関連:
唯「ハンター試験?」 part1
関連:
唯「ハンター試験?」 part2
362 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 14:46:27.19 ID:4yzXfLHN0
唯「あ、扉が開いたよ」
澪「やっと外に出られるんだな」
紬「さあ、次も頑張りましょ!」
地上
試験官「諸君タワー脱出おめでとう、オレは三次試験の試験官だったリッポーだ」
リッポー「残る試験は4次試験と最終試験のみ」
唯「あと二つ!」
364 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 14:50:02.36 ID:4yzXfLHN0
リッポー「4次試験はゼビル島にて行われる、では早速だが」
唯「なんか運ばれてきたね」
リッポー「これからクジを引いてもらう」
紬「クジ・・・?」
澪「これで一体何を決めるんだ?」
リッポー「狩る者と狩られる者」
366 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 14:51:14.27 ID:4yzXfLHN0
リッポー「このクジで決定するのは、狩る者と狩られる者」
リッポー「この機械の中には57枚のナンバーカード、すなわち今残っている諸君らの受験番号が入っている」
リッポー「今から1枚ずつ引いてもらう」
リッポー「それではタワーを脱出した順にクジを引いてもらおう、まずは44番ヒソカ」
リッポー「次は・・・」
唯「私たちは最後だね」
紬「ええ、ギリギリ到着だったからね」
367 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 14:52:41.72 ID:4yzXfLHN0
唯「!」
紬「!」
リッポー「全員引き終わったな」
唯「・・・」
リッポー「今諸君がそれぞれ何番のカードを引いたのかは全てこの機械に記憶されている」
リッポー「したがってそのカードはもう各自自由に処分してもらって結構」
リッポー「それぞれのカードに示された番号の受験生が」
リッポー「それぞれのターゲットだ」
紬「・・・」
リッポー「奪うのはターゲットのナンバープレート」
371 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 14:55:13.31 ID:4yzXfLHN0
リッポー「自分のターゲットとなる受験生のナンバープレートは、3点」
リッポー「自分自身のナンバープレートも、3点」
リッポー「それ以外のナンバープレートは1点」
リッポー「最終試験に進むために必要な点数は、6点」
リッポー「ゼビル島での滞在期間中に6点分のナンバープレートを集めること」
唯(そんな・・・)
紬「・・・」
372 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 14:58:19.46 ID:Wb5tOUx8P
今怖いことに気づいたが
セン律ていたよな…?
373 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 15:00:37.68 ID:4yzXfLHN0
船上
ガイド「ご乗船の皆様、第3次試験お疲れさまでした!」
ガイド「当船はこれより2時間ほどの予定でゼビル島へ向かいます」
受験生(いったいどいつだ?)
受験生(誰がオレを狩る者なんだ?)
戦いはすでに始まっていた
誰とはなく自分のプレートを胸からはずし懐にしまい込んでいた
みな誰とも視線をあわせず情報を遮断した
ガイド「それではこれからの2時間は自由時間になります、みなさん船の旅をお楽しみくださいね!」
唯「船に乗るの久しぶりだ・・・」
374 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 15:00:47.04 ID:FYVERuzF0
>>372
謎の一致こわお
375 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 15:03:22.24 ID:dwKbDwkB0
HTTにフルートが加わるのか……
377 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 15:05:33.20 ID:4yzXfLHN0
唯(どうしよう・・・)
澪「あのさ、みんなは」
唯「ご、ごめん澪ちゃん!私ちょっと風に当ってくる」タタタ
澪「唯の奴・・・まさかヒソカの番号でも引いたんじゃ・・・」
律「ええ!?ま、まさか」
梓「でも唯先輩、元気ありませんでした・・・」
紬「・・・私が行ってみるわ」
澪「ムギも元気がないような・・・」
378 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 15:09:16.63 ID:r2Xv/el60
>>374
デコキャラ同士気が合うだろう
379 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 15:09:49.59 ID:PjGXGzTT0
H×Hのメインメンバー空気気味だな
とりあえず支援
380 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 15:10:01.00 ID:4yzXfLHN0
唯「ふう・・・」
紬「・・・唯ちゃん」
唯「!・・・ムギちゃん」
紬「何番・・・引いたの?」
唯「え?あはは・・・」
紬「唯ちゃんなら例えヒソカの番号を引いてもそんな顔はしない・・・違う?」
唯「・・・あはは」
紬「ゴンくんたち・・・いえ、私たちの誰か・・・でしょ?」
唯「!」
383 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 15:15:08.13 ID:4yzXfLHN0
唯「そ、そんなこと」
紬「・・・私もなの」
唯「え?」
紬「私が引いた番号も、そうなの」
唯「ムギちゃん・・・」
紬「・・・せーので、見せっこしましょうか」
唯「・・・うん」
唯紬「せーの」
391 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 15:19:59.65 ID:4yzXfLHN0
お互いが出したカードは
唯が409番、つまり紬の番号
紬が406番、つまり唯の番号だった
唯「・・・なんとなくそうじゃないかって思ってた」
紬「私もよ、予感はしてた」
唯「ムギちゃん、私・・・」
紬「唯ちゃん・・・勝負、ね」
唯「・・・」
紬「私と唯ちゃんのどっちが勝つか、真剣勝負」
唯「私は・・・」
紬「私は戦うわ、唯ちゃんを・・・今までで一番の敵だと思って戦う」
唯「私は、ムギちゃんと戦いたくないよ・・・」
紬「・・・唯ちゃん、それは私への侮辱なのかしら」
唯「・・・え?」
392 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 15:25:35.43 ID:4yzXfLHN0
紬「戦いたくないってことは、戦ったら私を傷つけるから・・・でしょ?」
唯「そ、そうだよ・・・?私はムギちゃんを・・・」
紬「バカにしないで!」
唯「!」ビクッ!
紬「つまり私を傷つけられる自信があるのね?私になんて勝って当然ってことなんだ」
唯「ち、ちが・・・」
紬「違わない!」
唯「!」ビクッ!
