1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:01:14.99 ID:YKY9PUHJ0
ウィッチ「アルルさん、今日こそキスして貰いますわよ!」
アルル「ひ、ひぇぇ!き、昨日はごめんって!」
ウィッチ「許しませんわ!おとなしく捕まって、私と甘いひとときを過ごしなさい!」
アルル「い、いやだよっ!ど、どうしてこんなことに!」
アルル「こ、これも全部ルルーのせいだぁ!」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:02:10.79 ID:YKY9PUHJ0
~昨日~
ルルー「アルル、ここから先はサタン様のもとへ通じる道!通さないわよ!」
アルル「通してよ!ボクは八百屋さんに行きたいだけなの!」
ルルー「きぃぃ!そんなこと言ってサタン様と会おうって言う寸法でしょ!騙されないわよ!」
アルル「あぁもうっ、ボクはサタンのことなんてどうでもいいよ!」
ルルー「さ、サタン様がどうでもいいですって……!?あんな素敵なお方を、どうでもいいだなんて、あり得ないわ!」
アルル「うぅー……だったらどうしたら通してくれるの?」
ルルー「そうね……あなたがサタン様に興味ないってこと、証明できたら通してあげてもいいわ」
アルル「それはさっきから言ってるじゃないの……ボクはサタンに興味ないって」
ルルー「言葉ではどうとでも言えるわ。行動で示しなさい」
アルル「行動でって、どうすれば……あ、あれは」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:03:16.37 ID:YKY9PUHJ0
ウィッチ「~♪」テクテク
アルル「おーい、ウィッチ!」
ウィッチ「あ、アルルさん!?もうっ、急に声をかけないでくださる!びっくりするじゃありませんの!」
アルル「あはは、ごめんごめん……ねぇ、ルルー、見ててね」
ルルー「? 何をするつもり?」
ウィッチ「わっ、アルルさん?両肩に手を置いて、なにを」
アルル「……ウィッチ」
ウィッチ「は、はいっ!」
アルル「ボク、その、ウィッチのことが好きなんだ……だから、付き合ってください!」
ウィッチ「」
ルルー「」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:04:30.55 ID:YKY9PUHJ0
アルル(ふふ、これでルルーは通してくれるよね、ボクって天才!)
ルルー「あ、あなたってそういう趣味だったのね……」
アルル「さ、文句ないでしょ?ここを通してよ」
ルルー「わ、わかったわ、通っていいわよ」
アルル「さ、ウィッチ、行こう?」
ウィッチ「」
アルル「いやー、助かったよ、ウィッチ。これで八百屋さんに行けるよ」
ウィッチ「……私もですの」
アルル「ん?」
ウィッチ「私も……アルルさんのこと、ずっとお慕いしてましたの!」
アルル「え、えぇ!?」
ウィッチ「両想いだったなんて……私、とってもうれしいですわ……////」だきっ
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:05:23.27 ID:YKY9PUHJ0
アルル「わ、わぁ!ウィッチ、さっきのは冗談だってば!」
ウィッチ「え?」
アルル「いや、さっきのは、道を通るための嘘というか……」
ウィッチ「嘘……?」
アルル「うん。ルルーが邪魔してきたから……」
ウィッチ「……アルルさん?」ゴゴゴゴゴゴゴ
アルル「あ、あはは、ごめんごめん。でも、ボク、八百屋さん行きたかったし……」
ウィッチ「……私の乙女心をもてあそんで……許しませんわ!」
アルル「ご、ごめんってば!」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:06:17.33 ID:YKY9PUHJ0
ウィッチ「こうなったら……意地でもアルルさんを私のものにしちゃいますわ!」
アルル「え、それって、どういう!」
ウィッチ「まずは手始めに……キス、ですわね」
アルル「ちょっ!」
ウィッチ「それじゃ、行きますわよ、アルルさん」
アルル「わ、わぁやめて!やめっ……ばよえーん!」
ウィッチ「ふわぁっ、なんて美しい……」ジーン
アルル「い、今のうちに!」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:07:35.77 ID:YKY9PUHJ0
~アルルの家~
ガチャバタン
アルル「……はぁっ、はぁっ、はぁっ」
アルル「……どうしようどうしようどうしよう!」
アルル「ウィッチが僕のこと好きだったなんて!」
アルル「ま、まずいよ……これ……」
アルル「……とにかく、今日は家を出ないようにしよう。ウィッチに会ったら何をされるか」
カーバンクル「ぐ?」
アルル「あ、カーくん……ごめんね、今日のカレーは、ニンジンとかジャガイモ抜きなんだ……」
カーバンクル「ぐ、ぐぅ……」
アルル「八百屋さんに行ければ、いいんだけど……」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:08:51.96 ID:YKY9PUHJ0
カーバンクル「ぐ、ぐぅ!」
