1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/03(日) 13:10:25.07 ID:A+rsmkRJ0
1話 梓「はい、これ今日の分」純「はいよー」
ID:Phpr7ImF0
3 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 13:14:59.57 ID:Phpr7ImF0
純「さんきゅーきりのー」
梓「きりの言うなや」ポカッ
純「あて」
純「今日渡してくるってことは昨日はちゃんと練習できたんだね!」スリスリ
梓「うん、まぁ、最初はちょっとだらけたけどね…」フッ
純「けいおん部は相変わらずっすなぁ~」
梓「ほっとけ」
純「これで何曲目だっけ?」
梓「えぇっと…ごはん、ホッチキス、ぴゅあぴゅあ、ふわふわ、…ふでぺん……U&I…あとは…」
純「カレーか」
梓「あぁ、そうだカレーだ」
純「てことは、これで8曲目かぁ」ホゥ
4 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 13:17:31.89 ID:Phpr7ImF0
梓「…今のところどれがいい?」
純「今のところ…うーん、やっぱ、ふわふわ、かな。あと、ぴゅあぴゅあもいいね」
梓「そっかぁ」
純「ちなみにぴゅあぴゅあするならボーカルは梓だからー」
梓「あ、ぴゅあぴゅあ却下で」
純「却下はやっ」
梓「あ、あと今回から新曲だから」
純「新曲!?さすがに新曲は無理があると鈴木さんはそう思いまーす」シュビシッ
梓「まぁ、一応候補ってことで…」
5 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 13:20:14.24 ID:Phpr7ImF0
純「えぇ…まじか…歌詞カード、てか楽譜ってないの?」
梓「私のパートのなら今あるけど…」ガサゴソ
純「あ、それでいいからかしといて」
梓「まぁ、耳でさらったり、コード進行の確認とかもちょっとはしてみて、はい」スッ
純「ありゃりゃーす」
梓「あ、楽譜汚さないでね」
純「うわっ、そんなこと言われたら私、汚しそうだわ」
梓「おいおい…」
純「冗談冗談っ!じゃあ、また感想はメールするわ」
梓「うん、わかった」
6 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 13:22:22.31 ID:Phpr7ImF0
=鈴木宅=
純「新曲かぁ…」ガクフトリダシ
楽譜「汚すなよ?」
純「ん?なんだ、このラクガキの多さは・・・]
純「なんか文字隅っこに書いてあるし」
あずにゃんにゃん!あずにゃんにゃん!!
純「・・・あずさ・・・・・・これ自分で書いたわけじゃないよね・・・・?」
純「見なかったことにしよう!えーーっと、なになに?曲名は…」
7 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 13:24:15.28 ID:Phpr7ImF0
純「…ほ、ほぬぇ……すっ、す、うぇ、すっうぃ、すぅおうぇ………」
純「なんて読むの!?」ガビーン
純「ほっ、はっ、はぬっ、はぬにぃー、すっうぇっ…と…!!!!!!」
純「おぉっ!!はにーすうぇっと、てぃーたいむかぁ!!!!」ウンウン
純「…どういう意味?」
純「はにーは、あれか!だーりんとかはにーのはにーかな」ウンウン
純「で…うっえと…は、たしか…゙汗"だっけ?」
純「はにーの汗のてぃーたいむ…?」
純「どゆことよ?…えっ…これ……だーりんどこ行ったよ?」
純「うーん」
8 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 13:26:13.89 ID:Phpr7ImF0
純「あッ!!」ピーン
純「はにーって、あのはにーじゃなくて・・・」
純「甘いって意味っぽい意味のハニーかも!!」ナルホドナルホド
純「てことは…」
純「甘い汗のてぃーたいむ…」
純「……」
純「まってまって、なんかあった、なんかあったよ!?」
純「…甘い汗、あせ、アセ…」
純「あぁっ!?ポカリスウェット!!!!」
純「そうだよっ!!これ、ポカリスウェットの歌だ、きっと!!!」
純「律先輩よくポカリ飲んでそうだし」
純「ごはんの歌があるんだからポカリの歌があってもおかしくないよ!!!」
純「ホントおかしくない!!!」ドン!
10 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 13:28:15.93 ID:Phpr7ImF0
純「やっべー、私、解読できちゃったよ、天才じゃん~♪」
純「よし!私の脳フル回転中なことだし、さっそく聴いてみよう!!!」ガサゴソ
純「梓から押しつけられた澪フォンそうちゃっく!」スチャ
純「あ、ボーカルは澪先輩かな?……でもポカリの歌だし、唯先輩とか?」
再生ボタン「押すなら押しなさいよ、さあっ!」ポチッ
♪~
純「お……ギターかっけー、さっすが梓やでー」
純「……そろそろ歌くるか…?澪先輩、唯先輩…どっちだ~♪」ざわ…
12 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 13:30:25.95 ID:Phpr7ImF0
純「……えっ……」ざわざわ…
純「…え、え?え!?…」
純「だ、だれ!?これだれ…!?」
純「…っえ?なんかすんごいムキシツな…・・・人?」
純「え…まっ、まって!!もう1回最初から聴こう、」
純「うん、おちつけ、おちつくんだ私!!」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/03(日) 13:32:06.98 ID:uZCdcmRi0
ちょっとこれどういうこと
15 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 13:32:16.54 ID:Phpr7ImF0
>>11 あっても本人だから問題ない
今回はちゃんとさいごまでかくよ
2回目
純「イントロ…よし、歌くる…」
純「…え………まじで誰だよ?」
マッカッロッンッ♪~
純「んァァあ!!?」ビクッ
純「ちょっとまて、この声きいたこと…ある…かも…」
純「……えっと……あれだあれ、なんか……きいろいイメージが……」
純「こう、酸っぱいイメージがくるよ…」
16 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 13:34:19.02 ID:Phpr7ImF0
サビ
純「」
純「むぎゅぅぅぅぅううううううううううううううう」
純「うわ!!うっっわ!!ぜんっぜんっっわかんなかったぁっっっっあ!!!」
純「これ、ムギ先輩だ…ムギ先輩だよ、これっ!!!」ウワワワワワ
純「へぇ・・・びっくりしたけど、ムギ先輩歌うまいなぁ・・・」
純「あ、この間奏すきかも」
純「てか、いつポカリでてくるんだろう・・・ココアは出てきたけど」
純「・・・・もう2番入った・・・」
純「・・・・ふん・・・ふん・・えっ・・・・」楽譜ジッ
純「・・・・あーびっくりした『ガレット駐車場』が『彼と駐車場』に聴こえた」
純「しかも、さっきの『ココア』も『午後は』だったのか・・・」
17 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 13:36:13.84 ID:Phpr7ImF0
35回目
純「・・・・ふん・・・ふん・・えっ・・・・」
純「ちょ!?今の合いの手のとこもっかい!!!」
~ハーニスイトティータイム~
純「うわあああああああああああああああああああああああああああああ」
純「宇和あああああああああああああああああああああああああああああ」
純「くぁswでrfgthゆきおp@;p;」
18 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 13:38:22.99 ID:Phpr7ImF0
純「こぉれぇっっ!!!!」
純「っぜんっぜんポカリスウェットじゃねーし!!!!」
純「ハニースウィートティータイムって言ってるよ!!!!」
純「はずい!私の脳みそはずい!!!はずい!!やばい!!!はずい!!!!」
純「てか、早く気づこう?早く気づこうよ!!私!!!もう何回聴いたよ!?この曲!!!!」
純「なにが甘い汗のてぃーたいむだよ!?あ~っもぉ!!!」
純「1時間前ぐらいの私滅びろ!!滅びれろ!!バロス!!!」ジタバタジタバタ
純「はぁ・・・」グッタリ
純「一人でさわぎつかれたわ・・・メールしよっ・・・」カチカチ
19 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 13:40:13.31 ID:Phpr7ImF0
=中野宅=
ケータイ「あいつは・・・ラララ」
梓「あ、純だ」ポチポチ
From 純
sub あずにゃんにゃん!あずにゃんにゃん!!
ポカリが飲めなくなった
梓「」
梓「しまった・・・・唯先輩のラクガキ消し忘れてた・・・」ガックシ
梓「最悪だわ・・・くそ・・・純のやつめぇ・・・・」
梓「でも、ポカリが飲めなくなったってなんだ?」
梓「曲の感想ないし・・・」
梓「・・・・」ポチポチポチ
21 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 13:42:13.96 ID:Phpr7ImF0
=鈴木宅=
ケータイ「だっけっどっ~1人じゃ~いられないぃぃ♪」
純「お、梓か・・・」カチカチ
From あwずwにゃんwww
sub 憂にいいつけるよ?
ポカリとか関係ないから曲の感想教えてよ
純「何を憂にいいつけるんだ・・・?」
純「ポカリは関係あるんだなぁ~これが!」クスクス
純「まぁ、いいや、寝よっ!!」パタン
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/03(日) 13:43:24.71 ID:uZCdcmRi0
純ちゃん馬鹿すぎる
23 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 13:44:13.74 ID:Phpr7ImF0
2話 梓「はい、これ今回の分」純「ほいさー」
純「さんきゅーきりのー」
梓「だから、きりの言うなや」ポカッ
純「あて」
純「でも、梓よりも桐乃の方があってるよね?」スリスリ
梓「なんの話?」
純「なかの話」
梓「?」
純「まーまー、中野のはなし~なんちゃって~~」テヘッ
梓「まぁ、・・・いいか」ガサゴソ
純「スルーだけはやめないか?な?な?」
純「この『ぺろ』的な手の位置をこの後どうしたらいい?」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/03(日) 13:44:37.39 ID:UWfPx4dSO
純ちゃん可愛い
25 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 13:46:12.98 ID:Phpr7ImF0
梓「はいこれ」かみっぺら
純「お!・・・・お?」
純「これはなんですか?」ワッツ?
梓「聞く前にちゃんと見ようよ・・・」ユビサシ
純「・・・歌詞?」
純「・・・きれいな字だね。みたことない字だなぁ」
梓「これ、今回の曲の歌詞。澪先輩に頼んだらくれたから」
純「・・・み、みみみみおせんぱぁああいぃの直筆!?」パネェ
梓「みたいだね。忙しそうだったからコピーでいいって言ったんだけど」
梓「・・・新しく書いてくれたみたい」
純「なんて優しいんだよ・・・優しすぎるだろうよ・・・」ウッ
梓「ほんとにね。こんな純ごときに」
純「うん、今、梓に純ブラスターツイストをおみまいしようなんていう
腐った感情なんて一瞬にして浄化してしまうくらいに
澪先輩への感謝の気持ちが溢れてるけど後でおぼえとけよ?」
梓「はいはい、わかったから」シッ、シッ
26 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 13:48:24.45 ID:Phpr7ImF0
純「さて、さっそく歌詞を澪先輩の字で拝もうとしましょうか!!」
梓「・・・・・」
純「なになに~~ふむ・・・ふむ・・・・」
純「・・・・・」ムズッ
純「・・・・あずさ・・・・この歌詞ってさ・・・・」
梓「歌詞自体は、1学期ぐらいにできてたんだよね」
純「・・・・どうりで見覚えが・・・・澪ワールドのリミッター解除ですか・・・」ムズッムズッ
梓「今回、この曲の完成が遅れたのはムギ先輩がこの歌詞にあった曲をなかなか作れなくって・・・」
純「逆にこれにメロディーつけるってそうとう難しいと思うんだけど・・・」
梓「でも、それをムギ先輩はやってのけちゃったんだよね」
純「おぉ!ムギ先輩は本当にすごいなぁ~~」
27 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 13:50:16.66 ID:Phpr7ImF0
梓「うん。正直、これはムギ先輩の功績としかいえないかもしれないような曲だよ」
梓「自信作の9曲目、入りのベースもかっこよくできてるよ」
純「OK!心して聴く!!感想はまたメールで!!!」
梓「うん、わかった。あ、聴き終わったら憂にまわしといて」
純「はーい」
28 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 13:52:26.30 ID:Phpr7ImF0
=鈴木宅=
純「梓が『そんな990円のイヤホンで音楽なんてきかないで、
HTTの曲きくならこれかすから』って言って
私のお気に入りの990円イヤホンをののしったあげくに押し付けてきた
澪フォンそーちゃぁ~っく!」スチャ
純「でも、実際聞き比べると重低音の音の聞こえが全然違うくて
グゥの音もでないんですけどね!」グヘヘ
純「さてと」カシトリダシ
純「・・・それにしても字、きれいだなぁ~~」
純「ボールペン習字でも始めてみようかな」ムムム
純「いや、3日でどうせあきるだろうな、
そして梓にあきれられる未来が手に取るようにみえるよ」
再生ボタン「問題なのは結果じゃなくて、その過程だと思うのよ」ポチッ
♪~
純「おほほ~~~!!このベースはかっこいい!!!どれ!!!もう1回!!!!」
29 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 13:54:47.07 ID:Phpr7ImF0
2回目
純「やっべーーー!!!!もっかい!!」ピャーー
・
・・
・・・
純「おおぅ!!??最初のベース聞いてるだけで10分経ってるよ!!曲1回も通して聴いてない!」ガビーン
純「いかんいかん!!あまりの見たままの歌詞の甘さに聴く前から私の本能が澪ワールドからの避難勧告っ!!」
純「でも、ベースしかり、イントロ聴くだけでもけっこう以外とそうとうかっこいい曲だよね?」
純「これにこの歌詞がつくのか・・・」カサッ
歌詞「ぜひともその髪をチョコレートまみれにしてみたいものですなっ!」
純「わ・・・・ざ・・・よめね」
30 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 13:56:50.48 ID:Phpr7ImF0
純「ムギ先輩・・・私はあなたの作曲の才能と梓の、あの梓の、
あ の あ ず さ の『自信作』って言葉を信じてみますっ!!!」
右手・・・スッ
純「私のこの曲に対するくだらない先入観を」
純「ぶ ち こ わ る」カッ
再生ボタン「いいところで噛まないのっ!」ポチッ
♪~
純「ひてて・・・噛んじゃった・・・一人で居るときのボケはつらいものがあるね・・・」
純「お・・・歌・・・はじま・・・った・・・」
純「・・・・」
純「・・・・わざんぼんって読むのか・・・」
純「・・・・」
純「これは・・・やばいわ・・・」
純「なんというか・・・・うん・・・・・」
純「・・・・・・・・・」
31 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 13:58:26.65 ID:Phpr7ImF0
サビ
純「澪先輩かわぇええええええええええええええええええええええええええええええ!!!」
純「い、いじらいしいっ!!いじらしいよっ!!」
純「なんかもう。。。あぁ~~~キュンキュンするよ!!!キュンキュンする!!!」
純「そいでもって頭と腕がむずむずする!!!かゆいかゆい!!!」ガシガシガシガシ
純「しかも、サビの歌詞なんかエロイな・・・これ、澪先輩、わざとなのかな?」カミボサッ
純「いや、あの先輩のことだ・・・これ、素で書いたんだろうなぁ~~」
純「ってことは、この歌詞を『エロイ』と思ってしまう自分の脳みそのほうがやばいってことなのかなぁ・・・」
純「いや、でも・・・これは・・・・ムギ先輩・・・律先輩あたり意味わかってそうだけど・・・唯先輩・・・は、まぁ、いいか」
32 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 14:00:14.29 ID:Phpr7ImF0
純「味見したくなったらいってとか・・・言っても味見とかさせてくれないくせに」
純「むしろムギ先輩とか、知っててあえてこの歌詞のままにしてるような意思を感じ取れるような・・・」
純「そう考えると、ムギ先輩がすんごいこの曲の作曲をがんばったの、すんごいうなずけちゃうな、わたし」ウンウン
純「2番は・・・ちょっと・・・歌詞の意味がわかりませんな・・・」
純「マヌカハニーってなんだろう・・・」
純「・・・・あ、はにー・・・・」
純「今、つい最近の黒歴史が頭をよぎったけどそのまま通り過ぎたことにしよう」
純「今のとこ声かけるよていはないのかー」
純「澪先輩の歌詞ってたまにストーカーっぽいなぁ・・・大丈夫かなぁ・・・・」
純「今夜もシアワセだって」クハァ!!!
