戦士「店主と同じレベルで考えるなっ!うわっ、重い」
店主「まだ水入ってないのに?」
女戦士「まだ水入ってないのに、だ、それにしても、重いな、これ」
店主「修業だよ、修業」
女戦士「そうか?」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/01(火) 22:57:43.52 ID:+5aK9+hs0
店主「そうだよ」
女戦士「修業なら仕方ないな、よし、がんばろう」
店主「がんばって、帰りは僕が持って帰るから」
女戦士「ちょっと元気出た」
店主「そりゃいいや、じゃあ、行こうか」
女戦士「だなっ!」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/01(火) 23:10:49.04 ID:+5aK9+hs0
~森の前~
店主「よし、森に着いた」
女戦士「店主ぅ~疲れたぁ~、泉って近いのかぁ?」
店主「え?もう?あとちょっとだから。がんばって」
女戦士「ほんとかぁ?どれくらい?」
店主「ざっと……700メートルちょいかな」
女戦士「ううっ、じゃあ、がんばろうかなぁ。でもモンスター出て来たら……」
店主「大丈夫だよ、出て来たら僕が倒すから」
女戦士「そうか?」
店主「そうそう」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/01(火) 23:22:43.69 ID:+5aK9+hs0
~森の中~
女戦士「うわっ、暗い、ここ怖い」
店主「大丈夫だって……お、モンスターだ」
森の魔物「グルルルル」
女戦士「うわあっ、何か出て来たっ!どうしよっ!しかも重いっ!」
店主「ていっ」パカン
森の魔物「キャンキャン」ダッ
店主「あ、逃げた」
女戦士「店主、本当に私よりステータス高いんだな」
店主「いや、日々の努力とひのきの棒のお陰だよ」
女戦士(ひのきの棒ってそんなに強かったのか)
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/01(火) 23:35:40.90 ID:+5aK9+hs0
~森の泉~
店主「やっと着いた」
女戦士「店主っ!私はこの重さに慣れたぞっ!今なら何処までだって行ける!」
店主「うーん、無理じゃないかな」
女戦士「何でだ?」
店主「だって、水汲みに来たんだし、絶対重くなるよ?」
女戦士「余裕だ!」
店主「やって見る?」
女戦士「おうとも!」
店主「無理だと思うけどなあ……よし、水はこんぐらいかな、はい、どうぞ」
女戦士「うむ、持ち上げて見せようじゃないか、よいしょっ」グッ
女戦士「…………あれ?持ち上がらない?」
店主「でしょ?君は水の重さを舐めてるよ、ほら、貸して?」
女戦士「ううっ……はい」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/01(火) 23:53:52.96 ID:+5aK9+hs0
店主「よっ、と」
女戦士「本当に凄いな、そのステータス、欲しいくらいだよ」
店主「むしろ戦士なのにスライム一体にフルボッコにされる方が凄いよ」
女戦士「いや、スライムと戦ったら負けないといけないお約束的な……」
店主「本当は?」
女戦士「あの青いのすごい強い。勝てない、スライムなのに体当たりめっちゃ痛い」
店主「やっぱり」
67 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 00:23:13.49 ID:kdoX33d30
店主「それより、ステータス上がった?」
女戦士「そう言えば、上がったかな?」
店主「後で測ってみたら?」
(注意 ステータスは上がったかどうかは自分では細かくは分かりません、なのでちょくちょく教会で教えてもらいます)
女戦士「そうだな、じゃあ帰ろうか」
店主「そうだね、僕も少しお腹すいてるし。少しだけ急ごうか」
女戦士「よし、じゃあ森の外まで競争だ!
