1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/30(土) 23:39:58.90 ID:w2EIia7M0
JUM「いきなり何だ」
銀「さあ、お菓子をよこしなさぁい!」
JUM「はぁ?」
銀「とぼけちゃだめ。ハロウィンよぉ」
JUM「な、なんで?」
銀「なんでって何よ」
JUM「なんで水銀燈がハロウィン?」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/30(土) 23:47:09.77 ID:w2EIia7M0
銀「別にいいじゃない。年に一度のハロウィンを私がどう過ごそうと、私の勝手よぉ」
JUM「そりゃそうだけど、そもそもハロウィンってなんだっけ?」
銀「秋の行事よぉ」
JUM「僕もそれはなんとなく知っているけど」
銀「トリックオアトリートって言えば、お菓子がもらえるのよぉ。別に、いやむしろ、乳酸菌とかでもかまわないわぁ」
JUM「こんなときのためのWikipedia先生だな」カチカチッ
11 :
ロザリー ◆Me.zqvYJss :2010/10/30(土) 23:47:14.47 ID:ltK+ppoTO
銀ちゃんかぁいい~♪
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/30(土) 23:53:03.29 ID:w2EIia7M0
JUM「なるほど、なるほど。ん? おい、ハロウィンは10月31日って書いてあるぞ」
銀「あら、少しフライングねぇ。でも私は別に気にしないわぁ」
JUM「適当だな」
銀「日にちなんて問題じゃないわぁ。大切なのは、お菓子が無条件でもらえるということ」
JUM「花より団子か」
銀「そういうことよぉ。さぁ、トリックオアトリート。お出しなさぁい」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/30(土) 23:53:25.41 ID:1sv+Q6rrO
俺「とりっくおあとりーと♪あなたは私のラブどーる♪(^ω^)」
椅子にくくり付けられた少年に、俺の性欲を抑えることなど到底できるわけがなかった
JUM「ん…!んー!」 モガモガ
俺「大丈夫…ネジを…っ入れるだけだか…らっ」 ズプッ
JUM「!!」
俺「あぁ…だいぶ使わなかったから錆び付いてんな…油も注いどいてやるよ」 ドピュッ
JUM「んー!!んー!!」ジタバタ
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/31(日) 00:07:20.54 ID:pb8cIuV/0
JUM「出さん」
銀「なっ、なんですって……。あなた、ふざけているのならそのジョーク、一度限りにしなさい」
JUM「いや別にふざけているわけじゃない」
銀「日付も変更されてここからが真のハロウィンタイム、寛大な私は、もう一度だけ機会を与えるわぁ」
JUM「人の話を聞いてないのか」
銀「トリック・オア・トリート。うふふっ、お返事は?」
JUM「だから出さんって」
銀「……、……え?」
JUM「お前にお菓子をくれてやる義理はない」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/31(日) 00:14:51.60 ID:JdiQ+xK9O
多分JUMはドMだからな
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/31(日) 00:22:02.33 ID:pb8cIuV/0
銀「本気で言っているの?」
JUM「ああ、お菓子なんてあげない」
銀「ハロウィンのどこに不満があるっていうのよ」
JUM「日本の行事じゃないし、僕には関係ないね」
銀「ハロウィンは大切な行事。しかも、日本に輸入されて既に久しいわぁ」
JUM「だからなんだってんだよ」
銀「行事をおろそかにする共同体に未来はないわぁ」
JUM「は、はぁ」
銀「共通体験の減少、共同体意識の低下。伴ってモラルも低下。ああ、いとゆゆし」
JUM「大丈夫か、水銀燈? 特に頭かな」
銀「少しアツくなってしまったけれど、私が言いたいことはただ一つ。ハロウィンにはハロウィンのルールに従いなさぁい!」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/31(日) 00:34:02.74 ID:pb8cIuV/0
JUM「まぁ、とりあえずルールには従うよ」
銀「じゃあお菓子よこしなさいよぉ」
JUM「いや、水銀燈こそ、お菓子を拒否られたときの対応がまず違うだろ」
銀「はぁ?」
JUM「ここに書いてあるだろ、ほら」カチ、カチ
