1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/11(木) 06:22:50.29 ID:39rXkGBj0
泣かれた
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/11(木) 16:35:14.85 ID:4+e0diG5O
既出です
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/11(木) 17:55:51.06 ID:rfNVwCwd0
>>16既出なの?
誰も書き溜めとかしてない?
俺書いていい?
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/11(木) 18:26:08.08 ID:4+e0diG5O
>>19 既出だろうが書き手が違えばまったく別物
ただ俺は似たようなの読んでるから書いても似通ってしまう
というわけでさっさと書くんだ
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/11(木) 18:54:53.26 ID:rfNVwCwd0
黒子「あの、お姉様。なんで無視するんですの?」
美琴「……」
黒子「いいですわっ。お姉様がそのつもりなら」ヌギヌギ
黒子「わたくしの愛をどこまで無視し続けられるかっ、試して差し上げますのっ」ガバッ
美琴「――ッ!」バチバチバチ
黒子「あうんっ!?」バタッ
美琴「……」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/11(木) 18:57:49.25 ID:rfNVwCwd0
次の日の朝
黒子「ハクチュンッ……あら? もう朝ですの? 昨日は確か……」
美琴「あぁ~。今日はよく寝れたわぁ~。顔も洗ったし、気分爽快ね」
黒子「あ、おはようございます。お姉様」
美琴「……」
黒子「もうお姉様ったら、いくらわたくしでも裸のまま放置されたら風邪を引いてしまいますの。いくらお決まりのパターンとはいえもう少し加減を……」
美琴「……」
黒子「あの、お姉様? わたくしの話聞いておられます?」
美琴「あ~。もうこんな時間かぁ。朝ごはんまだあるかしらね?」バタンッ
黒子「あ……」
黒子「…………」
黒子「お姉様。もしかしてわたくしのこと、本気で無視していらっしゃる?」サーッ
>>22俺もホロのとか知ってる。けど黒子のなんてあったっけ?と思って
誰も書かないなら続けちゃうぞ?
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/11(木) 19:00:44.67 ID:95oRBsaeO
支援する
30 :
このネタ何番煎じくらいなんだろうな? :2010/11/11(木) 19:14:36.59 ID:rfNVwCwd0
常盤台中学女子寮。食堂
美琴「やっぱり朝ごはん食べないと力でないわよねー。演算は頭使うし」モグモグ
黒子「あの、お姉様……隣、いいですか?」カタッ
美琴「……」
黒子「お姉様、もしかして怒っていらっしゃいます?」
美琴「……」
黒子「あ、いえ、心辺りがないという訳ではないのですけども……。いつもは無視したりしませんでしょう? ですから」
美琴「……」
黒子「お姉様……」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/11(木) 19:28:27.46 ID:rfNVwCwd0
黒子「……お姉様、今まですいませんでしたの」ペコリ
美琴「……」モグモグ
黒子「わたくし、ちょっと調子に乗り過ぎていましたの。お姉様がそこまで嫌がっておられたなんて……」
美琴「……」ムシャムシャ
黒子「今後、お姉様が本気で嫌がるような事はもう致しませんの。どうか、お許しになって下さいませんでしょうか?」
美琴「……」ゴクゴク
黒子「この通り、黒子は本気で反省していますわ」ペコリのまま
美琴「……」
黒子「お姉様、本当に申し訳ありませんでした……」
33 :
反省しておりますの。だな :2010/11/11(木) 19:39:18.64 ID:rfNVwCwd0
黒子「……」ずーっとペコリ
美琴「……」
女A「あら御坂様。今日は随分と遅い朝食ですのね?」
美琴「あ、おはよう。女Aさん。ちょっとね、今日はゆっくり寝てたから遅くなっちゃった」
女A「あら、御坂様が寝坊なされるなんて珍しいですわね?」
美琴「昨日は貞操の危機に怯える事もなかったしね。ぐっすり寝れたのよ」
女A「まぁ御坂様ったら。御坂様でもそんな冗談を言われるんですのね」
黒子「…………」
35 :
ちょっと飯食ってくる :2010/11/11(木) 20:01:16.39 ID:rfNVwCwd0
風紀委員第一七七支部
初春「へぇ~。御坂さんが。……それで白井さん、そんなLOがこの世から消えた時のセロリみたいになってるんですね」
黒子「LO? なんの成分ですのそれ?」グデー
初春「まぁでも、仕方ないんじゃないですか? 白井さんの普段の行いが悪いんですから」
黒子「……ですわよね。お姉様、随分と怒っていらっしゃるようで、出掛けるまで一度も口を聞いてくれませんでしたもの……」
初春「何度も謝ったらきっと許してくれますよ。それよりほら、次の仕事です。また通報ですよ」
黒子「……はぁ、落ち込む暇もありませんのね」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/11(木) 20:03:00.77 ID:VnllPwwg0
最近ジャッジメントですの!の人が悲惨な目に会うSS多いね
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/11(木) 20:20:27.93 ID:4+e0diG5O
まだ酷い目なのかはわからんぞい
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/11(木) 21:34:45.43 ID:rfNVwCwd0
とある帰り道
黒子(ふぅ、こんな日に限って事件が多いのですから……。少し不覚を取ってしまいましたわ)ボロッ
黒子(今から急いで帰っても……門限まではとても間に合いそうにありませんわね)
黒子(いつもならお姉様に連絡を入れて寮監の巡回を誤魔化したりできるのですけど、今日に限ってはその方法も使えませんし……。あ)
黒子(メールでもお姉様に謝ってみたら……。いえでも、逆に嫌がられたりは……)
黒子(……)
黒子(しっかりするのよ黒子! 自身がないなら取り戻すまで。不安があるなら吹き飛ばすまで!)
