3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 14:05:56.40 ID:zXrg6v800
奥都「紗羽、来月で学校辞めるってホント!?」
紗羽「うん。一応、卒業扱いだけどね」
有田「えー!? じゃ、卒業式も出れないの!?」
紗羽「ごめんね。もう、決めちゃったから」
奥都「うそー……マジなんだ……」
有田「紗羽の隠れファンクラブ会員たちが泣くよ?」
紗羽「そんなの居ないって! もー。」
田中「……」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 14:07:02.25 ID:zXrg6v800
ウィーン「どうしたの、大智」
田中「……いや、別に」
来夏「なになに、田中くん。いっちょ前に寂しがってんの?」
田中「……なんのことだよ」
来夏「だって、田中のその眼。完全に、飼い主に置いてけぼりくらう犬みたいだよ」
田中「なんだそりゃ」
来夏「まー、あんた達もいいコンビだったからねぇ」
和奏「いつも無神経なこと言ってた印象だけどね」
田中「いきなり出てきてひでぇこと言うな、坂井」
ウィーン「……来月……までなんだね」
来夏「ウィーンまで。どうした、にくレッドの情熱は!」
ウィーン「……うん。」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 14:08:00.96 ID:zXrg6v800
田中「……宮本」
来夏「ん? なに?」
田中「お前は、寂しくねぇのか?」
来夏「……」
和奏「田中、それは……」
来夏「寂しいよ」
田中「!」
来夏「寂しくて仕方ないよ。けど、だからって、暗くなる必要はないでしょ? 寂しがる表現って、一つじゃないと思うし」
来夏「あたしがもし、逆の立場だったら。どんより、悲しい雰囲気のまま、学校生活を終わらせたくない。」
来夏「だから、紗羽にそう思って欲しくないから。明るく、楽しく過ごすの」
和奏「……」
田中「……悪い」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 14:10:20.79 ID:zXrg6v800
来夏「だーかーら! それが暗いってーの! ほれ、いつものようにいじってみなよ!」
田中「……そうだな。わかったよ、つるぺた」
来夏「そうそう、そんな風にチビって……つるぺたぁ!? なんじゃそれ!?」
田中「事実だろ」
来夏「むきー! チビって言われるよりよっぽど腹立つんだけど!」
ウィーン「和奏、つるぺたって?」
和奏「あー……えっと……」
紗羽「何騒いでんの?」
来夏「あ、紗羽! 聞いてよ! 田中がセクハラしてきた!」
紗羽「セクハラ?」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 14:11:15.85 ID:C8tiIXc30
tariスレとか俺得④
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 14:12:52.60 ID:zXrg6v800
ウィーン「大智が、来夏につるぺた、って。どういう意味かな?」
紗羽「うわー、それはサイテーだわ」
田中「いや、それは……その……ノリっつーか……」
紗羽「モジモジしてキモイよ。なに、田中は大きい方が好きなの?」
田中「なっ……! ば、バカかお前!?」
紗羽「じゃ、小さい方?」
ウィーン「……ねえ、来夏。大きいとか小さいとか、どういうこと? 来夏に関係しているの? 来夏はどっち?」
和奏「それは……あはは。ね、来夏」
来夏「ウィーン。天然であたしにダメージ与えるのやめてくれるかな……」
田中「どっちでもいいだろ! ったく……」
来夏「よくない! かなり重要だから、そこ!」
田中「はいはい」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 14:15:40.08 ID:zXrg6v800
紗羽「……あ、そうだ。みんな、今日一緒に帰らない?」
来夏「いいね! ……っていきたいところなんだけど」
和奏「受験、もうすぐだしね」
ウィーン「和奏も、受験勉強してるの?」
和奏「うん。私の学力じゃまだ厳しいんだけど、一回受けてみるのも良いかも、って」
来夏「驚きだよね、この発言があの教頭先生から出て来たんだよ?」
紗羽「白祭終わってから、そんなもんじゃない?」
田中「あの冷血漢が、よくあそこまで穏やかになったもんだよな」
和奏「冷血『漢』じゃないけどね」
紗羽「ウィーンと田中は?」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 14:18:05.98 ID:B849Fd5G0
奧都、有田って誰?
