1 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 19:47:09.58 ID:CjczBLsc0
2 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 19:49:32.85 ID:CjczBLsc0
真姫「いつまで現実逃避してるのよ」
真姫「そんなんじゃいつまでたっても冬休みの課題、終わらないじゃない」
真姫「なんのために花陽の家で勉強会してると思ってるのよ」
凛「真姫ちゃんみかん食べる?」
真姫「いらないわ。ていうか私の話スルーしないで」
花陽「あ、真姫ちゃんお茶新しいの用意してくるね」スクッ
真姫「ありがとう花陽……て、そうじゃなくて」
凛「じゃあ、アイスにするー?後で皆で買いに行くにゃー」
3 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 19:50:57.41 ID:CjczBLsc0
真姫「ああもう………凛。課題どれくらい終わらせたの?」
凛「…………かよちーん!お茶まだー?」
「ちょっとまっててー」
真姫「はぁ………」
ガラッ
花陽「おまたせぇー」
4 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 19:52:15.23 ID:CjczBLsc0
花陽「さっきね。お母さんが皆にってケーキ買ってきてくれたんだ」
花陽「せっかくだし食べよっか」
凛「わぁー!食べる食べるー!」
花陽「ほら、真姫ちゃんも」
花陽「チョコレートにチーズケーキにモンブラン」
花陽「それにティラミスにイチゴのショート。たくさんあるから好きなの食べてね」
真姫「もおー……これ食べたらちゃんと課題しなさいよ?」
5 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 19:53:22.37 ID:CjczBLsc0
――――――――――――――――
凛「あー美味しかった♪」
花陽「ついつい2個食べちゃった♪」
真姫「さて、じゃあそろそろ――――」
凛「なんだか眠たく――――」
真姫「凛。そろそろ真面目にしないと本気で怒るわよ?」
凛「さ、さあて………そろそろ課題進めるにゃ」
7 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 19:54:54.26 ID:CjczBLsc0
花陽「じゃあ花陽はお皿とか片付けてくるね」
凛「あ、凛も手伝うよ」
真姫「ダメよ。凛は課題進めなさい」
真姫「片付けは私が手伝うわ」
花陽「うん。ありがとう真姫ちゃん」
ザー
真姫「こんなものね」
花陽「ありがとう真姫ちゃん。おかげで早く終わったよ」
真姫「別に、私はお皿を拭いただけだし」
花陽「ふふ、そうだ。落ち着いた皆で少しでお出かけしない?」
花陽「コンビニにアイスクリーム買いに」
8 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 19:56:14.77 ID:CjczBLsc0
真姫「それって凛が言ってたやつ?」
花陽「聞こえちゃったの。凛ちゃんが言ってたの聞いてたらなんだか食べたくなっちゃった」
真姫「もう、花陽ってば。太るわよ?」
真姫「それともまた海未に地獄のダイエットメニュー組んでもらいたいのかしら?」
花陽「ひぎっ……!?」
真姫「なんて、冗談よ。冗談」
9 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 19:57:08.50 ID:CjczBLsc0
ガラッ
花陽「凛ちゃんお待たせー」
凛「すぅ……すぅ……」スヤスヤ
花陽「ふふ、凛ちゃん寝ちゃってるや」
花陽「ほら、こたつで寝ちゃ駄目だよー?風邪ひいちゃうよー?」ユサユサ
凛「うーん………」ムニャムニャ
真姫「…………ちょっと花陽。どいて」
10 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 19:58:37.83 ID:CjczBLsc0
真姫「りーんー!私怒るって言ったわよねー!」グイー
凛「にゃ!?あがが!」
凛「いひゃい!いひゃいにゃー!?」
真姫「その前に言う事あるんじゃないのー!?」グイー
花陽「ま、まぁまぁ。真姫ちゃんそれくらいにしないと凛ちゃんのほっぺ取れちゃうよ」
真姫「自業自得よ!」
凛「ご、ごへんにゃはーい……!」
11 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 19:59:28.02 ID:CjczBLsc0
真姫「まったく……」パッ
凛「かよちーん!真姫ちゃんが虐めるにゃー!」ギュ
花陽「え、ええっ!?」
真姫「なに?反省してないみたいね?」ジロ
凛「うう………」ウルウル
真姫「いつまでも遊んでないで早く課題終わらすわよ」
12 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 20:00:44.74 ID:CjczBLsc0
真姫「終わらしたらアイス。買いに行ってもいいから」
凛「真姫ちゃん…?」
真姫「嫌な課題なんて早く終わらせて、トランプでもして遊んだ方が楽しいでしょ?」
真姫「そもそも課題、それほど多い量じゃないんだし、解らないところは私や花陽に聞きなさい」
真姫「皆でやればすぐに終わるわ」
凛「……真姫ちゃん、真姫ちゃん!」ギュー
13 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします (SSL) :2014/11/23(日) 20:01:07.07 ID:XTSeerjP0
いいねいいね
期待
14 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 20:01:52.52 ID:CjczBLsc0
真姫「うぇええっ!?」
凛「真姫ちゃん!真姫ちゃーん!」
真姫「な、何!?何なの!?暑い!暑いから離れなさいよーっ!」
凛「凛ね、真姫ちゃんだーい好き!」スリスリ
真姫「ちょ、……なんて事言うのよ!」カアァ
凛「すぐ顔赤くして照れちゃう真姫ちゃん好きだにゃー」
