1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 14:47:43.15 ID:J25XhhU00
||_____||_____||_____||_
/| ._________ ,________
/ || | .| | |
.||/ ||//.. |// .| |//... |//
/ ||/ |/ .| |/. |/
/ || | .| | | 特車二課第2小隊。
.||/ || | .| | .|
/ .!_|,_____|______| |____|____ 珍しく、特に出動命令もなく平和、まさに第二小隊異常なし、であった。
/ ./____________/_______,/|
|i [工]! ||__。,,,|i――|| o ||iiiiiiiiiiiiiiii|:::::;;;; | ⊂⊃
/:! |i [工]! ||__。,,,|i――|| ̄ ̄||iiiiiiiiiiiiiiii|----| .|::::..|
i,//| .|i [工]! ||__。,,,|i――||//||三三三|__| .i_,| “あの”カミソリ中年がやってくるまでは。
/ | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄` ̄ ̄
.i|.. | /
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 14:49:08.85 ID:mkH6U3Jq0
(スレを立てるのが)遅すぎたと言ってるんだ!!!!!!!
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 14:51:00.83 ID:J25XhhU00
゙、 ¬ ゝ .|′
`、 ,.‐´,‐ .!
`. 、 ‐ |
丶 .! ,..‐ .,‐ .,,,/"゙.、
゙'ー.r‐ー''.'''゙゙´ _.. .'''''" l
/i ._,....‐' ´ t-、 お前たち、やっとるかー
.″ ..、 ….- . ":l'''ーT!;;i_、
ハ''''''i, : / .i゙ │ ‐ ,.;:゛;:/;:;:;::〔丶;:゙'/‐、.-、..
_="".;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;""';
/.;.;.;.;.;.;.; .;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.; ̄"
;" .;.;.;.;.;.;.;.;.;.; .;.;.;.;.;.;.;.;\
/.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.; .;.; .;.;';
..|.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;/'|.;.;.;|ヽ.;.;.; .;.;";
..|.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;/_|.;.;.;/| / ,;||.;.;|二..;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;'|
|.;.;.;.;.;.;.;.;|___|.;.;| | "''|/ |/ | ,.;.;.;.;.;.;.;.;.;|
'|.;.;.;.;|| | ̄ ヽ| /`ヽ , '\.;.;.;.;.;.;/
|.;..;;.;| /`ヽ | ヽ" | /|"
|.;.;.;.;| ゙| ヽ // あ、後藤隊長おはようごz…
\ヽ <| |~/
| __ ---- 、 /
ヽ <| / //\--
\ \ ノ / / |
/ ___丶、___ / / /
/ | |ヽ / /
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 14:53:59.36 ID:J25XhhU00
/::::::::::::::::::::/:::::::/∧::::::::::::::::::::ヘ
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..|:::::::::::|:::|-==ミ::/ |/ ______::/l::::::::::::::l
|:::::::::|" ,,==、 | / "",,=、`::::::::::::::l
|::::::| ミ l;q;lヘ /l:q;;l"シ |::::::::l
"'/:::l -ヾ-'' ,,::l ヾ-''ノ l:::::/"
|(K| u  ̄ :::: -、  ̄ l")l
ヘ___l ` ´ ;__/ ・・・・・
l = = /
\ イ
┌l..._"''-,,,,,,,,-'''",,-h
/l /" ∨"ヘ" /‐
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 14:55:01.34 ID:J25XhhU00
,.-=',;;;;;;;;, ヽ、.._
r'´,,;;;;;;;;;;;; ,;;;;;;;;;;;;, ヽ、
y' ,;;;;;;;;;;;;;;;; ,、 ;;;;;;;;;;;;;;,, `ヽ
,/ ,;;;;;;;; ィ,.r!l !, 、 ;;;;;,, ゙,
! ,;;;;;; イ! リ ヽ `リ ヽr、 ;;;;;;;; l
. l ,;;;;; l,rュ-、 ; ,.rニ=-リ, ;;;; l
. ! ;;; r'" r─、ヽ /-─-、 `!;;; l
. l ;;; l, 「l , ´ 「j !;;,r .....
!;;r'il `ー ' l:: `ー ' ly,、
ヽl ! l: l ,i
丶l ヽ ' r'
ヽ、 -──- , /
ト 、 .::::. r'l
l ,ヽ、,__ / l
/~"ー-,、 ,r-= ''ヘ
_,.-='l ▽/ ,ヽ,/ ヽ▽ l~=- ._
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 14:55:33.68 ID:J25XhhU00
,rー7" ̄``=-.、
,i" ;;;;;;, ;;;, ; ,;; ヽ、
,r" ,,;;; ri ;;;,,,,;;; ,;;;;;;;;;, ヽ,
i ,;;;;;;;;;;;; リ ヽ 、 ;;; ,;;;;;;;;;;;;, i
l ;;;;;;;; _,.i,_ ヽ}ヽ、;;;; 、 ;;;, l
i ;;;; r"二`__ ヾ___ヽ ;;;; i
ヽ ; i" r'"`、 l-i",/´ヽ `ll ;; l
rヾl ヽ「'' ,j ヽ i ` ,ll ri、
i, lヽ、 二r' 'i ヽニ"_y.イ j l
ヽ,l` . _,」:. "i,y'
l ; ,i
i、 __ ,l
l,ヽ、´ ..:::.. `,r'´.l ・・・・
l ::::. ゙、 , ' i
l :::::::... ̄ ̄ l
/~ ̄~`7、 ,<"~ ̄ヘ
,_,.-'"i ▽/ :\: y▽ i~=- .,_
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 14:56:03.25 ID:J25XhhU00
,r'",,;;;;;;;;;; ,;;;; ;;, ;; ;;;, i
r' ,;;;;;;; ,;;;;;;;;; ;; ;;;,`''ヽ
i ,;;;; ,,;_,;;;;;;;;;;; ;,, ;;;, ;;;;; _ ;; l
i ,;;;;;;;;;; i ~`-..,___,,..-= ''"~l ;;, , i
.i ;;;;;;;;; .,i,-'"ヽ、 ,r'"ヽi ;;;;;, l
y ;;;; ,'/,.-^ヽ, ヽ / ,.'^ヽ`ヽ;; i
rゝ l ',r──ヽ、 i r' ,-── 、i /、
i i` l ー─゜- ヾ ' "-゜─一 i rl
ヽ,`.i l_,./ ・・・・・
.''i ' r ヽ l
ト、 _,,. -──一- ..,_ イ
i ヽ、 .. ::: .. ,/ .i
_/~ =- ニ_- ..,__ .. - ',.-="ヘ
_,,.- '' i ▽ 7 :::.. ,/" ▽ i~ =- .,_
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 14:57:40.62 ID:J25XhhU00
_,..-ー'"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;´"''-、
‐";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`'.
/゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;_....ー. 、.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`'、
!,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.;.;-'''"´ .`''<;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙l、
!;;;;|´゙7r.''>/'"゙|.! :!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.l
i";;″:l゙ .!| `.l....-‐'';;;;;;¬-.., .!;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.l
l゙;;;,lr'"'一.、゙′ ''"'''" ´ ...... ゙̄''! .|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!
l;;;;|./ . ̄⌒ _,,..、....,´ .! .;;;;;;;;;;;;;;;;;;;1
i,ミ .'"゙.,゙,.'.. : ゛ ゙┘ .゛ : (;;;;,,'''二''i,}
゙'/, .' / │ .. .ニ'''''"゛ .|;;,,〉i゙ .、 }!
│ : -- │ "."..゙_'.> |.!
l゙ ,! - 二 !;|
、 .! . : 、 l゙ .,./ ;|
゙、 ゙'゙´ ":┘ ゙ .:|''''|゙;;;;;;./ んん?どうしたお前ら
/ ・・ ・・ 、 ・、 ! :!;;;;;/
:! ・i..iyィ==;;lljiフ l゙ !;./
゙i, ・・・.-....イ―''" ・・ 丶 .|/
゙、 ・・・ ¬・ ・・・ ゝ .|′
`、 ・。 ・ ・・・・ ,.‐´,‐ .!
`. 、 ‐ |
丶 .! ,..‐ .,‐ .,,,/"゙.、
゙'ー.r‐ー''.'''゙゙´ _.. .'''''" l
/i ._,....‐' ´ t-、
.″ ..、 ….- . ":l'''ーT!;;i_、
ハ''''''i, : / .i゙ │ ‐ ,.;:゛;:/;:;:;::〔丶;:゙'/‐、.-、..
,,..i../ ,i゙ゝ .|,ー ._、‐│ ,.'゙" ̄" .,.'";:;:;:;::`'''-、_;:"''''''/;:;:;:,ノ''''':-.. ,
_,_..┬‐;|i=-''リ .!;;;`゙~"-'";;;;;;;;;| .゙.l;:;:;:;:′ -゛;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:´'ー゙;:;:;:;:./ ;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::""ー
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 14:58:10.00 ID:J25XhhU00
なんかAAめんどくなったから以降携帯で
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 14:58:32.22 ID:aYh/L/Vl0
なぜVIPでやろうと思った
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 15:01:54.01 ID:YJwoHMjAO
野明(ご、後藤隊長の…歯と口の周りに…)
遊馬(…青のりがびっしり)
野明「あ、あの、隊長…」
後藤隊長「どうした泉」
野明「あ…えっと……」
後藤隊長「?」
野明「あ、あはははは~」
後藤隊長「とりあえず差し入れだ。」
一同「………」
後藤隊長「どうした。いつもなら差し入れだ飯だと喚きたてるくせに、他の連中も黙り決め込んで」
遊馬「……あ、いやぁ」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 15:02:59.68 ID:YJwoHMjAO
後藤隊長「まあいいや。これ、さっき貰ったのよ。この間の事件のお礼、だってさ。」
野明「焼きそば」
遊馬「たこ焼き」
熊耳「お好み焼き」
後藤隊長「お好み焼きは豚玉とイカ玉な。中々旨かったぞ」
一同「……」ジーッ
後藤隊長「あ、やだ。もしかして…海鮮ミックス俺が全部食べちゃってたのバレちゃってた?」
後藤隊長「そんな海鮮ミックスごときで怒るなよ。仕方ないじゃない。食ったもんは戻せないんだからさぁ…」
遊馬「いや…」
後藤隊長「それとも何?もんじゃ焼きをご希望?困ったなぁ~出るかなぁ~」
熊耳「……隊長。食べ物を前にして、そのような発言は謹んでいただけますか…」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 15:04:10.22 ID:YJwoHMjAO
一同「………」
後藤隊長「どうしたんだお前達。今日日葬式の参列者だってそんな顔しないもんだぞ?」
野明(ちょっと遊馬ぁ…どうしよう)
遊馬(どうしたもこうしたもないだろ。)
後藤隊長「どうした。泉、篠原。いらないなら俺が持ち帰るが」
野明「わ、わぁ~いたこ焼きだあ!」
野明「ね~遊馬、丁度粉ものが食べたかったんだよね~」
遊馬「あ、ああ!」
後藤隊長「……へんなの」
後藤隊長「まあいい。報告書、今日中に仕上げろよ」
野明「は、はーい」
バタン
後藤隊長「……なんだかなぁ~」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 15:05:35.12 ID:YJwoHMjAO
>>10
正直失敗したと思ってる
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 15:08:30.07 ID:YJwoHMjAO
野明「ちょ、ちょっとあれどう言うことなんだよ…!」
遊馬「お、俺が知るわけないだろう!」
熊耳「だって…無駄に勘のいい後藤隊長のことよ。そんな…」
遊馬「そ、そうだよな。俺たちをからかってるんだぜ。きっと」
遊馬「動揺してる俺たちを見て嘲笑ってたんだよあの中年は。根性悪め!」
野明「でも…故意であんなに見事に、自然な感じでくっつけられるもんなのかなぁ」
遊馬「だからアレだろ…くっついてんの分かってて、だなぁ…」
太田「篠原ァァァァァァァ!!!!!!!!!!!」
遊馬「な、なんだよ太田ぁ!耳元でギャーギャーうるせーよ!」
太田「分かっていても、例え、からかわれていても、だ。万が一のことがある!」
太田「注意して差し上げるべきだったろうがァ!!!!!!!!!!!」
遊馬「じゃあ今からでも言って来いよ」
太田「俺にはできん!」
遊馬「……胸張っていうか」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 15:11:23.14 ID:YJwoHMjAO
進士「むしろ、我々をからかっていなかったとしたら…その方が余計に厄介な気がします」
山崎「指摘、しづらいですよね余計に」
野明「唯一指摘してくれそうな南雲隊長は本庁だからねぇ…」
熊耳「でも…こういうのはほら、本人が気がついて改善するのが一番いいことだと思うし。」
遊馬「うん。そりゃそうだな。トイレに行って鏡みりゃあ済む話だし、俺たちがどうこう口出すまでもないだろ」
野明「……大丈夫、かなぁ」
遊馬「ってことでおっ先~」
野明「ああ!お肉が一杯のとこぉ!!私狙ってたのにぃ!!」
遊馬「へへ~ん。こう言うのは早い物勝ちなの」パクッ
野明「こ…こいつ……」
野明「じゃあここはあたしのだァァァァァァァ!」
太田「いいや俺のだァァァァァァァ」
進士「ちょ、ちょっと太田さんどさくさに紛れて2個取ろうとしないで下さいよ!」
山崎「あ…ああ……」
ワーワーキャーキャー
