1 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/21(月) 12:39:03.16 ID:Kx8FMgzwO
P「タァァァァァァーーーーーーーーッッッツチィィ!!」パァァン!!!
やよい「!?」ビクッ
P「あっ……」
P「ご、ごめん……大丈夫?」
やよい「あ……いえ、大丈夫です…」
P「そうか……ごめんな……」
やよい「いえ……」
やよい「………………」
P「………………」
その日から、何だかプロデューサーは、元気がないです……
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1405913943
3 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/21(月) 12:45:53.80 ID:Kx8FMgzwO
やよい(プロデューサー……何だか、元気ないなぁ…)
あずさ「あらあら、1人で屋上にいるなんて、高いところ怖くない?大丈夫?」
やよい「あ、あずささん…そうでした…ここ、高いところでした…」
あずさ「やよいちゃん、何だか最近、上の空だけど、大丈夫?」
やよい「実は……ですね」
私は、あずささんに、最近プロデューサーがあの日、私にタッチした時に、
まるで生きる為に獲物を仕留めるライオンの如く、
勢いのある表情になって、大声でタッチした事と、
何故かその凄いタッチは痛くはないこと、
そして、その日からプロデューサーが元気が無いことを伝えました
5 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/21(月) 12:51:58.16 ID:Kx8FMgzwO
あずさ「そう…プロデューサーさんが…」
やよい「どうしたんでしょう…」
あずさ「…きっと、プロデューサーは、タッチに何か思い入れがあるかもしれないわね」
やよい「思い入れ……」
あずさ「プロデューサーさんに、タッチについて聞いていいか訪ねて、ワケを聞いてみたらどうかしら?」
やよい「……そう、ですよね…ありがとうございます!あずささん!」ガルーン
あずさ「ふふふ、さ、事務所に入りましょう」
やよい「はわっ!高いところ怖いです~!」
あずさ「あらあら、肩の荷がおりて、ようやく恐怖心が目覚め、身を震わせて来たのね」
やよい「うぅ~~……」
6 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/21(月) 12:55:55.64 ID:dIIr7icNo
(Pの頭)キラキラ
7 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/21(月) 12:57:28.39 ID:Kx8FMgzwO
事務所内
P「前のあの、タッチの事か…」
やよい「はい!聞いても、大丈夫ですか?」
P「……そうだな、話さなければならないな…」
P「やよい……俺は、昔スポーツ選手だったんだ……」
やよい「スポーツ選手ですか!?かっこいいですね!」
やよい「でも、それって、タッチに関係が…」
P「もちろん関係はある。あれは、高校の時だった…」
8 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/21(月) 13:02:02.99 ID:Kx8FMgzwO
Pの高校時代
P「俺たちは、無敵のコンビだ!な!q!!」
q「あたぼうよ!!へへっ!!」
俺には、qという、最高の相棒がいた
俺たち2人は、黄金ペアと呼ばれた
どんな大会も俺たちがいれば勝ち、頂上に直ぐに達した
俺たちは無敵だと信じ、部活に精を出していた
あいつが、現れるまではな……
9 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/21(月) 13:06:18.13 ID:3S3IXugFo
上位互換のRに寝取られたか
10 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/21(月) 13:10:01.16 ID:Kx8FMgzwO
P「よし!今年最後の年!!今年も全体会制覇だ!!」
q「おうよ!!へへっ!!」
部員仲間「あ、部長のPさん、入部希望の子が来てますよ」
P「ん?もう、入学式から3ヶ月も経っているのにか?」
部員仲間「いえ、1年じゃなくて…3年です」
P「3年?俺と同学年だと?どうせ、最後の思い出とかでぬるい気持ちの奴だろう…」
q「そうだそうだ!!へへっ!!」
部員仲間「とにかく入れますね。入っていいですよ~。」
b「おめぇらが、黄金ペアだってぇなぁ……?」
11 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします (SSL) :2014/07/21(月) 13:19:35.97 ID:id++3dUn0
bかよっ!!
