8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 10:54:13.37 ID:6rzQBWQi0
エーリカ「トゥルーデ、お誕生日おめでとう!これ、私からのプレゼントだよ!部屋に帰って開けてね」
バルクホルン「ふふ、ありがとう」
バルクホルン(フラウの奴、可愛いところがあるじゃないか)
ガサゴソ
バルクホルン「こっ……これは……扶桑の軍服!?」
バルクホルン(そ……そしてこのかぐわしい匂いは…///)
バルクホルン「宮藤のものだと……」
こうですか?
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 10:56:06.24 ID:1tOG1dmV0
いいぞもっとやれ
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 10:59:51.90 ID:PTnqHV1k0
期待してる
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 11:04:41.81 ID:6rzQBWQi0
バルクホルン(まだ温かい……)
バルクホルン「ぬ、脱ぎたて……!?」
バルクホルン(…………ゴクッ)
バルクホルン「す、少しだけ……少しだけならいい……よな」
クンカクンカ
バルクホルン「うっ…………ふぅ」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 11:11:49.43 ID:6rzQBWQi0
バルクホルン(なっ……なんて甘く清らかな香りなんだ……!優しく甘えてくるような、それでいて私の心に染み入ってくるような……)
バルクホルン「こ、これが妹の香り……」
バルクホルン(これを身にまとったら……)
ゴソゴソ
バルクホルン「は、はは……似合わないな……サイズが小さくてきつい……」
バルクホルン(でもなんだか……)
宮藤「何で私の服着てるんですかバルクホルンさん」
バルクホルン「!?」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 12:56:06.54 ID:h+93NM0/O
ゲルト「こ、これはだな!他国の文化を知ろうと思って……ほら、扶桑のボディスーツは珍しいからな!」
芳佳「そうなんですかぁ?」
ゲルト「そ、そうだ!」
芳佳「じゃあ私にもバルクホルンさんの服貸してください!」
ゲルト「なん……だと?」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 13:12:28.58 ID:h+93NM0/O
芳佳「んしょ……っと……だぼだぼです……」
ゲルト「ふうぅおおぁぁぁぁ!!」
芳佳「な、なんですか急に!?」
ゲルト「す、すまんつい興ふ……いや、なんでもない」
芳佳「カールスラントの服って何だか重いですねぇ」
ゲルト「そうか?私は慣れているからか、特に気にならないがな」
芳佳「えへへ、でも何か偉くなった気分です」
ゲルト「あぁ、宮藤もこのまま成長すれば大尉になれる日も来るだろう」
芳佳「宮藤芳佳大尉からバルクホルン軍曹に命令です!私に温かいお茶を淹れてきなさーい!……なんちゃって」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 13:57:07.45 ID:xiJljlO00
ゲルト「コーヒーでいいか? 宮藤はブラックは飲めないんだったか」
ゲルト「砂糖はいくつだ?ミルクは?」
宮藤「え?」
ゲルト「ん? ああ、扶桑でお茶と言えばグリーンティーだったな!」
ゲルト「よし、待ってろ」
ゲルト「淹れたことはないが少佐に聞いてくるからな」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 14:05:40.48 ID:xiJljlO00
宮藤「いや……怒らないんですか? バルクホルンさん」
ゲルト「そ、その……言うことを聞けば私のしたことを許してくれる……とか」
ゲルト「そういう意味ではなかったのか?」
宮藤(あのバルクホルンがおどおどしてる……)
宮藤(何だろう、この気持ち……)ゾクゾク
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 14:13:26.91 ID:xiJljlO00
宮藤「そ、そうです!私のズボンを履いてたことをみんなにバラされたくなかったら」
宮藤「い、言うことを聞いてください!……なぁんて」
ゲルト「そうか、それなら仕方ないな」
ゲルト「うん、仕方ない」ニヤニヤ
ゲルト「で、まずは何をすればいいんだ? 肩揉みか? マッサージ?」
ゲルト「あ、クリスのために買った絵本があるんだがそれを読んでやろうか?」
宮藤「え? え? ホントにいいんですか?」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 14:27:08.89 ID:xiJljlO00
ゲルト「もちろんだ、カールスラント軍人たるもの、一度交わした約束を反故にはしない」
ゲルト「宮藤の姉だろうがシスターだろうが、なんならお姉ちゃんにでもなってやるぞ」フンス
宮藤「それじゃあ私の召使になってください!」
ゲルト「うむ!宮藤のお姉ちゃんに……ん?」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 14:32:35.60 ID:VxCSBaHxi
わっふるわっふる
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 14:36:14.18 ID:xiJljlO00
宮藤「召使です! 私、ペリーヌさんのお話を聞いてて憧れてたんです、お嬢様に! 」
ゲルト(召使……だと……)
ゲルト(しかし姉の妹への献身は召使に近しいものがある……気がする!)