」
店主「水入った樽しょってることを知ってて言ってるね?良いよ、水の重さを差し引いでも君は僕に及ばないと証明してあげようじゃないか」
女戦士「やってみろ、絶対勝ってやる」
店主「それじゃあ…位置について…ようい……ドン!」
結局、店主が勝ちました
68 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 00:38:02.05 ID:kdoX33d30
~森の外~
女戦士「はあ、はあ、水入った樽しょってるんだよな?それ、本当に中身入ってるか?」
店主「入ってるよ、見せてあげたいけど、今はめんどくさいからパス。帰ったら見せてあげるよ」
女戦士「私は樽の中身より店主のステータスが気になって来たよ」
店主「僕は普通だよ、多分、君が修業不足なだけだよ」
女戦士「本当か?」
店主「ほんとほんと」
女戦士「じゃあ、修業しないとな」
店主「修業については問題ないよ、僕の手伝いをしてくれたら少しはステータス上がると思うし」
女戦士「悪いね、本当に」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/02(水) 00:42:15.41 ID:I4LEWkFvO
女戦士なつっこいなー
かわええ
70 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 00:51:00.58 ID:kdoX33d30
店主「いいって、僕も久し振りに女の子と話せたし、荷物も持ってくれるし。でも、いきなり店に来て『体で払う』はちょっといただけないな」
女戦士「あの時は、本当に切羽詰まっててな。私も軽はずみな行動を取ったと思ってるよ」
店主「店にいたのが僕じゃなかったらどうなってた事か、正直、僕もちょっと心が揺らいだよ」
女戦士「なるほど、そうなのか」
店主「そうだよ、だって君、可愛いし、これで強かったら結婚も考えるくらいだよ」
女戦士「えっ⁉ちょっと……それは…まだ…心の準備が……いや、うれしいけども!」
店主「冗談だよ、だって女の子が勇者やってるくらいだ、なんか理由とか目的とかあるでしょ。僕はそれを邪魔できないよ」
女戦士「そっかあ、結婚も考えるくらいかあ、ふふっ、強くなんなきゃなあ」
店主「あ、聞いてない」
72 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 01:00:38.64 ID:kdoX33d30
店主「おーい、もしもーし、聞こえてる?」
女戦士「はっ、ちょっと自分の世界入ってた、あぶないあぶない」
店主「ぼーっとしてないで、さっさと帰ろう、本格的にお腹すいて来ちゃった」
女戦士「そうだな、帰ろうか、さっさと帰ろう、薬草のお礼に美味しいご飯を作ってあげようじゃないか」
店主「それは期待だね、そうと決まったら、善は急げだ、足早に帰るとしよう」
75 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 01:13:38.03 ID:kdoX33d30
~家、もとい店~
店主「ふう……やっと着いた、やっぱり、我が家が一番かな」
女戦士「さあ、ご飯を作ってあげようじゃないか、楽しい家庭科の時間だ」
店主「何言ってるの?」
女戦士「いや、ちょっと言ってみたかっただけだ、気にしないでくれ、で?この家には何があるのかな?」
店主「食材とかは全部地下の貯蔵庫にあるから、勝ってにあさって良いよ」
女戦士「りょーかーい、お?色々あるぞ?えーっと、強くなれそうな物、って言ったら、肉だな、肉、肉、肉はどこだ?おーい、肉どこー?」
店主「入口あたりにない?」
女戦士「入口?探してなかったな、お、あったあった、灯台下暗しとはこの事だな、肉あったー」
店主「あったか、それは良かった、しかし、何を作るつもり?」
76 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 01:28:02.26 ID:kdoX33d30
女戦士「シチューだ!」
店主「シチュー?ルーあったかな?」
女戦士「いや、この世界にはないだろ、手作りだよ」
店主「ごめんごめん、つい、うっかり」
女戦士「注意してくれよ、全く。で?水は?水道か?」
店主「この世界にはないよ、水だったら、さっき汲んできた水を使って良いよ」
女戦士「おっと、うっかり。注意しなきゃな、さっき汲んできた水を使って料理か、感慨深いな」
店主「きっと、一層うまいよ」
77 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 01:43:51.16 ID:kdoX33d30
女戦士「そうだな、上手くなるといいな、肉と、あと…野菜か、お、あった。牛乳にバター、調味料、あとシチューに必要なその他諸々、よし、全部ある。早速調理だ!」
店主「あ、火使うんだったら、火の種使えば?便利だよ?あれ」
(火の種:名前の通り、使うと、火が出ます。火を司る偉大な魔法使いさんが作りました、敵に投げても、調理にも便利)
女戦士「そんな良いのがあるのか、この店」
店主「だいたい揃ってるよ、武器とかもあるし」
女戦士「ひのきの棒?」
店主「ひのきの棒」
79 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 01:54:51.17 ID:kdoX33d30
女戦士「まあ、ひのきの棒は置いとくとして」
店主「あ、置いとくの?置いといちゃうの?」
女戦士「そのテンションは、やめて?」
店主「ごめんごめん、じゃあ、シチュー作りがんばって」
女戦士「ああ、がんばるよ」
女戦士「さあて、料理は手際だ、下拵えはじっくり、調理はささっと。が基本だからな、とりあえずブロック状の肉を切ろうあれ?包丁がない、おーい、包丁知らない?」
店主「近くの棚は?」
女戦士「うおっ、あった、あったぞ!店主!」
店主「あんなんで大丈夫かな?」
80 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 02:06:36.45 ID:kdoX33d30
女戦士「よし、肉を切ろう、ふんっ!………あれ?上手く切れない、うむ、めんどいな、まあ仕方ない、ちょっとずつ端っこから切って行こう」
店主(そのまま火にかけるとか言い出さなくて良かった)
女戦士「よしっ!全部切れた! それじゃあ…早速シチューを作ろう、まずはボウルに卵とかバターとか牛乳とか小麦粉とかとにかく全部ぶっこむ!そして!全力でかき混ぜるっ!」
店主(あ、終わった、このシチュー終わった)
女戦士「その間にさっき切った肉を焼こう、火の種を置いて、と。着火!」ボッ
女戦士「わははははっ!どんどん焼けるわっ!」
店主(暴走してる、最悪だ)
因みに今見てる人、居る?
