1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 11:35:55.10 ID:k+djJouL0
男(・・・俺も社会人2年目か)
男(とりあえずは節目かなぁ・・・。ぶっちゃけた話一年もたないと思ってたし)
男(この電車も見慣れたなぁ)
ゴトン・・・ゴトン・・・
男(でもなぁ・・・あと二駅、ふぅ)
プシュー
男「お?」
幼女「・・・」
男(珍しいなぁこんな遅くに。塾かなんかの帰りかな)
男(でも、大丈夫か?この次の駅は・・・)
男(商社マンの帰宅ラッシュが・・・)
プシュー
幼女「・・・へ?」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 11:40:49.98 ID:k+djJouL0
ゾロゾロゾロ
幼女「ふぁ・・・え、えぇっ!?」アタフタ
男(朝よりかは少ないにしても身動きとるのが難しいくらいには人はいるもんなぁ)
ドンッ
男「うぉっ」フラッ
「あぁ、ごめんごめん」
男「・・・いや、大丈夫っす」
男(今日は座れるかと思ったけどなぁ・・・お?)
幼女「・・・うぅー」
男(あら、いつの間にかこんな近くに。しかし角に追い詰められたなぁ)
男(・・・うぅむ。これ以上押されると俺がこの子を押しつぶしちまうぞ・・・?)
グイグイ
男「ぐぅ」ズイズイ
幼女「ひっ!」ビクッ
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 11:42:53.66 ID:ezkBrgbG0
ちょっと居間からティッシュ取ってくる
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 11:45:04.66 ID:k+djJouL0
男(な、なんとしてでも押しつぶすのは回避しなければ!)
男(両手でつっかえ棒・・・とりあえずこの子の分のスペースを確保・・・つ、つらい)
幼女「うぅー・・・」メソ
男(うわっ!ちょっと涙目になってるよ・・・俺、変な目で見られてないよなぁ)
男(声かけるべきかなぁ。でも今のご時勢なぁ・・・よし。)
男「だ、大丈夫?」ヒソヒソ
幼女「っ!」ビクッ
男「とりあえずは守ってるから・・・。どっかけがしたりしてない?」ヒソヒソ
幼女「・・・」フルフル
男「そっかーよかったよかった」
幼女「・・・」ジー
男(・・・きまずい)
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 11:49:27.82 ID:k+djJouL0
男(小学生かなぁ。4年くらい?ゆるめのTシャツにちょっと短いスカート・・・)
男(可愛いなぁ。こういう服って自分で選んで買ってるのかな。最近の子供は進んでるし)
男(・・・ん?背中に背負ってるのって、楽器?ギター・・・にしては小さいし)
幼女「あうぅ・・・」プイ
男「あ」
男(じ、じろじろ見てたらやばいかも・・・)
ガタ・・・ガタ・・・プシュー
幼女「・・・!」
男(あーまた少し入ってきた・・・エアコン効いてるはずなのに・・・暑い)
グイグイ
男「ぬぉ」ググッ
幼女「っ!」ビクビク
男(うなれ俺の上腕二等筋・・・)
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 11:53:15.07 ID:k+djJouL0
幼女「あ、あのー」ヒソ
男「!な、なに?」
幼女「大丈夫ですか・・・?」ヒソヒソ
男「あ、うん・・・昔少し鍛えたし・・・」
幼女「・・・ご、ごめんなさい・・・」ヒソ
男「へ?い、いや大丈夫大丈夫。こっちこそごめんねこんな密着して」ヒソヒソ
幼女「そ、そんな・・・お兄さんのおかげですし・・・」
男(礼儀正しいなぁ・・・いいとこの娘さんかな)
プシュー
幼女「あ・・・」ボソ
男「ん?」
幼女「あ、あの・・・次、降りる駅なんです・・・」ヒソ
男「あ、あー・・・」ドウシヨウ
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 11:57:33.70 ID:bOIfmq2yi
続けて
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 11:57:36.58 ID:k+djJouL0
男(駅ごとに扉前の人は一度出てくれるけど・・・角だから扉遠いし・・・)
男(強引に進めるかな?でも俺はいけてもこの子は・・・)
男(し、仕方なし!)
男「ちょ、ちょっと恥ずかしいかもだけど我慢してね」ヒソヒソ
幼女「え?」キョト
プシュー
男「す、すいません!この子降りたいんで、道開けてもらえますかー!」
男(頼む日本のやさしさ気遣い!)
