1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/14(土) 23:56:32.07 ID:H5EAhf4N0
三花(軽音部のライブかっこよかったな~)
(でもあれくらいなら私にもできるかも・・・)
(でも受験が・・・いやいやできる私なら両立できる!)
三花「じゃあさっそく姫子、バンドやろう!」
姫子「えっなんで?」
三花「だって軽音部のライブ超かっこよかったじゃん!!」
姫子「まぁ確かにそうだけど、なんで私なの?それに私、楽器できないよ」
三花「姫子がギターヴォーカルならかっこいいじゃん!ちなみに私はキーボードだよ!」
姫子「興味はあるけど、さすがに無理がない?」
三花「じゃ決まりだね!あとはベースだね。誰がいいかな~ふふふ面白くなってきたよー」
姫子(話聞けよ・・・)
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 00:01:14.92 ID:j54rlNvN0
よくじつ!
三花「姫子ベース出来る事とか知らない?」
姫子「だから、私はやるとか言ってないって・・・でも、違う学校でバンド組んでない
ベースの子が知り合いにいるよ」
三花「あぁ!いちごとかどうかな!?あのちっちゃい体ででっかいベース持ってさぁ」
姫子(話聞けよ・・・)
三花「じゃ早速、誘ってみよっと!」
姫子「いや、だからさぁ・・・」
三花「い~ちごっ!」
姫子(聞いちゃいない・・・)
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 00:04:58.90 ID:j54rlNvN0
いちご「なに?」
三花「私と姫子でバンドやるんだけど、いちごベースできるよね?一緒にバンド組まない?」
いちご「やだ」
三花「またまたご謙遜を、姫子がギターヴォーカルで私がキーボードだよ。ほらほらユーも入っちゃいなYO!」
姫子「いやいや、私もまだやるとは・・・」
いちご「やだ。ていうか、受験でしょ?」キュー
三花「ふっふっふーお姉さんはなんでも知ってるのだよいちご君。いちごは部活でK大の推薦もらえるし、姫子は専門だから受験は無し!」
姫子「へぇK大ってすごいじゃんいちご。ってなぜ私のも知ってるの?」
いちご「・・・」
三花「そうと決まれば、今後の方針と親交を深めるために放課後ミーティングだー」
姫子「えっちょっと」
いちご「・・・」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 00:09:17.47 ID:Tw5zIPZEQ
もうなんでもありだな
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 00:10:10.82 ID:j54rlNvN0
ほうかご!
みか「というわけで!私たちの新たな門出を祝ってかんぱーい」
姫子「か、かんぱーい」(結局押し切られてしまった・・・)
いちご「・・・」
三花「早速、これからの方針なんだけど・・・」
姫子「いちご大丈夫なの?」ヒソヒソ
いちご「何が?」
姫子「いや、本当にバンドやる気なの?ていうかベース・・・」ヒソヒソ
いちご「できるわよ」
姫子「え、マジだったの・・・?私はやっぱ無理だなぁ2人には悪いけど・・・」ヒソヒソ
姫子「ねぇ三花、私やっぱり・・・三花「ということで、このバンドで軽音部、いやHTTをブッ倒します!!」
姫子「はっ?」
いちご「・・・」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 00:11:24.11 ID:nyj3R4RhO
姫子ちゃん可哀想すwww w
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 00:13:16.06 ID:BKJh8PjrO
正直こういうの嫌いじゃない
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 00:15:01.39 ID:j54rlNvN0
三花「姫子、心配しなくても大丈夫よ。ギターは昔パパが使ってたのがあるし、知り合いの
スタジオスタッフに指導してもらえるわ!」
姫子「いやだから、私は・・・」
三花「私、HTTのライブ見て焦ったの・・・もちろん感動もしたけど、だらしないニート
一直線な平沢さんや、
かわいいだけが取り柄のヘタレの秋山さん、ずぼらなデコ、沢庵があんなに輝いてるんだもん」
姫子(なんか語りだしたよ・・・ていうか唯のイメージひどい)
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 00:20:02.13 ID:j54rlNvN0
三花「たくさんのお客さんを一瞬で虜にしてしまうあの子たちに比べて、自分はなんて平凡で
冴えない人間なんだろうって・・・私も何かしなきゃって思ったの」
いちご姫子「・・・」
三花「それで思い付きでバンドしようって思っただけなんだけど、その思い付きさえも形にできないようじゃ
また前の冴えない私のままで終わっちゃう・・・だから、だからお願い力を貸して!」
姫子「・・・三花」
(確かにあんな輝いてる瞬間、わたしの人生じゃなかったな・・・このままじゃずっと冴えないままか・・・)
姫子「よし、わかったやろう!」
三花「姫子・・・ありがとう!」
いちご(立花姫子。押しと情熱に弱い)
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 00:26:19.06 ID:j54rlNvN0
姫子「でも三人だけでやるの?向こうは5人もいるのに」
三花「確かに、3人だけじゃ音の厚みとグルーヴでは劣るわね」
いちご「その前になんでドラムいないの」
三花「・・・やっぱドラム必要?」
姫子「まさかとは思ってたけど探してないの?」
いちご「ドラムいないなら私やらないから」ツーン
三花「えー全然考えてなかったよ・・・どうしてもいなきゃダメ?」
いちご「ダメ」
姫子「困ったわね。誰かドラムできる人いる?」
三花「んー信代なんてどうかな?イメージならドラマーっぽいよ」
姫子「イメージってあんたねぇ」
いちご「・・・」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 00:32:49.11 ID:j54rlNvN0
よくじつ!
三花「中島信代さん」
信代「ど、どうしたの三花?そんな改まって・・・ていうか頭上げてよ」
三花「一生のお願いですドラマーになってくださいっ!!」ゴッ
信代「ちょ、ちょっと廊下で土下座しないでよ!しかもなんでドラマー!?」
三花「これでもダメですか・・・然らばこれでぇ!!」ビタン
信代「こっ、これは謝罪の最上級、伝説の土下寝!!?」
いちご(何が彼女をそこまで駆り立てるのか)
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 00:44:07.29 ID:j54rlNvN0
姫子「ちょっと何やってんの三花!信代困ってるじゃない!」
三花「三度の礼でもダメでしたか・・・」
信代「三顧の礼っていいたいのかな・・・よくわかんないけど、私にドラムやってほしいの?」
姫子(こんなのでよく伝わったわね・・・)
三花「そういうことだよ信代君!詳しく事情を話すとだね~カクカクシカシカシカクイ・・・」
信代「なるほど、軽音部に触発されてバンドを組んだはいいけど、ドラムが入らないと早くも解散の危機だから、
とりあえずドラマーっぽい私を誘ったと・・・」
いちご(理解力ありすぎだろこの豚)
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 00:49:01.88 ID:fIDynsLV0
ただの毒舌キャラになってる・・・
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 00:49:55.82 ID:j54rlNvN0
すたじお!
姫子「トントン拍子で決まったわね。まさか声掛けられて5日で初練習なんて」
三花「まさに行動力の勝利だよ!」
いちご(若さって怖い)キューティクル
姫子「でも信代はよかったの?私と一緒で初心者でしょ」
信代「全然!むしろ嬉しいくらいだよ。家業を継ぐから、このまま高校卒業までモラトリアムな時間を
過ごすだけだったし、何か趣味も欲しかったしね」
三花「やはり、私の千里眼に狂いはなかったわね!」
姫子「いやそれも微妙に違うし。とにかく、私と信代はしばらくスタッフさんと個人レッスンだね」
いちご(響きがやらしい・・・)///
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 00:54:41.34 ID:0kYmdHOQ0
てか軽音楽部入ればいいじゃんwww
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 00:58:05.10 ID:j54rlNvN0
三花「その間に、私といちごで曲を作っておくから楽しみに待ってなボーイズ&ガールズ!」
信代「なんか頼もしいね。でも、三花って曲作りなんてできるの?」
三花「そ、その辺はいちごが手とり足とりナニとり・・・」
姫子「プッ、セクハラだぞー」
いちご「と、とにかく///まずは3曲作るから2人は基礎を身につけて」
信代「了解」
姫子「ふふっ、ごゆっくり~」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 01:07:29.95 ID:j54rlNvN0
よくげつ!
三花「ふーなんとか歌詞はできたね。私の中1から欠かさず書いてるポエムが役に立ったよ!」
いちご「時間かかりすぎ。あと、歌詞にエッジ利きすぎ」
三花「黒歴史とは呼ばせない!私も色々忙しいんだよーでもまぁ曲は大体出来てるんでしょ?
あとは歌詞乗っけるだけじゃん。それにギターヴォーカルとドラムにはまだ時間が必要でしょ!」
いちご「・・・そうね。順調だといいけど」
三花「ふー最近寒くなってきたね。あぁ早くライブしたいなぁ」
いちご「・・・三花疲れてる?」
三花「え?そんなこと無いよー。でも最近、歌詞作りでちょっと寝不足かなぁハハ」
いちご(・・・みんなウソが下手ね)
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 01:16:30.26 ID:j54rlNvN0
すたじお!①
スタッフ1「信代ちゃんセンスあるねー。見た目でパワー系かと思ったけど、器量よしっていうか抑えも利くし、いいドラマーになれるよ!」
信代「ははは、それって誉めてるんですかー?でも、よく見た目と違うって言われます」
スタッフ1「だろうねーハハ」
(はぁこれで見た目が良けりゃ・・・ギターの子かわいかったなぁあっち教えてぇよ)
信代(ドラムって楽しいなぁこれは三花に感謝だねっ)
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 01:17:38.30 ID:rtIiEB51O
澪だか紬の斜め後ろの席のお下げで花?の髪留めつけてるハの字眉毛が好きなんだが
音楽室が使えなくて教室で練習したときにいた子
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 01:21:19.70 ID:j54rlNvN0
すたじお!②
スタッフ2「じゃ前と同じとこをこんな感じで」ジャンジャーン
姫子「はい・・・っく」ジャンジャッ
スタッフ2「んー姫子ちゃんは※バレーコードが苦手のなのかな?」
※指の腹で複数の弦を押さえるコード。よく初心者の壁といわれるFコードが代表的
姫子「いえ大丈夫です。がんばります」
スタッフ2「まぁ初心者はよくここで躓くけど、そろそろ1カ月だからねぇ。簡易コードでもいいけど、先を考えるとやっぱ出来るようにならないとね。」
姫子「はい」
スタッフ2「・・・何か隠してない?」
姫子「・・・いえ。それより練習続けましょう」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 01:32:53.19 ID:j54rlNvN0
がっこう!