紬「唯ちゃん、もう一度言うわ・・・勝負よ」
唯「やだ・・・やだよ・・・」
紬「ふん、言っても分かんないのね・・・これだからいやなのよ、バカは・・・一生そうしてれば?・・・じゃあね」
唯「う、うう・・・」
唯(いやだよ・・・いやだよ・・・)
393 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 15:29:23.79 ID:FYVERuzF0
ここに来てまさかの展開
胸が痛くなるな
394 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 15:30:04.53 ID:4yzXfLHN0
澪「唯とムギはどこ行ったんだろう?」
律「まあ、そのうち帰ってくるさ」
梓「あの、先輩たちは何番引いたんですか?」
律「内緒」
澪「・・・」
梓「まさか私の番号を・・・」
律「冗談だよ、じゃあ見せっこな!」
澪律梓「せーの」
澪は415番、つまり紬の執事の番号
律は420番、これまた紬の執事の番号
梓は198番、これはイモリという受験生の番号だった
澪「私と律のは・・・これムギの執事さんだよな?」
律「ああ、梓のは誰だ?」
梓「分かりません・・・分かっても取れないと思いますけど・・・」
澪「う~ん、どうしたものか」
396 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 15:31:17.86 ID:C1TJY0y70
執事空気読みすぎ
397 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 15:35:12.23 ID:4yzXfLHN0
紬「斉藤」
斉藤「は、なんでしょうお嬢様」
紬「澪ちゃんとりっちゃんと梓ちゃんの護衛は完璧にしておくのよ」
斉藤「は、万全の態勢で臨みます」
紬「プレートの用意もしてあげてね」
斉藤「かしこまりました・・・して、唯様は?」
紬「唯ちゃんには・・・いらないわ」
斉藤「本当によろしいので?」
紬「ええ、唯ちゃんにはもう護衛なんて必要ない。むしろ失礼よ」
紬「それに・・・唯ちゃんを狙うのは・・・」
斉藤「・・・かしこまりました」
400 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 15:42:04.70 ID:4yzXfLHN0
澪「あ、執事さんたちだ」
執事「4次試験中は我々が皆様の護衛をさせていただきます」
律「そ、そりゃどうも」
執事「いえ、命すら落としかねない試験です。これくらいは当然です」
梓「唯先輩とムギ先輩にも護衛はつくんですか?」
執事「私どもは把握しておりませんが、おそらくつかないでしょう」
澪「ええ?大丈夫かな・・・?」
律「あの二人なら絶対大丈夫さ」
梓「・・・です!」
唯「ムギちゃん・・・私・・・」
唯「いやだよ・・・」
紬「唯ちゃん・・・」
ゼビル島到着
403 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 15:46:15.05 ID:4yzXfLHN0
ガイド「それでは第3次試験の通過時間の早い人から順に下船していただきます!」
ガイド「一人が上陸してから2分後に次の人がスタートする方式をとります!」
ガイド「滞在期間はちょうど1週間!」
ガイド「その間に6点分のプレートを集めて、またこの場所に戻ってきて下さい」
ガイド「それでは1番の方スタート!!」
紬(先に行ける方が有利ね・・・自分は身を隠して獲物の動向をチェック出来る)
ガイド「・・・スタート!」
ゴン「じゃあね!唯さんも頑張って!」
唯「う、うん・・・」
唯(・・・)
413 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 15:51:19.52 ID:4yzXfLHN0
ガイド「53番スタート!」
唯「・・・」
澪「唯、みんなで一緒に行動・・・」
唯「ごめん、私は一人で・・・」
律「そうか・・・」
唯「・・・」ダダッ!
ガイド「54番スタート!」
紬「行ってくるね」
澪「ムギも一緒に・・・」
紬「ごめんなさい、私も一人で・・・」
梓「そうですか・・・」
紬「最終試験で会いましょ」タタッ
415 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 15:52:44.80 ID:4yzXfLHN0
ガサガサ
紬(この島・・・太陽が満足にあたらないほど深い森なのね)
紬(身を隠すにはもってこいだわ・・・まずこの島の地形を把握しなくちゃ・・・)
紬(とりあえず海岸沿いを歩いてみようかしら)
紬(唯ちゃんは・・・)
紬「唯ちゃん・・・」
唯「はぁ・・・はぁ・・・」ダダダ
唯(私・・・どうしたらいいの・・・?)
唯(頭がこんがらがって・・・うまく考えられない)
唯「ムギちゃん・・・みんな・・・私・・・どうしたら・・・」ダダダダ
416 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 15:54:06.58 ID:4yzXfLHN0
唯「とりあえずこの辺りまで来ればひと安心かな」
唯「これからどうしよう・・・」
唯「他の受験生から3枚プレートを奪って、ムギちゃんには見つからないように1週間過ごすとか・・・」
唯「そんなのどっちも無理だよ・・・」
―――えいっ!
唯「ん?なんか聴こえたような・・・」
―――とう!
