1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 20:55:55.65 ID:3Ro8jaMo0
岡部「ええい助手よ。こんなに気を使わんでもいいではないか!」
紅莉栖「いいわけあるか! 現役高校生とのデートなんだから少しは気をつかえ!」
岡部「ぐぬぬ……」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 21:00:01.02 ID:K0jtMO2D0
紅莉栖「ほらネクタイ。苦しかったりしても外しちゃダメよ?」
岡部「……俺がネクタイ外したら、どうなるかわかるか?」
紅莉栖「身長と同じ……って、誰がわかるのよそれ」
岡部「くふ。お前も大概ではないか」
紅莉栖「ぐぬぬ……」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 21:01:51.88 ID:K0jtMO2D0
紅莉栖「はい、これでよし。精々がんばってらっしゃい」
岡部「う、うむ……では、行ってくる」
まゆり「いってらっしゃーいオカリン」
バタンッ
紅莉栖「まったく、世話が焼ける……」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 21:03:54.31 ID:K0jtMO2D0
まゆり「んふふー。クリスちゃんはオカリンのお姉さんみたいだねー」
紅莉栖「あんな弟がいたら、おちおち結婚もできないわね」
まゆり「大丈夫だよー。オカリンはしっかりものなのです」
紅莉栖「だといいんだけど……」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 21:05:46.55 ID:K0jtMO2D0
まゆり「ルカ君今頃どうしてるかなぁ」
紅莉栖「なんというか、岡部には勿体ないわね」
まゆり「そうかなぁ? まゆしぃはとってもお似合いだと思うのです」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 21:06:49.02 ID:AOC48AakO
ハーレムか…
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 21:07:24.27 ID:HiCyLepJi
すまないホモ以外はうんたら
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 21:07:52.61 ID:K0jtMO2D0
紅莉栖「まぁ……外面だけ見たら、岡部もそこそこ見えるけど」
まゆり「もぅ、クリスちゃんは素直じゃないのです」
紅莉栖「わ、私は漆原さんと全然釣り合ってないっていいたいだけよ!」
紅莉栖「(でも……男よ)」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 21:09:47.03 ID:K0jtMO2D0
まゆり「さて、まゆしぃは新作コスの準備に取り掛かるのです!」
紅莉栖「ああ、そういえばスーコミも近いんだっけ」
まゆり「また今期のアニメも人気なの多いから、みんな忙しいんだよー」
紅莉栖「大変ね……まぁ、がんばって」
まゆり「うん!」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 21:11:36.40 ID:K0jtMO2D0
まゆり「……」チクチク
紅莉栖「……」ペラッ
まゆり「……」チクチク
紅莉栖「……」カタカタ
まゆり「……」チクチク
紅莉栖「……」チラッ
まゆり「?」ニコッ
紅莉栖「!」パッ
紅莉栖「(……可愛い)」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 21:13:33.31 ID:K0jtMO2D0
紅莉栖「ふぁあ……あ」
まゆり「クリスちゃん、おつかれ?」
紅莉栖「え?あ、ああ……ちょっと徹夜続いてたから」
まゆり「えー……だめだよぉ。ちゃんと寝ないと体壊しちゃうよ」
紅莉栖「そうしたいのは山々なんだけど……どうしても、ね」
まゆり「クリスちゃん……」
紅莉栖「まぁ、またしっかり時間が取れたらね」
まゆり「んー……」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 21:13:47.39 ID:u4lkpv5RO
続けろ
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 21:16:34.15 ID:K0jtMO2D0
まゆり「ねぇクリスちゃん」
紅莉栖「なに?」
まゆり「まゆしぃ、ちょっと寒くなってきちゃったのです」
紅莉栖「ほんと? 確かにまだ日が陰ると冷え込むわね……なにか毛布もってこよっか」
