1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/31(水) 01:42:35.89 ID:E+FFtapv0
七森山の戦い。
1560年代、越中の七森を収めていた小大名『松本氏』と『赤座氏』の間で起きた戦いである。
もともと赤座家当主の『赤座あかね』は松本家の当主『松本りせ』の家臣であったが、待遇の不満から謀反を図った。
しかし赤座あかねが計画の途中で体を壊し、実質的な指揮は妹である『赤座あかり』が執る事となった。
あかりは同じく松本氏の家臣である『歳納氏』『船見氏』と共に謀反を起こす。
反乱軍が七森の一部を制圧し、『娯楽党』を名乗ると、同じく家臣であった『吉川氏』も裏切り娯楽党へと加入した。
(娯楽党の語源は諸説あるが、彼女らが制圧した場所が『五楽』と呼ばれていたからではないかというのが最も有力である)
娯楽党と松本氏は数年間に渡り戦い続け、最終的に和睦。娯楽党が七森の一部を支配することを松本氏が認めることで終戦した。
七森山の戦いは、この『娯楽党の乱』終戦の引き金となった、最終最大の戦いである。
――Yuripediaより抜粋
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/31(水) 01:47:25.17 ID:E+FFtapv0
七森山は、山という名前こそ付いているが規模で言うとちょっとした丘程度の標高しか無い平山であった。
しかし日本海側に面した一部は切り立った崖になっており、また鬱蒼と茂った森の所為で、
一度方向を見失えば海に真っ逆さまという危険な山でもある。
七森山を越えて東へと抜ければすぐ松本りせの居城、七森城が見えた。
つまり、松本軍にとってこの場所は自然の要害であり、そこからの侵攻は不可能であるとされていた。
しかしその西側、七森山の麓に布陣した娯楽党は、大将・赤座あかりの号令の元、七森城へと侵攻するべく進軍を開始していた。
山を越えての奇襲作戦である。
奇襲はあかりの得意とする作戦である。
まるで気配を感じさせないその戦の様子は『その戦ぶり空気の如し』とも言われるほどだったという。
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/31(水) 01:52:36.89 ID:E+FFtapv0
こうした伏兵・奇襲作戦で戦果を上げていたあかりは今回の作戦もほぼ成功を確信していた。
歳納京子率いる奇襲隊の数、実に100。
山を回りこんで進軍している船見結衣・吉川ちなつ率いる本隊と合わせ実に500の軍勢だ、数に劣るといえど負けはない。
そう、確信していたのだ。
しかし、その目論見は脆くも崩れ去る事となる。
その奇襲は松本家の重臣にして参謀、西垣奈々により看破されていたのだ。
奇襲隊が森の開けた場所に出たとき、そこで目にしたのは松本家臣・池田千歳率いる200の軍勢であった。
驚き、動きを止めた歳納隊に向け、千歳が采配を振るう。
鬨の声を上げ、意気昂揚と向かってくる兵達。
その先頭を駆ける一騎の騎馬があった。
それこそ松本家きっての猛将、杉浦綾乃である。
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/31(水) 01:58:05.40 ID:E+FFtapv0
綾乃「歳納京子ォ! 今日こそアンタの首を頂戴するッ!」
京子「またお前かよー 懲りないなぁ」
杉浦綾乃と歳納京子は、松本家家臣時代からの好敵手同士であった。
京子の謀反後はこうして、戦のたびに彼女の隊へ突っかかっていた。
綾乃は雑兵を自慢の槍さばきで蹴散らすと、すぐに京子の元へとたどり着いた。
かの武田騎馬隊と言えど、馬から降りて戦っていたという話から考えると、
彼女の馬上槍の技術がどれだけものすごいものか、想像はたやすいであろう。
雑兵など、それこそ物の数に入りはしないのだ。
京子「もぉ、分かったよ、相手してやるよ」
しかし京子も負けては居ない。こちらは馬から降りると、槍を手に取り構える。
こうした一騎打ちは、歳納隊と杉浦隊がぶつかるときの名物と化していた。
それでも未だ両者とも生きている所を見ると、二人の実力がいかに拮抗しているかが分かろうというものだ。
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/31(水) 02:04:19.95 ID:E+FFtapv0
綾乃「歳納京子! 覚悟ォ!」
綾乃の槍が空気を切り裂き、京子へと迫る。
京子はこれを大きく距離をとって躱す。
しかし綾乃は騎馬だ、その程度すぐに距離を詰められる。
だから京子は綾乃の左側に回りこむようにして転がり、第二撃を躱す。
馬は急に旋回できない事に加え、騎乗していては槍を利き手とは逆に持ち帰ることも容易くない。
そこへ機動力を奪うべく京子の槍が来る。
そう考え手綱を握り直す綾乃であったが、しかし槍は一向に来ない。
見れば京子は一人で森の中へと逃げていたのだ。
綾乃「ひ、卑怯者!」
慌てて馬で追おうとするが、しかし森の中を馬で走りまわることはできない。