85 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 02:14:12.03 ID:kdoX33d30
~十分後~
女戦士「よし、あとは汲んだ水に今までの調理物を全部入れて、っとあとはぐつぐつ煮込めば完成だな」
店主(緑色とかだったら、どうしよう)
~さらに五分後~
女戦士「できたっ!女戦士特製っ!超絶美味シチューの完成だっ!」
店主「あ、できた?」
女戦士「反応が薄いな、なんか、まあいいや。どうぞ、召し上がれ」
店主「いただきまーす」パクッ
店主(こ、これは………)
88 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 02:23:52.39 ID:kdoX33d30
見てる人、ありがとう
俺、がんばる!
店主「予想外なまでに、おいしい」
女戦士「でしょ?おいしいでしょ」
店主「これならいつでもお嫁に行けるね」
女戦士「えっ⁉…またっ⁉…愛の告白?…ふふふっ、あはは、やったあっ!お墨付きっ!…あとは、強くなるだけかあ、ゴールは近いっ!もっとがんばらなきゃっ!」
店主「また自分の世界に入ってるよ」
店主「おーい、自分の世界からでてこーい」
女戦士「はっ、深い穴に色々捨てるの?」
店主「何言ってるの、折角作ったおいしいシチュー、冷めちゃうよ?」
女戦士「そう言われれば、そうだな」
89 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 02:38:13.32 ID:kdoX33d30
~三十分後、くらい~
店主「ふう、美味しかった」
女戦士「そうだな、私も驚きだよ、よし、それじゃあ」
店主「ご馳走様でした」
女戦士「お粗末様でした
店主「実はまだお昼時なんだけど。午後はどうしようか」
女戦士「実はも何も、太陽が高い位置に登っているからお昼時なのは当たり前だろう。午後、どうしようか?」
店主「ずっと日向ぼっこ、とか?」
女戦士「干からびないか?それ」
店主「あ、そうだ。計測行ってきたら?教会に」
女戦士「でもあれ風邪ひいた時に行くのが一番なんだよなあ」
(基本的に、計測は、最低値を測ります。そうすると、貴方、もしくは貴女は風邪の時にこれぐらい戦えますよ、と言う目安になります。要するに『いっつも万全な奴なんて居ないだろ』って話です)
92 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 02:52:29.42 ID:kdoX33d30
店主「そっか」
女戦士「ああ、そうだ。それより、店主の家のベッドで愛を語らう、ってのはどうだろう」
店主「僕の店は基本的にあんまお客さん来ないけど、それはまずいんじゃないかな」
女戦士「そうか?何が?」
店主「あえて言うならば、何もかもだよ、薬草の借金、もとい借草がある上に。僕の家のベッドて愛を語らったりなんかしたらたちまち、近所の笑い者だよ?僕達」
女戦士「それも良いな、村公認カップルじゃないか、よし、愛を語らおう、ベッドインしよう」
店主「なんかまた暴走気味だな」
94 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 03:04:37.28 ID:kdoX33d30
女戦士「あ、そう言えば私には借草があったんだっけな。借草で縛られた絆ってのも中々アンダーグラウンドな感じで良いなあ。いや、借草、だとなんか嫌だな。なあ店主、あの薬草、お金にするといくら?」
店主「二個で20ゴールド、そこから水運び代を差し引いて、今は15ゴールドくらいかな」
女戦士「そっか、そんくらいか、ありがとう」
店主「あ、言っとくけど借金はちゃんとお手伝いで返してね?」
95 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 03:14:14.15 ID:kdoX33d30
店主「体で払う、とか無しね?分かった?」
女戦士「返したら、私と……結婚してくれるか?」
店主「いや、まだだね、ステータス強化だ。全ステータスが僕のステータスを超えたらその時は真剣にお付き合いを考えるよ」
女戦士「本当?嘘じゃない?考えるだけ、とか無しだよ?」
店主「じゃあ、真剣にお付き合いを考える、じゃなくて。『一生、女戦士を愛します』にするよ」
女戦士「~~~~~~っ‼」プシュー バタッ
店主「あ、倒れちゃった」
店主「ほんと、可愛いなあ。女戦士は」
97 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 03:25:37.29 ID:kdoX33d30
因みに、女戦士が暴走気味なのは女戦士の所為ではありません
俺の所為です
~三十分後くらい~
女戦士「…………」パチッ
店主「あ、起きた?」
女戦士「あれ?膝がこんな近くに、これ誰のだ?」
店主「僕の」
女戦士「~~~~~っはあっ!」ガバッ
店主「お、今度は耐えたね、でも顔真っ赤だよ?」
女戦士「え?あ、だって……膝枕だぞ⁉店主のっ!」
店主「うん、それで?」
女戦士「それがどんなに幸せな事かっ!うわぁ何で意識を失ってたんだ、私!」
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/02(水) 03:26:44.30 ID:qMA74C8Y0
ちょっと店開いてくる
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/02(水) 03:29:47.43 ID:YEckTyDe0
ちょっとひのきの棒こすってくr
