1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/23(木) 23:51:17.21 ID:mm/gqlgO0
【反比例】
絢辻「手が冷たい人は心が温かいって言うじゃない?」
橘「うん」
絢辻「これって、外に反して中は……、ってことじゃない」
橘「うん、まぁそうかな」
絢辻「ということはよ」
橘「?」
絢辻「わたしのその……が控えめなのは、その中身の心が寛大ってことじゃないかしら」
橘「……」
絢辻「ちょ、ちょっと橘君。そのどう言えばいいんだろうみたいな顔やめなさい」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/23(木) 23:55:15.81 ID:mm/gqlgO0
【真摯】
絢辻「絢辻さんは心も胸も大きな人です。はい復唱」
橘「絢辻さんは心も……」
絢辻「?」
絢辻「どうしたのよ? 聞こえなかったかしら」
橘「……」
絢辻「絢辻さんは心も胸も大きな人です。さん、はい」
橘「絢辻さんは心も胸もお……」
絢辻「……」
橘「絢辻さん」
絢辻「なによ?」
橘「僕やっぱり胸に大してだけは嘘はつけないよ!!」
絢辻「……」イラッ
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/23(木) 23:59:24.36 ID:izhifPMc0
絢辻さんは
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 00:02:39.91 ID:whyi3tYz0
【口が裂けても言えない】
絢辻「……絢辻さんは心の大きな人です。はい復唱」
橘「絢辻さんは心の大きな人です!」
絢辻「……うん。できるじゃない」
絢辻「絢辻さんは胸の大きな人です」
橘「絢辻さんは……うぅ」
絢辻「……」
橘「……ぐすん」
絢辻「泣きたいのはこっちよ!!」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 00:04:46.52 ID:1i256pQn0
裏表がわかりにくい
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 00:06:13.65 ID:whyi3tYz0
【自覚】
橘「でもさ、絢辻さん」
絢辻「なによ?」
橘「最初に自分で控えめって認めてたよね?」
絢辻「……」ゲシッゲシッ
橘「……い、痛い。脛は駄目。脛は蹴らないで」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 00:10:26.60 ID:whyi3tYz0
【理不尽】
橘「絢辻さんでもやっぱり気にしてたんだ……」
絢辻「なによ? 黙らないと口にメロンパン詰め込むわよ?」
橘「……」
絢辻「……何も言わないってことは詰め込まれたいってこと?」
橘「えっ」
絢辻「そうなの? そうなのね、ふふふ」
橘「(黙れっていったのに……横暴すぎるよ絢辻さん……)」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 00:16:14.75 ID:whyi3tYz0
【嗜好】
橘「大体胸は大きさじゃないと思うんだ……!!」
絢辻「!?」
橘「たしかに大きさも評価要因だよ? でもそれ以上に全体とのバランス、そして張りが……」
絢辻「……」
橘「……」
絢辻「じゃああなたの持ってた本の割合がおかしいのはどういうことなの?」
橘「……」
絢辻「……」
橘「それは僕の趣味だよ。ごめんなさい」キリッ
絢辻「(なんで開き直った直後だっていうのに、謝れるのかしら……)」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 00:21:11.48 ID:whyi3tYz0
【地雷】
橘「で、でも僕は絢辻さんの小ぶりな胸が一番好きだよ」
絢辻「……小ぶりって言った……」
橘「え?」
絢辻「小ぶりって言った」
橘「……」
橘「(僕にはもうどうしようもないよ)」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 00:27:09.28 ID:whyi3tYz0
【セクハラ】
絢辻「第一、触ってもないのに評価なんてわかるわけないでしょ
それなのに見た目、それも布越しに見ただけなのに評価するなんて滑稽よ」
橘「えっ、じゃあ触ってもいいの!?」
絢辻「はぁ!? あなたバカじゃないの?」
橘「(……酷い)」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 00:33:38.16 ID:whyi3tYz0
【後が恐い】
絢辻「ところで、触ってもいいっていったら触るの?」
橘「そりゃあ、僕だって男なわけで……」
絢辻「ふ~ん、触っちゃうんだ~、へぇ」
橘「え?」
絢辻「でも当然覚悟はあるのよね」
橘「か、覚悟?」
絢辻「か・く・ご」
橘「……」
絢辻「ふふ、せいぜいよく考えなさい」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 00:35:56.19 ID:5ZdHyKS40
それでも、それでも紳士なら
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 00:38:44.21 ID:0sox2Mg00
今日も眠れないな
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 00:46:43.59 ID:whyi3tYz0
【真ん中】
絢辻「だいたい私は平均よ」
橘「(……それを口にしちゃう時点で自分で気にしてますって言ってるようなものじゃ……)」
絢辻「なにか言いたそうな顔ね?」
橘「いえ、なんでもありません!」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 00:47:57.71 ID:iL52inFW0
2年の中では低い方じゃない?