唯「あっちからだ、行ってみようかな」
ガサガサ
ゴン「とりゃ!」
そこには釣り竿を必死にふるゴンの姿があった
唯「ゴンくん!?」
417 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 15:54:59.99 ID:4yzXfLHN0
ゴン「え?あ、唯さん・・・まさか唯さんオレのプレートを・・・」
唯「ち、違うよ~!ねえ、ちょっとそっちに行っていい?」
ゴン「なんだ違うのか~、うん!全然いいよ!オレも一人でちょっと心細かったし」
唯「ありがとう」
ゴン「でも奇遇だね、こんなところで会うなんて」
唯「声がしたからね、あんな大声出してたらゴンくんを狙ってる人にすぐ見つかっちゃうよ?」
ゴン「あ、そっか・・・」
唯「ねえゴンくん・・・」ギュッ
ゴン「唯さん・・・何かあったの?」
唯「私、どうしたら・・・」
418 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 15:55:48.04 ID:4yzXfLHN0
ゴン「なるほど・・・唯さんのターゲットが紬さんで、紬さんのターゲットが唯さん・・・」
唯「うん、私ムギちゃんの事怒らせちゃったんだ・・・嫌われちゃったよ・・・」
ゴン「唯さん・・・」
唯「戦いたくないよ・・・でもムギちゃんは私の事敵だって・・・」
ゴン「唯さんは・・・勘違いしてるよ、きっと」
唯「・・・え?」
419 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 15:56:39.98 ID:4yzXfLHN0
ゴン「紬さんが唯さんの事嫌いになるとは思えないよ」
唯「でも、そう言われて・・・」
ゴン「わざと・・・じゃないのかな」
唯「わざと・・・?」
ゴン「こう言ったらなんだけど、唯さんは優しいっていうか、抜けてるっていうか、単純っていうか・・・」
唯「ひどっ!」ガーン
ゴン「あはは、ゴメンゴメン」
唯「うん!」
ゴン(やっぱり単純だ)
420 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 15:57:29.96 ID:4yzXfLHN0
ゴン「唯さんは紬さんのこと大事な友達だと思ってるんだよね?」
唯「うん」
ゴン「じゃあ紬さんも唯さんの事大事だと思ってる、絶対ね」
唯「ムギちゃん・・・」
ゴン「うん、だから紬さんは・・・唯さんを奮い立たせようとして、あえて憎まれ役を買って出たんだよ」
ゴン「そうでもしないと唯さんが自分を狙ってこないから・・・」
唯「え・・・」
ゴン「自分が悪者になれば、唯さんは心おきなく自分を狙える・・・」
ゴン「だから本音を押し殺して、唯さんのためにわざとそう言ったんだよ」
唯「そんな・・・ムギちゃん・・・」
422 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 15:58:08.96 ID:ads7Jq540
支援でござる
424 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 15:58:25.18 ID:4yzXfLHN0
ゴン「互いに狙わないと試験は通過できない、でも互いに傷つけたくない・・・」
ゴン「正解なんてないかも知れない・・・紬さんにとっての『選択の時』だったんじゃないかな」
唯「そう・・・だったのかな、うん、きっと・・・ううん、絶対そう」
唯「自惚れなんかじゃない、ムギちゃんは私の事大切に思ってくれてる」
唯「ごめんねムギちゃん・・・私、ムギちゃんの気持ちちっとも考えてなかった」
ゴン「今からでも遅くないよ、全力で戦う事が紬さんに対する誠意だよ!」
唯「・・・うん!私、本気でムギちゃんと戦う!私も、ムギちゃんを一番の敵だと思って戦うよ!」
ゴン「頑張ってね、唯さん!」
唯「うん!さっそく準備するよ!」
425 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 15:59:21.36 ID:4yzXfLHN0
唯「いろいろありがとうゴンくん!邪魔してごめんね」
ゴン「そんな事ないよ、オレもちょっと緊張してたから心に余裕が出来た気がする」
唯「そういえばゴンくんのターゲットって誰なの?」
ゴン「ヒソカだよ」
唯「ええ!?それはまた・・・」
ゴン「ううん、唯さんの話を聞いたらキルアやクラピカ、レオリオじゃなくて良かったって思った」
唯「そっか!」
ゴン「頑張ろうね、お互い」
唯「うん!じゃあね!」タッタッタ
426 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 16:00:56.93 ID:4yzXfLHN0
ザッザッザ
紬「あら」
キルア「あ、紬さん」
紬「奇遇ね」
キルア「うん」
紬「安心してね、キルアくんがターゲットって訳じゃないから」
キルア「ああ、オレもだよ」
紬「キルアくんを狙ってるのは今尾けてる人かしら?」
キルア「はは、流石だね。うん、多分そうだろうね」
紬「あれでばれてないつもりかしら」
キルア「そうだろうね、まあ相手しても1点だし今はとりあえず無視すっけど」
431 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 16:04:58.34 ID:4yzXfLHN0
紬「ね、キルアくんのターゲットって誰なの?」
キルア「知らない奴だよ。見つかんなかったら今尾けてる奴とか入れて適当に3人狩るかも」
紬「そう・・・あのね、唐突だけど・・・もし、ゴンくんがターゲットだったらどうしたか聞いていい?」
キルア「ゴンが?・・・うーん、なってみないと分かんないや」
紬「・・・そうよね、ごめんね変なこと聞いて」
キルア「まさか紬さん・・・」
紬「・・・」
434 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 16:10:06.08 ID:4yzXfLHN0
キルア「ヒソカよりやっかいかもな」
紬「私は、選択を間違ったのかしら・・・」
キルア「まあオレのターゲットがゴンだったら戦うかな、やっぱ」
紬「あら」
キルア「オレはゴンと友達になりたいけど・・・ライバルにもなりたい」
紬「ライバル・・・」
キルア「対等な相手さ、手加減も変な慣れ合いもナシ!いつでも本気でぶつかり合える関係になりたいんだ」
紬「そう・・・うん、そうよね」
キルア「参考になったかな」
紬「ええ、とっても。ありがとうキルアくん」
キルア「どーいたしまして」
435 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 16:16:25.40 ID:4yzXfLHN0
紬「・・・唯ちゃんじゃなくて残念だった?」
キルア「え!?そんなことねーよ!//」
紬「私で良かったら甘えてもいいのよ?」
キルア「な!?なにいってんだよ!!//」
紬「うふふ、顔が真っ赤よキルアくん」
キルア「バッカじゃねーのホント!///」
紬(ありがとうキルアくん・・・救われたわ)
436 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 16:20:01.86 ID:4yzXfLHN0
紬「じゃあ私そろそろ行くわね」
キルア「うん、気をつけて」
紬「ええ、それじゃ」
紬(対等な関係・・・ライバル)
紬(そう、私も唯ちゃんとそういう関係になりたい!)
紬(だからやっぱり戦うわ!もう迷わない!)
紬(これからもずっと一緒にいたいから!)
