1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 03:03:54.55 ID:Wuruoscb0
~~~~~~~~~~~~
憂「あずにゃーん!」ダキッ
梓「にゃっ!ちょ…ちょっと憂っ」
憂「えへへ、お姉ちゃんの真似だよ?」
梓「な…何で急に…」
憂「こうすれば梓ちゃんに好きになって貰えるかなって」
梓「憂………」
梓「もう……唯先輩の真似なんてしなくたって、私は憂の事───…」
~~~~~~~~~~~~
憂「………これだ!」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 03:06:33.13 ID:Wuruoscb0
つぎのひ!
梓「おはよ」
純「おはよー梓っ!」
梓「うわっ、朝からテンション高いなぁ…」
純「いやぁ、今朝はあっちが快調だったからさー」
梓「最低だコイツ」
純「へへ……あ、憂だ」
梓「ん?」クルリ
憂「おはよーあずにゃん!」ガバッ
梓「にゃあっ!」
憂「純ちゃんもおはよぉ~」スリスリ
純「おはよう憂。なにそれ、唯先輩の真似?」
憂「うん、こうすれば梓ちゃんに好きになって貰えるかなって」ギュー
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 03:08:33.89 ID:Wuruoscb0
梓「もう……はいはい、おはよ。寒いし早く教室入ろ」ポンポン
純「うぅ~寒っ、私も梓と抱き合いたい!あずにゃーん!」ギュー
梓「ちょ…ちょっと純っ、悪乗りしないでよ!」
憂「えへへ……」
憂「………」
憂「……あれ?」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 03:09:55.02 ID:Wuruoscb0
~~~~~~~~~~~~
憂「今日のお弁当は私が作ったんだ」
梓「美味しそう……ねぇ憂、玉子焼きひとつ貰っていい?」
憂「うん、いいよ?はいどうぞっ」
梓「ん……すっごく美味しい、やっぱり憂はすごいね」
憂「えへへ…ありがとう」
梓「こんなに美味しいんだもん、毎日憂にご飯作って貰えたら幸せだろうなぁ」
憂「あ…梓ちゃん、それって…」
梓「…ねぇ憂、これから毎朝私の為に味噌汁を───…」
~~~~~~~~~~~~
憂「梓ちゃん……」ウットリ
憂「はっ……こ、これだ!」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 03:12:04.54 ID:Wuruoscb0
つぎのひ!
キーンコーンニーシノー
純「うわ…ちょっと梓、憂の弁当すっごい綺麗だよ」
梓「ホントだ、まさに手が込んでるって感じ」
憂「そうかな…えへ、今日は私が作ったんだよ?」
梓「どうりで。…ねぇ憂、その玉子焼きひとつもらってもいい?」
憂「いいよー、純ちゃんもおひとついかがかなっ?」
純「あざー!」ヒョイパク
梓「ん……美味しい、やっぱり憂はすごいね」
憂「そ、そうかな……えへ…」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 03:12:27.80 ID:aKyNTBah0
憂ちゃん可愛い
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 03:14:14.99 ID:Wuruoscb0
純「ホント、お姉ちゃんの良いとこ全部吸い取っちゃったんじゃない?」
梓「9割は吸い取ってるね」
憂「もう、二人ともひどいよっ」プクーッ
純「いやいや、ごめんごめんって」
梓「さっきの唯先輩に言いつけるからね」
純「梓も乗っかったくせに!」
憂「あはは──…」
憂「………」
憂「……あれ?」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 03:16:23.28 ID:Wuruoscb0
~~~~~~~~~~~~
梓「……ふぅ」
憂「こんにちはー……あ、梓ちゃん」
梓「あれ、憂…どうしたの?」
憂「お姉ちゃんが部室に忘れ物したらしくて、さっきメールが」
梓「もう…仕方ないなぁ」
憂「梓ちゃんは残って練習してたんだ」
梓「うん、まだちょっと不安なところがあって」
憂「そっか…えっと、邪魔してごめんね?すぐに行くから」
梓「まって憂、よかったら…少しだけ聴いていってくれない?」
憂「梓ちゃん……いいの?」
梓「うん、憂に聴いて欲しいんだ………私の気持ち」
~~~~~~~~~~~~
憂「きゃーっ!梓ちゃんカッコいいよ!」
憂「………」フゥ
憂「よし………今度こそっ」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 03:18:09.88 ID:Wuruoscb0
ほうかご!
──ジャーン!!
梓「……ん、だいぶ良くなったかも」
ガチャ
憂「こんにちはー…あっ、梓ちゃん」
梓「憂、どうしたの──…って…あぁ…」チラ
ギー太「………」
憂「うん、さっきお姉ちゃんからメールがあって」
梓「まったく唯先輩は…、大事にしてるんじゃなかったんですか」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 03:19:19.68 ID:Wuruoscb0
憂「い、いつもは忘れたりしないんだよ?
…ごめんね、梓ちゃんは残って練習してたんだ」
梓「うん、まだ上手く弾けないところがあって。
まぁ、ギター忘れて帰っちゃう唯先輩になんて負けられないしね」
憂「えと…違うんだよ?今日はお姉ちゃん風邪気味で部活中も頭がボーッとしてたらしくて…」
梓「それなら心配ないよ、いつもボーッとしてるから」
憂「もーっ、梓ちゃん!」
梓「ごめんごめん、今のは唯先輩には内緒で」
憂「もう……」
憂「………」
憂「………はぁ」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 03:22:02.15 ID:Wuruoscb0
憂(今日もうまく行かないよ…)
憂(駄目だなぁ、どうして昨日考えた通りにならないんだろう)
憂(せっかくお姉ちゃんに頼んでわざとギターを置いて帰って貰ったのに)
憂(………)
憂(やっぱり……好きとかじゃなかったのかな)
憂(私にだけ優しくしてくれてる気がして、私に向ける笑顔だけが特別に見えて)
憂(それを私が勝手に勘違いして、ひとりで舞い上がってたのかな……)
憂(こんな気持ち、やっぱり迷惑なのかな…)
憂「………」シュン
梓「………」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 03:24:25.08 ID:Wuruoscb0
パタン
梓「ねぇ、憂」
憂「……?」
梓「一緒に帰ろっか」
憂「…え…っ…」
梓「途中までだけど。まぁ……たまには買い食いもいいよねっ」
憂「梓ちゃん、練習はいいの?」
梓「…憂の方が大事だよ」
憂「…っ……!」
梓「そんな顔されたら誰でも心配になっちゃうよ、ほらっ…悩み事なら相談に乗るし」
憂「あ………」グシ
梓「行こっ、何なら…ジャズ研で純も拾って」ギュ
憂「………っ」カァッ
憂(…だから勘違いしちゃうんだよ?梓ちゃん)
ギュッ
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 03:25:13.48 ID:Wuruoscb0
おしまい!
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 03:25:58.53 ID:n+iYg+l50
短っ! もっとかけ お前ならできる!
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 03:31:04.27 ID:aKyNTBah0
なんだと・・・乙
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 03:46:03.29 ID:N07mRE9K0
こっからだろ
こっからだろ
こっからだろぉおおおおおおおおおおおおおお!?
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 08:32:51.89 ID:mbK0WeCu0
貴重な憂梓ありがとう
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/05(水) 08:38:19.78 ID:dDQyozBN0
ほのぼのしてていい感じ
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