1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 17:01:13.72 ID:f2x3y1r+0
P「あぁコダックだったか」
北斗「コダック、コラッタ、ズバット、ギャロップでしたね」
冬馬「なんだよその適当なメンバー」
P「えっ冬馬知らないのか?」
北斗「ポケモン言えるかなだよ。昔流行っただろ?」
冬馬「俺の時代はダイパだし」
P「15年くらい前の歌だしな……」
P「じゃぁポケモン音頭は?」
冬馬「知らねーな」
黒井「ドッドッドガーッス!ドッドッガド!」
P「シャー!……ってやつだ」
冬馬「イカれちまったのかと思ったぜ……」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 17:04:23.54 ID:f2x3y1r+0
P「まぁ俺もほんとはメダロット派なんで、詳しくないんだけどな」
北斗「セーラーマルチいいですよね」
P「そこはセントナースだろ」
冬馬「翔太、わかるか?」
翔太「僕デジモン派だし……」
P「アニメやゲームはやっぱり世代によって大分違うな」
北斗「ちなみに俺はエフエフ派でしたよ」
黒井「普通はファイファンだろう」
P「その話題は喧嘩になるから止めよう」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 17:08:49.78 ID:f2x3y1r+0
P「あとはおもちゃか……マグナム派?ソニック派?俺はプロトセイバー」
黒井「アバンテ派だ」
北斗「俺はソニックですね」
冬馬「社長にDVD借りたけど、やっぱマグナムだろ」
P「翔太は……今っておもちゃって流行ってるのか?」
翔太「うーん、仮面ライダーなら流行ってたけど」
P「最強はRXだよな」
北斗「ディケイドですよ」
P「あ?」
北斗「なにか?」
翔太「冬馬君の家にいっぱいフィギュアあったよね」
冬馬「俺はクウガから全部見てるぜ」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 17:12:33.79 ID:f2x3y1r+0
P「言っておくがバイオで余裕だからな」ピキピキ
北斗「クリムゾンスマッシュ破ってから言ってくださいよ」ビキビキ
翔太「マニアックだなぁ……」
冬馬「つかプロデューサーは仕事いいのかよ」
P「今日の予定は終わらせてるし問題ないさ」
北斗「あ、話から逃げたんで俺の勝ちということで」
P「おい!逃げてなんかないぞ!」
黒井「馬鹿馬鹿しい……もう遅い、このまま夕食に行くぞ」
P「ちっ……一時休戦だな」
北斗「仕方ないですね」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 17:17:58.18 ID:f2x3y1r+0
P「俺仕事の報告しないとなんで、一旦戻りますね」
黒井「ウィ。場所は追って連絡しよう」
冬馬「今日はどこ行くんだ?」
黒井「何が食いたいかによるな」
北斗「この前飲みに行って以来ですからね……」
翔太「僕焼肉がいいな!食べ放題じゃないやつ!」
P「焼肉か、そういえば焼肉好きの女の子が765プロにもいたな」
黒井「ほう……面白い。そいつも連れて来い」
P「え、いいんですか?」
冬馬「女なんか来ても空気悪くなるだけだろ?やめとこうぜ」
北斗「俺は賛成だな、華やかになりそうだ」
翔太「僕はお肉食べられるなら何でもいいよ」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 17:23:49.07 ID:f2x3y1r+0
黒井「決まりだ。可能なら一緒に来い」
黒井「ただし誰が来るかは言うなよ」
P「なぜです?」
北斗「賭けるんですよ」
P「なるほど……」
冬馬「焼肉ならあの緑のねえちゃんか菊地だろうな」
P「さて、どうかな」
北斗「真ちゃんが理想なんですけどね」
黒井「早く行ったらどうだ。時間も押してるだろう」
P「っとそうでした。それじゃ現地で!」
翔太「またねー」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 17:30:18.18 ID:f2x3y1r+0
P「ただいま戻りましたー」
小鳥「お帰りなさい、プロデューサーさん」
春香「今日もお疲れ様でしたプロデューサーさん!」
美希「プロデューサー!今からミキ達ご飯なんだけど一緒に来るよね?」
P「え、そうなのか」
真 「へへっ久々に皆一緒にあがるんで!」
P「それって雪歩も行くのか?」
雪歩「は、はい」
P「そうかぁ……飯誘おうと思ったんだけど、タイミング悪かったな」
春香「ええ!?」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 17:36:00.99 ID:f2x3y1r+0
春香「じゃあ皆で行きましょうよ!」
P「ちょっと特別な人がいるから雪歩だけがベストなんだよ」
あずさ「特別ですか……」
P「特別というか特殊というか」
P(961プロと晩飯なんて律子達にバレたら何言われるか……)
雪歩「い、行きます!」
伊織「ダメよ!」
真美「そうだよ!ゆきぴょんは真美達とご飯なんだかんね!」
美希 「抜け駆けはダメなの!」
雪歩「そ、それでも……!」
雪歩「私、プロデューサーの特別な人に会いたいです!」
P「そ、そうか?ならいいんだが……」
美希「ぐぬぬ……ありえないの……ミキじゃないなんて……」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 17:41:33.43 ID:f2x3y1r+0
P「それじゃ準備出来たら行くから待っててくれ」
雪歩「は、はい!」
貴音「プロデューサー……」
P「なんだ?」
貴音「私は二人目でも構いませんので」
P「二人目?」
律子「スタァーップ!それ以上はダメよ!」
小鳥「はぁはぁ」
真 「ボク達はもう行こう……」
春香「酷いですプロデューサーさん」トボトボ
P「なんとでも言え。今日は雪歩しか誘えない事情があるんだ」
雪歩「はぅ……!」
小鳥「クリティカルヒィーット!プロデューサーさんに3ポイント!」
P「何言ってるんですか……」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 17:47:38.45 ID:f2x3y1r+0
律子「ほら、音無さんも行きますよ」
小鳥「はーい。それじゃプロデューサーさん、お疲れ様でしたっ」
P「お疲れ様でしたー」
P「あと10分もしたら出るから待ってくれな」
雪歩「は、はい!」
雪歩(これってアレだよね特別な人とのご飯に私だけを呼ぶって)
雪歩(そういうことだよね!)