熊耳「ちょっとあなた達…良い歳なんだから、ちょっとはお行儀よくしなさい!!」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 15:26:16.22 ID:YJwoHMjAO
【隊長室】
後藤隊長「ふあっ…ふぁああ……」
後藤隊長「…頭痒ぃ~」ボリボリ
後藤隊長「あ…」
後藤隊長「お茶。いつもの癖で二つ入れちまった。」
後藤隊長「そうか…しのぶさん今日は本庁だったんだよなぁ…」
後藤隊長「………」
後藤隊長「…早く帰ってこないかしら」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 15:27:49.62 ID:YJwoHMjAO
【第二小隊】
ワーワーキャーキャーキャー
熊耳「ん…もうっ」
遊馬「……さて、たこ焼きはあとひとつ残ってるわけだが」
野明「……譲らないよ」
太田「右に同じく、だ。」
進士「……どうぞ。僕は…遠慮しときます」
山崎「僕も……」
太田「相変わらず覇気のないやつらだなァ」
進士・山崎「あはは…」
遊馬・野明・太田「せーの!!!!!!!!!!!」
遊馬・野明・太田「最初はグー!ジャンケン……」
遊馬「ポン!」
野明「ポン!」
太田「ぽォォォォォォん!!」
一同「………」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 15:29:06.30 ID:YJwoHMjAO
一同「………」
野明「ま……負けちゃったぁ…」
遊馬「…右に同じく」
太田「いよォォォォォォっっっっしゃああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
太田「正義は勝つ!必ず勝つのだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!ガッハッハッハッハッ!!!!!!!!!!!」
遊馬「……ちっ。なーにが正義だ。このいやしんぼうが」
野明「ま、いっか。ダイエットした気になれば…」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 15:30:29.05 ID:YJwoHMjAO
太田「……では、遠慮なく」
熊耳「ね、太田くん」
太田「……な、なんでありますか熊耳巡査部長」
熊耳「私、たこ焼きに目がないのよ」
太田「……そうでありますか」
熊耳「ええ。大好き。とっても大好きなの。」
太田「…………しかし」
熊耳「いいのよ。ごめんなさいね話し掛けたりして。食べて?」
太田「………」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 15:31:39.40 ID:YJwoHMjAO
熊耳「……どう?おいしい?」
太田「………」
熊耳「食べないの?」
太田「……あの」
熊耳「なぁに太田くん」
太田「………どうぞ」
熊耳「えっ。いいの?」
太田「……………どうぞっ」
熊耳「ありがとう太田くん。」にっこり
太田「………ぐっ」
野明「パワハラだ」
遊馬「パワハラだな」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 15:32:20.75 ID:YJwoHMjAO
ブーッ!ブーッ!ブーッ!
アナウンス『第七管区より通報!現在、千代田区秋葉原にてレイバーが暴走。なお、人質が……』
遊馬「出動だ!」
野明「えー、でもまだ…」
遊馬「飯は後だ!急ぐぞ!」
野明「はーい」
熊耳「………」しょぼーん
太田「………」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 15:35:05.32 ID:YJwoHMjAO
【秋葉原・ハローワーク】
男「うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!」
ガシャン!ガシャン!
男「こんな場所…こんな場所があるから悪いんだァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!」
後藤隊長「で、状況は」
警官「………」
後藤隊長「状況は、って聞いてるんだけども」
警官「あ、え、…犯人は工事用のレイバーを強奪」
警官「女性ひとりを人質に取り…ハローワークに立て籠りつつ破壊活動を続けています」
後藤隊長「で、犯人の名前は」
警官「新戸たかし…32。無職です」
後藤隊長「無職か…」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 15:35:17.16 ID:DnYT/6180
食い物ネタとパトレイバー
どうしてこうも相性がいいのだろう
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 15:36:58.78 ID:YJwoHMjAO
後藤隊長「いつも思うんだけどさぁ、人間追い詰められてどうしようも無くなったときいかに自らを振り返らないか、とか」
後藤隊長「いかに鈍感になってやり過ごせるかって事が大事なんだと思うんだけど…」
後藤隊長「最近の若い子は、血の気が多くって、やだねぇ~」
警官(どの口で…って言うかその口で言うか)
後藤隊長「何?」
警官「いや、説得力があるなぁ~と…」
後藤隊長「そぉ~?」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 15:37:43.03 ID:YJwoHMjAO
野次馬「流石は第二小隊…責任者からしてイカれてやがるぜ…」
野次馬「なんなのwwwwwwwwwファッションなのwwwwwwwww」
野次馬「歯wwwwwきったねーwwwwwwwww」
幼女「ままー!あのおじちゃん…」
母親「……目を合わせちゃいけません」
遊馬「おいおい……」
野明「あ、遊馬…隊長まだ……」
進士「じゃ、じゃあやっぱり本気で…」
太田「だから言っただろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!」
遊馬「じゃあ今からでも…」
太田「無理だァァァァァァァ!!!!!!!!!!!」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 15:39:46.08 ID:YJwoHMjAO
山崎「やっぱり…さっき指摘すべきでしたかね…」
熊耳「時計の針を元に戻すことは出来ないのよ山崎巡査。」
遊馬「…俺達が今考えるべきことは、『どうしてこうなったか』じゃなくて『どうしたらいいか』なんだ」
野明「どうしたら…って遊馬ぁ…」
遊馬「そりゃ答えは決まってるだろ」
熊耳「そうね……」
野明「答え?」
熊耳・遊馬「どうにかして自分で気づいてもらう」
一同「………」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 15:40:55.14 ID:YJwoHMjAO
野明「ええええっ!?」
遊馬「それしかないだろう…俺達にもうそれに関しての知恵も勇気も残されてないんだ」
熊耳「自分で隊長が気が付いた方がいいのよ…ここまで来ちゃったら」
野明「でも…でもっ…」
遊馬「これは隊長の為でもあるんだ…野明……ううっ…」
野明「遊馬……」
後藤隊長「……なぁんだか俺の周りにだけ人がよってこないなぁ~」
後藤隊長「なぁ~んでだろ」
後藤隊長「まあその方が好都合だし、いいか」
警官「………」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 15:42:10.42 ID:YJwoHMjAO
後藤隊長「あ、あ、犯人に告ぐ」
後藤隊長「今すぐ人質を解放し、レイバーを停止させ、降りて来なさい」
男「やなこったァァァァァァァァァァァァァ」
男「こうなりゃヤケだ!!!!!!!!!!!ヤケだァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシャン!ガシャン!