ゲルト「わかった! カールスラント軍人に二言はない!」
ゲルト「今日から私はおまえの召使だ!」
宮藤「お嬢様」ボソッ
ゲルト「ん?どうした宮藤」
宮藤「召使が呼び捨てってふざけてるんですか!」
宮藤「『どうなさいました、お嬢様?』ですよ! バルクホルンさん!」クワッ
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 14:43:53.54 ID:xiJljlO00
ゲルト(宮藤とは思えないほどの気迫……!)
ゲルト(しかし妹のわがままに付き合うのも姉の務めと言うもの)ニヤニヤ
ゲルト「わかっ……了承しました、お嬢様」
宮藤「うんうん!」パァァ
ゲルト(なんと眩しい笑顔だ……たまらん!)
ゲルト「ところで宮藤、召使と言うのは何をすれば 「お嬢様」
ゲルト「……お嬢様は何をお望みでしょうか」
宮藤「えっとですね!まずはですね!えっと……」
ゲルト(命令が思いつかない宮藤……可愛い)
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 14:46:38.92 ID:xiJljlO00
宮藤「そうだ! とりあえずお茶をお願いしま……お茶を持ってきなさい!」
宮藤「バルクホルン……さん」
ゲルト(根が良い子だからさん付けしちゃう宮藤……ナデナデしたい)
ゲルト「わかりました、お嬢様」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 14:54:07.23 ID:xiJljlO00
十分後
ゲルト「待たせたな! 宮ふ「お嬢様」
ゲルト「ゴホン、お待たせしました、お嬢様」カチャカチャ
ゲルト「緑茶は疎いので少佐に教わってきました」コポポ
ゲルト「どうぞ」トン
宮藤「……」ズズッ
ゲルト(ああ!宮藤が私の淹れた緑茶を……!)ジュルル
ゲルト(言っておくがやましいものは入れてない、入れてないぞ)
宮藤「ぬるい」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 15:04:51.29 ID:xiJljlO00
ゲルト「え?」
宮藤「何ですか、これ? ふざけてるんですか?」
ゲルト「それはきっと厨房室から宮ふ……お嬢様の私室まで運んできたから、それで温度が」
宮藤「それにこのお茶うけ」
宮藤「茹でたジャガイモって何考えてるんですか?バルクホルン」
ゲルト「何故ってジャガイモは何にでも合うし」
ゲルト「というか宮藤!おまえ上官を呼び捨てとは「お嬢様」
ゲルト「宮藤!ごっこ遊びにもほどが……」
宮藤「あれ?ここにある私のズボンが妙に伸びちゃってるなぁ」
ゲルト「」
宮藤「この写真どうしようかなぁ」ピラピラ
ゲルト「な!いつの間に……!」
宮藤「『カールスラント軍人に二言はない!』でしたっけ」
宮藤「バルクホルン」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 15:10:33.77 ID:xiJljlO00
ゲルト「……」
ゲルト「すいませんでした、お嬢様」
宮藤「うんうん!それでいいんですよ、バルクホルン」
宮藤「もちろん、このまま一生なんて言いません」
宮藤「周りにバレるのも困るでしょうから、今日一日だけで許してあげます」
宮藤「ね、バルクホルン?」
ゲルト「さすがお嬢様、お優しいお言葉です」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 15:12:53.22 ID:VxCSBaHxi
いいぞ、面白い
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 15:16:56.14 ID:xiJljlO00
ゲルト(今日一日……幸い今日は訓練も入っていない)
ゲルト(宮藤も周りにバレるのを恐れている以上、皆が集まる場所でまでやるつもりはないのだろう)
ゲルト(つまり妹と私室でごっこ遊びを行っていると考えればなんら問題はない)
ゲルト(妹とごっこ遊び……)
ゲルト(むしろ望むところではないか!)
ゲルト(ともかく宮藤と二人きりの私室でさえ徹底すれば)
ガチャ
リーネ「ただいま、芳佳ちゃぁん」
リーネ「もう哨戒任務疲れちゃっ……バルクホルンさん!?」
ゲルト「」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 15:24:57.21 ID:xiJljlO00
ゲルト「リ、リーネ!」
ゲルト「その、少し宮藤に話があってだな!もう終わったんだがな!」アワワ
ゲルト「だからもう退出するとしようかな!な!」
リーネ「で、でもバルクホルンさん……なんでメイド服なんか着てるんですか?」
ゲルト(しまった! メイド服なんか着ていたら言い訳もできないではないか!)
ゲルト(宮藤が喜ぶだろうと、少佐の元を訪れた時にいっしょにいたミーナから借りたが)
ゲルト(どうすれば……考えろ、バルクホルン…!)