ザワザワ
男(お!前の人が詰めてくれた!ありがたい・・・)
男「ちょっとがんばって!」グイ
幼女「わ、わわわ!」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 12:01:58.41 ID:k+djJouL0
プシュー
男「・・・ふ、ふぅ。なんとか出れた・・・」ハァハァ
幼女「はぁ・・・はぁ・・・あ、ありがとうございましたっ」ペコ
男「あ、いやいや、無事でよかったよかった」フリフリ
幼女「本当に助かりましたっ!!」オジギ
男「いやー・・・でも、なんでこんな時間に乗ってたの?」
幼女「あ、あの・・・6年生になったから、習い事の時間が変わって・・・」
幼女「先生の家が隣町だからこの時間に乗るしかなくて」
男「さ、最近の小学生も大変なんだね。習い事って、それ?」
幼女「あ、はい。バイオリンを習ってます」
男「へー!凄いなぁ・・・俺は楽器なんてまったくできないし・・・」
幼女「あ・・・え、えへへ・・・」テレテレ
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 12:07:39.99 ID:k+djJouL0
男「じゃぁね。一人で夜道歩くと危ないよ。気をつけて・・・」フリフリ
幼女「・・・え?お兄さんはここじゃないんですか?」
男「あ、うん。あと3つ後の駅」エート
幼女「・・・も、もしかして私のせいですか?」
男「え?あ、そんなことないy」
幼女「ご、ごめんなさい!私なんかのために・・・」ペコ
男「えぇ!?いやいいよいいよ!別に早く帰らなきゃいけないわけじゃないし」
幼女「で、でも・・・」
男「ま、まぁもう少し電車待てばちょっと空くし・・・君ももう少し電車遅らせてみたら?」
幼女「・・・あぅ・・・。本当に、ありがとうございましたっ!私、幼女っていいます」オジギ
男「あ、・・・うん。俺は男。でも、君みたいな可愛い子が名前を簡単に言っちゃだめだよ」
幼女「か、かわ・・・っ」テレ
幼女「じゃ、じゃぁ・・・また」フリフリ
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 12:10:44.11 ID:k+djJouL0
男「・・・『また』って、また会えるかどうかもわからんけどね」
男「しかし本当よくできた子だったなぁ。バイオリンって高そうだし」
男「やはりいいところの娘さん。しかも金が無尽蔵にあるわけじゃなくて、
少し事業に成功したお父さんと品のいいお母さんが居る素敵な家とみた」ウン
男「・・・まぁだからどうしたわけじゃないんだけど」テクテク
男「まんがタイム買ってかえろ」
幼女「男・・・さん」テクテク
幼女「凄く優しかったな・・・それに」テクテク
幼女「すこし、かっこいいかも」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 12:15:43.77 ID:k+djJouL0
ガタン・・・ガタン・・・
男「なんか今週は上手く行ったな」
男「開発部の人に案件褒められるし。同期に飲み会誘われたし」
男「今日は扉近くの席座れるし、なんだかんだで楽しいな。社会人」
男「あ、そういえば一週間前か。あの女の子・・・幼女ちゃんか」
男「習い事が一週間間隔なら、今日だけど・・・まぁ、流石に時間変えるよなぁ」
ガタン・・・ガタン・・・
男「・・・この駅だけど・・・あ、」
幼女「・・・」キョロキョロ
男「・・・まじかーい」
幼女「・・・!」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 12:17:07.68 ID:bOIfmq2yi
ええやん
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 12:19:14.44 ID:k+djJouL0
幼女「こんばんは、男さん」ポス
男「こんばんは。今日は座れてよかったね」
幼女「うん♪」ニコニコ
男「電車の時間とか変えなかったんだね」
幼女「・・・この電車が一番ぴったりで・・・」
男「そうなんだー、大変だね」
幼女「まぁ・・・で、でも・・・・会えるもん・・・」ゴニョ
男「え?」
幼女「な、なんでもないです」フリフリ
男「・・・?」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 12:23:05.62 ID:k+djJouL0
幼女「え、えと・・・この前のお礼がしたくて」ゴソゴソ
男「え?別にいいのに・・・」