後藤隊長「あ、あ。まあそうヤケになるな。」
男「どうせ捕まるんなら一緒だ!」
後藤隊長「もしかしたらさ、素直に人質解放して投降してさ」
後藤隊長「素直に皆にごめんなさいすればさ、初犯なんだし『やっちゃった。てへっ。』程度で済む範疇かもしれないよー」
男「…でも賠償請求とかされちゃうんだろ」
後藤隊長「警察は民事不介入だから」
男「…いくらくらい払わなきゃいけないのこれ」
後藤隊長「警察は民事不介入だから」
男「一応レイバー保険に入ってるけど適用されんの」
後藤隊長「警察は民事不介入だから」
男「どうなんだって聞いてるんだよ」
後藤隊長「警察は民事不介入だから」
男「……」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 15:44:44.71 ID:YJwoHMjAO
男「………」
男「ウォォォォォォォォォォ!!!!!!どうせ地獄なら行くとこまでいってやるゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!」
後藤隊長「待て!話せばわかる!」
男「お前に俺の苦しみが解るって言うのか!?ああっ!?」
後藤隊長「君もさぞ、辛かったろう」
後藤隊長「社会のゴミ、人の金で飯を食ってる泥棒、お荷物、役立たず、社会の恥、二酸化炭素排出機…そう言われつづけ、さぞ辛かったろう」
男「労働厨に俺の気持ちなんか………」
後藤隊長「毎日のように、マスコミや本庁から同じことを言われているから分かるよ。やだよね。」
後藤隊長「というかむしろ、二酸化炭素が産業廃棄物に取って代わられてる分、俺の方が悪い」キリッ
野明「うわぁ…」
遊馬「自分で言っちゃったよ…」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 15:45:49.28 ID:PZetRXEEP
まさかVIPでレイバーSSが読めるとは
誰もやらないから自分で書こうと思ったが様子を見て正解だった
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 15:48:04.91 ID:YJwoHMjAO
男「うるせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
男「もう俺には希望なんて……」
後藤隊長「希望なんて探せばいくらでもあるでしょ~?」
後藤隊長「これからいかにして不起訴にしようか、だとか、仮に起訴されてもいかにして執行猶予をつけようか、だとか」
後藤隊長「ついたらついたでまあ、仕事を探そうだとか、ハローワークに行く道すがら可愛い子との出会いが待ってるかもしれないだとか」
後藤隊長「ね?いくらでもあるのよ」
男「絶望じゃねぇかァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!俺は働きたくないからハローワークぶっこわしてんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!」
男「全国のハローワークと言うハローワークをぶち壊してやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 15:52:52.99 ID:YJwoHMjAO
太田「……」イライラ
太田「進士!なんなのだアイツは!!」
進士「ぼ、僕に聞かれても~……」
太田「むうううう……」イライラ
男「ウォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!」
人質の女「キャアアっ!」
後藤隊長「あーちょっとタンマ!タンマ!」
後藤隊長「そぉ~んなアホなことしてもハローワークは絶対なくならないよ~?」
男「ああ!?」
後藤隊長「コンテナとかテントとか、はたまた別の施設を借りるかなんかして、結局ハローワークは意地汚く生き残るワケ。」
後藤隊長「いい?例えハローワークが無くなったにしろ、君は『仕事をしなきゃならない』っていう罪悪感から逃げられないのよ?」
後藤隊長「アルバイト情報誌だって、はたまたネットの求人サイトだって、それはそれはもうわんさか存在するワケ」
男「……ぐっ」
後藤隊長「…だからさ、やめない?」
男「うるせえ!うるせえ!うるせえ!!」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 15:56:32.31 ID:YJwoHMjAO
男「俺は……俺は…30年間……ずっと…ずっと」
男「女の一人も抱けない…風俗に行く勇気もない」
男「こんな…ううっ…」
後藤隊長「…大丈夫だ」
男「えっ…」
後藤隊長「大丈夫だよ」ニコッ
男「お…お巡りさん…」
後藤隊長「君が思うほど気持ち良くはない!」キリッ
後藤隊長「と言うわけで、してもしなくても一緒だからさ、投降、してきなさいよぉ~」
一同「…………」
男「ばっ……」
男「バカにするなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 15:59:12.33 ID:bEg2H0lMO
後藤に青のり付いててもどうでもいい
南雲に付いてたらドキドキする
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 16:00:17.57 ID:YJwoHMjAO
遊馬「…何だかんだで後藤隊長もイラついてたんだなw」
野明「……っ」
遊馬「って、なぁに赤くなってんだよ野明~」
野明「うっ…うるさいっ!」
後藤隊長「ごめん。何か気に触るようなこといった~?」
男「ドヤ顔で良い放ったくせにこいつ…」
男「しかもよくみりゃお前、口に青n…」
太田・野明「!」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 16:01:57.45 ID:YJwoHMjAO
ダッ…
遊馬「ちょ、ちょっと野明!?」
熊耳「太田くん!まだ命令は……!」
野明・太田「ウォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イングラム1号機&2号機「たぁあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズゴォォォォォォォォォォ!!!
女「キャアア!!!」
男「!?!?!?」
後藤隊長「ちょ、ちょっとぉ!?」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 16:03:47.46 ID:YJwoHMjAO
進士「凄い…完全に息がピッタリでしたよさっきのタックル!」
山崎「やれば出来るんですねぇ…あの二人」
遊馬「感心してる場合じゃない!おい!野明戻れ!」
熊耳「ちょっと二人共!まだ待機命令中よ!戻りなさい!!」
太田「ウオオオオオォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!」ガスッ!