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 00:52:26.05 ID:whyi3tYz0
【あなたも】
薫「あんたも牛乳飲めばいいんじゃない?」
絢辻「くっ……あなたに言われると屈辱感が増すわね」
薫「どういう意味よっ!!」
絢辻「そのままの意味だけど」
薫「くぅ~、言わせておけば……」
絢辻「あら、意味は理解できたのかしら。つまりあなたも気にしてる、っと」
薫「も、ってことはやっぱりあんたも気にしてるんじゃない!!」
絢辻「……」
薫「……」
絢辻・薫「はぁ……」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 00:55:43.28 ID:whyi3tYz0
【実例】
薫「でも本当に牛乳って効果あるのかしら」
絢辻「さぁ、どうでしょうね。そもそもわたしには興味ないから」
薫「興味ない、ねぇ~……」
絢辻「どこを見てるのかしら」
薫「知ってる? 最近よく純一と話してる一年生の……」
絢辻「あぁ、あの性格は控えめなのに、体は真逆の……」
薫「彼女の好きなものが牛乳なんだって」
絢辻「……なにがいいたいのかしら?」
薫「もう一度聞くけど、牛乳って効果あると思う?」
絢辻「……」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 00:58:04.51 ID:TJ7DRg5h0
薫も胸控えめなんだっけ?
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 01:00:34.25 ID:WCuKC1md0
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':::::{iiiiiii}::::| 〝/::riゝヘヾ, ll::::::::ノ:l! / \ | ヽ ‐十 ┃
|:::::゙艸'::::; |:::{iii}:::::! 》 リ::;;;イ:::ll / \ ∨ 、_ .
⊂ヾニ二シ,. 弋辷_.ソ⊃ lr /::::::!l
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\ (二ニ==ニ) イ:::::::::::::ll::::::::::!|
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 01:06:14.37 ID:whyi3tYz0
【スーパーにて】
橘「あっ、絢辻さん珍しいところで会うね」
絢辻「え? た、橘君!?」
橘「?」
絢辻「こ、これは家の牛乳がなくなったからであって、べつに……」
橘「?」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 01:12:44.83 ID:whyi3tYz0
【見れば分かる】
絢辻「そういえばいつから牛乳飲んでるの?」
薫「いつからだったけ。えっと、たしかあれは……うん、一ヶ月前くらいかしら」
絢辻「……効果でた?」
薫「……」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 01:21:31.73 ID:0sox2Mg00
裡沙ちゃんに期待
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 01:21:39.18 ID:iL52inFW0
壁|o^)
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 01:23:22.76 ID:whyi3tYz0
【興味しかない】
絢辻「やっぱり効果ないんじゃないっ!」
薫「べ、べつにあたしはあるなんて一言も言ってない。あんたが勘違いした……ってあれ?」
絢辻「なによ?」
薫「あっれ~?」ニヤニヤ
絢辻「……あっ」
薫「興味ないんじゃなかったの~?」
絢辻「……ぐぬぬ」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 01:29:26.64 ID:whyi3tYz0
【たくましい子】
裡沙「そもそもあたしは最初から飲めない……」
裡沙「ってことはもう橘君に揉んでもらうしかないよね?」
裡沙「そこからあんなことやこんなことになっちゃったりしても仕方ないよね!」
裡沙「きゃー///」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 01:36:12.54 ID:whyi3tYz0
【根本的理由】
薫「こういうのも才能なのよ、きっと」
絢辻「へぇ、あなたにしてはまともなことを……」
薫「だいいち、あれは脂肪よ? あれがあと10センチ下についてみなさい。悲鳴ものよ?」
絢辻「え、ええまぁ……」
薫「あー、もうやめやめ。 こういうのはあたしらしくない」