幼女「これ、どうぞ!」ピラッ
男「ん?これなぁに?」
幼女「今度バイオリンのはっぴょうかいがあるんです!」
幼女「凄く上手な人もいるから、どうかなって・・・」モジ
男「おー!幼女ちゃんも弾くの?」
幼女「あ、はい!」
男「日曜日かー・・・予定もないし、ありがたく見させてもらうよ」
幼女「あ、ありがとうございます!」ペコ
男「いやいや礼を言うのはこっちの方・・・」
プシューゾロゾロ
幼女「わ、わわ」
男(うぅむ、座っててもやはり圧巻だなぁこの人の数・・・)
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 12:25:46.68 ID:k+djJouL0
幼女「あ、次だ・・・」ヒソ
男「今日は扉近いし、大丈夫そうだね」ヒソヒソ
幼女「はい♪」
プシュー
幼女「じゃぁ、お待ちしてますね」トコトコ
男「じゃぁね」フリフリ
プシュー
男(クラシックかー・・・こういうのを生で聞くのはじめてかも)
男(幼女ちゃんも弾くのか。なんか楽しみだな)
ガタン・・ゴトン・・・
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 12:30:11.49 ID:k+djJouL0
男「oh」
デン
男「文化センター的なものを予想してた」
男「ミュージックホール・・・?なんか規模が違うような・・・」
男「というか入ってく人凄く正装なんですけど。一応スーツで来たけど浮いてる・・・」
男「Tシャツジーパンとかよりかはまだましか・・・は、入るか」
受付「こんにちは。招待状ございますか?」
男「あ、はい」ピラ
受付「結構です。こちら、座席の番号になります。あと10分弱おくつろぎください」
男「ど、ども」
男(ば、場違い・・・俺、場違いだわ・・・)
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 12:34:23.34 ID:k+djJouL0
男「そろそろ時間かな」
男「・・・めちゃくちゃ人いるじゃないですか・・・どうするんですかこれ・・・」キョロキョロ
ブーーー
「これより第○○回・・・」
男「あ、はじまった。・・・うわ、凄い数の子供が壇上に・・・」
~♪
男「・・・お?」
男「これは・・・想像してたのと違うな・・・どっちかというと初歩的なというか」
男「しかも、ちょっと音外れてたりしてなんだか・・・」
パチパチ
男「あれ?小さい子が少しはけたな」
男「なるほど。どんどん難しくなるのか・・・」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 12:37:53.10 ID:k+djJouL0
~♪
男「つ、ついにものすごい速さの曲が・・・凄い」
男「やっぱり高校生くらいの子しか残ってないなぁ。でもその中に・・・」
幼女「・・・っ!」フンス
男「・・・一人だけちっこいのが・・・」クス
男「幼女ちゃんってバイオリン凄く上手いんだな・・・」
パチパチパチパチ
男「うお、さらに人がはけて・・・高3くらいの女の子と、幼女ちゃんだけに・・・」
~♪
男「・・・ゆっくりだけど凄い綺麗な曲だな・・・」
男「二人がひとつずつパートで弾いてるのか・・・」
男「も、もしかして、幼女ちゃんってめちゃくちゃ凄い子!?」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 12:42:06.93 ID:k+djJouL0
男「・・・もう色々と想像を絶していた」
男「あの後大人の人がソロで弾いたりして・・・あの人ってプロか?」
男「規模が。規模がちがかった・・・」
幼女「・・・!男さん!」テテテ
男「わ、幼女ちゃん・・・見てたよー」
幼女「どうでしたか!?」キラキラ
男「いや、正直幼女ちゃんがこんなに上手いとは思わなかったよ」
幼女「わ・・・ありがとうございます!」ペコ
男(白が基調のシンプルな可愛いドレスみたいな服・・・似合うなぁ)
男「本当に今日は誘ってくれてありがとね」ナデナデ
幼女「あ・・・はう・・・」ホワ
男「凄く上手かったし、可愛かった」
幼女「・・・///」テレテレ
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 12:46:44.55 ID:k+djJouL0
ガタン・・・ゴトン・・・
男(もうそろそろかな)
プシュー
幼女「こんばんは!」ペコ
男「うん。こんばんわ」