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 15:28:48.96 ID:xiJljlO00
ゲルト(どうすれば……どうすればいいんだ、宮藤!)チラッ
宮藤「」ダラダラ
宮藤「こ、これはバルクホルンさんが」
宮藤「そう!バルクホルンさんが私をご主人様にしたいって!どうしてもって!」
ゲルト「」
リーネ「ふーん」ニコニコ
宮藤「ほ、ほんとだよリーネちゃん!」
宮藤「決して、決して浮気なんかじゃないんだよ!」
宮藤「ね?バルクホルンさん!」
ゲルト「」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 15:36:20.12 ID:xiJljlO00
ゲルト「それはちが「写真」ボソッ
ゲルト「!」
宮藤「カールスラント軍人に二言はない(キリッ)」ボソッ
ゲルト「」
ゲルト「そうなんだ、リーネ……」
ゲルト「私は……その、どうしても誰かに従属したくてだな……」
リーネ「ふーん」ニコニコ
ゲルト「本当なんだ!その想いが抑えきれなくなった私はクリスに似ている宮藤にお願いしてだな!」
ゲルト「このメイド服も私が望んだことなんだ!」
宮藤(いや、メイド服は私も頼んでなかったんだけど)
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 15:38:15.69 ID:L5fziNj20
リーネちゃん!
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 15:43:45.80 ID:xiJljlO00
リーネ「そっか」ニコニコ
リーネ「ここじゃあれだからハンガーに行こうか、芳佳ちゃん」
宮藤「違うの! 私はリーネちゃん一筋だから!バルクホルンさんは遊びだから!」
宮藤「ほんとだから! アレだけはやめてえぇぇぇえぇえぇ」ズルズル
ゲルト「……行ってしまった」
ゲルト(と言うか私は遊びって……)
ゲルト(……着替えるか)
ガチャ
エーリカ「みっやふじー!トゥルーデのやつが来てな……トゥルーデ?」
ゲルト「」
おわり
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 15:46:24.30 ID:xiJljlO00
あれ?トゥルーデに嫉妬してリーネちゃんも性的な意味でメイドになる予定だったのになぁ
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 15:49:18.65 ID:S03BFraPO
トゥルーデとエーリカのその後も書いてください
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 15:51:09.24 ID:cG5416Og0
/ . : / : : : : : : / : : / : :/ }:ハミ. . ヽ. .ヽ. . \:ハ
′: :〃 .′/ }: / : ノ ::. :i \:‘,: ∨: : 、:ヽ.}
′ ./ . . : : : /: :/ レ: /: : ::: :i \'; : i::.. : :ヽ: :ヽ
i .:/. . : : : : : : :/: :/ /:イ i : : : .:.i | __‘,l:.:.:.. : ‘:ヽ‘,
{ :/ /: ′: : : :/′ム__イ |li : : .:.:.}七¨ ̄ ̄丁i≧::.ミ: Vト:‘,
V: /: :i : : : : :斗:七¨  ̄ } }i : .::::/1|_zz‐___ } }\::::..ヽ:∨ハ
/: /: ::イ: :/孑 l:/_z≦二 |ハ| : ::/ }:!´孑厂ミiミy ‘,:..‘:N }
.′': :/::| : : : / ,ァチ爪`ヾノ } .:/ ノノ' {:.i:::ト1 }ト ∧::. :i }
}/ !:∧: ! : : / 〃 {:.i::::ト1 j:/ 乂__ソ ノ' んヘ::. l
′|:′〉l: : :′ヘ 乂__,ヅ /′ .'ノノ ∧|
|! { f!: ∧ ヽヽ ム ノ , |
八 |: {ハ丶 ヽヽ ' 瓜イ {,
`i: トミ‐丶 , 人=__ノ
∧{ 下:ヽ ー ´ /:ノ:入
「 ̄:≧ミ介 . ..イフ下::..ヽ:\
└≦//..:小:::::{> .. ∠ { \:ハ:::::..\{
// .:.:: | ∨´ r} ` 一 ´ ,レVヽ ‘,:::..:..ヽ
{:'.:.:.::::::| ,ィフ\ / ∨ \ ヽ::::::..:‘,
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 15:53:17.10 ID:6Odn9YK30
わっふる
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 15:54:48.79 ID:h+93NM0/O
エーリカ「な、なにしてんのトゥルーデ?」
ゲルト「違うんだハルトマン、いいかまず落ち着け、冷静にだ、そう冷静に」
エーリカ「トゥルーデが落ち着きなよ……」
ゲルト「いいか、これには海より深い事情がだな」
エーリカ「大方宮藤辺りと遊んでたんでしょ」
ゲルト「よ、よく解るな」
エーリカ「まぁね」
エーリカ(トゥルーデがそんな格好する相手なんて限られてるし)
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 16:03:32.75 ID:h+93NM0/O
エーリカ「んで?その宮藤は?」
ゲルト「あぁ、リーネと一緒にハンガーだ」
エーリカ「ふーん」ジロジロ
ゲルト「なんだ?」
エーリカ「メイドのくせに偉そう」
ゲルト「なんでお前にへりくだらなきゃならんのだ」
エーリカ「あ、宮藤だ」
ゲルト「何ぃ!?」
エーリカ「嘘だよー」
ゲルト「貴様……」
エーリカ「堅物軍人が怒ったー逃げろ逃げろー」タタタ
ゲルト「おい待てハルトマン!」バッ
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 16:05:56.46 ID:S03BFraPO
