1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 17:02:59.62 ID:ajAd0+Pq0
憂「うい」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 17:05:24.58 ID:dtUkrNhm0
>>1
代理立てありがとうございます!
では投下します
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 17:06:11.84 ID:dtUkrNhm0
憂「は~い、もうすぐでごはんできるからもうちょっと待ってね」
唯「今日のごはんは何かなー、楽しみだなー」
憂「ふふっ、お姉ちゃんの大好きなものだよ!」
唯「やった~!何かな何かな~」
憂「おまたせー、できたよー」
唯「こ、これはっ…!」
唯(………私の嫌いなものばっかり…)
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 17:07:39.37 ID:dtUkrNhm0
憂「ふ~、張り切って作りすぎちゃった」
憂「いっぱいあるからた~んと食べてね、お姉ちゃん」
唯「う…うん」
唯(ピーマンの肉詰めにトマトときゅうりのマリネサラダ…)
唯(さらにはしいたけの煮物…!)
唯(見事に私の嫌いなものばかり…)
唯(な…なんでかな…)
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 17:09:31.26 ID:dtUkrNhm0
唯(ういは私の嫌いなもの知ってるはずなんだけど…)
憂「お姉ちゃん?」
唯(私ういになんかまずいことしたかな…?)
憂「お姉ちゃん?どうしたの?」
唯「えっ?あ、いや~なんでもないよ~」
憂「そっか、じゃあ食べよっか」
唯「そ、そうだね~」
憂「おなかすいちゃった、お姉ちゃんもだよね?」
唯「う、うん…おなかぺこぺこ…」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 17:10:25.10 ID:M4KAHsFt0
憂ちゃん可愛い
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 17:10:48.84 ID:dtUkrNhm0
憂「じゃあいただきま~す」
唯「い、いただきます」
憂「もぐもぐ」
唯「………」
憂「うん!今日もおいしくできた」
唯「………」
憂「お姉ちゃん?食べないの?」
唯「え?えーっと…あの…あはは」
憂「???」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 17:12:51.37 ID:dtUkrNhm0
唯「うい…今日のごはんは…その…」
憂「なぁに?」
唯「えっと…」
憂「うん」ニコニコ
唯「………な、なんでもない…」
憂「ふふっ、変なお姉ちゃん」
唯(毎日作ってもらってるのに文句なんて言えないよ…)
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 17:14:43.52 ID:dtUkrNhm0
憂「さ、お姉ちゃん食べて食べて」
唯「う、うん…いただきます…」
唯「………」
唯(えーい!なむさん!)ぱくっ
唯(もぐ…もぐ…)
唯「……ぅぇ」
唯(ピーマンにがいよ~~~!)
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 17:16:38.96 ID:dtUkrNhm0
憂「どう?お姉ちゃん、おいしい?」
唯「う、うん…おいしいよ…」
憂「よかったー!」
唯「うい、料理はなんでもおいしいよ…」
憂「サラダもちゃんと食べてね、栄養バランスも考えてあるから」
唯「う、うん」
唯(やっぱり食べなきゃだよね…)
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 17:19:23.06 ID:dtUkrNhm0
唯「………」ぱくっ
唯(もぐ…もぐ…)
唯「……うぉっぷ」
唯(トマトのすっぱさときゅうりの青臭さがなんとも…)
憂「ふふっ、お姉ちゃんマリネサラダ好きだよね」
唯「う、うん…マリネ好き…マリネは…」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 17:40:31.20 ID:dtUkrNhm0
唯(さて…この時点でもうギプアップ寸前だけど…)
唯(最大の敵がいやがる…)
唯(………しいたけ!)
憂「あ、この煮物ねお隣のおばあちゃんにもらったんだー」
唯「あ、そうなんだ…」
唯(あれ?おばあちゃんも私がしいたけ嫌いなの知ってるはずなのに…)
憂「それにね、今日はしいたけが安かったから加えて入れてみました!」
唯(やっぱりお前か!)
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 17:41:56.88 ID:dtUkrNhm0
唯(や、やっぱりしいたけはだめ!しいたけだけはだめ!)
唯「あ、あのねうい、私もおなかいっぱ
憂「食べないの?」
唯「え?」
憂「せっかくお姉ちゃんのために作ったのに…」
憂「食べてくれないの…」ウルウル
唯「うっ…」
唯(そ、そんな子犬のような目で見ないでっ!)
