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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/05/13(月) 23:47:14.73 ID:cgClIyBDO
-早朝、第七学区某所
削板「……暑い」
とある学生寮の一室、タンクトップとパンツの男が汗だくで目を覚ます。
部屋のクーラーは微動だにしていない。
昨晩は大規模停電でクーラーが使えなかった。
だが、どのみちこの男はこの夏に入ってからというものクーラーなど使った試しがない。
「夏は暑くて当たり前。大絶賛地球温暖化の中でクーラーを使うなど根性なしの所業だ」
というのがこの男の思想だ。
しかし、暑いものは暑い。
削板「むう…シーツもタンクトップもビシャビシャだな。洗っておくか」
ムクリ、と起き上がりタンクトップを脱いで丸め、ベッドから降りてシーツも丸める。
そのまま脱衣室に行って洗濯カゴへ無造作に投げ入れる。
削板「ん~、なかなかいい朝だな! マットも干すか!」
クソ暑い朝=いい朝という等式が彼の中では成り立つ。
だから気分は爽快だ。マットも干そうという気分にもなる。
パンツ一枚でマットも丸めてカーテンと網戸を足で開ける。
削板「ハッハッハ! やはりいい天気……」
最初に目に入ったのは清々しい青空。
しかし、次に目に入ったのはなぜか彼の正装着。
削板「……白ラン……干してたか……?」
だが、彼の白ランにしては小さい。というか白ランは持ってても白い被り物など持ってない。
すると急に白ランが頭上げる。
白ラン「……ご飯くれると嬉しいな」
削板「白ランがしゃべっただと!?」
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