1 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/08(木) 20:05:47.87 ID:wY5KXfyXO
2 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/08(木) 20:06:44.35 ID:wY5KXfyXO
伊介「そろそろお風呂行こうかな♪」チラッ
春紀「~♪~♪(この曲いいなぁ)」
伊介「……お風呂行こうかな!」チラッチラッ
春紀「~♪~♪…おう!行ってらっしゃい!…~♪」
伊介「」
伊介「……」ズリズリ
春紀「あだだだ引きずらないでよ伊介様…そもそも一緒に行きたかったならそう言えっての……」
3 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/08(木) 20:07:31.25 ID:wY5KXfyXO
ちゃぷん
春紀「はぁーっ気持ちいい」
伊介「いいお湯ねぇ♪伊介お風呂大好き♪」
春紀「今度二人で温泉旅行行こうぜー」
伊介「あんた金ないじゃん♪貧乏じゃん♪」
春紀「何年後になるかねぇ」
伊介「仕方ないから伊介が出してあーげーるー♪貸しだかんね」
春紀「まじか、それは助かるねぇ…」ぶくぶく
4 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/08(木) 20:08:31.07 ID:wY5KXfyXO
晴「あっ、春紀さん!伊介さん!」ガラッ
春紀「おー晴ちゃんに兎角サン」
兎角「ちっ」ギリッ
伊介「あ"?♪」ギロッ
春紀「何があったんだよお前ら」
晴「け、喧嘩しないで…兎角さん…」
5 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/08(木) 20:09:43.31 ID:wY5KXfyXO
晴「ふああ、気持ちいいですね…生き返ります」
伊介「あらあ、胸がついてないとスマートにお湯に浸かれて羨ましいわ♪」
兎角「お前くらい余計なものがついてると色々不便そうだな」
伊介「……」イラッ
兎角「……」イライラ
晴「ちょっと、伊介さんも兎角さんもだめですよぅ…春紀さんも何か言ってくだ…」
春紀「ふぁー、もう上がろう。のぼせちった…」フラッ
晴「すごいマイペースだし……!」
伊介「伊介も上がるー♥︎」
6 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/08(木) 20:10:28.42 ID:wY5KXfyXO
春紀「伊介様の髪長いなー。さっきからなかなか乾かないよ」
伊介「あなたも充分長いじゃない」
春紀「まぁね。でも直毛で羨ましいなー、それにこんなにサラサラ」
伊介「…春紀だって、ふわふわで女の子らしいわよ」
春紀「そう?」
伊介「そうよ」
春紀「へへっありがとー」
7 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/08(木) 20:11:28.41 ID:wY5KXfyXO
春紀「ていうか伊介様、あまり晴ちゃんを困らせちゃだめだよ」
伊介「…うるさいわね」
春紀「兎角さんとだって」
伊介「あいつが…!!」がたん
春紀「ちょ、座ってよ。うまく乾かせないでしょ」
伊介「……」すとん
8 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/08(木) 20:12:37.73 ID:wY5KXfyXO
伊介「なによ、晴ちゃん晴ちゃんって」
春紀「え?」
伊介「私より晴ちゃんなわけ?」
春紀「そ、それは…」たじっ
伊介「時間切れ。もういいわよ、ムカつく♪」ぷい
春紀「えー、伊介様ぁ」
9 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/08(木) 20:13:37.56 ID:wY5KXfyXO
春紀「ん、髪乾いたよ、伊介様」
伊介「はぁーい、ありがと♥︎」
春紀「そんじゃ部屋…」
伊介「今度はあんたの番♥︎」
春紀「いいのか?乾きにくいぞ」
伊介「いいから黙って座ってろ」
10 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/08(木) 20:14:14.77 ID:wY5KXfyXO
兎角「……」フラフラ
晴「ああっ大丈夫ですか兎角さん!もう、逆上せるなんて…」
伊介「くるくるー♥︎」
春紀「ちょ、あんまあたしの髪で遊ぶなよ伊介様」
伊介「いいじゃん減るもんじゃないし」
兎角「あいつらまだ居たのかよ…」イラッ
晴「はわわわわ…」
11 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/08(木) 20:15:30.25 ID:wY5KXfyXO
兎角「ほら、行くぞ」ぐいっ
晴「へ?ぅわっ」
春紀「おぉー、晴ちゃん!なになに、晴ちゃんも兎角サンに乾かして貰うの?」
晴「えへへ、そうみたい…でも晴はすぐ乾いちゃうかな」
春紀「晴ちゃんの髪も綺麗だなー。何使ってんだ?シャンプー」
晴「えっと晴はいち髪のなめらかスムースだよお」
春紀「へぇーそりゃいいな。いい匂いだし」
晴「えー?春紀さんもいい匂いだよっ」くんくん
春紀「あはっ照れるなー」
兎角「……」ギロッ
伊介「…ふんっ」チッ
12 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/08(木) 20:16:19.54 ID:wY5KXfyXO
春紀「フルーツ牛乳美味しいな」