支援!
12 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/21(月) 13:19:54.81 ID:Kx8FMgzwO
P「おいおい、そんないきなり傲慢な態度で………」ゾクゥッ!
P(!!!???)
P(な、なんだ、この…覇気と呼べばいいのか、オーラと呼べばいいのか…)
P(こ、こんなに恐ろしい気は…初めて…だし…なにより…)
恐ろしい…
q(どうやら、P!!お前も感じたようだな!奴の気に!へへっ!!)
P(あぁ…化け物か…やつは…)
部員仲間「では、入部届けに記入を……」
b「だぁ~~れが、入るっつったよぉ?」
b「俺は、この部活の案内を聞いただけだ」
b「それよりもなぁ……俺は、こいつらを早く潰してェんだよぉ……」
P「な、何ぃ!?」
b「くくく……御託はいらねぇ……始めようじゃぁ、ねぇか?」
13 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/21(月) 13:26:55.99 ID:Kx8FMgzwO
b「いくぜえぇぇ!!!」ダダッ
P「!?くっ、来るっ!?」
q「油断は禁物だぜぇっ!!へへっ!!」
b「おらぁ!!!」ぶんっ
P「くっ!」シュッ
b「ほう……さすが、黄金ペアと呼ばれるこたぁ、あるな」
b「だ・が・なぁ~………」
q「あぶねぇ!後ろだ!」
b「おっらぁぁあ!!!」
P「なにぃ!?」
b「終わりだぁ!!突き[ピーーー]!!」
q「させるかぁぁぁぁぁぁあ!!!」バッ
P「くぅぅう!!」
メガッ
P「う……うぅ……ん??」
q「ゴバァッ……ガハッ」
P「q……お…前………血が……」
14 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/21(月) 13:33:26.59 ID:FjdtHYtAO
>あずさ「あらあら、肩の荷がおりて、ようやく恐怖心が目覚め、身を震わせて来たのね」
なんかこえーよww
15 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/21(月) 13:39:16.21 ID:Kx8FMgzwO
b「はぁっ…黄金ペアってのも、んな対したもんじゃあねぇなぁ~…」
b「萎えたぜ…帰るわ…」
P「あっ…ああぁ………」
q「P………無事で………よかった……へへっ………」
q「」
P「きゅ……q………?」
P「きゅ……qぅぅぅぅぅぅぅぁぁあーーーーーーー!!!!」
qは入院した
俺は、qの分まで、大会を頑張った
そして、全国制覇を成し遂げた
だが、あいつがいなかった分、心に穴があいたような、虚しい最後の大会だった……
16 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/21(月) 13:40:56.35 ID:xSD+TKbPo
なんのスポーツやってるか全く想像がつかないんだがw
17 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします (SSL) [sage saga]:2014/07/21(月) 13:44:41.16 ID:9ljf9DXt0
テニヌかなんかだろ(思考放棄)
18 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/21(月) 13:48:39.54 ID:Kx8FMgzwO
病室
q「…………」
P「お邪魔するぜ、q」
P「大会、優勝したぜ。これで、約束通り、全国制覇だ」
q「……………」にこっ
P(qは、喋れなくなってしまった……もう、コンタクトは手話などでしかで出来なくなった…)
P(その中で、俺たちだけがする、コンタクトがあった)
P「ほら、手を………」
q「……………」スッ
P「はい、タッチ!」パチンッ
P「喋れなくはなったが、部活は出来るっていうんだ!!」
P「あいつに…bに、リベンジしよう!!」
q「……………」スッ
P「あぁ、約束の、ハイッ、ターッチ」パチンッ
P「じゃあな、q」
ガチャッ
q(……………)
19 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/21(月) 13:54:59.95 ID:Kx8FMgzwO
そして、q退院の日
ガチャッ
P「q!!退院おめでと……」
P「あれ?いない……あいつ、どこに行ったんだ……?」
P「………ん?これは、手紙?」
P「なになに……」
P「………!?」
P「あいつっ!!」ダッ
コート
b「果たし状を送ったのは……てめぇーか…」
q「……………」
b「俺をとても憎んでるようだなぁ…………」
b「恨みを晴らそうってか……そういうの、好きだぜぇ…」