雪歩「う、嬉しいですプロデューサー!」
P「そ、そうか?そう言ってくれたら俺も嬉しいけど……」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 17:52:13.29 ID:f2x3y1r+0
P「よし、こんなもんか」
P「それじゃ行くぞ。忘れものはないな?」
雪歩「はい!あ、あのプロデューサー!私がんばりますね!」
P「はは、まぁほどほどにな」
雪歩「はいぃ!」
雪歩「と、ところで、特別な人ってやっぱり……」
P「ん?あぁ多分雪歩が見たら驚くと思うよ」
P「3人はもう店に入ってると思うから、俺達も急ごう」
雪歩(3人!?お父様とお母様と……ご兄弟とか?)
雪歩「しっかりアピールしなくちゃ……」
P「なんだか気合入ってるなー」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 17:57:44.30 ID:f2x3y1r+0
4人だった……
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 17:58:27.74 ID:f2x3y1r+0
雪歩「……」
P「お待たせ!この子が焼肉アイドルだ!」
冬馬「おい!萩原じゃねーか!」
黒井「音無君だと踏んだんだがな……」
翔太「理由つけて春香ちゃんが来ると思ったんだけどなー」
北斗「やれやれ、全員外したな」
冬馬「この場合どうなるんだ?」
北斗「全員はずれの場合は雪歩ちゃんの分を俺達で支払いだな」
冬馬「くそっ今月ピンチだってのによ……」
雪歩「プ、プロデューサー?」
P「驚いたろ?今日は961プロと飯なんだ」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 18:06:12.23 ID:f2x3y1r+0
雪歩「え、だって特別な3人とご飯だって……」
冬馬「3人?俺達4人だけど」
P「悪いな。俺の中ではディケイド信者は人間じゃないんだ」
北斗「言いますね……!」
黒井「普段は敵同士だが今夜は歓迎しよう。席につくがいい」
雪歩「ひっ」
北斗「ダメですよ社長。雪歩ちゃんは男性が苦手なんですから」
翔太「とりあえず端っこかな?隣がプロデューサーさんで」
冬馬「つーか男嫌いならなんで来たんだよ」
P「そういえば苦手だったな」
黒井「貴様は本当にプロデューサーなのか……」
雪歩「……ぐす」
P「え?」
雪歩「うぅ……」
P「お、おい」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 18:11:15.49 ID:f2x3y1r+0
冬馬「いーややこやーや!」
翔太「なーかしたなーかした!」
P「う、うるさい!雪歩?なんで泣くんだ?そんなに野郎の集いが嫌だったのか?」
雪歩「い、いえ……全部私の勘違いがいけないんですぅ……」
雪歩「ちょっと穴掘ってきますね……」
P「いやいやいや落ち着け!」
冬馬「お、おいどうすんだよ……」
翔太「僕に言われても……」
北斗「ふむ」
北斗「プロデューサーさんが一番気に入ってるアイドルって雪歩ちゃんだったんですね」
P「えっ」
雪歩「墓穴掘っても掘り抜け……え?」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 18:15:28.40 ID:4kRgo/P8O
さすが北斗さん女の扱いに長けとるで
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 18:16:38.18 ID:f2x3y1r+0
北斗「プロデューサーさんがね、来る前言ってたんだよ」
北斗「今夜俺のお気に入りの子を連れてくるってね」
北斗「まさか雪歩ちゃんとは……ねぇ社長」
黒井「ん?あ、ウィ。私は音無君あたりかと思っていたんだがな」
黒井「なかなか見る目があるではないか」
P「何の話です?俺はただ……」
冬馬「ウェーイ!ウェイウェーイ!とりあえず飲み物頼もうぜ!」
雪歩「そ、そうだったんですか……プロデューサーが……」
翔太「雪歩さん何飲むの?」
雪歩「あ、私は冷たいお茶でいいよ。ふふ」
P「なんだ急に機嫌が良くなったな」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 18:20:09.08 ID:nVCOKsKBO
ギャグに走るのか純愛なのか
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 18:22:16.21 ID:f2x3y1r+0
P「まぁいいや、俺生中」
北斗「俺も同じで」
黒井「私もだ」
冬馬「俺も」
P「おい」
冬馬「ちっ……クリームソーダあります?あ、ない?じゃぁドリンクバー2つで」
翔太「ありがとう冬馬君っ」
黒井「さて、何を頼むか……」
冬馬「適当に食いたいもんでいいじゃねーの」
黒井「そうだな」
翔太「あ、僕ジュースいれてくるよ!冬馬君何がいい?」
冬馬「じゃあカルピス頼むぜ」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 18:29:20.70 ID:f2x3y1r+0
黒井「それでは飲み物は行き渡ったな」
冬馬「おい翔太、お前ちゃんぽんしやがったな」
翔太「なんのこと?わかんないなー」
P「それじゃ今日も一日お疲れ様でした!乾杯!」
雪歩「か、かんぱいですぅ!」
翔太「パンカーイ」
冬馬「うぇ……これメロンソーダ混ぜたのか……なんとか飲めるけどよ」
北斗「うーん、やはり最初の一杯は最高ですね」
黒井「ウィ。疲れが吹き飛ぶな」
P「雪歩はご飯モノ何か頼むか?」
雪歩「白ごはんで!」
P「あ、あぁ……すごい気合だな」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 18:31:25.65 ID:kJnVLwV50
雪歩「焼肉といったら白い飯でしょうが」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 18:34:58.10 ID:f2x3y1r+0
P「他は?」