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/02(水) 03:38:49.00 ID:kdoX33d30
店主「結婚したら、これが毎日だよ?幸せな事が当たり前になる位、膝枕をしよう、その為には、今は努力だよ。今の君の反応を見て確信した。僕は全力で君のステータスが僕のステータスを超えるように手伝おう」
女戦士「……毎日、だって?。しかもその為の努力をサポートしてくれる?夢みたいな話だ。是非っ!お願いしますっ!」
店主(本当に可愛いなあ、でもこれ言ったらまた倒れるんだろうなあ)
店主「よし、じゃあお互いのステータスの確認だ、取りあえず教会に行って計測しよう」
女戦士「そうだな、お互いのステータスが分からないとどこを目指していいか分からないものな」
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/02(水) 03:48:55.74 ID:2UtdK6HdO
全ステータスが自分より下の男を選ぶ女なんて
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/02(水) 03:49:46.78 ID:JJ5Bm17kO
俺の毒針がスタンバってる
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/02(水) 03:54:45.06 ID:kdoX33d30
~教会 レベル、ステータス計測部~
受付「こんにちは、店主さんに、女戦士さん。ほんとに久し振りですねえ。計測ですか?それとも結婚ですか?」
店主「ある意味、両方ですね」
受付「まあ、バカップル。後ろの女戦士さんなんか顔真っ赤っか、照れ屋さんなんですねえ、可愛い」
女戦士「なあ、店主、私は今、すっごい恥ずかしい、どうしよう」
店主「安心して、僕もだよ」
受付「きゃあっ、夫婦で相談?お熱いことで、あ~あつい、あついって痛っ」ポカン
主任「何やってんだ、お前は、ちゃんと仕事しろ」
受付「はあい、分かりました、主任、愛する主任の為ならば、たとえ火の中水の中っ!と言う訳で、ナンバーの付いた腕章をお持ちになり、右手にありますドアにお入り下さい」
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/02(水) 04:06:01.52 ID:kdoX33d30
女戦士「なあ、店主」
店主「何?」
女戦士「私たちよりあの人たちの方が絶対、バカップルだよな」
店主「僕もそう思う、なんて言うか、おしどり夫婦って感じだな。お、ドアってこれか」ガチャッ
~レベル、ステータス計測室~
店主「ここに来るのも、久し振りだなあ」
女戦士「本当に、久し振りだ、鈍ってないかなあ」
店主「鈍りようがないよ」
女戦士「だな」
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/02(水) 04:16:19.12 ID:kdoX33d30
~三十分後~
『計測はここまでです、お疲れ様でした』
店主「あー、疲れた、これはきつい、あれ?女戦士は?」
女戦士「……………」シュー
店主「がんばりすぎて死んでる、おーい、起きて起きて、帰るよ」
女戦士さん「………え?もうおわり?よかったあ、きついじゃ表せないよこのきつさは」
店主「そうだね、結果の用紙もらって帰ろう」
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/02(水) 04:29:05.97 ID:kdoX33d30
~再び、家、もとい、店~
女戦士「まずは私から」
レベル、ステータス計測書
女戦士 様
レベル 1
こうげき 5
ぼうぎょ2
すばやさ4
かしこさ6
備考
こうげき、かしこさ、すばやさにかんしては文句を言うことがありません。
ただ、ぼうぎょが低いのが問題です。
メンタル面も弱いように思います、努力と愛情で、乗り越えて行きましょう。
バカップル1号(笑)
女戦士「何か最後の二行で台無しになったな」
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/02(水) 04:32:45.66 ID:j0YwZoV30
店主がショボンにしか見えない
113 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 04:42:36.03 ID:kdoX33d30
店主「じゃあ二番目に僕だ」
レベル、ステータス計測書
店主 様
レベル 1
こうげき25
ぼうぎよ27
すばやさ30
かしこさ32
備考
全項目に関して言うことはありません。
せいぜいかしこさ32で一番高いのは店をやりくりしてるからかな?ぐらいです。
これでレベル1なのが驚き。
モンスターを倒さず地道にステータスを上げた結果がこれでしょう。
インフレ半端ねえ。
ひいっ、ばけものぉっ。みたいな。
バカップル2号(笑)
店主「最初から最後までバカにされてる気がする」
女戦士「うわっ、いろいろひどい」
114 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 04:50:52.49 ID:kdoX33d30
女戦士「これは、ちょっと難しいな」
店主「正直、やり過ぎた気はする、まさかここまでとは」
女戦士「そう言えば、森でモンスターと戦った時、モンスター逃げてたなあ」
店主「ほら、だって、色々あるでしょ。動物愛護団体とか、だから追い払うだけにしといたんだよ」
