1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 20:38:37.84 ID:5qWhXxMD0
アルフォート「……いや、お前いつまで付いて来る気だよ」
ピノ「え……?」
アルフォート「お前、妖精仲間を見つけるまで一緒にいるって言ったよな?」
ピノ「うん……」
アルフォート「なのに、せっかく仲間を見つけても結局俺のところに来ちゃうし……」
ピノ「……ごめん」
アルフォート「……」
ピノ「……」ウルウル
アルフォート「はぁ~~…」ガシガシ
アルフォート「分かった 分かったよ ついて来ていい」ハァ
ピノ「!」パァァ
アルフォート「ただし、ミョーなことしたら即、ハエ叩きだからな!」
ピノ「あたいハエじゃないもん!」 ヒュンヒュン
アルフォート「へっ……じゃ、行くか!」 ガチャ
ピノ「うんっ!」 ヒュン
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 20:43:18.19 ID:5qWhXxMD0
───
炭鉱都市 オーザック
アルフォート「ここがオーザックか……随分にぎやかな町だな」
ピノ「すごーい、ムキムキのお兄さんがいっぱい!」
アルフォート「ここは炭鉱で栄えた町だからな、皆炭鉱夫なんだろう」
ピノ「へぇ~」 ヒュンヒュン
アルフォート「とりあえず宿を探そう」
アルフォート「お、 おい!そこの少年!」
ビーノ「ん?」
アルフォート「旅の者だが、宿を探してるんだ どこか教えてくれないかい?」
ビーノ「ジロッ」
ビーノ「なんだテメー、見慣れねー奴だな ヨソ者か?」
アルフォート(そう言っただろうがクソガキ)
アルフォート「ああ、この町に来たのは初めてなんだ 宿を教えて欲しいんだ」 ニコニコ
ピノ(顔がピクピクしてるー) プクク
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 20:47:30.72 ID:5qWhXxMD0
ビーノ「……チッ しゃーねーな」
ビーノ「あっちの通りをまーっすぐ行って、突き当りを左に行って、2ブロック先を右だよ」
アルフォート「ありがとう! じゃ……」 クルッ
ガシッ
アルフォート「え……?」
ビーノ「……」 ガシ…
アルフォート「あの、……マントを、離して、くれないかな?」
ビーノ「お礼」
アルフォート「は?」
ビーノ「モノ教えてもらったらよー お礼に何か渡すのが礼儀じゃねーのかー?」
アルフォート「え……」
ビーノ「500フラン」
アルフォート「……」
───
アルフォート「くそー……あのガキぃ……」 テクテク
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 20:54:25.05 ID:5qWhXxMD0
ピノ「たくましい子だったわねー 」
アルフォート「ああいうのは!あさましいって言うんだよ!ロクな大人にならねーぞありゃ!」
ピノ「まーまー」 ヒュン
アルフォート「しかもいつまで経っても突き当りなんて見えねーし……! 一体どこまで歩けば……」
ピノ「そういえば……だんだん建物も減ってるし、人影も少なくなってきたような……?」
アルフォート「お? 看板だ! 宿屋のか!?」
ザッ
看板『この先、街の出口! 役所で出街許可証を取りましょう!』
アルフォート「……」
ピノ「……出口……」
アルフォート「……」
ピノ「そりゃ人も減るわよね……どんどん街のはずれの方に歩いてたんだから……」
アルフォート「……」
ピノ「あーあ、だまされちゃったね、あの子に」
アルフォート「………」 ワナワナワナ
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 20:55:02.93 ID:U2llC6yY0
エリーゼたそー
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 20:58:20.01 ID:5qWhXxMD0
アルフォート「あのガキぃ! 次見つけたらもう……めっためたのギッタギタの……!」
ピノ「ねーねー おなかすいたよー」
アルフォート「あぁ!? 腹なんて……」 グゥ~
アルフォート「……」
ピノ「ね、早くもどろ? そろそろ夕方になっちゃうよー」
アルフォート「……」 クルッ スタスタ…
───
中心街
アルフォート「戻って来たはいいが……」
ピノ「すっかり暗くなっちゃったねー……」
アルフォート「それもこれもあのクソガキが……」 ブツブツ
ピノ「いいから早く宿を探しに行こーよー」 ヒュン
アルフォート「へーい」
??「アルフォート!!」