瀧エリ「三花~この前の模試どうだった?」
三花「ダメ全然ダメ。ダメすぎて自己否定が止まりません」
ちか「気持ちは痛いほどわかるわ・・・」
瀧エリ「正直このままじゃヤバイよねぇ。ホントこの冬が勝負だよ・・・」
ちか「ああ、推薦の子が羨ましい・・・」
エリ三花ちか「はぁ」
瀧エリ「でも三花、バンド始めたんでしょ?勉強大丈夫なの?」
三花「うん大丈夫!私なら出来る!」
ちか「すごい自信だね」
三花「ふふ、まぁね!でも出来そうな気がするんだ。あ、噂をすれば、ちょっと行ってくる!」スタッコラ
瀧エリ「三花ちょっと変わったよね」
ちか「うん、忙しそうだけどなんかキラキラしてる」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 01:37:23.42 ID:j54rlNvN0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
三花「調子はどうだね?信代クン姫子クン」
信代「お、三花。予想以上に楽しいよ!ドラムって意外に簡単なんだね」
三花「おうおう言いますなぁ姫子は?」
姫子「あ、あぁこっちも順調だよ。でもコード覚えるのが大変って感じかな」
いちご「じゃあ、来週から合わせるから1曲目は覚えておいて」
信代「了解」
姫子「う、うん」
三花「がんばるよー」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 01:45:25.57 ID:j54rlNvN0
放課後のすたじお!
三花「早速合わせてみよう!」
いちご「歌はいいから、通してできるように頑張って」
姫子「わかった」
信代「じゃいくよー1・2」
ジャジャーーン・・・
三花「初めてにしてはいいんじゃない!?く~なんかバンドらしくなってきたよ!!よしこの勢いで明日ライブしよう!」
信代「ハハハ、それはさすがにやりすぎでしょ。でもすっごい楽しかった」
姫子(楽しい・・・なんとか誤魔化しながらも出来たし、このままいけるかも)
いちご「信代はほぼノーミスね。姫子はもう少し思い切って音出して」
信代「まぁ~ねっドラムって簡単で楽しいよ」
姫子「う、うん。初めてだから緊張したわ」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 01:53:46.37 ID:j54rlNvN0
三花「しかし、信代は初めてとは思えない出来だったね!1ヵ月ちょっとでこれほどとは、うちのリズム隊は安泰ですなぁはっはっは」
いちご(豚の才能か・・・)
三花「よし、信代にはご褒美におじさんがキャンディーをあげよう」ガサゴソ
信代「こっ、これはベスタースオリジナル!?」
三花「そう、あなたは特別な存在なのですよっふふふ」
姫子「・・・」ジャンジャンジャーン
いちご「姫子、できる?」
姫子「えっ?ああ、大丈夫だよ。がんばって練習するから!さすがに、初めてで完璧に出来ちゃ面白くないじゃん」
いちご「そうじゃなくて、あなたの・・ 三花「ほら、姫子もいちごもキャンディー食べて特別な存在になっちゃいなYO!」ビシッ
姫子「あはは、ありがと三花。もらうね」パクッ
いちご「・・・」パクッ
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 01:55:01.35 ID:j54rlNvN0
三花「しかし、信代は初めてとは思えない出来だったね!1ヵ月ちょっとでこれほどとは、うちのリズム隊は安泰ですなぁはっはっは」
いちご(豚の才能か・・・)
三花「よし、信代にはご褒美におじさんがキャンディーをあげよう」ガサゴソ
信代「こっ、これはヴェルタースオリジナル!?」
三花「そう、あなたは特別な存在なのですよっふふふ」
姫子「・・・」ジャンジャンジャーン
いちご「姫子、できる?」
姫子「えっ?ああ、大丈夫だよ。がんばって練習するから!さすがに、初めてで完璧に出来ちゃ面白くないじゃん」
いちご「そうじゃなくて、あなたの・・ 三花「ほら、姫子もいちごもキャンディー食べて特別な存在になっちゃいなYO!」ビシッ
姫子「あはは、ありがと三花。もらうね」パクッ
いちご「・・・」パクッ
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 02:07:07.15 ID:j54rlNvN0
練習後のふぁみれす!
信代「いや~今日は楽しかったよ」
三花「初めて合したとは思えない出来だったね!もしかして、私たち相性抜群なんじゃない!?その辺どうですか、いちごさん!?」
いちご「・・・知らない」
三花「またまた、釣れないんだからいちごちゃんは~ほっい!」ダキッ
いちご「ち、ちょっと暑苦しい」
三花姫子信代「ハハハ」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 02:17:07.46 ID:j54rlNvN0
姫子「でも、早くライブやりたくなってきたよ」
信代「それには、まずギターとヴォーカル出来るようにならないとね」
姫子「うっ、ギターやりながら歌うの難しいんだよぉ」
三花「大丈夫!為せば成る、為さねば成らぬ何事も!」
信代「お、三花いいこというじゃん」
ハハハ
いちご「・・・」
ワイワイガヤガヤ
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 02:23:33.55 ID:j54rlNvN0
姫子「ところでさ、最初に言ってたけどこのバンドの目的って本当にHTTをやっつけることなの?」
三花「当然!」
信代「えっそうだったの?」
姫子「でも、どうやって?まさか、また何も考えてなかったとかはやめてね」ニコッ
三花「もっ、もちろん考えてあるわよ!ねっいちご!?」オロロ
姫子「結局、いちご頼みかい」
いちご「・・・対バンかな」
三花「そうっ!バンド同士の仁義無き戦い・・・血で血を洗う骨肉の争いッ!!それが対バンだよ!!!」
信代「ライブってそんなヴァイオレンスなの?」
いちご「いや違うから」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 02:28:16.48 ID:j54rlNvN0
いちご「仲の良いバンド同士とか、まだ単独じゃスタジオを埋められないバンド同士で1回のライブをシェアするのが対バン」
「三花が言うように客の盛り上がり具合で対決することもあるけど、敵対的にやるのは稀ね」
三花「みんなわかった!?HTTは私たちが対バンでブッ倒します!!!」
姫子「別に倒すとかギスギスするやり方じゃなくて、普通に仲良く一緒にライブすればいいんじゃないの?」
三花「それじゃ意味が無いんだよ!私はニートやヘタレ、デコ沢庵に負けたくないの!!」
信代「ニート?ヘタレ?よくわかんないけど、三花が誘ってくれたからこんな楽しいことができるわけだし、
私は三花に賛成かな。勝負が決まってからでもバンド同士の仲が良くなればいいじゃん。ていうか、元々クラスメートだし」
姫子「んーまぁ、言われて見ればそうね。唯たちには悪いけど、たまには友達同士でも本気でぶつかり合うのも青春かな」
いちご「私はライブできればいい」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 02:34:34.84 ID:j54rlNvN0
三花「みんなぁ・・・!三花は今、猛烈に感動しているぅぅ!!!」ガバッ
姫子「はは、三花苦しいよ」
信代「おう!がんばろうねみんな!!」
いちご「抱きつかないで。離れて」
三花「では然るべき時、然るべき場所でHTTに対バンを仕掛けるのだぁ!!」
三花「おおぉー!!」
信代「おーっ!」
姫子「おー!」
いちご「・・・」
ちょっと休憩
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 02:41:01.20 ID:oXgQymbpO
いちごと姫子の組み合わせいいな
三花もいい味だしてる
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 03:07:20.37 ID:j54rlNvN0
冬休み!
三花「やばい、もう2時じゃん!そろそろ寝ないと明日も予備校とバンド練習が・・・。ふぁ眠い、歌詞考えてると時間過ぎるの早すぎるよぉ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
よくじつ!
瀧エリ「三花、バンドの調子はどう?」
三花「もうバッチリだよ!この勢いならお披露目も近いかもね!」フフン
しずか「へーすごいねぇ、最近始めたばっかりなんでしょ?」
三花「初めて、2カ月です!」フンス
瀧エリ「でも、あんまり無理しないようにね。ほら、クマさんできてんじゃん」ププッ
しずか「あ、ホントだ。ちゃんと寝なきゃダメだよぉ」
三花「なっ!これは新しいペットのクマちゃんだよ!」グッ
アハハハ
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 03:12:46.33 ID:j54rlNvN0
すたじお!
信代「三花寝不足?目の下にクマができてるよ」
三花「まぁねぇ、最近このクマさんがかわいくてさ飼ってるのぉ」フラフラ
姫子「調子悪そうね」
いちご「今日はもう切り上げるわ」
姫子「そうね。そうしましょう」
三花「いや、大丈夫だから練習続けよう!スタジオ代が勿体ないよ」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 03:23:16.00 ID:j54rlNvN0
姫子「いやいや、無理して倒れたら意味無いじゃん。三花は受験勉強もやってるんでしょ?」
信代「そうだよ。いくら志望校のA判定出てるからって、このまま無理し続けたら本番まで持たないぞ!
ほら、肩貸してあげるから今日はもう帰ろう」スッ
三花「大丈夫だってっ!!」バシッ
信代「っつ!」ビクッ
姫子「み、三花!」
三花「ご、ごめん。でも大丈夫だからあと1回だけやらせて・・・」ハァハァ
いちご「わかった。信代フリして」
姫子「いちごっ!!」
三花「はぁはぁ、ふぅ。よしやろう!」フラフラ
信代「・・・じゃ、じゃあ1・2」
姫子「あぁーもうっ!」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 03:32:52.68 ID:j54rlNvN0
よくしゅう!
信代「三花まだ風邪でダウンだって」
姫子「はぁやっぱり、あの時無理させるんじゃなかった」
いちご「ああいうタイプは最後までやらせてあげた方がいいのよ」
姫子「でもさぁ受験生だよ!?冬の大事な時期なのに・・・」
信代「私たちのせいで受験失敗したら・・・」
いちご「・・・そのことなんだけど、話しておくことがあるの」
姫子「何?まだなんかあるの?」
信代「いい話ではなさそうだね・・・」
いちご「ここじゃあれだから、どこかに入りましょ」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 03:47:34.62 ID:j54rlNvN0
ふぁみれす!
信代「はい、レモンティーとコーラ」
姫子「さんきゅ。で、話っていうのは三花のことだよね?」
いちご「そう。もっと言うと三花の受験の話」
信代「正直、あんまり聞きたくないなぁ」
いちご「大事なことだからちゃんと聞いて。」
信代「うっ、うん」
姫子「それじゃ話して」
いちご「三花の受験勉強はうまくいって無い。」
信代「え?でも、志望校はA判定って言ってたじゃん・・・もしかして」
いちご「それは嘘。バンドを続けるため、私たちに心配を掛けないための強がりよ」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 03:53:28.81 ID:j54rlNvN0
信代「三花・・・」
姫子「・・・マジなの?」
いちご「三花の模試結果を見たから間違いないわ。実際、志望校はC判定・・・微妙なところね。
これからの頑張り次第よ」
信代「あの子いつもニコニコしてるから全然気づかなかった・・・どうしよう私たち三花に無理させて、こんな大事な時期に風邪ひかしてちゃって・・・!!」オロオロ
姫子「信代、落ち着いて。これは三花の問題よ私たちにできることは限られてる」
信代「で、でも私たち取り返しのつかないことしたかもしれないんだよ!?」
いちご「この時期にバンドを作ったのも、受験と両立させようとしたのも三花の意志よ。
あの子が考えて、あの子が決心したの」
信代「ぁっ・・・だからって2人とも冷たすぎるよ・・・少しの間かもしれないけど、
一緒にやってきた仲間じゃん助けてあげたいよ・・・」
いちご「だからこそ2人に話したの。決心してほしかったから」
姫子「うん・・・話してくれてありがとう、いちご。そうね、三花を助けるにはいちごの考えしかないかもね」
信代「ど、どういうこと?」
いちご「このバンドは解散ってこと」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 04:02:43.29 ID:j54rlNvN0
よくじつ!