女戦士「その結果がこれか」
店主「やり過ぎたね」
116 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 05:02:29.98 ID:kdoX33d30
女戦士「これ、私、追いつけるか?しかもこれでレベル1だぞ?」
店主「多分これ、受付さんが作ってるよね」
女戦士「話を逸らさない、どうする?この差は結構埋めるの大変だ。むしろ店主がデチューンした方がいいと思うぐらいだ。」
店主「デチューン、かあ、そもそも、どうやって弱くなるの?」
女戦士「知らん、私は、どうしようか。今、力が欲しいかって聞かれたら、即答しちゃうね」
店主「でも女戦士は生物兵器な腕になってないよね」
119 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 05:14:37.05 ID:kdoX33d30
女戦士「だったら仕方ないな、地道に努力かな」
店主「なあ、女戦士、たった今有力な情報が入ったよ、レベル上げをしろだって……なんて『その手があったか‼』見たいな顔してるの?」
女戦士「あ!でも私、スライム一体ににフルボッコにされる位弱いんだった」
店主「じゃあ僕と同じ修行して強くなる?」
女戦士「なんだそれ、そんなのあるのか?」
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/02(水) 05:32:58.26 ID:kdoX33d30
店主「あるよ、毎日森の泉の水を取りに行く、出くわしたモンスター全部追い払う、それだけ」
女戦士「それだけ?」
店主「うん、それだけ」
女戦士「それで、そのステータスになるのにどれ位かかった?」
店主「えーっと、10年?」
女戦士「いまいくつ?」
店主「20歳」
女戦士「人生の半分じゃないか、私に
10年間結婚を我慢して水を運べと?」
店主「そうなるね」
女戦士「一緒にレベル上げ、も無理だしなあ、どうしたら良いんだか」
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/02(水) 05:33:57.86 ID:4VgLLz+N0
店主に寄生
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/02(水) 05:47:09.67 ID:kdoX33d30
女戦士「やっぱり私だけ一人黙々とレベル上げ、何てどうだろう」
店主「それはなあ、女戦士だけを動物愛護団体の魔の手に晒す訳には行かないよ。」
女戦士「そこのところは面倒だな、店主は」
カランカラン
店主「あ、郵便屋さんだ。こんにちは」
郵便屋さん「おはようからおやすみまで、こんにちは、貴方の期待の郵便屋さんです。おや?美人と一緒でいらっしゃる、いやあ羨ましいったらありゃしません」
店主「どんな用件かな?」
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/02(水) 05:55:26.72 ID:kdoX33d30
郵便屋さん「用件も何も、あっしは預かってきたまでですよ、勿論、あっしは郵便屋さんだ。
当然、手紙にございます、こちら、住所が書いてなくってですね。宛名だけ。『バカップル1号2号』って書いてあるもんでして、もう真っ先に、ここだなっね思いましたよ。あ、手紙でしたね、はい、どうぞ」
店主「これはどうも」
郵便屋さん「じゃ、あっしはこれで」カランカラン
女戦士「……誰?」
店主「いや、郵便屋さんだよ?」
女戦士「うちの村の郵便屋さんはあんなんだったか?」
店主「あんなんだったよ」
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/02(水) 06:11:49.17 ID:kdoX33d30
店主「誰からの手紙だろう」
女戦士「まあ、宛名の悪質さから考えても答えは一つだけどな」
店主「差出人は、教会からだ」
女戦士「ほら来た、しかし、何の用だ?」
店主「えーっと、こんなことが書いてある」
レベル、ステータス管理組合
店主 様
度々お世話になっております。管理組合にございます。
貴方のレベルに対するステータスの異常が見つかったのでご報告の為、お手紙を出しました。
この手紙を一読後、直ぐに管理組合の方に足をお運び下さい。
尚、女戦士 様にも関係のある事なので
是非とも二人でおこしください。
店主「だって」
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/02(水) 06:30:31.95 ID:kdoX33d30
女戦士「で、これはどうしたら良いんだ?」
店主「教会に行けば良いんじゃない?」
女戦士「だな」
~教会 管理組合 審判の堂~
受付「ようこそ、審判の堂へ、今回、
あなたたちバカップルを呼んだ理由が分かる?」
女戦士・店主「全く」
受付「今回、あなた達を呼んだ理由は、あなた達のステータスに関する問題です。店主さんと、女戦士さん。あなた達のステータスは同じレベルなのに、離れ過ぎています。
これでは、象とアリが同じ家に住んで居るような物です。いずれ、アリは死んでしまいます。」
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/02(水) 06:41:37.61 ID:kdoX33d30
受付「今回、厄介なことは、象とアリなんて物はただの比喩で、象もアリも人間だと言うことです。なので、当管理組合はあなた方に関する処分を、決定致しました。
あなた方の処分は。