野明「たぁぁぁぁぁぁぁああああああああぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」ガスッ!ガスッ!
男「 」
女「いやぁぁぁ!!!!!!!!!!!」
野次馬「……うわぁ」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 16:04:39.87 ID:iDeSLxrpO
支援
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 16:04:41.15 ID:YJwoHMjAO
後藤隊長「泉、太田、一旦戻れ!」
ガスッ!ガスッ!ガスッ!
野明「こいつ!勤労と納税は国民の義務なんだぞおぉぉぉ!!!」ガスッ!
太田「こいつめ!こいつめ!非納税者は成敗してくれるわ!!」ガスッ!ガスッ!
男「 」
女「やだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」
後藤隊長「泉!太田!人質がいるのを忘れるな!!おい!」
後藤隊長「………」
後藤隊長「………聞こえとらんか」
男「くそ…」
男「クソオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
太田「こいつっ!まだやる気かぁ!」
ガシャッ
熊耳「ちょっと…太田くん!?こんな至近距離でリボルバーを使うつもり…!?」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 16:06:41.39 ID:YJwoHMjAO
太田「犯人や人質には当てませんから大丈夫です!!至近距離なら確実に装置を…」
熊耳「そういう問題じゃ……」
太田「ドワァァァァァアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
後藤隊長「待て太田!例え当たらなくても衝撃で…」
太田「往生せいやぁぁぁぁああああああぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バアアアアアアアアアアアン………
男「あ…ああ……」
女「 」ピクピク
後藤隊長「……衝撃で人質がふっ飛ばされちゃうって言ったのに…」
遊馬「あちゃー……」
熊耳「……はぁ」
警官「 」
野次馬「 」
後藤隊長「やだねぇ…今時の若い子は血の気が多くってさぁ~…あはは…」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 16:07:46.37 ID:YJwoHMjAO
【隊長室】
後藤隊長「犯人は無事逮捕。…しかし人質に全治一週間の怪我を負わせてしまった。」
野明「すいません」
遊馬「でした」
太田「……申し訳」
熊耳「ありませんでした…」
後藤隊長「あー、やっぱりさ、前にも言ったけど俺達の仕事はちょっとタンマとか、ちょっと戻ってやり直しってのが効かないのよ」
後藤隊長「だからさ、フォワードとバックアップ、はたまた隊長ってのがいるワケ。」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 16:09:01.25 ID:YJwoHMjAO
野明(良いこといってるけど……むふっwwwwwwwww)
遊馬(ちょっと笑うなよ野明wwwwwwwww)
野明(ちらちら青のりwwwwwwwww見えてるwwwwwwwww)
遊馬(やめろってwwwwwwwww)
後藤隊長「ちょっと頭に血ぃ昇っちゃった気持ちもまぁ、わからなくもないが。そこはさ、グッとこらえてよね、泉と篠原?」
野明・遊馬「は…はいっ」
後藤隊長「ま、心に留めといてくれや。」
後藤隊長「じゃ、始末書提出よろしくね~」
後藤隊長「ってところで本当は俺も、終わりたいんだけどさ」
一同「……?」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 16:12:53.03 ID:YJwoHMjAO
後藤隊長「今回はまあ何だ、人質を怪我させちゃったろ。それがどうもまずかったらしくてな」
後藤隊長「泉、太田両名は警備部長を連れた課長が到着次第、俺と一緒に部長と課長のありがた~いお説教を頂くことになった。」
野明「ええええぇぇぇぇぇぇ!?」
後藤隊長「ええ!じゃないよ。懲戒処分を喰らうよりかは幾分ましだろう~。」
野明「いや、あの……そういう意味じゃ……」
後藤隊長「それともアレか、水戸黄門の再放送か?俺も、お茶飲みながら見るの、楽しみにしてたんだからお互いさぁ……」
野明「いや…勤務中に水戸黄門は…」
後藤隊長「そう?」
後藤隊長「まぁとにかく、あと二時間で到着するみたいだから遅れないように。以上。」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 16:13:56.77 ID:YJwoHMjAO
【第二小隊】
野明「どうしよう!どうしよう遊馬ぁ!」
遊馬「どうしようったって…とんだ展開になっちまったな」
進士「まさか…こんなことになるなんて…」
遊馬「太田ぁ!お前のせいだぞォォォォ!」
太田「お、俺は悪くないぞ!一番悪いのは犯人ではないかァァァァ!!」
熊耳「ちょっと、今更責任の所在を追求しても仕方ないでしょう!」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 16:16:18.94 ID:YJwoHMjAO
熊耳「今は隊長の口の周りと歯に点在している青のりをどうするかって方が先でしょう!」
遊馬「三白眼の猫背の中年が口の周りと歯に、びっしりと青のりを…」
遊馬「どう考えても最悪だ…最悪の状況しか思い浮かばない。」
野明「何とかして気がついてもらわないと…」
遊馬「……一番手っ取り早いのは便所だろうな」
進士「何だかんだで隊長、隣に南雲隊長がいるせいか、髪型には気を使ってるみたいですしね」
遊馬「トイレに行けば必ず鏡を見る…」
遊馬「何度か隊長と一緒になったことがあるが、ほぼ確率しては100%、鏡を覗き込んでたんだぜ」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 16:17:18.69 ID:YJwoHMjAO
野明「でもどうやって?流石にわざわざ隊長室まで…トイレに誘いに行くなんて不自然だよ」
遊馬「アレだ。理由がありゃいいんだよ理由が」
野明「理由?」
遊馬「『幽霊が出るんで』…とか」
野明「小学生じゃないんだから」
熊耳「ゆ、ゆーれい!?」ブルブル
進士「く、熊耳さん、作り話ですからね」
熊耳「……///」こほん
野明「でもなんだろう…成功する感じが…全くイメージ出来ないんだけど」
遊馬「わ、わっかんないだろぉ?やってみなきゃ!」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 16:18:24.48 ID:aYohx8PvO
再現率パねぇ
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 16:19:36.19 ID:YJwoHMjAO
【隊長室】
後藤隊長「小学生かお前」
遊馬「い、いやあ…あはは…太田だけだと不安なんで……ね?」
後藤隊長「トイレに幽霊…ね」
後藤隊長「そんな話、聞いたことがないな」
遊馬「密かに、密かにですから」
後藤隊長「山崎や進士は」
遊馬「手が話せないって…」