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 17:43:22.68 ID:dtUkrNhm0
唯「い、いやだなぁ~う~い~!」
唯「私おなかぺこぺこだったんだよ!」
唯「食べる!食べるよ…」
憂「そっか、よかったー!」パァッ
唯(うぅ…なにこのまぶしい笑顔…)
唯(食べなきゃじゃん!しいたけ食べなきゃになっちゃったじゃん!)
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 17:44:32.33 ID:dtUkrNhm0
唯(でも私しいたけだけはホントにだめなんだよ…)
憂「」ニコニコ
唯(た、たべても大丈夫なのかな…)
憂「」ニコニコ
唯(でも食べなきゃ…だよね…)
憂「お姉ちゃん、はやく食べて」
唯「う、うん…」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 17:45:55.39 ID:dtUkrNhm0
唯(えーいっ!いったれー!)ぱくっ
唯(もぐ…も…)
唯(ぶへぇえええええええええまっじぃいいいいいいいいい!)
唯(この食感!この風味!そしてこの味!)
唯(どれをとっても救いようのないまずさだよぉおおおおおおおおお!)
唯(口の中が!口の中が地獄のハーモニーであふれてるぅうううううう!)
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 17:47:44.92 ID:dtUkrNhm0
唯「……おぼぇえええ…」
憂「お姉ちゃん?」
唯「……み、みず…」
憂「水?あ、ごめんお姉ちゃん!」
憂「今水切らしちゃってて…」
憂「お酢しかないの」
唯「 」バタッ
憂「お姉ちゃん!?お姉ちゃーん!」
憂「………」
憂「ふふ…かわいい」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 17:49:43.94 ID:dtUkrNhm0
唯の部屋!
唯「ふぅ…ひどい目にあった…」
唯「うい、今日はどうしたのかなぁ?」
唯「もしかしたら毎日家事やらせてるの怒ってるのかも…」
ガチャ
憂「お姉ちゃん、入るね?」
唯「ういっ!」ビクッ
憂「お姉ちゃんあんまごはん食べれなかったね、おなかすいてない?」
唯「え?あー…まぁすいてるっちゃすいてるかな~」グゥ
唯「あ…」
憂「ふふっ、すいてるみたいだね」
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 17:51:13.89 ID:dtUkrNhm0
憂「そんなお姉ちゃんにたこ焼きを買ってきたよ」
唯「たこ焼き!?食べる食べる!」パァッ
唯「うひゃーアツアツでおいしそうだねー」
憂「ちょっと待ってね、食べさせてあげるから」
唯「え?」
憂「はい、あーん」
唯「え、いいようい~自分で食べれるよ~」
憂「いいからいいから、はい、あーん」
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 17:53:19.70 ID:dtUkrNhm0
唯「う、うん、じゃああーん」ぱくっ
唯(もぐ…も…)!!
唯「ほ!ほふっ!ほふっ!ほほー!ほぉっふ!ほぁーー!」
唯(あっつ!熱すぎだよこのたこ焼き!あっちぃいいいい!)
憂「おいしい?じゃあもう1個ね、はい、あーん」
唯「ひょ、ひょっほまっへうひ!」
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 17:54:40.30 ID:dtUkrNhm0
唯「ほふ、ほふ、ほふ…ごくん」
唯「ふー」
憂「飲み込んだ?じゃあもう1個」
唯「待って待って!そのたこ焼き熱すぎない!?」
憂「え?うーん、買ってきたら冷めちゃったからチンしたよ」
憂「10分ほど」
唯(ダチョウ倶楽部のおでんより熱いよ!)
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 17:56:17.12 ID:dtUkrNhm0
憂「はいお姉ちゃん、あーん」
唯「待ってうい!たこ焼きは口に入れる前に形を崩して熱さを逃がさないと!」
憂「え?そういうものなのかなぁ」
唯「そうだよ!そうじゃないとやけどしちゃうよ!」
憂「うーん、でもアツアツのほうがおいしいよ」
憂「いろんな意味で」
唯(やっぱりダチョウだよ!!)
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 17:57:56.10 ID:dtUkrNhm0
憂「はい、あーん」グリグリ
唯「あつっ!」ぱくっ
唯「ほふっ!ほー!ほふほふ!ほぁーー!」
憂「はい、おなかすいてるでしょ?もっともっと!」グリグリ
唯「んー!んんーっ!んあつっ!」ぱくっ
唯「ほ!ほーーーー!ほぁーーーーーーー!」ブーッ!