冬馬「俺は石焼ビビンバ食おうかな」
翔太「僕クッパ!」
雪歩「焼肉といったら白いご飯だろうが……」ボソッ
P「ゆ、雪歩?」
雪歩「え、何ですか?」
P「あ、いや、聞き違いかな……?」
黒井「私と北斗も何もいらんからな」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 18:36:03.52 ID:i8GKXIfe0
これは雪歩が正しい
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 18:40:28.57 ID:f2x3y1r+0
黒井「それではセレブな私が注文した黒毛和牛特上カルビを……」
雪歩「待ってください!!!」
黒井「うおっ!?」
P「ど、どうしたんだ?」
雪歩「先に網を熱さないとお肉を置いたら網に引っ付いちゃいます」
黒井「そ、そうだったのか……」
冬馬「めんどくせぇな、適当に焼いて適当に食えばいいじゃねーか」
雪歩「っ!」キッ
冬馬「な、なんだよ……睨むなよ……悪かったよ……」
北斗「ま、まぁまぁ。そろそろ網も熱くなったんじゃないか?」
黒井「……では今度こそ」
雪歩「待ってください!!!」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 18:46:01.38 ID:f2x3y1r+0
黒井「今度はなんだ!?」
雪歩「世間一般的に考えて最初に置くのはタン塩なんです!」
P「ま、まぁいいじゃないか雪歩。たまには好きに食べたって……」
雪歩「それじゃダメなんです!」
P「ひぃっ」
冬馬「めんどくせーぞこいつ」ヒソヒソ
翔太「僕お腹空いたんだけど……」ボソボソ
P「わかった!じゃぁ先に塩焼きを乗せてこの話はやめよう!はい、ヤメヤメ」
黒井「仕方あるまい……」
雪歩「……じゃぁ乗せていきますねー」ニコニコ
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 18:47:33.67 ID:4kRgo/P8O
面倒くせえwww
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 18:51:52.47 ID:f2x3y1r+0
ジュージュー
P「……」
黒井「……」
翔太「あの、雪歩さん」
雪歩「な、なに?」
冬馬(普通に戻ってるぜ!)
P(よかった!本当によかった!)
翔太「の、飲み物は好きなの飲んでもいいんだよね?」」
雪歩「うん、焼肉は自由に楽しくするものだから。翔太君の好きなようにしていいよ」
黒井(どの口が言うのだ……)
P「そ、そろそろ食えるよな?」
北斗「そうですね、食べましょう」
雪歩「まだ早い」
黒井「ウィ?」
雪歩「まだ早いと言いました」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 18:56:54.53 ID:f2x3y1r+0
雪歩「いいですか?タンは内臓肉なんです」
雪歩「じっくりしっかり焼かないと、後から体調を崩してしまうかもしれません」
黒井「そ、そうか」
雪歩「……あ、もういいんじゃないでしょうか!ど、どうぞですぅ!」
冬馬「あ、ども……」
翔太「ねぇ、10秒くらいしか違わないんだけど」ボソボソ
北斗「その10数秒が重要なんだろうさ……」ヒソヒソ
雪歩「は、早く食べないとコゲますよ」
北斗「おっと」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 19:02:30.91 ID:f2x3y1r+0
P「じゃぁ次はカルビ焼くぞ!い、いいよな?」
雪歩「楽しみですねっプロデューサー!」
P「は、はは……そうね……」
翔太「やっと楽しくなってきたねー冬馬君ビビンバ一口ちょうだい」
冬馬「交換しようぜ交換」
黒井「ビール追加だ。お前達はどうだ」
P「あ、俺も」
北斗「お願いします」
黒井「ウィ。萩原雪歩よ、店員を呼び出してくれ」
雪歩「今焼いてるんで無理です」
黒井「そ、そうか……」
P「お、俺!俺が呼びますよ!店員さーん!」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 19:07:31.87 ID:f2x3y1r+0
ジュージュー
黒井「食欲を刺激する匂いだな」
冬馬「焼けてきたかな」ペロン
雪歩「!!!!」ガタッ
翔太「ひぃぃぃ!」
北斗「ま、待ってくれ雪歩ちゃん!まだ俺達何もしてないだろ!?」
雪歩「冬馬君……今ひっくり返したよね」
冬馬「そ、それがなんだよ……どれくらい焼けたか見ただけじゃ……」
雪歩「お肉はっ!!!」
P「うわぁ!」
雪歩「1回しかひっくり返したらダメなんですよ!!!」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 19:08:21.21 ID:Zvnq+N710
そうだったのか・・・ごめん・・・
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 19:12:25.48 ID:f2x3y1r+0
黒井「」ガクガクガク
雪歩「脂の多いお肉を何回も返してしまうと、肉汁と一緒に旨みが逃げ出してしまうんです」
雪歩「牛さんの尊い命を犠牲にするんですから、出来る限り美味しく食べてあげないとダメです」
雪歩「……あ、そろそろひっくり返しますねっ」ペロロン
翔太「もうやだぁ!帰りたいよ!」
P「馬鹿!落ち着け!」
雪歩「は、早く返さないとコゲちゃいますぅ!」
冬馬「お、おう……」
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 19:14:38.60 ID:nVCOKsKBO
俺何回もめくってたわ…こげたらあかんと思って…
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 19:17:44.82 ID:f2x3y1r+0
黒井「……」モグモグ
北斗「……」モグモグ
翔太「あ、僕ジュース……冬馬君いる?」
冬馬「俺まだ入ってるから……」
雪歩「美味しいですねプロデューサー!来てよかったですぅ!」