b「いいぜぇ!!とっととかかってこいよぉお!!」
q「…………!!」ダッ
20 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/21(月) 14:01:33.33 ID:Kx8FMgzwO
P「はぁ……はぁ……くっ、多分、ここのコートだろ……」
P「あいつ……1人で戦いたいって………」
P「それはいいんだ……ただ……」
P「その戦いたいを、見届けさせて欲しかったんだよ……俺は!!」
P「……!!いた!!qと……bだ!!」
P「し、試合の状況は……!?」
72-0
P「な、72ポイントは……」
P「bの………POINT………」
q「…………」ハァハァ
b「かっ、雑魚だったなぁ……トドメ、だぁ」
ザスニュッ
P「…………!!?」
P「qぅぅぅぅぅぅぅあぁあああああ!!!?」
21 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/21(月) 14:08:21.10 ID:ZP8Nzf3CO
まじでなんのスポーツだ
22 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/21(月) 14:17:41.07 ID:Kx8FMgzwO
P「q!!」ダッ
q「……………」
P「喋るな!死ぬぞ!q!」
q「……………」スッ
P(これは……ハイ、タッチ……)
P「……は、はい、タッ………」
だか、そのハイタッチは、手を交えることなく
qの上げた手が、力尽きたように、いや
力尽きて、下がって、動かなくなった
P「う………う……うぁ………」
P「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」
P「qぅぅぅぅぅぁぁぁぁぁぁあぁああ!!!!!」
b「さぁ~て、約束、守ってもらいたいんだがなぁぁ~~?」
23 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/21(月) 14:25:49.25 ID:Kx8FMgzwO
P「や……約束……?」
b「負けたらよ、何でも言うことを聞く約束だったんだがよぉ」
b「そいつが死んだから、出来なくなっちまったなぁ~ぁ」
b「確か、そいつ俺様が負けたら黄金ペアに謝れって叫んでたっけなぁ~」
P「……!!」
P「………俺が、約束を、果たす…」
P「俺が何でも代わりに言うこと聞いてやらぁ!!」
b「そぉ~~~かい?なら………」
b「俺様が手を上げたら、ハイタッチをしろ」
P「!!??」
b「人の思い出や幸せをよぉ…辛いものに変えるのがよぉ…」
b「快感で快感で、仕方ねぇんだよぉ」ニヤァ
P「………きっさまあぁぁぁぁああああ
!!!」
貴音「ダメです!!あなた様!!!」
24 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/21(月) 14:29:30.90 ID:tTpx5WDp0
えっ
25 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/21(月) 14:39:55.33 ID:Kx8FMgzwO
P「ま、マネージャー!!止めるな!!」
貴音「ダメです!!約束は、果たさなければなりません!!」
貴音「あなた様は、約束を、スポーツを、q殿を侮辱するつもりですか!!?」
P「!!?」
P「……くっ」ポロポロ
b「ぴぃぴぃぴぃぴぃ、泣き出すなよぉ」
b「ほら、俺様を祝う、ハイッ、ターッチ。ほら?」
P「…………くっ、ハイッ!!」
P「タァァァァァァァァァァァァーッチィ!!!!!」ポロポロ
貴音「そうです…あなた様…立派です…あなた様…」ポロポロ
b「んふっ、んふふふ、はっはっはははぁぁぁあ!!」
b「愉快だねぇ~~~え?ははは!」
P「くそっ….くそぉっ!!」
P「うあぁぁぁぁぁぁああああ!!!」
やよい「そんな…過去が…」
P「ハイタッチをすると、思い出しちまってな………」
26 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/21(月) 14:44:38.52 ID:3S3IXugFo
なんだこれ
27 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/21(月) 14:47:54.78 ID:7WiitXNl0
そして俺は、考えるのをやめた
28 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします (SSL) :2014/07/21(月) 14:48:22.86 ID:bfqaoYnS0
わけわかめ