ピンポーン
姫子「あ、三花?お見舞いに来たよ。そう、メールで伝えた話したいこともあるから」
三花「やあやあ、3人さんいらっしゃい!」
信代「風邪はもう大丈夫なの?」
三花「うん、おかげ様でもう全開だよ!この前はごめんね~わがまま言って困らせちゃってさ。
もう大丈夫だから、今度は最高のキーボードを披露するよっと!」
いちご「三花、その事なんだけど大切な話があるの、実は・・・」
三花「・・・・・・」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 04:10:13.67 ID:j54rlNvN0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
信代「泣き喚いてたね三花。そのあとは机にかじり付いてたけど」
姫子「でも、最後にはわかってくれたじゃん。それに信代も結構渋ってたくせにー」ププッ
信代「だって、せっかく楽しくなってきたところだったし、三花の気持ちを考えるとね・・・条件付きとはいえここでいきなり解散なんてさ」
姫子「三花ならバンドのために馬車馬のように勉強すると思うけどなぁ。三花を信じてあげようよ。
それより『受験成功なら再結成、失敗なら一生口利かない』なんてえげつない条件出したいちごにビックリだよ」フー
いちご「とにかく今は三花には受験に集中してもらいたいから」
信代「そうだね!私たちはその間に各々練習だね」
姫子「三花が順調ならセンター試験で終わりだから、2月くらいには再結成できそうだね」
信代「再結成とかなんかプロっぽくていいね!」
いちご「まだ何もしてないけどね」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 04:22:58.26 ID:j54rlNvN0
信代「しかし、三花大丈夫かねぇ。あと1カ月くらいでしょ?」
いちご「あの子は集中したら凄いから大丈夫だよ」
姫子「へーなんだかんだで、いちごって三花のこと信じてるんだねぇ」ツンツン
いちご「う、うるさい」///
信代「あーっいちごが赤くなってる!」アハハ
いちご「とっ、とにかく再開したらすぐにライブするから、練習サボらないようにね」
信代「了解!さぁ来年が楽しみだね!・・・あー寒いと思ったら雪降ってきたよぉ早く帰ろうっ!ヒューッ」タタッ
姫子「あ、ちょっと信代走ったら危ないって!っと、いちごもそれまで曲作りよろしくね!じゃっ」
いちご「・・・」
いちご「・・・悪くない、かな」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 04:27:52.89 ID:j54rlNvN0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
姫子「じゃあね、信代」
信代「うん、じゃ次は大晦日にね!」タタッ
姫子「ふふ、全く信代は元気よね・・・・・っつ!」ズキッ
姫子「・・・だから冬は嫌いなのよ・・・」ズキッ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 20:29:45.47 ID:L5IVGsOX0
エリちゃんもっと出してほしいな
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 20:36:32.71 ID:j54rlNvN0
けいおんモブキャラ参照画像
佐伯三花(画像左)
立花姫子(唯の隣の席)
いちご(2枚目の左は三花)
中島信代(画像真ん中と右)
クラス一覧
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 20:43:43.70 ID:j54rlNvN0
保守ありがとうございます。
では、>>63-64の続きから
~~おおみそか!
ガヤガヤ
三花「みんなーぁ!ひっさっしっぶっりぃぃい!!」ガバッ
信代「お、三花久しぶり!」ガッシット
姫子「うわっ!あんた信代がいなかったら、私といちご潰れてたわよっ!?まぁでも、久しぶりね」ナデナデ
いちご「とりあえず離れて痛い」グイグイ
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 20:48:41.92 ID:8XoaJZGwO
京アニスタッフたちは適当にキャラ作ってふと思い付いてつけただけであろう名前に
ここまで必死になってる俺たちをどう思ってるんだろうか?
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 20:50:34.82 ID:j54rlNvN0
信代「で、勉強はどう?」
三花「へへん、おかげ様で自分でも驚きの成績を叩き出しております。みんなの存在が私を机に向かわせてるぜっ!」フフッ
姫子「なぁにカッコつけてんのよ。さっさと受かって早く再結成するんだから、しっかりセンターで終わらせなさいよ!」グッ
三花「はっはっはっ、わかってるって姉御」グッ
信代「順調そうで良かったよ。来年もこの調子でね」
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 20:55:23.54 ID:j54rlNvN0
いちご「早く、こっち。年越しちゃう」
三花「お、いちごは意外とこういう神事が好きなのかな?」
信代「へー意外だな」
姫子「人は見掛けによらないよ」
いちご「違う、おみくじが引きたいだけ」
三花「私もおみくじ好きだよ!でも、今年の学業だけはお願いします!神様!キリスト様!」
信代「それは宗教違うから」
姫子(いちごって意外と子供っぽいのかしら?)
いちご(今年こそは・・・・・)
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 21:02:42.75 ID:j54rlNvN0
アケオメー ゴーンゴーンゴーン アケマシテオメデトウ オメデト
三花「大吉だぁぁ!!『学業は大成す』だって!受かったも同然だよぉみんな!!」パァァ
姫子「気を抜くな三花。たかがおみくじだよ。って小吉かー微妙だなぁ信代は?」
信代「私は吉。まあまあかな。いちごは?」
いちご(・・・・きょ、凶・・・5年連続の・・凶っ・・・・)ズーン
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 21:17:45.39 ID:j54rlNvN0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
唯「あ~ん、みんな待ってよ~」
澪「フラフラしてたら置いてくぞ唯」
梓「出店はおみくじした後でも食べれるんですから、少しは落ち着いてください。唯先輩のせいで遅れてるんですよ」
唯「だって~わたあめちゃんがこっち見てるんだも~ん」
紬「ふふふ私、毎年みんなとおみくじするのが夢だったの~」
律「今年こそ大吉を引いてやるぜ!っと・・・ありゃ?あそこにいるのはいちごと三花じゃなか?」
唯「あ、ホントだ!のぶちゃんと姫子ちゃんもいるよ!」
梓「誰ですか?」
澪「うちのクラスメートだよ。学祭の劇にも出てたぞ」
唯「お~い姫子ちゃ~ん、あけおめー」
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 21:31:14.68 ID:j54rlNvN0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
三花「大吉さまぁぁ我に力を~うぅうん」ナムアミ~ダ
信代「神頼みじゃなくて自力でがんばりなよ」ハハハ
ヒメコチャーン
姫子「ん?あっ唯たちじゃない!みんなも来てたんだね。あけおめ!」
三花「なぬぅ!?ここで会ったが100年目!成敗してくれるわ我が宿敵ぃぃ!!」ガッバッ!
信代「なに訳わかんないこと言ってんの、抑えて抑えて」ガッシ
三花「う゛ぅぅぅ」ハァハァ
唯「三花ちゃん??姫子ちゃんたちはお参りとおみくじしたの?」
姫子「これはちょっとした病気だから気にしないで。私たちはもう終わったよ。おみくじはいまいちだったけどね」ハハ
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 21:31:28.39 ID:BKJh8PjrO
ここで姫子の隣の席の人が登場wwwwww
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 21:46:11.24 ID:j54rlNvN0
澪「やっぱり出遅れたかー唯がフラフラしてるからだぞ」
唯「えへへ~ごめんね澪ちゃん」
律「ま、私たちは遅れてきてもみんな大吉を引かせてもらうけどな!」フフン
紬「楽しみだわぁ」
ピクッ
三花いちご「・・・」ゴゴゴゴコ
澪「ふっ2人ともどうしたんだ?」ビクッ
ゴゴ゙ゴゴゴォ
三花いちご「あなたたちには負けないっ!」クワッ
澪「えぇ!?ちょ、ちょっとどういうことだ信代!?」ビクビク
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 21:57:50.53 ID:j54rlNvN0
信代「あー・・ごめん、こっちの話だから気にしないで」ハハハ
姫子「さっ、2人とも帰るわよ。じゃまた新学期にね、みんな勉強頑張って」ガッシ
信代「じゃあね~」ガッシ
ズルズルズル
三花「HTTブッ倒す・・そしてブッ生き返す・・・・」ブツブツ
いちご「5年連続で凶って・・凶て・・・・」ブツブツ
ズルズル
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 22:06:22.78 ID:j54rlNvN0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
唯「うん、バイババーイ」フリフリ
澪「・・・な、なんだったんだ?」
律「さぁ?しかし、言い知れぬ殺気を感じたな・・・」
梓「な、なんだかこわい方たちでしたね・・・」
唯「そう?みんないい子たちだよ~」
紬「これを振ればいいんだったかしら?お代はどこで渡せばいいの?」
梓「・・・むぎ先輩空気読んでください」
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 22:21:53.62 ID:j54rlNvN0
~~~予備校!
瀧エリ「ふー今日はこの辺にしとこうかな」
ちか「あ、じゃ私もキリいいから一緒に帰ろっと」
瀧エリ「おっけ~三花はどうする?」
三花「んーわたしはもうちょっとやってくよ。今日は先に帰ってて」カリカリ
瀧エリ「わかった。がんばってね」
ちか「じゃ三花また明日ねーお先」
三花「うん、バイババ~イ・・・」カリカリ
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 22:31:05.98 ID:j54rlNvN0
三花「・・・・ふーちょっと休憩して自習室行こっと」
スタスタ、ガチャ
三花「自習室さん失礼しまーす。おっ、和と風子だ。2人だけ?」
高橋風子「あ、三花ちゃん。この時間は人少ないから」
和「あら、三花じゃない。自習室に来るなんて珍しいわね」
三花「あはは、久しぶりに来たよ。こんなモノもらったらがんばらない訳にはいかないからね!」ジャーン
和「それは合格祈願のお守り?」
風子「あっ、もしかして彼氏から?」
三花「まぁね!親友という名の彼氏たちから頂いたのさ」フンス
風子「親友?彼氏たち?」
和「よくわからないけど頑張らないとね。三花もセンター利用でしょ?」
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 22:57:15.00 ID:j54rlNvN0
三花「うん、R大文学部狙ってるの。2人はどこだっけ?」
風子「私たちはH大の法学部が第一」
三花「おおーさすがは優等生諸君ですなぁ。でも和は生徒会長だったし、うち一応進学校だから推薦の口はいくらでもあったんじゃないの?」
和「もちろん推薦はいくつかあったわよ。でも、今の志望校じゃないといけない理由があるのよ」
三花「ふ~ん、そういうもんかねぇ。平凡な私からしたら勿体ないと思うけどなぁ」
和「そうね。楽をするのは簡単だけど、苦労をしてでも譲れないモノがあるのよ。三花にもそういうモノとか人があるでしょ?