他の人に見られるフラグたったな
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 16:09:56.62 ID:h+93NM0/O
廊下
ゲルト「逃がさんぞハルトマン!」ドタドタ
サーニャ「エイラ、今の……」
エイラ「バルクホルン大尉……ダナ」
食堂
ゲルト「ここかハルトマン!!」
シャーリー「ブッ!?」
ゲルト「お前たち、ハルトマンを見てないか?」
ルッキーニ「見てないよー」
ゲルト「そうか、では見かけたら知らせてくれ」タタタ
シャーリー「お、おい、その格好……ぶふっ!だぁーははは!」
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 16:12:49.99 ID:h+93NM0/O
庭
ゲルト「全くハルトマンの奴、一体どこへ……?」キョロキョロ
坂本「どうしたバルクホルン?」
ゲルト「ちょっとハルトマンを探していてな、上官をからかうなど許すわけにはいかん」
ペリーヌ「と言うより大尉の服……」
ゲルト「ん?……あ」
~~~
ミーナ「貴女ともあろう者が、そんな格好で基地を走り回るとは何事ですか」
ゲルト「すまん……」
ミーナ「遊ぶのも良いけれど、いつネウロイが来るか解らないのよ」
ゲルト「すまない……どんな罰でも言ってくれ」
ミーナ「そうねぇ……とは言え、軍規を破ったわけでもないし……そうだわ、せっかくだから」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 16:20:33.58 ID:h+93NM0/O
シャーリー「1日メイドぉ?」
ミーナ「そうよ、バルクホルン大尉とハルトマン中尉には今日一日、皆さんのお世話をしてもらいます」
エーリカ「なんであたしまで」ブーブー
ゲルト「連帯責任だ。そもそも元はと言えばお前のせいだろう」
芳佳(助かった……)
エーリカ「だいたいこんなヒラヒラしたベルトじゃ動きにくいよ」
リーネ「でも、ハルトマンさん、似合いますよ」
エーリカ「そうかな?」
ミーナ「というわけで、皆宜しくね」
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 16:25:58.58 ID:h+93NM0/O
シャーリー「そこのメイド、さっそくお茶を持ってこい」
ルッキーニ「こーい」
エーリカ「だってさ」
ゲルト「お前が行って……いやいい、私が行く。お茶でさえお前には任せられん」
エイラ「んじゃあ中尉はお菓子でも持ってきてくれヨ」
エーリカ「えー……めんどくさ」
ゲルト「さっさと行くぞ」ズルズル
芳佳「なんか、いつもとあんまり変わらないね」
サーニャ「うん……」
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 16:32:59.65 ID:h+93NM0/O
十分後
ゲルト「ほら、淹れてきてやったぞ」
シャーリー「めちゃくちゃ偉そうだな」
エーリカ「まぁトゥルーデだし」ボリボリ
エイラ「自分でお菓子食うナヨ」
坂本「ふむ、いまいちメイドには思えんな」
ミーナ「まぁ二人ともそんなタイプじゃないものね」
リーネ「あ、あの、メイドさんの雰囲気を出すなら、まず言葉からじゃないでしょうか?」
ミーナ「言葉?」
リーネ「はい、お二人には皆の事をお嬢様と呼んでもらうとか」
芳佳「ギクリ」
シャーリー「ほう」
エイラ「それ良いナ」ニヤニヤ
ルッキーニ「じゃああたしはお姫様ー!」
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 16:36:58.45 ID:S03BFraPO
黒リーネちゃんさん
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 16:39:24.74 ID:h+93NM0/O
リーネ「あと、命令に逆らったら罰則延長とか……」
坂本「なるほど」
ミーナ「ではそれでいきましょう」
ゲルト「お、おいミーナ」
ミーナ「……」
ゲルト「ミーナ……お嬢様」
ミーナ「もう一回」
ゲルト「え?」
ミーナ「聞こえなかったかしら?もう一回よ」
ゲルト「み、ミーナお嬢様?」
ミーナ「私が良いと言うまで言い続けなさい」
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 16:41:43.31 ID:QMGvm0Sw0
ミーナさん•••
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 16:44:27.64 ID:L5fziNj20
ぎ、銀s
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 16:45:07.86 ID:h+93NM0/O
ミーナオジョウサマミーナオジョウサマミーナオジョウサマミーナオジョウサマミーナオジョウサマ
エーリカ「うへぇ……」
エイラ「オイー、お茶が無くなったゾ」
エーリカ「カップにあるじゃん」
エイラ「注げヨナ」
エーリカ「えー」
エイラ「お嬢様の命令なんダナ」
エーリカ「はいはい、分かりましたよエイラお嬢様」コポコポ
エイラ(へっ、いっつもサーニャとお喋りしてる分だけコキ使ってやるんダナ)
サーニャ「エイラ、それくらい自分でやった方が良いと思う」
エイラ「えっ」
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 16:51:44.56 ID:h+93NM0/O
ミーナ「もう良いわ」
ゲルト「はぁはぁ」
ミーナ「次は肩でも揉んでちょうだい」
ゲルト「あぁ、分かっ……分かりましたミーナお嬢様」モミモミ
ミーナ「ああそう、そこよ、なかなか上手いじゃない……良いわぁ」
ゲルト「お嬢様、凝ってますね」グイグイ
芳佳「バルクホルンさん、妙に似合うね」
リーネ「元々上下関係とかには厳しいし……あと」
芳佳「あと?」
リーネ「体鍛えるのが好きな人って、Mな人が多いんだって」
芳佳「へぇー、じゃあ坂本さんとかもMなのかなぁ」
リーネ「さ、さぁ?」
芳佳(Mって何だろう?)