憂「 」ビチャビチャ!
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 17:59:45.07 ID:dtUkrNhm0
唯「ああ!ういにたこやきが…でいうかもんじゃがかかっちゃった!」
憂「大丈夫だよお姉ちゃん、もっと食べて」
唯「いやもういいよ!それよりうい体洗ってきなよ!」
憂「そっか、じゃあそうするね」スッ
ガチャ バタン
唯「……な、なんだったんだろう…」
憂「………」スッ
憂「ペロペロ」
憂「ふふっ、おいしい」
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 18:01:38.24 ID:dtUkrNhm0
就寝!
唯「うう…今日はひどい目にあった…」
唯「まだ口の上のほうがひりひりするよ…」
唯「やっぱりういなんか怒ってるのかなぁ…」
トントン
憂「お姉ちゃん?」
唯(う…またきた!)
唯(寝たふりしよう…)
ガチャ
憂「入るね、お姉ちゃん」
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 18:03:07.92 ID:dtUkrNhm0
憂「お姉ちゃんもう寝ちゃった?」
唯「…ぐーぐー」
憂「寝ちゃったか…」
憂「ふふっ、一緒に寝ちゃおうっと」
唯(!!)
唯(またなんかされるのかなぁ…)
憂「……お姉ちゃん」
憂「ごめんね、お姉ちゃん」ギュッ
唯(!?)
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 18:04:46.91 ID:dtUkrNhm0
憂「今日はいっぱいひどいことしちゃって…」
憂「いつもね、お姉ちゃんの楽しそうな顔ばっかり見てるから」
憂「たまにはお姉ちゃんの困ってる顔とか痛がってる顔とかいろいろ見たくなっちゃったの」
憂「ふふっ、ひどい妹だよね」
憂「でも好きな人ほどいじめたくなるってやつで…」
憂「今日だけだから、こんなわがままな妹を許してほしいな」
唯「………」
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 18:06:17.09 ID:dtUkrNhm0
憂「お姉ちゃん、大好きだよ」
憂「笑顔のお姉ちゃんも、ギー太を楽しそうに弾いてるお姉ちゃんも」
憂「けいおん部での事を嬉しそうに話すお姉ちゃんも」
憂「嫌いな食べものを前に困ってるお姉ちゃんも」
憂「それを口に入れた瞬間のゆがんだ顔も」
憂「なんとかして飲み込んだ時の顔も」
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 18:07:56.85 ID:dtUkrNhm0
憂「アツアツのたこ焼きをほふほふしてる時の顔も」
憂「口の中のたこ焼きを噴き出しちゃった時の顔も」
憂「そして、たこ焼きがかかった私を心配してくれた時の顔も…」
唯(うい……)
憂「お姉ちゃんはどんな時でも私を元気にしてくれる」
憂「今日はそれがわかった1日だったよ…」
憂「明日ちゃんと謝るね、明日はお姉ちゃんの大好きなものいっぱい作る」
憂「大好き…大好き!お姉ちゃん…」
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 18:09:34.93 ID:dtUkrNhm0
………
……
…
次の日!
憂「お姉ちゃん、それじゃあ学校行こう」
唯「うん、いこいこ~」
テクテク
唯「今日も寒いね~」
憂「そうだね…クシュン!」
唯「あれ?うい?マフラーと手袋はどうしたの?」
憂「それが…なくなっちゃってて…探しても見つからなかったの」
唯「……ふーん、そうなんだ~」
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 18:11:07.99 ID:dtUkrNhm0
唯「じゃあ…」クルクル
憂「あ…」パッ クルクル
唯「半分こしよう!」
憂「お姉ちゃん…」
唯「手袋も半分こして…」ヌギヌギ
唯「もう片方は手をつないで…」ギュッ
唯「私のポケットにイン!」
憂「わぁ…!」
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 18:12:22.25 ID:dtUkrNhm0
憂「でもこれじゃあ顔が近くなっちゃうね」
唯「恥ずかしい?」
憂「ふふっ、ちょっとね」
唯「ふふふふふ」