アルル「え、なに?カーくんがお使いに行ってくれるの?」
カーバンクル「ぐ!」
アルル「うーん、大丈夫かなぁ……これ、お金と、買い物袋ね。あと、欲しいものを書いたメモ!」
カーバンクル「ぐぅ!」
アルル「それじゃ、たのんだよ、カーくん!」
カーバンクル「ぐっぐぐっぐぐー!」
ガチャバタン
アルル「ふぅ……これでちゃんとしたカレー作れるね」
ウィッチ「私の分も、お願いしますわ」
アルル「うわぁあああぁあっ!?ウィッチ、いつの間に!?」
ウィッチ「カーバンクルが扉を開けた隙にほいっと」
アルル「き、気づかなかった……」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:09:46.32 ID:juiAgVOJ0
ドラコはどこだ
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:09:58.56 ID:o5bAFBXB0
こんなに素晴らしいキャラクターを創って潰れたコンパイル
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:10:19.65 ID:YKY9PUHJ0
ウィッチ「それより、アルルさん……私のものになって貰いますわよ?」トサッ
アルル「わわっ!?」
ウィッチ「ふふ、カーバンクルがいないので、二人きりですわね……////」
アルル「そ、それより、ボクをベッドに押し倒して何をする気!?」
ウィッチ「決まってるじゃありませんの……愛のい・と・な・み……ですわ////」
アルル「ば、ばよえ」
ウィッチ「リバイア!」
アルル「!?」
ウィッチ「ふふ、このウィッチ様が同じ手を二度もくらうと思って?」
アルル「そ、そんなぁ!」
ウィッチ「さ……アルルさん……私と一緒に、気持ちよくなりましょう////」
アルル「や、やめっ」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:11:42.52 ID:YKY9PUHJ0
バタンッ
シェゾ「アルルっ!お前が欲しい!」
アルル「うわぁっ、また変なのが来た!」
ウィッチ「なっ、あなた、不法侵入ですわよ!」
アルル「……それ、ウィッチも言えないんだけど」
シェゾ「ほう、ウィッチもいたのか。ちょうどいい、二人まとめて(魔導力を)俺が貰う!」
ウィッチ「なんですって!?私はともかく、アルルさんは渡しませんわよ!」
シェゾ「ほう……俺とやる気か?」
ウィッチ「う……アルルさんの為でしたら、あなたと戦うことも厭いませんわ!」
シェゾ「ふっ、この闇の大魔導師、シェゾ・ウィグィィ様に挑もうなど、百年はや」
ウィッチ「メテオ」ドーン
シェゾ「うぇあっ!?」バタッ
ウィッチ「やりましたわ、アルルさん!シェゾを叩きのめしました……あれ、いないっ!?」
ウィッチ「ちっ、また逃げられましたわ……追いかけないと!」
シェゾ「」ばたんきゅー
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:13:00.59 ID:YKY9PUHJ0
アルル「はぁっ、はぁっ……!や、やばいよ!ボクの家も、もう安全じゃないなんて!」
アルル「そ、そうだ、ドラコの家に匿って貰おう……!」
~ドラコの家~
ドンドンドンドンッ
ドラコ「うーん、うるさいなあ……どちら様?」ガチャ
アルル「ど、ドラコー!」だきっ
ドラコ「う、うわぁっ、あ、アルル!?」
アルル「ドラコ、しばらく、匿ってよ!」
ドラコ「そ、それはいいけど……どうしたのさ?」
アルル「あのね、実は……」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:13:34.88 ID:juiAgVOJ0
ドラコktkr
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:13:54.10 ID:YKY9PUHJ0
~かくかくしかじか~
ドラコ「……アルル、あんた何してんの……」
アルル「あ、あの時はボクも名案だと思ったんだよ」
ドラコ「ほんと何やってんだか。いいよ、しばらく匿ってあげるよ」
アルル「うぅ、ありがとう、ドラコ……」
ドラコ「それじゃ、今日は泊まっていきなよ、多分ウィッチも来ないだろうから」
アルル「じゃあ、そうさせてもらうね……」
─────────
───────
─────
───
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:14:34.79 ID:bRILWD6nO
ばよえーんって脳みそぷーの廃人にする魔法じゃなかったっけ
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:14:53.86 ID:4oAbzAnh0
ぷよぷよはカーチャンに勝てなくて二度とやらないと誓った支援
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:15:09.14 ID:YKY9PUHJ0
アルル(あの後、なんとか一夜を無事で過ごせたんだけど……)
アルル(朝だから大丈夫だろうって油断してお買いものしてたら、ウィッチに見つかっちゃうなんて!)