アルフォート「え?」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 21:00:30.75 ID:KYqViuU00
堅揚げポテトさんの出番はあるのか…
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 21:01:38.84 ID:27JMa1FhO
僕のホームパイちゃんはまだか
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 21:08:49.16 ID:5qWhXxMD0
トッポ「アルフォート! 探したぞ!」
アルフォート「トッポ!? どうしてここに!?」
トッポ「お前を追って来たんだよ! この街に来た、って情報はあったが、どこ探しても見つからねぇし……!」
アルフォート「いや、まあ、それはちょっと事情があって……」
アルフォート「というか、何で俺を探しに……?」
トッポ「いいか……落ち着いて聞いてくれよ?」
アルフォート「何だよ、改まって」
トッポ「ホワイトロリータ姫が……さらわれた」
アルフォート「何ぃ!?」
───
東の大国 都昆布
紗紗「……今一度、申してみよ」
小枝「ホワイトロリータ姫が、かどわかされた模様です……!」
紗紗「……!」
パチン、と扇子が閉じられる。
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 21:17:27.68 ID:5qWhXxMD0
紗紗「ついに、始まったか……」
小枝「……」
紗紗「いかに同盟を組めども……条約を交わそうと……所詮筆と紙では人は縛れぬ物よ……」
小枝「……」
紗紗「くノ一小枝よ。 その痴れ者の素性は既に分かっておろうな……?」
小枝「はい……恐らく」
小枝「ジョロキアの手の物かと……!」
紗紗「ふん、やはりな」
紗紗「……」
しばし目を閉じ、思案に耽る紗紗。
紗紗「よし、分かった」
紗紗「小枝よ 次なる命を与える」
小枝「ハッ……!」
紗紗「国の王女をさらわれたのだ。今のカントリーマァムは、いつジョロキアと戦争になってもおかしくはない」
小枝「……」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 21:17:48.46 ID:wIdWSCzgO
ガルボはボスキャラ
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 21:19:06.12 ID:QVbmWbVI0
つつましく可憐なピノを想像していたのに
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 21:22:35.44 ID:HDcExV+s0
個人的にブラックサンダーの立ち位置が気になる
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 21:27:26.50 ID:5qWhXxMD0
紗紗「我ら都昆布は、たった今より、ジョロキアとの一切の同盟を破棄する」
小枝「……!」
紗紗「そして、カントリーマァムと戦線協定を結ぶ……!」
蒲焼三太郎「お、お待ちください姫様……!」
紗紗「なんじゃ、爺 口出しは無用ぞ」
蒲焼三太郎「ジョロキアといえば、世界一とも言われる強大な軍事力を持った国……! 対してカントリーマァムは弱小国!」
蒲焼三太郎「我らがカントリーマァムに肩入れしても、とても利益には……!」
紗紗「……爺 主には見えぬか?」
蒲焼三太郎「は……?」
紗紗「私にはの……怖うて敵わんのじゃ…… ジョロキアが いや、人間というものが」
蒲焼三太郎「は……?」
紗紗「ここらで一つ立ち上がらねば…… 事態は西の諸国に留まらぬ 引いては、我が東の民を戦火に包むこととなろう」
紗紗「爺、民を守るのがお上の仕事ぞ……」
紗紗「利益だ何だとそろばん勘定ばかりで、民が守れると思うかや!!」
蒲焼三太郎「は、ははァ── っ!」 ヘコォ~ッ
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 21:34:39.15 ID:5qWhXxMD0
紗紗「小枝! 心して聞きや!」
小枝「!」
紗紗「既にマァム国は、姫を奪還せしめんと動いておろう!」
紗紗「西へ渡り、その手助けをしておやり」
小枝「! はいっ!」
紗紗「そして、西側諸国の情報を得てくるのじゃ」
紗紗「我らは戦に備える その万全を期す為には、そちの得る情報が必要不可欠じゃ 頼んだぞ」
小枝「……はい……!」
シュンッ
蒲焼三太郎「き、消えた!?」
紗紗「ふふ……頼もしい限りよ」
───
筍の里
小枝「……しばらく、西の方へ行くことになった……」