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 17:05:15.95 ID:h+93NM0/O
夕方
ゲルト「ったく、ミーナお嬢様め、嫌な罰を思い付いたものだ」
エーリカ「癖になってる……」
ゲルト「とはいえ元々は私が悪い、一日の辛抱、か」
エーリカ「ねぇねぇ夕飯ってやっぱり私達が作るのかな?」
ゲルト「そうだろうな」
エーリカ「私無理だよ」
ゲルト「言われずともお前には期待していない。夕飯はわたしがやるから、風呂掃除でもしていろ」
エーリカ「それはそれで面倒だなぁ」
チリンチリーン
エーリカ「お、呼び出しだ」
ゲルト「私が行こう」
エーリカ「行ってらー」
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 17:16:27.92 ID:h+93NM0/O
ゲルト「宮藤達の部屋か……お呼びですか?」コンコン
リーネ「はい」
ガチャ
ペリーヌ「大尉を呼び出すなんて、不思議な感覚ですわね」
ゲルト「そういう罰ですので……ご用件は?」
芳佳「はい!実はベッドの下にお金を落としてしまって……バルクホルンさんに持ち上げてもらおうと」
ゲルト「なるほど、かしこまりました」
ゲルト(こういう解りやすい仕事の方がありがたい)
ゲルト「フンヌラバッ!」ガッ
ペリーヌ「あ、相変わらず大したお力ですこと」
芳佳「リーネちゃん見つかった?」
リーネ「あれー?どこかなー?」
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 17:28:31.85 ID:h+93NM0/O
ゲルト「どうした?見つからないのか?」
リーネ「おかしいですねぇ、確かに落としたんですけど」
ペリーヌ「勘違いではなくって?」
リーネ「そうかもしれませんねぇ、バルクホルンさん、下ろしてください」
ゲルト「あぁ」ドシン
芳佳「こほこほ……埃が」
リーネ「散らかっちゃいましたねぇ」
ゲルト「掃除しておきます」
リーネ「そうですか?悪いですね」
芳佳「あ、だったら私手伝い……」
リーネ「任せていこう、芳佳ちゃん」グイ
芳佳「い、良いのかなぁ」
ゲルト「……お前は行かないのか」
ペリーヌ「……」
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 17:40:18.56 ID:h+93NM0/O
風呂
エーリカ「なーんであたしがこんなこと」ゴシゴシ
エーリカ「ああもう適当でいいよね」ポイッ
ルッキーニ「あー!サボり見っけー!」
エーリカ「うわっ!……なんだルッキーニか」
ルッキーニ「ミーナに言い付けちゃおうかなー」
エーリカ「ふっふーん、だったらこっちもこの間壁に穴開けた犯人をバラそうかな」
ルッキーニ「うじゅじゅじゅ……ダメダメダメ!」
エーリカ「それより、今は掃除中だよ」
シャーリー「堅いこと言うなって、バルクホルンじゃあるまいし」プルンプルン
エーリカ「……それもそうか」
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 18:01:03.50 ID:h+93NM0/O
エーリカ「あーあ、魔法で掃除できたら楽なのに」ゴシゴシ
シャーリー「シュトゥルムがあるだろ」
エーリカ「さすがにそこまで便利じゃないって。散らかすならとにかく」ゴシゴシ
シャーリー「ははは、まぁそうだろうな」
エーリカ「よーし終わり!我ながらよくやった!あたしもお風呂入ろっと!」ポーン
シャーリー「ここで脱ぐなよ……」
エーリカ「堅いこと言わない」ザブン
ルッキーニ「うじゅじゅじゅ!あたしはもう上がるー!」
シャーリー「待て待て、まだ頭も体も洗ってないだろ!」
ルッキーニ「えー、お湯かぶったから良いじゃん」
シャーリー「ダメだ。そうだな……今日はハルトマンに洗ってもらうか?」
エーリカ「ふぇ?」
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 18:07:54.25 ID:h+93NM0/O
シャーリー「ほれほれ、ルッキーニお嬢様がお待ちだぞ」
ルッキーニ「お姫様だってば!」
エーリカ「はいはい、分かったよ」
ルッキーニ「うむ、善きに計らえ」
エーリカ「なにそれ?」
ルッキーニ「扶桑のショーグンだよ、サムラーイより偉いんだって」
エーリカ「ふーん」ゴシゴシ
ルッキーニ「おぉ……シャーリーよりも繊細な手つき……」
シャーリー「がさつで悪かったな」
エーリカ「ねぇ、一気にやって良い」
ルッキーニ「え、うん」
エーリカ「シュトゥルム!」ビュイーン
ルッキーニ「うじゅぎゃーー!?」
エーリカ「さすが泡立ちが違うね」
シャーリー「て言うか飛び散って風呂が泡まみれ……また掃除だぞ」
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 18:10:26.40 ID:5YBz3F790
俺もルッキーニちゃんの髪の毛ゴシゴシしてあげたい