ウィッチ「アルルさん、待ちなさい!」
アルル「ま、待てと言われて止まるわけないよ!」
ウィッチ「そうですわね……かくなる上は!」
アルル「な、何をするつもり!?」
ウィッチ「アイススリップ!」ビュン
アルル「うわわ、危ない!」サッ
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:15:56.37 ID:YKY9PUHJ0
ウィッチ「外しましたか……でも、次は当てますわよ!」
アルル(や、やばいよ!ウィッチ、本気みたいだ!)
アルル(どこかに逃げ……あ、あの湖は!)
ウィッチ「アイススリッ」
アルル「とぉっ!」
どぼーん
ウィッチ「あ、アルルさん!?湖に飛び込むなんて!?」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:17:14.53 ID:YKY9PUHJ0
~湖の中~
ブクブク……
アルル(ん、確か、この真下辺りに……)
アルル(あった!)
ばしゃっ
セリリ「ひっ、な、なんなの!?」
アルル「はぁっ、はぁっ……」
セリリ「だ、誰っ!?私をいじめに……あれ、アルルさん?」
アルル「はぁっ……こんにちは、セリリ!」ニコッ
セリリ「アルルさん……よく、一人で私のおうちに来れましたね」
アルル「うん、ちょっと危なかったけど……ここなら息ができるし」
セリリ「そう、ですか。でもちょっと驚きました。いきなりアルルさんが入ってくるなんて」
アルル「うん、ちょっとウィッチから逃げててさ……」
セリリ「ウィッチさんから?」
アルル「うん、実は……」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:18:41.55 ID:YKY9PUHJ0
~かくかくしかじか~
アルル「……というわけなんだ」
セリリ「アルルさん……ウィッチさんが悲しんじゃいますよ?」
アルル「う、確かにそうかもしれないけど……まだ、ボクは、ウィッチとキスとかする覚悟ないし……」
セリリ「でも、いつかはする気、ですか……?」
アルル「……わからない、かな」
セリリ「そうですか……とにかく、アルルさんが困っているようなので、匿ってあげますね」
アルル「ありがとう、セリリ、助かったよ!」
ばしゃっ
アルル・セリリ「!?」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:20:11.10 ID:YKY9PUHJ0
ウィッチ「はぁっ、はぁっ、アルルさん……追いつきましたわ!」
アルル「ま、まさかこんなところまで追ってくるなんて!」
ウィッチ「アルルさんの為なら、この程度、なんの苦でもありませんわ!」
アルル「そ、そう……」
セリリ「あ、あの……ウィッチさん、その、アルルさんとなんとか話し合ってみたら、どうでしょうか?」
ウィッチ「セリリさん……ちょうどよかった、私、ちょうどうろこさかなびとの鱗が欲しかったんですの♪」
セリリ「え?」
ウィッチ「ふふふ、どうしましょうか?」
セリリ「お、お願いです!どうか、鱗だけは……!」
ウィッチ「それなら……アルルさんを抑えておいてくださる?」
セリリ「わ、わかりました……ごめんなさい、アルルさん!」だきっ
アルル「え……わ、わ!セリリ、胸が顔に当たって////」
ウィッチ「……正面からじゃなくて、後ろからお願いできます?」
セリリ「わわ、ごめんなさいっ!」がしっ
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:21:40.95 ID:YKY9PUHJ0
ウィッチ「それでいいんですの……さ、アルルさん、覚悟を決めてくださいませ」
アルル「う、うぅ……どうしても、しなきゃ、ダメ?」
ウィッチ「……当たり前ですわ。あなたから、告白しておいて……逃げようだなんて、ずるいですわ」
アルル「……わかったよ、ウィッチ……そもそもボクが、ウィッチを利用しようと思ったのが間違いだから……」
アルル「責任は……取るよ」
ウィッチ「やっと、わかってくれたんですのね……それじゃ、アルルさん、目を閉じてくださいませ」
アルル「……うん」
ウィッチ「ん……しますわね」
セリリ(そ、そんな、私の前で、二人が、キスしちゃうだなんて!)
セリリ(えっと、私はこのままアルルさんを抑えておくべきなんでしょうか……!?)