後藤隊長「でもさぁ、俺おしっこ、したくないんだよね」
遊馬「そこを…なんとか…」
後藤隊長「て言うか、北側のトイレの方を使えば良いんじゃないの?」
遊馬「……あっ」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 16:20:48.99 ID:YJwoHMjAO
遊馬「で、でも隊長ぉ!」
後藤隊長「あー、あとドアの向こうにいる熊耳ー」
熊耳「えっ!?」
野明「!?」
後藤隊長「ちょっと来い」
熊耳「 」
ガチャ…
熊耳「……あの」
後藤隊長「お前、いつの間にか幽霊平気になったんだな」
後藤隊長「いやぁ~俺は安心したよ。ホント。」ニヤッ
熊耳「あっ……」
野明「……」ギロッ
遊馬「……すまん」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 16:23:04.73 ID:/CjUxeJ/0
なんという無駄なカミソリ・・・
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 16:24:37.70 ID:YJwoHMjAO
【再び第二小隊】
遊馬「失敗だあああああああああああああ」
熊耳「やっぱりというか…流石と言うか…妙に勘がいいのが後藤隊長よね…」
野明「変なところで鈍感なのにね。今回のことといい、南雲隊長のことといい」
一同「………」
進士「た、ただこれで後藤隊長がトイレに行く可能性が消えちゃったかもですね…」
太田「何故だァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!」グイッ
進士「つ、掴みかからないでくださいよ太田さぁん!」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 16:28:13.51 ID:YJwoHMjAO
進士「だ、だから後藤隊長は多分、さっきの件で僕たちがトイレに何かを仕掛けてるって思い込んじゃったはずです」
太田「篠原ァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!お前が余計なことせにゃあァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!」
遊馬「もともとの原因は太田だろ!」
遊馬「それに、そんなに俺のこと責めたいんなら画期的な作戦の一つでも出してみろ!」
太田「………」
太田「…………」
太田「……………」
太田「わからぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」ガバッ
進士「だからなんで僕にィィィィィィィィ!」
熊耳「……はぁ」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 16:33:26.64 ID:YJwoHMjAO
遊馬「今更『ついてますよ』なんて言えない状況だしなぁ…」
進士「あ、あの…ちょっと思いついたかも知れません!」
太田「なんだ、言ってみろ進士!」
進士「サラリーマン時代に学んだことなんですけどね、相手を傷付けず気付かせるには…」
一同「は?」
進士「人のふり見て我がふり直せっていうのが一番いいんですよ」
遊馬「なるほど…それだ!それだよ進士さん!」
熊耳「確かに…誰かの口に青のりをくっつけ、後藤隊長にそれを見せる…」
山崎「なるほど。隊長も気にして口の周りをチェックしてくれる…かも知れませんね」
野明「で、その役誰がやるの」
一同「………」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 16:36:39.65 ID:YJwoHMjAO
一同「せぇぇぇぇぇぇぇぇのおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
一同「最初はグー!ジャンケン………」
遊馬「ポン!」
野明「ポン!」
熊耳「ポン」
進士「……ポン」
山崎「ポン」
太田「ポォォォォォォォォォォン!!!!!!!!!!!」
一同「…………」
野明「………」
野明「いやああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!アタシィィィィィィィ!?」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 16:40:09.74 ID:YJwoHMjAO
熊耳「動かないでね」パラパラ
野明「ううっ……」
熊耳「はい。完成。」
太田・遊馬「ぶわっはっはっはっはっはっはっwwwwwwwww」
野明「……むう」
太田「良い気味だ泉ィィィィィィィwwwwwwwww」
遊馬「似合ってるぞーwwwwwwwww」
野明「うるさいやい!」
山崎「いやあ器用なんですね熊耳さん。この短時間にこうも自然に青のりを歯と口にくっ付けるなんて……」
熊耳「そんな器用だなんて~……」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 16:41:36.15 ID:DnYT/6180
信じられるか……?
こいつら税金貰って青のりはっつけてるんだぜ
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 16:42:30.89 ID:/CjUxeJ/0
特車二課壊滅す!
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 16:44:12.13 ID:YJwoHMjAO
野明「こんな姿で歩き回るなんて…」
遊馬「ほれ、さっさと始末書提出してこい!」
野明「まだ嫁入り前の女の子なんだよ、私!」
遊馬「ふん……何かあったらそんときゃ俺が貰ってやるさ」
野明「……遊馬///」
進士「おあついですね~」
太田「ケッ…軟弱なぁ……」
遊馬「って冗談だけどwwwwwwwww青のり前歯についてる女なんてごめんだわwwwwwwwwwwwwwwwwww」
野明「あ……」
野明「遊馬のバカアアアアァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」タッ
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 16:45:22.42 ID:/CjUxeJ/0
遊馬のピッコロボイスは賛否両論なところ
個人的にはグッド
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 16:46:05.96 ID:YJwoHMjAO
遊馬「なっ…なんだよあいつ…」
熊耳「今のは完全に篠原巡査が悪いわ」
太田「ああ。篠原が悪い。」
進士「泉さんが不憫ですよ……」
山崎「………」ジッ
遊馬「な、なんだよ!皆して!ちょっとからかっただけじゃないかよ!」
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 16:47:45.58 ID:YJwoHMjAO
【隊長室前】
野明「………はぁ」
野明「覚悟を決めるかぁ…」
野明「よしっ」
コンコン
野明「失礼しまーす。」
野明「泉野明巡査、始末書を提出に……」
シーン……
野明「あれっ……」
野明「いない?」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 16:51:13.26 ID:YJwoHMjAO