紬(そう言えばキルアくん、さっき・・・)
―――ゴンと友達になりたい―――
紬(もうとっくに友達同士じゃない、変なキルアくん)
438 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 16:25:53.08 ID:4yzXfLHN0
ガサガサ
唯(うーん、決心はついたけど・・・)
唯(どうやってムギちゃんのプレートを奪おう)
唯(私とムギちゃんじゃ身体能力の差は歴然、まともに戦っても絶対勝てない)
唯(でもこれは決闘じゃない、プレートを奪うだけなら何か方法があるはず)
唯(どうやってプレートを奪おう・・・あ、また最初に戻った)
439 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 16:28:13.52 ID:WYL9LlEE0
まず服を脱ぎます
440 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 16:30:02.34 ID:4yzXfLHN0
唯「よし、持ち物を確認しよう」
唯「出かける時に憂がいろいろ持たせてくれたしね」
唯「ギー太に、ピック、替えの弦がいっぱい」
唯「あ、サバイバルナイフだ。憂が入れたやつだね」
唯「使えそうなのはサバイバルナイフくらいか~」
唯「いくら本気で戦うっていっても、ナイフなんて使ったら殺しちゃうかも知んないよ」
唯「まあこのナイフで不意打ちしてもムギちゃんに返り討ちにされるだけな気もするし」
唯「何かいい方法はないかな?ねーギー太?」
唯「あと使えそうなのは・・・地形かなあ、この森を上手く使って」
唯「やっぱり罠でも仕掛けるしかないかな~」
442 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 16:35:03.96 ID:4yzXfLHN0
ガサガサ
紬(唯ちゃんの戦法は、おそらく不意打ちか罠のどちらか)
紬(真っ向勝負じゃ分が悪いって事はきっと唯ちゃんも分かってる)
紬(不意打ちなら寝込みを狙ってきたり、暗闇に乗じたり)
紬(あるいはあらかじめ仕込んだ罠でハメるか)
紬(戦闘で格上の私からプレートを奪うのは至難)
紬(つまり今の私がすべきことは、尾行に警戒しつつ不意打ちの隙を与えない)
紬(かつ罠が完成する前に唯ちゃんを見つけてたたく)
紬「まずは唯ちゃんを探さなきゃね」
444 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 16:40:24.23 ID:4yzXfLHN0
ガサゴソ
唯「こんな感じにすれば・・・」
唯「うん、いけそうだね!あとはこれを造るだけ」
唯「問題は完成にどれだけ時間がかかるか分からないって事か~」
唯「完成前にムギちゃんに見つかったらおしまいだし」
唯「いや、でも逆に最後までお互い見つけられないって事も」
唯「今は1日目・・・5日後くらいがベストかなあ」
唯「心配しても仕方ない、さっそくとりかかろう!」
445 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 16:45:17.19 ID:4yzXfLHN0
ゴン「ヒソカのプレートを奪うには、この釣り竿で飛んでいる鳥を百発百中で捕らえられるくらいにならないと・・・」
キルア(こいつ尾行ヘタすぎだぜ・・・めんどくせーなあ)
レオリオ(オレのターゲット・・・これ誰の番号だっけなー)
クラピカ(トンパがターゲットとはな・・・)
アイ(お姉ちゃんを探そう、心配だし)
ヒソカ「くっくっく」
446 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 16:52:07.31 ID:H/y4lktW0
④
447 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 16:52:28.48 ID:4yzXfLHN0
ガサガサ
澪「あの、執事さん」
執事「はい、なんでしょうか?」
律「ホントにいいんですか?私たちにプレートくれちゃって」
執事「もちろんです、私たちの役目は皆さんのサポートですから」
梓「私のターゲットも、執事さん達が狩りに行ってくれましたし・・・」
澪「至れり尽くせりだな・・・」
執事「私たちはハンターになる気はありません、皆様のサポートの為だけに来たのです」
執事「ですから最終試験は私どもは辞退します、皆様には申し訳ありませんが・・・」
澪「いえいえ、ここまで来れただけで十分ですよ」
執事「紬お嬢様もおっしゃったと思いますが、どうか無理だけはなさらないで下さい」
律「分かってますって」
執事「最終試験はハンター協会会長はじめ委員会が立ち会う事が多いと聞きます、すぐに棄権すれば命を落とす事はないでしょう」
梓「そうなんですか」
執事「ええ、ある意味一番安全な試験だと思います」
449 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 17:00:28.28 ID:4yzXfLHN0
澪「梓のターゲットプレートが手に入ったら」
律「あとは1週間過ぎるのを待つだけだな」
梓「今までにも増して護衛の執事さん達も居ますし」
澪「とりあえずこの試験もひと安心・・・かな」
律「相変わらず何もしてねーなー」
梓「そうですねー」
執事(あのヒソカという男が・・・おとなしくしている事を祈るばかりだな・・・)
450 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 17:05:04.20 ID:4yzXfLHN0
ガサガサ
ヒソカ「退屈だなあ」
ヒソカ「ターゲットも誰だか分かんないし」
ヒソカ「とりあえずのんびり誰か探そう」
ヒソカ「くくく・・・おいしそうな果実がたくさん見つかったし・・・」
ヒソカ「このハンター試験は大収穫だったなあ」
ヒソカ「ああ・・・早く彼らを・・・彼女らを壊したい・・・」
452 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 17:10:14.15 ID:4yzXfLHN0
2日目
唯「うーん、完成はまだ先だなあ」
紬「唯ちゃんどこかしら」
澪「なあ律、まだ2日目なんだよな」
律「うーん、確かに1週間も森の中ってのはきついなあ」
梓「私のターゲットを狩りに行った執事さん、まだ戻りませんねえ」
454 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 17:15:27.19 ID:4yzXfLHN0
3日目
唯「そろそろ完成しそうかな」
紬「キルアくんに会ってから誰とも会わないわね・・・気配は感じるけど、いちいち相手するのも面倒だし」
澪「梓のプレートも手に入ったし、する事がないって退屈だな」
律「わがままいうなよ、澪」
梓「ギター弾きたいですね・・・」
律「音で居場所がばれるからダメだぞ」
455 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 17:19:04.79 ID:0X/ys5m70
イモリとやら、セリフすら無しwww
456 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 17:20:43.85 ID:4yzXfLHN0
4日目
唯「・・・よし!完成!」
唯「結構かかったけどなんとか出来た~」
唯「でもこれ、待ってるだけじゃダメだよね」
唯「よし!ムギちゃんを探しに行こう!」
唯「でもどーやって探そう・・・この島結構広いよね・・・」
唯「・・・そうだ!」
458 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 17:27:05.75 ID:4yzXfLHN0
紬「なかなか見つからないわ・・・唯ちゃんももう罠を完成させるころ・・・」
紬「この島、広いから探索に時間がかかるし」
紬「そのくせ受験生が多いせいで唯ちゃんの気配に集中して探せない」
紬「困ったわね・・・」
――――――
紬「?今何か・・・」
―――ジャカジャカ♪
紬「ギターの音?これは梓ちゃんじゃない!唯ちゃんの音!」
紬「あっちから!」ダダッ!