憂「???」
唯「ういのマフラーと手袋はどこいったんだろうねぇ~」
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 18:13:57.25 ID:dtUkrNhm0
憂「どこいったのかな~?」
唯「それはね、私の部屋だよ~」
憂「え?」
唯「ういのマフラーと手袋は私が預かった!」
憂「え?ど、どうして?」
唯「ふふふ、昨日のお返しなんだよ~!」
憂「!?」
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 18:15:32.26 ID:dtUkrNhm0
憂「き、昨日のこと…やっぱり怒ってる…よね…」
唯「当たり前だよ!プンスカプンだよ!」
憂「ご、ごめんね、お姉ちゃん!じつは…」
唯「罰として今日はういの恥ずかしがってる顔を間近で見ちゃいます!」
憂「…え?」
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 18:17:14.09 ID:dtUkrNhm0
唯「ジー」
憂「お、お姉ちゃん…」
唯「ジー」
憂「そんな近くで見つめられたら…」
唯「ジー」
憂「は、恥ずかしいよぉ…」
唯「えへへ、恥ずかしがってるういの顔もかわいいね」
憂「え!?も、もう!お姉ちゃん…」
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 18:18:52.76 ID:dtUkrNhm0
唯「私もういのどんな顔も大好きだよ」
憂「お姉ちゃん…もしかして…」
唯「ういの笑顔もお料理の本読みながら何作ろうかな~って考えている時の顔も」
唯「台所で味見しておいしくできた!って顔してる時も」
唯「はなうた歌いながら洗濯物たたんでる時の顔も」
唯「私がけいおん部での事話して自分のことのように相づち打ってくれてる時の顔も」
唯「私のこと大好きって言ってくれた時の顔…は見れなかったなぁ」
憂「お姉ちゃん…」
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 18:20:58.88 ID:dtUkrNhm0
唯「うい、私のこと好き?」
憂「え?そ、それは…」
唯「うい、昨日の罰だよ、今日はお姉ちゃんの言うこときいて」
憂「う、うん…」
唯「じゃあ答えてね、私のこと好き?」
憂「………」
憂「う、うん、お姉ちゃんのこと………大好き!」
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 18:22:20.62 ID:dtUkrNhm0
唯「………」
憂「………」
唯「えへへ」
憂「な、なに!?」
唯「やっぱり今のういの顔が一番かわいかったよ~」
憂「お、お姉ちゃん…」
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 18:23:46.24 ID:dtUkrNhm0
唯「私もういのこと大好きだよ~」
憂「うん、私…嬉しい!」
唯「今の私の顔どうだった?かわいかった?」
憂「うん!一番…一番かわいかったよ!」
唯「えへへ~」
憂「えへへ」
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 18:26:47.03 ID:dtUkrNhm0
唯「じゃあ学校行こうか~!」
憂「うん、行こう!」
唯「きょうはけいおん部無いからはやく帰るね」
憂「そっか~じゃあお菓子用意しておくね」
唯「あ、お菓子は私が買っておくよ~」
憂「そう?」
唯「うん、アツアツのたこ焼きをね~!」
憂「も、も~!お姉ちゃん許して~!」
おしまい
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 18:27:46.69 ID:dtUkrNhm0
終わりです
読んでくれた方、スレ立ててくれた方ありがとうございましたー
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 18:34:03.09 ID:b0QMFB+20
>>120
すんばらしかった
やはり唯憂は至高
お前さんは良くわかってる
ぜひまた何か書いてくれ
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 18:35:35.02 ID:8XAGjquCO
乙!