P「そ、そうか……よかったよ」
雪歩「……」ジワッ
P「た、楽しいなぁ!雪歩とこれてよかったよ!最高!」
雪歩「はいぃ!」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 19:19:27.64 ID:i8GKXIfe0
なんという面倒くささwwwww
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 19:22:42.87 ID:f2x3y1r+0
雪歩「はぁ……お腹一杯ですぅ」
黒井「……では帰るか」
冬馬「萩原さんの分俺達が出すんだよな」
雪歩「え、そ、そんなの悪いです!私もちゃんと払いますから……」
P「あ、いいよ。今日は俺が奢るよ。マジで」
北斗「じゃぁ5人で割り勘にしときましょう」
P「悪いな……」
翔太「お肉は美味しかったから気にしないでっ」
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 19:24:28.01 ID:qpRMwISnO
お肉「は」
翔太カワイソスww
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 19:45:14.52 ID:f2x3y1r+0
黒井「それでは今日はこれで解散だ。萩原雪歩さんにはタクシーを呼んである」
雪歩「あ、ありがとうございますぅ……」
黒井「ウィ。夜道は危険だからな」
雪歩「そ、それでは皆さん!今日はありがとうございました!」
冬馬「あ、あぁ」
北斗「焼肉、美味しかったよ雪歩さん」
翔太「ちょっと寿命縮むくらい美味しかったよっ」
P「明日も早いから家に帰ったらゆっくり休んでくれ」
雪歩「はいぃ……その、プロデューサー、また誘ってくださいね!」
P「は、はい……」
雪歩「それでは失礼しますぅ!」
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 19:47:19.45 ID:NhrpguJH0
なんか別の話が主題だったような気もするけどまあいいか
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 19:50:56.30 ID:f2x3y1r+0
黒井「……行ったか」
P「すまん……本当にすまん……」
冬馬「何食ったか覚えてねーよ……」
P「いつもはあんな感じじゃないんだ。ほんわかしてて、おっとりしてて」
P「なんていうか、庇護欲を誘う子なんだよ」
北斗「俺も彼女とは何度か会ってますが……」
翔太「あんなの初めてだったね……」
黒井「恐らく萩原雪歩さんは焼肉奉行なのだろう」
翔太「焼肉奉行?」
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 19:56:04.67 ID:f2x3y1r+0
黒井「鍋奉行は知っているだろう」
P「鍋に材料を投入するときに独自ルールを持ってる人ですよね」
黒井「ウィ。恐らく彼女はそれの亜種だ」
北斗「だから焼肉奉行ですか……」
翔太「普段は優しいから余計に怖かったね」
冬馬「社長泡吹いてたぜ」
黒井「ば、馬鹿を言うな!そんな痴態は晒していない!」
P「はぁ……雪歩にも悪いことしちゃったな……」
冬馬「なんでだよ。俺達が完全に被害者じゃねーか」
P「だってこれ雪歩のイメージダウンにしかなってないじゃないか」
P「普段は水が減ったら注いでくれて、醤油が欲しいと思ったら取ってくれる子なんだよ」
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 20:01:03.21 ID:f2x3y1r+0
黒井「まぁ焼肉以外でなら、また呼んでもいいだろう」
冬馬「バーベキューとかもやべぇのかな」
北斗「それは大丈夫とは思うが……」
P「なんか埋め合わせ考えないとな……」
翔太「そういえばライダーの強い弱い話はどうなったの?」
北斗「RXが最強でいいさ」
P「どっちでもいいよ……今日は疲れた」
黒井「では解散にしよう。気をつけて帰れよ」
冬馬「お疲れ、またなプロデューサー」
P「あぁ、またな」
翔太「さよならー」
北斗「チャオ☆」
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 20:06:48.04 ID:f2x3y1r+0
翌朝
P「おはようございます」
小鳥「おはようございます。あれ?なんだか元気ないですね」
P「ちょっと色々ありまして……」
伊織「雪歩と食事に行って!」
真 「色々あって!」
美希「つ、疲れたって!」
春香「どういうことなんですか!?」
P「その前にひとつ聞きたいんだが、皆は雪歩と焼肉行ったことあるか?」
千早「もうその話はやめましょう」
真美「ヤキニクダァーッシュ!」
響 「今日もファイトだぞー!」
P「あ、おい」
雪歩「おはようございますプロデューサー!」
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 20:11:54.22 ID:f2x3y1r+0
P「ゆ、雪歩……おはよう。昨日はお疲れさん」
雪歩「お疲れ様でしたっ私すごく楽しかったですぅ!」
やよい「雪歩さんつやつやしてますね!」
雪歩「うん!昨日はね、プロデューサー達と焼肉食べてきたんだよっ」
やよい「はわっ!怖いですー!」タッタッタッ
P「……」
P(雪歩も可哀想だな……望んで奉行になった訳ではないだろうに)
P「……よし!俺がなんとかしてやる!」
雪歩「ど、どうしたんですか?」
P「雪歩!焼肉はどれくらい好きだ!」
雪歩「ま、毎日食べても大丈夫なくらいですけど……」
P「じゃあ今日もやるぞ!久しぶりの秘密特訓だ!」
雪歩「えぇ!?」
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 20:16:33.48 ID:f2x3y1r+0
P「春香達もくるか?いや、できれば来て欲しいんだが」
小鳥「もう皆レッスンに行っちゃいましたよ」
P「なんて逃げ足の速い連中だ……」
P「……小鳥さんは」