男(あれからも変わりなく毎週この曜日には同じ電車に乗ってる俺と幼女ちゃん)
男(満員電車にもなれたみたいで、上手く自分のスペースを保ってた)
男(そして)
ギュッ
男(何故かあの発表会の次の週にお願いされたひとつのこと)
(幼女『満員電車は怖いので、手を握っててくれませんか?』)
男(すし詰め状態の電車の中で、二人は常に小さな手と大きな手でつながっていた)
・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 12:50:44.75 ID:k+djJouL0
幼友「うーらやーましいなー!幼女ちゃん!」バン
幼女「へっ!?」ビク
幼友「そうそうないよ!大人の恋人なんて・・・素敵だなぁ♪」ホワホワ
幼女「そ、そんなんじゃないよ!ただ・・・私がかっこいいなって」
幼友「それすなわち恋だよ恋!告白しちゃいなよ!ゆー」
幼女「えぇぇ!?」
幼友「いい?この前の手繋いで作戦は大成功をおさめたじゃん!」
幼女「で、でも・・・あれも幼友ちゃんが勝手に・・・」オロオロ
幼友「繋ぐのをOKしてくれたということは・・・相手にもその気は、ある!ある!!」
幼女「!そ、そうかな・・・」テレテレ
幼友「そうだとも!小6で少し小さめの幼女ちゃんを好むとは・・・そのお兄さん、もしやロリコン・・・」
幼女「え、なぁに?それ」
幼友「いやいやなんでもないなんでもない!」フリフリ
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 12:54:10.75 ID:k+djJouL0
幼友「ともかく、お兄さんのこと、好きなんでしょ?」
幼女「う、うー・・・」コク
幼友「思い立ったが吉日!早速行動に移すんだー!」
幼女「え、えー!」
幼友「私にはいい作戦があります。ちょっと耳貸して・・・」ゴニョゴニョ
幼女「うん・・・えっ!?でもそれは・・・」
幼友「だいじょうぶだいじょうぶ!はなしを聞く限りお兄さんは優しい人間だから!」
・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
ガタン・・・ゴトン・・・
幼女(や、やるしかないのかな・・・)ドキドキ
幼女(でも、もし振られちゃったりして、次から電車できまづかったりしたら・・・)
幼女(うぅ・・・どうしよう)
男「・・・?」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 12:58:01.21 ID:k+djJouL0
幼女「よ、よぉし」フンス
男「?どうしたの?」
幼女「あ、あの・・・ちょっと相談が・・・」ヒソヒソ
男「なに?」コソコソ
・・・
男「不審者?」
幼女「わ、私の降りる所で見かけられたみたいなんです・・・」
男「うーん・・・昨今そういう奴増えてるからなぁ・・・」
幼女「うぅ・・・わたし、こ、怖くてー・・・」ボウヨミ
男「うぅむ・・・こんな時間だし、女の子一人じゃなぁ・・・」
男「じゃぁ、今日家まで送ってあげるよ」
幼女「本当ですか!?」
男「うん。何かあったらいたたまれないしね」
幼女(幼友ちゃん、すごい、すごいよ!!)
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 13:02:06.97 ID:k+djJouL0
男「あー・・・確かに暗いね、この辺・・・」テクテク
幼女「は、はい・・・」ドキドキ
幼女(うぅぅ・・・ついにここまで来ちゃったよ・・・言うしかないのかなぁ・・・)ドキドキ
男「で、幼女ちゃんの家って、どこらへん?」
幼女「え!?あ、あの・・・その・・・」
男「?」
幼女「じ、実は、不審者とか、色々、う・・・うそ、です」
男「・・・・・・・・・はぇ?」
幼女「その!い、言いたいことがあって、我侭なんですけど、強引に・・・あの・・・」
男「へ?は?ど、どういうこと・・・」
幼女「あの日、満員電車で色々助けてもらったりして」
幼女「その後にも私に優しくしてくれたりして・・・」
幼女「ようするに、その・・・」モジモジ
男「・・・な、な?」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 13:06:20.36 ID:k+djJouL0
幼女「ひ、一目ぼれなんです」
男「え」
幼女「あの時必死に庇ってくれた男さんが、その・・・かっこいいなって」
幼女「発表会の日も、終わった後になでなでされて」
幼女「わたし、凄くドキドキして、友達にも喋ったりして」
男(な、ど、どういうこと!?)