遊馬「隊長が消えたぁぁぁ!?」
野明「そうなんだよ!隊長室にいないんだ!」
野明「帰りがけに色々探して見たんだけど…」
太田「どうだかぁ。尻尾を巻いて逃げ帰ってきたんじゃないのか?」
野明「ち、ちがうよ!本当にいなかったんだってば!」
熊耳「……困ったわね」
熊耳「進士巡査、部長が車であとどのくらい猶予がありそう?」
進士「あと一時間ってとこですかねぇ…」
熊耳「ここでもたもたしてる時間はないわね…」
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 16:53:24.62 ID:YJwoHMjAO
熊耳「青のり要員の増員を提案します!」
一同「えええええええええええっ!?」
熊耳「人数を増やした方が後藤隊長と出会う確率は増えるでしょ?」
遊馬「……まあ、そうですね」
熊耳「と、言うわけで……」
一同「………」ゴクリ
一同「ジャーンケぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!!!!!!!」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 16:56:04.15 ID:YJwoHMjAO
…………
遊馬「ぐっ……」
太田「イヤダァァァァァァァ!!!!!!!!!!!俺は嫌だぞォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!」ジタバタ
熊耳「往生際が悪いわよ太田くん!」
太田「警官が、日本男児が口に青のりなど……!」
熊耳「……誰の責任でこうなったのかしら、お・お・た・くん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」クワッ
太田「……」
太田「………好きなようにしてください」
遊馬「尻に敷かれてやーんの」
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 16:59:11.81 ID:/CjUxeJ/0
信頼の太田
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 16:59:28.56 ID:YJwoHMjAO
ドタバタドタバタドタバタ
遊馬「ウォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!」
太田「ウォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
野明「ウォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
整備員「な、なんだなんだぁ!?」
遊馬「ドコダアアアアアアアアアアアァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
太田「後藤隊長ォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!」
野明「出てきてよぉォォォォ!!!!!!!!!!!」
整備員「……遂にあいつらイカれちまったのか」
整備員「……かもな」
遊馬・太田・野明「ウォォォォォォォォォォォォォォォォォォアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドタバタドタバタドタバタ
こっそり
後藤隊長「……何を企んでるんだかあいつらは」
後藤隊長「やだねぇ、若い子は血の気が多くってぇ」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 17:00:08.08 ID:/CjUxeJ/0
おめーのせいだよwwwwwwwwww
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 17:06:44.28 ID:YJwoHMjAO
………
遊馬・太田・野明「………」ハァハァハァハァ
熊耳「お帰りなさい。」
野明「だ、だめだぁ……」
遊馬「みつからねぇ…」
太田「ちきしょおおおおおおおおおおおお!!!」
コンコン♪
シバ「よーお!なぁにやってんの~?」
野明「あ、シゲさん」
シバ「ってwwwwwwwww何その口wwwwwwwwwwwwwwwwww」
野明「もう、笑わないでよね!」
熊耳「実は……」
かくかくしかじか
シバ「ちょっとォォォォォォwwwwwwwwwなにそれぇwwwwwwwwwwwwwwwwww」
シバ「後藤隊長の口の周りに青のりがwwwwwwwwwしかも気がつかないとかァwwwwwwwww」
遊馬「笑い事じゃないんですよ。」
野明「何とか、何とかしないとぉ!」
シバ「うっし!特車二課、特に第二小隊の危機とありゃあ、一肌脱がねぇわけにゃあ、あ、い~か~ねぇ~なァァァァ!!!」ビシッ
熊耳「……何で歌舞伎」
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 17:10:37.52 ID:/CjUxeJ/0
讃えよ整備班!
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 17:13:41.69 ID:YJwoHMjAO
シバ「今日は運良くおやっさんもいないし、もう仕事の区切りもついてる」
シバ「おい!若けえ奴等!」
整備員「は、はい!」
シバ「作業は止めて一旦集合!」
野明「シゲさん……」
シゲ「赤信号、みんなで渡れば怖くないってね」
熊耳「……太田くん!」
太田「は、はいいっ」
熊耳「青のりのストック、まだあるかしら」
太田「じゅ、十分に……」
熊耳「後藤隊長にこれ以上恥をかかせる訳にはいかないわ」
一同「……」コクリ
山崎「……僕の口、使って下さい」
進士「僕のも!」
シバ「じゃーんじゃんくっつけてくれよなァ!」
整備員「俺も!」
整備員「俺も!俺も!」
整備員「やってやるぜ!整備の何かけて!」
熊耳「みんな……」
野明「ありがとう……ぐすっ」
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 17:14:43.42 ID:YJwoHMjAO
訂正
×やってやるぜ!整備の何かけて!
○やってやるぜ!整備の名にかけて!
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 17:18:59.42 ID:YJwoHMjAO
そして……
整備員「ウォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!」
整備員「ドコダアアアアアアアアアアアァァァァァァ後藤隊長ォォォォ!!!!!!!!!!!」
ドタバタドタバタドタバタ
シバ「ああっっっっっちをさがせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!」
太田「くそ!どこだ!」
進士「太田さん…そんなに乱暴にドアを開けたら…」
熊耳「どこかしらね…」
野明「何か青のり口につけた熊耳さん可愛い」
熊耳「そ…そうかしら///」
遊馬「そこ!しゃべってる暇があるんなら探せ!」
山崎「どこですかね…隊長ーでてきてくださーい」
ウォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!ドコダゴトー!ゴトーハドコダァァァァァァァ!!!!!!!!!!!