絢辻「投げたわね?」
薫「そもそもそんなことするより、純一の意識改革したほうが早いんじゃないの!?」
絢辻「まぁ、それには賛成だけど……にしてもやっぱり」
薫「やっぱり?」
絢辻「あなたも行動原理は橘君なのね」
薫「あっ……あたしそんなこと言った?」
絢辻「ふふ、いいわ。聞かなかったことにしてあげる」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 01:41:23.50 ID:whyi3tYz0
【なかった】
薫「ちょっとまって……ところで今、あなた「も」って言った?」
絢辻「……言ってないわよ」
薫「いや、たしかに言ったわ」
絢辻「言ってない」
薫「あんたね、そこは私にも「聞かなかったことにしてあげる」って言わせなさいよ」
絢辻「い・や」
薫「くぅ……」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 01:42:09.30 ID:whyi3tYz0
【なかった】
薫「ちょっとまって……ところで今、あなた「も」って言った?」
絢辻「……言ってないわよ」
薫「いや、たしかに言ったわ」
絢辻「言ってない」
薫「あんたね、そこはあたしにも「聞かなかったことにしてあげる」って言わせなさいよ」
絢辻「い・や」
薫「くぅ……」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 01:48:47.85 ID:whyi3tYz0
【誤差の範囲】
絢辻「さてと、じゃあ橘君を矯正しにいきますか」
薫「ちょ、ちょっとー待ちなさいよー」
絢辻「なによ?」
薫「あんたいいの?」
絢辻「なにがなの?」
薫「優等生がそんなことしていいの? 評判とかあるんじゃないの?
だからここはアタシに任せなさい」
絢辻「……」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 01:49:34.06 ID:whyi3tYz0
薫「ふふん、ま、あんたは帰って勉強でもしてるといいわ」
絢辻「……」イラッ
絢辻「ふふふ」
薫「あはは」
絢辻「嫌よ。ふふっ、そんなたのし……汚れた役回りを棚町さんにさせるわけにはいかないじゃない。
馬鹿なクラスの一男子を服従……もとい矯正させるのも委員長の役目よ?」
薫「どんな委員長よ……」
絢辻「それにあなたこそ帰ってそのない頭と胸に少しでもつめこんだほうがいいんじゃないかしら?」
薫「言ったわね……胸に関してはあんただって似たようなものでしょうが!」
絢辻「はあ? 私のほうがあるでしょ。眼科にいったほうがいんじゃない?」
薫「誤差よ誤差。誤差の範囲でしょ?」
絢辻「……」
薫「……」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 01:54:36.57 ID:whyi3tYz0
【マジで矯正される30分前】
橘「ハクシュン」
紗江「先輩、風邪ですか?」
橘「うーん、ちょっと寒気が……」
紗江「だ、大丈夫なんですか?」
橘「あはは、紗江ちゃんは大げさだなぁ」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 02:01:16.17 ID:whyi3tYz0
【予習を欠かさない優等生】
絢辻「胸の小さなあの子はもういないもの」
絢辻「昨日あなたと話していた彼女のことよ」
絢辻「やっぱり内心は気にしていたのかな? いつのまにかいなくなっちゃった」
橘「あ、あやつじ……さん?」
絢辻「!?」
絢辻「た、橘君!? い、いつから見てたの?」
橘「えっと、最初から? かな」
絢辻「////」カァ
橘「えっと、なにをしてたの?」
絢辻「……」
橘「えっ? 胸が大きくなったときに見返す予行練習……?」
橘「あ、イタっ。ああああダメ、そこは蹴っちゃダメなところあああああああああ」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 02:06:04.41 ID:whyi3tYz0
【なにがほしい?】
橘「七咲、誕生日だけどなにがほしい?」
七咲「胸です」
橘「……」
七咲「冗談ですよ?」
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 02:06:47.80 ID:iL52inFW0
腹枕きたー
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 02:10:23.46 ID:whyi3tYz0
【なにがほしい?2】
橘「誕生日だけどなにがほしい?」
七咲「先輩の愛がほしいです」
橘「……」
七咲「冗談……ではないですよ?」ゴニョゴニョ
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 02:15:32.28 ID:R8paT8JiO
七咲あざとい!