純「聴いてるこっちの耳がシアワセだっつーーの!!!」ジタバタジタバタ
33 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 14:02:04.36 ID:Phpr7ImF0
トッダッナッノオックノ~
純「」
純「はぁ~~~もうやばいやばいやばい」
純「生きてることを後悔しそうなくらいかわいい・・・」
純「澪ワールドを殺さずにこんなに生かすなんて・・・・ちょっと本当にこの曲はムギ先輩乙!としかいいようがないな」
純「この曲として聴けば、というかもうこの歌詞のためのこのメロディーとしか考えられないな、これは」ウンウン
純「ベースラインもかっこいいし・・・するならこの曲したいなぁ・・・」
34 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 14:04:08.15 ID:Phpr7ImF0
純「でも、私こんな甘ったるい歌詞歌えないし、梓も歌わないだろうから」
純「この曲するとしたら、ボーカルは憂かな・・・」イメージイメージ
憂『ほっぺがオチルヨ~♪』
純「あ、余裕でかわいいわ」
純「これはもうはなぢもんだね!!誰も文句言わないでしょ!!はい、決定決定」
純「よし・・・えっと・・・メモ紙・・・メモ紙・・・」
純「ねぇな・・・」
純「しかたない・・・歌詞の紙の下にちっさくうすーーーく、書いておくか」
純「ういへ、この曲を・・・するなら・・・ボーカルはういで!!」カキカキ
純「よし!!おk!!よく、目をこらさないとこれはさすがの憂でも見えないだろう!!!」
純「さて、あとは梓にめるめるめ~」カチカチ
35 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 14:06:06.04 ID:Phpr7ImF0
=中野宅=
ケータイ「純ジュワ~~」
梓「ん?今日ははやいな・・・ダメだったかな?」ポチポチ
From 純
sub けいおん部の澪先輩がこんなにかわいいわけがない!
ムギ先輩ってもうプロでいいと思うてかプロ
ほっぺってか、むしろ目からうろこが落ちた気分だよ!!!
この曲するならボーカルは憂以外認めん!
梓「・・・歌詞が甘いってことかな?てか、気に入ったってことでいいんだよね?これは・・・」
梓「ムギ先輩のすごさはたしかにプロなのはうなずける」
梓「・・・憂がこの曲を歌う・・・いいかもしんない・・・」
梓「たまに純はいいこというなぁ」ポチポチ
36 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 14:08:09.47 ID:Phpr7ImF0
=鈴木宅=
ケータイ「は~~~ぴぃにゅうにゃぁ~~♪」
純「お、きたきた」カチカチ
From あwずwにゃんwww
sub もぐよ?
憂への説得はまかせたよ
私は憂に勝てる気がまるでしない
言いだしっぺは純ってことで
純「なにこれこわい」
純「梓は一体なんの話をしているんだろう・・・」
純「え?憂ってなにかあるの・・・・?てか、もぐよ?って・・・なにをもぐ気なの・・・?」
純「まぁ、いいや、深く考えないで今日はもう、ねちゃおう!!寝てしまおう!!!」
純「・・・・・」
純「こわいから、曲ききながら耳がシアワセのままに寝よう」
38 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 14:10:05.93 ID:Phpr7ImF0
3話 憂「純ちゃーん」純「ん?あぁういー」
憂「はいこれー」スッ
純「んぁ?」
憂「梓ちゃんが『聴いたら次は純ちゃんに渡して』って言ってたから」
純「お!そか。ありがと」
純「(憂からもらうときはなんでか必ず歌詞がついてくるんだよなぁ)」ジィー
純「今回どうだった?(憂から回ってくるってことは・・・)」
憂「いつも通りすんごくお姉ちゃんよかったよぉ」フンスッ
純「へぇ~じゃあ、聴くの楽しみにしとくわ(やっぱ唯先輩が歌かぁ)」
憂「うん!!楽しみにしておいて~~」ニコッ
純「ははは」
憂「あ。純ちゃん、今日はどうする?」
純「ん?あー・・・」ポリポリ
純「そだな、今日は憂ん家で大丈夫?今日『は』ってか、今日『も』なんだけどさ」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/03(日) 14:10:33.27 ID:8nVjQehB0
_ .. -―- ..
. . '´: : : /: : : : : : : :ヽ
_ト、/: : : : : /: : : : : !: : : : : : \ ,-z_
r―¬: /: : : : : : : : : : : : :!ト、: ヽ: : : : :Y: : : :`丶 /\ /ヽ
>: : /::/: /: :/ /| |: : : : !| ∨: :|: : : : ヘ: : : : : : :`ゝ |ミ| \ // 彡
. /: : : : ::/: /: : :!/ヽ!」: |、: :!|/!: :ハ: : : |/!: : : : : : : :} .|<丶-‐..::::  ̄ ̄ ::::::.</ >
/: : : : : :': : !: : /| ! ト' \j .. ^´ |: : :|/!: : : : : : : :> /:::::::::/::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::ヽ /
ム: : : : |: : !: ::l 、 ,. |: : :|/!: : : : : : :い r'´:/:::::::,イ:::::::::: |::jハ;:::::::::ヽ:::::::::::\
廴ァ_从 l∧' r== =ミ. レくハリ: : : : :ムj |::/::::::::/│::::::::::|::| |::::ヽ:: ',:::::|:::::::..'
. ^ '´ ∨ハ xxx , xxx rT } ^ヽ/ソ !:l:::::::/\|::::::::::///|:::从:: |:::::|::::::::::rヘ
\」 _ / '/ ノ:|::::/ ___レヘ:::::/ ___V ';::|:::::|::::::::::|:::::.i
. __ 八 「 ノ /¨´ _ . !:::{从rテ示 ∨ rテ示7 V::::::|::::::::/::::: |
. _ |} 丶、 .ィ´ / | _ /:::::::::リ ヒソ ヒソ /::::::/::::::/:::::::::|
'、\ ! |--― r'´|\`¨´/ !:\_i レ'´ノ |:::::::: xx xx :::::::「`)イ::::::::::::|
\_廴'、::.::.::.:!::.:| ヽr'、 |::.::.|_ムニ'ィ´ヽ . |:::::::小、 ー- /::::::::::r'´ |:::::::::::::|
/ _ヽ、 \::.::!::.:l. イ><ハ_/l::. /-イ, -〈::.::.:l . |∧:::| l::> .. _ .イ::::::::::/ |:::::::::::::|
ハ. ┘{ |::.\レ /.ハ;ヽ./:/! └ イ、:.::| . l| V !:::::::::|rュr勹 フ::::/V |:::::::::::::|
r}::ト、_ イ::.::.:/::{〃ハl」}::ヽ::.〉_.. ‐'ノ::.|::.| . . |:::::/ん)´ /:/ン勹ぅ- 、│:::::::::::|
||::.o'ー--ヘ::.::\`| ! } r'/::ハ、. イo::.:|::.:ヽ |::/ r')ヘ んr'´ノ´ ヽ ::::::::::::|
2011年3月11日 最後に、最高の親友と共に
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/03(日) 14:11:10.21 ID:vldhmIBX0
もがれたい
41 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 14:12:10.01 ID:Phpr7ImF0
純「サンキュ。いつも悪いね。てか、憂ん家にアレこないだからおきっぱなんだけど大丈夫だった?」
憂「うん、大丈夫だったよ。私の部屋のクローゼットに隠してあるから。あそこはさすがにおねぇちゃんでも覗かないと思うし」
純「そか、よかった。けっこう触ってないから楽しみだよ~~」
憂「あ、あのさ・・・」
純「ん?」
憂「そろそろ梓ちゃんにも・・・教えたほうがいい・・・かな?」オソルオソル
純「そーだなぁ・・・」ウーン
42 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 14:14:05.89 ID:Phpr7ImF0
純「まぁ、いずれは教えなきゃいけないんだけど梓は当分カラオケだから大丈夫!!!」
憂「カラオケ?1人で?」
純「そ。今、あいつにはギターの練習以上にやらなければならないことがあるんだな、これが(キリッ」
憂「?」
純「まぁ、そっとしといてやるんだ・・・うまくなってきているから・・・どうかこの調子で!!!」
憂「よくわからないけど・・・とにかく梓ちゃんはやることがあるんだね!」
純「そういうことなのだよ憂くん!!・・・さ!とにかくさっさと憂ん家いこうか~~」
憂「うん!」
43 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 14:16:15.81 ID:Phpr7ImF0
=平沢宅=
ドアガチャバターン
純「おじゃましまーす」
憂「おじゃまされま~す」
憂「はい、スリッパ」トンッ
純「あ、ありがとう。さっすが主婦ですなぁ~~」
憂「んーー。ただちょっと人より家事してるだけだよ」タハハ
純「(そういう謙虚さがツボだよコノヤロウ!!)」
憂「今日はどこでする?私の部屋でもいいけど・・・」
純「そうだなぁ・・・今日は居間でしたいかなぁ・・・ダメ?」
憂「う~ん。おねぇちゃん、今日は遅いって言ってたし多分居間でも大丈夫だと思うけど・・・」
純「(唯先輩今日遅いのか・・・)」
44 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 14:18:04.10 ID:Phpr7ImF0
憂「わかった。今日は居間でしようか!ちょっと部屋からもってくるから待ってて」
純「あ、いや、アレ重いし私のだからさ、私もいくよ」
憂「そう?じゃあ部屋行こうか」
純「うん」
ランランル―――――
純「さて!とってきたし!!やりますか!!!」
憂「おぉ~~!!!」
45 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 14:20:03.68 ID:Phpr7ImF0
・
・・
・・・
純憂「ふぅ~~」
純「あ、いまのよくなかった?」
憂「うん、ちょっと、よかった・・・かも・・・」
純「ちょっとしないだけでもすぐなまちゃうもんだねぇ~。指が痛いよ」イテテ
憂「そうだね。私も自分でちょこちょこしてるんだけど、
やっぱ人と合わせるって自分1人でするのとは勝手が違うなぁって思ったよ~」
純「とかいちゃって、憂のほうが全然よくできてたじゃんかー」コノッコノッ
憂「あはは・・・そ、そんなことないよ。指がたまに動かなくなっちゃうし・・・まだまだだよ」アセアセ
純「う~ん・・・まぁ、そういうことにしておこう」
憂「あ、もうこんな時間だね・・・」
純「ほんとだ・・・時間経つのはやいなぁ~~」ウーン
憂「それだけ集中してできたってことじゃないかな?」
純「勉強もこんだけ集中できたらいいんだけどなぁー」ハァ
46 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 14:22:03.95 ID:Phpr7ImF0
憂「私そろそろ夕ご飯の準備しないと・・・。純ちゃん食べてく?」
純「・・・いや、毎回悪いし今日は帰るよ(そろそろ帰ればちょうど会えるかな?)」
憂「今日はエビフライにしようかなぁ~~」チラッ
純「やっぱ食べてく」サラッ
憂「は~い」フフフ
憂「じゃあ、私準備してるから居間でゆっくりしててね」
純「らじゃーっす!」シュビシ
純「あ・・・コレどうしよう・・・」
憂「あ・・・そうだね・・・また私の部屋においとく?」
純「今日はもって帰ろうと思うから、とりあえず置かせといて。唯先輩そろそろ帰ってくるよね?」
憂「うん、そうだね。じゃあ、部屋のすみっこにでも置いとこうか」ヨイショ
47 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 14:24:05.99 ID:Phpr7ImF0
純「うん、あ、自分でもってくからいいよ」
憂「そう?」
純「うん。じゃあ、おいてくるから。ちょっと部屋に入るね」
憂「あ、よかったらこっちも部屋においてきてくれたら助かるかも・・・」
純「・・・勝手に入って大丈夫かな?」
憂「多分・・・むしろこれが置いてなかったほうがちょっと困るかな」タハハ
純「あ、そうだね。じゃあ、これも置いてくるよ」ヨイショ
憂「うん。ごめんね。よろしく」
純「これくらいどーてことないよ!!じゃ、ちゃちゃ~と置いてくる」
憂「うん」
48 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 14:27:17.82 ID:Phpr7ImF0
階段とんとんとん
純「・・・あれ?私エビフライに釣られた?」
純「まぁ、いいや・・・家に連絡しとこう」カチカチ
純「それに・・・帰ってくるだろうし、外で会う手間が省けていいかな」
階段とんとんとん
純「おいてきたーー」ヒトリデデキルモン
トントントン・・・カカカカカ――ジャ――キュキュキュ
純「他人の家ってなかなか落ち着かないけど」
純「憂の家の生活音って・・・なんか落ち着くなぁ~~」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/03(日) 14:28:57.59 ID:vldhmIBX0
ういちゃんだからな
50 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 14:29:05.85 ID:Phpr7ImF0
ガチャ―――
純「(あ・・・帰ってきた・・・)」ピクッ
ウイータダイマー
憂「あ、おねぇちゃん帰ってきた!」
憂「おかえりーおねぇーちゃーん」トタトタトタ
アレーダレカキテルノー?ア、イマジュンチャンガキテルヨー
ソウナンダーー
51 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 14:31:11.55 ID:Phpr7ImF0
4話 純「唯せんぱーい」唯「あれ?純ちゃん?」
唯「どうしたの?」
純「いや・・・あの・・・ちょっと唯先輩の姿みかけたんで、追いかけてみました」
唯「そうなんだ~~」
純「こっちの道歩いてるのってめずらしいですよね?」
唯「あ、さっき楽器店に行ってたから」
純「そうなんですか」
唯「うん。ギー太の弦を買ってきたんだよ~」ギーター
純「・・・あ、あの」
唯「?」
52 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 14:34:12.24 ID:Phpr7ImF0
純「これからちょっと時間いただいてもいいですか!?」
唯「え?今から?」
純「はい・・・ちょっと話たいことが・・・」
純「梓のことで・・・」
唯「あずにゃんのこと?」
純「はい・・・だめですかね?」
唯「う~~ん」ポクポクポク
唯「ちょっと待ってて!」チーン
純「は、はい」
唯「りだいやる・・・っと・・・・」ピッピッピッ
純「(電話・・・)」
53 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 14:36:40.44 ID:Phpr7ImF0
唯「もしもし~~・・・・うん、あのね、今日ちょっと帰るの遅くなるよ~~、うん」
純「(ういかな・・・?)」
唯「え~~、う、うん、ちょっと純ちゃんと会ってさ。お話ししようってなって。うん?」
唯「そうだよ。あの佐々木さんのところの純ちゃんだよ」
純「(私・・・鈴木なんだけどな)」
唯「あ、あれ?鈴木?まぁ、純ちゃんだよ、モフモフのさ・・うん・・そうそう・・」
唯「あ、食べるから!!ちゃんと食べるから!!!ごめんねうい~~」オウオウオウ
純「(やっぱういに電話してたんだ・・・てか、モフモフ・・・・)」
唯「え?大丈夫だよ~~」
」
純「(モフモフ・・・)」
唯「うん、じゃあ、また帰るときに電話するね!!うん」
純「(OKでたってことは、ういも私のことモフモフで認証したんだ・・・)」
純「(友達ってなんだろう・・・)」フッ
56 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 14:38:19.33 ID:Phpr7ImF0
唯「ふぅい~~」ピッ
純「ういですか?」
唯「あぁ、うん。遅くなるってちゃんと連絡しないと、心配かけちゃうからね」
純「憂、先輩のこと大好きですもんね」
唯「うん!!大好きだよ!!!じゃあ、モ・・・純ちゃん、どっかお店はいろうっか!」
純「あ、はい(モ?)」
57 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 14:40:21.91 ID:Phpr7ImF0
=どっかお店=
唯「ふぅぃ~~おなかすいた~~~」
純「え!?何か食べる気ですか?」
唯「え、うん。そ~だけど?」
純「さっき、ういが電話で何かもう作ってるって言ってたんじゃないんですか?」
唯「え!?純ちゃん聞いてたの!!盗聴!?」
純「な、なに言ってるんですか!!先輩の受け答えから推測したんですよ!!!」
唯「ふぇ~~なんかすごいねぇ~~」
純「え・・・そ、そうですかねぇ」テレテレ
唯「あ、これおいしそー」
純「(きいちゃいねー!!!)」
唯「でも、やっぱりういの晩ご飯が待ってるからなぁ~~どうしたものか~~」ウーーン
純「晩ご飯たべられなかった憂に怒られそうですもんね(そして、なぜか私まで怒られそうな気がする)」
59 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 14:42:10.28 ID:Phpr7ImF0
店の人「オキマリッスカー」
唯「あ、このいちごパフェ1つ!!」サラッ
純「ちょ!?今までの流れはなに!?」
唯「ん?あ、純ちゃんもパフェ頼む?おいしそうだよ~~」つメニュー
純「・・・あ、ほんとだ・・・おいしそう・・・」
店の人「・・・・・」ニラッ
純「(うわ!!店の人めっちゃにらんできたよ!?)」ギャー
純「え、えっと、じゃあ、私この、チョコばななパフェで!!」アセアセ
店の人「シャー」スタコラサッサ
純「(店の人なんかこえぇえぇ!!!)」グッタリ
唯「パフェパフェパフェ~♪」
純「ははは・・・甘いもの好きですねぇ~、部活で食べたんじゃないんですか?」
唯「うん!!今日はムギちゃんがマカロンもって来てくれたんだ~」ムギムギ
唯「おいしかったよ~~~」タクアンオショー
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/03(日) 14:43:46.85 ID:+CzJdUKL0
に・・・にらっ・・・?