晴「鳰が飲んでてねー美味しそうだなぁって」
春紀「一口飲む?」
晴「えへへ、じゃあいただきます」
伊介「なによ、春紀の奴でれでれしちゃって…つまんなぁい」
兎角「珍しくお前と意見が合うみたいだ」
伊介「……」チラッ
兎角「……」こくっ
伊兎「…」がしっ
13 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/08(木) 20:16:59.92 ID:wY5KXfyXO
兎角「一ノ瀬、この後ちょっと犬飼と大事な話をするから」
伊介「悪いけど、春紀に部屋入れて貰って♥︎」
晴「は、はあ……?」
春紀「……伊介様、まさか兎角サンを…」
伊介「うっさいわね。あんたに関係ない話よ」
春紀「……っ!」
14 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/08(木) 20:18:18.65 ID:wY5KXfyXO
晴「春紀さん……晴は、大丈夫ですから」
春紀「伊介様!!兎角サンは晴ちゃんの唯一の守護者なんだぞ。馬鹿な真似は…」
伊介「うるさい♥︎伊介に指図すんな♥︎」
春紀「な"っ……」
兎角「安心しろ。そんな真似はしないから。…ただ、大事な話をするだけだから」
晴「……っ」ガクブル
春紀「大丈夫だ、晴ちゃん…」ぎゅっ
晴「…春紀さん」
伊介「」イラッ
兎角「」イライラ
15 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/08(木) 20:19:28.52 ID:wY5KXfyXO
一号室
伊介「あーーーーーームカつく!なによなによ!!いっつもさぁ晴ちゃん晴ちゃんってぇ~~」
兎角「わかる!!!春紀がそんな大事かくっそお!!」
伊介「さっきもさあ、まるで晴ちゃんを守るのは自分だ!みたいな感じでさぁーー」
兎角「最近春晴なるものが出回ってるらしいしな…全くどう考えたって兎晴だろ!!!」
伊介「それね!!私なんか自演して春伊推ししてるからぁ!!」
兎伊「あははははは!!」
兎角「一ノ瀬も一ノ瀬なんだよ!!いつもフラフラしててさあぁー……っぷはぁ!!んめえ!」
伊介「おおーいいのみっぷりぃ!今日はじゃんじゃん呑むわよ!!」
16 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/08(木) 20:20:03.18 ID:wY5KXfyXO
香子「失礼するよ。点呼の時間だ」
伊介「んあーーー?何よぉ」
兎角「」ぐびぐび
香子「……ほう、これは…」
涼「香子ちゃんや、ちょっと」ぐいっ
香子「?」
バタン
伊介「はぁ~~?なんなのあいつぅ~~」
兎角「…っぷはぁ!!うめぇ」
17 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/08(木) 20:20:18.40 ID:ESIPLuYlo
よっしゃ春伊ss!!
18 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/08(木) 20:21:12.55 ID:wY5KXfyXO
ガチャ
香子「再び失礼する。……東兎角に犬飼伊介、酒を呑むのは勝手だが…」
伊介「何よぅ、文句あんの!?」
香子「寒河江春紀と一ノ瀬晴が、手に何かをつけて体育館の方へ向かう所を見たぞ」
兎角「!!!」ガタッ
伊介「な"…っ嘘つくなよ、お前!」
涼「嘘じゃないぞ。ワシもこの目で見たからのう」
香子「お前らは…それでいいのか」
兎角「…っ晴!!!」ダッ
伊介「いいわけ、ないでしょ……っ」ダッ
19 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/08(木) 20:22:14.24 ID:wY5KXfyXO
香子「………世話の焼ける奴らだ」
涼「ふふふ、香子ちゃんは優しいのう」
香子「……ふん」
伊介「あだだだだ…走ったら頭が……」
兎角「……おぇっぷ」
伊介「もう、しっかりしなさいよ!!晴ちゃんを守れるのはあんたしか居ないんでしょ!!」
兎角「……そういうお前こそ、これでいいのか」
伊介「………」
兎角「気持ちを伝えられないままで、終わっていいのか!!」ダッ
伊介「…分かってるわよ……うるさいわね!!」ダッ
兎角「…どっちが先に着くか勝負だな」
20 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/08(木) 20:23:48.14 ID:wY5KXfyXO
晴「わぁー春紀さん強い!晴また負けました」
春紀「近くの公民館でよく妹達とやってたからなー。一旦休憩するか?ポッキーどーぞ」
晴「やったぁ、晴ポッキー大好き!」
バーンッ
兎角「晴!!!!大丈夫か!!」
伊介「春紀……っ!!!」
春紀「んー?」ポリポリ
晴「あ、兎角さん達もやります?卓球」
兎角「………は?卓球?」
春紀「結構いい運動になるんだよなコレ…って酒くさぁ!?何やってたんだよお前ら………」
伊介「………な"……な…」へたん
涼「まぁ本当のことを言ったまでだしのう…」
香子「リストバンドをつけて、卓球をしに体育館へ行った。ちょっとぼかしたものの、嘘は言ってないぞ」
21 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/08(木) 20:25:06.83 ID:wY5KXfyXO
春紀『はぁーぁ、あの二人何話してんだろーなーったく…』
晴『晴は、二人を信じていますよ』
春紀『ははっいい子だなー晴ちゃんは』ぐりぐり