黒子(そうですわ! お手紙の方が気持ちが伝わる事だってありますもの。お姉様が許してくれるまで謝り続けるんですのっ!)ポチポチ
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/11(木) 21:51:55.51 ID:rfNVwCwd0
携帯「♪きーせ~つがー、ゆ~きをーふらーしたー」
黒子「あ、早速返信が来ましたの! ……よ、よかったですの」
黒子(昼まで無視された時はなんと謝ればいいかと悔みましたけど……お姉様ったら、引っ込みがつかなくなっただけだったんですのね)
黒子(そうですわよね。怒らせる心辺りがあると言っても。ここぞという時は、お姉様、優しいですもの)
黒子「えっと、なになに」スーッ(←携帯を開く音)
黒子「…………届け先不明で帰ってきましたの」
黒子「…………」グスッ
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/11(木) 22:03:56.16 ID:rfNVwCwd0
黒子「やっぱり着信拒否までされてましたの。一体どうやって謝れば……」トボトボ
黒子(お詫びのしるしに何かプレゼントでもしたらいいのでしょうか?……いえでも、物で釣ったりとか……)
黒子(しっかりするのよ黒子! 自身がないn(ry)
店員「今晩のオカズにカラアゲはいかがですかー? 今ならゲコ太の限定ストラップ付きですよー」
黒子「ッ!? あれですわっ!」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/11(木) 22:14:47.44 ID:rfNVwCwd0
寮監にグキられた後
黒子(いつもはキャラクター商品なんて子供っぽいと注意していますけど……)
黒子(生活態度や趣味嗜好、わたくしが口うるさく注意していたのが怒っている原因かもしれませんしね)
黒子(これからはお姉様の趣味も理解していこうと思いますの)
黒子(……お姉様の大好きなゲコ太グッズ。これで少しはわたくしの気持ちが伝わってくれればいいのですけど)
黒子「ただいまですの」ガチャ
黒子「あの、お姉様。お詫びのしるしを言ってはなんですが……帰り道でゲコ太のストラップなどを。……え?」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/11(木) 22:21:58.80 ID:rfNVwCwd0
黒子「へ、部屋が荒らされていますのっ! 泥棒!?」
黒子「……」
黒子「いや……散らかっているのはわたくしの私物だけ……」
黒子(まさか、お姉様が……)
黒子「い、いえ。いくらなんでもお姉様がそんな事するハズありませんわよね?」
黒子「怒っているといっても、あの優しいお姉様ですもの。いくらなんでもそこまでは……」
『おい御坂! いくら秋だからって寮の庭で焚き火なんてする奴があるかっ!』
黒子「……寮監様?」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/11(木) 22:36:54.30 ID:rfNVwCwd0
寮監「まったく。この常盤台で馬鹿な寮側を付けたさなければいけないなんて……。御坂、今度やったら注意だけでは済まさないからな?」
美琴「あ、はい。もうこんな事はしませんから大丈夫ですよ」
寮監「ほんとに、なんでこう問題ばかり……」スタスタ
美琴「……あの寮監もウザくなってきたわね」ボソッ
黒子「あ、あの、お姉様。いったい何を燃やされて?」
美琴「……」
黒子「これは……。わたくしが撮ったお姉様専用アルバムにお姉様のパンツ」
美琴「……あーぁ、まさかジャッジメントが盗撮や窃盗するなんてなぁ」
黒子「ッ!?」ビクッ
美琴「私は常盤台から逮捕者が出ないように気を使ってあげたのに。あの寮監も頭固いわよねー」
黒子「お姉様……」
美琴「お気に入りのパンツも犯罪者に触られたのなんてバッチィし、ちょっともったいないけど燃やしちゃったわ」
黒子「う……うう……」ポロッ
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/11(木) 22:55:08.59 ID:rfNVwCwd0
黒子(部屋から追い出されたりはしませんでしたけど……。ずっとお姉様はわたくしの事無視されてますの……)ゴソゴソ(←散らかった私物を片付けてる)
美琴「あははっ。そんな事ないってば、佐天さんってちょっとエロくない?」
黒子(み、みじめですの……)ゴソゴソ
美琴「うん。じゃあねー。何かあったら報告するから。おやすみ」
黒子「あ、お姉様? もうお休みになられるんですの? もう少しで片付けが終わりますので電気はまだ……」
美琴「……」パチン
黒子「う……」
美琴「あー。明日は楽しみだなー」ゴソゴソ(←ベッドに入った音)
黒子(……た、卓上スタンドの電気を点ければ大丈夫ですの)ゴソゴソ
美琴「なんかうるさいわねー。まっ黒いゴキブリでもいるのかしら」
黒子「う……グス……ひっく」ポロポロ
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/11(木) 23:21:49.93 ID:rfNVwCwd0
次の日の朝
黒子「お姉様……黒子は……黒子はもうこんなの耐えられませんの」グスッ
黒子「わたくしが今まで、どれだけお姉様の嫌がる事をしてきたか十分わかりましたの。もうお姉様に変な事はいたしませんの」
黒子「シャワー室にダイブしたり、いえ、飛びついたりももう金輪際しませんので、どうか、どうか許して下さいまし」ペコッ(←土下座)
58 :
いや、俺も美琴の事好きなんだぜ? :2010/11/11(木) 23:24:59.86 ID:rfNVwCwd0
美琴「邪魔……」
黒子「……え?」
美琴「そこ、ドアの前に座られると邪魔なんだけど」
黒子「お、姉様……」グスッ
美琴「私、これからデートだから。どいてくれないと待ち合わせに遅れるでしょ」
黒子「ッ!? まさかお姉様っ、あの猿人類と!?」
美琴「ひとの好きな人捕まえて猿人類とか、最低よね」
黒子「あ……。いえ、それは……」
美琴「どいて」ドンッ
黒子「うっ」ドサッ
美琴「あーあ。今からデートだってのに、ババ臭い奴と話しちゃったわ。口臭スプレーしないと」バタン
黒子「……」
黒子「う……ぐすっ……」ポロポロポロ
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/11(木) 23:40:42.55 ID:rfNVwCwd0
風紀委員第一七七支部
黒子「おはようございます……」ボソッ
初春「あ、おはようgってうわっ。白井さん目が真っ赤っかですよ? どうしたんですか?」
黒子「いえ、なんでもありませんの……」
初春「なんでもないって……まだ御坂さんと仲直りしてないんですか? なんなら、私も一緒に謝りに行って――」
黒子「――結構ですのっ」
初春「白井さん……ホントに大丈夫ですか? あの白井さんがこんなにしょぼくれちゃうなんて。御坂さんちょっとやり過ぎなんじゃ……」
黒子「いえ! これは……昨日初春も言っていたように、わたくしが今までお姉様に甘え過ぎていたのが原因ですの。お姉様は悪くありませんの」
初春「でも……」
黒子「だ、大丈夫でわよ初春。わたくしとお姉様は一生のパートナーですもの。そりゃあ、たまには大ゲンカする事だってありますわ」グシグシ
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/11(木) 23:56:51.39 ID:rfNVwCwd0
時は経ち常盤台中学女子寮。廊下
黒子(そういえば、昨日は色々あってゲコ太のストラップを渡しそこねていましたわ)
黒子(今日は、ジャッジメントの仕事の後、かけずり回ってレアなゲコ太をたくさん手に入れてきましたの)
黒子(まぁおかげで、今日も寮監様に首を狩られてしまいましたけども……)
黒子(……仲直りの方法。これくらいしか思いつきませんでしたけど)
黒子(ゲコ太グッズを見つけた時、お姉様は凄く嬉しそうなお顔になりますものね。喜んで頂けたらいいのですが……)