61 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 14:44:10.51 ID:Phpr7ImF0
純「甘いものばっか食べてあきたりしませんか?」
唯「チッチッチッチ!あまいねぇ~純ちゃん!!!」ユイノユビヲフル!
純「へ?」ジュンハコンランシタ!
唯「甘いものは別腹なのだよ!!」エッヘン!
純「そ、そうですか?」ジュンハコンランシテイル!
唯「今日は一生懸命練習したからね!!」
唯「自分へのご褒美なのです!!!」フンス!
純「あぁ、そういうのあるとまたがんばろうって思いますもんね!」
店の人「モッテキタヨ、チョコバナナパフェッス」スッ
純「あ、ども」
店の人「ソシテ、コレガ、イチゴパフェ」どんっ!
純唯「」
63 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 14:46:08.95 ID:Phpr7ImF0
店の人「クイキレナカッタラバッキンダカンナ」スタコラサッサ
唯「うわぁ・・・」
純「うわぁ・・・」
純「ちょっと・・・唯先輩のいちごパフェ・・・・大きさすんごいんですけど」
唯「あれれ~?・・・さすがの私もちょっとびっくりだよ、この大きさは・・・」
純「これ、食べきれますか・・・?てか、ちゃんとメニューみましょうね?」
唯「どうしよう純ちゃん・・・限りなくムリかもしれない・・・そして、ちゃんとメニューみてなかったです、ごめんなさい」
純「・・・・罰金がなんたらいってましたよ?」
唯「・・・あ、メニューに小さな字で書いてある、罰金のこと・・・・」
純「・・・・とりあえず、記念に写真撮ります?ケータイですけど」
64 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 14:48:08.56 ID:Phpr7ImF0
唯「あ、うん・・・・そうだね・・・なかなかないよね・・・この大きさは・・・」
純「そ、そうですよ!!!・・・・なかなかないですよ、このサイズは!!」
純「・・律先輩とかに見せたらいい話のネタになりますよ!!!」
唯「そ、そうかな!?」
純「ええ!!!きっとそうですって!!!じゃあ、記念に写真とりますね!!!・・・はい、チーズ」
唯「ぴ、ぴーす」パシャ
唯「あ、ごめん!!今私ぴーすって言っちゃったよ!?」
純「えぇえ!?!?ああ、いや、それは別にいいと思いますよ!!?ぴーすでもロースでも!?」ジュンハコンランシテイタ!
唯「あ、そ、そうかな?じゃあ、ロースで撮ればよかったなぁ!!」ユイモコンランシテタ!
純「ちゃんと撮れてるかな・・・・?」
唯「純ちゃん撮れた~~?」
純唯「・・・・」
純「唯先輩と並んで撮ったら」
唯「パフェの大きさがすごくよくわかるね」
純「座った先輩と同じ高さですね」
65 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 14:50:03.62 ID:Phpr7ImF0
唯「・・・純ちゃん、こうk」ワケモワカラズジブンヲコウゲキ
純「しねぇよ!!」
唯「うわ~~~どうしよ~~!てか、今さらっと暴言はいたよね?ね?」
純「と、とりあえず、食べましょう!!あとさっきのは空耳です、空耳アッワーです」
唯「空耳ならしかたない!!とりあえず、いただきます」クハッ
純「こらこらこら!!!唯先輩はこっち!!!そっちは私のです!!!」
唯「うわ~~~交換してよぉぉ~~~」
純「いやです!!!」
唯「私のが年上だから、年上を敬うべきだよ!!」
純「それは今カンケーないです!!!」
唯「あるよ!!おおいにあるよ!!!」
店の人「オマイラサッサトクワナイトホッペガオチルヨ?」
純唯「は!?はひ!!!!い、いただきます!!!!(KOEEEEEEEEEE!!!!!!!)」
68 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 14:52:19.68 ID:Phpr7ImF0
純「ふぅ、ごちそうさまでしたーー」ゲプッ
純「あぁーー甘かったなぁ、澪先輩のポエッティ並に甘かったなぁーーー」チラッ
唯「・・・・」ウプッ
純「・・・・先輩、大丈夫ですか?」
唯「」ムリムリムリムリムリムリムリムリ
純「・・・・しゃーない・・半分食べた唯先輩を讃えて・・・・私も食べます・・」スッ
唯「りゅんひゃん・・・あふぃがほぅ・・・」ボタタタタ
純「あぁ・・・礼はいいんで、口の中のもの落とさないようにしてください」パクッ
純「うん・・・・あめぇ・・・」パクッ
唯「あ・・・そういえば、純ちゃん」ゴクン
純「なんでしょう?」パウッ
唯「話ってなに?」パクッ
純「あ」パクン
純「(すっかり忘れてたぁぁぁあああああああああああああああああああ)」ゴクン
唯「?」パクッ
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/03(日) 14:53:00.30 ID:t+fzEkxr0
____
, ' ´/ ` ヽ
/,∠ / | .ト、 ', ヽ
/ / フ'´⌒| .|`マ .', ', ヽ
/ {__/ | .| ∨ ', ', }. ',
j .∧{γぅ \|γぅ } }/ l }
{ / l弋_ノ 弋_ノ∨ / .| .| j
∨ j xxx xxx/W j) レ'
{ ( ヘ { ./ /| !
{ ヽ |/ / ,' |
∨ ∨> r―┐´{ / /\ |
∨\ ∨ /ゝ/lヽ{_/l/l/
/|/}{\/ |\
/{ //x仆、 〉 | ヽ
/ ヽi//ハ」/iー┘ }
70 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 14:55:01.70 ID:Phpr7ImF0
どあがちゃばたーん
唯「ほ!平沢唯!!ただいま帰還いたしましたっ!!」シュ
純「あ、おじゃましてます」
憂「今日は純ちゃんも一緒にごはんだよ~~」
唯「そうなんだ~~」
純「はい・・・すいませんがご馳走になりますね」
唯「あ!じゅ~んちゃん!!」
純「へ?」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/03(日) 14:55:55.61 ID:+CzJdUKL0
_
<⌒´: : :\ ____
> : : : : `´: : : : : : : : : : `丶、 _
/: : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : :\ /: : >
. ∠/⌒/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `く: : : : ⌒\
/ : : :/: : : :/: : : : :/: : : : : : :|: : ヽ: : :ヽ: : : : : : : : : :`ヽ
′: :/: : : :/ : : /|: |: : : : :i: : :|: : : : : : : :∨:ハ : : : : : : :八
. j: : :/: :': : :|: : :/ :|: | i: : : :i : ∧: ト : l: : :│: :|丶 : : : : : : ハ
厶ィ/|:i: : :|: :/⌒|/| i: : : : :/⌒| ト∨.: : :i|:ノ:|.: : : : : : :ト、{
|i : |:i: : :|V -=ミ |八: : j/ j/ | : : : リ: :/ : : : : : : :|
. ∨从 : :|´ r'/ハ  ̄ ァ=‐ミ|: :/ /: / : : : : : :人|
|;ル个:、i 弋)ソ んiハ }/レ'^V∨ : : | :/
V人 } 、、 弋)ソ r(. 八|: :/|/
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八 r:::: 、 /ー'´
__> ノ _イ__
__ ィ´ /'´ `ト、__... ´/丶}:i:i:i\
´ / / } |:i:i:i:i:i:|)ーr- 、
/ { 〈 |:i:i:i:i:i:|/ ヽ
/ \ \ |:i:i:i:i:i:| }
. / {. \ \ `ー、 , -一'´/|:i:i:i:i:i:| ノ|
〈 | \/>─----─<|/|:i:i:i:i:i:| / |
72 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 14:57:07.39 ID:Phpr7ImF0
唯「これをくらえーー」ペチョ
純「ぴゃ!!つめたっ!!」
唯「あ~~純ちゃんのほっぺたあったかだよぅ~~」ヌフェフェ
純「うひゃ~~!!!」ツメテー
憂「おねぇちゃーん!そろそろご飯だから先に服着替えてきてー」
唯「あ、わかったよーうい~~」スクッ
唯「じゃあ、私ちょっと着替えてくるねぇ~またあとで!純ちゃん」スタスタスタ
純「あ、はい・・・」
純「・・・」
純「(あ・・・いまだ・・・)」
73 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 14:59:06.25 ID:Phpr7ImF0
かいだんとんとんとん
唯「今日はハネムーンにしようかなぁ~それともしろくまちゃんかなぁ~♪」
とんとん
唯「ん?」
純「唯先輩」
唯「あれ?純ちゃん?」ガチャ
唯「どうしたの?」
純「あれ・・・まだ着替えてなかったんですね」
唯「あ、うん。Tシャツどっち着ようか迷っちゃっててぇ~~」ヘヘヘ
純「ハネムーン・・・しろくま・・・」
唯「どっちがいいかなぁ~~」ニフェフェ~
74 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 15:01:13.49 ID:Phpr7ImF0
純「ギリギリアウトでしろくまですかね?」
唯「ギリギリアウト?」
純「おっと、つい口がペロっちゃいました。なんでもないです。それより・・・」
唯「ん?なにかな?」
純「梓のことなんですけど・・・」
唯「あずにゃん・・・うん・・・まぁ、ちょっとここにおすわんなさいよ」チョイチョイ
純「あ、はい」ストン
唯「で、あずにゃんがなにかな?」ストン
純「えっと・・・」
純「梓と最近、もし私と憂と梓の3人でHTTの曲をやるとしたらどうなるのかな?って話をよくするんです」
唯「うん、それは前に聞かせてくれたね」
純「あ、覚えててくれましたか」
唯「あずにゃんのことだからね~~あと、あのパフェの大きさはいまだに覚えているよ」フフフ
純「・・・ははは。あのパフェはたしかにおおきかったですね」
75 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 15:03:30.44 ID:Phpr7ImF0
唯「あのあと写真をりっちゃんに見せたら『合成だろー』って言われたもん」クスクス
純「合成って言われてもたしかに違和感ないくらいおっきかったですもんね」
唯「ね~~」
純「(は!話がずれてる!!!)」
純「あ、そ、それでですね・・・」
純「私は梓のことだから、最初はそんな話はあんまりしたくないんじゃないのかなぁーーって思ってたんです」
唯「それは・・・どうしてかな・・・?」
純「それは・・・どんなにたとえ話であっても、先輩たちが卒業した後の話みたいなことを話をするのは・・・」
純「いくら私と憂とでも嫌に思うかなって思って…」
唯「・・・」
76 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 15:07:21.89 ID:Phpr7ImF0
純「なんか・・・嫌じゃないですか?先輩たちはまだ卒業してなくて、まだちゃんとここにいるのに」
純「・・・その先の話を他の誰かとするのって」
純「・・・そういうの、梓は嫌なんじゃないかなぁーーって私、勝手に思ってたんです」
唯「勝手に思ってたってことはさ・・・違ったんだよね?」
純「はい・・・私がHTTの曲を梓からかりて感想を言うようになってから・・・」
純「えっと・・・そりゃ、最初はちょっと、それとなーーく、
『私と憂と3人でやったらどうかな』っていうのを言ってて
梓もそれを気にするでもなく聞き流してたんですけど」
唯「うん」
純「最近は、私が『楽譜がみたい』って言ったら、梓のパートの楽譜だけどかしてくれたり、
『歌詞カードちゃんとほしい』って言ったら澪先輩にわざわざ頼んでくれたりとかして・・・」
唯「・・・」
純「最近は私たちに隠れて歌の練習とかしてるみたいで・・・」
純「まぁ、隠れてっていってもバレバレなんですけど」
唯「そうなんだ」
77 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 15:10:00.08 ID:Phpr7ImF0
純「はい。もしかしたら・・・梓はこのまま私と憂と3人で部活してもいいと思ってるのかもしれないし・・・」
純「私も憂も・・・できたら梓と部活、できたらいいなって思ってます。先輩たちが卒業してから」
唯「・・・うん、それはいいとこだと思うな、あずにゃん、とっても喜ぶと思うよ」
純「・・・でも」
唯「でも?」
純「・・・」
純「私たち・・・まだ梓の口から聴いてないんです『私と一緒に演奏して』って」
純「『けいおん部はいって演奏して』って」
唯「・・・」
純「もしこのまま・・・梓が私たちに何らかの意思表示もなくて」
純「そのまま今の私たちの雰囲気に流されるように、私たちと部活をする気でいるんなら・・・」
純「私と憂は部活にはいりません、梓とも、」
純「今後一緒に演奏はしません!!」
唯「・・・」
78 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 15:12:04.69 ID:Phpr7ImF0
純「・・・」
唯「・・・」スゥ
唯「・・・なんでそれを私に言うかな?」
純「・・・」
純「唯先輩が梓を一番大切に思ってるって私が確信してるから・・・」
純「もっと言うと、私が梓がかなしんでる顔をみたくないから・・・」
唯「それは・・・自分勝手すぎるよ・・・純ちゃん・・・」
純「それは、先輩にも言えることでしょ?唯先輩」
唯「・・・私、あずにゃんになにしてあげられるのかな?」
純「わかりません」
唯「え?」
純「私は唯先輩じゃないし梓でもない」
純「もっというと私はまだけいおん部の部員でもなんでもないんです」
唯「うぅ・・・投げっぱなしはひどいよ・・・純ちゃん・・・」
唯「・・・・あれ・・・・『まだ』?」
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/03(日) 15:12:12.79 ID:+CzJdUKL0
支援。
80 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 15:14:44.48 ID:Phpr7ImF0
純「はい。『まだ』ですよ。さっき、あんなこと言っといてなんですけど」
純「私は梓のこと、信じてます。絶対誘ってくれるって。絶対、これから一緒に演奏するんだって」
純「だから、私は私なりにそのときに準備してます。もちろん、憂も」
純「だから、先輩たちは先輩たちなりに梓になんかしてください」
唯「なにかって言われても・・・」
純「今すぐに思いつかなくたって、きっとあるはずですから」
純「先輩たちじゃないと梓にしてあげられないこと、私たちじゃだめなこと、たくさんあるんです」
唯「私たちじゃないとだめなことかぁ・・・」
純「お茶の1杯だっていいんです」
唯「抱きつきでもいいかなぁ~?」
純「それはぜひともやめときましょう」キッパリ
唯「なんか言い方がひどいよ、純ちゃん!!」ガーン
純「え?あれ?ふつーに言ったつもりなんですけど、なんかすいません」アセアセ
81 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 15:17:13.45 ID:Phpr7ImF0
唯「うぅ・・・・純ちゃんのくせにぃぃいいい」ガバッ
純「う、うわ!?いきなりだきついてこないでくださいよ!?」アセアセ
唯「」
純「・・・・あれ、唯先輩・・・?」
唯「・・・・ほ」
純「え?」
唯「ほんとは・・・・・・」グスッ
純「・・・・・」
唯「もうちょっと・・・いっしょにいたいよぉ・・・・」ポロポロ
唯「・・・あずにゃぁあん・・・」ポロポロ
純「・・・・」
純「・・・・」
純「・・・・そういうのを、私じゃなくて素直に梓にいえばいいんですよ、」
純「唯先輩」ギュ
82 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 15:20:33.06 ID:Phpr7ImF0
店の人「マタコイヨー」
純「」ウプッ
純「は、吐く・・・ちょっとでも歩いたら吐く・・・・」
唯「純ちゃん!!だらしないよ!!!しゃきっと歩きなさい!!!」バシッ!!