仕方なく下馬すると徒歩にて京子を追った。
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/31(水) 02:04:55.98 ID:pwe88aVJ0
どうするんだこれ……
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/31(水) 02:10:40.76 ID:E+FFtapv0
鬱蒼と茂る森。
右も左も分からない中、油断なく刀を構える綾乃。
槍は森の中では取り回しづらいので、すでに捨てている。
ふと、気配に気づき刀を振るう。
間一髪、突き出された京子の槍の穂先を切り飛ばした。
京子「なかなかやるじゃん!」
綾乃「このくらい気付いて当然桃源郷よ!」
京子が穂先の無くなった槍を投げ捨て、刀を抜く。
綾乃も刀を上段に構え、臨戦態勢をとった。
京子「せいやっ!」
薄暗い森の中、白銀が閃く。
くぐるように躱し肉薄。
刀を振るうと見せかけ、体を引いた京子へと方を入れたタックルをぶちかます。
京子「うわっ」
転がる京子。
トドメをさすべく綾乃が躍りかかる。
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/31(水) 02:16:20.79 ID:E+FFtapv0
しかし、そのままやられる京子ではなかった。
京子「そらよっと」
ごろりと素早く転がり、刀を振り下ろしてきた綾乃に足を引っ掛けたのだ。
一つ間違えば自分の足を切り取られていたであろう。なんとも危険な仕掛けである。
しかし危険を冒しただけの効果はあった。
足をもつれさせた綾乃は刀を手放し、そのまま傾斜に沿って転げ落ちていくではないか。
綾乃「あわわっ きゃぁっ!」
転げ落ちた先。
そこは切り立った崖だ。
綾乃はかろうじて崖の淵に手をかけるが、敵将・歳納京子は目と鼻の先。
崖から突き落とされるか、その刀で切り殺されるか。
どちらにせよ、彼女の敗北は決まったに等しかった。
綾乃「無念……」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/31(水) 02:21:11.31 ID:6/MWtvqC0
,,、.--‐‐'''''''''''''‐‐- 、
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_/l.r't.', /_、rェェ、,ヾ
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. ゙, '、 .,,,_ `'-、,,,,,、ィ ` 、
'、゙、 ヽ r ' ゙v ! ` 、
゙, ゙、 ゙' ' ./ /
赤座 あかり[Akaza Akari]
(1537 ~ ?)
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/31(水) 02:21:30.09 ID:E+FFtapv0
いっそ自分から手を放し、身を投げようかと思った時だった。
京子「掴まれ、綾乃!」
綾乃「と、歳納京子!?」
訳がわからなかった。
ここで危険を冒してまで綾乃を生かすメリットが、彼女にあるはずもない。
動転し手を伸ばせずにいる綾乃に焦れたのか、京子が無理やりその手を掴み、引き上げようとする。
綾乃「歳納京子……なんで」
京子「なんでって! 友達を助けるのに理由なんているか!」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/31(水) 02:22:00.99 ID:E+FFtapv0
綾乃「馬鹿じゃないの!? 今は私達、敵同士なのよ!?」
京子「あー、そういやそうだった……まぁイイじゃん。大人しく助けられてさ、あんたも娯楽党に入りなよ」
綾乃「何いってんの! そんなの無理に決まってるでしょ!」
京子「えぇー、そんな事ないと思うんだけど……ってうわっ!」
綾乃を引き上げようとした瞬間だった。
風化していた崖が二人分の体重に耐え切れず、崩落したのだ。
京子「うわああああああああ!!」
綾乃「きゃああああああああ!!」
こうして二人は真っ逆さまに、崖下へと落ちていった。
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/31(水) 02:26:36.91 ID:E+FFtapv0
運命のいたずら、と言うべきか。
たまたま彼女たちが戦っていた崖の下には、棚のように飛び出した部分があった。
奇跡的にその上へ落ちた二人は、体中を痛めながらもなんとか生きていたのだ。
京子「いててて……」
綾乃「た、助かった……」
なんとか体を起こすと、互いに顔を見合わせる。
二人にはもはや戦意などかけらも残っていなかった。
はぁ、と互いに嘆息する。
綾乃「これで15戦15分けね」
京子「昔の試合稽古も含めると87戦87分けだよ」
昔のことを思い出し、ふふっ、とどちらともなく笑う。
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/31(水) 02:33:04.42 ID:E+FFtapv0