トリック・オア・トリート(Trick or treat. お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ)
銀「……いたずら?」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/31(日) 00:45:22.95 ID:6e7U484+0
薔薇乙女って食ったもんどうなるの?っと
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/31(日) 00:58:47.31 ID:pb8cIuV/0
「うふふっ、強情ねぇ……」
水銀燈は椅子に座っているJUMの膝に乗って顎を撫でる。
「なっ、なんだよ……」
「お菓子、どうしてもくれないのねぇ?」
「ああ、やらないったら、やらないぞ」
「じゃあいたずらされても文句は言えないわねぇ……」
「なに、す、んっ……」
水銀燈は顎を撫でる指を口元へと持っていき、唇を割って中へ進入させる。
余った手で首筋を撫でつつ、舌を弄ぶ。
「いたずらのほうがいいなんて、とんだ変態さんねぇ。私の指は食べ物じゃないのに、どんどん唾液が出てくるわぁ」
指を派手に動かしてわざと水音を立てられると、JUMの口内にはさらに唾液が満ちていく。
気づくとJUMは水銀燈の口元を凝視していた。ぷっくりと柔らかに見えるその唇から目を離せない。
「そんなに見ちゃ、だめよぉ?」
水銀燈は少し口を開け、その奥にわずかに見える舌を上下に動かす。それにシンクロして指も上下に動く。
「何を期待しているんだか。今あなたの口の中にあるのは私の指よぉ」
そう言いつつも水銀燈は舌と指のシンクロをやめない。
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/31(日) 01:13:20.61 ID:pb8cIuV/0
同時に喉のラインを指がなぞっていく。
「ふぅ、ん?」
とっくにJUMの下半身はかたくなっていた。そのことに水銀燈も気づいてはいる。
「少し出てきているのねぇ」
喉仏の頂点に当てられた人差し指が円を描く。
「一応男の子なのね」
舌とJUMの口内に挿し込まれた指のつつくような動きに連動して喉仏もやんわりと刺激を受ける。
「苦しい? でもちょっと苦しいくらいがちょうどいいわぁ。いたずらだもの」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/31(日) 01:26:20.82 ID:pb8cIuV/0
水銀燈は喉を弄るのを中断し、舌を動かすのをやめ、口の中から指を抜いた。
唾液にまみれた指はそのまま反り立つ股間へと移動し、中指の根元がちょうど鈴口に当てられた。
「あら、やめろ、って言わないのぉ?」
「あっ、や、やめろよ」
「棒読みねぇ」
さらに水銀燈は脚を組み替えて右ひざがJUMの股間を捉える体勢へと移行する。
股間、指、右ひざの順で接触している。
そのまま右ひざが上下に動き始め
「変な声出さないの」
JUMの股間が圧迫される。
水銀燈の親指と小指は太ももの付け根をズボン越しに引っ掻いている。
「素直にお菓子をくれていれば、こんなことにはならなかったのに、おばかさぁん」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/31(日) 01:37:36.72 ID:pb8cIuV/0
人差し指、中指、薬指も動き出し、ランダムな刺激を加える。
「ふふっ、この、変態さぁん!」
右ひざの動きがさらに活発になる。
「シゴかれてもいないのに、そんな声を出して、とってもとっても変態さぁん!」
手首が動きだし、カリが積極的に刺激される。
「ほら、ほら、ほらぁ! みっともなぁい! あはははっ!」
ビュッ、ビュッ
「こんなので出ちゃうなんて、ほんっと、どうしようもないだめ人間なのねぇ……」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/31(日) 01:54:45.98 ID:pb8cIuV/0
銀「なっ、なんてハレンチな!」
JUM「もっとも、いたずらなんてさせないけどな」
銀「どどどどうしよう……」
JUM「さて、どう出る」
銀「打倒不可能な危機に直面したときは、三十六計逃げるに如かずよぉ!」ダダダダッ! ガチャッ! バタンッ!
JUM「あ、あれ……?」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/31(日) 01:59:45.58 ID:I1fPatWn0
ワロタ
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/31(日) 02:09:13.52 ID:pb8cIuV/0
銀「くっ、この私が敗走だなんて、この屈辱、覚えてなさぁい!」ダダダダッ!