純「ぐはっ!!!ちょっと、はたかないでくださいよ!!!ホントに出ちゃいますよ!!」
純「しゃれにならないくらい今の私の半分は生クリームといちごでできてますから!!!」
純「てか、なんで同じ量食べててそんなにすっきりした顔してるんですか!?」
唯「なんだか峠をこえたらスッと楽になっちゃって」テヘペロ
純「た、たしかに途中からすごい勢いでたべてましたもんね・・・」
唯「これぞ、別腹の底力なのです!!!」ポンッ
純「別腹ってかもう、唯先輩のはブラックホールですよ・・・」
純「私は逆にコンフレークが歯茎に刺さって大変でしたけど」
唯「あ、あれは見てて痛そうだったね・・・」
純「ちょうどよくいちごが歯茎にシミテクトでした」ハハハ
83 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 15:23:11.10 ID:Phpr7ImF0
純「うッ、てか、外さむっ!!!」ブルッ
唯「ほんとだねぇ。もう外もくらいや」
純「もう春なのになぁ・・・あんまり4月って感じがしませんね」
唯「そうだねぇ。でも、ちょっとだけ、風の感じは冬と違うかな」
純「・・・憂、怒ってませんか?」
唯「う~~ん。おこっって・・・る・・・かも?」タハハ
純「・・・」
純「先輩」
唯「お?なんだね後輩」
純「梓、好きですか」
唯「あずにゃん?好きだよ~~」フヘヘ
84 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 15:26:09.65 ID:Phpr7ImF0
純「そか、即答ですね」
唯「純ちゃんは?」
純「もちろん、好きですよ、たまにすんごく憎たらしいですけど」
唯「えぇ~~~、ちょっとなまいきなところがかわいいんだよ~~」
純「そういうもんですか?」クスッ
唯「そういうもんです」フフェ
純「先輩ももう3年生なんですね」
唯「そうなんですよ~~3年生なんです」フンスッ
唯「純ちゃんももう2年生なんですね~~」
純「なんとか、無事、進級できましたからね~~」ハハハ
92 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 16:37:50.96 ID:Phpr7ImF0
唯「これからまたみんなといろんなことが出来る1年が始まるんだなぁ~~」
唯「あずにゃんとの思い出もたっくさん増えるよ!!」
純「・・・・」
唯「ん?どったの純ちゃん?」
純「え?あ、いや・・・・その・・・・」
唯「?」
純「いちごパフェ・・・おいしかったですね、唯先輩」ニコッ
唯「うん、そうだね!純ちゃん」ニコッ
94 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 16:46:57.04 ID:Phpr7ImF0
5-1話 純「五月雨二重相」
純「ねぇ、梓、私、今梓にすんごく言いたいことがあるんだけど~」クネクネ
梓「えっ…何?」
純「いや、そんな嫌な顔瞬時にしなくても」
梓「だって…純っていつもしょうもないことしか言わないんだもん…日頃の行いが悪いよ」
純「ぐはっ!!まるでオオカミ少年みたいな言われよう!!!!心に突き刺さるわっっっ!!!!」グサッ
梓「…で、言いたいことってなにさ?」
純「よくぞ聞いてくれました~あずさぁーあのさっあのさっ」ヤイノヤイノ
梓「あ、傘ならかさないよ?」
純「えっ」
95 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 16:53:15.81 ID:Phpr7ImF0
梓「いや、えって言われても私、1本しか傘持ってきてないし」
純「ちょっと、待って!!」
梓「な、なに?」
純「梓、今のもう1回言って?はいっ!Say!ワンモワセッ!!!!」
梓「えっ…1本しか傘持ってきてない」
純「もう1つ前!!」
梓「え…。かっ、…傘ならかさないよ?」
シーン
純「あ、ごめん。あんま面白くなかった。流して流して。気のせいだった。気のせいだった」ソイソイソイ
梓「な、なんなの、一体…」ズーン
96 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 16:59:00.94 ID:Phpr7ImF0
>>93 ありがとう
純「ムリヤリに話を戻そう!!うん、1本しかないのは知ってる!!!!」
梓「…なら諦めて他をあたって。憂とか」
純「憂もう帰っちゃった…『お姉ちゃん、濡れて帰ってくるかもしれないからお風呂沸かさないと』って」
梓「あー、その憂ならあり得るね」
純「うん。憂はいつも予想を裏切らない。だから傘かして」
梓「だから、傘1本しかないってば」
純「私はその1本すらない(キリッ」
梓「キリッとするタイミングおかしいでしょ…てか、どうして傘持ってこないかな。朝の天気予報でやってたじゃん、今日夕方から雨降るって」
純「ほら、私朝ニュース見ないタチだから」
梓「見ろ、髪の毛セットする時間削ってでも見ろ」
純「それは私のぽりすぃーにおいて拒否する!!!!」
梓「はいはいはい、拒否でもなんでもしてください。じゃあ、私帰るね」
98 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 17:09:24.53 ID:Phpr7ImF0
純「あれ?帰るの?今日部活は?」キョトン
梓「今日は3年生が二者面談の日らしいからないんだ」
純「へ~そうなんだ。でも、二者面談ってクラス全員するんでしょ?2人くらいは先輩たち、部活来るんじゃない?」
梓「希望順らしくて、4人とも今日にしてくれたんだってさ。まぁ、私としてはそれでも部活したいけど、来てくれた人が先着順で律先輩と唯先輩だったら練習できないのなんて目に見えてるからね」
純「ふーん(このセリフ、2人が聞いたら何て言うんだろうか…)」
梓「昨日から今日部活なしってのは決まってて、今日は雨だし、むった…」
純「むった?」
梓「ケホケホ!む、ムスタング!!ギターね!ギター!!ギター持ってきてないんだよ!!」アセアセ
純「言われてみるとたしかに、今日ギターないね」
梓「うん!だから私は今日は帰るよ!もう光の速さで帰るよ!じゃあね、純!」ピューン
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/03(日) 17:14:48.18 ID:6KL+ibs70
面白くなる兆しが全く無い・・・
100 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 17:18:32.57 ID:Phpr7ImF0
純「あ、っちょと!」
純「……本当に帰りやがったよ、あのネコ娘…」ポツーン
純「…くそぉ…傘どうしようかなぁ…」
純「どうせカラオケにでも行くんだからおいてけばいいのに…」
純「…」
純「でも、いいこと聞いたぜ!」グッヘッヘッ
102 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 17:30:51.42 ID:Phpr7ImF0
=職員室=
純「しつれーしまーす」ガチャ
純「えーっと…」キョロキョロ
純「あ、アレッ!?もしかしていない!?」
純「って、あの先生ってたしか担任だったっけ!?」アチャー
ドアガチャ
さわ「ふうっ、面談に必要な書類忘れるとは…私も年かしら」ブツブツ
純「あ、ベリベリナイスなタイミンGOO!さわこセンセー!!!」スタタタタ
さわ「あら?そのモフり方はたしか…」
純「(モフり方…私の認知度相変わらずひでぇ…)そ、そうです、
私は梓の友達の鈴木純ですよ!さわこセンセー…!!以後、お見知りおきを!!!!」シュタッ
さわ「そうそう鈴木さんだったわね。(思い出したわ、梓ちゃんの友達の変な子…)」
さわ「何かしら。私すぐにまた戻らなくちゃいけないんだけど…あと、そのポーズは何?」
純「雰囲気的にポーズ決めてみま~したっ!!」キュイーン
さわ「そ、そうなの、で、何かしら?(ちょっとイラッとくるものがあるわね)」
104 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 17:40:45.49 ID:Phpr7ImF0
純「時間はかけさせません!!!!単刀直入!!願わくば、音楽準備室の鍵、つまり軽音楽部の部室の鍵を貸してくださいっ!!」ズビシッ!!
さわ「部室の鍵を…。どうしてかしら。一応部外者には貸せない決まりになっているんだけど…」
純「あ、梓が部室になんか忘れ物したらしいんですよね。で、さわこセンセーから鍵取ってこいって」
純「いわば、私はパシりです、はい。パシり以外の何者でもないです」ペラペラペラッ
さわ「あぁ…忘れ物ね。それなら仕方ないわね。えっと、ちょっと待ってね…部室の鍵は…」ジャラジャラ
純(ふはっwwwここまで順調ですwww純だけにwww)
ドアガチャ、スタスタスタスタ
純(ん!誰か来たな。さわこセンセーのクラスの人?こっちに来るよ、っと!
邪魔になっちゃうからよけないとね。私はパシり梓のパシり…)サッ
「さわこ先生」ボソッ
105 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 17:51:53.71 ID:Phpr7ImF0
さわ「あ、若王子さん」
若王子「早く二者面談はじめてください。部活、行かないといけないんで」
さわ「あ、ごめんね、すぐに行くから、待っててちょうだい」
若王子「…」
スタスタ
さわ「あっ…」
純(センセー相手にだんまりとか、パネェwww)
若王子「モフモフ…」ボソッ
純「」
ドアバターン
純(すれ違い様に『モフモフ』ってつぶやかれた…!!!!)ガーン
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/03(日) 17:56:11.23 ID:+CzJdUKL0
/: : : : : : : : : : : ::/: : : : : : : : : :\
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l/∨:::.::.::./: : : :/j八l:.:/}:.:.:.://}:.:./: /: /): : :| ・
/:.:. : :V:.:./´ Y/ Ⅳ ハ// ノ:./:./:.://: : : | ・
|: : \::}:〈 ノ^ 灯fぅ坏ミ //j:.//: : : / ・
ヘ: : :..:\ハ、j{ Vr:::ツ fえラ)/レノ モ
}∧: :.. : ヽ、_ ..:::::: `¨ ヒシ / フ
|: : ',: : :.:.. :∨ 、 :::: / モ
|:. : ヘ: :.:... :丶 \ イ フ
. }:.. : : ヽ:.:..: : :V > ´ イ:.\
/八:ゝ: : :\:.:. : V\ ≧ . :ヽ: : : : :'.
. /::::::∧: : : : : :\: :∨ ヽ/ ./∧: : ',: : : ::i
. /:::::::::::::\: :`丶: \:}イ/\/::::::ハ: : :i: : : :|
/::::::::丶::::::: \: : ヽ: :.\j }:ハ:∧:::::} : l: : : :|
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:::::::ヘ::::::::丶::::::::::::>、: : \:〉Ⅳ }::ノ: : :l: : : |
::::::::::ヽ::::::::::::::::::ヘ:::::::): :ヽ:ヽヘ /{: : ヽ!: : : 〉
107 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 17:58:21.82 ID:Phpr7ImF0
さわ「あ、あったわ、鈴木さん、はいこれ、部室の鍵」スッ
純「あ、はい。ありがとございます」ショボン
さわ「(なんだかさっきまでの元気がない?)」
さわ「じゃ、私はもう行くから。鍵は机の上においといてね。ここらへんに…」
純「わかりましたー(鍵の管理ずさんだな!ヲイ!)」
純「それではまたー!にしゃめん頑張ってください」スタタタタ
さわ「あ、ありがと。じゃあね」スタスタスタ
純「よし!心に傷を負いつつもなんとか部活の鍵、ゲットだぜ!!」グッヘッヘッ
109 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 18:01:35.78 ID:Phpr7ImF0
| 壁 |д・)ジー
純「ん?(さっきの若王子って人・・・いったい何をして・・・)」
| 壁 |д・)<モフモフ ボソッ
純「…………!!」キッ
| 壁 |三 サッ
純「」プルプル
純「くそぉぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
純「親父にも言われたことないのにっ!!ウワアアアアアアアアアアン」ダッ
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/03(日) 18:11:02.48 ID:+CzJdUKL0
|壁|… ‐- 、
|壁|.. : : 、: : : \
|壁|: : : : : : : : : :丶
|壁| : : : : :ヽ: : : : :'.
|壁|! : :!: : : :.l: : : : :i
|壁|:|: : |: : : : !: : : : |
|壁|: /!: : : :ハ: : : :厂ヽ ジー
|壁|!ィ¨L..ィ/ !:__/: :! :|
|壁|´ キラヾ, !rぃ∨:|
|壁| ヽツ ノ. //: : ハ < モフモフ !