黒子「ただいまですの」ガチャリ
黒子「お姉様? お姉様の大好きなゲコ太グッズ、こんなにたくさん見つけてきましたのよ? わたくし、お姉様の笑顔をもう一度見たいですの」
黒子「……え?」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 00:10:52.87 ID:BqxBx1Ec0
黒子「お姉様の私物が……無くなって、る?」
寮監「おお、白井。さっき言うのを忘れてしまったのだけどな」ガチャ
黒子「あ、寮監様。……あの、寮監様。これはいったい?」
寮監「ああ、何やら御坂がどうしても部屋を変えてたいと言い張ってな。ちょうど部屋も余っていて、断りきれなかったんだ」
黒子「そ、んな……」
寮監「なんだ白井? そんなこの世の終わりみたいな顔をして? 御坂と同室じゃなくなっただけでそこまで落ち込む事もあるまい」
黒子「……」
寮監「まぁ、お前が御坂の事を好いているのは知っているがな。消灯時間までは部屋の行き来も自由だ。もう一生会えないという訳でもないんだぞ?」
黒子「お姉、様……」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 00:18:11.59 ID:BqxBx1Ec0
黒子「お姉様、そこまで黒子の事を……」
黒子「ふふっ……これでもう、お姉様のパートナーとは名乗れませんのね……」
黒子「お姉様……」フラッフラッ
黒子「お姉様が使われていた机……ここで、一緒に事件の推理をした事もありましたわね……」
黒子「あの時のような時間は、もう戻って……あら?」
黒子「お姉様の手帳?」ハラリッ
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 00:24:08.16 ID:bADEZYR5O
ゴ美琴でないならここに居座ろう
71 :
まだだ まだ終わらんよ :2010/11/12(金) 00:31:46.94 ID:BqxBx1Ec0
黒子「あら、今、何か落ちて?」スッ
黒子「これは、春上さん達と撮ったプリク、ラ……」
黒子「わ、わたくしの顔の部分だけ、塗り潰されていますの……」
黒子「お姉様……そんなに黒子の事が……。うっ……ぐすっ」
美琴「あーっと! 手帳忘れちゃったわ手帳! あれがないと予定が……」ガチャリッ
黒子「お姉様っ!?」
美琴「……」スタスタ
黒子「あ、あの……。お姉様の手帳……これ……」スッ
美琴「……」バッ
黒子「お姉様……あ、あの黒子は……」
美琴「あーぁ。この手帳も気に入ってたのになぁ。後で燃やさないと。書き写すのとかめんど臭いんだけどぉ」
黒子「あ……あ……」フルフル
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 00:38:23.03 ID:bADEZYR5O
やっぱり俺には刺激が強かった退散しよう
頑張れ
74 :
これかなり上級者向けか? 頑張る。ありがと :2010/11/12(金) 00:45:32.01 ID:BqxBx1Ec0
黒子「黒子は……黒子はもう……」フルフル
美琴「あっ! そこに見えるはゲコ太!? なんでこんな所に大量のゲコ太が落ちてるのよ?」
黒子「あ……そ、それはわたくしが! お姉様っ……お姉様にプレゼントしようと……」
美琴「ちっ、ババァ菌付きか……」
黒子「あ……う……」
美琴「でもまぁ、さすがにゲコ太は燃やせないわよね。三日くらいアルコールに付けとけば大丈夫かな?」バタン
黒子「あ……お、姉様」
黒子「……」
黒子「ふ……ふぇ……ふぇええええええん」ボロボロボロ
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 00:49:42.34 ID:+WlYTPxvO
ガン無視ではないのか
けど支援
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 01:00:02.72 ID:w1+VAlh70
無視というかこれじゃただの虐めだな、だが続けてくれ
個人的には手を出したり悪口言ったりせずひたすら無視して空気扱いが良いな
嫌っているんじゃなく、そこに存在していないかのように扱うみたいな
81 :
レスthks ってえ?ごめん、接点消えたからもう78はムリポ :2010/11/12(金) 01:05:08.10 ID:BqxBx1Ec0
寮の部屋。ベッドの中で
黒子(お姉様……)グスッ
黒子(あそこまでお姉様に嫌われて、もう黒子に生きている意味なんてありませんの……)
黒子(だから、黒子はもう、ここでずっと夢を見ていますわ……)
黒子(あの記念日に、お姉様がプレゼントしてくれたこのシャツ……)
黒子(これを抱き締めていれば、またあの日の思い出がよみがえってきますの……)
黒子(お姉様……黒子は、黒子はお姉様の事が大好きでしたのよ?)
黒子(でも。それはお姉様にとってはご迷惑だったんですのね……)
黒子(なら、もうお姉様に迷惑はおかけしませんの……)
黒子(ここでずっと、お姉様の夢を見ていますの……どうか……それくらいは許して下さいですの……)
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 01:13:12.60 ID:BqxBx1Ec0
風紀委員第一七七支部
初春「……う~ん。白井さんずっと携帯切ったままですねぇ」ピッ
佐天「けど白井さんと御坂さんが喧嘩してるってホントなの? あたしが電話した時は御坂さん全然普通だったよ?」
初春「ええ。私も御坂さんに電話してみたんですけど。御坂さんは別に喧嘩なんかしてないって」
佐天「じゃあなんでだろ? ほんとに喧嘩なんてしてない?」
初春「白井さんがジャッジメントの仕事サボるなんて御坂さん関連以外に思い付かないんですけどね」
佐天「う~ん。……実は御坂さんの事を巡って影の陰謀がうごめいてる、とか」
初春「どうですかね? けど、もう実際白井さんに聞いてみるのが早いですよ。今から行ってみましょう」
85 :
今はきっと秋のGW中なんだってばよ :2010/11/12(金) 01:29:18.78 ID:BqxBx1Ec0
初春「白井さーん。お邪魔しますよぉー」ガチャリ
佐天「大丈夫ですかぁ? ミイラになってたりしませんかー?」
黒子「お姉様……黒子は……」
初春「ひゃっ、し、白井さん。目の下のクマが尋常じゃないですよ? 木山先生みたいになってますよ?」
黒子「初春、ですの? わたくし、今はお姉様とお話中ですの。邪魔しないd」
佐天「し、白井さん?」
初春「――っ!? 白井さんっ! そのよれよれのシャツは御坂さんなんかじゃありませんよ!? 正気に戻って下さい!」
黒子「え? 何を言っていますの初春? お姉様ならちゃんとここに……」
初春「さ、佐天さんっ! 寮監さんを呼んできて下さい!」
佐天「う、うん! 白井さんの事頼んだよ!? 初春!」
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 01:38:15.11 ID:w1+VAlh70
>>81 78だがすまん
今から方向転換しろと言ったわけじゃなくて自分の好みを言っただけなんだ
そのまま好きなように書いてくれ、支援する
89 :
いやいや。気を使ってくれてthks 88さん :2010/11/12(金) 01:41:32.36 ID:BqxBx1Ec0
女子寮ロビー
佐天「あ、初春。白井さんほんとに大丈夫なの? なんか凄く、あの、変な感じだったけど」
初春「はい。見たところ、別におかしくなったりはしてませんよ」
佐天「あ、あんなだったのに?」
初春「おかしくなったフリですね。あれは。……たぶん、壊れたフリでもしないとやっていけなかったんでしょう」
佐天「そ、そっか。よかったぁ。あたし、もう白井さんはダメになったんじゃないかと……」ホッ
初春「白井さん、打たれ強いですからね。でも、御坂さんの事だけはどうにもできなかった。だから、自分は壊れたと思う事で、なんとか折り合いをつけようとしたんでしょう」
佐天「そっか……」