『離別』もしくは『はじまりの丘への誘致』に決定されました。異論はありますか?」
女戦士「あるに決まってるだろう‼なんだ離別って‼ふざけてるのか‼大体、はじまりの丘ってなんだ‼聞いたこともないぞ‼」
店主「異論、ありません」
女戦士「え?」
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/02(水) 07:01:27.44 ID:kdoX33d30
女戦士「なんでだ‼ずっと好きで居てくれるって言ったじゃないか‼」
店主「女戦士、なんも言わずに聞いてくれ、ステータスを下げる方法は実は幾つかあるんだ、1つは何もしないこと、ただ、これは効率が悪くて、推奨出来ない。
もう1つは『はじまりの丘』だ、僕も本とか言い伝えとかでしか聞いたことがないんだけど
その場所は、踏み込んだ者のステータスを初期値に戻すんだ、正しくは吸い取る、かな。『ゆりかごの丘』とも言われている。でもその場所には問題があって、レベルは初期値に戻らないんだ」
女戦士「でも、それって……」
店主「そう、僕にとってお誂え向きの場所なんだ」
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/02(水) 07:10:53.68 ID:kdoX33d30
店主「今回の件で、多分、受付さんはわざわざ僕達の為に、『はじまりの丘』を探してきてくれたんだ、そして、僕達に離別と誘致を突き付けた」
女戦士「ってことは、つまり……」
店主「そう、僕達に難癖つけて無理矢理結婚させてくれようとしてる」
受付「やっとわかったの?女戦士さん。店主さんなんか『はじまりの丘』って聞いた瞬間には、笑ってたわよ?」
受付「皆~、出てきて~、結婚式を始めるよ‼」
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/02(水) 07:28:58.45 ID:kdoX33d30
~はじまりの丘~
女戦士「うわぁ、すごい」
店主「やっぱり、本で読んだ通りだ、『はじまりの丘』は吸い取ったステータスを地面に栄養として還元しているんだ、だから、一年中、枯れることのない色とりどりの花畑が出来るんだ。」
女戦士「あっ!あれは何だっ⁉鐘かっ⁉」
店主「あれは『はじまりの鐘』さ、結婚式に使う物らしくって、新しい生活の始まりを意味するんだ、枯れることのない花々と併せて結婚生活の成就も意味するらしい」
女戦士「そう言えば、私たち、指環とか、まだ買ってないな。どうする?」
店主「そんな事は、後で考えよう、今は幸せを噛み締める時だ」
女戦士「そうだな」
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/02(水) 07:35:46.90 ID:kdoX33d30
~はじまりの鐘の前~
主任「汝、病める時も、健やかなる時も(以下略)誓いますか?」
女戦士・店主「「誓いますっ!」」
主任「では、誓いのキスを」
女戦士・店主「「チュッ」」
主任「結婚!成立!パーティーだ!」
店主「僕と結婚してくれてありがとう!」
女戦士「私こそっ!ありがとう!」
主任「騒ぐぞぉっ!」
女戦士・店主「「おーっ!」」
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/02(水) 07:42:40.85 ID:kdoX33d30
~どんちゃん騒ぎから一ヶ月~
店主「おっ、教会から手紙が着てる」
女戦士「この前のステータス計測かどうなった?」
レベル、ステータス計測書
世界一幸せなバカップル 様
レベル1
こうげき5
ぼうぎょ8
すばやさ4
かしこさ12
備考
あなた達バカップルは本当にいつもおなじ成績を取るのね。
幸せ者だわ。
いつまでも、そのまま二人三脚で、幸せになって下さい。
女戦士「言われなくても」
店主「僕達は幸せだよ」
end
142 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 07:45:21.90 ID:kdoX33d30
以上です
スレタイで予想した展開と違ってたらごめんなさい。
今まで読んでてくれた人、本当にありがとう。
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/02(水) 07:58:06.57 ID:3z1ofdfE0
乙
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/02(水) 08:19:00.35 ID:ZqFbDdZ90
今読み終わった、
そして、乙
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/02(水) 08:56:53.78 ID:SdK1qakBO
乙ですた
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/02(水) 09:08:36.93 ID:uCO3cc3j0
やはり純愛にかぎる、乙
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/02(水) 09:50:49.81 ID:g6hNP+KM0
乙
よかった
152 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 12:04:04.00 ID:kdoX33d30
おまけ
店主「おっ、手紙だ、誰からだ?」
女戦士「受付からだな、どうしたんだ?」
受付・主任 結婚しました!
二人と私達に幸せあれ!