|壁| ,‐./: :./: ハ
|壁| ィ彡.: :/: : 丿
|壁| <ム: :_: :-‐:´{
|壁|/rァ⌒ <: : : :人
|壁|い'. i´// ` マ_ヽ
|壁|Y,ィくし`ヽぅヽ、 ) l|
|壁|..|.ぃ} ∨! /i.フ´ ||
|壁|ソトー'/ //´ レ′
|壁|Ⅵ| / ∧ O ∧
|壁|/.Y′ ∧ O .∧
|壁||∨ ∧ ∧
111 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 18:11:30.30 ID:Phpr7ImF0
5-2話 純「五月雨二重想」
=軽音楽部部室前=
ジャラジャラ
純「ふぅ・・・ここまでの道のりの長かったこと長かったこと・・・」
純「心に傷はおいまくりだけど、私は元気です」
純「さて・・・」ジャラリッ
ガシャ
純「失礼しまくりますよーーーっと」
112 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 18:21:06.15 ID:Phpr7ImF0
シーーーン
純「……」
スタスタスタスタ
ピタッ
純「なんか…こう…」
シーーーン
純「どっ、どえらい静かな場所やないかい!!」
シーーーン
純「(・・・あの5人がいないと)」ポスン
純「(全然違う場所なんだなぁ、ここは…)」ホワァ
トンちゃん「プクプクなう」
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/03(日) 18:25:17.90 ID:QURUz47v0
好きだわこういうSS
115 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 18:26:49.46 ID:Phpr7ImF0
純「ここに一人は寂しすぎるだろうよ・・・・まったく・・・・」ポリポリ
純「・・・」
純「……」ハッ
純「いかん、いかん!!よくわからない感情に時間を費やしてる場合じゃなかった!!」
純「とりあえず・・・・せっかくジャズ研で余ってるの借りてきたんだし・・・」
純「誰もこないだろうし、楽器ひこう!!」
純「誰かきたときはそれはそれで考えよう」ヒャッホウ
=扉の向こう=
「なにか・・・中から声が聞こえるぅううううううう」ガクガクガクガクガク
117 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 18:33:06.84 ID:Phpr7ImF0
純「・・・・ん?ドアの向こうから今声がしなかった?」スッ
純「まさか、もうにしゃめんが終わったわけじゃないだろうし・・・梓かな・・・・?」スタスタスタスタ
「え!?ちょちょちょちょちょっと!?人影がこっちにきてるんだけど!!!!???」ギャアアアアアアアア
純「あれ?やっぱ誰かいるよね?」
「ぎゃああああああああああああ!!!!!!なんか2つモフモフが頭についてるーーー!!??」
純「へ?」
純「また・・モフモフって・・・・っくっそぉぉおおおおお!!!!あずさぁー!?」ドアガチャ
「ごめんなさいごめんなさい!!!今度からお菓子は少なめにして自分にまけないようにがんばりますから
本当にがんばりますから!!!!」コワクナイコワクナイコワクナイコワクナイ
純「あれ・・・・梓じゃなくて・・・・」
「へ?」ピタッ
「あ、あれ・・・」
118 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 18:38:29.38 ID:Phpr7ImF0
純「澪先輩・・・」
澪「モ・・・」
純「モ?」
澪「・・モ・・モフモフ・・・・」キュウ
純「あら?これがうわさに聞く、澪先輩お得意の瞬間気絶っすか・・・まいったなぁ」
澪「」キュウ
純「とりあえず・・・このままにしておくわけにはいかないからな、中に運ぶか!!」
純「では・・・・グヒヒヒヒヒ・・・・この鈴木純の在住中に現れたのが運のツキっ!!!!」フヒッ
純「付き合ってもらいますよ!!澪先輩!!!!」ムギュムギュ
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/03(日) 18:39:31.96 ID:+CzJdUKL0
ムギュムギュってどこ揉んでるんだ
120 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 18:45:51.00 ID:Phpr7ImF0
=軽音楽部部室ソファー辺り=
ペチペチペチ
澪「んあっ・・・・」パチッ
純「お!目覚ましましましたか?」
純「ってか、今私がそのやらかいほっぺっぺを叩いて目を覚まさせたんですけどね」ヒヒヒヒ
澪「・・・・えっと・・・・どちらさんで・・・・そして私はなにを・・・・」ゾゾゾ
純「私は鈴木純いいます」
澪「鈴木・・・あぁ・・・・梓の友達の鈴木さん・・・」
純「純でいいです。もしくはじゅんじゅん」
澪「純ちゃんで」キッパリ
純「うん。さっきまで気絶していたわりにはいい判断、さすが、澪先輩です」
澪「えっと・・・///・・それで純ちゃんがどうしてけいおん部の部室にいるのかな・・・」
澪「今日は部活は休みのはずなんだけど・・・・」
121 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 18:53:34.34 ID:Phpr7ImF0
純「うーーーん・・・照れ隠しして話をそらす澪先輩もキュートでかわいい・・・
じゃなくて、その件についてはですね、
サラッというと3文字もしくは2文字ですんじゃうんで詳しく言うとですね」
澪「あ、いや、2文字、3文字ですんだほうがいいんだけど・・・」
澪「(最初に言ったことは聴かなかったことにしよう)」
純「まぁ、それにつきましてはまた後で言うとして・・・・」
純「澪先輩、今日は楽器はもってきてますか?」
澪「楽器・・・・エリザベっ・・・・ベースならもってきてるけど・・・・」
純「(エリザベ?)それでこそ澪先輩!!!話が早くていい!!じゃあ、さっそくですけど」スッ
澪「あれ・・・・ベース?純ちゃん、ベース弾けるのか!?」
純「趣味でかじる程度ですから澪先輩には遠く及ばないですけどね」
澪「いや・・・自分をそんなに卑下するのはよくない・・・楽しんで弾くからこその音楽なんだから」
純「まぁ・・・・楽しむには技術も必要だと私は思いますけどね」
純「特にレベルの高い誰かと弾くってことになると・・・」ボソッ
澪「?」
122 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 19:03:06.85 ID:Phpr7ImF0
純「まぁ、とにかく!澪先輩!!!今から私、1曲弾くんで聴いててください」
澪「あ・・・・う、うん・・・・?」
純「よっし・・・・まずはこの曲!!!!」
ベース「ぴゅあぴゅあはーーーと」
澪「え・・・・この曲は・・・・・」
ドゥアーン!
純「ふぅ・・・」
純「どうでした?」
澪「えっと・・・ところどころよかったんだけどな・・・」
純「ふむふむ」
澪「あとは全然ダメだな」どーん
純「ぎゃあwww意外にも辛口www」ガーン
123 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 19:15:37.18 ID:Phpr7ImF0
澪「あ、えっと・・・・なんかごめん」
純「いえ・・・いいんです・・・」
純「覚悟はできてなかったけどしっかりと現実を受け止める力を養いたいです、はい」
澪「えっと・・・(な、なんかキマヅイ・・・・)」
澪「い、今の曲は練習を始めてどれくらいなんだ?」
純「これは一昨日梓から音源をもらったので・・・・実質1日・・・盛って4日ぐらいですかね?」ウーン
澪「え?」
純「え?」
澪「1日でこれ・・・?」
純「あ?」
澪「あ、い、いや・・・そんなニラまなくても(全然現実受け止められていないんじゃないか!!)」ガクガクガクガク
純「あ、すいません、つい癖で」テヘペロ
澪「い、いや・・・(癖って・・・しかも私関連のギャグ・・・)」
124 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 19:21:51.03 ID:Phpr7ImF0
澪「『1日でこれ』っていうのは、言葉が足りなかったけど、その・・・」
澪「バカにしたんじゃなくて・・・すごいなって思ったんだよ」
純「すごい?私が?」
澪「梓からは楽譜はもらったの?」
純「いえ・・・梓はケチなんでいつだって音源だけです」
澪「音源だけか・・・なら本当にすごいよ・・・・」
純「はぁ・・・」
澪「あのさ、Bパートのところでちょっと左手をさ跳ねる感じにしただろ?」
純「あぁ・・・ここですね」ボボットッ、ボーン
澪「そこはどうしてそういう風に弾こうと思ったんだ?」
純「・・・・えっとですね、まぁ、才能が開花したっというか、」
純「こうちょっろと思い浮かんできたっていうか、アドリブっていうか・・・」
澪「アドリブ・・・・純ちゃん・・・・本当にベースの才能あるんじゃないのか?」ブルッ
125 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 19:27:13.54 ID:Phpr7ImF0
純「え・・・そ、そうですかね・・・?私もちょっとそう思うっていうか、もうむしろ前世からの因縁っていうか・・・」
澪「あの箇所は私がプロの人の演奏を参考にして演奏に取り入れてみたところなんだよ・・・それを自分で考えてやってしまうなんて・・・」ゴクッ
純「あははは・・・・マジですか?私、とんでもないですね」hahahaha
純「(本当は梓の撮った澪先輩の弾いてる映像をズームで見まくって練習しただけなんだけどね!)」
澪「純ちゃん・・・私よりすごいや・・・」
純「(もうあとにはひけねぇな、こりゃ♪)」タハッ
126 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 19:34:35.69 ID:Phpr7ImF0
5-3話 純「五月雨二重奏」
澪「やっぱり私には才能なんてないのかもしれない結局詩の方もみんな陰で笑ってんだろぁぁあああ」ブツブツブツブツブツブツ
純「(なんか澪先輩の変なスイッチ入ってもうたーーーー!!!!)」エエエエエ
純「ま、まぁ、澪先輩!!!そんなことお気になさらないで・・・・」
澪「」ブツブツブツブツ
純「(えwwwなんかいつもの澪先輩からは想像できないくらいねちっこい落ち込み方なんですけどwww)」
純「(だ、誰か澪先輩の取り扱い説明書もってこい!!!!)」アタフタアタフタ
澪「」ブツブツブツブツブツブツ
130 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 19:42:11.82 ID:Phpr7ImF0
純「(てか、さっき澪先輩『技術より音楽は楽しむことが大切だ』みたいなこと言っちゃって本当は自分が一番きにしてんじゃないの!?
こんなに落ち込んじゃってさぁ~。私は澪先輩のマネして演奏しただけなのになぁ~~)」
純「(手の先だってこんなに・・・ボロボロだっての!!!!めっちゃ痛いっての!!!
人が本来進化の過程で望んでた手の先の使い方とはベースはかけ離れすぎだっての!!!
親指ははじくためのものじゃないの!!!)」
純の手の先「ボロッ」
純『くそったれぇごまんたれぶぅ・・・・才能がないやつが努力するなんて当たり前ジャン・・・
しかも、私の性格上それをあからさまに隠すなんてもっと当たり前ジャン・・・
ついでにいうと演奏の仕方マネしたのだって手の先があの演奏方法だと痛くないからだっつの!!!』
純『私みたいなやつが澪先輩よりもちょっとばかしうまく弾いたからってそれですか、その態度ですか。
私みたいなやつは、うまく弾いちゃいけないんですか!?あぁ!?』
※澪より純はうまく弾いてません
純『でもそれでも私はうまくならなきゃいけないんだおぉぉおおおおお!!!!』
純『さすがの澪先輩でもなんだかイラっ☆ときちゃったもんねぇぇぇぇええええ!!!!』
131 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 19:45:37.14 ID:Phpr7ImF0
純「(な~~~んて澪先輩にいえたらどれだけいいでしょうね。ねぇ、今の私)」プヒョ
澪「」ブツブツブツブツブツブツ
純「(こんな状態の先輩に私の感情を畳み掛けたところで、
それはもう・・・・今の苦しみのやつたありにしか私は思えないよ。今の私)」
純「(・・・まぁ、さ。少なくとも、澪先輩の演奏方法を完コピはできたみたいだし・・・・
それで、今は、今の自分を誉めようぜ、過去の私)」
純「(・・・誘われたときには、待たせちゃいけないんだからさ。
今はたくさん侮られていいんだ。心の垢をためてためてためまくって、
いつの日かそれを私の力にすればいいんだ・・・・)」
澪「」ブツブツブツブツブツブツ
純「(よっし・・・)」
132 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 19:54:06.75 ID:Phpr7ImF0
♪~~~~
澪「ツブツブツb・・・・このイントロは・・・・」ハッ
純「(よし、なんとか気をひけたかな・・・あとは・・・たしかここはこうで・・・・)」ベベンベ~
純「いたっ!?」
澪「ど、どうしたんだ!?」
純「あ、いえ・・・・な、なんでもないです・・・・
ちょっとはりきりすぎて溢れんばかりの負けん気を抑えきれなくなって・・・・
(サヨナラ指の先のひふぅうぅwwwww)」ハハハハハ
澪「?・・・・大丈夫なのか?それは」
純「あ、はい。大丈夫ですからまったくご心配なく」hahahaha
澪「そ、そうなのか・・・よかった・・・というか、ちょっとボーっとしていたよ。すまん」
純「は、はぁ・・・ボーっと・・・ですか・・・?(ひょっとして澪先輩ってちょっとヤンでる人?)」
澪「それより・・・さっきのは・・・」
純「あぁ・・・HTTの新曲ですよね?」
澪「うん。新曲というか、一番新しい曲だな・・・その曲も梓が?」
133 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 19:58:14.42 ID:Phpr7ImF0
純「はい。梓が『ベースが特にかっこいい曲だよ』って言って渡してくれましたよ」
澪「そうか・・・べ、っベースがかっこいいか・・・///」ツェレッ
純「でも、かっこいいけど、これかなり難しいんですよね」
澪「えっと・・・どこが難しいんだ?」
純「たとえば・・・ここですかね?」ベベドゥドゥベーダゥダゥ
澪「あぁ・・・そこか・・・」
純「私の弾き方だと、どうも指の動かし方が悪いんだろうことはわかるんですけどね。
そっからどうすればいいのかがまるっきりわかりません」サッパリサッパリ
澪「そこはだな・・・ちょっとまってて・・・」
純「はい」
澪「百聞は一見にしかずっていうしな。私がちょっと弾いてみるから・・・」ガサガサゴソゴソ
134 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 20:02:34.83 ID:Phpr7ImF0
―15分後―
純「なるほどーそこはタッピングからの流れるようなグリッサンドで薬指がしなやかにぐんなりとー」
純「ってそんなことできるわけないじゃないですかっっ!!!」カッ
澪「ぴひゃ」ビクッ
純「あ、いきなり大声だしてすいませんした」謝罪
澪「ははは・・・ま、まぁ・・・なれるしかないかな・・・私もかなり練習したし」タハハハ
純「そうなのですか・・・澪先輩がかなり練習したなら、
私はその10倍は練習しなきゃならんですな!」
澪「そ、そんなおおげさな・・・・」
純「」メモメモメモ
澪「て、聞いてないし・・・・」ションボリ
純「で、さっきのとこが・・・」メモメモ
澪「・・・・」
澪「なぁ」
純「はい、なんでしょうか」ニコっ
135 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 20:10:58.46 ID:Phpr7ImF0
澪「純ちゃんはさ、その・・・どうしてそんなに熱心に私達の曲を練習してるのかな?」
純「へ?そんなのHTTが好きだからですよ」サラッ
澪「いや・・・いくら好きでもさ・・・なんというか・・・・
私も、さっきの曲を含めて2曲しか聴いてないけどさ、どうやら私の演奏を真似ているっというか。
・・・・むしろ、コピーをしようとしてるような感じがものすごく一緒に練習してて伝わってきたんだ」
純「・・・」
澪「多分さ、2曲だけじゃなくてもっと私達の曲弾けるんじゃないかな?私みたく」
純「えっ!?な、なにをおっしゃる澪先輩!!