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 01:50:17.54 ID:BqxBx1Ec0
初春「でも、いくら白井さんでも、これ以上刺激を受けたら本当に壊れてしまうかもしれませんよ……白井さんにとって、御坂さんは特別な存在ですからね」
佐天「だね。……それで、いま白井さんは?」
初春「随分お風呂に入ってなかったみたいなんで、今はシャワー浴びてもらってます。まったく、女の子が何日もお風呂に入らないなんて……」
寮監「お、君達、ここに居たのか」
初春「あ、寮監さん」
佐天「……あれ? 御坂さんは一緒じゃないんですか?」
寮監「それが、どうやら部屋には居ないようなんだが……」
初春「――ッ!?」
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 02:12:07.95 ID:BqxBx1Ec0
旧美琴と黒子の部屋
初春「白井さんっ!! 大丈夫ですか!? 御坂さんが来たりは!?」バタンッ
美琴「あれ? 初春さん? どうしたの? そんなに血相変えて?」
初春「み、御坂さん……」
佐天「う、初春! 白井さんは無事なの!? はぁ……はぁ……」
美琴「佐天さんまで。……二人ともどうしたのよ? そんなにあんな慌てて? 黒子ならどっか行っちゃたわよ?」パサッ
初春「そ、それは……」
美琴「あんな格好で外に出るなんて、ホントに変態よね。あの子。……もうスキルアウトがハバを利かす時間だってのに。レイプ願望でもあるのかしら? ふふっ」
92 :
さっきのとこれを差し替えたい :2010/11/12(金) 02:20:43.43 ID:BqxBx1Ec0
数分前。旧美琴と黒子の部屋。風呂場。
黒子(お姉様……)シャー
黒子(初春達は大丈夫だって言っていましたけど……。お姉様と仲直りなんて……もう……)
黒子(あんなに怒ったお姉様、初めて見ましたの……。あのお姉様が、あんな風になるなんて……)
黒子(でも、わたくしがいけないんですのよね……。何度も自分の気持ちを押し付けて。ただのストーカーですもの、あれじゃ……)
黒子(お姉様。もう、黒子はお姉様のお傍に居る事もできないんでしょうけれど……)
黒子(最後に、一目でいいからもう一度お姉様に微笑んで欲しかったですの……)
黒子(あんなに怖いお姉様のお顔が最後に見たお姉様だなんて……どうか、いつもの優しいお姉様のお顔を、もう一度……)
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 02:33:58.24 ID:BqxBx1Ec0
黒子「お姉様……」ガチャ
美琴「あら黒子、そんな所に居たのね?」ニコッ
黒子「え……?」
美琴「そんな泣きそうな顔して私の名前を呼んで。ホントにアンタはいつまでも経っても私の事が好きなのね?」ニコニコ
黒子「お、姉様……?」
美琴「あそこまでしたのに、よく頑張ったわね」ナデナデ
黒子「あ……お姉様、が、わたくに微笑んで……」ポロッ
美琴「だからさぁ、黒子。私も、もう諦める事にしたわ」
黒子「……え?」
美琴「人の物盗むなんてアンタと同じ事なんてしたくなかったけど……アンタがいつまで経っても諦めないのがいけないのよ?」サッ
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 02:35:21.10 ID:GcxP11fM0
ふむ
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 02:49:55.91 ID:BqxBx1Ec0
黒子「そ、れは……お姉様がわたくしプレゼントしてくれた。おそろいのシャツ……」
美琴「こんな物があるから、いつまで経っても私離れできないのよね? アンタは」シャキッ
黒子「あの……お姉様。ハサミなんて持って、いったい何、を……?」
美琴「あれ? 寂し過ぎてハサミの使い方も忘れちゃった? これはね。こうするのよ」ジョキジョキ
黒子「ぁ…………」
美琴「ごめんね? これも最初に燃やしちゃえばよかったのにね? でもさ、人の物勝手に盗るなんてよくないでしょ?」ジョキジョキ
黒子「わ、たくしの……宝物」
美琴「あ。あのアルバムは別よ? あれは盗撮したもんだし、私の写真だし。アンタに所有権なんてないでしょ?」ジョキジョキ
黒子「う……うぁ……あ……」
美琴「あーあ、そんなにボロボロ泣いて? 何? こんな布切れになってもまだ欲しいの?」
黒子「ぃ……や……もう……嫌ですの……」フルフル
美琴「しょうがないわねぇ。ほら、もうこんなに小さくなっちゃたけど、はなかみくらいには使えるんじゃない?」ポイッ
黒子「い、ぃやぁぁあああああああああああああああああああああああ」シュンッ
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 02:54:29.12 ID:qW/n4WsAO
救われないな……
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 02:55:31.04 ID:F5xaqC/D0
はなかんだの?
101 :
鼻かんだんじゃねぇよwww :2010/11/12(金) 03:01:04.73 ID:BqxBx1Ec0
とある路地裏
黒子「お姉様……」フラフラ
男A「あ、なんだお前?」
男B「ひゅー。バスタオル一枚でこんな所で夜遊びかい? 最近の子供は進んでるねぇ」
黒子「お姉様……」
男A「おいおい。素通りできると思ってるのか? ちょっと待てよ」ガシッ
黒子「あ……」フラッ……パタリ
男B「お。奇麗な体してるじゃねぇか。まぁ、もう少し胸があってくれたほうが、色々できて楽しいんだけどな」
黒子「……」
男A「あ? なんだコイツ? 全然反応しねぇぞ? 薬でもやってんのか?」
男B「まぁどうでもいいさ、そんな事。穴があったらみんな一緒ってな。ははっ」
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 03:09:35.18 ID:E11WjexMP
やれやれ!!
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 03:10:51.63 ID:F5xaqC/D0
だぜ!!!
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 03:40:12.90 ID:BqxBx1Ec0
??「はぁ。なんでこう都合良く、こんな場面に出くわすんでしょうねぇ? 俺は」
男A「あ? なんだテメェ?」
男B「こいつは俺達が先に見つけたんだ。なんか文句あるのかよ?」
男A「まぁ、俺達のザーメンまみれになった後でなら、お前にもくれてやってもいいぜぇ? ぎゃはははは」
??「お前ら……こんな小さな子相手に、何言ってんだよ……?」
男B「あぁ? お前こそ何いっtギャフッ!?」
??「お前らの腐った幻想は、俺がぶち殺す!!!」
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 03:40:52.23 ID:BqxBx1Ec0
男B「…………」
男B「ああ? テメェ……何ほざいてんだこらぁ!?」
上条「え? ……あれ? なんで?」
男B「この人数に喧嘩売ろうたぁ。いい度胸してんじゃねぇかよ?」
――男CDEFGHIJKが現れた
上条「ってええ!? こんな展開前も見た気がするぞ!?」
上条「くそっ! ……ちょ、ちょっと触っちゃうけど緊急事態だしな……ごめん!」ガシッ(←黒子を拾い上げた)
男BCDEFGHIJK「「「ああっ!?」」」
上条「うわ、柔らかい……ってそんな事言ってる場合じゃねぇ!」スタコラサッサ
しかし男は回り込……めない。一本道だから。上条は逃げ際バケツやチャリを蹴とばした。
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 03:52:17.44 ID:BqxBx1Ec0
上条家
上条「ふぅ……ちょうどインデックスが居なくて助かったぜ。裸の女の子を担ぎ込んだりする所なんてみられたら。今度こそ頭を噛み砕かれないからな……」