15 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 20:05:41.05 ID:CjczBLsc0
花陽「花陽も、そんな真姫ちゃん大好きだよ」
真姫「は、花陽までぇ……」
真姫「からっ……からかってないで……課題!かーだーいー!」カアァ
凛「はーい♪」
凛「それじゃあ、はじめよっか。まずは古文から――――」
花陽「そうだね。凛ちゃん解らないところがあったら――――」
真姫「はぁ……はぁ……もう、できるなら最初からしなさいよ……」
花陽「ふふ、アイスクリーム楽しみだね」ニコッ
真姫「べ、別に私はどっちでもいいんだけどっ…!」
16 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 20:16:04.22 ID:CjczBLsc0
――――――――――――――――
ガラッ
凛「うぅ……寒い、寒いにゃー」
花陽「寒かったねぇ」
真姫「はやくこたつに入りましょ」
モゾモゾ
まきりんぱな「はぁー………」グデー
17 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 21:28:46.07 ID:CjczBLsc0
真姫「まったく花陽のせいなんだからね」
花陽「えへへ……だって肉まん見たら急に食べたくなっちゃって…」
凛「凛はー。カレーまん♪」ゴソゴソ
花陽「花陽はあんまん♪」
凛「真姫ちゃんはー?」
真姫「ピザまんよ」
18 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 21:31:10.01 ID:CjczBLsc0
花陽「皆違うんだね」
凛「じゃあ皆で食べ合いっこしよっか」
真姫「えっ?」
凛「というわけで真姫ちゃんのいただきまーす!」パクッ
真姫「あっ」
凛「はふはふ…。うーん……あったかくて美味しいにゃー」
19 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 21:33:14.94 ID:CjczBLsc0
凛「はいどーぞ、かーよちん♪」
花陽「それじゃあ、花陽は凛ちゃんの」パクッ
花陽「はぁ……体が温まるよぉ」
真姫「………」
花陽「はい。真姫ちゃん」グイ
真姫「え?」
凛「え?じゃないよ?食べ合いっこだよ?」
20 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 21:34:29.65 ID:CjczBLsc0
花陽「花陽のあんまん。食べてほしいな」
真姫「も、もう………一口だけよ?一口だけ」パクッ
真姫「………」モグモグ
花陽「どうかな?」
真姫「……いいんじゃないかしら」
21 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 21:36:19.99 ID:CjczBLsc0
花陽「えへへ、真姫ちゃんに褒められた」
真姫「別に花陽を褒めたわけじゃ」
凛「いえーい!やったねかよちん」
花陽「うん!」
真姫「………別にふたりがいいならいいわよ。それで」
22 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 21:37:01.88 ID:CjczBLsc0
真姫「でも………」
真姫「なんだかこういうの新鮮でいいわね」パクッ
真姫「………おいし」モグモグ
パシャ
真姫「」ビクッ
凛「真姫ちゃんの貴重なデレシーン撮れたにゃー」
23 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 21:39:56.20 ID:CjczBLsc0
真姫「ちょ!?」
真姫「その携帯渡しなさい!消して!」
凛「やだよー。真姫ちゃんとの大事な思い出の写真なんだもん」
真姫「そういうのいいから、消しなさいよー!」
花陽「凛ちゃん。写真、花陽にもメールで送ってね」
真姫「花陽ぉー!」
24 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 21:40:43.85 ID:CjczBLsc0
――――――――――――――――
真姫「はぁー……はぁー……」
凛「ふぅ……楽しかったぁ」
花陽「いっぱい動いちゃったから暑いや」
真姫「結局凛の携帯奪えなかったし…」
25 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 21:42:12.49 ID:CjczBLsc0
凛「なんだか……食べて体を動かしたら眠たくなって…」
花陽「花陽も……」
花陽「でもダメだよぉ……こたつで寝ちゃ……風邪ひいちゃうよ」
凛「うん………」
凛「すぅ……すぅ……」
真姫「寝るの早いわね」
26 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 21:43:03.13 ID:CjczBLsc0
真姫「まったく、なんだか小さな子どもみたいね」
真姫「花陽もそう思わない?」
真姫「花陽……?」
花陽「すぅ……すぅ……」
真姫「花陽も寝ちゃってるし」
27 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 21:44:23.46 ID:CjczBLsc0
真姫「それじゃあ今のうちに凛の携帯を拝借して……」
真姫「うっ………パスワードが必要なのね」
真姫「はぁ………今度凛が携帯触ってるときに奪うしかないわね」
真姫「………」チラッ
りんぱな「すぅ……すぅ……」
真姫「私も少しだけ、休もうかしら」
28 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 21:45:10.51 ID:CjczBLsc0
――――――――――――――――
真姫「すぅ……すぅ……」
「真姫ちゃんの無防備な寝顔いただきだにゃ」パシャ
真姫「ん………ふぅ……」
「ダメだよぉ凛ちゃん。ちゃんと断っておかないと」パシャ
「そういうかよちんだって写真撮ってるくせにー」パシャ
29 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 21:47:38.98 ID:CjczBLsc0