まゆり「ううん、そんなにおおげさじゃないんだけど……」
紅莉栖「うん?」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 21:18:08.34 ID:+5xZmdzWi
支援
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 21:18:28.17 ID:K0jtMO2D0
まゆり「こう、ふとももから膝の上ぐらいが冷え込むこなぁって」
紅莉栖「隙間風かしら。まったく、あいつも暖房ぐらいさっさといれればいいのに……」
まゆり「だからね、クリスちゃんにちょっとお願いがあるの」
紅莉栖「なに?」
まゆり「ちょっと、クリスちゃんにあっためてもらおうかなって」
紅莉栖「ああ、別にそれぐらいなら……」
紅莉栖「……ふぇっ?!」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 21:19:58.62 ID:K0jtMO2D0
まゆり「ここにね、クリスちゃんが頭を乗っけてくっついてくれたら、すごくあったかいと思うのです」
紅莉栖「え、いや、それは、えっと」
まゆり「そうだ。まゆしぃのうーぱ貸してあげるねー。これをぎゅーっとすると気持ちいいんだよー」
紅莉栖「あ、ありがと」
まゆり「ああ、あとブランケット持ってこよっか。これでクリスちゃんもぐっすり寝られるねー」
紅莉栖「いや、今はっきり寝れるって」
まゆり「ほらほらー。まゆしぃの隣が空いてるのです」ぽんぽん
紅莉栖「くっ……」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 21:21:49.38 ID:WxtUevFH0
なんという俺得ss
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 21:23:28.27 ID:K0jtMO2D0
紅莉栖「……」
まゆり「……」トントン
紅莉栖「……」ゴクリ
まゆり「♪」ニコニコ
紅莉栖「……お邪魔します」
まゆり「どうぞー」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 21:25:07.60 ID:K0jtMO2D0
紅莉栖「……」ドキドキ
まゆり「頭とか首とか、いたくないかな?」
紅莉栖「ん……大丈夫」
まゆり「そっか」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 21:32:11.36 ID:K0jtMO2D0
紅莉栖「(目の前にはまゆりの笑顔……)」
紅莉栖「(目線をずらせばけしからんおpp……豊満な双丘……)」
紅莉栖「(後頭部には心地よいふともも……)」
紅莉栖「(こ、ここが楽園、ヴァルハラ……! ナイスバディとはいったい……うごごご)」スリスリ
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 21:38:12.34 ID:K0jtMO2D0
紅莉栖「(あ、だめ……幸せすぎて眠気が……」
紅莉栖「ごめ、まゆり……ちょっと、寝るわね……」
まゆり「うん。ゆっくり休んでね」
紅莉栖「ん……おやすみ……」
まゆり「おやすみ、クリスちゃん」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 21:39:54.54 ID:HiVy66Cs0
なんて羨ましい
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 21:40:58.70 ID:K0jtMO2D0
紅莉栖「zzz……」
まゆり「(クリスちゃん……寝ちゃったかな?)」ナデナデ
まゆり「(ふあー……クリスちゃん、顔ちっちゃいなぁ)」
まゆり「(髪も綺麗なストレートだし……)」
まゆり「(肩も華奢にまとまってて……いいなぁ)」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 21:43:50.68 ID:K0jtMO2D0
紅莉栖「ん……」ピクッ
まゆり「!」
紅莉栖「んぅ……」
まゆり「ほっ……」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 21:45:47.39 ID:K0jtMO2D0
まゆり「(……眉間にしわよってる)」 うりうり
紅莉栖「んー……」
まゆり「(あ、とれた)」
まゆり「(むー……疲れてたのかなぁ)」
まゆり「(やっぱりクリスちゃんは、笑顔が一番だと思うのです)」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 21:46:30.07 ID:HZ79YVcF0
アニメでは男ルカ子とデートは無かったよね?