セリリ(あ、あわわ、二人の顔が近づいて……////)
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:23:24.94 ID:YKY9PUHJ0
すけとうだら「セーリリちゃーん!遊びに来たぜぇ!」
セリリ「」
アルル「」
ウィッチ「」
すけとうだら「あれ?なんで、アルルとウィッチがここにいるんだ?しかも、三人とも頬を赤らめて」
すけとうだら「お、もしかして!……俺の美しくも洗練された生足を見て顔を赤らめたんだな!?」
ウィッチ「……」プルプル
すけとうだら「嬉しいぜ!特別に三人には、俺の秘蔵のダンスを見せ」
ウィッチ「ビッグバァァァン!」ズドォォォォォン
すけとうだら「ぎょぼぎょぼぎょぼ~……」プスプス
ウィッチ「はぁ……台無しですわね」
アルル「あはは、そうだねー……」
セリリ「ほんとすけとうだらさんは空気が読めないんですから……」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:24:33.73 ID:YKY9PUHJ0
ウィッチ「それより、セリリさん……さっきはごめんなさいね」
セリリ「え?」
ウィッチ「アルルさんを拘束するためとはいえ……脅すようなこと言ってしまって」
セリリ「そんな……いいんですよ。おかげで良いものを見れ……ませんでしたけど」
アルル「あのー、セリリ?へ、変な嗜好付いちゃったりしてないよね?」
セリリ「アルルさん、変な嗜好だなんて……と、とにかく、お二人とも、続きをなさってはいかがです?」
ウィッチ「え、えっとその……ちょっと遠慮しときますわ!」
アルル「う、うん……そのセリリに迷惑だしね」
セリリ「い、いえ!迷惑なんかじゃ!むしろご褒美……」
ウィッチ「……アルルさん、行きましょうか」
アルル「そ、そうだねー」
セリリ「そ、そんなぁ……」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:26:01.90 ID:YKY9PUHJ0
~湖畔~
アルル「どうしよう……ボクたち、セリリに変な嗜好植えつけちゃったみたい……」
ウィッチ「……し、仕方ありませんわ……そもそも、アルルさんがセリリさんのところに逃げ込まなければ」
アルル「そ、それは仕方ないじゃないの……ウィッチ、攻撃してきたし」
ウィッチ「あれはアルルさんが止まらないのが悪いんですわよ?」
アルル「でも、止まったら、キスされちゃうだろうし……」
ウィッチ「……アルルさん、そんなに、私と、キスするのは嫌なんですの?」ジワッ
アルル「そ、そんなんじゃ!」
ウィッチ「私は、アルルさんのこと、こんなに好きなのに……アルルさんは、私のこと、お嫌い?」ポロポロ
アルル「わ、わ、嫌いじゃないから、泣かないで!」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:27:46.31 ID:YKY9PUHJ0
ウィッチ「……嘘ですわ!あんなに拒否して、私のことが好きなわけありませんわ!うわぁぁあぁん……」ポロポロ
アルル「う、ウィッチ……」だきっ
ウィッチ「あ、アルルさん……なんですの、今更」グスッ
アルル「ボクは、ウィッチのこと、好きだよ……」
ウィッチ「そんな言葉、今更言われても信じられませんわっ!」
アルル「ごめんね……ちょっと言うのが、遅かったかも……」ぎゅっ
ウィッチ「あぅ……そ、そんな抱きしめられても、信じませんからっ……」
アルル「そう……これでも?」
ウィッチ「え、アルルさん、なにを?」
チュッ
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:30:53.68 ID:YKY9PUHJ0
ウィッチ「!?」カァァ
アルル「……ボクが、ウィッチから逃げてたのはね」
アルル「ウィッチにキスされるのが、なんだかとても恥ずかしくて」
アルル「いけないこと、のように思っちゃってたからなんだ」
アルル「……でも、さっき、セリリのとこで迫られた時、気付いちゃったんだ」
アルル「恥ずかしかったのは、ボクも、ウィッチのことが好きだから……って」
ウィッチ「あ……アルルさん////」
アルル「あの時、すけとうだらに邪魔されなかったら……いや、ボクがもっとちゃんとしてれば、ウィッチを泣かせることもなかったのに」
アルル「ウィッチ……ごめん!」
ウィッチ「ぐすっ……まったく、アルルさんってほんと都合のいい人ですわ」
アルル「ごめん……幻滅したよね?」
ウィッチ「……ふふ、とんでもないですわ……もっと好きになってしまいましたわ」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:32:52.76 ID:YKY9PUHJ0
アルル「ウィッチ……ありがとう……」
アルル「その、今度は、冗談じゃなくて、本気で言わせてもらうけど……」
アルル「ウィッチ、キミのことが好きなんだ。付き合ってください!」
ウィッチ「……もちろんですわよっ、アルルさんのばかっ!」ポロポロ
アルル「よかった……ウィッチ、好き……!」
ウィッチ「アルルさん、私も……!」ポロポロ
セリリ(……////)コソコソ
アルル「ねぇ、今度は、ちゃんと……キスしない?」