真姫「ふぇ………」
花陽「おはよう真姫ちゃん。よだれ出てるよ」パシャ
真姫「………」ボー
真姫「‥‥……!」ゴシゴシ
真姫「ちょっと、凛花陽!これどういうことよー!」
30 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 21:49:26.11 ID:CjczBLsc0
凛「どういう事ってなんのことにゃー?」パシャ
真姫「やめなさいよー!」
花陽「手で顔隠したらいい写真撮れないよ?真姫ちゃん」
真姫「撮らなくていいわよ!」
凛「んー……だったらー」
凛「えいっ」コチョコチョ
31 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 21:51:56.38 ID:CjczBLsc0
真姫「っ!?」
真姫「ちょ、凛……ふふ、やめっ……あはは…」
凛「やだよー♪」コチョコチョ
真姫「やっ…はっ……だめ、ふふっ……///」モジモジ
花陽「真姫ちゃんとってもいい表情だよー」パシャパシャ
真姫「り、ん…花陽っ。やめ、本当……本当に怒るから…ふふっ」フルフル
真姫「おぼ、覚えてなさっ……ひっ…」
真姫「覚えておきなさいよぉ……っ」
32 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 21:52:43.31 ID:CjczBLsc0
――――――――――――――――
真姫「ふぁ………」テクテク
真姫「散々な休日だったわ」
真姫「でも………たまにはああいうのもいいかもね」
真姫「……はやいうちに凛と花陽の携帯から写真消さなきゃね」
33 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 21:55:58.86 ID:CjczBLsc0
「おはよー西木野さん」
真姫「あ、おはよう」
「西木野さんおはよう」
真姫「おはよう」
真姫(なんだか変ね。なんていうのかしら?いつもより声かけられるっていうか…)
「西木野さんおはよー」
34 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 21:57:03.57 ID:CjczBLsc0
「ブログ見たよー。可愛かったねー」
真姫「ブログ……?」
「西木野さんああいう表情するんだね。それじゃ、また教室でねー」タッ
真姫「いったい何なの?」
真姫「ブログって、またにこちゃんがない事ない事書いてるんじゃないでしょうね」ポチポチ
35 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 21:58:36.40 ID:CjczBLsc0
真姫「…………な」
真姫「なによ……これ…!?」
凛「真姫ちゃーん」タッ
凛「真姫ちゃんおはよー」
花陽「真姫ちゃんおはよう……ってどうしたの?」
36 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 21:59:11.64 ID:CjczBLsc0
真姫「どうしたの?じゃないわよー!」
真姫「どうして凛たちが撮った写真がブログにのってるのよー!?」
凛「ええっ!?凛は知らないよー!」
真姫「しらばくれたって無駄なんだからねー!」ブンブン
凛「にゃ、にゃー!?」
37 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 22:01:29.91 ID:CjczBLsc0
花陽「あ、あの…もしかしたらなんだけど」
花陽「花陽がね。皆に写真をメールで送ったの」
花陽「それがもしかしたら原因――――」
真姫「もしかしなくてもそれよー!」
花陽「ご、ごめんね。でも真姫ちゃん可愛いから」
花陽「可愛い真姫ちゃんを一人占めはやっぱりダメかなって……」
38 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 22:02:09.79 ID:CjczBLsc0
真姫「かわっ……」
真姫「…………もう///」
凛(ちょろい)
凛「そうだよー。真姫ちゃんの可愛いところいっぱいいっぱい撮らなきゃねー」パシャ
真姫「ちょ、また凛はー!」
39 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 22:03:53.80 ID:CjczBLsc0
真姫「その携帯渡しなさいよー!」
凛「真姫ちゃんが可愛いからやだよー」
真姫「なにそれ意味わかんないから!」
花陽「赤面の真姫ちゃんが凛ちゃんとくんずほぐれつしていて…」パシャ
真姫「変な事言わないで―!///」
真姫「ああ、ああもーっ!///」
おしまい
40 :
◆UFNnDwMYPk [sage saga]:2014/11/23(日) 22:05:16.86 ID:CjczBLsc0
最後まで読んでいただきありがとうございました。
いつも通り真姫ちゃんの性格が崩壊してるかもです。崩壊してたらごめんなさい。
41 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/23(日) 22:16:28.02 ID:N5a8ZzUQ0
乙!
まきりんぱなは癒し(確信
42 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/23(日) 22:20:38.69 ID:Uv6ZFhQ90
乙
まきちゃんかわいいかきくけこ
44 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/24(月) 01:28:36.37 ID:ctIws/B9o
乙やん
45 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/11/25(火) 05:14:29.40 ID:0ohEOyFbO
かわええなぁ…
乙でした!
転載元
真姫「花陽と凛とこたつ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1416739619/ ウェーブ (2013-12-26)
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