店主・女戦士「まだ結婚してなかったんだ……」
153 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 12:23:57.69 ID:kdoX33d30
おまけ(思いつく限り頑張って書いてきます)
店主「あ、お客さんだ、こんにちは」
お客さん「世界一幸せなバカップルがやって居る店はここですかな」
店主「世界一かどうかは分かりませんけど、僕達は今人生で1番幸せです。何が入り用の物は有りますか?」
お客さん「そうだな……じゃあ薬草を十個ほど」
店主「ありがとうございます、200ゴールドでーー」
ガッシャーン
女戦士「うおあっ!鍋がっ!鍋が火を吹いてるっ!店主っ!助けてっ!」
店主「ちょっと待って!これ終わったらすぐ行くから!……すいません、見苦しいの見せちゃって」
お客さん「良いさ、これを見れただけでわたしは満足です、さあ、どうぞ奥さんの所へ」
店主「どうも、ありがとうございます。今行くよー!」
お客さん「とんだバカップルで、とんだ幸せ者だな。だが、それが良いが」
店主「うわっ!本当に火い吹いてる!」
155 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 12:41:59.04 ID:kdoX33d30
おまけ
女戦士「そう言えば、指環とかまだ買ってないなって。はじまりの丘で言った気がする」
店主「ああ、いったねえ、そんなの、買いに行く?」
女戦士「良いのか?指環って高いんじゃ無いか?」
店主「大丈夫だよ、お金はそれなりにあるし、今日買いに行こうか」
女戦士「やったあっ!指環だっ!指環だっ!結婚指環だっ!」
店主「すごいはしゃぐね、そんなに嬉しい?」
女戦士「嬉しいに決まってるだろ!初プレゼントだぞ⁉」
店主「薬草は?」
女戦士「あれはノーカウントで頼む」
159 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 13:02:38.00 ID:kdoX33d30
店主「しかし、どこに買いに行こう」
女戦士「だな、指環といってもこの村には宝石店は無いものな」
店主「さて、どうしよう」
「それなら、わたしに良い考えがありますよ」
店主「え?あ、この間のお客さん」
お客さん「わたしの家は代々宝石商をやってましてね、それで指環なども取り扱っているのですよ」
店主「それはちょうど良い、ぜひ、お願いします」
164 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 13:19:43.47 ID:kdoX33d30
~お客さんのお店~
お客さん「一杯あるので一つずつゆっくり見て行って下さい」
店主「へえ、本当に一杯あるなあ、女戦士、どれがいいと思う?」
女戦士「え?いやあ、もう店主が選んでくれるなら、もう何でも、えへへぇ」
お客さん「奥さん、あんなになっちゃってるけど、大丈夫?」
店主「大丈夫です、女戦士は嬉しくなったり楽しくなったりするといつもあんな感じになるんです」
168 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 13:39:56.04 ID:kdoX33d30
店主「一杯あるからどれが良いか迷うなあ、なんかおすすめってあります?」
お客さん「では、これなんてどうでしょう『離れずの指環』」
店主「いいですね、2つで1つの指環って」
お客さん「ただこれ、ちょっと面倒な指環でして、片方の指環の持ち主が指環に念を込めた時、もう片方の指環の持ち主の所へ瞬間移動出来るんです」
店主「いいじゃないですか、便利で」
お客さん「その便利さが問題なんですよ、
前の持ち主は浮気発見に使ってました」
店主「それはちょっと、嫌ですね、もっと無難な物、ありません?」
お客さん「じゃあ、これは」
172 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 14:07:43.92 ID:kdoX33d30
店主「何ですか?これ?外観も良さげでいいじゃないですか」
お客さん「これは、『記憶の環』ですね、別名『メモリアルリング』です」
店主「それはどんな事が出来るんですか?」
お客さん「これも2つで1つの指環でして、これは、片方の指環の持ち主との思い出を記憶する指環です」
店主「それ、いいですね、買います。おーい女戦士ー、指環、これでいいかなあ」
女戦士「うふふっいいよぉっ店主が決めたならぁっ」
店主「女戦士はこれで良いみたいです、これ、幾らですか?」
お客さん「タダで良いですよ、安物なので。あ、使い方説明しておきましょう、この指環、このままの状態だと記憶を保存している状態です、普段はこの状態にしておいて下さい、それで、再生する場合は、よっと」パキッ
店主「あ、半分に割った」
173 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 14:17:25.88 ID:kdoX33d30
お客さん「大丈夫です、もともと割れるようにできてます、で、もう片方の半分も割って、片方の指環の半分ともう片方の指環の半分をくっつけます、これが、再生の状態です、壁とかに投影できます」
店主「なるほど、そりゃいいや」
お客さん「色はどうします?赤、青とか赤、黒とか黒、白とか色々ありますけど」
店主「女戦士ー何色がいい?」
女戦士「うーんと、じゃあ、赤、黒かなあ」
店主「お、ちゃんと返事が帰って来た、じゃあ、それで」
176 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 14:32:13.76 ID:kdoX33d30
~家、もとい店~