小鳥「流石に朝から焼肉は色々と不安な面がありまして……てへへ」
P「ですよね」
P「仕方ない……助っ人を呼ぶか」
小鳥「助っ人ですか?」
P「俺の戦友達です。きっと力になってくれるはず」
雪歩「え、えっと……」
P「心配するな雪歩。俺達が必ず平民に戻してやるからな!」
P「ということで今日は仕事休みますね」
小鳥「えっ」
P「それじゃ行ってきます!雪歩はここで待ってろ!」
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 20:21:56.36 ID:f2x3y1r+0
P「……ということなんで、また焼肉に付き合ってください」
黒井「無理だ」
P「なんでですか!俺と黒井社長の仲じゃないですか!」
黒井「馬鹿か貴様は!昨日の今日で何を言い出すのだ!」
P「くっ……冬馬!」
冬馬「悪いな。社長がNOって言うならNOだ」
P「北斗!」
北斗「すみません」
P「翔太……」
翔太「ごめんねプロデューサーさん」
P「……わかったよ」
P「俺一人で雪歩を更正させてやる!もう誰にも頼らない!」ダッ
冬馬「行っちまったよ……」
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 20:27:06.19 ID:f2x3y1r+0
P「ただいま……」
高木「あ、君!急に休むなんてどうしたんだね?」
P「すまん雪歩……俺と二人で食事になりそうだがいいか?」
雪歩「は、はい!むしろ望むところというか……その、フニョフニョ」
P「?まぁいい。それじゃ買出し行くからついてきてくれ」
雪歩「お店じゃないんですか?」
P「さすがに午前中からは開いてないからな……匂いは諦めて俺の家でやるぞ」
雪歩「プ、プロデューサーのお家でですか!?」
P「やっぱまずかったか?」
雪歩「い、いえ!どんとこいですぅ!」
P「いい返事だ!それじゃスーパー行くぞ!あ、社長お疲れ様でした!」
高木「君ぃ……」
小鳥「行ってしまいましたね……」
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 20:32:03.25 ID:f2x3y1r+0
P「スーパーまで来たのはいいけど、とりあえず焼肉用肉ってのを買えばいいのか?」
P「あ、野菜とかホルモンもいるなら買うけど」
雪歩「と、特訓ですし、お肉だけで大丈夫と思いますけど……」
P「そうか……とりあえず肉5キロとあとはウーロン茶を持てるだけ買おう」
雪歩「はい!」
P「あ、すみません肉もっと買いたいんですけど……はい、5キロほど」
雪歩「な、なんだか夫婦みたいですね……」
P「肉5キロと茶だけ買う若い夫婦なんて異常だけどな……」
雪歩「はぅ」
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 20:32:58.56 ID:nVCOKsKBO
買いすぎだろw
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 20:39:01.90 ID:iT09RppO0
アメリカでは日常だろ
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 20:39:10.89 ID:f2x3y1r+0
P「肉って高いんだな……俺いつもコンビニ弁当だから考えたことなかったよ……」
雪歩「す、すみません……やっぱり私が半分出したほうが」
P「いや、いいんだ。これは俺が考えた秘密特訓なんだからな」
P「俺が全て責任取るよ!」
責任取るよ……責任取るよ……責任取るよ……結婚しよう……
雪歩「は、はい……不束者ですがよろしくお願いしますぅ!」
P(焼肉のことになるとやっぱり気合入るんだな……)
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 20:46:38.66 ID:f2x3y1r+0
P「ただいまーっと」
雪歩「お、お邪魔しますぅ……」
P「はは、そう遠慮するなよ。自分の家だと思ってくつろいでくれ」
雪歩「じ、自分のですか!?は、恥ずかしい……」
P「よし、それじゃ今回の特訓の趣旨を説明する前に」
雪歩「そういえば聞いてませんでした……」
P「雪歩は焼肉食べてるときの自分ってどんな感じだと思う?」
雪歩「え、ふ、普通と思いますぅ」
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 20:53:51.84 ID:f2x3y1r+0
P「やっぱりな……そこでまず雪歩に現状を知ってもらうことにする」
P「ビデオカメラを設置してその前で焼肉するんだ……っと、ここでいいな」
雪歩「それが秘密特訓になるんですか?」
P「あぁ、皆と団結していく上で避けては通れない道なんだ。理解してくれ」
雪歩「プロデューサーがそこまで言うなら……」
P「じゃぁ始めるぞ!焼肉特訓の始まりだ!」
雪歩「は、はい!頑張りますね!」
P「あぁ!目指せ平民だ!」
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 20:57:55.97 ID:f2x3y1r+0
P(よし、現状確認のためなんだ。今は地雷を踏みまくるぞ)
P「さーて網置いたしコンロ点けた!肉置くぞ!」
雪歩「ま、待ってください!まだ網が温まって……」
P「俺は今すぐ肉が食いたいんだ!そぉれ!ほいほいほい!」
雪歩「あぁああああ!!な、何するんですかぁ!プロデューサー!!」
P「よーし!ひっくり返すかぁ!」
雪歩「だ、だめですぅ!!」
P「なんでさ」
雪歩「お肉は何回もひっくり返したら旨みや肉汁が……」
P「そんなの関係ねぇ!俺はひっくり返す!」ペロリン
雪歩「!!」
P「あれ?あんまり焼けてないな。戻しとこっと」ペロロン
雪歩「ちょっと正座しろ!!!」
P「えっ」
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 21:02:54.16 ID:f2x3y1r+0
P「ひっく、ぐす……」
雪歩「わかりましたか?プロデューサー」
P「……」
雪歩「わかったか聞いてるんですぅ!」ドン!