小梅「西…… 遠いね……」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 21:41:35.18 ID:5qWhXxMD0
小枝「またしばらく、留守の間を頼むぞ」
小梅「うん……」
小枝「それじゃあ……行って来る」 スッ
小梅「あ、……お姉ちゃん!」
小枝「ん?」
小梅「……気を付けて……」
小枝「……ああ!」
シュンッ
小梅「……」 ギュッ
───
ジョロキア城
ホワイトロリータ「………」
ホワイトロリータ「ん………」 ピク
ホワイトロリータ「う、ん……?」 ムク…
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 21:42:25.07 ID:Fsm+0PnK0
ルマンドおじさんは何時出てくるんだ
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 21:47:58.51 ID:5qWhXxMD0
ホワイトロリータ「ここは……」 キョロキョロ
ハバネロ「お目覚めかな」
ホワイトロリータ「!!」
ダッ
ジャラ…
ホワイトロリータ「あっ……!」 ズテン
ハバネロ「ふふふ……しっかり鎖でつないでありますよ…… 逃げられては大変ですからねぇ」
ホワイトロリータ「貴方は…ハバネロ様…… どうしてこのような……」
ハバネロ「ふふふ…… 改めまして、ホワイトロリータ姫、手荒な真似をして申し訳ない」
ホワイトロリータ「……」
ハバネロ「……なあに、協力してくださったら、無傷でお返ししますよ」
ホワイトロリータ「協力……?」
ハバネロ「そう…… マァム国の王家に伝わる秘伝の術……」
ハバネロ「邪神・サーターアンダギー召喚の儀……!」
ホワイトロリータ「!!」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 21:49:28.06 ID:KllHpaHA0
キットカットもぐもぐ
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 21:53:04.84 ID:5qWhXxMD0
ハバネロ「ふふふ……その様子ですと、どうやらご存知のようですなぁ」
ホワイトロリータ「……」
ハバネロ「はるか太古……かつて、世界は闇に包まれ、滅びかけたという」
ハバネロ「邪神・サーターアンダギーによって」
ホワイトロリータ「……」
ハバネロ「しかし、それを封印した魔術師達がいた。 秘伝の術を使ってね」
ホワイトロリータ「………」
ハバネロ「邪神を封印した土地に、彼らはやがて国を造り、より巨大な術を施した……二度と邪神が復活しないように」
ホワイトロリータ「……」
ハバネロ「そう、それがマァム国……そして、王家の人間は……その魔術師の末裔」
ホワイトロリータ「……」
ハバネロ「そう、」スッ
ハバネロ「貴方ですよ、姫」
ホワイトロリータ「………」
───
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 21:59:05.92 ID:5qWhXxMD0
───
アルフォート「おいぃ!? 姫がさらわれたってどういうことだよ!?」 グイグイ
トッポ「ぐえぇ!? 絞まる!絞まってる!!」
ピノ「アル!落ち着いてぇ!」
トッポ「ゴホゴホ… ジョロキアだ…… ジョロキアの連中が、姫をさらっていった……!」
アルフォート「ジョロキアが……?」
トッポ「ゲホ… そうだよ 何でか分からねぇが…… というか、あの軍事国家ジョロキアだ……何したっておかしくねぇさ」
アルフォート「クソっ……! こうしちゃいられねぇ!」
トッポ「お、おい! どうする気だよ!」
アルフォート「決まってんだろ! ジョロキアんとこに乗り込むんだよ!」
アルフォート「そんで姫を奪い返して!ついでにハバネロをブッ殺す!!」
トッポ「落ち着けよ!!一人じゃ無理だって!!」
アルフォート「あぁ!? じゃあほっとけっていうのかよ!! 姫をさらわれたんだぞ!!」
トッポ「ったく……熱くなりやすいのは昔から変わんねーな……」
トッポ「言っただろ、『一人じゃ』無理だ、って」 ニッ
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 21:59:58.06 ID:TANu8Lwa0
その点トッポってすげぇよな…
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 22:02:44.19 ID:Y+KzLUOyi
アルフォートのライバルで、無口かつちょっと見た目怖いけどアツいハートを持つ、ブランチュールさんは まだですか?