たぶん、それと一緒よ。」
三花「・・・なるほど・・・・うん!和の言いたいことよくわかるよ!!大事だよねそういうの!
よし!勉強勉強!っと早速で悪いんだけど、ここ教えてくれない?」エヘヘ
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 23:23:00.89 ID:j54rlNvN0
じゅけん!
三花「ば、馬鹿な緊張しすぎて会場に入れない・・・だと・・」
姫子「なぁにアホなこと言ってんのよっ」バシッ
三花「っつうぃ!効いたよ姉御の紅葉まんじゅう!!」ハハハ
信代「なんか見送りに来て損した気分だよ。三花、全然緊張してないじゃん」アハハ
いちご「馬鹿は緊張感がないのよ」プイッ
三花「こらこら~せっかく皆が来てくれて感動したのに、私の気持ちが台無しじゃないかい?」ヘヘヘ
姫子「それだけ減らず口叩ければ十分ね。さぁさっさと行って終わらして来なさい!」グッ
信代「がんばってね!終わったらお祝いだからさ!」グッ
いちご「落ちたら一生口利かないから」グッ
三花「おうっ!見せてやるぜっ連邦のMSの性能とやらを!!」グッ
三花「よしっ!ア○ロ・ミカいっきまーすっ!!」ダダダッ
姫子「・・・あの子ってオタク?」
信代「え、そうなの?」
いちご(・・・・ガノタ?)
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 23:34:33.57 ID:j54rlNvN0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
三花「見えるっ!私にも見えるぞっ!!」ヌリヌリ
試験官「そこ静かに」
三花「・・・すいません。ついノリで・・」
プププッ、ナニアノコー、アハハ、ウルセー
瀧エリ(あの子なにやってんのよ・・・)ヌリヌリ
ちか(なんか私が恥ずかしいよ・・・)ヌリヌリ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 23:39:17.69 ID:j54rlNvN0
~~~~合格発表!
三花「数字を見つける・・それがこの行事の醍醐味だよ・・・・じっくりと、ゆっくりと、探すっ!あぁ愉しきかな合格発表っ!!」プルプル
姫子「物陰で震えながら何言ってんのよ・・・ほら、さっさと見てきなさい!」グイッ
ズルズル
三花「あぁ!?いやっ、ちょって、待って姉御!まだ心の準備がぁぁあぁ」ジタバタ
信代「ははは、案外小心者だね三花は。自己採点は十分合格ラインだったんでしょ?自信持って見てきなよ!」グイッ
ズルズル
三花「信代っ!こちとら人生の山場迎えてるんですよ!慎重にもなりますよ!」ジタバタ
いちご「早く行け。寒い」
三花「はい、すいませんでした。いちご様。・・・逝ってきますっ!」タタタッ
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 23:45:06.61 ID:BKJh8PjrO
いちごwww
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/15(日) 23:56:23.62 ID:j54rlNvN0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
たたたっ・・・
姫子「ふぅ、ようやく行ったわね。頼むわよ神様」
信代「大丈夫だよ。きっと受かってるって」
いちご「・・・」
姫子「・・・・あ、人波に呑まれた・・」
信代「端まで流されたね」
いちご「・・・」
姫子「・・・なぜクロールで戻る」
信代「なんか人波を楽しんでるね」
いちご「・・・」
姫子「・・・前の長身女が邪魔で見えないみたい」
信代「なんか長身女と仲良くなってるよ」
いちご「・・・」
姫子「・・・あ、長身女に肩車してもらってる」
信代「あ!番号あったのかな?喜んでるよ!」
いちご「・・・」
姫子「・・・そうみたいだけど、胴上げされてんじゃん」
信代「すごい笑顔だねぇ良かった~」
いちご「早く戻ってこいよ」
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 00:20:46.40 ID:OGTJY6c60
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
三花「み゛ぃみ゛んな゛ぁっぁぁぁ!!!」ボロボロ
「う゛、うっ、ううぅ、うぅかっ、うかっ」ポロポロ
信代「うん!うん!」ウルウル
姫子「落ち着いて、ゆっくり報告して」
三花「う゛、うん!あぁ・・あの、うっが、う、う゛がっでましだぁぁぁっぁぁgdふぁあ!!」ガバッーァ
ガッシッ!!
信代「やったー!良く頑張ったよ三花!おめでとう!」ポロポロ
姫子「よくやったよ三花!やっぱ、あんたはすごいよっ!」ポロポロ
いちご「三花にしては上出来よ。でも、汚れるから離れて」グイグイ
三花「ぅうわあぁぁん!よぉがったぁぁよかったぁよおぉぉっ!!すっごい不安だったんだよおぉぉぉぉ」ボロボロ
「みんあ、ありがとう!ありがとぅ!!こんなバカな私を待っててくれてぇぇ・・・・」ポロポロ
姫子「何言ってんのよ、あんたが頑張ったからでしょ。それに三花は私たちの大事な仲間じゃない!」ポロポロ
信代「そうだよっ!三花なら出来るって信じてたから3人で待ってたんじゃん!」ポロポロ
いちご「これでやっとバンドは再開ね」
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 00:27:42.17 ID:naWAZYxpP
姫子はジャズ研が良かった・・・でもコンビニバイトっていう点は評価する
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 01:10:44.87 ID:OGTJY6c60
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ふぁみれす!
姫子「それじゃ、三花の合格とバンドの再出発を祝って!かんぱ~い!」
信代「かんぱ~いっ!」
いちご「かんぱい」
三花「かぅぁんぱぁぁ~いぃぃ!!!!」ゴゥ!
三花「ぷはぁーコーラは最高!いやーホントによかったよー正直心臓バックバクだったもん」
姫子「ま、番号見つけてすぐ戻ってこなかったのは許してあげるわ」アハハ
三花「あ、あれはなんか周りが盛り上がっちゃってさぁ・・胴上げされたのなんて人生初だよ」ヘヘヘ
信代「どっちにしても良かったよ!改めて、おめでとう三花!」
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 01:24:35.89 ID:OGTJY6c60
三花「ありがと!やっとバンドができると思うと、もう我慢できないよ!いちごっ今すぐスタジオ押さえて練習しよう!」
いちご「それは無理。練習は3日後よ。三花は受験の疲れをとりつつ、キーボードの感覚を戻して」
三花「えー3日も待てないよーすぐしたいよー」
姫子「こらこら三花。また無理して倒れたら、いちごから今度はもっとヒドイ条件出されるわよぉ」フフフ
三花「うっ・・それだけはもう勘弁です」
あはははは
信代「とにかく、今は三花の合格を祝ってあげようよ。さぁ皆グラス持って!もう一回かんぱーい!」
姫子「かんぱ~い!」
いちご「かんぱい」
三花「かんぱぁぁ~いぃ!!!」
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 01:38:34.85 ID:OGTJY6c60
~~~3日後のすたじお!
三花「やっと、やっとこの時が・・・・1万年と2千年前から待ってた気がするよ・・・・」ジーン
姫子「あ、その歌詞知ってる。なんだっけ?昔、CMでやってたような・・」ジャーンジャーン
信代「あれって確かパチンコのCMだったよね?」
いちご「・・・創世のアクエリオン」
三花「そう、それだよっ!でも、あんまり人のボケを解析するのはよして頂きたいなぁ諸君」フンフン
姫子「あはは、ごめんごめん。でも、こんな感じの曲よね?」ジャーン
イチマンネント、ニセンネンマエカラアーイーシーテールー
三花「おぉ姫子も腕上げてたね!こりゃ私も負けてられないよ」ピロロン!
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 01:49:35.06 ID:OGTJY6c60
信代「三花が机にかじり付いてる間、私たちずっと個人練習だったからね。私たちの方が先輩になってるかもよ?」ドコドコドン
いちご「・・・・」ヴゥンブン
三花「よし、即興で創世のアクエリオン!私がアポロね」
イチマンネント、ニセンネンマエカラアーイーシーテールー
三花「ふー久しぶりだから時間が経つのが早いね~」
信代「最初はおふざけだったけど、オリジナル曲の練習もできたしよかったんじゃない?」
姫子「そうね。いよいよ、私たちもライブ出来るくらいまできてるのかな?」
いちご「全然。個々人はそこそこの力量だけど、バンドとしてはまだまだね。」
三花「そういうことだよっ!まずは、このバンドで音楽を出来るようにならなくちゃね!そうじゃないと、HTTは倒せないよ!」
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 02:01:46.99 ID:OGTJY6c60
いちご「でも、あまり時間が無いのが現状だから月末にはライブに参加するわよ」
姫子「なんか本当にバンドやってるんだね、私たち」フフフ
信代「なんか今まで、個人練習ばっかりだったから急に現実味が出てきたね」ハハハ
三花「とにかく!まずは私たちの初ライブを成功させること!みんな張り切っていこー!!」
姫子「うん!」
信代「おうぅ!」
いちご「・・・」
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 02:22:29.31 ID:OGTJY6c60
~~~~~~~~~~~~~~~~~
練習後のふぁみれす!
三花「この感じ・・このファミレス・・・何もかもが懐かしい・・・・」
姫子「なにおっさんくさいこと言ってんのよ」ハハハ
三花「でもでも、みんな見違えるくらい上手くなってたね!いちごは元々上手いけど、姫子の上達っぷりはいいね~弾きながら歌えてたしっ!
「それに、やっぱ姫子の声はかっこいいよ!!さすが、私が見込んだだけのことはあるね!」
姫子「最初はイメージだけで誘ったくせにぃ。ま、私も頑張ったからね!」アハハ
三花「そして何より信代!カツカレー食べてる場合じゃないよーぉ!あなたの才能を私に下さい!!」
信代「ちょっとこんな所で土下座しない!でも、そんなに驚くこと?家の手伝いの合間にちょくちょく練習したくらいだよ?」
いちご「確かに信代は才能の塊ね」
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 02:39:09.40 ID:OGTJY6c60
姫子「い、いちごが誉めるくらい凄いの?」
三花「そりゃもうすごいよ!うちがHTTに勝てるパートはドラムとベース、つまりリズム隊だね!」グッ
信代「へ?私、律に勝てるくらいうまいの?」
いちご「自信持っていいよ。信代の腕と才能ならどこのバンドも欲しがるだろうから」
信代「なんか照れるなぁ・・・そんなに褒められたら自惚れちゃうよ」ガハハ
姫子「そういえば、HHTとの対バンってどうなってるの?唯たちには何か伝えてるの?」
信代「確かあの子たち、私たちがバンド始めました~くらいしか知らないはずだよ」
三花「その辺はだいじょーぶ!いちごっ!」
姫子「結局またいちごかよ・・・」
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 02:48:33.33 ID:OGTJY6c60
いちご「HTTの3年生は全員が私立大の受験で3月までは勉強ね。だから、3月末に卒業ライブと称した
エサを目の前に吊るせば、HTTを焙り出すのは簡単よ。準備もしてるわ」
三花「っと、いうわけよ!!それまで私たちはライブをして場数を踏む、そしていよいよ決戦へ・・・・
どう?!完璧な作戦でしょっ!!」キラン
姫子「でも、HTTは3月まで受験で練習期間も短くなっちゃうよね?それでフェアな勝負って言えるの?」
信代「確かに、あまりフェアとは言えないよね・・・」
いちご「HTTは今年で結成4年よ。こっちは実質2カ月。それにHTTは結成当初からオリジナル曲でライブをやってるわ」
三花「そういうこと!私たちとは歴が違うんだから、このくらいのハンデはもらわないとね!