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 18:12:27.49 ID:h+93NM0/O
リーネちゃんとエイラがそれぞれ芳佳とサーニャ盗られたって思い込んで、お姉ちゃんとエーリカをコキ使って
調子に乗り過ぎたとこで、それをペリーヌにたしなめられる話にしようかと思ったが俺はここまでのようだ
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 18:15:50.82 ID:I40tQjOs0
あきらめるからできないのよ!
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 18:38:09.95 ID:ziJ59JjL0
すげえなごんだ
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 18:38:46.80 ID:xiJljlO00
じゃあ書く
ただキャラ出しすぎても書けないんで
>>63付近からでよろしいか
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 18:43:08.06 ID:xiJljlO00
リーネ「そっか」ニコニコ
リーネ「ここじゃあれだからハンガーに行こうか、芳佳ちゃん」
宮藤「違うの! 私はリーネちゃん一筋だから!バルクホルンさんは遊びだから!」
宮藤「ほんとだから! アレだけはやめてえぇぇぇえぇえぇ」ズルズル
ゲルト「……行ってしまった」
ゲルト(と言うか私は遊びって……)
ゲルト(……着替えるか)
ガチャ
リーネ「そうだ、バルクホルンさん」ニコニコ
ゲルト「ひっ!」
リーネ「バルクホルンさんが誰かに従属したい変態さんだとは知りませんでした」ニコニコ
ゲルト「あ、あれは違うんだ」
リーネ「だから『お嬢様』用意しておきましたね」ニコニコ
ゲルト「え?」
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 18:51:18.11 ID:xiJljlO00
ガチャ
エーリカ「知らなかったなぁ、トゥルーデ」ニヤニヤ
シャーリー「おまえがお嬢様を求めていたとはなぁ」ニヤニヤ
ゲルト「」
リーネ「あ、お礼とかいいですからね」ニコニコ
リーネ「バルクホルンさん、それではごゆっくり」
バタン
エーリカ「へえ、似合ってるじゃん」ニヤニヤ
シャーリー「メイド服とかいい趣味だよ、ホント」ニヤニヤ
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 18:54:33.06 ID:ZlBUj9Dt0
なるほど……
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 18:58:15.70 ID:xiJljlO00
ゲルト(なんだこの状況……)
ゲルト(リーネのやつ、よりにもよって最悪の二人に)
エーリカ「とりあえずお茶でも淹れてもらおうかなぁ」ニヤニヤ
シャーリー「あたしは肩を揉んでもらおうかな、最近また大きくなって」ニヤニヤ
ゲルト「ハッ!」
ゲルト「と言うか私はおまえたちに従う必要はないじゃないか!」
ゲルト「こんな服もさっさと脱いで」ゴソゴソ
エーリカ「写真」
ゲルト「!」
シャーリー「二言はない(キリッ)」
ゲルト「!!」
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 19:01:47.97 ID:xiJljlO00
ゲルト「そ、それは……」ガタガタ
エーリカ「いいのかなぁ?」
エーリカ(何のことかわからないけど)
シャーリー「それなりの態度ってもんがあるんじゃないかなぁ」
シャーリー(リーネがこの台詞が効くと言ってたけど)
ゲルト「す、すいませんでした……」
ゲルト「お嬢様……」
エーリカ「」ズッキューン
シャーリー「」バッキューン
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 19:06:10.54 ID:xiJljlO00
シャーリー(何だ、この気持ち)ゾクゾク
エーリカ(トゥルーデかわいいよトゥルーデ)ハァハァ
エーリカ「そ、そうだ!」
エーリカ「お嬢様が二人いるんだから、呼び方を決めなきゃ!」
ゲルト「な!そんなもの」
ゲルト「ハ、ハルトマン……お嬢様と」
ゲルト「リベリアンのお嬢様でいいだろ!」
エーリカ「ちっがーう!」
シャーリー「と言うかリベリアンのお嬢様って何だ!こんなときでも意地張りやがって!」
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 19:09:03.19 ID:xiJljlO00
エーリカ「ハルトマンじゃないでしょ、トゥルーデ!」
ゲルト「う……その、フラウお嬢様……」
エーリカ「お嬢様お嬢様って!」
エーリカ「ちゃんと名前で呼んでよ!」