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 22:04:39.24 ID:b7MNEWRg0
お菓子としてはアルフォートが一番劣ってる
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 22:05:53.78 ID:Hr6Y2PZF0
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 22:08:43.62 ID:rQ2FiJGf0
キャベツ太郎のかっぺ臭
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 22:13:13.21 ID:5qWhXxMD0
アルフォート「どういうことだよ?」
トッポ「ここに来たのは、俺だけじゃないぜ」
アルフォート「えっ?」
トッポ「一旦お前を探しにバラバラになったけどな……そろそろここに集まる時間だ……」
アルフォート「え……一体誰が」
??「あっ! アルフォート……!」
アルフォート「え?」 クルッ
エリーゼ「アルフォート……! 会いたかった……!」 ウル…
アルフォート「エリーゼ!?」
トッポ「いや~、エリーゼちゃんもなぁ、危険な旅だってのにお前の為に回復魔法の腕を磨いて成長して……」
アルフォート(せ、成長したのは魔法の腕だけじゃないような……) デヘヘ
エリーゼ「……?」 タユンタユン
アルフォート「あ、いや、いや~ 久しぶり! すっかり、その、キレーにな、なったねッ!」
エリーゼ「えっ…//// そ、そんな……」 カァァ…
アルフォート(楽しい旅になりそうだぜ……!)デヘヘヘ
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 22:17:36.51 ID:wIdWSCzgO
よっちゃん「タラタラしてんじゃね~よ!」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 22:22:03.24 ID:5qWhXxMD0
トッポ「あ、そうそう……まだもう一人……」
アルフォート「え……?」
??「あぁ~~っ! いたぁ!!」
アルフォート「っ!? こっ、この声は!?」
チェルシー「んもう! どこほっつき歩いてたのよ!」
アルフォート「チェ、チェルシー!?」
トッポ「チェルシーもなぁ、お前の為にどうしても付いて来たいって……」
チェルシー「い、言ってない!! 私はただ、姫様の為にお役に立ちたいから来たんであって……!」
アルフォート「マ、マジで来んの!? ちっちゃい頃から暴力振るわれた記憶しか無いんですけど!?」
チェルシー「ふん! アンタだけじゃ姫様を取り返せるか不安だから、付いてってあげるわよ」 ツン
アルフォート「うへぇ……」
アルフォート(エリーゼちゃんだけなら良かったのに……) チラチラ
エリーゼ「……?」 ////
チェルシー「何エリーゼを変な目で見てんのよ!」 ボカッ
アルフォート「いでぇ!?」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 22:40:52.84 ID:5qWhXxMD0
トッポ「ま、これからよろしくな! アルフォート!」
アルフォート「はぁ……まあ頼もしいっちゃ頼もしいか……」
ザワザワ…
アルフォート「……?」
ざわざわ… ドヤドヤ ザワッ…
ピノ「何だか急に騒がしくなったようなー……?」
エリーゼ「どうしたのでしょう……?」
メリ… メリメリ…
チェルシー「見て……! 門の扉が……!」
ドッゴォォォォォン!!