いくらHTTが好きだからってそんな何曲も弾けるわけないじゃないですか!」シドロモドロ
澪「でも、どうもそうには思えないんだよな…その、ボロボロな左手見てる限りでは、さ」
純「」サッ
澪「無我夢中にベース弾くとそうなるんだよな…私も経験あるからわかるよ」
純「えっとぉ…」
澪「別に、責めてるわけでも怒ってるわけでもなくてさ、純粋に『興味』があるんだよ」
純「きょうみ?」
136 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 20:18:56.11 ID:Phpr7ImF0
澪「うん。どうしてそこまでベースにこの人は熱中しているんだろう、
この人をここまでベースに向かわせているものは何だろうっていう『興味』」
純「……(興味か)」
澪「あ、いや、その、無理に聞こうとかそういうのは全くなくてただ、その…ゴニョゴニョ」
純「……あの」
澪「………うん、な、なんだ?」ゴクッ
純「取り敢えず、聞きたいんですけど」
澪「お、おう」ゴクッゴクッ
純「自分たちの曲を私みたいなやつに、こう……、なんというか、
私は梓を通して音源手にいれて。
いわば、根回しみたいなそんなことさせて練習してるんですが、
それについて嫌悪感とか沸きますか?」
澪「嫌悪感…」
純「嫌悪感ってか…気持ち悪いとか、私に対して思いましたか?」
澪「え…いや、うん、ぜ、全然嫌な気持ちはしなかったよ」
純「…」
137 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 20:25:52.40 ID:Phpr7ImF0
澪「純ちゃんは一生懸命弾いてくれてるからかな…
私は嫌な気持ちは本当にないよ」
純「よ、よかった」ホッ
澪「…逆にどうして純ちゃんは・・・・」
澪「私達の曲をそんなに一生懸命弾くのかなって思うくらいだよ」
澪「本当に、なんでなんだ?」
純「……」
純「梓のためです」
澪「梓?」
純「ベース弾くのは元々は自分の趣味です。
でも、やっぱ今こんなにベースに打ち込むのも、
HTTの曲ばっか練習するのも梓のためです」
純「いや、むしろ梓のおかげですかね、うん。
前の私はやっぱベースに対してもっとチャランポランだった気がするし…」タハハ
澪「……」
138 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 20:35:14.57 ID:Phpr7ImF0
純「澪先輩?」
澪「えっと、…どうして梓のためなのかな?」
純「だって…先輩たち…」
純「梓残して卒業しちゃうじゃないですか」
澪「……」
澪「なら、こんな風にこっそり隠れるなんてしないで、
今からでもけいおん部に入ってくれればいいじゃないか」
純「私も最初はそう思ってたんですよねー。
で、HTTの曲をある程度弾けるようになってから入部して
みんなを驚かせてやろう、と」
純「ほら、ヒーローってかならず後から現れるってのが相場でしょ?」ズビシッ
澪「あ、あぁ…?」
純「でも、今日ここに来て考えが変わりましたえぇ、変わっちゃいました。
そりゃ、もう365度ほどね!!」
澪「………(この子の頭は律並なのかな・・・?)」
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/03(日) 20:37:32.72 ID:+CzJdUKL0
365度www
140 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 20:47:16.40 ID:Phpr7ImF0
純「いつかどこかでなにやらお偉いさんが言ってました
『空間を造るのは場所じゃない、人だ』と」
澪「……」
純「けいおん部。今、その言葉通りのことが起きてます。
私は、この身をもって体験しました」
純「けいおん部を造るのは、場所じゃない、人である、と」
純「だから、私が今けいおん部に入ったとしても、
それは梓のためにならない。私のためにだってならない」
純「先輩たちが卒業した後に自分から入っても、
きっと梓はそれを同情としか受け取らない!!」
純「私は心から梓と演奏したいのにっ!!!!」
純「梓に、『先輩たちがいなくなって、今傍にあるものがすべてなくなったって、
また私たちと始めればいいんだよ』なんて、・・・・そんなこと、」
純「・・・・・言えませんよ」タハハハ
澪「……」
141 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 20:52:28.37 ID:Phpr7ImF0
純「出来れば、今あるものを全て引き継ぎたいです。雰囲気も、空間も、音楽も…」
純「てか、演奏者が変われば、演奏自体かわるし…。そんなこと出来ないなんてこと、判ってますけどね」フヒヒ
澪「純ちゃん…(いいセリフなのに笑い方が気持ち悪い・・・)」
純「なんでしょう?」
澪「私、色々純ちゃんを見直したよ」
純「え!?惚れ直した!?」
澪「」
澪「ほ、ほ、惚れ直してない惚れ直してない…///」ブンブンブンブン
純「いや、冗談なんでそこまでマジに否定されると悲しくなるというか・・・」
澪「」
純「あ、冗談なんで本気で受け止めないでくださいね」
澪「」
純「(澪先輩からかうのおもしれーーー!!!)」
純「(梓もコレくらい素直になってくれればいいのになぁ~)」ウンウン
澪「(く、くそぉ・・さっきから純ちゃんのペースにはまりまくってる私がいる・・・・///)」
142 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 20:55:55.55 ID:Phpr7ImF0
純「まぁ、だからとにかく、梓が認める私になるしか私に道はないのですよ、澪先輩」オK?
澪「……なんだか、ごめんな、純ちゃん…」
純「ははは、いいんです。自分が好きでやってることですから」
ドアガチャ
澪純「?」
ムギ「二者面談が終わって、ベースの音がきこえたから澪ちゃんがいると思ったんだけど・・・」チラッ
澪「あぁ・・・ムギか・・・今日は部活は休みだよ」
純「」ドキドキ
ムギ「えぇ・・・でも、きちゃったから、お茶いれるわ」ニコっ
純「(私の存在スルーwww)」
ムギ「」チラッ
純「(あ、よかったwww今チラッとみたwww私存在してないかと思ったwww本当によかったwww)」
143 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 20:59:08.52 ID:Phpr7ImF0
ムギ「ええぇっと・・・そちらは・・・」
純「私は梓の友達の純です!はい。それ以上でも以下でもありません」
ムギ「そうなの。お茶、飲むわよね?」ニコニコ
純「えっと・・・、でも・・・・」
ムギ「お茶はみんなで飲んだ方がおいしいから。純ちゃんの迷惑でなければ、ね?」ニコニコ
純「あ・・・なら・・・・ぜひ・・・・お願いします」
ムギ「はーい」ランランルー
ズズッ
澪純「おちゃがうめ~~~」ホッ
ムギ「ありがとう」ニコニコッ
澪「ペチャクチャペチャクチャ」
ムギ「ペチャクチャペチャクチェ」
純「(どうしてこうなった!)」ズズッ
144 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 21:09:22.19 ID:Phpr7ImF0
純「(いやーまさか、興味でけいおん部の部室に来てみたら、
まさか澪先輩にベースを教えてもらえて。
あまつさえムギ先輩のお茶までいただけるなんて思ってもみなかった)」ズズッ
純「(あ、そういえば、梓の予想は違ってたな)」チラッ
澪「やいのやいの!!?」
ムギ「すったもんだすったもんだ♪」
純「(唯先輩と律先輩じゃなくて、澪先輩とムギ先輩がきたよ)」クヒヒ
純「(まぁ、なにが起こったとしても私はベースを弾くまでだよ、梓くん♪)」ズズッ
純「(うん、やっぱ、どっちにしろ憂は私専属のお茶係として入部決定だな)」ウンウン
ムギ「あ、純ちゃん、窓の外みてみて」
純「へ?」
澪「雨、いつの間にかやんでたんだな」
純「・・・・あ」
146 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 21:18:19.85 ID:Phpr7ImF0
6話 憂「冬の日」
梓「はい、これ」
純「あぁ、うん」
梓「あと・・・これも・・・」ガサゴソ
純「?」
梓「ムギ先輩が憂に、って・・・」ワタシ
憂「え?私?」ウケ
147 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 21:22:17.01 ID:Phpr7ImF0
文章が抜けてた
>>144 ムギ「あ、純ちゃん、窓の外みてみて」
純「へ?」
澪「雨、いつの間にかやんでたんだな」
ムギ「きれいねぇ~~」ハァ
澪「なんだか、久しぶりに見るかも」
純「・・・・あ」
149 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 21:30:25.26 ID:Phpr7ImF0
純「なになにー憂にだけなにー?私にはーあずさー私にはー」
梓「純にも・・・不本意だけど・・・澪先輩から・・・」ワタシ
純「やったーーーありがと!あずさーーうれしいから不本意って言葉は聴きながしとくー」ウケ
憂「なにかな・・・?」ペラッ
純「なにかなー(まぁ、音源と一緒ってことは大体予想ついてますけどね!)」
憂「あ」
純「(はい!ktkr!予想的中!そして澪先輩の字はあいも変わらずかわいい!)」フヘヘ
梓「・・・」
150 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 21:40:07.19 ID:Phpr7ImF0
憂「楽譜だ・・・しかもキーボードのパートの・・・・」
憂「・・・なんで・・・?」キョトン
梓「私もどうしてかわからないけど、澪先輩もムギ先輩も渡せばわかるからって・・・」
梓「純はなんでかわかる・・・?前回も澪先輩からもらってたけどさ・・・」
純「へ?」
梓憂「」ジー
純「(え!?そんないきなり2人に見つめられたら・・・・)」
純「(照れちまう・・・・///)」テレテレ
憂「?」
梓「(なぜ照れる!?)」
憂「純ちゃん、なにか心あたりある?」
純「う~~ん・・・心あたり・・・・」ポクポク
梓「・・・」
151 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 21:51:00.46 ID:Phpr7ImF0
純「あ!」ピーン
純「わかった・・・心あたりあるわ・・・・もう私、確信犯だわ・・・」ザワッ
梓「え?なになに!?」
純「憂!うい!うぅ~~い!!耳かして!みぃみぃ!!」チョイチョイチョイ
憂「?」トテテ
純「ゴニョゴニョゴニョ」
憂「うんうん」
梓「(一体、なんなの・・・?)」
純「ゴニョゴフーフーニョゴニョ」
憂「うんうn、ふはは・・・純ちゃん、くすぐったいよぅ」ケラケラ
純「あ、ごめん、わざとだわ、ほら、憂かわいいから。私ってば、今、確信犯だし」
憂「純ちゃん・・・///」
梓「いや、ほんとになんだよ、これ」
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/03(日) 21:57:54.04 ID:+CzJdUKL0
_ ... -―- ... .ィ
. ト、 , .´: : : : : : :: : : :`丶-、/:└―‐ァ
ィ―┘: ヽ/: : : : : : : : : : : : : : : : : : :\: : : : `ヽ_
. 丿: : : : :/: : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : :∨: : : : :〈
__/: : : : : :/: /: : : : : : : イ: :!: : : : :∧: :ヽ: : : : : : : : :<
`ァ: : : : /!: :l: : :|: |: : :/ |: :|: : : : :l '. : :|: : : |: :ト: : : : :\
7 : : /: : レ:!: :|:|: : i⌒l :|: : :!: :|⌒'.: :|: : : |: :|: : : : :「´
}: : : : : : !: :|: : :l: |: :.′、Ⅵ: : |: :j, '∧: : :!: :! : r‐┘
.  ̄フ: : : ',: :l: :: :!:从| _-!|: : ハ/ =--_L !: /: //:ノ
7.イ: :ハ_!: : :! 'ラヮ¬  ̄ Tフ T´!/ 仆v'
∨^{ ,.ト、l '.弋_ノ 弋_ノ 彳 l ごめん、わざとだわ
. l ぃ ` ! .ノ ほら、憂かわいいから
丶、 ’. "" "" '´
`¨ヽ r┐ ノ 私ってば確信犯だし
丶、 丶' . イ、
. > ‐ </ ∧___
ハ / /::.:l::.::丶、
// ヽ / /::.::.!:.::.::.::.:`丶、
. /:: /| .f>-、 /::.::.::|::.::.::.::.::.::.::.::\
. /::.::.::/: ! // !い. /::.::.::.:|:.::.::.::.::.::.::.::.::.::.\
l::.::.:/::.::レ l 「! |. ∨::.::.::.:ノ:.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.l
|::.::.::\:l 〃ハ ぃ ∨.::r'.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::!
154 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 21:58:51.99 ID:Phpr7ImF0
純「・・・・ゴニョ・・・まぁ、っていうわけだから。おk?憂ちゃんよう?」
憂「うん、わかったよ~!けいおん部のみなさんって本当に優しいんだねぇ~」ニコニコ
梓「え?何なの?けいおん部がどうしたの?私にも教えてよ、純」
純「・・・」
純「やーだーよー」
梓「え?」
純「梓には教えてやんないよ」
憂「純ちゃん」アセッ
梓「え?・・・・・え?」
純「・・・・」プイッ
憂「じゅ、純ちゃん、そういう言い方しちゃダメだよ・・・」オロオロ
純「・・・・」プイプイッ
梓「」ムカムカ
155 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 22:07:02.61 ID:Phpr7ImF0
憂「梓ちゃん、あのね・・・」
梓「いいよ、憂」
憂「え?」
梓「別に、先輩方から純が楽譜もらおうがどうでもいいし!!」ガタタ
梓「じゃ、私もう帰るから!!今日部活ない・・・てか、今私がないって決めたし!!!」ダッ
憂「・・・・行っちゃt」
梓「」ヒョコ
憂「あ、梓ちゃ・・・」
純「・・・」
梓「モップヤロウ」ボソッ
純「!?」
梓「」ダッ
純「あずさーーこのやろーーーだれがモップだーーーー」ダッ
憂「えっ!?ちょっと!?2人とも!?」タッ
156 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 22:16:50.02 ID:Phpr7ImF0
純「ゼーハーゼハーゼハーーー」グッタリ
憂「だ、大丈夫?純ちゃん」
純「梓のやつ・・・足速すぎるだろ・・・あいつ・・・」ゼーハーゼハー
憂「あっというまに見えなくなったね・・・」
純「モフモフはまだいい・・・・我慢する・・・」
純「だがしかし・・・モップだけは・・・モップだけは・・・・クゥ」ダンダンダンダン
憂「純ちゃん・・・」ヨイショッ
憂「純ちゃんも悪いんだよ?」
純「・・・、わかってるよ・・・それくらい」ハーハー
憂「どうしていきなりあんなこと言うの?梓ちゃん、傷ついたよ?きっと」
純「・・・・私なりの・・・・愛情表現だよ・・・・」フーフー
158 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 22:25:02.96 ID:Phpr7ImF0
憂「梓ちゃんへの?」
純「・・・・うん、そうだよ。てか、あれで憂への愛情表現だったらおかしいでしょ。
梓、ホントにかわいそうでしょーが」ハフー
憂「うん、たしかにおかしいね。まぁ、でもさっきのも端から見てて十分おかしかったけどね」
純「ほんとにね。梓、なんかかわいそうだったね」ハハハ
憂「うん。かわいそうだったよ。悲しそうな顔してたよ」
純「うん・・・だね」
憂「どうしても梓ちゃんから誘ってもらわなきゃダメなの?」
憂「それって純ちゃんのエゴの押し付けじゃない?」
純「・・・」
純「うーいー」
憂「うん。なに?純ちゃん」
純「よく、わからん」ハー
憂「うん、私も考えてるけどよくわかんない」フー
160 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 22:35:31.33 ID:Phpr7ImF0
純「とりあえず、胸がくるしいや」
憂「そっか」
純「久しぶりに走ったからかな・・・?」
憂「昨日、体育でマラソンしたよ?」
純「・・・・憂はたまに、本当にたまに、もうすこし、空気よもうね?」ハハハ
憂「?」
純「まぁ・・・・いいや。やっぱそのままでいてくれ」
憂「梓ちゃん、大丈夫かなぁ」
純「さぁ」
憂「無責任」
純「グゥの音もでねぇ」
161 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 22:45:30.12 ID:Phpr7ImF0
梓「~~~~~~!!!!」ダーッ
梓「なんなのさ、あのモップめ!!モップめ!!!」ダーッ
梓「(どうして、どうして、どうして!!!!!みんな・・・みんな・・・・)」ダッ
梓「(澪先輩もムギ先輩も律先輩も、憂も純も、・・・・唯先輩も!!!!!どうして私を仲間はずれにするの!?)」グスッ
梓「(もうなんだ・・・なんなんだよぅ・・・・なんか嫌だよぅ・・・・)」グスゥグスゥ
梓「(こんな気持ちになるために音楽してきたわけじゃないのに・・・・」
梓「こんな気持ちになるためにけいおんがく部に入ったわけじゃなかったのに・・・・)」グスッ
梓「(私の心・・・いつのまにかこんなに不細工になっちゃったんだろう・・・・)」ウゥウウ
162 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 22:52:06.83 ID:Phpr7ImF0
ーイ
梓「(もう5人でいられる時間、少ないのに・・・こんなことで悩んでる暇ないのに・・・)」ダーッ
オーイ
梓「あれ?なんか呼ばれるこえが」チラッ
唯「あ、やっときづいたよ!!!オーイ!!!あずにゃん、やーーーい!!!」タッタッタッタ
梓「ゆ、唯せんぱい!?な、なんでおっかけてくるんですか!?」ダー
唯「え?だって、何回呼んでもあずにゃんがなかなかきづいてくれないからおっかけるしかないじゃん!!」タッタッタッタ
梓「た、たしかに・・・てか、なんでいるんですか?(今、こんな気持ちで先輩に会いたくないよ)」ダッ
唯「あ、こらスピードあげるんじゃないよ!?」ダッ
164 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 22:57:19.96 ID:Phpr7ImF0
唯「おーい、こらーきみはかんぜんにほういされているぅーーー!!とまりなさーーい!!」タッタッタ
梓「いや、どうみても隙だらけですから!!!それにとまれ、と言われてとまるほど私はバカじゃないです!!!」ダッー
唯「なるほど!じゃあ、私がとまってみようかな~~もうおっかけるのやめちゃおうっかなぁ~~」ニヤニヤ
梓「えっ・・・・!?」タッタッタ
唯「(お!あずにゃんのスピードが落ちてる!?)」
梓「・・・・唯先輩もやっぱり・・・・私のこと・・・・」
唯「(あ、あとちょっと、あとちょっとでおいつきますぜ!!!)」フンヌゥゥ~
梓「(1人にするんだ・・・・」ダッ
唯「あ・・・・!!」
165 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 23:01:33.73 ID:Phpr7ImF0
梓「もういいです!!!私は1人でいいです!!!もう誰にも頼りません!!!唯先輩にも!!!!」
唯「え・・・」
唯「あず・・・にゃん・・・?」
梓「うっさいです!!!もう追ってくれるなです!!!」シッシッ
唯「・・・・」タッタッタ
唯「・・・・」タタタ
唯「・・・・」トテテ
唯「・・・・」ピタ
梓「・・・・!」チラッ
梓「(なんだ・・・なんだよぅ・・・・私が悪いわけじゃないのに・・・・)」
梓「(さっきより、もっと悲しいよ・・・・胸が・・・・痛いよ・・・・)」グスッ
梓「(いや、いいんだ、だって、だって!!!!