幼女「私、男さんのこと好きなんだな・・・って」
男「!!」
幼女「私はまだちっちゃいけど!男さんともっと仲良くなりたくて」
幼女「できれば、デートしたり、お買い物したり、いっぱい・・・いっぱい」
幼女「だから、男さん・・・」
幼女「私と、つ、付き合ってください!」
男「・・・」
幼女「・・・」ドキドキ
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 13:09:58.73 ID:k+djJouL0
幼女(い、言っちゃった・・・)ドキドキ
男「・・・」
幼女「・・・」ドキドキ
男「幼女ちゃん」
幼女「!」ビク
男「ありがと。まさかそんな風に思ってたとは思わなかったけど・・・」
男「俺も幼女ちゃんはかわいいし、できれば一緒に遊びに行きたいなとか思ったよ」
幼女「・・・!」パァ
男「でも、ダメだよ」
幼女「っ!!」
男「幼女ちゃんまだ小さいし、これからいろんな出会いもあると思うし・・・」
男「俺みたいなのよりいい男はいっぱいいるよ。」
男「幼女ちゃんかわいいんだからこれから先・・・」
幼女「そ、そんなの、ないよ!ないもん!!」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 13:12:58.57 ID:k+djJouL0
男「!!」
幼女「私は、男さんと、男さんが、いいんだもん・・・」
幼女「優しくて、かっこよくて、なでなでしてくれる男さんが」ポロ
幼女「男さんが・・・好きなんだもん・・・」ポロポロ
男「・・・ごめんね」
幼女「う、うぅ・・・うわああぁぁぁぁぁ・・・」ポロポロ
男「ここが幼女ちゃんの家?」
幼女「・・・」コク
男「じゃ、じゃぁ・・・」
幼女「・・・・・・」
男「・・・」
男「・・・・・・もし」
幼女「!」
男「もし何年か経って・・・それでも俺が好きなら・・・・・・なんていうか、その」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 13:15:03.49 ID:k+djJouL0
幼女「何年でも!」
男「っ」
幼女「何年でも、男さんが好きなままです」
男「・・・」
幼女「私がおっきくなったら、付き合って・・・ください」
男「・・・・・・うん」
幼女「・・・」ニコ
幼女「男さん、大好きです!」
男「あ・・・」
男「・・・」トコトコ
男「つりあわないよなぁ」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 13:17:35.03 ID:k+djJouL0
ガタン・・・ゴトン・・・
男「あ」
幼女「・・・こんばんは!」ペコ
男「・・・うん。こんばんは」
幼女「・・・手、握ってください」スッ
男「・・・」
ギュッ
・・・
幼女「今日は座れませんでしたね」
男「うん、今日も人がいっぱいだ。大丈夫?」
幼女「はい。男さんと一緒だもん」
男「・・・そっか」
幼女「・・・・・・」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 13:20:14.80 ID:k+djJouL0
幼女「耳、貸してください」
男「・・・?」スッ
幼女「・・・・・・」
チュッ
男「!!」
幼女「これくらいは、いいですよね」
幼女「おっきくなって、次は男さんからしてもらいますからね」フンス
男「・・・幼女ちゃん」スッ
幼女「へ?」
チュッ
幼女「えっ!?」アタフタ
男「・・・早くおっきくなってね」ナデナデ
幼女「・・・・・・絶対、おっきくなって見せます」カアァ
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 13:23:13.09 ID:k+djJouL0
幼女「じゃぁ、この駅で」
男「うん、じゃぁね」フリフリ
幼女「じゃぁ、また」
プシュー
男「また」
幼女「・・・また。」
尾張
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 13:23:51.12 ID:VldqROHm0
最後の一行が見えない
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 13:25:31.81 ID:Kbwwx4vj0
ほのぼのした。乙
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 13:25:32.59 ID:bSgnp0yoO
キュンキュンした
幼女かわいい
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 13:25:55.44 ID:k+djJouL0
おわりだおわり!時間つぶしが時間かけちまった!
後は各自で幼女ちゃんがその後海外音楽留学して遠距離恋愛になったり
その後帰ってきて若くしてプロとして活動したり
高校卒業してもそんなにおっきくならなかった幼女ちゃんをからかう男だったり
なんだりかんだり
幼女ぺろぺろ
部活行って来る畜生遅刻だ
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 13:26:24.64 ID:Ui19FnyR0
尾張の出来事なのか、はよ続き
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 13:30:27.04 ID:Lantu4yo0
ふぅ・・・
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 13:34:34.25 ID:eg4tWg2/0
部活とか...なんていうか夏だなあ
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/07/21(木) 13:34:44.54 ID:wxr7PBPk0
乙
この
>>1はバイオリン習ったことあると見た
俺も習ってたけど発表会の流れとかそんな感じだったもんww
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つまり>>1は幼女ちゃんだってことだな