黒子「……」
上条「そんな服しかなくてごめんな? インデックスはシスター服しか着ないし。着れるのなんて俺の寝巻くらいしかないから」
黒子「……」
上条「お前、白井……だよな? 髪下ろしたら雰囲気違うんだな? パッと見気付かなかったよ」
黒子「……」
上条「なんであんな所に、その……あんなかっこで居たんだ?」
黒子「……」
上条「……はぁ。ずっとこの調子だもんな。どうするべきか……」
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 04:18:43.10 ID:GcxP11fM0
眠れないにゃー
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 04:19:07.13 ID:BqxBx1Ec0
上条「仕方ない……ビリビリに電話して」
黒子「ビリビリ? ……お、姉様……?」
黒子「ッ!? ――ッ!」ダッ
上条「え? お、おい! ちょっと待て!」ガシッ
黒子「ぃや、お姉様っ! もう黒子の事を嫌わないで下さいましっ!」
上条「おい! ちょっと! こんな夜中に飛び出して行こうとするんじゃねぇよ! またさっきみたいな事になるだろ!?」
黒子「嫌ですの! 放して下さいですのっ! わたくし、これ以上お姉様に嫌われたら死んでしまいますのっ!」
上条「ああもうっ! それじゃあ意味わかんないだろ? なんでそんな事になってるんだ? 少しくらい話してくれたっていいだろ?」ギュッ
黒子「ひぃう!? お、お姉様っ! 優しいお姉様! 助けて下さいですのっ! 猿人類がわたくしの胸を!」
上条「ええ!?」バッ
黒子「――ッ!」ダッ
上条「ってだから外に出たら危ないって!」ガシッ
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 17:58:48.48 ID:hCuZX8bG0
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 19:40:21.16 ID:K4duK4oWO
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 19:46:11.53 ID:hCuZX8bG0
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 22:02:47.41 ID:C4Sca83F0
数時間後。というか朝。上条家。
上条「結局、泣き疲れて寝ちまったか……」
上条「はぁ……いったいどうなってんだ? 白井がビリビリに邪険にされてる、のか?」
上条「尋常じゃない怖がり方だったし。何か悪い予感が……」
上条「ビリビリに連絡するのがダメ、となると……」
上条「……あ。たしか。あの花飾りの女の子とか、白井と同じジャッジメントだったよな?」
上条「あの子に聞けば何かわかるかもしれないな。……白井の事を知ってるかわからないけど、ダメ元で聞いてみるか?」
上条「ああでも、携帯は揉み合ってる最中に壊れちまったんだっけ……。今の白井を一人にしておくのは……」チラッ
上条「……さっき寝たばかりだし、すぐには起きないよな?」スタッ
上条「白井に聞いても答えてはくれないだろうし……直接聞きに行ってみるか」ガチャ
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 22:13:10.23 ID:C4Sca83F0
――バタンッ
黒子「う……ぅん……お姉様、黒子の事許してくださいですの」ポロッ
黒子「お姉様……く、黒子はもう!」ガバッ
黒子「…………こ、こは? ……えっと、昨日はたしか」
黒子「……そうでしたわ。昨日はあの殿方さんに助けられて……」
黒子「ぅう。お姉様……黒子は……」グー(お腹の音)
黒子「はぁ……こんな時でもお腹が空くなんて……。黒子は薄情な女ですわよね……」
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 22:17:52.11 ID:C4Sca83F0
黒子「冷蔵庫が空っぽでしたので、近くのコンビニでおにぎりを買ってきましたの」モシャモシャ
黒子「味気ないですわ……」
黒子「つい先日まで、毎朝お姉様と楽しくお食事をしておりましたのに……」ウルウル
黒子「うう……お姉様……」ポロッ
黒子「きっと、あんなに纏わりついてたのがいけなかったんですわ……だから、お姉様も段々とうっとうしくなってきて……」ポロポロ
黒子「このおにぎり、やけに塩味がきついですの……」
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 22:31:10.48 ID:C4Sca83F0
黒子(昨日、殿方さんは必死にわたくしの事をなだめてくれましたし。なんとなく殿方さんの家まで戻ってきてしまいましたけど……)
黒子(これから、どうすれば……)
黒子(初春や殿方さん達は、お姉様がそんなに怒っているハズないと言っていましたけど……)
黒子(こうやって落ち着いてみると、たしかに、あのお姉様があそこまで変わるなんて少しおかしいですの……)
黒子(いくらこのわたくしがお姉様にご迷惑を掛けていたとしても、お姉様の優しさが損なわれる事なんてありはしませんもの)
黒子(まさか、心理掌握の仕業とか……。いえでも、お姉様がそう簡単に操られるなんて……)
――ピーンポーン
黒子「あら? 誰か来ましたわね」
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 22:45:20.21 ID:C4Sca83F0
黒子「誰ですかしら?」スタスタ
黒子(あ、でも。わたくしが勝手に出る訳には……)ピタッ
美琴『ねぇ当麻ー? 居ないのー?』
黒子「――ッ!?」
美琴『朝から携帯も通じないし、心配したんだぞぉー』
黒子(お、お姉様……。い、いけませんわっ! こんなところお姉様に見られたら、また)
美琴『う~ん。居ないのかなぁ? せっかく小うるさいババァが居なくなったから、これからたくさん当麻と会えると思ったのに』
黒子(お姉様……)ウルッ
美琴『ほんとに、ウッザいババァだったわよね。あんなのがいたんじゃ男の一人も連れ込めないじゃない』
黒子(そんな……お姉様……)
美琴『注意するならちょっとはジャッジメントらしく注意しろっていうのよ。男との恋愛はいけなくて、自分が襲うのはいい訳? 意味不明なんですけど』
黒子(う……ぅあ……)ポロッ
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 23:00:38.32 ID:C4Sca83F0
黒子(お姉様……本当は黒子の事が邪魔だったんですのね。でも、お姉様は優しいから、そんな事も言えず……)
美琴『いま時、私くらいの年で男と遊んだ事もないのがおかしいっていうのに、ホントに頭の固いババァだったわね』
黒子(そうですわよね……お姉様だってお年頃ですもの……。それなのに、わたくしは邪魔ばかりして……)
黒子(誰かに操らているなんて……あのお姉様がそんな事あるはずありませんの)
黒子(嫌われて当然の事をした、このわたくしが悪いんですもの……)
美琴『当麻ー? ホントに居ないのー? 居ないなら勝手に入っちゃうぞ?』
黒子「――ッ!?」
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 23:13:13.04 ID:C4Sca83F0
黒子(だ、ダメですわ! こんな所お姉様に見られたらっ! これ以上お姉様に嫌われて、黒子はどうやって生きろとっ?)ウルッ
美琴『って、鍵はアナログだし、勝手に入るなんてドア壊すくらいしかムリか。そもそもそんな犯罪者みたいな事できないもんね』
黒子(そ、そうですわよね。お姉様が変なのは黒子にだけ、黒子の事を怒っているからで、お姉様がそんな事するハズが……)
美琴「でも、鍵が掛かってなかったら、いいよね? だって危ないもん。私がお留守番しててあげよっ」
黒子(か、鍵ッ!? 鍵は……さ、されてない!? ――ッ!? さっき出掛けた時ですわ!)