そして何より、この勝負は私たちが桜校でクラスメートのうちじゃないと意味が無いの!」
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 02:55:07.97 ID:OGTJY6c60
~~~~初ライブ!
ジャーンジャン!!
姫子(最近は調子良かったのに・・・・今日はやけに痛むわね・・・)ズキズキ
スタッフ「ハイ、オッケーです!じゃ本番30分前まで自由時間でお願いしまーす」
三花「さて、リハも終わったしダラダラしよっか」
信代「あーなんか楽しみだけど、緊張もしてきたー」ブルブル
姫子「ふふふ、信代のは武者震いでしょ?三花は緊張してないのね」
三花「まぁね!だって大事なのはHTTとの対バンだもん!今回は本番前のリハみたいなもんだよ」
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 03:04:34.78 ID:OGTJY6c60
姫子「確かにね。お客さんも私たちを知ってる人ほとんどいないし、顔見知りも受験が終わったエリ、ちか、和、風子、
冬美、アカネくらいだもんね。なんか気楽になってきたわ」
信代「あれれー姫子緊張してるのぉ?トチってギター忘れないようにね頼むよー」ヒヒヒ
姫子「ふふふ、信代こそ緊張してピッチ上げないようにね」
姫子(・・・3曲だけよ。このくらいなら持つはず・・)ズキッ
いちご「・・・・」
いちご「姫子、ちょっといい?買い出し手伝ってくれる?」
姫子「ん、いいよ。よいしょ、ちょっと行ってくるねー」
三花「あ、じゃがりことアルフォート買ってきてね!」
信代「私はポッキーとピザポテトよろしくー」
姫子「全く・・はいはい」
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 03:13:07.15 ID:OGTJY6c60
~~~~こんびに!
アリガトーザーシター
姫子「ったく、あの子たち本番前にどれだけ食べるのよ」
いちご「・・・・」
姫子「でも信代、あれでも最近痩せたんだってさ」アハハハ
いちご「・・・今日は一段と寒いわね?」
姫子「ん?そうね。喉冷やさないようにしないと。ヴォーカルは大変だよ」
いちご「指は大丈夫なの?」
姫子「・・・・え?別に何とも無いないわよ?いつも通りだけど」
いちご「・・・・そう、ならいいわ。ただ、無理だけはしないでね。」
姫子「・・・・うん」
姫子(・・・・・なんでっ・・・なんで今日なのよっ!)ズギッ!
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 03:39:01.97 ID:OGTJY6c60
~~~~ライブすたじお!
いちご「・・・ただいま」
姫子「ただいま~。はい、じゃがりことアルフォート、ポッキーにピザポテト!」
信代「さんきゅ~」
三花「さすが姉御!バイトしてる人は太っ腹だね!」パァァ
姫子「いやいや、きっちりお代はいただきますからお客さま」ニコッ
信代・三花「ぶーケチ」チャリン
姫子「どっちがだ!」
いちご「そろそろ、客も入りはじめたわね」
三花「あっさっき2組のみんなに会ったよ!楽しみにしてるってさぁ♪」
信代「みんなにドラムがお似合いだねって言われっちゃたよ」
姫子「だってイメージ通りじゃん」ニヤニヤ
アハハハ
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 03:46:41.80 ID:OGTJY6c60
三花「みんなの顔見たら俄然やる気出てきたよー!さぁ信代、ウォームアップで走りに行こう!」
信代「よしきたーっ!」
姫子「ちょっと、そろそろ楽屋入ってないと・・・って行っちゃったよ」
いちご「三花は体力無いからすぐ戻ってくるわよ」
姫子「はは、それもそうね・・・」
姫子「・・・・っつ!」ズキッ
いちご「・・・・」
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 03:53:34.05 ID:OGTJY6c60
~~~ほんばん!
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
♪サカナッ!”サカッ”!サカナッ” デガサカナァァッァ!!!♪
\ヒューヒュー!カッコイー!!/
信代「結構盛り上がってるわね・・・しかも素人目にも上手いし」コソコソ
三花「ふッふふん、わ、私たちの前座にはもってこいのバンドね!」ブルブル
いちご「今、演奏してるのは今日のメインバンドの1つよ。テクも人気もこの辺りではそこそこね」
三花「えぇぇっ、そうなの!?ま、まぁ私たちならあのくらいすぐ、おっ、追い越すわっ!」ブルブル
いちご「ちなみに、私たちの後のバンドは今日のメインだからね。私たちはまさに前座よ」
信代「そっかーやっぱこうして見ると、バンドにも色々な順列が付いてるんだねー」
三花「の、信代も、あ、私みたいに結構余裕あるじゃないぃぃ!あ、ぁ、安心したわっ!」ブルブル
信代「・・・・とりあえず、そのブルブル震える健康器具から降りなよ・・・」
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 04:09:33.98 ID:OGTJY6c60
~~~ほんばん!
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
♪サカナッ!”サカッ”!サカナッ” デガサカナァァッァ!!!♪
\ヒューヒュー!カッコイー!!/
信代「結構盛り上がってるわね・・・しかも素人目にも上手いし」コソコソ
三花「ふッふふん、わ、私たちの前座にはもってこいのバンドね!」ブルブル
いちご「今、演奏してるのは今日のメインバンドの1つよ。テクも人気もこの辺りではそこそこね」
三花「えぇぇっ、そうなの!?ま、まぁ私たちならあのくらいすぐ、おっ、追い越すわっ!」ブルブル
いちご「ちなみに、私たちの後のバンドは今日のメインだからね。私たちはまさに前座よ」
信代「そっかーやっぱこうして見ると、バンドにも色々な順列が付いてるんだねー」
三花「の、信代も、あ、私みたいに結構余裕あるじゃないぃぃ!あ、ぁ、安心したわっ!」ブルブル
信代「・・・・とりあえず、そのブルブル震える健康器具から降りなよ・・・」
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 04:18:44.36 ID:OGTJY6c60
信代「・・・・とりあえず、そのブルブル震える健康器具から降りなよ・・・」
姫子(・・・・やばい、どんどん痛みが強くなる・・・)ズキッ!ズ゙ギッ!
三花「ふー、ダイエット終了!ほら、姫子もこっち来て観てみなよ!結構面白い歌うたってるよー」
姫子「えっ?あ、うん。すぐ行くわ」ズキッ
いちご「・・・・」
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
♪サカァァッァナー!! センキュー!!
\ワァァァ!!ダイテー!カッコイイーサイコー!!/
三花「よし、終わったわね!さぁ皆の者出陣じゃーっ!!」
信代「おぉぉぉ!!」
いちご「おー」
姫子「・・・ぉぉー!」ズキズキ
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 04:30:18.88 ID:OGTJY6c60
~~~~~きゃくせき!
瀧エリ「あっ三花たち出てきたよ!楽しみー!」
冬美「衣装は制服なのね」
アカネ「姫子は相変わらずルーズ履いてるんだ」ププッ
ちか「なんか、ある意味古風だよね~」フフフ
???「甘いわねあなたたち!あれこそがJKの鑑よ!」
風子「さわ子先生!?どうしてここに?」
さわ子「受験中って音楽教師は暇なのよー。はぁていうか、なんでみんな呼んでくれなかったの?!
これでも一応、軽音部顧問なのよ!」
和「なんでも『軽音部の顧問に敵状視察させるわけにはいかないの!』とかで、誘わなかったらしいですよ?」
さわ子「敵情視察ーぅ?なにそれ、うちの子たちと敵対でもしてるのかしら?」
和「さぁ?私も詳しくは知りません」
瀧エリ「みんなそろそろ、始まるよ!」
ちか「よっ待ってましたーっ!!」
アカネ「それはさすがに古いよぉ」ププッ
アハハハハッ
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 04:41:02.44 ID:OGTJY6c60
~~~~~~~~~~~~~~~~
すてーじ!
\ヨ、マッテマシター!/
三花「お、早くも2組のみんな盛り上がってるねー♪」ピロロン
信代「でも、あの掛け声はないでしょ」ププッ
ドコドコチャァン!
三花「確かに古いよねー。ね、姫子」ププッ
姫子「う、うん、そうね。」ズキッ
ジャーンジャジャ
三花「姫子、冷や汗かいてるじゃん。緊張してるの?大丈夫、いつも通りすればいいんだから!」
姫子「大丈夫よ!ちょっと緊張してるけど歌詞もコードも全部頭の中に入ってるから」グッ
(・・・・ふー、なんとか演奏できるくらいまでに治まったわね)ズキズキ
(これなら3曲ギリギリいけるわ!)ジャンジャーン
いちご「・・・・」ヴゥンヴン
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 04:45:30.14 ID:OGTJY6c60
三花「みんな準備はいい?」
姫子「うん!」ズキッ
信代「いつでもいいよ!」
いちご「・・・」
三花「じゃいくよ!!私たちの初陣だぁぁ!!」
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 04:51:27.78 ID:OGTJY6c60
信代「1・2!」
ジャジャジャンジャジャーン! ジャジャジャンジャジャーン!
ドッドッド・・・・
姫子『I have a big gun! I took it from my Lord. Sick with Justice.I just wanna feel you!
I’m your angel Only a ring away. You make me violate you. No matter who you are!』
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\カッケー!!!ヤバイ!ナンテバンドダ!?/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
姫子・いちご『Get down! on your knees. Get a good head on your shoulders.If it’s for your guys!
Go to the end of the earth!!』
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\ヴォーカルノコカッコイ!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!/
姫子『You made a mess!! For Christ sake, this rotten world. Shit out of luck. Go with my vision
Light up the fire. Right on the power. Weapon… I have it all!!!』
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\ドラム、ベースウメェ!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\カッケー!!!ヤバイ!スゲー!!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 04:54:19.15 ID:OGTJY6c60
姫子「はじめまして!MOVSです!」
「今日はじめてライブってモノをしたんだけど、すっごく楽しい!こんな楽しいものが世の中にあったなんて・・・・
いちご(・・・・本当に大丈夫なのかしら?)
