1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 20:00:37.31 ID:Z3WLYpZY0
折木「干反田のことが」
千反田「えっ?私のどこが気になるんですか?」
折木「……面倒臭いから言わない」
千反田「言ってください折木さん!私、気になります!」
折木「……言わない」
千反田「気になります!気になります!言ってくださいよ折木さん!」
折木「……さっきの話はもういいのか?」
千反田「今は折木さんの方がもっと気になります!」
折木「……はぁ……わかった……言うぞ」
千反田「あっ………はい!ありがとうございます!折木さん!」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 20:01:41.63 ID:Z3WLYpZY0
折木「千反田は俺が千反田のどこが気になるのかを聞きたいんだな?」
千反田「はい、一体私のどこが気になるのでしょうか?」
折木「どこがと言われると色々あるが……」
千反田「はい!」ワクワク
折木「……やっぱりやめた……無駄なエネルギーを使うのは俺の省エネ主義に反するからな」
千反田「お、折木さん……無駄かどうかなんて言ってみないとわかりません!お願いします!私、気になりますっ!」
折木「……だったら先に千反田に確認したい事がある」
千反田「はい!なんでしょうか!」
折木「お前は……千反田は…誰か特定の好きな人間、いや異性はいるかぁ?」
千反田「えっ?好きな……異性ですか?」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 20:03:08.50 ID:Z3WLYpZY0
折木「ああ」
千反田「……折木さん、それは私のプライバシーに関わる事です、流石にそれは……言えません」
折木「…じゃあこの話はもうやめよう、俺にもプライバシーがあるからな」
千反田「……」
折木「はぁ……もういいだろ」
千反田「……」
折木「あの2人も来ないし、帰るか?千反田」
千反田「でも……私、気になります。折木さんがどうして私の事が気になるのか」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 20:07:55.79 ID:Z3WLYpZY0
折木「失言だ、忘れてくれ」
千反田「折木さん……」
折木「帰るぞ、もう下校時刻だ」(……こう言って忘れてくれるような奴じゃない……か、千反田は)
千反田「………」
折木(我ながら失言だった……いや、むしろこうなる事はわかっていたじゃないか……はぁ……何がしたいんだろうなぁ俺は……)
千反田「……折木さん」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 20:08:09.86 ID:VJ8CKJqN0
これは期待できる
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 20:10:57.11 ID:Z3WLYpZY0
折木「とにかく……今は学校から出るぞ、このまま残って先生達に何か言われるのはごめんだからな」
千反田「それは……そうですね……わかりました、帰りましょう折木さん」
折木「ああ……」
千反田「………」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 20:15:19.93 ID:Z3WLYpZY0
ー帰り道ー
折木「………」スタスタ
千反田「………」スタスタ
折木「………」チラッ
千反田「……はい?」クルッ
折木「っと」クルッ
千反田「?」
折木「……あのさ……千反田」
千反田「はい」
折木「その、お前まださっきの事考えてるのか」
千反田「はい、気になります」
折木「はぁ……」(どうするかぁ……何か千反田が納得するような事をでっち上げて説明しない限り……コイツは明日も今の事を聞いてくるんだろうなぁ…)
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 20:21:11.16 ID:Z3WLYpZY0
折木「………」
千反田「私の事が……折木さんにはどう見えているのでしょうか。気になります!お願いですから言って下さい」
折木「どうって、そうだなぁ……まず第一に」
千反田「はい!」
折木「お前といると……疲れる事が多いな」
千反田「そ、そうですか……」
折木「第二に」
千反田「は、はい!」
折木「でも、そんなに嫌じゃないのかもなぁ」
千反田「え?」
折木「なんだかんだで……お前……達と居るのは悪くないからな、姉貴に強制されたからとはいえ古典部に入って良かった……と、少しは思う……かもしれない」
千反田「そ、そうですか!私も古典部に折木さんが居てくれて良かったです!」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 20:27:52.98 ID:Z3WLYpZY0
千反田「私一人では……叔父の言葉を思い出す事も、氷菓の名前の意味も、古典部の文集さえ見つける事は……きっと出来ませんでしたから……」
折木「バカバカしい…たまたまだといったはずだろ、相変わらず千反田は俺を買いかぶりすぎだ、里志も伊原…はそうでもないか」
千反田「摩耶花さんも折木さんの事は口ではああ言ってもきっと認めてくれてますよ」
折木「はぁ……どうでもいいけどなぁ」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 20:33:49.10 ID:Z3WLYpZY0