店主「ふう、疲れた、女戦士はずっと浮かれたままだし」
女戦士「ごめん、つい、それにしても、この指環、良いな」
店主「思い出を記憶出来るらしいよ?それ」
女戦士「本当か、そりゃ良いな」
店主「良いでしょ、僕達の思い出を自分の子供や孫に見せたいな、って思ってついこれに決めちゃったんだけど、これで良かったかな?……あれ?なんでニヤニヤしてるの?」
女戦士「いや、だって、店主の口から子供や孫の話が出て来るのが面白くって」
店主「じゃあ何?今から子作りする?」
女戦士「えっ⁉…いやぁ、そのぉ、心の準備が……えへへ」
店主「まあいいや、それは後々、って事で」
店主「とりあえず、今は一杯、思い出を作ろう」
177 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 14:34:39.24 ID:kdoX33d30
ひとまず
「結婚指環を買いに行こう!」は終了です
またなんか思いついたら、書く予定です
179 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 14:59:19.10 ID:kdoX33d30
>>178 エロは何か書けなかったり
おまけ
女戦士「うぁぁっ、店主っ、たすけてぇっ」
店主「あれ?どうしたの?そんな所で突っ立ったままで」
女戦士「あしぃっ、あしがぁっ、しびれてっ」
店主「あー、なるほどつまり……チャンス!」
女戦士「やぁぁっ!、ちょっ、さわらないでぇっ!おねがいっ!」
店主「えー?じゃあ仕方ない……」
女戦士「ほっ」
店主「わけないっ!」
女戦士「やだぁっ、ほんとにぃっ、やめてぇぇっ!」
この後、店主は女戦士にこっぴどく叱られました。
180 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 15:08:12.57 ID:kdoX33d30
>>179 おまけのおまけ
店主「で、なんで足しびれたの?」
女戦士「正座でお茶を飲んでたら、のんびりし過ぎて足の痺れに気付かなかったんだ」
店主「足しびれた女戦士も可愛かったよ?」
女戦士「それは……まあ、嬉しいけど、ってまさか、反省してない、とかじゃないだろうな」
店主「ごめん、ちゃんと反省してるよ」
女戦士「分かればよろしい」
181 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 15:26:19.00 ID:kdoX33d30
おまけ
店主「あ、そうだ、膝枕、する?」
女戦士「えっ?なんでいきなり?」
店主「膝枕をいっぱいしてあげるって行った割には、そんなしてないなあって思って」
女戦士「良いのか?」
店主「ああ、良いよ、僕の膝に頭を載せて、ゆっくりすると良い」
女戦士「では、失礼して……よいしょっ」
店主(あ、女戦士の顔がみるみる真っ赤に)
店主「どうしたの?熱いの?」
女戦士「いや、今更膝枕って、恥ずかしいと思って」
店主「じゃあやめる?」
女戦士「やめないっ!」
184 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 15:46:04.50 ID:kdoX33d30
おまけ
女戦士 暴走気味
~女戦士のっ!グチャグチャラッキークッキング!~
女戦士「今日の料理は、ハンバーグだっ!
」
女戦士「まず、挽肉に塩、コショウなどの調味料を入れるっ!あとはっ!捏ねてっ!捏ねてっ!捏ねてっ!捏ねまくれっ!」
女戦士「捏ねたらっ!焼くっ!うわぁああっはっはっはぁっ燃えろ燃えろぉっ!」
女戦士「ケチャップをベースにした、デミグラスソースをかけてっ!完成っ!」
店主「意外とうまい」
女戦士「だろっ⁉」
185 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 15:55:12.03 ID:kdoX33d30
>>184 おまけのおまけ
店主「女戦士のその料理になるとテンション上がっちゃって独裁者みたいになるあれは何?」
女戦士「つい……ノリでな」
店主「面白いは面白いけど、あれにはなんか狂気を感じるよ」
女戦士「今度は気を付けるよ」
~翌日~
女戦士「あーっはっはっはっ!どんどん刻まれろぉっ!」
店主「あれは治んないんだな」
186 :
◆XdfFerW0PE :2011/03/02(水) 16:01:02.95 ID:kdoX33d30
おまけ
女戦士「なあ、店主。店主は最初の方でひのき棒に異常に執着してたけど、あれってどうなったの?」
店主「ひのき棒はずっと今も昔も安定武器だよ、貯蔵庫に最低でも200本はあるよ?」
女戦士「まだひのき棒に執着してたんだな」
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/02(水) 16:06:01.00 ID:LQE9LNA80
夜はそのひのきのぼうで女戦士を虐める店主であった
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/02(水) 16:08:42.42 ID:IzAmq8Zo0
なにそれ俺得
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/02(水) 16:26:23.95 ID:g6hNP+KM0
うおおあそこが熱いぞ
転載元
女戦士「薬草をひとつ……だ、代金は体で払うっ…//」
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1298976131/
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