だがそれがいい
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 02:15:54.48 ID:whyi3tYz0
【なにがほしい?3】
橘「誕生日だけどなにがほしい?」
七咲「先輩の誠意がほしいです」
橘「……」スッ
七咲「えっ……あ」
………
……
七咲「だ、誰がキスしろっていったんですかっ!?」カァ
橘「違った?」
七咲「ちがっ……ってはないですけど……」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 02:19:56.82 ID:whyi3tYz0
【春だね】
七咲「もうすぐ春ですね」
橘「まだ寒いけどね」
七咲「雪が降る日がありますしね」
橘「実感としては春はまだかなー」
七咲「どうなったら先輩は春を感じれるんですか?」
橘「えっと、もっと温かくなったりとか。あとは……」
七咲「あとは?」
橘「新しい制服に身を包んだかわいい新入生を見たときとか」
七咲「そんなむじゃきな笑顔で邪なことを語らないでくださいっ」
橘「聞いたのは七咲なのに……」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 02:24:32.03 ID:whyi3tYz0
【妹の同級生達】
七咲「まったく先輩は……」
橘「ごめんってば、七咲~」
七咲「にしても」
橘「……」
七咲「去年の私達はそんな目で見られてたんですね」
橘「なんの弁解もございません!」
七咲「なんでそんなところばかり男らしいんですか」
橘「あ、でも去年は……」
七咲「……」
橘「美也がいたからなぁ……」
七咲「(……どういうことなんだろう)」
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 02:29:16.66 ID:whyi3tYz0
【ずっと春よね】
橘「もうすぐ春だね絢辻さん」
絢辻「あら、橘君の頭の中が春じゃなかったことがあったの?」サラリ
橘「……」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 02:31:12.74 ID:9F+aE/hg0
年中お花畑ワロタ
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 02:34:26.51 ID:whyi3tYz0
【改善】
橘「さすがに酷いよ絢辻さん」
絢辻「ふふ、どうかしらね」
橘「さ、さすがに僕だってそんなことはないと思うよ?」
絢辻「なんで最後は疑問系なのかしら?」
橘「……心あたりがないとはいえないなぁ と思って」
絢辻「……改善しようとは思わない?」
橘「……」
橘「ごめん、絢辻さん。逆に聞いていいかな」
絢辻「?」
橘「改善――できると思う?」
絢辻「……」
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 02:40:53.40 ID:whyi3tYz0
【回帰】
橘「とはいったものの、僕だってそんないつもいつもそういうことを考えてるわけじゃないよ?」
絢辻「ふ~ん」
橘「例えば、来年の今頃のこととか」
絢辻「受験、だものね」
橘「他にも春になったらなにをしようか、とか」
絢辻「それこそ勉強なさいな」
橘「あとは、絢辻さんとどこにデートしようか、とか」
絢辻「ちょ、ちょっと」
橘「期待してるのお宝本の発売日はいつだったっけ、とか」
絢辻「ん……?」
橘「この瞬間にも春一番が吹かないかな、とか」
絢辻「……」
橘「絢辻さんはきっと白だr……むぐ」ドカッ
絢辻「た・ち・ば・な・く・ん? 春がくる前にお花畑にとばしてあげましょうか?」
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 02:45:34.19 ID:whyi3tYz0
【裏側】
橘「うーん、3月っていいね」
絢辻「なにかあるの?」
橘「いや、こう明るい感じがしない? 春って感じで」
絢辻「そうかしら?」
橘「ひな祭り、桜、卒業……他にも……」
絢辻「受験や留年、そして浪人が決定するのもこの頃かしら」
橘「……」
絢辻「さて、来年の橘君は大丈夫なのかしら?」
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 02:48:48.54 ID:whyi3tYz0
【春よ】
橘「もう春だね」
薫「春ねえ……」
橘「なんだ、あんまり乗り気じゃないな。薫は寒いの嫌いだから春のほうがいいんだろ?」
薫「春になると、なぜかバイト先にバカが増えたりするのよねぇ」
橘「ああ、なるほど。みんな新生活だとか、宴会だとかで浮かれてるんじゃないかな」
薫「だからって、ウェイトレスに絡まないでほしいわ」
橘「用心棒の薫の出番だな……あいたっー」ドコッ
薫「かわいいかわいいウエイトレスでしょ?そうでしょ~じゅんいち?」
橘「……はい」
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 02:51:24.31 ID:whyi3tYz0
【バカのわく季節】
橘「にしても、本当に気をつけてくれよ」
薫「え?」
橘「その……だな。お前も女の子なんだからあんまり危険なことは」
薫「ふふーん、純一。心配してくれてるんだ~」
橘「い、一応お前の彼氏だからな」
薫「……も、もう、急に何いってるのよ!」
―――
梅原「教室だっていうのに、あの大将と棚町は何をイチャイチャと……」
田中「まだ寒いのに、バカップルが教室にわいたね」