ガチャッ、キィィ
銀「ん?」
金糸雀「な、なんと、ドールがいなくて手薄な上に、玄関まで鍵がかかっていないとはまさに千載一遇! このチャンスを逃す手はないかしら、ってうぇぇ! 水銀燈!?」
銀「あら、金糸雀じゃない」
金「どうしてこんなところに水銀燈がいるかしら! これもまた千載一遇ではあるかもしれないけれど、正直勘弁かしら!」
銀「……、……ちょっと、金糸雀」
金「勝てない勝負に自ら乗っていくのは馬鹿のすること、ここはやはり態勢の立て直しを……」
ズビシ
金「くはっ」
銀「金糸雀、話を聞きなさぁい」ガシッ
金「も、もうだめかしら。シーキューシーキュー、エスオーエス、エスオーエス求むかしらー!」
銀「だから話を聞きなさいっての!」ズビシ
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/31(日) 02:21:37.10 ID:pb8cIuV/0
金「わ、わかったかしら。とりあえず話を聞くかしら。話をされている間にも刻一刻と時間が過ぎていく。そう、私のタイムリミットのその瞬間が足音を立てて近づいてくるかしら」
銀「……、まあいいわ。今日は何の日か知っているわね?」
金「えっと、何の日かしら? もしかして玉子焼きの日?」
銀「違うわ。ハロウィンよ」
金「ハロウィン? 確かお祭りだったかしら?」
銀「お祭りかどうかはこの場合問題ではないわぁ。大切なのは、ハロウィンの日にはお菓子をもらえるってことよぉ」
金「お菓子かしら!?」
銀「私もその慣例にしたがってJUMにお菓子を貰いに来たんだけど、ちょっとうまくいかなくてねぇ。あなた、お菓子食べたくない?」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/31(日) 02:31:01.05 ID:pb8cIuV/0
金「お菓子食べたいかしら!」
銀「じゃあJUMにトリックオアトリートを言いに行くわよ」
金「トリックオアトリート?」
銀「これ言えばお菓子がもらえるのよぉ」
金「英語かしら?」
銀「そうね。トリック・オア・トリート。お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ。って迫るのよ」
金「い、いたずら……?」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/31(日) 02:35:25.20 ID:16YeZKBG0
いたずらしたいしされたいし!
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/31(日) 02:48:01.27 ID:cMLoVDZv0
お菓子はあげないし悪戯するし!
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/31(日) 02:48:14.63 ID:pb8cIuV/0
水銀燈はJUMの背後で両手をがっちりホールドしつつ、うなじを口で愛撫している。
「これがJUMの、かしら」
JUMのジーンズのチャックを下ろして取り出されたそれは重力に逆らい、雄雄しく屹立していた。
金糸雀は舌先で先端に触れる。
「ひゃっ。ぴくってなったかしら……」
おそるおそる亀頭に舌を這わせていく。
「こんなのでぴくぴくしてる、かしら……」
先走りが唾液と混じり始める。
「ちょっと苦いけど、いたずらが順調な証拠かしら」
小さな口を大きく開けてなんとかほおばる。
歯や、上あごが擦れる。
金糸雀は苦しいながらも、ゆっくりと頭を前後に運動させ始める。
じゅぷ、じゅぽっという音がよりおおきく聞こえる。
「ほひ、ひひっ、かひふぁ!」
金糸雀はさらに速度を上げていく。JUMも無意識のうちにか腰が動いている。
「ほふぁ、ふぁふぁひほ、ほひ、かひふぁぁ!」
ビュクッ、ビュクッ
「ふ、んぐ、ぐっ、ごくっ……」
「に、苦くておいしくないかしら……」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/31(日) 02:56:54.24 ID:pb8cIuV/0
金「な、なんてハレンチな!」
銀「やっぱりそれ思うわよねぇ……」
金「やはり、ここは逃げの一手……」スッ
銀「何言ってるのよ。いたずらしなきゃいいだけの話よぉ」ガシッ
金「どうやったらそんなことが可能なのか教えてほしいかしら」バタバタバタバタ
銀「お菓子をもらえばいいのよ」
金「そりゃあそうかもしれないけど」
銀「お菓子さえもらえればいたずらなんてしなくていいのよ。しかもおいしい。お得なことばかりよぉ」
金「確かにかしら!」
銀「この勝負は二対一、数の優位を主張して押し切るわ。つまりガン攻めよぉ」
金「なんという策士、流石はカナの姉かしら!」
銀「合言葉はガン攻めよぉ!」
金「かしらー!」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/31(日) 03:03:28.92 ID:pb8cIuV/0
JUM「ん?」
銀「トリックオアトリート!」
JUM「また来たのか……」
金「トリックオアトリート!」
JUM「金糸雀まで」
銀「お菓子!」
金「お菓子!」
JUM「へっ?」
銀「お菓子お菓子お菓子よぉ!」ズイッ
金「お菓子お菓子お菓子かしら!」ズイズイッ!