トッポ「何だぁぁぁぁああぁッ!!?」
ピノ「扉が爆発したよーっ!?」
??「ククク……ハーッハッハッハぁ!!」
アルフォート「何だあいつらは……!?」
カラムーチョ「さぁ!お前らテイコーはやめて大人しくするチョ~!!」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 22:46:45.37 ID:hGVfzTYvO
風呂敷広げすぎワロタ
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 22:47:14.04 ID:zZn/5N3/O
バームロール「あら、お久し振りね、ウフフ…」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 22:47:29.18 ID:zo5JXYEgO
カラムーチョって絶対老婆だよな
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 22:50:58.36 ID:5qWhXxMD0
「盗賊だ!」 「逃げろー!」
キャーキャー ワーワー
カラムーチョ「ほらほらぁ! 金目のものを出すチョ~!」
スッパムーチョ「さもなくば皆蜂の巣ッチョ!」
トッポ「盗賊だと……!?」
エリーゼ「た、大変……!」
アルフォート「……」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 22:51:44.24 ID:5qWhXxMD0
カラムーチョ「うひひひ、この街は金がいっぱいありそうだチョ~」
スッパムーチョ「ボス! 今日はいっぱい儲けれそうだッチョ!」
ド ン
首領・タコス「…ククク……」
「あ、あいつらタコス盗賊団だ!」
「もうこの街は駄目だぁ……」
トッポ「………おい、アルフォート」
アルフォート「……ああ……!」
アルフォート「やるしかないな……」
エリーゼ「……」コク…
チェルシー「……」 グッ
ピノ「……」 ヒュン
アルフォート「皆……行くぞ!!」 キッ
To be continued....
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 22:52:31.30 ID:5qWhXxMD0
この後考えてない
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 23:00:29.49 ID:wB4bILYX0
アルフォートの勇気が世界を救うと信じて!
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 23:03:17.11 ID:5qWhXxMD0
ちょっと待ってて ダイジェストで完結まで書いてく
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 23:07:18.85 ID:5qWhXxMD0
色々あった後
───
小枝「……ふぅ……ここまで来れば追手を撒けたか……」
サラサラ…
小枝(……冷たくてきれいな川……水浴びしたら気持ち良さそうだな……)
小枝(……最近ゆっくり体を洗う暇も無かったし……)
小枝「……」クンクン
小枝「………」
───
アルフォート「くそー……あいつら何処行ったんだよ……」
アルフォート「ブラックサンダー(馬)もどっか行っちゃうし……はぁ……」 ガサガサ
アルフォート「喉乾いたな……」
パシャパシャ
アルフォート「! 水の音……!」
アルフォート「川だ!」 ダッ
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 23:08:23.05 ID:wIdWSCzgO
カルビー一族vs湖池屋の一族の存亡をかけた戦いが繰り広げられると思ったら、
そんなことはなかった
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 23:11:08.84 ID:LR28zVBjP
この企画をVIPのゲーム制作スレに売ろう(提案)
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 23:14:08.61 ID:5qWhXxMD0
小枝「……」 パシャパシャ
小枝「ふぅ……ああ、気持ちいい……」 パシャ…
アルフォート「うひょー! キレーな川が……」
小枝「……」
アルフォート「……」
小枝「……」
アルフォート「……」
アルフォート「ぶはっ!?」 ダクダクダク
小枝「イヤアアアァァァ!!」////
アルフォート「いやっ、これは、違…!? ありがとうございま…いや、ちが、な」
小枝「なに奴ッ!?」 シュバババババ!
アルフォート「手裏剣!?クナイ!?」 ガキンガキン!
小枝(はじき落とした!? タダものでは無い!?)
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 23:14:32.69 ID:+4C6pwWX0
ビエネッタってアイスを思い出した
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 23:17:38.06 ID:5qWhXxMD0
アルフォート「あ、ほら、あの、話を聞い……」
小枝「鎖分銅ーっ!!」 シュルルル!!
ボコォッ!!