唯憂は正義
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 18:39:14.87 ID:1pvMGrXR0
乙!よかったぜ
別の人が途中から書いたSS
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 17:34:14.12 ID:Z3h3aefpO
唯「やっぱりダメ! もう限界!」オエ
憂「あ!? 吐いた!」
唯「ういー……無理だよごめんなさい……」
憂「お姉ちゃん口からペッするなんてばっちいよ、めっ!」
唯「だ、だって嫌いなものばかりで」グス
憂「だからって吐くことないじゃない! お行儀悪いでしょ!?」
唯「むか! 分かったよ。もう憂なんか知らない!!」ダッ
憂「……」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 17:40:04.03 ID:Z3h3aefpO
翌朝
唯(昨日は悪いことしちゃったかな……謝らないと)
唯「ういおはよう。昨日は」
憂「おはようお姉ちゃん。朝ごはんできてるよ!」
唯「う、うん! いただきまー……」
納豆ご飯にトマト卵焼き
唯「う……(また嫌いなものばかり)」
憂「どうしたのお姉ちゃん? 食べないの?」
唯「憂のばか! 私先に学校行くから!」ダッ
憂「お姉ちゃん、お弁当は?」
唯「も、もってくよ!」パシッ
唯「行ってきます! ふんだ!」ダッ
憂「……」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 17:44:25.78 ID:Z3h3aefpO
学校
律「なんだ唯、今日は元気ないな~?」
唯「おぅ~……ちょっと諸事情で、晩御飯と朝御飯食べてなくて」グゥ~
紬「ダイエット?」
唯「そういう訳じゃないんだけど……」
澪「ま、次の4時間目乗り越えれば昼休みだし、頑張れ唯」
唯「なぬ!? もうランチタイムか! よし、がんばるぞ!」フンス
律「切り替え早えぇなぁ……」
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 17:48:50.73 ID:Z3h3aefpO
昼休み
唯「待ちに待ったランチタイムですよ~!」
澪「さっきまでとは大違いだな」
紬「元気になってよかったわ~♪」
唯「おっべんと、おっべんと、うっれしっいな~っと。今日はなにかな~?」カパ
ぎっしり白米+梅干し10個
唯「おふ!?(梅干し嫌いなのに……!)」
律「おお……こりゃまたすごい弁当だな。今日は唯が作ったのか?」
唯「ちがうよ!」プンプン
澪「なに怒ってるんだよ……」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 17:53:16.74 ID:Z3h3aefpO
家
唯「ただいま~……」
憂「お帰りお姉ちゃん! 寒かったでしょ?」
唯「ただいまうい……あっ! ふ、ふんだっ」プイ
憂「……」
憂「お姉ちゃん、お弁当は食べてくれた?」
唯(……ここで白米しか食べてないって言ったら負けな気がする……)
唯「も、もちろん食べたよ! 梅干しもね! 梅だけにウメー!ってね!」
憂「へー! じゃあお弁当箱洗うから出してくれる?」
唯(なんですと!?)
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 17:58:23.44 ID:Z3h3aefpO
唯「あ、あの、えっと……その……」シドロモドロ
憂「お姉ちゃん?」
唯「あ! さっき小雨が降ってたような! 洗濯物取り込まないと!」
憂「え、うそ? じゃあ私が」
唯「ううん! うい隊員には晩御飯を作っておくミッションを与える!
その間お姉ちゃん隊長は、ベランダで洗濯物を取り込むミッションを消化するから!」
憂「? う、うん。じゃあお願いするよ。気をつけてね?」
唯「合点承知の介!」フンス
唯(……ニヤリ)
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 18:06:46.89 ID:Z3h3aefpO
唯「……よしっと、これで全部……」
憂「お姉ちゃーん。洗濯物だいじょうぶだった?」
唯「え! あ、うん! あはは、雨なんか降ってなかったみたいだよ!」
憂「そうみたいだね」
唯「ほら、お弁当箱渡しておくね! 今日も美味しかったよ!」
憂「からっぽだね」
唯「梅干しも綺麗に全部食べたからね!」
憂「種がないね」
唯「え?」
憂「お姉ちゃん、庭に掘られた跡があるんだけど、アレは何なのかな?」
唯「ぎく! モ、モグラさんじゃないかな!?」
憂「庭に埋めた梅干し、全部出しておいてね?」ニコニコ
唯(バレていらっしゃるーーー!?)ガーン
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 18:10:27.80 ID:Z3h3aefpO
唯「掘り出してきました……」グスン
憂「ご苦労様。洗って明日食べるからね」
唯「……」
憂「どうしてこんな事したの?」
唯「……だって嫌いなんだもん」
憂「そんな理由で、食べ物を粗末にしちゃいけないよね?」
唯「……嫌いなんだもん」
憂「……」
唯「ういのいじわる……」
憂「……お姉ちゃん、今日晩御飯抜きね」
唯「え!?」
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 18:15:44.66 ID:Z3h3aefpO