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 23:23:39.65 ID:w1+VAlh70
そういや黒子の格好、上条パジャマなんだよな
見つかったらマジで修羅場だ
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 23:24:19.07 ID:C4Sca83F0
美琴『でも当麻のお部屋かぁ~。ちょっとドキドキよね』
黒子(テレポートーすれば……む、無理ですの。あ、焦って演算が……)ブルブル
美琴『これからはあのキモイ変態も付きまとってこないし、存分に当麻と……』クネクネ
黒子(ぅ……うう……)ポロッ
黒子(お姉様。止めて下さいですの……お姉様にそこまで言われたら……黒子は……)グスッ
美琴『ささ、当麻のお部屋はどんなかなぁ?』
黒子(ひっ!? は、早くなんとか――、これ以上お姉様に罵倒されたら、黒子は壊れて――)
美琴『ドキドキ……』がcy
黒子(あ……)
185 :
go, :2010/11/12(金) 23:35:18.90 ID:C4Sca83F0
美琴『ってやっぱりやーめた。いくら鍵が掛かってなくても、部屋で待ち伏せてたりなんてしたらストーカーみたいよね』
黒子(あ……)チョロ
美琴『そんなのあの変態と一緒じゃん。私はあんなキモイ奴とは違うもんね~』
黒子(お姉様……ぅ、うう、ひっく、ぐしゅ……)チョロロロロロ
美琴『鍵が開いてたら入りたくなっちゃうし、早く当麻見つけてこよっ』タタッ
黒子「ひ、ひっく……こんな……こんなお漏らしまでして……お姉様……黒子は……黒子は……ぐすっ」ベチャ
黒子「……」
黒子「……う、うぁあああああああああん」ボロボロボロ
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 23:44:41.64 ID:k17Ok76AO
こっから仲直りエンドいったら神
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 23:46:13.23 ID:doiwfkLg0
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/12(金) 23:48:15.03 ID:6Eku6bqs0
191 :
ツッコミレスの方。ごめんお。別にツッコミ潰してる訳じゃないお>< :2010/11/13(土) 00:00:54.31 ID:ydAUzLQX0
上条家。風呂場。
黒子「殿方さん。せっかく助けてくれたのに……部屋を汚してしまって申し訳ありませんでしたの……ぐす」
黒子「服もお洗濯しておきますから、どうか許して下さいですの……うう……」
黒子「ちょっとでも人のせいなんて思ったのがいけなかったんですわ……。あんなに酷いお姉様の暴言を聞いてしまうなんて……ひっく」
黒子「全部、ぜんぶわたくしが悪いんですの。ぐしゅ……お姉様の嫌がる事ばかりしていた、わたくしが悪かったんですの」
黒子「ひっく……お姉様にあそこまで言われて……もう……黒子は学園都市に居られませんの……ぐすっ」
黒子「どこか、お姉様の居ない遠い地で……うう……」
黒子「ぐしゅ……あ……、あれは……」
――キラッ
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 00:17:05.21 ID:ydAUzLQX0
黒子「殿方さん……申し訳ありませんの……」
黒子「でも、お姉様にあそこまで嫌われて、わたくしもう、生きる気力さえ……」
黒子「ふふっ……こんな場所で裸で死ぬなんて……変態には相応しい死に方ですわね……」
黒子「お姉様はこんな場所で亡くなった黒子を見て、もっとわたくしの事をお嫌いになられるんでしょうね?」
黒子「でも……どうか許して下さいな、お姉様」
黒子「わたくし、お姉様の事が大好きですから……お姉様の口からあんな言葉を聞いて、もう生きていく事なんてできはしませんわ……」
黒子「……」
黒子「このカミソリで……」グッ
美琴『あー、やっぱ鍵掛かってないじゃない』ガチャリ
黒子「――ッ!?」
美琴『携帯通じないんだし、何かあったときは管理人さん頼りよね。やっぱ。それなら別にストーカーとかじゃないし』
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 00:27:08.40 ID:ydAUzLQX0
黒子(お、お姉様!?)
美琴『ん? あれ? 窓も開けっ放しじゃない。それに何か変な臭いが……』
黒子(う……あ……)ブルブル
美琴『あ、お風呂の電気付いてるじゃん。当麻お風呂入ってんの? おーい、とうまぁー。居るのー?』
黒子(ぁ……ぅあ……)
美琴『……』
黒子(お姉様……に……)
美琴「……ん? 居ないの? 電気付いてるだけ?」ガチャ
黒子「あ……」
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 00:36:58.88 ID:VdBA6xgt0
うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 00:37:24.03 ID:4URyZ6kX0
わくわく
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 00:40:01.14 ID:ydAUzLQX0
美琴「……」ギロッ
黒子「――ひっ!?」
美琴「あれぇ? 誰も居ないなぁ? 当麻どこに行っちゃったんだろ?」
黒子「……え?」
美琴「でもおかしいなぁ。当麻の部屋のハズなのに、ババ臭いわねぇ。キッモイ臭いが充満してるんですけどぉ」
黒子「あ……あう……」ポロポロ
美琴「なんか変な菌があったらバッチイし、殺菌して貰わないとダメねぇ」
黒子「お、お姉様……ひっく」
美琴「うわ……なんか気持ち悪い音まで聞こえるんですけど…」
黒子「……ぐしゅ……お、姉様、そこまで、そこまで黒子の事が嫌いなら……いっそお姉様のその手で、わたくしを殺して下さいましっ!」
黒子「わたくし、もうおかしくなりそうですのっ!」ボロボロボロ
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 00:46:15.46 ID:VdBA6xgt0
上条さああああああああああああああああああああああああああああああああああんんんんんんんんんんn
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 00:46:54.78 ID:ydAUzLQX0
美琴「……」
黒子「そしたら……黒子も……」
美琴「人ん家で自殺しようとか、もうとっくに頭おかしいんじゃないの? アンタ」
黒子「あ……」
美琴「しかも殺して? ほんっとに最低よね。死にたいなら勝手に死になさいよ。私は捕まりたくなんてないもの」
黒子「……」ヘタッ
美琴「人に迷惑掛けるような死に方するんじゃないわよ。じゃぁね」バタンッ
黒子「……」
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 00:46:58.61 ID:1b2x4nwuO
黒子は俺が労ろう
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 00:47:08.63 ID:gwRK4QDVO
こっから仲直りエンド行けたらこの前の対竜王戦に勝った羽生九段並にすごいわ
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 01:02:28.63 ID:ydAUzLQX0
とある路地裏
――シュンッ
黒子「まだ能力が使えるなんて……わたくしもたいがいタフですわよね……」
黒子「騒ぎにならないように、ここまでテレポートしてきましたけど……」
黒子「ふふ……今度は裸でお散歩ですの……。変態のわたくしにはお似合いですわよね……」トボトボ
黒子「もう……いいですわ……どうなっても……」
黒子「今から郊外に行く気もおきませんもの……」
黒子「このまま、昨日のスキルアウト達の慰み物にでもなんでも、なったらいいんですわ。わたくしなんて……」
黒子「それくらい惨めに死んでいった方が、お姉様もきっと喜びますものね。ふふっ……」
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 01:20:01.95 ID:ydAUzLQX0
黒子「……」トボトボ
黒子「しばらく歩きましたけど。まったくスキルアウトに出会いませんの……」
黒子「まぁ今は昼間ですし、あまり出歩いていないのかもしれませんわね……」
黒子「……」
黒子「ぉ……の……」
黒子「……」ピタッ
黒子「こんなっ! こんなのっ! わたくしっ! もう耐えられませんわっ! 早くっ! 誰かわたくしを殺して下さいですのっ!」
黒子「お姉様に嫌われたわたくしなんてもう存在している価値もありませんのよ! だから! 誰でもいいですから!」
黒子「どんなに酷い事されてもいいですからっ! だから……、わたくしを……こわ……し、て……」ヘタッ
黒子「殺して、下さいですの……」ポロッ
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 01:33:56.11 ID:ydAUzLQX0
美琴「――それじゃあ。お望み通り、私がアンタを殺してあげるわ」サッ
黒子「――ッ!?」
美琴「何よ? 驚いた顔して? まさか、私がアンタを見逃すとでも思ったの?」
黒子「……え?」
美琴「え? って何よ。え? って。……あんな所で、アンタを見つけて……」
美琴「……この私が許すとでも思ったのか、って聞いてんのよっ!」ビリッ!
黒子「あぅっ!?」バチンッ!
美琴「ええもう。そりゃあびっくりしたわよ? まさかアンタが人の彼氏寝取ろうとしてるなんてね」ビリビリッ
黒子「あっ! あうっ!?」バチバチッ
美琴「だからって、あの場でなんかするハズないでしょう? 外には管理人も居たんだし」ビリビリビリッ!