姫子「じゃあ、メンバー紹介!まずは私、ギターヴォーカルの姫子です!」ギュイィィン!
(アドレナリンのおかげでなんとかいけそうだ!)
\キャァァ!カッコイイ!!/
\ダイテー!サイコー!!/
\カッコイイ!!ワァァ!/
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 04:56:46.93 ID:OGTJY6c60
姫子「次、キーボードでバンドリーダーの三花!」
三花「やっほー!」ピロピロリン
\ミカー!カワイイー!/
\ヨッ!マッテマシタ!!/
姫子「次は、ドラム信代!」
信代「ふんっ!!」ッドガドン!
\ノブヨ、ドラムニアッテルヨー!/
\アノドラムマジウメーヨ!!/
姫子「そして最後にベースのいちご!」
いちご「・・・・」ヴンヴゥゥン!
\キャァァァ!チッチャクテカワイイ!!/
\ウマスギダロアノベース!!/
\カワイイ!コッチムイテー!/
\ウチノバンドハイッテヨー!/
姫子「この4人でMOVSです!じゃ次の曲!!」
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 04:59:19.33 ID:OGTJY6c60
信代「1・2・3・4!」
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\ワァァッァ!イチゴチャーン!!/
\カッケー!!!ヤバイ!スゲー!!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
・・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 05:01:43.06 ID:OGTJY6c60
姫子「最後の曲いくよーー!!!」
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\ワァァッァ!キャーステキー!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\カッケー!!!ヤバイ!スゲー!!!/
\サイゴナンテヤダ!モットキキターイ!!/
・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・ズギンッ!!!
姫子(っつぁ!!!?ヤバイっ指が!!ギターがっ!!!)ズギズギズギッ!!
(っくぅ!!!いや!ヴォーカルだけでも!!)ズギズギズギズギズギッ!!!
信代(あれ?姫子ギター忘れてない??)
三花(!?ギターが・・・)
いちご(!?・・・やっぱりっ!!!)
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 05:05:15.21 ID:OGTJY6c60
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\カッケー!!!MOVSヤバ!!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
・・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・
姫子「今日はありがとう!またライブするから来てねー!!!」ズギズギッ!!
信代(ライブって楽しーっ!!)パァァ
三花(私の思いすごしかな?)
いちご(・・・・まずい)
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 05:08:22.13 ID:OGTJY6c60
\カッケー!!!マタライブシテネー!!/
\スゴカッタヨー!!ファンダイイチゴウ!!/
\ワァァァッァ!!! キャーアァァァ!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・姫子「・・・・っつ!」ズギッ!
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 05:37:01.71 ID:vqH5cvSMO
さすがに乙
つーか、1曲目ブラクラのOPじゃねーかww
まぁ姫子に合ってるけど
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 22:49:18.74 ID:OGTJY6c60
まさか残っていたとは・・・俺は今、猛烈に感動している!!
モブキャラ参考画像は>>106
じゃ、>>171の続きから
~~~~がくや!
信代「いやーライブって最高だねっ!!歓声が気持ちいいのなんのって!!!」グッ
三花「だよねーっ!!このままHTTのやっつけちゃおーっ!!!」グッ
信代「いいねーやっちゃおーっ!」
姫子(・・・・う、嘘でしょ?・・・痛みが激しすぎて指の感覚が無い・・・・・)ズギズギズギッ
(やだ・・・・・こ、このままじゃギター弾けなくなっちゃう・・・・・そ、それだけは、それだけは絶対やだよぉ・・・・)
いちご「姫子、左手見せて」
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 23:03:45.42 ID:OGTJY6c60
姫子「ぇえっ?ど、どうしたのいちご・・・?別になにもないよ?」
いちご「いいから早く」
姫子「ぃ、いや、だ、大丈夫だって!」
信代・三花「2人ともどうしたの?」キョトーン
いちご「いいから見せなさい!」グイ
姫子「ひっ!・・・や、やだ!絶対いやっ!!!」バシィ
タッタッタッ・・・
三花「あ、ちょっと姫子・・・・・」
信代「いくら、途中で演奏やめたからって厳しく言いすぎだよーいちご」
いちご「・・・・そうじゃないわ」
三花「・・・・もしかして姫子、途中で演奏忘れたんじゃなくて、できなくなったの?」
いちご「・・・・そうよ」
三花「やっぱり、そうだったのね・・・・」
信代「えっ?え?ちょっと2人ともどうしたの?姫子に何かあったの?わかるように説明してよぉ」
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 23:14:48.63 ID:OGTJY6c60
~~~~スタジオ前!
瀧エリ「すごかったねー!三花たちのバンド!!私、一瞬でファンになっちゃったよー」パァァ
ちか「まさか、姫子が英語で唄うなんてねーっ!あれは反則でしょっ!!かっこよすぎだよ~」キラキラ
冬美「姫子のファンクラブとかできそうなくらい、ほかの女の子たち盛り上がってたもんねぇ」アハハ
瀧エリ「信代はやっっぱり似合ってたよねー」ププッ
風子「いちごちゃんかわいかったぁ・・・」ポッ
アカネ「いちごもかわいかったねー!姫子とは付き合い長いけど、あんなに楽しそうの姫子見たことないよ!」
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 23:27:53.04 ID:OGTJY6c60
タッタッタッ・・・ドン!
和「いたっ!あ、すみませんだいじょ・・・って姫子じゃない。ライブおつかれさま」
姫子「あっ・・和、とみんな・・・」ズキズキッ
瀧エリ「あーっ!みんな本日の主役の登場だよ!!」
ちか「歌すっごく良かったよ姫子っ!」
アカネ「姫子すごいじゃん!見直したよっ!!」
冬美「今日でみんなファンになっちゃよ!」
風子「あっ、あのいちごちゃんは、ど、どこにいるかな?」
姫子「えっ、あ、ありがと・・・・えっと、・・他のみんなは後から出てくると思うから・・・・・わ、私用事あるから・・・ごめんねっ!!」ズキズキッ
瀧エリ「え?ちょ、ちょっとー!」
ちか「あー行っちゃったー・・・せっかくサインもらおうと思ったのにぃ」
アカネ「バイトでも入ったのかな?」
和「追いかけても迷惑だろうから、ひとまず三花たちを待ちましょう」
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 23:34:02.49 ID:OGTJY6c60
~~~~~~~~~~~~
姫子(はぁはぁはぁ・・ど、どうしよう・・・!?どうしようっ!!)ズキズキッ
(い、いちごは指のこと・・・気付いてたっ!・・・・・も、もしも、もしもっ治らなかったら・・・っ!)ポロポロ
(うぅわ、わたしっ・・・・バンドをっ・・・・みんなと!!!)ポロポロ
タッタッタッ
さわ子「あら?立花さんじゃない、こんな所でなにぉ・・・って行っちゃった」
~~~~~~~~~~~~~~~
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 23:44:41.27 ID:OGTJY6c60
~~~すたじお!
信代「ねぇなにがあったの?ライブではあんなに盛り上げてたのに意味わかんないよ!」
三花「・・・・」
いちご「・・・・」
信代「2人とも黙ってないでちゃんと説明してよ!姫子はなんで途中で演奏できなくなったの?どこか怪我したの!?」
三花「・・・え、えっとその・・・・多分だけど、左手がね・・・」
いちご「待って三花。これは姫子から直接聞いた方がいいわ。私も詳しくは知らないから・・・・」
信代「もしかして、すごく悪いの?・・・せっかく初ライブ成功したのに・・・・」ウルッ
いちご「とにかく、外に出て姫子を探しましょう。スタジオ前で2組の子たちが待ってるだろうけど、姫子のことは悟られないようにね」
三花「わかった。私が上手く誤魔化すよ」
信代「姫子・・・」
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/16(月) 23:51:40.55 ID:OGTJY6c60
~~~すたじお前!
三花「やぁやぁ、皆さん出待ちご苦労様だよっ!」
瀧エリ「おっ!やっと出てきな主役め!よいライブであったぞコノヤロー」ウリウリ
ちか「おつかれ!待ちくたびれて帰るとこだったよ~」アハハ
三花「ははは、痛いよエリぃ。ちかはもうちょっと我慢ず良くならないとねー」アハハ
信代「・・・・」
冬美「早速、いちごと姫子のファンクラブができたみたいだよ!」フフフ
風子「い、いちごちゃんのファンクラブ入ったよ?」ウルウル
いちご「え゛?そ、それはありがとう・・・」タジ
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 00:08:54.28 ID:6/jgq6UZ0
和「みんなお疲れ様。ところで、さっき姫子が先に帰って行ったんだけど何かあったの?」
三花「あー・・あれはね。この後、反省会と練習兼ねて別のスタジオ行くんだよ!でも姫子、バイト先で用事入ったから先に帰ったんだ!」ハハ
和「そうだったの、慌ててたからどうしたのかと思ったわ」
信代「・・・・」
三花「う、うん。急ぎの用事だったみたいだからね」
いちご「・・・・」
ちか「えーこの後練習なのぉ!?みんなでご飯行こうと思ったのにー」ブーブー
瀧エリ「ちょっと頑張りすぎじゃなぁい?たまは息抜きしなよ」グッ
三花「ははは、ごめんねー。それじゃ、姫子待たしちゃうからそろそろ行くね!」
一同「うん、じゃーねー!またライブ誘ってね!」
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 00:22:03.68 ID:6/jgq6UZ0
~~~~~~~~~~~~~~~~~
ジャーネー!
三花「よし!それじゃ姫子を探しに行きますか!」
信代「うん、さっさと探し出して事情を聞かないとね」
いちご「ひとまず、別れて探しましょ。見つけたら携帯に連絡して集まること」
三花・信代「了解!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 00:34:21.53 ID:6/jgq6UZ0
三花「はぁはぁ、まったくどこ行ったのよ姫子は・・・これは見つけたらデコピンだね!」キョロキョロ
さわ子「あら、今度は佐伯さんじゃない。こんな所でどうしたの?」
三花「あ、さわ子先生!いや、そ、そのちょっと探し物を・・・あはは」
さわ子「?まぁいいわ。そういえばさっき、立花さんに会ったわよ。何かあったの?彼女泣いてたみたいだけど・・・・」
三花「!!姫子どっちに行きました!?」
さわ子「え?確か、向こうの方に走っていったけど・・・」
三花「ありがとうございます!あ、あとこのことは他言無用でお願いします!!」
さわ子「えぇ、わかってるわ」(・・・青春ねぇ)
タッタッタッ・・・
三花(はぁはぁ・・・・前言撤回!姫子を見つけたら私がデコピンよ!)
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 00:44:48.02 ID:6/jgq6UZ0
~~~こうえん!