460 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 17:30:34.94 ID:4yzXfLHN0
唯「こうやって」
ジャカジャカ♪
唯「ギターを弾きながら歩いてれば、ムギちゃんがいたら気づくはず」
唯「ムギちゃん以外の受験生も気づいちゃうかも知れないけど」
唯「私がギターケースを持ってたのは多分受験生全員知ってる」
唯「楽器を持ってたのは私と澪ちゃんとあずにゃん」
唯「今はまだ4日目・・・自分のターゲット以外は狙ってこないはず」
唯「澪ちゃんとあずにゃんを狙ってる人が近くに居たら来ちゃうかも知んないけど」
唯「そこは賭けだね、ムギちゃんに一番最初に気付かれますように!」
461 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 17:35:16.94 ID:4yzXfLHN0
紬「音はこっちから聴こえた!」ダダダダ
紬「唯ちゃん、危険を冒してまでわざわざ居場所を教えてくるなんて・・・」
紬「罠、もしくは罠への誘導よね、100%」
紬「でもいいわ、唯ちゃんの策と私の機転!どっちが上か正面からいってあげる!」
唯「・・・来た」
464 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 17:41:29.36 ID:4yzXfLHN0
紬「ハァ・・・ハァ・・・唯ちゃん見つけた」
唯「ムギちゃん・・・」
ダダッ!!
唯「こっちだよ!」
唯(これじゃ罠を張った場所に誘導するってバレバレ・・・でも!)
唯(もうこの方法しかない!それにきっとムギちゃんは罠だって分かってても来る!)
紬(面白いじゃない、こんなバレバレの誘導・・・)
紬(でも!それでも真っ向からねじ伏せてあげる!それが唯ちゃんのライバルとして私がしてあげられる事だもん!)
紬「・・・待ちなさい!」
465 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 17:46:33.60 ID:4yzXfLHN0
唯(あの場所まではなんとか追いつかれないようにしないと!)
唯(くう・・・!さすがに速い!追いつかれちゃうかも・・・!)
紬(唯ちゃん全力ね!まだ罠の場所まで距離があるって証拠!今追いつけば私の勝ち!でも・・・)
紬(速い・・・!追いつけない!唯ちゃん・・・すごい!)
ダダダダダダ!
唯「ハァハァ・・・着いた!後は・・・」ザザザザ
唯(今は一種の思考停止状態・・・ムギちゃんは私を追いかける事に意識が集中してる!)
唯(今ならムギちゃんをあの場所まで誘導できる確率が高いはず!)
紬(距離が縮まってきた!もうすぐ捕らえられる!)
紬(でもそろそろ罠の場所が近い、もしくはもう罠の中って可能性も・・・)
紬(でも逃がさない!追い詰める!!)
466 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 18:00:44.12 ID:4yzXfLHN0
唯「ハァハァ・・・よし」
紬「待ちなさい!」
唯(もう少しこっちに・・・今だ!)
唯「いけーーー!!!」
バチン!
唯が一本の弦を切ると木々がしなり葉が舞った
バサバサバサ!
唯「動かないで!」
紬「!!」
唯「周りをよく見て!」
紬「これは・・・よく見えないけど弦!?が張り巡らされているの!?」
唯「ただの弦じゃないよ!研いであるから切れ味抜群だもんね!」
468 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 18:08:13.25 ID:5hGifzkV0
なんかもうただの高校生じゃないなwww
469 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 18:10:47.27 ID:Vyv3DfUu0
タワー辺りまでは制服着てるイメージだったけど
今はもうムギが迷彩服着てる
470 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 18:13:29.04 ID:0X/ys5m70
ムギがこんなに活躍するSSを見れて幸せです
473 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 18:32:46.69 ID:4yzXfLHN0
紬(この弦の数・・・うかつに動けないって訳ね・・・)
紬(しかもこも森の暗さで弦がよく見えない・・・)
唯「木と弦を結んでここら辺一体にあらかじめ張り巡らせた・・・」
唯「そして最後に仕上げの弦を切って完成って訳だよ」
ポロン♪
唯「動けば無数の弦に切り刻まれる!さあ!プレートを渡して降参するしかないよ!」
紬「なるほどね・・・唯ちゃんらしい罠じゃない」
唯「無理に弦を切ろうとしても無駄だよ!正しい順序で切らないとまた罠が発動する!」
唯「解除できるのは私だけ!ムギちゃんは動くことも罠を解除することも出来ない!」
唯「私の勝ちだよ!さあ早く降参して!」
476 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 18:34:53.93 ID:4yzXfLHN0
紬(なるほどね・・・確かにこれじゃ動けないしうかつに弦も切れない)
紬(どうしたものかしら・・・)
スパッ!
紬「いた!」
唯「ムギちゃん!大丈―――いや!早く降参してよ!」
紬(落ち着いて考えましょ・・・)
紬(罠をかいくぐる方法、もしくは解除する方法を・・・)
紬(うーん)
477 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 18:36:57.56 ID:4yzXfLHN0
紬(解除するには正しい手順を踏まないとダメ、唯ちゃんしか解除方法を知らない・・・)
紬(唯ちゃんはこの無数の弦を解除する方法を知ってる・・・知ってる?覚えてる?)
紬(この数の解除方法を覚えてるの?こんな何の特徴もない弦の・・・)
紬(考えられるのは・・・解除用の弦があってそれで全ての弦を一掃する・・・)
紬(ううん、それは無いんじゃないかしら・・・なんせ数が多すぎる)
キラッ
紬(あら?よくみたら唯ちゃんがいる場所にも弦が張り巡らせてある・・・)
キラッ
紬(他にも・・・どうやらここら辺一体に弦があるみたい)
紬(・・・・・・)
紬(試してみる価値はありそうね)
478 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 18:38:09.84 ID:T9YBvxG50
ポジション的に唯が強化なんだろうけど
イメージには強化は憂だわ
479 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 18:39:13.90 ID:4yzXfLHN0
紬「分かったわ、降参よ・・・プレートを渡すからこっちに来て」
唯「ホント!?やった!勝った!」
ザッザッザ
ポロン♪ポロン♪
唯「よいしょ」ポロン♪
紬(やっぱり!)