ウィッチ「そ、そうですわね……そ、それじゃ、アルルさんから……」
アルル「うん、それじゃ、するね……」
ウィッチ「はいっ……」
チュ
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:35:30.09 ID:YKY9PUHJ0
アルル「──」
ウィッチ「──」
アルル「──ぷはぁっ……ふふっ、ウィッチ……////」
ウィッチ「あ、アルルさん……私、胸がいっぱいで、すごく幸せですの////」
アルル「ボクも……////ねぇ、もっとしていい、かな?」
ウィッチ「アルルさんが望むだけ、してください////」
アルル「う、うん、わかったよ////」
セリリ(良かったですね……二人とも////)
─────────
───────
─────
───
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:36:54.92 ID:YKY9PUHJ0
~数日後~
アルル「お待たせー!待った?」
ウィッチ「いえ、今来たばかりですわ」
アルル「そう、よかったぁ」
ウィッチ「それより、今日はどこに行きましょうか?」
アルル「そうだね……そういえば、サーカスやってるみたいだから、一緒に見に行こうよ!」
ウィッチ「サーカス……いいですわね!あ、でも、お金が……」
アルル「ふふ、そんなこともあろうかと、昨日ダンジョンに潜って、お宝をゲットしてきたんだ!ほらっ!」
ジャラジャラ
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:37:54.38 ID:YKY9PUHJ0
ウィッチ「わぁ、いっぱいありますわね!」
アルル「うん!これを売れば、サーカス見るだけのお金なんて、すぐ貯まるよ!」
ウィッチ「でも……悪いですわ、アルルさんにばかりお金払ってもらうなんて」
アルル「ふふ、いいのいいの。ウィッチが払ってない分は、あとで体で……」
ウィッチ「あ、あわわ!ここ、外ですわよ!誰かに聞かれたら……////」
アルル「聞かれたっていいじゃない……だって、ボクたち、恋人同士だし////」
ウィッチ「も、もうっ!アルルさんったら////」
シェゾ「……」コソコソ
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:39:43.63 ID:YKY9PUHJ0
シェゾ(最近あいつら妙に仲がいいなぁ)
シェゾ(おかげでちょっと近寄りがたい……いや、この程度で闇の魔導師が怖気づいてどうする!)
シェゾ「おい、お前r」
セリリ「だめです!」がばっ
シェゾ「お、おわぁっ、せっ、セリリ!?ちょっ、胸が当たって////」
セリリ「もうっ、シェゾさん、二人の邪魔しちゃだめですよ?」
シェゾ「わ、わかったから、離れてくれ!じゃないと俺の精神が持たん!」
セリリ「はいっ、わかったのならいいんですよ?ちゃんと二人を見守ってあげなきゃ」
シェゾ「そ……そう、なのか?よくわからんが、見守ることにしとくぜ」
セリリ「ありがとうシェゾさん……二人とも、幸せそうで、私も見てて幸せになれるんです」
シェゾ「? そういうものなのか?」
セリリ「そういうものですよ……」
~おしまい~
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:40:41.42 ID:Jp0PXQtd0
可愛い
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:41:30.93 ID:RMfIPzBh0
乙!良かった!
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:43:08.51 ID:YKY9PUHJ0
以上で終わりです
聖魔導物語も発売されたし、お前らも魔導SS書こうぜ!
うん、ほんと魔導SS増えて欲しい、うん
>>29 それはブレインダムド
ばよえーんは感動させる魔法だよ
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:43:12.38 ID:kSv7bZQS0
乙。素晴らしかった
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:44:08.79 ID:o5bAFBXB0
サタンさま出番無し
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:45:17.87 ID:6l2Eq6bWP
でも聖魔導物語って過去キャラ全然出ないんだよな……
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/03/30(土) 23:45:37.96 ID:pYFloHHg0
もしかしてぷよぷよ百合ssの重鎮かな
転載元
アルル「冗談でウィッチに告白したら大変なことになった」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1364652074/
山本 剛
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