ゲルト「……エーリカお嬢様」
エーリカ「はきゅうぅぅん」
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 19:21:39.62 ID:xiJljlO00
シャーリー「自分だけズルいぞ、エーリカ!」
シャーリー「私も名前で呼んでくれ!」
ゲルト「それは恥ずかしいというかだな」モジモジ
エーリカ(何これカワイイ)
シャーリー「そうだ!私も名前で呼ぶから!」
シャーリー「な!ト、トゥルーデ!」カァァ
エーリカ(耳まで真っ赤にしちゃって)
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 19:23:30.42 ID:xiJljlO00
ゲルト「うー、シャーロットお嬢様……とか」チラッ
シャーリー「もっとちゃんと!」
ゲルト「シ、シャーリーお嬢様」
シャーリー「心をこめて!」
ゲルト「シャーリーお嬢様ぁ!」
シャーリー「愛をこめて!」
ゲルト「シャーリーお嬢様!お慕い申しておりました!」
シャーリー「きゃるるうぅぅん」ブバッ
ゲルト「お嬢様!鼻血が!」アワワ
エーリカ(あ、私もやばい)ダラダラ
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 19:29:02.50 ID:xiJljlO00
シャーリー「ひ、膝枕を……」ダラダラ
ゲルト「え」
シャーリー「落ち着くまで膝枕をしてくれ」
シャーリー「トゥ、トゥ、トゥルーデ」カァァ
ゲルト「いや、それはその」モジモジ
エーリカ「!」
エーリカ「ち、ちょっと待ってよ!」
エーリカ「トゥルーデは私の召使でもあるんだよ!」
ゲルト「う、うむ!そうだったな」
ゲルト「やはり二人に平等に行われる奉仕でなければ」
ゲルト(そして、できれば簡単なものにして欲しい)
エーリカ「私にも膝枕するべきだよ!」
ゲルト「」
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 19:35:14.23 ID:xiJljlO00
ゲルト「いや、だからお茶汲みとか掃除とか」
ゲルト「あ、あまり恥ずかしくないものにしてくれないか!」
シャーリー(メイド服を着ておいて何をいまさら)
エーリカ「……膝枕は」
エーリカ「私に膝枕するのはいやなの?トゥルーデ」ウルウル
ゲルト「……あー」
ゲルト「わかったよ」ポスン
ゲルト「こっちにこい、エーリカ」
エーリカ「う、うん!」パァァ
シャーリー(あれ?お嬢様ごっこは)
シャーリー(というか、あたし仲間はずれじゃないか?)
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 19:45:49.72 ID:xiJljlO00
ゲルト「……思い返せば、おまえとの付き合いは第二中隊の頃からだな」ナデナデ
エーリカ「そうだね」
エーリカ「その隊で生き残ったのは……」
ゲルト「何だ?おまえにしては珍しい」ナデナデ
ゲルト「……そうだな、カールスラントからの仲間は私とおまえの二人きりだ」ナデナデ
エーリカ「ミーナも入れてあげようよ」クスクス
ゲルト「ああ、またミーナに怒られてしまうな」ナデナデ
ゲルト「それでもやはり、私が一番大事に想っているのは……」ナデナデ
エーリカ「トゥルーデ……」
シャーリー「ちょ、まてまて、ストーップ!!」
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 19:56:19.29 ID:xiJljlO00
シャーリー「おい!おかしいだろ!あたしもお嬢様だろ!」クワッ
シャーリー「バ……トゥルーデはあたしの召使でもあるんだろ!」
エーリカ「えー、今更それ持ち出すのー」ブー
ゲルト「なんだ、リベリアンはそんなにお嬢様ごっこが好きなのか」
シャーリー「だって膝枕を言い出したのはあたしじゃないか!」
シャーリー「って言うかいつもの堅物にもどってるし!」
シャーリー「そうだ!さっきリーネから『極秘資料』として貰った……」ゴソゴソ
シャーリー「じゃーん!この封筒の中身は写真らしいぞ!あたしも見てないけど!」
ゲルト「ああ、写真ならかまわん」
シャーリー「」
ゲルト「考えてみれば、最も見られたくなかったおまえたちに、このメイド姿を見られた時点で」
ゲルト「敗北していたのだった」
ゲルト「だから今更誰に見られようともかまわん」
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 20:07:47.53 ID:xiJljlO00
シャーリー「」
シャーリー「うっ……」グスン
ゲルト「!」
エーリカ「え! ち、ちょっと、どうしたのシャーリー!」
シャーリー「何だよ……あたしだけ舞い上がって」グスグス
シャーリー「馬鹿みたいじゃないか」グスグス
エーリカ「え?え?ほら、いつものイタズラでしょ!」アワワ
ゲルト「……」
シャーリー「……いや、悪い」グス
シャーリー「堅物軍人とはつい言い合いになるからさ」