P「は、はい!」
雪歩「……それじゃ、続きしましょう!」ニコニコ
P「ここだ!雪歩ストップ!ちょっと休憩だ!」
雪歩「え?」
P「言っただろ?特訓だって。まず雪歩の現状を見せてやるよ」
雪歩「?は、はい……」
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 21:06:56.13 ID:f2x3y1r+0
ビデオ《ちょっと正座しろ!!!》
雪歩「え……」
ビデオ《ガミガミガミガミ!》
ビデオ《はい……すみません……おっしゃる通りで……》
ビデオ《謝罪よりなぜこんなことをしたのか教えてください!》
ビデオ《すみません……すみません……》
雪歩「な、なにこれ……私……?」
P「やっぱり自覚が無かったんだな」
雪歩「プ、プロデューサー?」
P「雪歩はな……焼肉奉行なんだよ」
雪歩「ぶ、奉行ですか?」
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 21:07:24.79 ID:tWxkDTRu0
泣いちゃったよPが泣いちゃったよ・・・
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 21:13:08.15 ID:f2x3y1r+0
P「あぁ、治療困難な難病だ」
P「焼肉をした次の日、友達がよそよそしかったりしないか?」
雪歩「そ、そういえば……真ちゃんと行った次の日なぜか謝られました……」
P「お前は肉を見ると自分の思った通りにしたくなるんだ」
雪歩「そんな……私そんなこと……」
P「信じられないのも無理は無い。だけど実際そうなんだ」
P「俺や黒井社長達も昨日ビデオのような目にあったんだよ」
雪歩「う、うそ……」
P「わかったか?これが今のお前なんだ」
雪歩「……」ジワ
P「え、お、おい」
雪歩「私……今までそんなことしてたなんて……」ポロポロ
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 21:16:55.52 ID:f2x3y1r+0
P「待て待て待て!泣くな!なんのために俺がいると思ってるんだ!」
雪歩「え……」
P「俺が必ずお前を治療してやる!そして皆で一緒に焼肉を食べよう!」
雪歩「ぷろでゅうさぁ……」ポロポロ
P「わっおいだから泣くなって……あぁもう」ナデナデ
雪歩「……」
P「落ち着いたか?」
雪歩「ぐす……はい」
P「焼肉食えそうか?」
雪歩「……はい」
P「それじゃ特訓再開だ。さっきはかなり強引に怒らせたが」
P「次からはジワジワいくからな。怒りそうになったら俺が止める」
P「雪歩はひたすら焼いた肉を食べてくれ」
雪歩「わ、わかりました!」
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 21:20:16.98 ID:f2x3y1r+0
ジュージュー
P「……」チラッ
雪歩「……」ジーッ
P「よし、ひっくりかえ……」
雪歩「」ガタッ
P「さない!」スカッ
雪歩「!……あ」
P「どうだ雪歩、さっきまでの記憶はあるか?」
雪歩「は、はい……プロデューサーの手をずっと見てて……」
雪歩「お肉にお箸が伸びた瞬間、頭がカァって熱くなって……」
P(こえぇ……)
P「ま、まあ自分を認識できただけ進歩したな!この調子でいこう!」
雪歩「はいぃ!」
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 21:25:05.31 ID:f2x3y1r+0
雪歩「……ぐす」
P「肉、なくなっちゃったな……」
雪歩「はい……」
雪歩「やっぱり私には無理なんですよ……」
P「雪歩……」
雪歩「これからは一人寂しく焼肉ランチを……」
P「馬鹿、そんなこと言うんじゃない」
雪歩「で、でも……もう……」
P「5キロ全部食べてもダメだとは想定外だった……」
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 21:28:57.53 ID:f2x3y1r+0
ピンポーン
P「……居留守使うわけにもいかないか……ちょっと出てくる」
雪歩「……」
P「はーい」
ガチャッ
冬馬「よう」
P「と、冬馬?どうしたんだよお前」
北斗「俺達もいますよ」
翔太「お肉いっぱい買って来たよ!」
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 21:29:21.56 ID:9DutmWhG0
焼肉で雪歩のなにがそこまで駆り立てるのか……
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 21:31:58.38 ID:4TVZ7FA30
童貞がいい奴すぎる
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 21:32:43.41 ID:uKH8uR520
これが友情パワーか・・・
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 21:34:01.05 ID:f2x3y1r+0
P「お、お前らなんでここに……?場所なんて言ってなかったのに」
北斗「朝から焼肉屋なんて普通は開店してないでしょう」
冬馬「となると、765プロかあんたの家の二択になったわけだ」
翔太「実は最初事務所に行ったんだけどね……へへっ」
冬馬「あんたが珍しく俺達を頼ったんだ。応えないわけにはいかねぇよな」
北斗「普段社長が世話になってますからね」
翔太「ちなみにクロちゃんは、あの後トイレに引き篭って脱水症状で病院に運ばれたよ」
冬馬「無理に肉食いすぎて腹壊してたんだとさ……金だけ渡して倒れちまった」
P「そ、そうだったのか……皆ありがとう。恩に着るよ」
冬馬「へっ、よせよ」
北斗「俺達は義兄弟じゃないですか」
P「……よし!今度こそ雪歩を治療するぞ!」
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 21:39:28.52 ID:f2x3y1r+0
雪歩「プロデューサー……?あ、あれ、冬馬君達?」
冬馬「邪魔するぜ。俺達も協力しにきた」
北斗「昨日は邪険にしてごめんね、雪歩ちゃん」
翔太「今日は一日付き合っちゃうよ!」
雪歩「あ、あの……」
P「皆も手伝ってくれるそうだ。肉だって、ほら」ガサッ
雪歩「わっ、す、すごい……スーパーじゃなくてお肉屋さんのお肉だなんて……!」
冬馬「おっさんテンパって財布ごと渡してきたからな。好きに使ってやったのさ」
P「恐ろしい奴……」
北斗「でもこれだけあれば大丈夫でしょう」
P「あぁ、用意した5キロに加えて、さらに10キロあるんだ。十分なはずだ」
P「いくぞ雪歩!今日でお前を奉行職から引き摺り下ろしてやる!」
冬馬「俺達が本気出したらこれくらい楽勝、だぜ!」
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 21:40:46.90 ID:DuT/VgQH0
フラグ…
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 21:44:22.86 ID:f2x3y1r+0
それから雪歩と屈強な男達の壮絶な戦いが幕を開けた。
P「止まれ!雪歩、そこで我慢するんだ」
雪歩「うぅ……」
北斗「逆に考えるんだ。ひっくり返しちゃってもいいさって考えるんだ」
雪歩「う、あぁぁああああ!!!」
翔太「うわぁ!暴走しちゃったよ!」
ビデオ《ちょっと正座しろ!!!》
雪歩「!」ビクッ
冬馬「危ねぇ……間一髪だったな」
翔太「冬馬君ナイス!」
雪歩「あ、みんな……私、また」
P「ちょっと我慢できたじゃないか!気を取り直して次いこう!」
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 21:47:43.79 ID:S+kP6HyrO
これが…焼き肉…!