とまったってことは唯先輩だって、むこうの人だってことなんだ!!!!だからこれでいいんだ!!!!)」ダッ
166 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 23:10:34.47 ID:Phpr7ImF0
唯「・・・・あずにゃんがシッシッてした」
唯「・・・・グスゥ」
唯「!!うぅううううう!!!!!!」ゴシゴシゴシ
唯「私・・・・あずにゃんに頼られてたんだ・・・・知らなかった・・・・」ハハハ
唯「そんなに・・・グス・・・いい先輩じゃないのに・・・いっつもあずにゃんに怒られてばっかりなのに」グスッ
唯「でも、・・・・」
唯「あずにゃん・・・・私、やっと気づいたんだ。この1年は楽しいことだけじゃないんだね」
唯「おいかけなくちゃ」トテテ
唯「1人にしたくないけど、1人にしちゃうよ」タタタ
唯「どうしたらいいんだろう」タッタッタ
唯「あずにゃんはどうしたいんだろう・・・」タッタッタ
167 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 23:22:15.57 ID:Phpr7ImF0
梓「ハッァッハァッハァ」タタタ
梓「ハァ・・・・ハァ・・・うぅううううううう」タタタ
梓「ううぅうううう・・・・グスッ・・・・ハァ・・・グスッ・・・・」タタタ
梓「最低だ・・・・私・・・・グスッ」ピタッ
梓「唯先輩は悪くないのに・・・・おいかけてきてくれたのに・・ヒック・・八つ当たりしちゃったよ・・・・」
梓「シッシって・・・・犬かよ・・・バカじゃないのかな・・・わたし・・・グスッ」
梓「純だって憂だって、先輩たちだって自由に音楽してるだけなのに・・・」
梓「どうしてそこに入れないってだけでこんなに悲しいんだろう・・・グスッ」
梓「今でもこんなに悲しいのに、来年から1人でなんてできるわけがないよ・・・・うぅうううぅ」
梓「どうすればいいの・・・ほんとに・・・・どうすればいいの・・・」
梓「わかんない、わかんないよ・・・うぁぁああああああ」ポロポロポロ
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/03(日) 23:23:43.71 ID:+CzJdUKL0
あずにゃんはよくなくよね
169 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 23:34:08.46 ID:Phpr7ImF0
ギュ
梓「ふえぇ!?」
唯「あずにゃん」ゼェゼェ
梓「どぅいぜんばいぃいい・・・・だ、だんでぇ・・・・!?」ポロポロポロ
唯「だんで?え?私ってダンディーかな?そんなこと言われたことないんだけどな」ハハハ
唯「あ、でも、ギー太と出会ってからちょっとはムキムキになったかもしれないけどね!」
梓「い、いや・ヒック・・・そうじゃなぐでぇ・・・・だっ・・・ヒック・・・ダッ」ボロロロロ
唯「ゆっくりでいいよ?いったん泣いちゃうとなかなか止まんないよね」アルアルー
梓「グスッ・・うううう・・・・・ぐぅ・・・はぁ・・・ズズズゥ」
梓「だっ・ハァ・・っな、なんで、ごごにいるんですがぁ?」ズズッ
唯「うん?」
171 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 23:48:26.21 ID:Phpr7ImF0
梓「わだし・・・さっっぎ、ぜんばいびひどいごどぉをしだのにぇ・・・」
唯「私、あずにゃんのこと、好きだらけだから、追ってくるなって言われてやめるほどバカじゃないんです」ハハハ
梓「なんですか、ぞれ・・・」ケホッ
梓「でも・・・でも・・・」ジワッ
唯「?」
梓「ぞれなら・・・追うのやめるとか・・・言わないでぐだざいよ・・・」
唯「・・・うん」
172 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 23:53:09.44 ID:Phpr7ImF0
梓「卒業しちゃうぐぜに・・・ひっ・・・ひどりにするぐぜにっ・・・」グスッ
唯「・・・・ごめんね、あずにゃん・・・ひとりにしちゃう・・・・」ぎゅ
梓「うぅうううううううううう」ポロポロポロ
唯「・・・・ごめんね」
梓「」ポロポロポロポロ
唯「(言葉って・・・・無力だ・・・)」
梓「うわぁああああああああああん」
唯「(違う・・・私が・・・・)」
唯「無力なんだ・・・」ポロッ
173 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 23:55:16.61 ID:Phpr7ImF0
純「あ、憂、雪だ」ホゥ
憂「あ、ほんとだ。今日降るって言ってたもんね」ハフゥ
純「どうりでNIKUMANの暖かさが心にしみいるわけだよ」モグモグ
憂「うん。寒いときのあったかいものって心がほっこりするね」モグモグ
純「梓、ちゃんと帰れたかなぁ?」ムグムグ
憂「電話かけてもでないもんね」ハフハフ
純「まぁ、だからこうして今梓ん家むかってるんだけどね」ムグゥ
憂「ちょっと寄り道しちゃったけどね」モグゥ
純「私たち、心から梓が心配だよね」モグモグ
憂「うん。でも、寒さには勝てないね」モグモグ
純「ぬくもりって偉大だ」ゴクン
憂「偉大だぁ」ゴクン
174 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 23:57:22.87 ID:Phpr7ImF0
憂「ん・・・?」
純「どした?憂」
憂「あれ・・・!!」
純「ん?・・・・あ!!」
唯「うぅぅ・・・・グスッ・・・」ズリズリズリズリ
憂「お姉ちゃん!?」タタタタ
純「ほんとだ・・・、すごい泣いてる!?」タタタタ
唯「うい・・・・も・・・じゅんぢゃん・・・グスッ・・・どうしているの?」ズリズリズリズリ
憂「ど、どうして泣いてるの!?」
純「(も・・・)」
175 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/03(日) 23:59:13.33 ID:Phpr7ImF0
唯「う、うい・・・・そ、その・・・ヒック・・・ウック・・・」ポロポロ
憂「うん、お姉ちゃん大丈夫だから、ね?おちついて」
唯「・・・うううぅうう・・・グスッ」
純「・・・てか・・・・唯先輩がさっきから背負ってズリズリ引きずってるのって・・・・・」
梓「zzz」
憂「・・・・」
純「・・・・」
唯「シクシクシク」ポロポロポロ
純「あずさだね」
憂「うん、まぎれもなく梓ちゃんだね」
177 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 00:00:50.61 ID:IhMKeuZK0
憂「ほっぺたがまっかっかだ・・・・それに・・・泣きあと・・・・」
唯「あ、・・・・私が・・ヒック・・あずにゃん泣かしちゃって・・・うぅうう・・・」ポロポロ
憂「お姉ちゃんもほっぺたまっかっか・・・・」
純「・・・・・」
唯「あずにゃん、泣きつかれて・・・・寝ちゃったから・・・ズスッ・・・」
憂「それで運んでたんだね?」
唯「うん・・スンスン・・・・」コクン
憂「とりあえず・・・寒いしみんな風邪ひいちゃうから、うち帰ろうか?」
178 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 00:06:14.91 ID:IhMKeuZK0
憂「私、梓ちゃん、背負うよ」
唯「え、あ、うん・・・ありがと・・・」
純「あ」
純「私が・・・梓・・・・背負いますから・・・」
唯「じゅんちゃん・・・」
憂「・・・・じゃあ、純ちゃん、梓ちゃんお願い、私は梓ちゃんのギター持つから」
純「・・・ん」
179 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 00:13:13.52 ID:IhMKeuZK0
唯「ごめんね?純ちゃん」ヨイショ
純「いえ、ズリズリひきずられる梓、なんだかかわいそうなんで・・・」ヨイショッ
憂「じゃあ、うち行こうか。ちょっと歩くけど・・・」
純「うん」
憂「お姉ちゃん、大丈夫?これ、ティッシュ」
唯「めんぼくねぇ・・・」ズピピピピピピピ
純「・・・・」
純「(あずさ・・・・軽いな・・・・背負ってる感じがしないや)」ハハハ
純「・・・・」
181 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 00:20:16.42 ID:IhMKeuZK0
=平沢家=
憂「じゃあ、私お風呂の用意してくるから、お姉ちゃんと純ちゃんはリビングに行ってて」
純「うん、わかった」
唯「ありがとう、ういぃぃ」
=リビング=
エアコン「ガーーーー」
唯「こたつあったかいね・・・」
純「・・・はい」
唯「肩まで入っておけば、あずにゃん寒くないかな?」チラッ
梓「・・・・モグモグ」zzz
唯純「(なにか食べてる・・・・)」
182 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 00:25:06.82 ID:IhMKeuZK0
純「あの・・・」
唯「・・・・なにかな?」
純「先輩、エアコンとか苦手って憂に聞いたことあるんですけど・・・」
唯「うん、苦手だよ」
純「つけて大丈夫なんですか?」
唯「大丈夫じゃないけど・・・純ちゃんと、あずにゃんが風邪ひくほうが困るから・・・」
純「・・・・優しいですね」
唯「・・・・・」
唯「優しくないよ」
唯「うん、本当・・・私、優しくなくて、やになっちゃう」ハハハ
唯「あずにゃんに言われたんだ『卒業しちゃうくせに、一人にするくせに』って」
純「めっちゃストレートに言われましたね・・・」
184 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 00:30:41.90 ID:IhMKeuZK0
唯「うん・・・私・・・なにもいえなかったや」
唯「・・・・本当のことだもん」
唯純「・・・・」
純「・・・・わたし」
純「今日ちょっと、梓にひどい態度とっちゃったんで・・・・」
純「・・・私のやり方が悪いのはわかってるけど、あまりにも梓が頼ってくれないから・・・・」
純「梓が感情的になってたの・・・私が悪いのかもしれません」
唯「・・・・・」
唯「・・・・むずかしいね」
純「・・・・・はい」
梓「」zzz
187 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 00:40:13.64 ID:IhMKeuZK0
唯「純ちゃん」
純「はい、なんでしょう」
唯「あずにゃんのために、私はなにもできる気がしないよ」
唯「・・・無力なんだ・・・ほんとうに・・・・」
唯「どうしたら・・・」グスッ
純「・・・・」
純「(私が・・・たった一言『けいおん部入るよ』って梓に言えばいいだけなのにな・・・)」
純「(でも、それを今梓に言ったところで、解決になるのかな・・・・?)」
純「(・・・・わからない)」
188 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 00:45:16.00 ID:IhMKeuZK0
憂「お姉ちゃん」
唯「うい・・・・」
憂「お風呂入ったからお姉ちゃん入ってきたら?身体冷たいでしょ?」
唯「でも・・・・あずにゃん・・・」
憂「お姉ちゃんが風邪ひいたら梓ちゃん悲しむと思うよ?」
唯「あ・・・、う、うん。わかった。入ってくる」
憂「あと、梓ちゃんの家の人に電話したら
『今日は地方に出てて来られない』ってことだから家に泊めるね?」
唯「うん、わかったよ」
純「じゃあ、・・・私はそろそろ帰ります」スッ
憂「ご飯食べていかない?4人分くらいは材料あるよ?」
純「ううん、ごめん。今日は帰るよ」
憂「そっか・・・・」
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/04(月) 00:47:22.77 ID:xzFLIIXV0
とまっていきなよ!