南雲隊長「な…なによ、これ」
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 17:21:29.90 ID:YJwoHMjAO
南雲「ちょっと…本庁から戻ってくれば…何事よ……」
野明「あ、南雲隊長お帰りなさい」
南雲「一体何が……」
野明「後藤隊長を探してて……」
南雲「でも何で揃いも揃って口に……」
遊馬「野明ー!」
野明「すいません急ぎなんで!」タッ
南雲「えっ……」
南雲「何?何なのよ?ねえ?」
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 17:25:04.49 ID:/CjUxeJ/0
しのぶさーん
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 17:26:20.87 ID:YJwoHMjAO
【隊長室】
南雲「何だっていうのよアレは……」
後藤隊長「あ、お帰りしのぶさぁ~ん」
南雲「………!!!!!!」
後藤隊長「どうしたのしのぶさん。まるで指名手配犯を非番の日に見付けちゃった様な顔して」
南雲「……何よその例えは」
後藤隊長「一回あったんだよ。」
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 17:31:02.65 ID:YJwoHMjAO
南雲「さっき…二課の人間総出で後藤さんを探してたわよ」
後藤隊長「知ってる。最初は逃げ回ってたんだけどさ、人数増えて来ちゃって。」
後藤隊長「下手に逃げ回るよりか、ここにいる方が安心安全ってもんでしょ?」
南雲「で、何で追いかけ回されてるのよ。何かしたの?」
後藤隊長「あいつらが勝手に追いかけ回ってるだけだよ。俺はここにいるんだからさ。」
後藤隊長「あいつら全員公安とか刑事課には向かないタイプだなぁ。」
南雲「……言葉遊びはいいから。何で?」
後藤隊長「それがさぁ、全く検討がつかないのよね。全く。」
後藤隊長「もしかして…部長が来ることを…いや、俺のせいじゃないしなぁ~…」
南雲「……」
後藤隊長「何?しのぶさん」
南雲「……動かないで」
後藤隊長「えっ…」
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 17:32:17.71 ID:/CjUxeJ/0
ニヤニヤ展開に見せかけてこれ青のりついてますからね
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 17:33:57.86 ID:YJwoHMjAO
南雲「………」
後藤隊長「ちょ、ちょっとしのぶさぁん?」
南雲「……んっ」
後藤隊長「か、顔近くない?」
南雲「……」
後藤隊長「い、いや、嬉しいんだけどさ…なんて言うか唐突過ぎるっていうか」
後藤隊長「き、勤務中だしね?その…あの……」
後藤隊長「……ま、いいか~」
南雲「後藤さん……」
後藤隊長「しのぶさん………」
ふきふき
南雲「……」スッ
南雲「はい。おしまい」
後藤隊長「………」
後藤隊長「えっ」
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 17:39:04.98 ID:YJwoHMjAO
南雲「口の周りに青のり、ついてたわよ」ニヤッ
後藤隊長「えっ…あ…」
後藤隊長「あ、ああ、そう。そうね、青のり、青のりだよね」
後藤隊長「あーははー。朝からついてたのか~。だから、あいつら…そうか…あははー…」
南雲「これから部長からありがた~いお説教を戴くって言うのに…ねぇ後藤さん?」
南雲「それから歯にもついてるから歯磨き、してきた方がいいわよ」
後藤隊長「……あ、歯ブラシもってくるの忘れた」
南雲「……はぁ」
後藤隊長「しのぶさん、貸して~?」
南雲「ちょ、ちょっと何言ってるのよ後藤さん…!」
後藤隊長「冗談。ジョークだよ。」
南雲「…もう。その本気みたいな冗談と冗談みたいな本気、やめてほしいわ。」
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 17:44:33.06 ID:YJwoHMjAO
後藤隊長「あ、あとしのぶさ~ん」
南雲「……何?歯ブラシなら貸さないわよ」
後藤隊長「冷蔵庫の中にさぁ、千石屋の海鮮ミックスが入ってるんだわ」
後藤隊長「しのぶさん、あれ、好きでしょ?」
南雲「……え、ええまあ」
後藤隊長「欲しい?」
南雲「……欲しい…わ…」
後藤隊長「あげる。チンして食べてね。」
バタン…
南雲「……」
南雲「か…海鮮ミックス…///」ニパッ
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 18:00:14.71 ID:YJwoHMjAO
ドコダァァァァァァァ!!!!!!ドコダァァァァァァァゴトォォォォォォォォ!!!!!!
野明「どうしようみつかんないよぉ!」
太田「くそ!今更作戦変更などできんぞ!」
遊馬「くっそォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!ヘソ曲がりで、余計な事ばっかり気がまわって、ずるっこい腹黒クソ中年がァァァァァァァ!!!!!!!!!!!」
後藤隊長「うん。で、俺がそのヘソ曲がりで、余計な事ばっかり気がまわって、ずるっこい腹黒クソ中年なんだけど」
一同「………」
一同「いたあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
後藤隊長「なんだよ。皆して、非番の日に銀行に金おろしにいったら強盗に遭遇しちゃったみたいな顔しちゃってさぁ~」
熊耳「……良くわからない例えなんですが」
後藤隊長「あるんだよ。一回」
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 18:07:52.50 ID:YJwoHMjAO
後藤隊長「はしゃぎ回るのもいいが、部長が来るんだ。掃除、やっとけよ」
野明「あ、あの!それより隊長!私達を見て何か…」
遊馬「ちょっと野明!ストレート過ぎるだr…」
進士「って…あれ?」
シバ「な……なくなってる……」
後藤隊長「俺に用があったみたいだけど」
遊馬「あ、あは、あは……」
野明「きょ、今日の差し入れ、思わず走り回りたくなっちゃうほど美味しかったよね!」
熊耳「そ、そうね!」
太田「いや…まだ一口m」ガスッ
山崎「ホント!ふわっふわでしたね!」
一同「あはははははは!」
後藤隊長「そう。じゃ、俺は隊長室に戻ってるから。時間になったらお前達もこい」
野明・遊馬・太田・熊耳「は、はい!」
後藤隊長「じゃ。」
後藤隊長「……あ、そうだお前たち」
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 18:10:05.18 ID:1pwzAj5P0
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96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 18:14:28.57 ID:1pwzAj5P0
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97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 18:19:00.95 ID:YJwoHMjAO
ちなみにややこしい用ですが1pwzAj5P0=YJwoHMjAOでした。
お付き合いありがとうございました。
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 18:20:52.84 ID:/CjUxeJ/0
ギャグ回のパトレイバーっぽくてよかたよ。おつ
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 18:21:01.61 ID:rqC8QzIR0
まぁ、おもしろくないこともなかったと言ってやらないこともないけど?
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 18:24:23.49 ID:FTLbyBRiO
アニメ見たくなった!>>1乙!
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 18:28:18.54 ID:hRzrkr+J0
落語にありそうな話やね。
面白かったです。
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 18:50:12.87 ID:YJwoHMjAO
20年前だし意外と見てる人多くてホッとしたわ…。
パトレイバーは現代にも通用する素晴らしいアニメだと思います
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 18:54:21.98 ID:ovTF/0DMi
やっとパトレイバースレが来たかっっっ
俺は応援するぞぞおおおおお
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 18:56:17.40 ID:9ZQz2BvE0
これこのままアニメ化しても違和感ない
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 19:04:52.79 ID:qBJLgPJ2P
面白かった
乙
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 19:06:49.47 ID:YJwoHMjAO
>>52
×話す○離す
>>69
×車で○来るまで
誤字多すぎワロタ
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 19:18:02.31 ID:DnYT/6180
いかにもパトレイバーな話だったwwwww
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 19:48:25.87 ID:4yt/taR70
そろそろOVA新シリーズ来てもいいと思うんだが
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/26(日) 20:19:34.62 ID:iDeSLxrpO
何故か>>96見たら脳内で朝陽の中へが流れた
乙
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そしてこの自然な出来栄え、とてもよかった