姫子「・・・・」ズキズキッ
三花「はぁはぁ・・・っ!姫子みぃぃーっけっ!!」
姫子「み、三花っ!?」ビクッ
ズンズン!
姫子「ちょ、ちょっと待って・・・来ないで!」ズキズキ
ズンズンズン!!
三花「・・・はい姫子!まずは私にデコピンしてっ!!!」ドン!
姫子「・・・ぇえ!?って、ちょっ、どういうこと!?」
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 00:48:52.46 ID:6/jgq6UZ0
三花「仲間の怪我にも気付けないようなリーダーだからだよっ!!!」
姫子「っ!!・・・で、でも、それは・・・わたしが隠してた・・から・・・・・」ポロポロ
三花「いいからっ!!」
姫子「っは、はい」ビクッ
三花「思いっきりやってね」グッ
・・・・ビシッィ!!
三花「っつぅぅ!!効いたぞぉぉっ姫子ぉ!!!」ガバァ
ぎゅー
姫子「ご、ごめん・・ごめんねぇ・・・三花ぁぁ・・・っ!」ポロポロ
ぎゅー
三花「うんうん・・・よしよし・・・・・それじゃ、みんなの前で話してくれる?」ギュー
姫子「・・・・・うん」
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 00:57:25.68 ID:6/jgq6UZ0
~~~~~~~~~~~~~~~~~
信代「姫子!心配したんだよ!」
いちご「・・・・落ち着いてるの?」
三花「うんっ話してくれるって!姫子、4人揃ったから聞かせてもらってもいいかな?」
姫子「うん・・・・みんなも気付いてると思うけど、私の左手には古傷があってね。中学のソフトボール部で左手の腱を痛めて以来、
握力が弱くなっちゃって・・・寒い日とか雨の日は今でも疼くのよ。右利きだから、
ソフトボール部は無理をしなければ大丈夫だったの。でも、医者には今度無理して痛めたら
最低限の握力までしか戻らないって言われてた・・・」
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 01:03:47.92 ID:6/jgq6UZ0
姫子「最初、ギターくらいなら大丈夫だろうって思ってたんだけど、コード押さえるのって結構に力いるんだよね・・はは・・・
・・・でも、部活引退してから無気力になってた私にとって、三花が教えてくれたギターは楽しくてさ・・・・
夢中になって練習してたら、もうやめられなくなっちゃって・・・みんなと一緒に音楽したくて、
ライブしたくて毎日、毎日夢中で弾いて・・・・そんな毎日が日常になっていって・・・」
姫子「指のことなんかお構いなしでさぁ・・今まで十分気をつけてきたはずなのにおかしいでしょ?
冬の寒さで疼いてるのに無理して難しいリフ練習したりさ・・・・たまに唯に負けないぞ!っとか意地になって
HTTの曲練習したり、ふふ・・・だから、痛くても我慢してやってたのよ。」
姫子「・・・・でも、それがいけなかった。最近は左手も調子が良かったんだけど、今日だけはやけに疼いてさ・・・
ライブ前にいちごに悟られたんだけど、強がって大丈夫なフリしたの。実際はめちゃくちゃ痛かったんでけどね・・はは・・・
でも、私たちの初ライブだったし、自分のためにも、みんなのためにも絶対にやめたくなかったの・・・・
で、無理して弾いたら案の定、3曲目の途中で左手の爆弾がドカーン・・・・・・痛すぎて左手が動かなくなっちゃてさ・・・・
なんとかライブはやり遂げたけど・・・・そのあと、事情を知ってるいちごに、左手のこと問い詰められたらパニくって
“ギターできなくなったら、バンドやめさせられるっ!!”とか考えちゃって・・・・
ふふ、いちごがそんなことするはず無いのにね・・・・で、気付いたら逃げ出してた・・・・・
・・・・・みんな・・ご、ごめんね・・・・け、怪我しっちゃって、ごめんねっ・・・・
・・・ぐすっ・・ぅっ・・・・めいっ・・わくぅ、かけて、ごめ・・っん・・・・わ、わたし・・・もっぅ、ギター・・・・・・できない・・か・ぅ・・・・」ポロポロッ
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 01:05:23.42 ID:cqiaBisF0
左がダメなら右があるやん
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 01:06:00.43 ID:6/jgq6UZ0
三花「・・・・ごめんよぉ、ごめんよぉ・・・ひめこぉ」ポロポロ
信代「・・・・姫子ぉ」ポロポロ
いちご(・・・・本当にダメね、私って)ウルッ
ぅうわあぁぁ・・・・・・・やだぁぁぁやめたぐなぃよぉぉっ
・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 01:21:40.75 ID:6/jgq6UZ0
いちご「みんな落ち着いた?」
三花・信代・姫子「うん」
三花「とにかく!姫子は、まだギター出来ないとは決まったってないんだから絶対諦めないこと!」
姫子「・・・うん」ズキッ
三花「いちごは、今後の予定を考えて!」
いちご「・・・わかったわ」
三花「信代はもうメソメソしない!」グッ
信代「うっ・・三花だって泣いてたじゃん!」グッ
三花「あれ~そうだっけー?」アハハ
信代「ひ、卑怯者~っ」
姫子「ふふっ」
いちご「姫子は明日、朝一で病院に行って検査してもらって。終わったら報告してね」
姫子「うん、わかってる!」ズキッ
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 01:29:10.61 ID:6/jgq6UZ0
~~~よくじつ!
三花「あ、姫子からメール・・・・検査結果出たのかな?」
『三花、いちご、信代へ。検査に行ってきました。結果は明後日話すから、3時にいつものファミレスで』
三花(・・・・神様おねがい・・・)
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 01:38:28.24 ID:6/jgq6UZ0
~~~ふぁみれす!
姫子「・・・・ダメだった。もうギターは弾けないって・・・・」
信代「そんなぁ・・・・」
三花「・・・うそ・・・・・・・」
いちご「・・・・」
姫子「大丈夫!私の中ではもう整理は出来てるから!これからはヴォーカルに専念するよ!!」
信代「姫子は本当にそれでいいの!!?本当は・・・本当はっ・・!」
姫子「・・・・実を言うとね、怪我したとき頭の隅っこではなんとなくわかってたの。あぁ、もうこの手じゃ弦は押さえられないなぁって・・・・・
もちろん未練タラタラだったけど、それもあの日みんなの前で全部吐き出せたから・・・・・私はもう大丈夫っ!」ニコッ
三花「・・・・」
信代「・・・・そっか、姫子がそう言うなら私は信じるよ!」
いちご「・・・・本当にいいのね?」
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 01:45:25.87 ID:6/jgq6UZ0
姫子「えぇ、もうギターに未練は無いわ。だから、早く新しいギターを探して練習しましょ!」
いちご「そうね。日程的にもギリギリだから、腕のいいギターを見つけないと・・三花「ダメっ!!!」
姫子「み、三花?」
三花「絶対にダメっ!!!!」
信代「でも、早く姫子の代わりのギターを入れないと・・・」
三花「このバンドのギターは姫子なの!!姫子の代わりなんていないっ!!!」ポロポロ
「そりゃ歴は短いかもしれないけど、4人で支え合って、4人で奏で合って、4人で創り上げてきたバンドなの!!」ポロポロ
「だから、この4人以外の誰かを入れるなんて私は絶対に許さないっ!!」ボロボロ
姫子「三花・・・・・・」
信代「・・・・・・うん」
いちご「じゃあ、どうするの?姫子に無理矢理ギターやらすの?それともあなたがギターをする?キーボードは?」
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 01:58:36.55 ID:q6VfbWLvO
ひぃめこぉぉおおおおおぁああああおおおお
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 01:59:11.09 ID:6/jgq6UZ0
三花「・・・・・姫子のギターじゃないなら、もうこのバンドにギターはいらないわ!!!」
「いちごっ!今すぐ、曲をギター抜きで書き直して!!メロディラインは打ち込みで作って、私といちごの2人でPCでもフットでもなんでも使ってやるわよっ!!!」
信代「・・・・・」ポカーン
姫子「き、気持ちは嬉しいけど、それはいくらなんでも・・・・いちご「ぷっ、あははははははっ!」ケラケラ
姫子・信代「いちごが声出して笑って・・・る?」ポカーン
三花「・・・・・いいわね?いちご」
いちご「あはははっ・・・・・はぁ、えぇ面白そうね。それに、私も姫子以外のギターなんていらないわ」フン
信代「わ、私だって!」グッ
姫子「ふふふ、ありがと。みんなっ!」
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 02:13:53.81 ID:6/jgq6UZ0
~~~~たいばん!
純「今日はHTTとあと1組だけなんだよね?」
憂「うん、なんでも同じクラスの人たちのバンドなんだって~楽しみだよね~♪」パァァ
純「2バンドだけの対バンなのにもう一杯じゃん!桜校生以外もたくさんいるし、そのクラスメートのバンド結構すごいんじゃない?」
憂「んー私はよく知らないけど、お姉ちゃんの高校最後のライブだから楽しみだよー」
純「そうだねぇ。あーぁ、これで澪先輩も見納めかと思うと凹むわぁ」ハァ
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 02:28:15.26 ID:6/jgq6UZ0
~~~~MOVSがくや!
三花「さ、さぁ、つっついにこの時が、き、き、きたよ!!!」ブルブル
信代「だから、そのブルブル震える健康器具気に入りすぎでしょ・・・・・」
三花「いや~ここに来たら、乗っとかないと気が済まないんだよ」ハハハ
姫子「3年2組のみんなも来てくれてるね。他のお客さんはHTTとうちのファンで半々ってところかな。」
信代「どうせ、姫子といちご目当てのファンだって」ヒヒヒッ
いちご「この間、信代にファンレター渡しに来た子がいたよ」
信代「えっ!?マジで!どの子???」
いちご「覚えてない」
信代「ちょ、ちょっと頼むよ、いちご様ぁ!」
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 02:34:28.52 ID:6/jgq6UZ0
三花「さぁて、私たちがHTT相手にどこまで出来るかってとこね!」
姫子「でも、対バン勝負って伝えなくて本当に良かったの?」
いちご「HTTは自然体の時が一番いい演奏をするの。“フェアな勝負”でしょ?」
信代「確かにねー!一番いい相手を倒すのが気持ちいいもんだ!」ガハハ
三花「出番は私たちが先!前座じゃないわよメインは私たちっ!!HTTは閉店前のほたるの光にしてやるわっ!!!!ハハハハハハ!!!」
姫子「あはは、三花、興奮しすぎよ。とにかく、ここまで色々あったわね」
「最初に三花に誘われた時は、なんの冗談かと思ったわよ」フフフ
いちご「手口が強引過ぎるのよ」
信代「廊下で土下座、土下寝された時はびっくりしたよ」ハハハ
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 02:43:49.14 ID:6/jgq6UZ0
三花「強引さとノリが私の良さですから~ぁははは」
「・・・・思えば、私の受験のせいで解散したり、姫子の左手が爆発したり」
姫子「いや、爆発はしてないわよ」
三花「ふふん♪でも、やっとここまで来たね。」
姫子いちご信代「うん」
三花「負けないと思う・・・・私たちなら。そんな気がするっ!!!」
姫子いちご信代「うんっ!!」
MOVSサンオネガイシマース!