と、ここで綾乃が気づいた。
綾乃「見て、洞窟がある」
京子「本当だ、もしかしたら何処かに繋がってるかも」
綾乃「よかったぁ、このまま降りられないかと思ったわ」
彼女たちがいる棚のような崖はほぼ垂直に切り立っており、登ることも降りることもできそうにない。
この洞窟がなければこのまま二人共死んでいただろう。
綾乃「でも、そろそろ陽が落ちるわ」
綾乃の言うとおり、海の向こうに夕日が沈もうとしていた。
ただでさえ暗い洞窟の中を、真っ暗な夜に進もうとは思わない。
京子「今日はここで野宿だな」
綾乃「……そうね」
二人はとりあえず重い具足を脱ぐと、風をしのぐべく洞窟の中へと隠れる。
幸い今は夏だ、凍死の心配はないだろう。
それでも陽が落ちると、いくらか肌寒くなる。
知らず知らずのうち、二人は肩を寄せ合って座っていた。
20 :
【9.5m】 :2011/08/31(水) 02:34:25.35 ID:EDCMuLSD0
いいね
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/31(水) 02:36:17.47 ID:7Cml1kMI0
なにこのスレ・・・
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/31(水) 02:38:18.73 ID:E+FFtapv0
綾乃「ねぇ、歳納京子」
京子「ん~?」
綾乃「何で私を助けたの? 助けなければ、貴女がこうして遭難することもなかったわ」
京子「ん~……何でだろう。なんか「助けなきゃ!」って思ったんだよね」
綾乃「そんなのおかしいわよ。だって私達、敵同士じゃない」
京子「そうなんだよね~、その前までは私も綾乃を本気で殺そうとしてた」
殺そうとしてた。
その言葉に、なぜか綾乃の心の奥がズキリと痛む。
綾乃「それじゃあ、何で……」
京子「解んないよ、そんなの」
スネるように京子が言う。
そんな様子が可愛くて、つい綾乃は吹き出していた。
京子「な、何で笑うんだよ!」
綾乃「ごめんなさい……ふふっ」
京子「また笑った! もぉ~」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/31(水) 02:43:48.00 ID:E+FFtapv0
二人は幼い頃から一緒だった。
と言う訳ではない。
松本家の家臣として会議などで顔を合わせる内、次第に話すようになり、互いを高めあう好敵手となっていた。
喧嘩やしがらみもあったが、しかし二人は良い好敵手同士であったと言えよう。
それ故、京子が謀反を起こしたと聞いたとき、綾乃に走った衝撃はとてつもないものであった。
裏切られた。
彼女の思いは言葉通りであって、言葉通りではない。
彼女が自分達の主を裏切った。
そういう思いも当然ある。
しかしそれより、自分の思いを、信頼を裏切られたように思えた。
『大人しく助けられてさ、あんたも娯楽党に入りなよ』
さっき、彼女はそう言っていた。
でも――
綾乃(その言葉を、あの時に言って欲しかったな)
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/31(水) 02:49:35.82 ID:E+FFtapv0
ここで、綾乃はようやく気づく。
自分の気持が、ただの好敵手に向けるものでも、ましてやただの友達に向けるものでも無いということに。
綾乃(あぁ、私は……)
綾乃(私は、歳納京子の事が、好きなんだ……)
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/31(水) 02:50:09.87 ID:E+FFtapv0
京子「ねぇ、綾乃」
綾乃「な、なにっ!?」
突然呼びかけられ、驚く。
見れば、京子はキョトンとした顔をしている。
京子「どったの? そんな驚いて」
綾乃「ちょ、ちょっとウトウトしていただけよ!」
京子「そっか、ごめんね起こしちゃって」
綾乃「べ、別にいいわよ……で、何の用?」
京子「いやぁ、用ってほどでもないんだけどさ、ホラ」
そう言って、洞窟の外。
真っ暗になった空を指差す。
そこには、満天の星空が広がっていた。
たくさんの星が瞬き、今にも落ちてきそうだ。
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/31(水) 02:55:32.57 ID:E+FFtapv0
綾乃「綺麗……」
京子「いつから私達、星空を眺めなくなったんだろう」
戦が始まってから、綾乃も京子も様々な仕事に追われ、休まる暇がなかった。
当然、夜に星空を見上げる機会など、あろうはずもない。
京子「こうしてるとさ、思い出すよね」
綾乃「?」
京子「覚えてない? 二人で試合稽古してさ、そのまま疲れて縁側で寝ちゃったこと」
綾乃「あぁ……うん、覚えてる。秋口の事だったわね。気づいたら夜で、寒いから二人で肩を寄せ合って、星を見たっけ」
京子「そのまま二度寝しちゃって」
綾乃「そうそう、赤座さんがわざわざ布団をかけてくれたのよね」