シャーリー「これを機に甘えてやったら」
シャーリー「どんな顔するのかなーなんて考えてたんだが」
シャーリー「どうやらあたしの方がそういうの苦手みたいだ!」
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 20:14:46.65 ID:xiJljlO00
ゲルト「シャーリー……」
シャーリー「なんだよ、お嬢様ごっこはもうお終いだろ?」
シャーリー「いつもみたいにリベリアンって呼んでくれてかまわないぞ」
シャーリー「バルクホルン」
ゲルト「……シャーリー」
シャーリー「だからやめてくれって、むず痒いんだよ堅物軍人」
ゲルト「シャーリー!」
シャーリー「やめてくれよ!優しくしないでくれ!」
ゲルト「いや……鼻血止まってないぞ、シャーリー」
シャーリー「え?」ボタボタ
エーリカ「あの、真剣なこと語ってる雰囲気だったけど」
エーリカ「ずーっと鼻血流してたよ、シャーリー」
シャーリー「……」ボタボタ
シャーリー「あっ」フラッ
ゲルト「シャーリィイィィィイィィ!」
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 20:23:49.06 ID:xiJljlO00
シャーリー(……ん?)
シャーリー(温かい……)
シャーリー(あれ?……あたし何を……)
シャーリー「!」パチッ
ゲルト「ん、起きたのか」ナデナデ
シャーリー「……うわっ!」
ゲルト「ちょ、落ち着け」ナデナデ
シャーリー「……あたし、もしかして」
シャーリー「膝枕されてる……よね?」
ゲルト「何だ、わかりきったことを」ナデナデ
ゲルト「泣くほどしてもらいたかったんだろう?」ナデナデ
シャーリー「ちょ、ちょ、ちょっと待って!」アワワ
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 20:29:36.00 ID:xiJljlO00
ゲルト「静かにしろ!ハルトマンが起きるだろ!」ナデナデ
シャーリー「ハルトマン?」
エーリカ「くぅ……すぅ……」Zzz
ゲルト「膝枕をしてるうちに寝てしまってな」ナデナデ
ゲルト「まったくいつまでも子供っぽくて困ったものだ」ナデナデ
シャーリー(こいつ、いつまであたしの頭なでるつもりだ)
シャーリー(でも、なんかいいな……)
ゲルト「だが、おまえがここまで子供っぽいとは思わなかったがな」ニヤニヤ
シャーリー「な!?そんなわけ……」カァァ
ゲルト「なんだ?膝枕してほしくて泣いてしまったんだろう?」ニヤニヤ
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 20:31:12.36 ID:ZlBUj9Dt0
シャーリいいいいいいい
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 20:32:53.23 ID:xiJljlO00
シャーリー「ちがっ!それはおまえとハルトマンが!」
ゲルト「ん?私たちが?」
シャーリー「……もういい!何でもない!」ガバッ
シャーリー「あ、あれ」フラッ
ゲルト「あれだけ、鼻血を流したんだ」
ゲルト「もう少し休んでからにしろ、リベリアン」ナデナデ
シャーリー「……水」
ゲルト「ん?」ナデナデ
シャーリー「水を持ってきてくれ」
シャーリー「トゥルーデ」
ゲルト「……」
ゲルト「了承しました、シャーリーお嬢様」フフッ
おしまい
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 20:35:13.41 ID:xiJljlO00
飯を食べたいとか風呂入りたいとか、そもそもこれ即興乗っ取りだから自分でも何を書いてるのかわからないとか言い訳は無数にあるけどひとつ言わせてください
おれ、シャーゲル派じゃなくてシャーリカ派なんだ……
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 20:38:08.11 ID:1tOG1dmV0
乙
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 20:41:04.24 ID:ZlBUj9Dt0
シャーリカか……
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/05/05(木) 20:42:40.70 ID:IyBmMn8G0
乙
しかしシャーリカとは珍しい
ファインモールド (2007-04-10)
売り上げランキング: 142293
- 関連記事
-
ありがてえありがてえ
そしてやっぱりシャーリーかわいい
もっとストパンSSが増えますように
いいぞもっとやれ
いつもと攻守が逆なのもいいね
んでエプロンだけ膝上まであるのかな?
>エーリカ「だいたいこんなヒラヒラしたベルトじゃ動きにくいよ」
という一節があるから長いんだな。
まぁ、いつもズボンを見せている娘がベルトを巻くのもよいものだ。