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 21:49:28.55 ID:K0jtMO2D0
まゆり「(目鼻もくっきりして……やっぱり美人さんだねー)」
まゆり「(まゆしぃはとてもうらやましいのです)」
まゆり「(でも、こうやってクリスちゃんの傍でのんびりしてると)」
まゆり「(胸の奥がぽかぽかして、とても幸せになってくるのです……)」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 21:52:52.98 ID:K0jtMO2D0
紅莉栖「っ……んん……」
まゆり「あ、ごめんねー……起こしちゃった?」
紅莉栖「え、いや、そうじゃないの……ちょっと夢見が悪くて……」
まゆり「怖い夢?」
紅莉栖「そうじゃないんだけど……昔の話よ。あんまり、いい思い出が無かったから……」
まゆり「クリスちゃん……」
紅莉栖「心配しないで。たまにあることだから」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 21:57:42.91 ID:K0jtMO2D0
まゆり「えいっ」 ぎゅう
紅莉栖「わっ、ま、まゆりっ!?」
まゆり「えへへー。元気がないときはね、こうやってぎゅーっとするとほっとするんだよ」
紅莉栖「そ、その」
まゆり「クリスちゃん、最近お疲れだったみたいだから、まゆしぃは心配なのです」
紅莉栖「まゆり……」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 22:00:38.84 ID:K0jtMO2D0
まゆり「あのね、ラボに来てるときは、もっとのんびりしてもいいんだよ?」
まゆり「オカリンも、本当に疲れてるときは無茶なことは言わないのです」
まゆり「だからね、ラボメンと一緒にいるときは、もっとみんなとゆっくりしてもらいたいなって」
まゆり「クリスちゃん、ラボにいるときも忙しそうだから……まゆしぃはハラハラしていたのです」
紅莉栖「……そうね、ごめん」
まゆり「謝らなくてもいいよー。クリスちゃんがにこにこしてると、まゆしぃも幸せなのです」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 22:03:16.59 ID:K0jtMO2D0
紅莉栖「……まゆりは可愛いわね」ナデナデ
まゆり「えへへー。クリスちゃんの方が可愛いよー」
紅莉栖「私なんて、いつもカリカリしてるし、怒ってばっかりだし……まゆりが羨ましい」 ぎゅっ
まゆり「わぁっ!////」
紅莉栖「……so cute」 なでなで
まゆり「ひやぁ////」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 22:06:55.99 ID:/Rh/hMWy0
にやける
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 22:06:57.23 ID:K0jtMO2D0
まゆり「……んふふー。クリスちゃんは、自分の魅力に気づいてないのです」 ぎゅぅ
紅莉栖「?」
まゆり「クリスちゃんは気づいてなくても、クリスちゃんにメロメロになってる人は沢山いるのです」
紅莉栖「えー……まさか」
まゆり「ふふー。まゆしぃもクリスちゃんにメロメロキューなのです」
紅莉栖「ふふ……ありがとう」
まゆり「……ホントだよ?」
紅莉栖「えっ?」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 22:09:46.79 ID:K0jtMO2D0
まゆり「さて……まゆしぃはそろそろ帰るのです」
紅莉栖「あ、うん……気をつけてね」
まゆり「うん! じゃあねクリスちゃん。 また明日ー」
紅莉栖「また明日ね」
バタンッ
紅莉栖「……」
紅莉栖「……はぁ」
紅莉栖「……まゆり」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 22:11:48.02 ID:K0jtMO2D0
ガチャッ
岡部「フゥーハハハ! 幾多の試練を乗り越え、この鳳凰院凶真、今ここに帰還した!」
紅莉栖「oh……」
岡部「ん? なんだ。またいたのか」
紅莉栖「いたら悪いか」
岡部「ふん、そうカリカリするな。今日も貴様のアドバイスが役に立たんこともなかった。胸を張るがいい!」
紅莉栖「はいはい、まったく……」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 22:13:08.43 ID:K0jtMO2D0
紅莉栖「……ねぇ岡部」
岡部「うん?」
紅莉栖「あんたさ……同性と恋人になるって、どう考えてた?」
岡部「……」
紅莉栖「なんていうか、失礼な質問だっていうのは承知してるけど……少し気になって」
岡部「……ふむ」
紅莉栖「あ、その、答えたくなかったら、別に無理しなくてもいいから!」
岡部「……そうだな」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 22:15:07.96 ID:K0jtMO2D0
岡部「……まぁ、俺も気の利いたことはいえんが」
岡部「正直に言って、全く躊躇が無かったといえば嘘となる」
紅莉栖「!」