アルフォート「ふぎゃあ!?」
フラフラ… ドテーン
アルフォート「……」 キュ~
小枝「……はぁ……はぁ……」
それが勇者アルフォートと、くノ一小枝との出会いであった。
───
小梅「お姉さまはどこでしょう……?」 キョロキョロ
小梅「あら、キレイな川……」
小梅「イヤァァァ!!」
アルフォート「ぎゃあぁぁあ!?」
それがくノ一見習い、小梅との出会いであった。
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 23:22:08.74 ID:5qWhXxMD0
───
歓楽街 チュッパチャプス
アルフォート「いやー、何かにぎやかというか……何と言うか……」
トッポ「カジノや大人向けのお店でいっぱいだな……」ゴク…
チェルシー「ほらぁ!! 二人とも余所見しない!! 早く宿を探すよ!」
エリーゼ「……////」
深夜
アルフォート「いやー……飲んだ飲んだ……うぷ、気持ち悪い……」
アルフォート「まさかカジノでチェルシーがあんなに大当たりを出すとはな……あんなにカジノなんて野蛮!とか言ってたのに……」
アルフォート「そういやエリーゼは何どこ行ったんだろ? 途中から見かけなかったような……」
アルフォート「ま、チェルシーかトッポが一緒だろ 俺は先にベッドで寝……」
ムニュ
アルフォート「おぉ!?」
アルフォート「(ベ、ベッドに誰かいる!?)
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 23:26:40.01 ID:5qWhXxMD0
アルフォート「……ドキドキ……」
アルフォート(よ、よし……毛布を取るぞ……!)
ガバァ!
アルフォート「ひぃ!? 飛びかかって来た!?」
エリーゼ「えへへ~~ あるふぉーとぉ~~……」 ギュゥ~
アルフォート「エ、エ、エリーゼぇ!?」
エリーゼ「もぉ~~アルフォート遅ぉい~~」 ギュゥ~
アルフォート(ななな何だ何が起こってるんだだだだだ)
エリーゼ「はぁ……あるふぉーとぉ……」 ギュゥー
アルフォート「……もしかして……酔ってる?」
エリーゼ「ん~~~ぜぇんぜん酔ってにゃーい……」
アルフォート(ベロンベロンじゃねーか……)
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 23:29:26.02 ID:5qWhXxMD0
エリーゼ「えへへ~~……出て来たおいしージュースいっぱい飲んじゃった~……」
アルフォート「それ酒……」
むにゅぅ
アルフォート「!?」
エリーゼ「あぁん、逃げちゃだめぇ」 ギュゥ~
アルフォート「エ、エリーゼ!? なんか、凄く、やわらかいものが当たってますよぉ!?」
エリーゼ「えへへー……あるふぉーとのエッチぃ……」 ギュゥ~
むにゅむにゅ
アルフォート「おぉぅ……これ……やば……離し……」
エリーゼ「ねぇ、あるふぉーと……」
アルフォート「え?」
エリーゼ「さわってみるぅ……?」 ジッ
アルフォート「………」
アルフォート「……え……?」
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 23:33:49.45 ID:5qWhXxMD0
エリーゼ「ほら……これぇ……」 ハラ…
アルフォート(あ……あ……もうちょっとで見えそう……って違う!!)
アルフォート「お、落ち着けエリーゼ! 酔いすぎだって!」
エリーゼ「ねぇ……アルフォートなら……いいよ……?」
アルフォート「え……?」
エリーゼ「私……アルのこと………」
アルフォート「……」
エリーゼ「……」 フラッ
アルフォート「エリーゼ!?」 ガシッ
エリーゼ「……zzZZ」 スーッ スーッ
アルフォート「……やれやれ……」
エリーゼをお姫様だっこしながら、ベッドへと運ぶアルフォート。
二人の束の間の情事は……月だけが、見ていた。
───
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 23:40:31.90 ID:5qWhXxMD0
───
きのこの森
チェルシー「あ、この生き物かわいい……」
カプリコ「キュ~……」
トッポ「ッ!! いけないチェルシー!! そいつから離れろ!!」
チェルシー「え……?」
カプリコ「キュ……ギュゥゥ!」
メキメキメキィィ! ゴゴゴゴゴ
ジャイアント・カプリコ「ギュウウゥゥウウゥゥ!!」
チェルシー「っキャアアァァ!!」
G・カプリコ「キシャアアァァァ!!」 ブンッ
アルフォート「危ないっ!!」 バッ
ドゴォッ!