190 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 00:50:44.40 ID:IhMKeuZK0
唯「純ちゃん、今日はありがとうね」
純「いや、私はなにもできてないんで・・・・」
憂「気をつけてね?」
唯「風邪ひかないでね」
純「先輩も。それじゃ、うい、また明日」
憂「うん、また明日ね、純ちゃん」
純「あ・・・・、梓にも『また明日』って言っといて」
憂「うん、わかったよ、純ちゃん」
純「・・・・じゃあ」
191 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 00:54:06.69 ID:IhMKeuZK0
憂「それじゃあ、おねえちゃんはお風呂ね」
唯「ん、わかったよ」トタタタタ
憂「ゆっくりあたたまるんだよー」
唯「はーい」トタタタタ
憂「さて・・・・」フム
192 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 01:01:11.01 ID:IhMKeuZK0
トタトタトタ
憂「梓ちゃん」
梓「」zzz
憂「おはよう」
梓「・・・・おはよう・・・ございますです・・はい・・」モゾモゾ
憂「もう夜なんだけどね」クスッ
憂「大丈夫?気分悪いとかない?」
梓「うん・・・大丈夫、あ、ティッシュもらえるかな?」
憂「うん、どうぞ」スッ
梓「ありがとう」ズズズズ
梓「はぁ・・・・」
憂「目腫れちゃってるね」
梓「うん・・・・たくさん・・・泣いたから・・・・」ハハハ
憂「すっきりした?」
梓「・・・・ちょっとだけ」
193 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 01:10:56.21 ID:IhMKeuZK0
憂「さっき聞いてたと思うけど、今日はうちに泊まってってね」
梓「うん・・・・ありがとう」
梓「いろいろ・・・迷惑かけて、ごめん・・・・」
憂「いいよ~」ヘヘヘ
憂「・・・・」
梓「・・・・」
憂「梓ちゃん」
梓「ん?」
憂「純ちゃんのこと・・・許してあげてね?」
梓「・・・・」
194 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 01:15:33.35 ID:IhMKeuZK0
憂「いつも梓ちゃんのこと、からかってばかりいるんだけど」
憂「純ちゃん、いつも梓ちゃんの心配してるんだ」
梓「でも・・・・今日のは・・・・」
憂「うん・・・・それを含めて、純ちゃん、心配してるんだ、梓ちゃんのこと」
梓「・・・・」
憂「ちょっと・・・、てか、かなりやり方が不器用というか・・・・」
憂「空回りしてるし、梓ちゃん傷つけちゃってるんだけどね」ハハハ
梓「・・・・」
憂「・・・・」
梓「・・・ねぇ、うい」
憂「うん?」
196 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 01:25:11.35 ID:IhMKeuZK0
梓「わたしって・・・・周りの人、・・・頼ってないのかな・・・?」
憂「・・・頼ってないっていうより、ちょっと1人でがんばりすぎちゃうのかな、梓ちゃんは」
梓「そっか・・・」
憂「・・・・」
憂「・・・・詳しく言うと、純ちゃんに怒られちゃうから言えないんだけど」コホン
梓「?」
憂「今度、純ちゃんに会ったら、左手を見てあげてくれないかな?」
梓「ひだり・・・て?」キョトン
憂「うん、左手。チラっとでいいから・・・」
梓「(・・・・純の左手って・・・どんなだっけ・・・・?)」
梓「(憂の指ならさっき夢でモグモグしたんだけどなぁ・・・)」
憂「あと、これ言ったの、純ちゃんに内緒にしてね?」
梓「・・・うん、わかったよ」
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/04(月) 01:26:52.04 ID:sphRovq60
支援
ちょっとこの純ちゃんはいい人すぎ
200 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 01:32:35.23 ID:IhMKeuZK0
憂「それと、私もエゴ押し付けしちゃうんだけど」ヘヘヘ
梓「?」
憂「私、今キーボードの練習がんばってるんだ!!」
梓「・・・・」
憂「まだ、紬さんみたくうまく弾けないんだけどね」
梓「・・・・・そか・・・・憂が・・・キーボード・・・・」
憂「うん、そうなんです」フンスっ
梓「(あぁ・・・・そうなんだ・・・だから)」
梓「(だから・・・・ムギ先輩・・・・・憂に楽譜を・・・・)」ウルッ
梓「(それに・・・・・純と澪先輩も・・・・)」
梓「(私・・・別に仲間はずれにされてたわけじゃなかったんだ・・・)」グスッ
梓「(いや・・・・、むしろ・・・・ちゃんとあったんだ)」グスッグスッ
梓「(私からふれようとしたら・・・・私がほしいもの・・・・ちゃんとそこにあったんだ・・・・)」ポロポロポロ
201 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 01:40:26.65 ID:IhMKeuZK0
憂「あ、あずさちゃんっ!?」
梓「・・・・ずずっ・・・・」ポロポロ
梓「・・・・ご、ごめん・・・うい・・グスッ・・・・・」ポロポロポロ
憂「だ、大丈夫?」
梓「うん、大丈夫・・・・今のは・・・うれしくて泣いたんだよ・・・グスッ・・・」
憂「うれしくて・・・・?」
梓「うん・・・うれしくて、だよ」ポロポロ
憂「そっか・・・・」
梓「でも・・・・私、そしたら・・・・唯先輩にも、純にも悪いこと言っちゃったなぁ・・・ズズズッ・・・」
憂「梓ちゃん」
梓「うん?」ズズッ
202 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 01:44:12.46 ID:IhMKeuZK0
憂「また明日があるから、大丈夫だよ」
梓「また明日?」
憂「うん。純ちゃん帰り際に『また明日って梓にも言っといてくれ』って」
憂「だから、大丈夫だよ」ニッコリ
梓「そっか・・・また・・・明日か・・・・」グシグシ
憂「うん、また明日なんだよ」
梓「うい・・・」
憂「ん?なにかな、梓ちゃん」
梓「ありがとう」ニッコリ
憂「どういたしましてだよ」ニッコリ
203 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 01:50:23.46 ID:IhMKeuZK0
トテテテ
唯「ういーーあがったよーーー」ホカホカ
憂「あ、おねえちゃん!ちゃんとあったまった?」
唯「うん、ご覧のとおり、ユデダコです」ホカホカ
憂「お姉ちゃん、私、晩御飯の準備してくるから梓ちゃんお願いね!」タタタタ
唯「・・・・」ホカホカ
梓「・・・・」
唯「あ・・・」チラッ
梓「・・・・どもです」
204 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 01:56:20.05 ID:IhMKeuZK0
唯「あずにゃん・・・・」ホカホカ
梓「ゆい・・・せんぱい」
唯「・・・・座っていいかな?」
梓「あ、はい!!」
唯「・・・・では」ストン
梓「・・・・」セイザ
唯「・・・・」セイザ
唯梓「「あ、あのっ・・・・・ごめんなさいっ!!!!」」ドゲザ
唯「あ・・・・!」
梓「あ・・・・!」
唯「今謝ったタイミング一緒だった・・・?」
梓「・・・・ですね」
唯「一緒に謝ったら、どっちが悪いのかな?」
梓「・・・・わかりません」
205 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 01:58:36.45 ID:IhMKeuZK0
唯「・・・・」
梓「・・・・」
唯「・・・あずにゃん」
梓「はい・・・・」
唯「私、あずちゃんを1人にしちゃう、そのことにはなにもできない」
梓「・・・・・」
唯「寂しい思いを・・・・させてしまって・・・・本当にごめんなさい・・・・」ペコッ
梓「・・・・せんぱい・・・」
唯「でも・・・、これからのことは・・・何もできないわけじゃないって・・・今さっき思ったんだ」ジー
梓「・・・・?」
唯「あのさ・・・・いつもみたく、ギュってしていい?」
梓「えっと・・・・は、はい。いい・・・・ですよ・・・」
206 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 02:01:14.05 ID:IhMKeuZK0
唯「へへへ・・・・あずにゃん・・・」ギュッ
梓「・・・・ゆいせんぱい・・・」
唯「あずにゃん・・・ひゃっこーい」ギュー
梓「せんぱいは・・・・あったかいです」
唯「あのね、あずにゃん」
梓「はい」
唯「あずにゃんに、私の3年間をプレゼントするよ」ギュ
梓「3年間・・・・ですか?」
唯「うん、そうだよ、私が、3年間ずっとがんばってきたこと」フヘヘ
唯「みんなで、・・・・澪ちゃんと、ムギちゃんと、りっちゃんとで、プレゼントするから」
唯「だから・・・・待っててね?」
梓「はい・・・・待ってます」
207 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 02:10:24.13 ID:IhMKeuZK0
梓「ゆいせんぱい」
唯「ん?」
梓「ありがとう・・・ございます」ギュッ
唯「おぉ~~、!?あずにゃんからだきしめられたよーー!!」ウッヒョーー
梓「そ、そんなに喜ばれると・・・・なんだか・・・恥ずかしいです・・・・///」
唯「あずにゃんにふれたら、それだけでしあわせになれるんだよ」アッタカアッタカ
唯「ありがとう!あずにゃん」ギュ
210 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 02:15:57.72 ID:IhMKeuZK0
7話 純「天使とかいねーから私らにふれろ、梓!」
で~もね~あえ~たよ~すて~きな~てんしに~
純「・・・・」
憂「・・・・」
純「唯先輩の声、校舎中に響いてるね・・・・」
憂「そうだね・・・・」
純「・・・・いい歌だなぁ・・・」
憂「・・・・」
憂「梓ちゃんに『待ってて』って言われたけど・・・・」
憂「・・・・なんの話かな?」
純「・・・さあね」
憂「わかってるくせに」
純「・・・・」
212 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 02:22:08.50 ID:IhMKeuZK0
憂「お姉ちゃんたち、梓ちゃんのためにこんなサプライズ用意してたんだね・・・・」
純「・・・・」
憂「純ちゃん」
純「なにかな、憂さんよ」
憂「けいおん部のみなさんはみんな梓ちゃんのこと、ちゃんと考えてくれてたよ」
純「・・・・」
憂「・・・・」
憂「お姉ちゃんも・・・」
純「・・・・うん」
憂「天使って梓ちゃんのことかな?」
純「・・・さぁ」
憂「みんな、優しいね」
純「ん」
213 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 02:29:59.67 ID:IhMKeuZK0
純「・・・・・うい」
憂「なにかな、純ちゃん」
純「私、・・・・その、さ・・・・」
憂「うん」
純「けいおん部の先輩のこと・・・・」
純「・・・・というか・・・・唯先輩のこと・・・・」
純「梓のこと・・・まったく考えてない人だって・・・・」
純「・・・誤解してたんだ・・・」
純「いや、・・・誤解してた時期もあったんだ」
純「・・・・ごめん」
憂「・・・・」
純「うい、怒ってない?」
憂「なんで私が怒るの?」
純「いや、だって・・・・私・・唯先輩のこと、ちょっと悪く言っちゃったし・・・」
215 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 02:37:20.87 ID:IhMKeuZK0
憂「・・・・純ちゃん」
純「ん?」
だ~いすきっていう~なら~~
だいだ~いすきって~~か~えすよ~~
憂「いい歌だね」
純「うん」
憂「お姉ちゃん、優しいけど、でも、優しいってことがいつも正しいわけじゃないから」
憂「純ちゃんがそう思うのは・・・・怒ってないよ」
憂「お姉ちゃんもきっと色々なやんだんだと思うし」
憂「もちろん、純ちゃんが梓ちゃんのことで一生懸命悩んでがんばってる姿、私見てるから・・・」
憂「きっと、それがすべてだよ」ニコッ
216 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 02:40:51.87 ID:IhMKeuZK0
純「・・・そっか」
純「この曲聴いたら・・・」
純「・・・ほんと、そう思う」
純「・・・・これが、すべてだね」
純「・・・うい」
憂「ん?」
純「ありがとう・・・」ハハッ
憂「・・・どういたしまして、純ちゃん」フフッ
217 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 02:44:23.20 ID:IhMKeuZK0
~ジャーン
憂「あ・・・演奏終わったね」
純「うん・・・・ねぇ」
憂「ん?」
純「その・・・・」
純「憂のこと・・・無理矢理巻き込んじゃったみたいになっちゃったんだけど」
純「・・・・憂はそれでよかったかな?」
憂「・・・・・」
憂「純ちゃん・・・・」
憂「そんなの、ドントコイデスだよ!!!」フンス
純「・・・・ははは」
純「うん・・・・ありがとう、うい」
憂「うん!!」
218 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 02:51:49.12 ID:IhMKeuZK0
ッタッタッタッタッタッタ
純憂「あ・・・・・」
純「きた?」
憂「だね」
220 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 02:55:21.17 ID:IhMKeuZK0
ドアガチャ
梓「じゅんっっっ!!!ういぃぃいいいっ!!!!」ハァハァハァ
純「あずさー遅いぞーーー!!!」
憂「待ちくたびれちゃったよぉ」
梓「えっと・・・・そ、その・・・・」ハァハァ
純「いつもの勢いはどうしたー?」
憂「がんばって、梓ちゃん」
梓「わ、わたしと一緒に・・・」ハァ
梓「」ゴクッ
梓「けいおん、やらない・・・・っ!?」
純憂「・・・・」
梓「・・・・・・」ドキドキ
純「うい・・・・どうする?」ヘヘヘ
憂「どうしようか・・・・純ちゃん」フフフ
222 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 03:00:31.52 ID:IhMKeuZK0
梓「あ、あの・・・・」
純憂「ん?」
梓「思い出たくさん、作りたいんだーーーっ!!!」
梓「絶対、絶対、部長として引っ張っていく!!」
梓「お、お茶の時間もちゃんとするし」
純「梓、お茶いれられるの?」
梓「え!?・・・えっっと・・そ、その・・・・が、がんばる!!?」
憂「トンちゃんのえさやりは?」
梓「トっ・・・・トンちゃん!?えとt、その、私がちゃんといままでどおりにがんばる!?」
梓「と、とにかく、もうがんばる、から、だから・・・その・・・」
梓「・・・・2人と一緒に・・・先輩たちみたいに・・・・」
梓「・・・ううん、それ以上に・・・純と憂と音楽やりたいから・・・・」
梓「け、けいおん部、入ってくださいっ!!!」
223 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 03:06:33.42 ID:IhMKeuZK0
純「・・・・」チラッ
憂「・・・・」チラッ
純憂「・・・・へへ」
梓「だめ・・・・かな・・・」オソルオソル
憂「梓ちゃん、お茶は私が入れるよ」ニッコリ
梓「・・・・へ?」
純「私もトンちゃんにエサあげるよーあげまくっちゃうよーー」
梓「えっと・・・・それって・・・・その・・・つまり・・・・」
純「・・・・まったく、梓はニブチンだなぁ~~」ポリポリ
梓「んなっ!?」
憂「けいおん部」
純「入部しますってことだよ、梓!」
224 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 03:12:10.50 ID:IhMKeuZK0
梓「・・・・よ」
憂「よ?」
純「よ?」
梓「・・・よかった」ポロッ
純「ちょ!?なんで泣くんだよぉーーーー!?」
梓「だ・・・だって・・・エグ・・・・うれしくて・・・グスッ」
梓「うわーーーーん」ポロポロ
憂「あらら、梓ちゃん大丈夫!?」オロオロ
純「泣くやつがあるかばかもーーーん!!!」ビエーン
憂「純ちゃんまで!?」
「あー、あずにゃん、泣かしたーーー!!」
梓純憂「!?」ビクッ
225 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 03:16:38.01 ID:IhMKeuZK0
「こら、唯、大声出すなよ」ヒソヒソ
「あ、ごっごめ・・・モガッ!?」
「いや、もう唯の口ふさいでも手遅れだろ・・・律・・・」
「青春だわ~~~」ポワポワ
「なごむなよ、ムギ」ポカッ
「わーい、りっちゃんにたたかれたーーー」
「あーーー、もうおまえらうるさいってば!!」
「「「そういう澪(ちゃん)がいちばんうるさい!!!」」」
梓「・・・・あのーーーー」グスグス
憂「・・・みなさん・・・・」
純「なにしてはるんすか?」
226 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 03:21:39.56 ID:IhMKeuZK0
澪唯律ムギ「・・・・・・」
澪唯律ムギ「・・・・・・ばれた?」
純「バッレッバレ」ニッコリ
澪唯律ムギ「・・・・・・」
律「にっげろ~~」ダッ
澪「あ、こら、ずるいぞりつ!?」ダッ
ムギ「そういう澪ちゃんこそ」ダッ
唯「・・・・」ポツン
梓純憂「(逃げない!?)」
227 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 03:25:36.83 ID:IhMKeuZK0
唯「純ちゃん?」
純「は、はい!?」
唯「憂と澪ちゃんと・・・それからあずにゃんにいろいろ聞いたんだ」
純「・・・へ?」チラッ
梓憂「・・・・」
唯「・・・・ごめんね?」
純「・・・・」
純「それはきっと・・・お互い様です」
唯「そっか」
純「そうです」
唯「また一緒にいちごパフェ食べに行ってくれる?」
純「・・・・」ヨミガエルパフェノキオク
唯「今度は・・・けいおん部の先輩後輩として」ニッコリ
純「・・・・はい、わかりました」
純「よろこんで」ヘヘヘ
229 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 03:30:22.61 ID:IhMKeuZK0
唯「よかった」
唯「じゃあ、私も逃げるっ!!」ダッシュ
ミンナマッテヨ~ ユイハヤクシロヨー
純「そういうことで、梓」
憂「部長としての初仕事だよ!」
梓「・・・・うんっ!」
憂「私は右手で」
純「私は左手で梓と手をつないでからの~~~」
梓「けいおんっ!」
憂梓純「だいすきーーーー」ピョーン
231 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/04(月) 03:32:15.54 ID:IhMKeuZK0
終わりました
最後の2行が書きたかった!!!
読んでくれた方、ほんっっっとうにありがとう!!!!!
232 :
忍法帖【Lv=12,xxxPT】 :2011/04/04(月) 03:40:22.48 ID:ITbBLolD0
よかったよー
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/04(月) 03:40:58.90 ID:xzFLIIXV0
ようやくこの言葉が言える
おつかれ!
半日以上もぶっつづけとかがんばりすぎだろww
律の絡みだけなかったのは残念だけど面白かった
ほんとにおつかれさん
むしろこっちこそありがとうを言いたい
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/04(月) 03:42:38.39 ID:WJL9AaR90
最初から後半の感じで普通に書いてればなぁ…
途中までの変なキャラ付けがうけつけねーわ
完結させたことは乙
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/04(月) 03:46:41.39 ID:2nEhikkQ0
___
/:::::::::::::::::`ー
/::::::::ミxイ::::::::::ヽ
{::::|:::V ´_}:::八::::}‘,
. /:::::|::::| ≡´ ミ}/::::}
. ^レ::|::/、:::: ヮ :::::}/:N おつかれ
`ー7^内⌒Y^′
♪ に圦 ̄ jヽ
|_8 ̄[,」ノ〉
. ‘ァ元ーと´
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/04(月) 03:54:02.23 ID:+Po8qoKL0
乙!
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/04(月) 04:07:40.97 ID:eilqvq8bP
面白かった!乙。
最後は4巻の裏表紙かな?
純がフリーってことは原作基準みたいだし
243 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/04(月) 04:44:03.56 ID:o9zvJOMm0
お疲れ!
面白かったよ!
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/04/04(月) 04:49:54.69 ID:y0e8MSVy0
ああ!もう!
なんだよこれ!
大好きだよ!けいおん!
>>1.も乙だよ!
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