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 21:48:18.55 ID:f2x3y1r+0
戦いは長時間に渡り、戦士達にも疲労の色が見え始めたが、それでも彼等は諦めなかった。
雪歩「うぅ……白ごはんが食べたいですぅ……焼肉といえば白いご飯……」
冬馬「ダメだ。今は焼肉とカップラーメンしかないぜ」
雪歩「や、焼肉にラーメンなんて……!」
P「雪歩!まだだ!まだ慌てるような時間じゃない!」
雪歩「ぐっ……はっはぁっ……!」
北斗「大丈夫。落ち着いて一本いこう」
翔太「お茶じゃなくて抹茶オレ持って来たよ!さぁ飲んで!」
雪歩「うぐぐ……!」コクコク
P「そうだ……怒りを静めるんだ!明鏡止水だ!」
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 21:51:57.52 ID:f2x3y1r+0
そして……
P「よーし肉置いたけどすぐひっくり返しちゃうぞ!」ペロン
雪歩「っ!」
冬馬「なんとなく気に入らないから俺がもう一度めくるぜ!」ペロロン
雪歩「ぅ……」
北斗「雪歩ちゃん、さっき網に肉が引っ付いて千切れちゃったよ」
雪歩「き、気にしないで!」
翔太「ごめーん雪歩さん!白ごはんと間違えて炒った豆持ってきちゃった!」
雪歩「よ、よくあるよ……!」ポリポリ
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 21:55:48.55 ID:f2x3y1r+0
P「……これが最後の肉だ」ペロン
冬馬「長かったな」ペロロン
北斗「そうだな……」ペロリン
翔太「雪歩さんよく食べられるね」ペロリンチョ
雪歩「ふふ、皆が応援してくれるから」ペロリーン
P「あ、そろそろ焼けたか?」
冬馬「ほら、食えよ萩原」
雪歩「はい。頂きます」
雪歩「……」モグモグ
P「……」 冬馬「……」
北斗「……」 翔太「……」
雪歩「……」ゴクン
雪歩「ふぅ……ご馳走様でした」
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 21:58:27.77 ID:f2x3y1r+0
P「やった……やったぞ!」
翔太「僕達、勝ったんだよね……?」
北斗「あぁ、文句なしだ」
冬馬「へっ俺達が集まればこんなもだぜ!」
雪歩「うぅ……みんな……」
P「雪歩、おめでとう!」
北斗「おめでとう!」
冬馬「おめでとさん」
翔太「おめでとう!」
雪歩「……」ニコッ
雪歩「苦しい、ですぅ……」バタッ
P「え、雪歩?……雪歩ォオオオ!!!」
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 22:01:44.76 ID:DuT/VgQH0
そりゃそうだww
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 22:01:59.00 ID:ECUX0FDY0
ストレスやばいだろうなwww
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 22:03:02.62 ID:f2x3y1r+0
戦いは男達の勝利に終わったが、結果は悲しいものだった。
萩原雪歩は重度の過食により胃を悪くし、一週間の療養を余儀なくされた。
体重も重度なことになった。
冬馬「そりゃ15キロも肉食ったら胃もぶっ壊れるよな」
翔太「争いは何も生み出さないんだね……」
北斗「あぁ、雪歩ちゃんはそれを俺達に教えてくれたんだ」
P「皆、胸を張ろう。雪歩が戻ってきた時に笑顔で焼肉を食べるために」
冬馬「あぁ……そうだな」
北斗「行こう。社長が俺達の報告を待ってるはずだ」
冬馬「それじゃ、プロデューサー」
翔太「また会おうね」
P「あぁ、必ず」
P「……雪歩……」
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 22:06:01.33 ID:tRHq9z+X0
食義を学んだのか…
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 22:06:13.19 ID:nVCOKsKBO
ゆきぽ60キロの大台に乗ってしまったん?
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 22:09:41.15 ID:f2x3y1r+0
そして一週間後
雪歩「やっと退院できた……病院は怖かったなぁ……あれ?」
P「お帰り、雪歩」
雪歩「プロ、デューサー……?どうして病院に……」
P「今日退院って先生から聞いててな、迎えに来たんだ」
雪歩「あ、ありがとうございますぅ……でも、私も事務所に行くのに」
P「あぁ、今日は765プロは休みだよ」
雪歩「え?」
P「雪歩の退院祝いをするんだ。もう皆店で待ってるぞ」
雪歩「え、お店って……もしかして」
P「あぁ……行こう!焼肉屋に!」
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 22:15:40.89 ID:pKJ9NJWo0
イイハナシカナー?