29 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/21(月) 15:00:28.45 ID:Kx8FMgzwO
やよい「あれ?そういえば、何でプロデューサーの昔の話に貴音さんが?」
P「あぁ、貴音は同級生でマネージャーだったんだよ。」
P「なんか知らんが、その頃から歳とってなくてさ」
やよい「そうだったんですか…」
P「で、アイドルするために高校中退して……って、貴音の話はいいや」
P「俺は、ハイタッチをすると、bへの憎しみが湧いて来て、あんな風に豹変しちゃうんだ…….」
やよい「プロデューサー……」
P「だが……やよいとハイタッチをこれからする事になるならば…」
P「決着付けて、辛い思い出を無くさないとな…」
やよい「えっ!?そ、それって…」
P「あぁ、俺は……」
P「bを、ぶっ倒しに行く!」
30 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします (SSL) :2014/07/21(月) 15:02:46.06 ID:bfqaoYnS0
いてらー
31 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/21(月) 15:08:02.16 ID:Kx8FMgzwO
やよい「だ、ダメです!プロデューサーが…プロデューサーが!」
P「やよい…大丈夫、俺は生きて帰ってくるさ…」
やよい「プロデュー……サー……」
P「行く前に……やよい……抱きしめて、いいか?」
やよい「えっえぇ!?」///
P「俺は、少しビビってるんだ…だから…最後に…」
やよい「プロデューサー…はい、わかりました」///
P「ありがとう……ありがとう、やよい…」ギュッ
やよい「はわぁっ…」///
P「………ありがとう、やよい」
P「ぬんっ!!」ビシッ
やよい「ううっ!」ガクッ
P「……気絶したな」
P「やよいを、お願いします」
あずさ「……行くん、ですね」
35 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/21(月) 15:23:16.26 ID:Kx8FMgzwO
P「はい……それでは……」スタスタ
ガチャッ
あずさ「……兄の仇、お願いします」ペコっ
P「ここに、bがいるんだな…」
P「失礼する…」
ガチャッ
黒井「ん?貴様は、765プロの…」
P「久しぶりだな…b……」
P「『b』lackの……黒井!!!」
黒井「……………」
黒井「ふふふふふ」
黒井「qの仇討ちと言った所かね?」
P「まさか…あんたとは同い年じゃなく、高校留年のせいで大分歳上だったとはなぁ……」
P「お前を倒し……ハイタッチを戻しにやって来たぁ!!!」
○果たして、この因縁の対決の勝者は、誰のものに…?次号、巻頭カラーで登場!!
完
36 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/21(月) 15:26:06.16 ID:ZP8Nzf3CO
謎の疾走感すぎるww
乙
39 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/21(月) 15:34:08.41 ID:Hm/NhGc+o
えっと……
41 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/21(月) 15:49:43.94 ID:3NtV8L5jO
ちょっと相関図書いてくれ、出てきてないとこのカオス具合を見たい
45 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/21(月) 16:22:13.27 ID:2hR7BI8vO
なんか面白かった
49 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/21(月) 16:51:11.92 ID:yUkp62Tko
ヌードフェンシングに違いない
50 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします (SSL) :2014/07/21(月) 16:57:22.47 ID:id++3dUn0
乙!
人が血を吐いたり死んだりするスポーツ…心当たりが多すぎるんですが
転載元
やよい「じゃ!行きますよぉ?ハイ、タァーッチ!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1405913943/ ファット・カンパニー (2014-11-30)
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