紬「やっぱり降参は取り消すわ」
唯「ええ!?ずるい!」
紬(うふふ・・・)
480 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 18:41:32.27 ID:4yzXfLHN0
紬(そうだったのね・・・この弦は・・・)
紬「多少の怪我は覚悟しないとね・・・」
紬「いた!」ポロン♪
紬「くっ」ポロン♪
ポロン♪ポロン♪
唯「あっ・・・」
紬「やっぱり・・・ね」
唯「!!」
紬「唯ちゃんは動けてるものね、この弦の中を・・・」
唯「・・・!」
紬「この弦の罠の攻略は・・・音、ね」
481 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 18:44:04.07 ID:4yzXfLHN0
紬「この無数の弦の中で、音が少しだけ外れている弦・・・」
紬「さっき唯ちゃんはその弦の方に進んできた」
紬「つまり周りと違う音を奏でる弦は、人ひとりが通れるくらいのスペースを表す道しるべ」
紬「おそらく罠の解除もこの音の弦がカギなんだろうけど・・・解除はまた別の手順が必要かも知れないし・・・ま、もう解除する必要もないけどね」
唯「どうして・・・分かったの?」
唯「確かに私は移動の時音を出してたけど・・・それだけで・・・」
紬「もちろんそれだけじゃないわ」
482 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 18:47:04.65 ID:4yzXfLHN0
紬「まずこの罠に私をハメる事を考えた場合、どうしても罠の範囲を広くしないとダメよね」
紬「この罠をピンポイントで仕掛けるのは至難の業、しかも失敗は許されない」
紬「だから広範囲に仕掛けるしかない、実際そこらじゅうに弦が張ってある」
紬「この罠のどこに私がかかるか分からない・・・つまり唯ちゃん自身の立ち位置も、私の位置次第」
紬「唯ちゃんはこの弦の中で、自分だけは自由に動けないといけないわ」
紬「つまり解除以外にも、移動の手段はある・・・」
紬「それが音だったのね」
483 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 18:51:03.29 ID:4yzXfLHN0
唯「でも移動用の弦は、他の弦と16分の1音しかずらしてないのに・・・」
紬「そうね、この移動用の弦は本来絶対音感を持つ唯ちゃんにしか攻略出来ないもの」
唯「罠にかけられた心理状態で、この音を聞き分けられるなんて・・・」
紬「甘く見られたものね・・・まあ唯ちゃんの絶対音感は先天的なもの、その能力を過信してしまった」
紬「私にもあるのよ、絶対音感」
唯「!!」
紬「私のは後天的に創ったものだけどね」
唯「絶対音感を・・・創った?」
485 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 18:52:14.82 ID:4yzXfLHN0
紬「唯ちゃんのほど精確じゃないけどね、16分の1音までならギリギリ聞きわけられるわ」
唯「そ、そんな・・・」
紬「もう半分、32分の1音なら私の負けだった・・・」
唯「くっ!」ダッ!
紬「もう逃げられないわ!」ダッ!
唯(まさか・・・破られるなんて!)
ポロン♪
紬「移動速度は私の方が少しだけ速い!観念しなさい!」
ダダダダ!!
紬「よし!罠の地帯を抜けたわ!」
487 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 18:55:22.36 ID:WUlpO2zI0
ごく自然に憂が残ってるあたりさすが憂
488 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 18:58:58.08 ID:4yzXfLHN0
唯「ううっ・・・」
紬「唯ちゃん・・・」
ヒュン
紬は一瞬にして距離を詰め、唯の背後に回り込んだ
唯「うっ」
紬「振り向かないで」
唯「・・・」
紬「唯ちゃん、私・・・とってもわくわくした」
唯「えっ」
489 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 19:00:48.51 ID:4yzXfLHN0
紬「唯ちゃんがヒソカに感じたものと同じ気持ちよ、きっと」
唯「ムギちゃん・・・」
紬「強敵と相対した時に、気持ちが高ぶる・・・」
紬「唯ちゃんはハンター試験で出会った誰よりも私をわくわくさせてくれた・・・強かった」
紬「私は本気の唯ちゃんと本気で戦いたかった・・・だから・・・」
紬「だから私・・・あんな酷いことを・・・」ポロポロ
紬「ごめんなさい唯ちゃん・・・ごめんなさい・・・ホントに・・・」ポロポロ
紬「私の事・・・嫌いに・・・なったよね?ごめんなさい・・・」ポロポロ
唯「ムギちゃん・・・」ポロ
490 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 19:02:50.73 ID:0X/ys5m70
やめて、何か嫌な予感しかしないフラグみたいなの立ってるからやめて
491 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 19:05:18.74 ID:4yzXfLHN0
唯「そんな事ないよ・・・私の方こそ・・・気づかなくて・・・ムギちゃんが私のためにあんな事言ってくれたのに・・・」ポロポロ
唯「私・・・戦いたくないって・・・わがまま言って・・・ムギちゃんの気持ち・・・全然分かってあげられなかった・・・」ポロポロ
唯「私の方こそ・・・ごめんなさい・・・私・・・ムギちゃんに嫌われたって思ったけど・・・」ポロポロ
唯「ゴンくんのおかげで・・・気づけたんだ・・・」
紬「ゴンくん・・・?」
唯「ゴンくんに相談したの・・・そしたら気づけたんだよ、私とムギちゃんはお互いに大切な友達だって思ってるって事に・・・」
492 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 19:10:18.58 ID:4yzXfLHN0
唯「・・・私もね、わくわくしたんだ!すごく!」
唯「負けちゃったけど・・・楽しかった!」
紬「唯ちゃん・・・」
紬「前にも一度言ったけど・・・」
唯「・・・」
紬「・・・大好きよ、唯ちゃん」
トンッ・・・
唯「ムギ・・・ちゃ・・・ん」
ドサッ
振り下ろされた紬の手刀で、唯はその場に崩れ落ちた
494 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 19:13:29.89 ID:2jkSYmPH0
ここで憂選手が
495 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 19:15:21.99 ID:4yzXfLHN0
5日目
紬(あとは・・・この6点分のプレートを死守するだけね・・・)
紬(あの手刀・・・3日は起きないくらいの強さで撃ったけど・・・)
紬(唯ちゃん・・・)
唯「・・・」
唯は12時間ほどで目覚めていたが、体の自由が利かず森に姿を隠していた
496 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 19:20:14.66 ID:4yzXfLHN0
唯(今は・・・お腹のすき具合からみて多分5日目)
唯(今、プレートは0点・・・)
唯(ここから6点にするには、ムギちゃんからプレートを奪い返すか、1点のプレートを6枚手に入れないと・・・)
唯(その前に・・・まだ体が動かない・・・かろうじて這って移動出来るくらい)
唯(どうすれば・・・)
唯(澪ちゃんとりっちゃんとあずにゃんは元気かなぁ・・・)
497 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 19:25:14.91 ID:4yzXfLHN0
澪「きゃあああああああ!!」
律「うわああああああ!!」
梓「ヒ、ヒソカ!?」
執事「皆様お逃げ下さい!ここは私どもにまかせて!!」
執事「こちらです!行きますよ!!」
ザザザザ
ヒソカ「安心しなよ♪あの娘たちに用はないからさ」
ヒソカ「君たちと遊びたくてねえ・・・」
ヒソカ「鎮めておくれよ・・・この興奮を・・・」
執事「相手になろう!」
ヒソカ「いいねえその顔・・・ゾクゾクするなあ」
498 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 19:26:20.28 ID:s546A4od0
執事は念使えるのか?