香子『一ノ瀬、寒河江。珍しいな、二人で歩いているなんて』
晴『こんばんはー』
春紀『今から体育館で卓球やりに行くんだ』
涼『ほう、それでリストバンドをつけているのか』
春紀『…そうだ、お二人さんさぁー…』ごにょごにょ
香子『いいのか、そんなの。盗み聞きみたいじゃないか』
春紀『大丈夫だって。雰囲気だけでも後で教えてくれればいいから。そんじゃ頼むよ』
涼『頼まれちゃったのう』
香子『……』
22 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/08(木) 20:26:07.88 ID:wY5KXfyXO
一号室
香子『ほう……これは』
涼『香子ちゃんや』ぐいっ
香子『どうした、首藤』
涼『これは勝手な予想じゃが…あの二人は晴ちゃんと寒河江の関係に、やきもきしてしまったんではないかのう』
香子『というと?』
涼『素直になれないあの二人に、救いの手を差し伸べてあげてもいいんではないかの』
香子『ふぅん…仕方ない。首藤がそう言うのなら、手助けをしてあげよう』
涼『ふふ、香子ちゃんもあまり素直ではないみたいじゃのう』
23 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/08(木) 20:26:53.71 ID:wY5KXfyXO
春紀「…で、まんまと神長と首藤に引っかかって、泥酔したままここまで走って来た訳か…」
伊介「うぅ…気持ち悪い……」
春紀「伊介様、あたしの背中で吐くなよー」
晴「ごめんね兎角さん、晴力無いからおんぶ出来なくて…肩なら貸すから」
兎角「」フラフラ
晴「ああん、兎角さんてば…そっちは食堂に行っちゃうよ」
24 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/08(木) 20:28:00.21 ID:wY5KXfyXO
春紀「じゃあお二人さん、また明日なー」
兎角「ああ………」
晴「春紀さん、また卓球やろーねー!」
春紀「ほら伊介様、部屋ついたよ」
伊介「んんぅ……」
春紀「全く、成人してないくせにお酒なんか呑んで…ほら、お水」
伊介「んー……」ごくごく
春紀「気分は?」
伊介「サイアク…」
春紀「ははっだろうなー」
25 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/08(木) 20:28:59.50 ID:wY5KXfyXO
春紀「大体察しがつくけどさ、兎角さんと何話してたか」
伊介「………」
春紀「あたしは、伊介様一筋だよ」
伊介「……あっそ」
春紀「うん」
伊介「………伊介もう寝る」
春紀「おう、おやすみ」
伊介「おやすみー」
春紀「ん?伊介様ベッド間違え……ああそっか」
春紀「(一緒に寝たいならそう言えばいいのに)」くすっ
春紀「(仕方ないなぁ、もう…)」
伊介「……♥︎」スヤスヤ
26 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/08(木) 20:29:51.61 ID:wY5KXfyXO
翌日
伊介「………」
兎角「………」
鳰「なんで伊介さんと兎角さん死んでるんッスか。どこか酒臭いし」
晴「あはは……」
春紀「気にすんな」もぐもぐ
27 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/08(木) 20:30:12.17 ID:l9WIYwJao
春伊っスね
28 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/08(木) 20:33:08.14 ID:wY5KXfyXO
伊介「…ねぇ兎角さん」
兎角「なんだ犬飼」
伊介「頭痛い」
兎角「私は気持ち悪い」
伊介「ねぇ兎角さん」
兎角「なんだ犬飼」
伊介「伊介、結局素直になれなかったかも」
兎角「……私もだ」
伊介「だよねぇ」
29 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/05/08(木) 20:33:43.46 ID:wY5KXfyXO
伊介「…ねぇ兎角さん」
兎角「なんだ犬飼」
伊介「今度、ネイルやってあげようか」
兎角「…そうだな…」
伊介「何色がいい?」
兎角「…」チラッ
晴「?」にこっ
兎角「…赤かな」
伊介「…だよねぇ♪」
終わり
30 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/08(木) 20:35:56.76 ID:wY5KXfyXO
ヘタレな伊介様と兎角さん書きたかったッス
最後伊介様の兎角さん呼びは多少仲良くなったってことで
全員仲良しな黒組と春伊が大好きッス増えて欲しいッス
では
31 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/08(木) 20:37:19.20 ID:wAbjJey9o
よかった
乙
32 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/05/08(木) 20:44:30.56 ID:l9WIYwJao
乙っス
自演は鳰ちゃんと涼ちゃんのの専売特許じゃなかったんですね!
転載元
晴「素直になれない伊介さんと兎角さんの事情」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1399547147/ 10年黒組
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