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 22:15:54.32 ID:f2x3y1r+0
春香「あ、来たよ!」
美希「やっと来たのーミキ待ちくたびれちゃった」
真美「なんかふっくらしてるNE!」
真 「雪歩!」
雪歩「真ちゃん……心配かけてごめんね」
真 「いいんだよ。話は全部プロデューサーから聞いたんだ」
千早「退院祝いもあるけど、一番の目的は別なのよ」
伊織「雪歩……あんたの成長、見せてもらうわよ」
雪歩「……うん」
高木「それでは、萩原君!よく戻ってきてくれたね!」
高木「病み上がりでこんな場所はどうかと思 小鳥「それじゃ皆グラス持ってー!」
律子「雪歩!退院おめでとう!」
あずさ「おめでとう雪歩ちゃん!かんぱーい!」
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 22:19:38.40 ID:f2x3y1r+0
P「それじゃ、雪歩……いいな?」
雪歩「はい……!」
千早「高槻さん、今日は何でも好きなものから食べていいのよ」
やよい「え、で、でも……」チラッ
雪歩「私は大丈夫だよ、やよいちゃん」
やよい「じゃ、じゃあ、この美味しそうなお肉から食べたいなーって……」
律子「ロ、ロースね……!」
やよい「……」ソーッ
雪歩「ふふ」ニコニコ
伊織「す、すごい……!あの雪歩が!」
響 「ビビンバ頼んだら凄い顔になってた雪歩が!」
小鳥「焼き加減チラ見したら床ドンしてた雪歩ちゃんが!」」
春香「最初に塩系を焼かなくても何も言わないなんて……!」
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 22:24:32.89 ID:f2x3y1r+0
美希「やったのー!じゃぁミキはカルビ焼いちゃうの!」
美希「なんて……」チラッ
雪歩「あ、やよいちゃん、ドリンク取ってくるよ」
美希「おぉ……なの!」
響 「よーっし!食べるぞー!」
貴音「私、一度てーるすーぷなるものを食してみたかったのです」
小鳥「飲みましょう!プロデューサーさん!あずささん!社長!飲んじゃいましょう!」
あずさ「はいっ!」
高木「今日は記念日だね君ぃ!」
P「黒井社長、冬馬、北斗、翔太……終わったよ」
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 22:28:44.32 ID:f2x3y1r+0
更に数日後
黒井「来たか」
P「お疲れ様でーす」
翔太「雪歩さん!退院おめでとうっ!」
北斗「あれから調子はどうだい?」
雪歩「皆さん……はい、無事に良くなって、今では週に1回焼肉食べてますぅ!」
冬馬「無事に完治できて何よりだぜ」
黒井「ウィ。では始めるぞ」
北斗「完治した雪歩ちゃんと」
P「俺達のがんばりと!」
翔太「クロちゃんの退院を祝して!」
冬馬「乾杯、だぜ!」
雪歩「か、かんぱーい!」
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 22:29:50.24 ID:nVCOKsKBO
反省会がきたか
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 22:31:05.70 ID:9DutmWhG0
週1……食いすぎだろ……
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 22:32:36.26 ID:f2x3y1r+0
P「そういえば今日は焼肉じゃないんですね」
黒井「さすがに当分肉はいらん……」
雪歩「す、すみませんでした……」
冬馬「気にすんなよ。社長が歳なのが原因なんだ」
北斗「そうそう、若い俺達には想像もできないさ」
黒井「おい!失礼なことを言うんじゃない!」
翔太「あ、僕ソバ飯頼んでいい?」
P「カレイのから揚げ頼もうかな」
雪歩「く、黒井社長、ビールお注ぎしますぅ」
黒井「ウィ。いい心がけだ」
雪歩「あ、ありがとうございます……」
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 22:36:01.48 ID:ZCkbG0XMO
焼肉軍師雪歩
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 22:36:04.24 ID:f2x3y1r+0
黒井「しかし、こうしてまた萩原雪歩と食事をすることになるとはな」
翔太「また誘ってもいいって言ってたじゃん」
黒井「あんなもの社交辞令だ。あの後私は一晩中トイレにいたんだぞ」
P「まぁまぁ、雪歩だって好きでああなったんじゃないんですよ」
北斗「普段の雪歩ちゃんからは想像できませんでしたよ」
雪歩「はぅ……」
翔太「でも本当に治ってよかったね!」
雪歩「うん、翔太君もありがとう」
北斗「そういえば男性恐怖症も克服したんですか?」
P「俺とジュピター限定で大丈夫らしい。きっと怒りが恐怖心を超えたんだな」
冬馬「恐ろしい女だぜ……」
黒井「ん?このセレブな私が含まれてないようだが」
P「きっとあの場にいなかったからでしょうね……」
黒井「ウィ……」
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 22:41:44.07 ID:f2x3y1r+0
雪歩「あ、北斗さん……はい、どうぞ」
北斗「ん?あぁ、ありがとう雪歩ちゃん」
P「な?な?欲しいと思った料理とかもすぐ取り分けてくれるんだ」
P「すごいだろ?うちの雪歩は」ドヤァ
冬馬「すげぇ……幼馴染キャラだぜ」
翔太「じゃぁ僕の今ほしいものわかる?」
雪歩「ふふ、はい、卵焼き」
翔太「すごい!冬馬君と交換してよプロデューサーさん!」
冬馬「なんてこと言いやがる!」
P「やらんぞぉ!雪歩は俺のものなんだ!他の誰にもやらん!」
雪歩「そうですよっ私はプロデューサーのものなんですから!」
黒井「ちっ……酒が入ったらこれだ……帰りたくなってきたな」
北斗「いいじゃないですか、俺達も酔っちゃいましょう」
冬馬「萩原も素面のくせにテンションたけーな……やっぱ男だけのほうが気楽だぜ」
おわり
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 22:42:41.73 ID:f2x3y1r+0
この前友達と焼肉行ったら奉行様がいらっしゃった。俺は激怒した。
雪歩にはこうなってほしくなかったので更正してもらった。雪歩可愛い。
お疲れ様でした
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 22:43:49.25 ID:ECUX0FDY0
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 22:44:15.11 ID:zSrwLiHU0
おつ
雪歩かわええ
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 22:44:23.54 ID:RZUvFoc20
乙!
雪歩はやっぱりええこやったんや! あんたのジュピター好きだぜ
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 22:49:32.12 ID:ZT3eamFY0
乙乙
差し支え無ければ今までのスレタイをお願いしたい
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 22:53:10.16 ID:f2x3y1r+0
>>217 なんか嬉しい!どうぞ
P「俺が引き抜き!?」黒井「ウィ」
P「冬馬が765プロに?」黒井「ウィ」
ブタ太「ハム蔵ハム蔵!どいつもこいつもハム蔵!」P「落ち着け!」
P「鳥でも使える催眠術か」
P「今日真美と亜美の誕生日なんだよ」冬馬「へぇ」
美希「押してダメなら引いてみるの」
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 22:57:01.96 ID:ZT3eamFY0
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 23:10:27.01 ID:f2x3y1r+0
>>225 ごめん気づくかわからないけど、ひとつ抜けてたので足しとくね
P「冬馬はどんな女が好みなんだ?」冬馬「そうだな……」
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 23:18:49.95 ID:i8GKXIfe0
乙乙 面白かったよ
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/28(月) 23:22:07.46 ID:SrsVYKPx0
乙 すばらしかった
転載元
P「ピジョンの次なんだっけ?」北斗「コダックですよ」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1338192073/
V.A.
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