499 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 19:28:34.56 ID:WUlpO2zI0
りょ、呂布だーー!!扱いだなヒソカ
500 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 19:30:29.09 ID:4yzXfLHN0
ヒソカ「おやおや、あの娘たちに着いて行った人たち以外全員集合かい?」
執事「貴様はここで終わりだ!」
ヒソカ「くくく、この人数を相手にするのは少々厳しいかもね」
執事「そう!これだけいればいくら貴様でも命は無いぞ!」
ヒソカ「でも一番強そうなあの人がいないから・・・」
ヒソカ「勝てるんじゃないかな♪」
執事(確かに執事長は紬お嬢様を尾行していて居ないが・・・)
執事「なめるなよォオオオ!!」
ヒソカ「♪」
501 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 19:33:17.43 ID:GxbkNp7m0
執事長は斉藤か
502 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 19:36:37.93 ID:4yzXfLHN0
澪「ハァ・・・ハァ・・・」
律「ヒソカに会っちまうなんて・・・」
梓「執事さん達・・・大丈夫でしょうか・・・」
執事「・・・ご心配いりません、きっと大丈夫です」
澪「だといいんだけど・・・」
律「・・・」
梓「唯先輩や、ムギ先輩も心配です・・・」
執事(全滅も・・・覚悟しておかないとな・・・)
504 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 19:40:06.63 ID:4yzXfLHN0
ヒソカ「ハァ・・・くくく」
ヒソカ「さすがに・・・きつかったねえ・・・」
ヒソカ「これであのジイサンがいたら死んでたかも♪」
ヒソカ「くくく」
ヒソカ「くっくっく」
ヒソカ「くっくっくっく」
506 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 19:45:14.19 ID:4yzXfLHN0
6日目
澪「執事さんたち・・・帰ってこないな・・・」
律「・・・」
梓「・・・」
執事(やはりダメだったか・・・奴は化け物だ・・・)
唯「体・・・動く」
唯「6点・・・集めるよ」
507 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 19:47:25.33 ID:b3XjjDNwO
ひた向きな唯ちゃん可愛い!しえ
509 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 19:53:07.30 ID:+91w7+gP0
唯に期待
510 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 19:54:08.15 ID:4yzXfLHN0
唯(どうやって集めよう)
唯(もうなりふり構ってられないし、失うものも無い)
唯(またギターを弾きながら歩いて誰かに気付いてもらう作戦しかないね)
唯(今度は澪ちゃんやあずにゃんを狙ってる人でもいいから出てきて!)
唯「よし!やろう!」
ジャカジャン♪
唯「誰かいませんかー!?」
唯「2時間経った・・・誰も出てこないよ~」
唯(今は多分6日目・・・もう6点分集めた人は当然出てこない)
唯(私の誘いに乗ってくるのは、まだ6点集まってない人だけ)
唯(でも6日目でまだ集まってないのなんて私だけなんじゃ・・・?)
唯(もう6点集まってる人と、0点の人しか残ってないなんて事も十分考えられる)
唯(でもまだ諦めるには早いかもね!)
唯「やるだけやるよ!」
514 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 20:01:28.90 ID:4yzXfLHN0
唯「誰か~」
ジャカジャカ♪
唯「う~ん・・・」
唯「―――!」
唯(誰かいる!)
唯(誰!?この感じ・・・まさか)
唯(まさか・・・まさか!)
ヒソカ「やあ♪」
唯「ヒソカさん!」
515 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 20:03:26.95 ID:lJ9SzrE90
良い予感と悪い予感がする
516 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 20:06:16.45 ID:WUlpO2zI0
あのシーンで唯がギター弾いてると思うとシュールだ
531 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 20:30:18.26 ID:4yzXfLHN0
ヒソカ「奇遇だねえ、楽器の音がしたから来てみたら・・・」
唯(よりによって・・・!)
ヒソカ「キミだったとは♪」
唯(分かってて来たくせに・・・)
ヒソカ「こんな事して、よっぽど切羽詰まってるみたいだね」
唯「・・・そうだよ、今私は0点」
ヒソカ「0点?・・・それは大変だねえ」
唯「プレートを・・・」
ヒソカ「ん?」
唯「プレートを渡してもらうよ!ヒソカさん!!」
534 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 20:32:19.92 ID:4yzXfLHN0
ヒソカ「へえ♪ボクから奪うってことかい?」
唯「そうだよ!」
ヒソカ「出来るかな?キミに・・・」
唯「出来なくてもやるんだ!!」
ザザザザ
ヒソカ「う~ん、いいカオだ♪」
唯「ああああ!!」ブンッ!