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 02:53:12.19 ID:9F+aE/hg0
薫ペロペロ
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 02:55:02.54 ID:whyi3tYz0
【枕・絢辻詞編】
絢辻「へぇ、ここが橘君の部屋ね。ふーん、ここが彼のいつも寝ているところか」
絢辻「ベッドの下とかチェックでも……ん」
絢辻「……枕」
絢辻「(彼の寝ている枕……)」
絢辻「……」キョロキョロ
絢辻「……」ギュウ
ガチャ
絢辻「!?」アタフタ
橘「ごめん、絢辻さん。お茶でよかったかな……って絢辻さん?」
絢辻「な、なに?」
橘「なにかあった?」
絢辻「い、いえ!? な、なんでもないわよ?」
橘「(……なんで僕の枕が飛んでもない方向にとんでいってるんだろう……)」
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 03:01:27.91 ID:whyi3tYz0
【枕・棚町薫編】
薫「ふふ、久しぶりね、純一の部屋。……っと、あいつのベッドか」
薫「あいつの枕……」
薫「……!」ピコーン
薫「(……こうやって抱きしめてアタシの匂いをつけてっと……)」
薫「(……ふふふ、夜眠るときに悶々として眠れなくなるといいわ)」
ガチャ
橘「薫、お茶でいいかー……ってなにやってるんだ?」
薫「見てなさい、アンタきっと明日は睡眠不足よ」
橘「?」
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 03:08:48.73 ID:whyi3tYz0
【枕・七咲逢編】
七咲「先輩の部屋に朝夕二度も来るとは……」
七咲「通い妻ってやつかな……って違う違う。私なにをいってるんだろう」
七咲「うん、先輩がだらしないから仕方なく……」
七咲「……先輩のベッド」
七咲「ふふ、この枕のせいでいつも先輩はお寝坊さんになってしまうんですかね」ギュウ
七咲「(先輩の匂いがする……)」
ガチャ
七咲「!?」
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 03:09:15.94 ID:whyi3tYz0
橘「ごめん、七咲待たせて……って、七咲?」
七咲「は、はいっ! な、なんでもありませんよ?」
橘「そう?」
七咲「はい、別に先輩が気にするようなことは」
橘「そっか。ところで七咲?」
七咲「?」
橘「なんで僕の枕を抱きしめているの?」
七咲「あっ。え、いやこれは……」
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 03:13:07.86 ID:whyi3tYz0
【枕・番外編】
裡沙「ふふふ、橘君の部屋にお呼ばれしちゃった」
裡沙「……」
裡沙「ど、どうしよう」
裡沙「と、とりあえず深呼吸しておこう」
裡沙「すーはーすーはー」
裡沙「あの人がいつも生活している部屋かあ……」
裡沙「こ、このベッドで寝ているんだよね……」
裡沙「ちょっとだけなら……いいよね」バタッ
裡沙「……」スーハー
裡沙「……きゃー」ジタバタ
裡沙「(こ、こんなことしてて怒られないかな? だ、大丈夫だよね、彼女だもん……)」
裡沙「(いい匂いがするよ~)」
裡沙「……」
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 03:13:29.44 ID:whyi3tYz0
………
…
橘「裡沙ちゃん、おまたせ……って、え?」
裡沙「……」スゥスゥ
橘「寝ちゃってる」
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 03:15:29.87 ID:whyi3tYz0
というわけで、俺も裡沙ちゃんと一緒に寝るから終わろう
わざわざ読んでた人深夜まで付き合ってくれてありがとう
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 03:15:37.82 ID:zp6QLZLe0
枕で眠っちゃうのは梨穂子かと思ってたぜ
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 03:16:54.25 ID:iL52inFW0
おつ
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 03:18:09.21 ID:0sox2Mg00
裡沙ちゃん可愛い
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 03:18:34.67 ID:whyi3tYz0
スレタイがスレタイだからおっぱい大きい人はなしということで
別に嫌いなわけじゃないよ?全員大好きだよ
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 03:23:58.70 ID:zWGPkth90
全員好きだ
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 03:26:27.19 ID:9F+aE/hg0
みゃー「……」
乙
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/02/24(金) 03:49:23.10 ID:dIJEAqjH0
乙
裡沙ちゃんかわいかった
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