アルフォート「ぐああぁぁっ!?」 ゴロゴロ…
チェルシー「!? アっ、アルフォートっ!?」
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 23:46:12.43 ID:LR28zVBjP
ピノたそテラ空気
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 23:48:11.57 ID:5qWhXxMD0
G・カプリコはトッポが倒した。
気を失ったアルフォートは宿へ運ばれ、目を覚まさないのでベッドで安静寝かされた。
アルフォート「………」
アルフォート「……ん……」
チェルシー「あっ……」
アルフォート「うん……? ここは……?」
チェルシー「宿屋の2階…… あんた、気絶したのよ……あたしを庇って……」
アルフォート「ああ……思い出したわ…… いつつ……」
チェルシー「あ!まだ動いちゃダメよ!……もう……」
アルフォート「へへ……まだ鍛え方が足りねぇな……」
チェルシー「………バカ……」
アルフォート「え?」
チェルシー「あんた、バカよ…… アタシを庇って……こんなになって……」
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 23:51:44.84 ID:5qWhXxMD0
アルフォート「はぁ? 俺はバカなことしたとは思わねぇよ」
チェルシー「え?」
アルフォート「お前を守れたからな」
チェルシー「あ、あたし、を?」
アルフォート「だって、お前は大事な幼馴染じゃんか」 ニカッ
チェルシー「………////」
チェルシー「バカぁ!!」 ポカポカ
アルフォート「いたたたた!痛いって!」
チェルシー「もう、次ムチャなことしたら許さないから!」
アルフォート「えー?」
チェルシー「だ、だって……あんたがいなくなったら……いなく、なったら……」
アルフォート「え? いなくなったら何だよ?」
チェルシー「……//// な、何でもないわよバカァ!!////」 ポカッ
アルフォート「いでぇ!?」
───
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/06(火) 23:56:18.89 ID:5qWhXxMD0
───
ジョロキア城
トッポ「クソッ……一足遅かったか……!」
ハバネロ「フハハハハぁ! ついに!ついにサーターアンダギーの召喚に成功したぞぉ!」
サーターアンダギー「………」 ゴゴゴゴ
しかし、儀式が不十分だった為、サーターアンダギーはコントロール出来ず、言うことを聞かない。
ハバネロ「なっ、何をするサーターアンダギー! 私はお前の主だぞ!?」
ポイッ
ハバネロ「やめ……」
ゴリッ ムシャムシャムシャ…
サーターアンダギー「……」ムシャムシャムシャ…
トッポ「えげつねぇ……」
アルフォート「うげぇ……」
チェルシー「とにかくあいつを倒さなきゃ!」
アルフォート「ああ……! あの化け物の中に……姫様が……!」 グッ
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/07(水) 00:03:10.98 ID:dgyHYUEl0
サーターアンダギー「 オ ォ ォ ォ ォ ォ ォ 」
アルフォート「クソッ……! 強い……!」
トッポ「なんて強さだよ……」
チェルシー「ぜんぜん歯が立たない……!」
エリーゼ「はぁ……はぁ……」
アルフォート(魔法をいっぱい使わざるを得ないエリーゼがもう限界だ…… どうすれば……!)