唯の拳は空を切った
ヒソカ「当たらないねえ」
535 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 20:33:50.77 ID:4yzXfLHN0
唯「うわああああ!!」
唯の繰り出す攻撃は一発もヒソカに当たらない
策もなくただがむしゃらに攻撃しているだけなのだから当然の結果である
ヒソカ「キミ、もっと考えて攻撃しなよ」
唯「ほっといて!」ブンッ
ヒソカ「そろそろボクも攻撃しちゃおっかなあ♪」
唯「うわあああ!!」ビュッ!
チッ
ヒソカ「ん・・・」
ヒソカ(かすった・・・)
536 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 20:35:34.86 ID:4yzXfLHN0
唯「ああああああ!!」ビュンッ!
チッ
ヒソカ(また・・・)
ヒソカ(攻撃のスピードが・・・上がっている?)
ヒソカ(成長しているんだね・・・戦いの中で・・・)
ヒソカ「くっくっく♪」
唯「何笑ってるの!」
ヒソカ「キミを見てると興奮しちゃってねえ」
唯「!?」
537 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 20:36:01.48 ID:qy6vO3rZP
ヒソカそっちの気もあったのか……
539 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 20:38:54.29 ID:4yzXfLHN0
唯「プレート!渡して!!」ビュンッ!
ヒソカ「・・・いいよ♪」
唯「・・・え?」
ヒソカ「あげるよ、プレート」
唯「な、何言って・・・」
ヒソカ「余分なプレートならたくさんあるしね♪」
そう言うとヒソカはプレートを6枚取り出し唯の方へ投げた
唯「え・・・?これは・・・」
ヒソカ「壊れたオモチャの残骸だよ♪」
唯「―――!この番号は!」
542 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 20:41:47.52 ID:4yzXfLHN0
唯「ムギちゃんの・・・執事さんの番号・・・!これ全部・・・!!」
ヒソカ「ああ、彼らは強かった♪十分にボクを楽しませてくれたよ♪」
ヒソカ「でも・・・こんなにプレートをたくさん持っていても無駄だし、キミが必要なら使いたまえ♪」
唯「あ・・・あ・・・」
唯「殺し・・・たの?」
ヒソカ「?ああ、もちろん」
唯「う・・・」
唯「うわあああああああああああああああ!!!」
543 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 20:45:18.44 ID:4yzXfLHN0
唯「許さない!絶対!!」ブンッ
ヒソカ「あげるって言ってるんだから素直に受け取りなよ」
ドズッ!!
唯「うっ!!」
ヒソカ「クリーンヒット♪」
ヒソカの放った拳が唯の腹部に突き刺さり、唯はその場に倒れた
ヒソカ「しばらく動けまい♪プレートはここに置いて行くから・・・じゃあね♪」
ヒソカ「♪」
・・・・・・・・・・・・
唯「待・・・って」
547 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 20:50:20.92 ID:4yzXfLHN0
唯はヒソカの攻撃を受けた直後にも関わらず、立ち上がった
唯「こんなの・・・いらない・・・」
ヒソカ「・・・そう言うなよ♪それは貸しだ」
唯「借りなんてまっぴらだよ・・・」
唯「今返す・・・!」
ヒソカ「―――くくく、断る」
ヒソカ「今のキミはボクに生かされている♪」ザッ
ヒソカ「キミがもっと殺しがいのある使い手に育つまで」
ヒソカ「キミは―――キミたちはずっとボクに生かされているのだよ」
唯「な」
ヒュッ
548 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 20:51:54.00 ID:4yzXfLHN0
さっきとは比べ物にならないほど疾く重い一撃
次の瞬間唯は遥か後方に吹き飛ばされた
唯「―――」ドゴ!!
ヒソカ「今みたくボクの顔に一発ぶち込むことができたら受けとろう」
ヒソカ「それまでそのプレートはキミに預ける」
そう言いながらヒソカは森の中へ消えていった
くっくっくっく・・・
ヒソカの笑い声がいつまでも聴こえた気がした
唯「―――」
549 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 20:52:52.19 ID:4yzXfLHN0
7日目
ボーーーーーッ!!
船の汽笛が島中に響いた
『ただ今をもちまして第4次試験は終了となります』
『受験生のみなさん、すみやかにスタート地点へお戻りください』
『これより1時間を帰還猶予時間とさせていただきます』
『それまでに戻られない方は全て不合格とみなしますのでご注意ください』
『なおスタート地点へ到着した後のプレートの移動は無効です』
『確認され次第失格となりますのでご注意ください』
ゾロゾロ
551 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 21:00:03.86 ID:4yzXfLHN0
ゴゥン・・・ゴゥン・・・
役員「では到着した方から飛行船にお乗りください」
執事「みなさん、最終試験頑張ってください」
澪「はい、ありがとうございました」
律「・・・行こう」
梓「はい」
澪「みなさんの為にも、合格してきます」
執事「・・・はい、ありがとうございます」
557 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 21:05:14.27 ID:4yzXfLHN0
斉藤「お嬢様」
紬「あら斉藤」
斉藤「では私はここまでということで」
紬「ええ、ごくろうさま」
斉藤「それと・・・今言うべき事ではないと思いますが・・・よろしいでしょうか?」
紬「何かしら」
斉藤「実は4次試験中―――」
紬「えっ―――」
558 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 21:10:57.55 ID:4yzXfLHN0
唯「・・・」
唯(私は・・・この飛行船に乗る資格があるのかな)
唯「・・・」
第4次試験合格者15名
唯、澪、律、紬、梓
アイ
ゴン、キルア、クラピカ、レオリオ
ヒソカ、ギタラクル
ハンゾー、ポックル、ボドロ
559 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/09/06(月) 21:12:32.31 ID:WUlpO2zI0
地味に憂が合格してる
ラジオ・サントラ 竹内順子 三橋加奈子 甲斐田ゆき 郷田ほづみ 高橋広樹 木村亜希子 菊池正美
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