千反田「あの時、折木さんに叔父の事を相談して本当に良かったです、改めてもう一度お礼を言わせて下さい。本当にありがとうございました」ペコ
折木「う……あ、ああ」クルッ
千反田「折木さん?」
折木「……なんでもない……ふぅ…」
千反田「今の話を聞いて……安心しました!折木さんは私の事を嫌っている訳ではないようで良かったです!」
折木「あ、ああ、それはない……だから、安心してかまわん」
千反田「うふふ」ニコニコ
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 20:37:48.83 ID:Z3WLYpZY0
折木「ふぅ…それじゃあな、また明日」スッ
千反田「まだです」ギュッ
折木「む……」
千反田「私、気になりますっ。折木さんが私の事をどう思っているのか、今の説明では先ほど何故私に好きな異性がいるのかを聞いた事の説明がつきません!」
折木「ぐっ……」(…本当に失言だったなぁ)
千反田「………」キニナリマスキニナリマスキニナリマス
折木「」(また小さい千反田が出てきた……)
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 20:42:20.90 ID:Z3WLYpZY0
千反田「折木さん!」
折木「ぐっ……断る……疲れる事はしたくないんだ」
千反田「……折木さん」
折木「というよりも……千反田は、本当にわからない……のか?」
千反田「……折木さん」
折木「あ、ああ…なんだ」
千反田「わからない訳がないじゃないですか……私はそこまで人の心がわからないほど愚かではありません」
折木「なっ!?」(や、やっぱりわかってたのか……千反田には俺の気持ちが…)
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 20:48:01.10 ID:Z3WLYpZY0
折木(し、死にたい……でも、だったら何故ここまで聞きたがる……もう答えは出てるじゃないか……千反田は俺に一体何を言ってほしいんだ)
千反田「私は……折木さんの口から聞きたいんです」
折木「俺の……口から?」
千反田「……はい。折木……奉太郎さんから聞きたいんです……私の事をどう思っているのか」
折木「……」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 20:58:13.17 ID:Z3WLYpZY0
千反田「私達が…普段、古典部で活動しているような過去の書物などから推測や想像をするのではなく…今、私はいま目の前にいる折木奉太郎さんから聞きたいんです……」
折木「千反田……」
千反田「折木さんは今、私の目の前にいらっしゃるのですから……」
折木(…これは十中八九……いや間違いなく…)
千反田「……どうして言ってくれないんですか?……折木さん」
折木(千反田は知りたい事はもうわかっている、それでもまだ納得していないのは俺の気持ちが聞きたいから…)
折木(何故知りたいのかなんて……そんなもの…傲慢かもしれんが千反田も俺の事……)
千反田「………」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 21:04:18.70 ID:Z3WLYpZY0
折木「あの……さ、千反田」
千反田「……はい」
折木「もう一度…さっきの質問をしていいか?」
千反田「……え?」
折木「どうしても確認したい」
千反田「………」
折木「……沈黙は肯定と受け取るぞ……それでもいいのか?」
千反田「………」
折木「…もう一度聞くぞ、千反田は誰か好きな異性はいるのか」
千反田「……」
折木「……肯定と受け取っていいのか?」
千反田「……はい」コクリ
折木「はぁ……そうかぁ……」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 21:10:19.74 ID:Z3WLYpZY0
折木「………」
折木「……なあ千反田」
千反田「は、はい」
折木「俺は千反田の事をそんなに知ってる訳ではないし、千反田も……俺の事を知らない、だから……さ」
千反田「え……」
折木「今はまだ……このままの関係でいいんじゃないか」
千反田「折木さん……どうしてですか…私は…折木さんの事をもっと知りたいです……折木さんだって……さっき私の事が気になると、おっしゃたじゃないですか…」
折木「それは……失言だと言わなかったか」
千反田「……」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 21:12:49.32 ID:+T1MV9Hy0
ニヨニヨが止まらない
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 21:16:49.49 ID:Z3WLYpZY0
折木「千反田は、小原が里志の事どう思ってるかわかってるはずだ」
千反田「それは…はい、摩耶花さんは福部さんに好意を持っていらっしゃいます」
折木「俺達もあの関係でいいと思う、里志だって小原の事が別に嫌ってなんぞいない、むしろ逆だ、それでも付き合ったりはしていない」
折木「このままの関係で……いい部活仲間でもかまわんと俺は思ってる」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 21:22:33.57 ID:Z3WLYpZY0
千反田「折木さん……ですが!」
折木「それに……これは俺達だけの問題じゃないからだ、確か千反田には兄妹はいなかったはずだよな」
千反田「え?はい、確かに私には他に兄妹はいません…ですがそれがどう関係あるのでしょうか」
折木「俺と千反田では立場が違い過ぎる」
千反田「立場…ですか」