京子「懐かしいなぁ……」
星を見ながら、つぶやく。
綾乃がふと、視線を落として京子を見ると、彼女は細めた目尻から、静かに涙をこぼしていた。
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/31(水) 02:58:45.64 ID:PO+BGeK20
あかりは優しいなぁ
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/31(水) 03:01:01.16 ID:E+FFtapv0
綾乃「歳納……京子?」
京子「へっ? 何?」
綾乃「貴女、泣いてる……」
京子「えっ? あ、本当だ……何でだろう、あれれ? おかしいなぁ」
ゴシゴシと袖で涙を拭うが、月明かりに照らされてキラキラ光る涙は一向に止まる様子がない。
照れたように涙を拭う京子の笑みが、段々と嗚咽に変わっていく。
終いにはもう涙を拭おうともせず、顔を隠して泣き出してしまった。
綾乃「と、歳納京子!?」
京子「もう、やだよぉ…… 綾乃と戦いたくなんか……殺しあいたくなんか無いよぉ……」
綾乃「歳納京子……」
京子「嫌なんだ……もう友達同士で殺しあうのなんて、嫌なんだよ……」
綾乃「…………」
しばらくそうして泣いていた京子だったが、ふと泣き止むと顔を上げて、言った。
京子「ねぇ、このまま二人でどこか遠い所に行っちゃおうか」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/31(水) 03:07:04.03 ID:E+FFtapv0
綾乃「…………」
それは、普段の京子からは考えられないような言葉だった。
その言葉に、綾乃は答えることができない。
京子「だって戻ったら、また綾乃と……」
不安げな顔で、綾乃を見上げる。
目尻に溜まった涙は、今にも再び決壊しそうだ。
拒否しないでくれ。
そう目で訴えかけていた。
綾乃(卑怯よ……)
そんな顔をされたら、断れない。
綾乃(でも……)
綾乃「……駄目よ」
綾乃の言葉で、京子の瞳に失望が浮かぶのが分かった。
そんな目をしないで欲しい。
そう思うが、そうさせたのは彼女自身の言葉だ。
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/31(水) 03:10:55.44 ID:E+FFtapv0
京子「あはは……そうだよね、そんなの綾乃に何のメリットも無いもんね」
力ない京子の言葉に、綾乃はぐっと唇をかむ。
そして、言った。
綾乃「だから、私達でこの戦いを終わらせましょう」
京子「えっ」
綾乃「必ず生きて帰って、お互い自分の主に和平を持ちかけるの」
京子「そんなの、上手く行くわけ……」
綾乃「だって、この謀反の原因の赤座あかねさんは今、病床に臥せっていて、
指揮権は赤座あかりさんにあるんでしょう? だったら、上手く行くかも」
京子「…………」
綾乃「もちろん上手く行くか分からない。でも、二人同時に進言すれば、
会談の席くらいは設けられるに違いないわ。だから……」
綾乃「だから、必ず一緒に生きて帰りましょう!」
京子「……おう!」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/31(水) 03:15:20.29 ID:E+FFtapv0
夜が明け、朝が来た。
二人の少女は立ち上がると、決してはぐれ無いよう、固く手を結んで歩き出した。
二人のように、二つの組織が手を結ぶ日は来るのだろうか?
この二人の物語は、決して歴史に残ることはない。
けれど、二人が成した事は、永遠に歴史に残り続けるのだ。
こうして、また歴史は進んでいく。
二人の歩みのように、少しづつ、少しづつ……
綾乃「歳納京子ォ! 今日こそアンタの首を頂戴するッ!」 おしまい
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/31(水) 03:20:26.31 ID:/k0JE6bQ0
おぉ
ブラボーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!111111111111!!!!!!!!!!!
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/31(水) 03:26:26.34 ID:PO+BGeK20
予想以上に早く終わってる……
しかしたまにはこんなSSも良いもんだ乙
36 :
【7.8m】 :2011/08/31(水) 03:33:21.45 ID:WjDGsrum0
おもしろい
37 :
【0.9m】 :2011/08/31(水) 04:01:03.61 ID:5+A0clC50
いい話だ
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/31(水) 04:02:56.93 ID:XjSE4xWn0
かなり良かった
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