VC-3000「離レテイテ クダサイ」
アルフォート「ブイシー!?」
そこにいたのは、ジョロキア城の地下牢から解放した、戦闘用メイドロボ、VC-3000であった。
VC-3000「ワタクシニハ、通常ノ 機械ノ他ニ、魔導機構モ内臓サレテイマス」
アルフォート「え……?」
VC-3000「ソシテ ソレハ ワタクシガ全身ノ装置を解放スルコトデ発動シマス」
アルフォート「お、おい、それって……!」
VC-3000「……ハイ、ワタシノ 機能ノ停止…… 破壊ヲ意味シマス」
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/07(水) 00:09:13.01 ID:dgyHYUEl0
VC-3000「シカシ ソノ力ヲ モッテスレバ アノ魔神ヲ 倒ス コトモ 可能デス」
アルフォート「ば、馬鹿! 何言ってんだ! そんなこと……」
VC-3000「……アナタ方ニハ 感謝シテイマス」
VC-3000「タダノ 戦闘用マシン ダッタ 私ニ……」
VC-3000「人ノ心ノ 温カサ ヲ」
VC-3000「教エテクレマシタ」 ニコッ
ウィィィィィン…
アルフォート「お、おいブイシー!?」
VC-3000「 サヨウナラ 」 ニコッ
キィィィィン!
ドゴオオオォォォォオン!!
サーターアンダギー「グオオォォォォ!!」
VC-3000の特攻により、サーターアンダギーは倒された。
ホワイトロリータ「………」 クタ…
アルフォート「姫様っ!!」 ダッ
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/07(水) 00:16:53.89 ID:dgyHYUEl0
───
ホワイトロリータ「ようやく世界に平和が訪れました……」
ホワイトロリータ「これも全て、あなたのおかげです、アルフォート」
アルフォート「いやいや、そんな……」
ホワイトロリータ「その……よろしければ……」
ホワイトロリータ「わたくしと……共に国を治めて参りませんか……?」////
アルフォート「え……」
エリーゼ「!?」
チェルシー「姫様!?」
トッポ「ただいま、帰ったよ」
プリッツ「お義兄ちゃん! おかえりっ!」
こうして、勇者アルフォートのおかしな旅は無事終わり、世界は平和を取り戻した。
天国のピノも喜んでいることだろう。
完!
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/07(水) 00:18:24.57 ID:3cdk6Cop0
ピノェ…
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/07(水) 00:25:06.48 ID:h8eC5bqa0
駄菓子菓子、お菓子な旅はまだ続く……!
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/07(水) 00:25:39.10 ID:k4fyN4Tj0
ピノーッ!?
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/07(水) 00:31:16.15 ID:vfnJciz80
プッカが出てこなかったことに異議を唱えたい
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/07(水) 00:32:39.93 ID:WcycE2SU0
一気に風呂敷畳んだな
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/07(水) 00:37:53.43 ID:QOBF1pyBP
> 天国のピノも喜んでいることだろう。
絶対に許さない絶対にだ
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/07(水) 00:38:17.64 ID:dgyHYUEl0
>>100 ペッツ(長男)
プッカ(二男)
リッツ(長女)
の三兄妹で出す予定だった
こんぺい島で、遠洋漁業に出た両親を待ちながらたくましく暮らしてるよ
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/07(水) 00:42:53.73 ID:dgyHYUEl0
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/07(水) 00:45:47.14 ID:wxeNindVO
どうせならエリーゼちゃんにメルティーキスさせろよ……
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/07(水) 01:02:16.24 ID:bM4Qvl/Y0
エリーゼたんはやっぱり黒と白があるんだね・・・
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/07(水) 01:13:20.62 ID:mIsJPAU4O
三太郎の屋号を継ぐ、焼肉三太郎、酢だこ三太郎、玉葱三太郎は出ないのか…
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/07(水) 01:14:44.70 ID:XYoCj8480
初期装備はきなこ棒だったはず
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/11/07(水) 01:24:06.43 ID:JHdJJu9IO
完全版はよ
転載元
アルフォート「次の町に向かうか」 ピノ「行こ行こー!」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1352201917/
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しかし彼らは知らなかった。自分達の祖先が同じ生物だということを