折木「…里志が言うには……確か千反田は神山市の四名家の一つだ」
千反田「は、はい…そうおっしゃる方も中には確かにいらっしゃいますが…」
64 :
伊原だな、すまんこ :2012/06/09(土) 21:28:57.61 ID:c0XCSnth0
折木「ウチはごく当たり前な平均的な普通の家庭なんだ、俺はそんな環境で育ったのに四名家の一つに婿入りなんて想像してみろ、……考えてみるだけで疲れる事じゃないか」
千反田「……はい?……あの……婿入り…ですか?」
折木「え?あ、ああ、そうだが」
千反田「婿入りと言いますと……わ、私と折木さんがけ、け、け、結婚!?」
折木「ぐ…いちいち言わなくていい…」
千反田「お、折木さん!いくらなんでも話を飛躍させすぎです!わ、私と折木さんが………け、結婚なんてまだ早すぎます!」
折木「……はぁ、なあ千反田」
千反田「そんなの早すぎます!早すぎます!早すぎます!……早すぎますよ……」ニコニコ
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 21:38:52.58 ID:c0XCSnth0
折木「……そういう事だ、じゃあなぁ、千反田」スッ
千反田「あっ!?待って下さい!」ギュッ
千反田「どうして折木さんは結婚まで話を飛躍させるのでしょうか!私達が今話してるのはそんな事ではないはずです!」
折木「くっ…」
折木「……千反田、俺の座右の銘を聞いてくれるか」
千反田「え?」
折木「俺はやらなくていい事はやらない、やらなければいけない事は手短に、疲れる事は避けられるものならしたくない、という省エネ主義の持ち主だ」
千反田「は、はい。それは福部さんからも何度か聞いた事がありますが」
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 21:48:32.87 ID:c0XCSnth0
折木「やらなければいけない時が来たらその時が来たら改めて俺から話す、それじゃあ駄目か?」
千反田「それでは……それでは説明になってません……折木さん!」ギュッ
折木「……うっ…」
千反田「結婚なんてまだまだ先の話じゃないでしょうか!……先の事じゃなく、私は今」
千反田「今、この時の事を話したいんです!折木さんがどうしてそうはぐらかそうとするのか私にはわかりません!」
折木「……はぐらかしてなんぞいない、それに……先の事を考えて何がおかしい」
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 21:56:40.35 ID:c0XCSnth0
折木「俺にとって色濃い沙汰や恋愛とはそれだけエネルギーを使う事だ」
千反田「折木さん…」
折木「世間一般的に、彼女というものが出来れば薔薇色の高校生活が送れるんだろう、ましてや千反田のような可愛い女の子ならなおさらだ」
千反田「か、可愛いだなんて…そんな」
折木「だけどな、今の俺にはそれが物凄く眩しいんだ、疲れる、正直…今の関係の方が心はずっと整えられる……だからこの件は保留でいいじゃないか」
千反田「い、嫌です!そんなの…まやかしじゃないですか!折木さんは逃げてるだけです!」
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 21:58:06.16 ID:c0XCSnth0
折木「まやかし?伊原死んだのか?」
千反田「はい?」
折木「……いや、なんでもない」
千反田「?」
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 22:08:06.29 ID:c0XCSnth0
千反田「私は…私は折木さんの事が…」
折木「それ以上は言うな千反田」
千反田「……言いません。こういうものは、男性の方から言ってもらいたい、と私は思っていますから…」
折木「……千反田……悪いなぁ」
千反田「……摩耶花さんも普段からは想像できませんがこんな気持ちなのでしょうか…」
折木「伊原の気持ちか……そうかもなぁ……」
千反田「……」
折木「……気になります」ボソッ
千反田「もう!折木さん!私はそんなにデリカシーのない人間ではありません!」
折木「………悪い」
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 22:18:23.63 ID:c0XCSnth0
千反田「折木さん、このままの関係……というのは私はやっぱり少し寂しいです」
折木「わかってる、ただ……少し時間が欲しい、少しだけでいい、その時が来たら……必ず俺から千反田に話すから」
千反田「本当ですか?私は折木さんを信じていいのでしょうか?」
折木「ああ」
千反田「……」
千反田「わかりました、私、待ちますから。折木さんが話してくれるその日を」
折木「……ああ、本当に……悪い」
伊原「き~~!全くなによ!あの折木の態度!どんだけ怠惰的なのよ!あの怠け者は!もうちーちゃんは殆ど好きだって言ったようなもんなのに!」
福部「ははは、落ち着きなよ摩耶花、でも後は時間の問題だよ、奉太郎のあの様子だとね、もう心の中は千反田さんにメロメロさ」
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 22:25:31.22 ID:c0XCSnth0
伊原「それは…わかるけど…こんなんじゃ全然納得でーきなーい!折木め!むー!許せない!」
福部「こらこら、人の恋路に無闇に介入しちゃダメだよ、僕達は暖かく見守ろうじゃないか、ね?摩耶花」
伊原「むー……人の恋路がダメなら……だったら福ちゃん」
福部「なんだい?」
伊原「福ちゃんは私の事好き?///」
福部「え」