13 :
一話で出てきた、モブ二人です。 :2012/10/09(火) 14:18:49.51 ID:zXrg6v800
ウィーン「僕も、今日はごめん。家の近くで、本屋に寄って帰るつもりだったから」
来夏「何買うの?」
ウィーン「パークスの本を。」
和奏「パックス?」
ウィーン「パークス。平和の神様の名前だよ」
来夏「ふーん。流石は正義と平和のヒーローだね」
田中「俺は暇だぞ。特にやることないし」
和奏「さすが推薦合格者……」
来夏「おや~? って、ことは二人きりで下校ですか? ふふふ」
田中「は!?」
紗羽「何変なこと考えてんの。友達なんだから、別にいいじゃない」
田中「ああ……そう……だな」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 14:20:56.28 ID:zXrg6v800
和奏「ん。そろそろ予鈴なるし、席に戻るね」
ウィーン「じゃ、僕も」
来夏「はー。初っ端から世界史かー。眠たくなるなー……」
紗羽「受験生がそんな愚痴言わないの。ほら、席戻りなよ」
来夏「はーい」
紗羽「それじゃ、田中。放課後よろしくね」
田中「おう」
田中(友達……か。そりゃそうだよな。俺が宮本や坂井と同じことになったら、きっと同じように言うだろうし)
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 14:24:01.71 ID:zXrg6v800
田中(変な勘違いをさせない予防線なんだろうけど……ショックっちゃショックだな)
田中(そもそも。俺だって、沖田のこと意識し始めたのも最近だし)
田中(今までは、普通に男女の友達って関係だったんだから。当たり前だろうな)
田中(…………沖田、本当に行っちまうんだな)
田中(友達も、家も、全部置いて。自分の夢を叶えるために)
田中(……かっこいいよな。すげえよ。俺には絶対選べない道だ)
田中(だったら、やっぱり応援……しねえとな)
――――放課後、駐輪場にて。
紗羽「そういえば、田中もチャリ通だったよね」
田中「ああ」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 14:27:12.15 ID:zXrg6v800
紗羽「前に思ったんだけど、馬で通学ってダメなのかな」
田中「は?」
紗羽「自転車使うより、かなり早く来れたんだよね」
田中「あー……そういやお前、一回馬で来たことあったな」
紗羽「馬で きた」
田中「……なんだ、そのヤンキーみてーなポーズ」
紗羽「知らない? ネットで有名な画像なんだけど」
田中「あんま見ねーから、わからん」
紗羽「そっか」
田中「うし、じゃ帰るか」
紗羽「あ、自転車乗っちゃうんだ」
田中「え? そりゃそうだろ」
紗羽「こーいう時は、歩いて帰るもんじゃない?」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 14:29:35.32 ID:zXrg6v800
田中「そ、そう……なのか?」
紗羽「うん。なんとなく。雰囲気の話だけど」
田中「……ま、それがいいなら。それで」
紗羽「うん」
――――――――
田中「……」
紗羽「……」
田中「……なぁ」
紗羽「ん?」
田中「前から思ってたんだけど」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 14:30:01.94 ID:C8tiIXc30
紗羽がねらーっぽいwww
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 14:32:22.91 ID:zXrg6v800
紗羽「なに? 告白?」
田中「ち、ちげえよ!」
紗羽「なんだ、残念。で?」
田中「お前さ。何で、指定の靴履かねぇの?」
紗羽「ああ。だって動きにくいじゃん。革靴って」
田中「そりゃ、運動するためのもんじゃないし」
紗羽「と言ってる田中も、スニーカーでしょ?」
田中「革靴じゃ、自転車が漕ぎにくいからな」
紗羽「結局、わたしと同じ理由じゃない」
田中「……たしかに。」
紗羽「わたしね、毎朝サブレと散歩してから学校来てるんだ」
田中「へえ。サブレって、お前んちの馬だよな?」
紗羽「うん。だから、いちいち靴取り換えるの面倒で」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 14:35:04.08 ID:zXrg6v800
田中「そんなの、脱いですぐだろ」
紗羽「うわっ。なんか、田中が言うとエロく聞こえる」
田中「なんだそれ」
紗羽「……まぁ、後は踵の厚みがないからかな」
田中「? どういう意味だ」
紗羽「そのままの意味」
田中「スポーツやる人間からすると、だけど。踵ってすげえ負担かかるから、ぶ厚い方が良いと思うぞ」
紗羽「そうだね。でも、こっちはスポーツ関係なし」
田中「ますますわからん」
紗羽「あえて言うなら、わたしが指定靴はいたら」
スッ
紗羽「こうやって、下から覗きこむのも難しくなるよ?」
田中(ちっ、近い近い!)