黒子「がっ! あぐっ!?」バチバチバチッ!
美琴「だからアンタが一人なるのを待ってたって訳。その辺のスキルアウトでストレス発散してね」
黒子「がはっ……あ……」ビクビク
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 01:51:41.63 ID:ydAUzLQX0
美琴「ああそういや、アンタ電気が気持ちいいんだったわね? ビクビクしちゃって、ホント変態よね」
黒子「ぁぐ……こ、んな、強い電撃なんて……今まで……」
美琴「ああ何? 今までで一番感じちゃうって? ならもっとあげるわ。私って優しいから」ビリビリッ!
黒子「あがっ!? がぁ!?」バチバチッ
美琴「ははっ。何それ? さっきよりビクビクはねちゃって。イッてるのアンタ?」
黒子「はぁはぁ……そ……んな……事……」
美琴「ん? 何よ? 不満そうな顔して? 私に殺して欲しいんでしょ? 望みが叶ったんだからいいじゃない」
黒子「な、ら……は、やく……」
美琴「ああ、それはダメよ。こういう時どうなるか。アンタの変態な頭でも想像できるでしょ?」
黒子「う……うぅ……」
美琴「それじゃあ、たっぷりと電撃を浴びせてあげるから、感謝しなさいよ? 飽きたら殺してあげるから」ニコッ
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 01:56:22.31 ID:+wBOolzoO
上条さん、こんな危ない女と何で付き合ってるの?
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 02:15:56.36 ID:ydAUzLQX0
数時間後
黒子「あ……が……」バチンッ!
美琴「もうそろそろ電撃も飽きてきたわねぇ。それじゃあ次は、砂鉄剣とかいってみよっか?」
黒子「……」
美琴「あーでも私、エグいのとかは見たくないなぁ。お肉食べられなくなったら嫌だし」
黒子「……」
美琴「……まぁ、裸で大股おっぴろげてるコレも、相当気持ち悪いけど」ゲシッ
黒子「あうっ」
美琴「もう飽きてきたし、そろそろ殺しちゃってもいいかな?」
黒子「……う……ひぐっ」ポロッ
美琴「へぇーまだ涙なんて出るのね? ずっとアヘ顔晒して、みっともなく体液撒き散らしてたのに」
黒子「うぅ……ぐすっ……」ポロポロポロ
美琴「まぁいいわ。これから殺してあげるから感謝しなさいよね」
上条「……おいビリビリ。お前、何してるんだよ?」
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 02:30:47.89 ID:ydAUzLQX0
美琴「え? と、当麻?」
上条「まさか、ここまで酷い事になってるなんて……ごめんな白井? 見つけるのに手間取っちまって」
美琴「ち、違うのよ当麻っ! これはっ! その……」
上条「ああ。わかってる。……お前がそんな事する奴なんて思ってないよ」
美琴「え?」
上条「だから、お前のその幻想、俺がぶち殺してやるよ」スタスタ
美琴「当麻、何言ってるの?」
上条「ああごめん。今のお前じゃわかんねぇよな? 大丈夫、もうこんな幻想からは抜け出そうぜ?」
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 02:33:16.58 ID:WPg5bH5x0
マインドコントロール?
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 02:36:36.87 ID:+wBOolzoO
こういう時が一番危ない
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 02:57:49.19 ID:+wBOolzoO
狂ってる奴に「あなたは狂ってますよ」って説得するのが難しい
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 03:00:54.13 ID:ydAUzLQX0
数時間前。第一七七支部。
上条「じゃあ、ビリビリは誰かに操られてるって訳じゃないのか?」
初春「はい。たしかに御坂さんの学校には、人格の洗脳ができる能力者――レベル5の第五位、心理掌握が居ますけど……」
初春「……今回、御坂さんがおかしくなった原因は異能の力なんかじゃありません。だから、貴方の、幻想殺し? ですか? それは効かないんです」
初春「治す方法は、コレを御坂さんに飲ませる。それしか方法がありません」スッ
初春「何かに混ぜて飲ませる、とかもできない事はないんですけど……」
初春「……白井さんの心が壊れてからじゃ遅いです。だから、一刻も早く御坂さんにこれを飲ませないと」
上条「ああ。わかった。なんとか飲ませてみるよ」
佐天「なんとか、とかそんな悠長なこと言ってたら遅いですよっ! いいですか? 私がとっておきの作戦を教えますから、それを実行して下さい!」ズイッ
上条「え?」
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 03:03:58.16 ID:ydAUzLQX0
時は戻って再び路地裏。
上条(――あんなこと言われたけど。ホントにそんな事しちゃっていいんだろうか?)
美琴「ねぇ当麻? どうしたの? 幻想って何?」
上条(う……勝手にそんな事するとか、上条さんの倫理に反しますし……それに今度は、俺がビリビリに殺されるんじゃ?)
上条「……」チラッ(←白井の方を見た)
上条「…………。ええい。ままよ! ビリビリっ! ごめん」パカッ(←ビンの蓋を開けて口に含んだ)
美琴「……え?」
上条「――ッ!」ガバッ
美琴「――ッ!?」
――チュッ
上条「ん……」チョロ(←口うつし)
美琴「あ……」ゴクッ
上条「……っはぁ。これで……」
美琴「い、いきなり何するのよ当麻っ!? そりゃあ嬉しいけ、ど……。あれ?」フラッパタリ
263 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 03:31:12.80 ID:ydAUzLQX0
とある病院。ロビー。
美琴「初春さん。黒子の様子はどう?」
初春「あ、御坂さんも来てくれたんですね。白井さん、まだ寝てましたけど……もう落ち着いてますし、お昼くらいには起きるんじゃないですか?」
美琴「そっか。……あの子には悪い事しちゃったわね。でも、なんで私、あんなおかしくなってたんだろ?」
初春「あ、それは――」
――説明中。
美琴「――肉食系になる薬?」
初春「はい。それで御坂さん、あんな昼ドラの悪役みたいになってたんですよ。結局は、やっぱり白井さんの自業自得だったんです」
美琴「知らないうちに変な物飲まされてたって訳ね……。まったく、ハタ迷惑な話だわ」
佐天「でもでも、そのおかげで御坂さんは好きな人とキスできたんですから、無問題じゃないですか?」
美琴「ばっ!? あ、ああアイツはそんなのじゃないわよ! な、なんでそんな話にわる訳?」
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 03:32:35.25 ID:ydAUzLQX0
美琴「黒子、入るわよ?」ガチャ
黒子「あ、お姉様……」
美琴「……もう大丈夫そうね」
黒子「はい。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでしたの……」
黒子「あっ。あの……お姉様っ! 今回の件で、黒子は深く反省しましたの、もうお姉様の嫌がる事なんてしませんので――」
美琴「はいストープッ!」
黒子「え?」
美琴「まぁ、アンタに飲まされた薬のせいなのはわかってるんだけどね……」
美琴「あそこまでヒドい事したら、さすがに、私も気分がよくないというかなんというか……」
美琴「……だからね。はい、これ。もう冬だしね、今度はマフラーにしてみたわ」スッ
黒子「え? あの……お姉様? これは?」
266 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 03:35:07.22 ID:ydAUzLQX0
美琴「だからぁ、アンタにプレゼントするって言ってんのよ。前、のは、私が切り刻んじゃった訳だし……」
黒子「お、お姉様……」ウルウル
美琴「まぁ、もう変な物を飲まされたりするのは勘弁だけど。部屋も元に戻しておいたから、その……アンタは私のパートナーでしょ?」
黒子「う……ひっぐ……お姉様。ありがとう、ございま、しゅ……ぐす……」ポロッ
美琴「ああもう、そんなに泣かないでよ。背中がくすぐったいでしょうが」
黒子「お姉様……黒子は……ぐすっ……く、黒子は……」ポロポロ
美琴「もう、鼻水まで垂らして、ほんとに手のかかる子なんだから」フキフキ
黒子「え、えうっ……あ、ありがとうござっ……本当に、ありがっ……」ポロロロ
美琴「うん。もう大丈夫だから。アンタの事嫌いになったりなんてしないから。いつものアンタでいいのよ? だから安心して?」ギュ