JUM「わっ、なんだ、おい」
銀「お菓子お菓子お菓子お菓子、菓子菓子菓子よぉ!」ズイズイズイッ!
金「お菓子お菓子お菓子お菓子、菓子菓子菓子かしら!」ズイズイズイズイッ!
JUM「ひっ、ちょ、落ち着け、落ち着け」
銀「出すのぉ!?」ズイズイズイズイッ!
金「出さないのかしら!?」ズイズイズイズイッ!
JUM「わっ、わっ!?」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/31(日) 03:09:26.20 ID:pb8cIuV/0
銀・金「どっち!?」
JUM「う……」
銀(出さない、って言ったら即撤退よぉ)
金(撤退かしら)
JUM「わ、わかったよ、どうしてそんなにお菓子にこだわるのか知らんけど、やるよ」
銀「さ、最初から素直にそうしていればよかったのよぉお馬鹿さぁん」
金「つ、疲れたかしら。精神的に……」
JUM「じゃあ台所に取りに行ってくるから、待ってろ」
銀「あら、別についていくからお構いなく」
金「カナもついていくかしら」
JUM「あ、そう」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/31(日) 03:13:40.83 ID:pb8cIuV/0
JUM「……、あれ?」ゴソゴソ
金「どうしたかしら?」
JUM「切らしてんのかな、見つからん」
銀「……そんなの許さないわ。なんとしても見つけなさぁい」
JUM「つってもいつもの場所にないんだよな……」
銀「冷蔵庫は、冷蔵庫は見たの?」
JUM「まだ見てないな」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/31(日) 03:22:13.32 ID:pb8cIuV/0
金「開けるかしら!」ガバッ
JUM「勝手にあけるなっての、えーっと……?」ガサゴソ
金(これで見つからなくても撤退かしら?)
銀(撤退ね)
JUM「お、ケーキだけど、まぁいいか」
金「ケーキかしら!?」
銀「ケーキ! ケーキって言ったわねぇ!? うふふっ」
JUM「しょうがない、ケーキだ。この中から選べ」
金「こいつは海老で鯛を釣った気分かしら!」
銀「ケーキは選んでおくからお皿とフォークとお茶を準備なさぁい!」
JUM「あー、はい、はいよ、っと」
金「カナはモンブランかしらー!」
銀「私はこのビターなチョコレートのやつをいただくわぁ!」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/31(日) 03:39:09.04 ID:pb8cIuV/0
JUM「僕もついでに食べよ。んっと、タルトな気分だな。んしょっと」
3人が着席し、机の上には紅茶、ミルク、砂糖にケーキ。
銀「ふふっ、ハロウィンって最高だわぁ」
金「冒険したかいがあったかしら」
JUM「冒険?」
銀「きにしなくていいわ。さぁ、いただくわぁ」
金「いただくかしら」
JUM「そうだな、食うか」
銀・金・JUM「いただきます」
おしまい
※後でJUMはケーキを勝手に食べさせたことにより紅に叱られ、翠に罵倒され、蒼に幻滅されて、ケーキを買いに行くことになるが、それはまた別の話。
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/31(日) 03:59:51.63 ID:3Z7iCsmPO
ふむ
乙をつけておこう
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/31(日) 06:20:06.56 ID:Tdv2UQ68O
銀ちゃん可愛い
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/10/31(日) 06:47:24.42 ID:o0Q/0ggO0
久々にローゼンSS見た
乙
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