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 14:38:22.50 ID:zXrg6v800
紗羽「わたし達、あんまり身長かわらないもんね」
田中「そっ、そういや……そうだな」
紗羽「……親のせいにするつもりはないんだけどさ」
田中「ん?」
紗羽「この年になって、初めて思った。もっと背が低かったらなー、って」
田中「……宮本が聞いたら、キレるぞ?」
紗羽「ふふ。かもね」
――――――――
田中「……」
紗羽「……」
紗羽「……あ。綺麗だねー、夕日」
田中「そうだな」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 14:41:16.73 ID:zXrg6v800
紗羽「海の近くに住んでて良かったー、って思うんだよね。こういう景色見るとさ」
田中「たしかにな」
紗羽「……そうだ」
田中「?」
紗羽「田中、今日バドミのラケット持ってる?」
田中「ああ、あるけど。ってか略すな」
紗羽「えー……。部活もないのに持ってきてるんだ……」
田中「聞いたのお前だろ。なんでそこで引くんだよ……」
紗羽「一本だけ?」
田中「いや、練習用とか試合用とか合わせれば三本ある」
紗羽「三本も!?」
田中「それぐらい普通だし」
紗羽「ふーん……じゃあもちろん、羽根もあるんだよね?」
田中「シャトルか? そりゃ、もちろん」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 14:42:54.65 ID:EOm6Tr090
いいですね~
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 14:43:16.24 ID:zXrg6v800
紗羽「ふふん」
田中「?」
紗羽「ちょっとだけ、やってかない? バドミントン」
田中「え?」
――――――――
シュパァン! パシュッ!
紗羽「うわっ! 変な動きした! 素人相手にカーブかけるの!?」
田中「バドミントンにカーブは、ないぞー」
紗羽「そうなのー?」
田中「むしろ、シャトルが軌道を変えたら壊れてる証拠だ! ほっ!」
紗羽「そうなんだ。知らなかったー!」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 14:46:22.19 ID:zXrg6v800
田中「大体な、屋内で、風のないところでやるもんなんだって。バドミントン、はッ!」
紗羽「じゃあ、こんな海岸の近くで潮風に煽られてやるのってー、間違ってる?」
田中「だから言った、ろッ! 風邪で曲がるからやりにくいって!」
紗羽「そうなんだー。ま、面白いからいいけどー」
田中「面白いか?」
紗羽「面白いよー。勝ち負けじゃなくて、単に打ち合ってるだけなんだもーん!」
田中「俺はいつもみたいに動けなくて、少しやりにくい!」
紗羽「足場は砂浜だしねー!」
田中「……まー、いいけどよー! 良い運動には、なっからッ!」
紗羽「……」
スパァン! シュパァン!
紗羽「というか!」
パシッ!
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 14:49:19.17 ID:zXrg6v800
田中「あ、こら。そんな風にシャトルを掴むな。羽根が痛むだろ」
紗羽「ごめん。でも、これ、すっごい疲れるじゃん!」
田中「当たり前だろ。バドミントンなんだし」
紗羽「こんな激しいスポーツだったっけ……」
田中「一応、沖田でも打ちやすいように打ってるつもりなんだけど」
紗羽「そうなの?」
田中「ラリー続かない方がつまんねーし」
紗羽「そうなんだ。優しいね、田中」
田中「…………。いいから、再開してくれ」
紗羽「あ、ごめんごめん」
ヒュッ、スパァン! パァッ!
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 14:52:31.60 ID:zXrg6v800
紗羽「田中はさー」
田中「んー?」
紗羽「バドミントンで、プロになりたいんだよねー?」
田中「……まーな」
紗羽「ずっと、言いそびれてたんだけどー」
田中「?」
紗羽「田中さ、わたしが騎手になるって言った時にー!」
田中「ああー!」
紗羽「カッコいいって、言ってくれたよね!」
田中「そうだっけー?」
紗羽「そうだよー。それがさ、わたし、すっごく嬉しかったんだー!」
紗羽「だから、ありがとねー!」
田中「……おー! 気にすんなー!」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 14:54:14.76 ID:dx39Am7QO
わぁい!TARITARI!
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 14:55:41.25 ID:zXrg6v800
紗羽「田中が、バドミントンでプロを目指すって夢もさー」
田中「んー?」
紗羽「結構、カッコいいよー!」
田中「!」
ブォン!
紗羽「あ、全国ベスト8が空振った!」
田中「か、風で軌道が変わったんだよ」
紗羽「ほんとにー?」
田中「ったく……あー汚れちまった」
紗羽「わたしのせいじゃないよ?」
田中「はいはい。俺のせい。」
紗羽「ふふ。」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 14:58:35.72 ID:zXrg6v800
田中「……シャトル変えて……っと、おし、いくぞ」
紗羽「うん。でも、そろそろ日も落ちてきちゃったね」
田中「ああ、それもそうだな」
紗羽「次のラリー終わったら、帰ろっか」
田中「……わかった。じゃ、いくぞ」
紗羽「こい!」
シュッ、パン! スパァンッ!