黒子「う、うわぁあああああああああん」
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 03:39:12.73 ID:ydAUzLQX0
黒子「ひっく……えぐ……」
美琴「よしよし、もう大丈夫よ」ギュー
黒子「……」ギュ
美琴「私の前だと、たまに幼児化するわよね、アンタ。まぁ、だから放っておけないんだけど……」
黒子「……ぁ……ぁ」
美琴「ん?」
黒子「はぁはぁ……久方ぶりのお姉様の、お、お姉様のおっぱい……柔らかいですの」モゾモゾ
美琴「え? ちょ、ちょっとアンタ何して――ッ?」シュン(←服を飛ばされた)
黒子「あーっ! やっぱり直の方が柔らかいですわっ! お姉様のおっぱいに包まれて、黒子の理性は吹っ飛んでしまいそうですのっ!」スリスリ
美琴「いやアンタ! もう吹っ飛んでるでしょ! これ!!」
黒子「お姉様お姉様お姉様ぁああああ!! やっぱり黒子はお姉様の事が大好きですのっ!!」
美琴「ちょ、放せこらぁぁああああああ!!」
END
273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 03:47:46.50 ID:ydAUzLQX0
乙thks
けどまだちょこっと続いたりするんだぜ
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 03:50:06.23 ID:4URyZ6kX0
乙 よく完結したな~
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 03:51:54.24 ID:ydAUzLQX0
次の日。上条家前。廊下。
土御門「きのうはおたのしみでしたね」
上条「は? 何言ってんだ土御門?」
土御門「……カミや~ん。いくら女の子との同居生活で溜まってるとはいえ、まさかカミやんがそんなに飢えていたなんて思いもしなかったんだぜい」
上条「飢え、て? ……おいまさか」
土御門「昨日の晩はご近所中に響いてたんだにゃー。あれは誰が聞いてもレイプされてる女の子の声だったんだにゃー」
上条「ッ!? 土御門っ! お願いだからインデックスにこの事は――」
ステイル「ああ済まない。それはもう聞けない相談だ」
上条「え?」
イン「とうま。私、見損なったんだよ。私が居ない間に女の子を連れ込んで、乱暴するなんて」ガチガチギラッ
上条「……」
イン「とうま。私、今お腹もすっごく空いてるんだよ。とうまの頭が美味しそうな栗に見えるかも」ニコッ
上条「ふ、不幸だぁああああああああああああああああ!」
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 04:04:30.63 ID:ydAUzLQX0
後日。美琴と黒子の部屋。風呂場。
黒子「お姉様っ♪ わたくしも一緒にお風呂に入りたいですのっ♪」ガチャ
美琴「だからっ風呂場に突撃するのやめなさいって言ってんでしょうがっ!」
黒子「ひっ!?」ブルブル
美琴「あ、いっけない……つい前と同じ調子で……」
黒子「ぃ、いや……お姉様……黒子の事……」ポロポロポロ
美琴「だ、大丈夫よ黒子っ! これくらいでアンタのこと嫌いになる訳ないでしょ? ほ、ほら、もう大丈夫だから」ギュ
黒子「う……うぁ……お姉様……」
美琴「アンタと私はパートナーでしょ? 嫌いになる訳ないわよ?」
黒子「ひ、ひっく……お姉様……じゃあ、一緒にお風呂……」
美琴「うんうん。一緒に入ろうね? だからもう泣きやんで? 大丈夫だから」
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 04:10:33.84 ID:ydAUzLQX0
黒子「お姉様……」ギュッ
美琴(はぁ……んでまた、そのうち暴走するのよね、この子)
美琴(けど、抱き締めて上げないとずっと泣きやまないのからなぁ……。口で言っても聞かないし、頭を撫でたら余計に泣き出すし……)
美琴(強く言えないから、最近は布団に潜り込んでくるのも拒めなくなったのに……。今度は一緒にお風呂までか……)
美琴(私の貞操、ホントに大丈夫なのかしら?)
ホントにEND
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 04:15:17.25 ID:ydAUzLQX0
という事で、今度こそ本当に終わりんんだぜ。
支援してくれた人もレスしてくれた人も、ホントにありがとうなんだぜ
美琴がかなり怖かったけど。ホントは俺も美琴が大好きだ。
というか禁書キャラで特に嫌いなキャラとかいないお
今度は俺が美琴ファンの方に殺されないよう祈っております。
ではでは また会う日まで ノシ
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 04:17:56.49 ID:ipkaRelHO
非常に良かった
乙
また新作を期待
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 04:21:28.49 ID:+wBOolzoO
乙
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 04:21:44.32 ID:kA4RC8l4O
大儀であった
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 04:23:37.22 ID:CMYcfOTRO
上条さんにはそげぶを期待したんだが…
まあ乙
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 04:40:08.84 ID:9g02dBhHP
290 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 04:48:29.51 ID:ydAUzLQX0
!!!!!!!!!!!!!!!!!
え?何それ超可愛いんですけど
黒子!黒子!黒子!黒子ぉぉおおおわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!黒子黒子黒子ぉおおぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!白井黒子たんの赤褐色の髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
コミック3巻表紙の黒子たんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
超電磁砲アニメ化されて良かったね黒子たん!あぁあああああ!かわいい!黒子たん!かわいい!あっああぁああ!
4巻も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…小説もアニメもよく考えたら…
く ろ こ ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!上条さぁあああん!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?うpされた黒子ちゃんが僕を見てる?
裸の黒子ちゃんが僕を見てるぞ!黒子ちゃんが僕を見てるぞ!泣き顔の黒子ちゃんが僕を見てるぞ!!
ジャッジメントの黒子ちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕には黒子ちゃんがいる!!やったよ初春!!!!!ジャッジメントですの!!
あ、やけ汁粉の黒子ちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあお姉様ぁあ!!う、初春ぅぅうう!!佐天さぁあああああん!!!固法先輩ぃぃいいい!!
ううっうぅうう!!俺の想いよ黒子へ届け!!学園都市の黒子へ届け!(ババア声で)
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 05:01:05.67 ID:4lIuVKIM0
おちつけ
乙
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/11/13(土) 05:11:19.52 ID:gwRK4QDVO
まさかまとまったw
よくやった(^ω^ )
鎌池 和馬
アスキーメディアワークス
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原因が心理掌握並みにつまらなすぎる
やっぱなんだかんだで美琴と黒子には仲良くやっていてほしいものだ
べつにゴ美琴が見たいわけじゃ無いけど、
どうみても嫌われる理由山盛りで自業自得なのに
ご都合主義的和解エンドはどうかと思う。
あと治った後の美琴が軽すぎるwwwww
自作にも過大なる期待!