唯「そ、そんな! あんまりだよぅ!」
憂「だーめ。食べ物の有り難みが分からない悪い子に、晩御飯はありません!」メッ
唯「しょ、しょんなぁ……殺生な……」
憂「好き嫌いする人は、ごはんを食べる資格はないよ!」
唯「むっか~! 分かりました! ういの料理なんか金輪際食べないもん! ういのあほ!」ダッ
憂「冷蔵庫のもの漁っちゃダメだからね」
唯「そんなことしないよ! ういのいけず! 顔も見たくない! ふんっ」
憂「……」
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 18:19:46.77 ID:Z3h3aefpO
夜 唯の部屋
唯「……」ギュルルルルゥ
唯「おなかへったよぉ……」
唯「ハンバーグ食べたいな……唐揚げたべたいな……ほかほかごはん……」
唯「ごくり」
唯「ダメ! がまんできない! こっそり冷蔵庫にあるもの食べに行こう!」
ガチャ
憂「お姉ちゃん、どこに行くの?」
唯「ト、トイレ……」
憂「そう。いってらっしゃい♪」
唯(ちくしょ~ういめ~~)グス
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 18:22:54.60 ID:Z3h3aefpO
夜中 唯の部屋
唯「ひもじいよぉ」グギュルルルゥ~
唯「結局あれから憂に監視されてて、台所にすら辿り着けなかった……」
唯「ひもじぃ」
唯「今手元にあるのは飴ちゃん1コだけ」コロコロ
唯「……」
唯「ひもじいよぉ……」グゥゥ~
唯「……」
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 18:27:34.47 ID:Z3h3aefpO
夜中 憂の部屋
憂「お姉ちゃん、大丈夫かな?」
憂「やけに静かだけど……ま、まさか餓死なんてしてないよね!?」
憂「ちょっといじわるしすぎたかな?」
憂「でもお姉ちゃんの為だもん」
憂「お姉ちゃんには、食べ物の大切さがわかってほしいから……」
ポタ……ポタ……
憂「ひっ!?」
ポタ……ポタ……
憂「な、なにこの音……? ま、まさかおば、おば、おばけ……」
ポタ……ポタ……ウ……イ……
憂「!? いやあああああああ!?」
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 18:35:22.84 ID:Z3h3aefpO
「ウ……イ……」
ポタ……ポタ……
憂「ひぃぃ!? お姉ちゃんの生き霊……が……あれ?」
唯「ゔい゙い゙い゙ぃぃぃいい~~~……」ポロポロ
ポタ……ポタ……
憂「お姉ちゃん!? いつの間に私の部屋に!? って何で泣いてるの!?」
唯「うい゙~……ごめん゙なさいぃ~~」ポロポロ
憂「おねぇちゃん……?」
唯「もうすきぎらい゙、じないがらぁ……ヒック、ちゃん゙とたべられるようになるからぁ゙……」ポロポロ
唯「晩ごはんづぐっでぐだざい!」ビエーン
憂「お姉ちゃん……リビング、行こう?」
唯「ゔん…。うい、ごめんなさい……」ヒックヒック
憂「私もやり過ぎちゃったみたい……、ごめんね、お姉ちゃん」ヨシヨシ
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 18:48:09.48 ID:Z3h3aefpO
リビング
憂「はいお姉ちゃん。今日の晩御飯だよ」
青椒肉絲、椎茸の肉詰め、きゅうりのマリネ
唯「……」
憂「マリネは残り物になっちゃったけど……、でもね、全部お姉ちゃんの為に工夫して……」
唯「いただきます!!」ガツガツ
憂「あ! そんなに一気にいったら喉に」
唯「おいしい!」
憂「え?」
唯「ピーマンも、椎茸も、マリネも! 全部おいしいよ! 憂!」
憂「お姉ちゃん……っ」
唯「ぷぅ。やっぱり憂の料理は世界一だね!!」
憂「ありがとう、お姉ちゃん! もう食べちゃったね! すごいよ!」
唯「う~い~、おなかすいたよ~」
憂「え?」
唯「おかわり!!」フンス!!
憂「……くす。はいはい、ちょっと待っててね♪」
お姉ちゃんは、嫌いな食べ物を克服しました。
皆さんも、食べ物は大切に、粗末にしないようにしましょうね!
おしまい
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 18:50:42.49 ID:3BrQfVja0
ID:Z3h3aefpOも乙
132 :
以下、名無しにかわりましてミサカネットワークがお送りします :2010/11/25(木) 19:07:31.84 ID:nzMDG22g0
乙
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 19:39:49.60 ID:zkn9hquyO
>>130
よかった乙
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/25(木) 20:37:48.78 ID:7uIzwWor0
1粒で2度おいしい唯憂スレだな
両方乙
真珠 まりこ
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スレ立てて書けやボケ
スレ主の投下が続いてる間に並行して書き込むとか嫌がらせもいい所だ。
それでも妨害行動に見合った雰囲気ぶち壊しのカオス系改変なら許せた所だが、
下手に常識的な路線目指してスレ主よりクォリティ低いんだから救い様が無い。
唯としんのすけが夜中に泣きながら謝るって所とか全く同じだ