紗羽「あー、やっぱ動きにくい!」
田中「スニーカーだろ、お前」
紗羽「普段、こんなところでスポーツしないじゃん!」
田中「それもそうだなー」
紗羽「ほっ! よっ!」
田中(……もうすぐ終わりか)
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 15:02:22.37 ID:zXrg6v800
スパァン! シュパァン!
田中(もう、ひと月もすりゃあ沖田は……居ないんだな)
田中(遠い国で、必死で騎手になるため、行っちまうんだ)
田中(俺が同じ条件なら……絶対、諦める気がするし)
田中(やっぱ、この思いきりの良さはすげーわ)
田中(宮本が言ってたように。暗い雰囲気で、送り出されたら)
田中(ただでさえ不安なのに、たまんねーよな)
シュパン! スパン!
田中(だから、明るく……せめて、楽しく)
田中(送り出して……)
紗羽「あはは。やっぱスポーツって楽しいよねー!」
田中「…………ッ」
ポトッ
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 15:05:14.66 ID:zXrg6v800
紗羽「? 田中、どしたの? いきなり止まって」
田中「……」
紗羽「シャトル、汚れるよ?」
田中「……沖田」
紗羽「ん?」
田中(やっぱり、俺は……!)
田中「俺、さ」
紗羽「うん」
田中「沖田に…………行って欲しくない」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 15:08:31.21 ID:zXrg6v800
紗羽「!」
田中「せっかく、仲良くなっただろ。なのに、すぐまた離れちまうのって……」
田中「すげぇ……寂しいと……思う」
紗羽「……」
田中「……悪い。いきなり、こんなこと……」
紗羽「ううん。ありがとう」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 15:10:38.37 ID:be5XAg5B0
イイネ!
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 15:11:45.19 ID:zXrg6v800
田中「え……?」
紗羽「みんなさ、意地っ張りなんだよね」
紗羽「暗くなったり、別れを悲しんだら、わたしがためらっちゃうから」
紗羽「だから、みんな無理して、明るく振る舞ってる」
田中「……知ってたのか」
紗羽「見てればわかるよ、そんなの。特に来夏なんかね」
田中「……でも、それは」
紗羽「わたしを思いやって、考えてくれてることもわかってるよ」
紗羽「でもさ。それでも、やっぱり言って欲しいことって、あるんだよね」
紗羽「寂しいとか、行って欲しくない、とか」
田中「……」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 15:14:36.55 ID:zXrg6v800
紗羽「だから、言ってくれてありがとう」
田中「……俺は……」
紗羽「あ。そうだ。わかってるだろうけど、言うね」
田中「え?」
紗羽「それでも、わたしは行くよ」
田中「……」
紗羽「夢だったから。出来る可能性は、全部試したい。納得できるまで」
田中「……そうだな。」
紗羽「だから田中も、頑張ってね」
スッ
田中「……?」
紗羽「なにしてんの、ハイタッチでしょ。ほら」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 15:15:14.19 ID:cSj6CyG60
4話といい、この作品の紗羽と来夏の信頼関係がすごい好き
2人の出会いを見てみたい
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 15:16:21.07 ID:zXrg6v800
田中「あ、ああ」
紗羽「お互い、絶対に夢をかなえようね」
田中「ああ。俺は世界に、沖田は日本に、行けるように」
紗羽「……なんか変な感じ」
田中「大きな夢には、変わりないだろ」
紗羽「そうだね。約束だよ。破らないでね」
田中「おう。沖田こそな!」
パァン!
おしまい
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 15:17:34.28 ID:zXrg6v800
以上です。恋愛なようで、そうでないような。そんな感じ。
書き溜めしてから投下のスタイルなので、投げっぱなしジャーマンにはなりません。
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 15:19:45.04 ID:C8tiIXc30
乙
この距離のまま〆るとはよくわかってるジャマイカ
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 15:21:12.91 ID:J8MNGJFF0
乙!このほろにが微甘がいい
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 15:23:46.40 ID:zXrg6v800
>>52 二人のお話(というか紗羽側)が動くなら、やっぱり空港イベントの後からかな、と
TARI TARIのSSは結構少ないので、もっとみんなもやってくれたら嬉しいな、って思ったり
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/10/09(火) 15:39:44.42 ID:xwD5MNHH0
乙
こういう雰囲気いいな
転載元
田中「沖田、本当に行っちまうんだな」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1349758914/
ポニーキャニオン (2012-09-05)
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