三花「ここが私たちのゴールでスタート!!」
いっっっくぜぇぇぇぇっぇ!!!!!
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 02:49:03.94 ID:6/jgq6UZ0
~~~~HTTがくや!
澪「なんだか観客が騒ぎ出したな・・・・」
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\MOVS!!! MOVS!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
紬「楽しみね~」
梓「結構盛り上がってますね。上手いんですか?」
律「ライブは結構こなしてるって話だ。最近はファンも増えてるってエリが言ってたな」
唯「この前、風子ちゃんにいちごちゃんタオルもらったよ~」
律「なに!?グッズまで出来てるとは澪並だな・・・・」
澪「私のを作ったのはお前らだろっ!」
律「まぁまぁそこはね!?おっ、出てきたぞ!」
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 02:56:14.45 ID:d2hXJICP0
追いついた・・・だと?
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 02:59:10.20 ID:6/jgq6UZ0
梓「・・・・あれ?このバンドってギターいないんですか?」
唯「あ、ホントだっ!姫子ちゃん手ぶらだね。ヴォーカルだけなのかな?」
紬「あら?三花ちゃんはキーボードとノートパソコン持ってるわ」
澪「打ち込みのメロディラインなのか?」
梓「ベースの人のフットペダルすごいですね・・・・いくつあるんですかあれ?」
澪「まさか、ベースやりながら打ち込みも使うのか・・・?」
唯「打ち込み?フット?」フワフワ
梓「・・・・どんな音を出すか楽しみです」ワクワク
律「お、そろろろ始まるな!」
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 03:03:13.01 ID:6/jgq6UZ0
『1・2!』
ジャジャジャンジャジャーン! ジャジャジャンジャジャーン!
ドッドッド・・・・
姫子『I have a big gun! I took it from my Lord. Sick with Justice.I just wanna feel you!
I’m your angel Only a ring away. You make me violate you. No matter who you are!』
\MOVS!! MOVS!!!/
\カッケー!!!ヤバイ!MOVS!!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
ジャジャジャンジャジャーン! ジャジャジャンジャジャーン!
ドッドッド・ドドッヴンヴウ
姫子・いちご『Get down! on your knees. Get a good head on your shoulders.If it’s for your guys! Go to the end of the earth!!』
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\ヴォーカルノコカッコイ!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!/
姫子『You made a mess!! For Christ sake, this rotten world. Shit out of luck. Go with my vision
Light up the fire. Right on the power. Weapon… I have it all!!!』
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\ドラム、ベースウメェ!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\カッケー!!!ヤバイ!スゲー!!!/
\スキー!!!MOVS!!/
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 03:06:21.45 ID:6/jgq6UZ0
唯「姫子ちゃん歌うま~い!!」
梓「・・・・・すごい!」
梓「・・・律、信代のドラムどう思う?」
律「ま、ま~まぁまぁやるじゃん!」
さわ子「律ちゃん負けてるわよ・・・あと、澪ちゃんもね」
律「なっ!?んなわけあるかっ!!」
澪「いや、リズム隊は負けてるよ。あれだけの演奏をフットを入れながらなんて、
私には出来ない・・・・悔しいけどいちごの方が私より上だ」
さわ子「律ちゃんもわかってるんじゃないの?中島さんのドラムは走らないし、あのバンドのリズムを完璧に掴んでるわ」
律「へっわかってらぃっ!でも、バンドでは負けてないぜ!!」
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 03:08:01.59 ID:senXuHEY0
いちごちゃんペロペロ
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 03:12:29.76 ID:6/jgq6UZ0
さわ子「そうね。そこがあなたたちの強みね」
梓「・・・・でも、すみません。私・・・・」
紬「梓ちゃんどうしたの?」
梓「・・・・私、初めて先輩たちの演奏を聞いた時と同じくらい感動してます。・・・・正直に言うと、
あのリズム隊の2人と一緒にやってみたいって思っちゃいました・・・・あっ、す、すみません!!」
律・澪「ッ!?」
唯「あ、あずにゃんが~・・・・でも私も、のぶちゃんといちごちゃんとやってみたいかも~」
紬「ゆ、唯ちゃんまで・・・・」
さわ子「さぁ、ここまで言われてどうする?HTTのリズム隊さん!」
澪・律「絶対負けません!」
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 03:13:16.67 ID:6/jgq6UZ0
>>250訂正でこっち
さわ子「そうね。そこがあなたたちの強みね」
梓「・・・・でも、すみません。私・・・・」
紬「梓ちゃんどうしたの?」
梓「・・・・私、初めて先輩たちの演奏を聞いた時と同じくらい感動してます。・・・・正直に言うと、
あのリズム隊の2人と合わせてみたいって思っちゃいました・・・・あっ、す、すみません!!」
律・澪「ッ!?」
唯「あ、あずにゃんが~・・・・でも私も、のぶちゃんといちごちゃんとやってみたいかも~」
紬「ゆ、唯ちゃんまで・・・・」
さわ子「あら、私もやってみたいわよ。それだけ、あのリズム隊が魅力的ってことよ!
さぁ、ここまで言われてどうする?HTTのリズム隊さん!」
澪・律「絶対負けません!」
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 03:16:49.97 ID:6/jgq6UZ0
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\カッケー!!!ヤバイ!スゲー!!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\ワァァァッァ!!!アンコール!!/
\サイコー!!アンコール!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\ワァァァッァ!!! アンコール!!!/
\キャー!!スゲー!!アンコール!!/
\アンコール!!! ワァァァァ!!/
律・澪「さぁいくぞ!今度は私たちの番だッ!!」
唯「おぉ!澪ちゃん律ちゃんやる気マンマンだね!!」
紬「HTT、高校最後のライブね!」
梓「やってやるです!」
\HTT!HTT!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
\カワイイーー!!!オネーチャーン!!/
\ワァァァッァ!!! ワァァァァ!!/
唯「じゃーいくよ~ふわふわタイム!」
律『1・2・1・2!』
・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 03:20:08.53 ID:6/jgq6UZ0
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
~~~~~ふぁみれす!~~~~~~
三花「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふぅ」
姫子「三花ったら燃え尽きたわね・・・・」
信代「ゴールでスタートとか言ったのにねー」アハハ
姫子「もうゴールしちゃったね」アハハ
いちご「結局負けたけどね・・・・」
三花「ッ!!負けてない!!負けてないよっ!!?観客の盛り上がりじゃ勝ってたじゃんッ!!!」
姫子「んーでも、やっぱテクじゃまだまだ勝てなかったからねぇ」フー
信代「大体、終わった瞬間に『沢庵に負けたぁぁぁぁ!』って叫んでたのは三花じゃん」ハハハ
三花「あ、あれは打ち込みとかが増えた分、本職が・・・・お、疎かに・・・・・」ガクッ
姫子「さらにダメじゃん」ププッ
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 03:24:23.30 ID:6/jgq6UZ0
いちご「リズム隊は勝ったわ」
信代「まぁねー♪」
三花「くっそぉぉぉぉっ!!才能か!?才能なのかっ!!!?」ダー
いちご「“リズムは”勝ってたけど、メロディラインがボロ負けよ。フットと打ち込みの精度を上げないとね・・・・」
三花「確かに、今後の課題はそこだよね~ぇ」
信代「がんばれ~」
三花「くっそ!才能のくっそっ!!」
姫子「曲数も増やしたいね!」
いちご「ええ、もちろん。だから、姫子にも曲作り手伝ってもらうわよ。」
姫子「ご指導お願いします!」
いちご「じゃあ早速、歌詞は・・・・・~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 03:28:05.64 ID:6/jgq6UZ0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
イラッシャイマセー
憂「あっ!見つけたよ純ちゃん!」
純「ホ、ホントだ!あ゛ー緊張してきたー!!」ドキドキ
憂「ほら、頑張って!」
純「う、うん!行ってくる!」
タッタッタッ
純「す、すっす、すびませんっ!」ドキドキ
三花「んっ?おー確か、ライブ見に来てくれてたー・・・・・確かぁ・・・唯の妹ちゃんの・・・・あれ?」
信代「あっ佐藤さんじゃない?」
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 03:31:46.61 ID:6/jgq6UZ0
純「憂の友達で、にっ、2年の鈴木純って言います!ジャズ研でベースをや、やってまして・・・・・」ドキドキ
姫子「へーじゃあ・・・ふふふ」チラッ
純「はっはい!あ、あ゛の!いちご先輩!!」バックンバックン
いちご「・・・・・?」
純「ら、ライブでっ・・・ファッ、ファンになりましてぇ・・・・ぇと、ぁの・・・・・サインくださいッ!!!!」バックンバックン
いちご「え、やだ」
純「」チーン
FIN
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 03:32:38.31 ID:cqiaBisF0
イイハナシダナー
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 03:35:24.45 ID:6/jgq6UZ0
やっと終わった・・・・・
このSSで俺がやりたかったのは、いちごの「え、やだ」を使うこと
そして、言いたいことは『純はけいおんのモブキャラ代表』
以上!
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 03:38:21.14 ID:SCxjZq7KO
z
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 03:38:24.48 ID:7nvVt+u6O
乙
すごいおもしろかった
けいおん!はモブでスピンオフ出しても売れるよね
できればあずにゃんポジションとしてしずかを出して欲しかった
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 03:39:07.03 ID:YYTYhS8NO
面白かった!
え、やだ乙
263 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 03:50:32.20 ID:uvTeuDKRi
というか2期からのクラスメイトのキャラ立ち具合を見てると
桜校3年2組で一つアニメが作られそうな気がしないでも無い
ともあれ乙
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 03:53:21.33 ID:6/jgq6UZ0
>>260
5人も出したら誰か空気になるじゃん
・・・・紬然り
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/08/17(火) 04:00:49.97 ID:7nvVt+u6O
モブ総出演のオーケストラでもワシは一向にかまわん!!
ムギュウウウはかわいいから良い!
けいおん!!(第2期) 3 (Blu-ray 初回限定生産) [Blu-ray]
- 関連記事
-
あとあまり敵意識むき出しにしないでほしかった。三花もただの口悪い奴になってるし
そもそもいちごに「え、やだ」言わせたいだけなら、こんなに長々とした話必要ないだろ?
けど三花ってこんなキャラなん?
あと、この続編もあるらしい
ってことを、この1は別スレで語ってた
あるなら、入れろよ
妄想かよ・・・カスが
続編といちごのエピソード期待してる
普段ろくなもん読んでないだろ