伊原「今日こそは聞かせてほしいな、答えて……福ちゃん……///」ジー
福部「で、データベースは結論をを……」
伊原「福ちゃん……///」ジー
福部「あ、あわわ……奉太郎~!千反田さーん!」タタタッ
伊原「あっ!?福ちゃんずるい!」
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 22:31:36.52 ID:c0XCSnth0
千反田「あら?福部さんに摩耶花さん」
折木「お前達……一体何処にいたんだよ、別に探してはいないが」
福部「え、あ、あはは!あー…えーっと、ふ、二人でデートしてたのさ!ね?摩耶花」
伊原「え、あ……そ、そう!そうなの!」
千反田「まあ!?お二人がもうそんな関係でしたなんて!」
福部「え、い、いや、ま、まあね…」
千反田「いつの間にそんな関係になられたのですか?私、気になりますっ!」
福部・伊原「え?」
千反田「気になりますっ!」
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 22:36:26.36 ID:c0XCSnth0
伊原「んん…?これってチャンスなんじゃ……私も気になる!…ふ・く・ちゃん♪」
福部「ま、摩耶花まで裏切るの!?奉太郎~~僕を助けてよ~」
折木「俺も気になるな」
折木「里志、お前ら俺達の後をつけただろ」ボソッ
福部「げ、もしかしてバレてたのかい?」
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 22:43:44.86 ID:c0XCSnth0
折木「いくらなんでも不自然じゃないか、二人同時に現れるなんてのは、ここは学校じゃないんだしな」
折木「それに声をかけてくるタイミングが良すぎる、そう考えるのが自然だ」
福部「さすが奉太郎だね、その通りだ、確かに僕と摩耶花は君と千反田さんをつけていたよ」
折木「えらく素直に認めるんだな」
福部「僕はいつでも素直だよ、誰かさんとは違ってね」
折木「……む」
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 22:51:51.92 ID:c0XCSnth0
福部「本当は奉太郎だって千反田さんとイチャイチャしたいんじゃないの?素直になりなよ、薔薇色の高校生活がすぐそこに待ってるよ?」
折木「……む」
福部「保留なんて言ってないでさ、楽になりなよ、千反田さんは容姿端麗頭脳明晰才色兼備の言うことなしじゃないか」
福部「奉太郎が省エネ主義なのは昔からだけど、どうしてそこまで意地をはるのか僕にはまるでわからないよ、そんなの疲れないかい?」
折木「疲れる…だが今はまだいいと言っている」
福部「どうしてさ」
折木「……千反田にフラレると…立ち直れる気がしないからなぁ」ボソッ
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 22:59:25.67 ID:c0XCSnth0
福部「……ぷっ、ついに本音が出たね、やっぱり奉太郎だ、千反田さんがそこまで好きなんだ?」
折木「ほっとけ…お前も自分の問題だろ、自分で片付けてこい」
福部「正論だね、正直に二人の会話を、全部盗み聞きしてた、って白状してくるよ」
折木「それはダメだ」
福部「どうしてさ」
折木「せっかく千反田の意識が逸れたんだ、蒸し返すとまた面倒な事になる…」
福部「でも僕はデータベースだからね、他の決定は出来ないよ?」
折木「はぁ……しょうがない、少し考えるか」
福部「それでこそ奉太郎だよ」ニコ
折木「……やれやれ、お前達といると本当に疲れる……」ハァ
福部「嫌なのかい?」
折木「……まあ…そんなに嫌じゃないけどなぁ」
今はまだ……4人でこうやって騒いでるだけで俺の高校生活は充分薔薇色だからな
end
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 23:00:36.08 ID:NCmcC90M0
ん?
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 23:00:59.68 ID:duGzjrJ+i
おい
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 23:01:04.22 ID:c0XCSnth0
自分で書いてて全然脳内再生されん
原作買って出直してきます
支援どうもありがとうございました
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 23:01:19.26 ID:r/WQFRcS0
最後の一行が見えない
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 23:01:22.15 ID:nVutkd/8O
乙
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 23:02:19.46 ID:LvnA9HFW0
乙!
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 23:02:28.17 ID:G4zuF5G60
私この続き、気になりますっ!
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/09(土) 23:02:48.35 ID:jYhckVex0
乙
角川書店 (2012-06-29)
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折木「バスケ部入りたかったなぁ」