岡部「どれだけルカ子が魅力的だろうと、やはり男だ。抵抗も勿論あった」
岡部「しかし……ルカ子の気持ちを知り、一緒にいる内に傍にいたいと思い始め」
岡部「ルカ子から告白され、改めて自分の気持ちを問い直し……俺はルカ子の想いを受け止めた」
岡部「月並みな言い方だが……結局、好きになったのがルカ子だった。性別関係なしに……それだけだ」
紅莉栖「……そっか」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 22:17:07.66 ID:K0jtMO2D0
紅莉栖「あんたも真面目に考えてたのね」
岡部「失敬な。俺はラボメンに対してはいつだって真摯に応じる。それこそラボメンリーダーとしての努め!」
紅莉栖「あら、それじゃ漆原さんがラボメンじゃなかったらこんなに悩んでなかったの?」
岡部「そ、それは、だな……」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 22:18:39.42 ID:K0jtMO2D0
紅莉栖「ふふ……冗談よ。ありがと」
岡部「うむ……」
岡部「(まぁ……俺とお前を比べるのは、まず前提からフェアではない)」
岡部「(俺は世界線を移動する中で、既にルカ子の気持ちをある程度伝えられている)」
岡部「(それに比べたら、お前の心の中はまだまだ不安だらけだろうな……)」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 22:20:20.21 ID:K0jtMO2D0
紅莉栖「うん、なんか少しすっきりした」
岡部「当然だ。この鳳凰院凶真、この世の有象無象など全て解決してくれる!」
紅莉栖「はいはい」
岡部「……そうだ、一つ助言してやろう」
紅莉栖「なに?」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 22:21:56.86 ID:K0jtMO2D0
岡部「……お前が思い悩んでいる相手は、お前が何を言っても関係が崩れたりはしまい。安心して挑め」
紅莉栖「なによそれ……って、あんたまさか!?」
岡部「ククク……我が左目に備わる魔眼からは、あらゆる事象も逃れることはできぬわ……フフ、フゥーハハハ!」
バタンッ
ガタンッ
ゴトンッ
ズデンッ
ドシンッ
フゥーハハハ……>
紅莉栖「……」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 22:26:23.87 ID:K0jtMO2D0
まゆり「トゥットゥルー♪ おはよークリスちゃん」
紅莉栖「グッモーニンまゆり」
まゆり「あれぇ? 今日はクリスちゃんだけ?」
紅莉栖「え、ええ。岡部は橋田と買出しだって」
まゆり「そっかー。それじゃあ、しばらく二人っきりだね」
紅莉栖「そ、そうね」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 22:28:53.41 ID:K0jtMO2D0
まゆり「クリスちゃん、なんだかそわそわしてる?」
紅莉栖「ひゃっ?! べ、別にそわそわしてないわよ?!」 ソワソワ
まゆり「ふーん?」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 22:31:33.09 ID:K0jtMO2D0
まゆり「……」チクチク
紅莉栖「……」ペラ
まゆり「……」チクチク
紅莉栖「……」ペラ
まゆり「……」チラッ
紅莉栖「!」パッ
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 22:33:09.97 ID:K0jtMO2D0
まゆり「……クリスちゃん」
紅莉栖「ふぇっ!?」
まゆり「クリスちゃん、昨日の夜ちゃんと寝れた?」
紅莉栖「え、あ、昨日は……その……」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 22:36:19.36 ID:K0jtMO2D0
まゆり「もぅ……忙しいのは分かるけど、まゆしぃは心配なのです」
紅莉栖「あっ、そうじゃないの。昨日はただ寝れなかっただけ」
まゆり「そう?」
紅莉栖「そうそう。だから安心して」 なでなで
まゆり「うーん……えへへ……」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 22:38:50.06 ID:K0jtMO2D0
紅莉栖「……ねぇ、まゆり」
まゆり「なーに?」
紅莉栖「その、まゆりってさ」
まゆり「うん」
紅莉栖「岡部とか、漆原さんとか、見てさ」
紅莉栖「その、なんというか……」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 22:40:33.10 ID:K0jtMO2D0
まゆり「?」
紅莉栖「その……同性で……じゃなくて」
まゆり「クリスちゃん?」
紅莉栖「ごめん……ちょっと待って……」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 22:42:04.80 ID:K0jtMO2D0
紅莉栖「(いざ目の前にすると、どうしても言い出せない……)」
紅莉栖「(でも、予防線を張ってからなんて……そんな狡いやり方は嫌……っ)」
まゆり「クリスちゃん……」
紅莉栖「ん……ごめんね、まゆり」
まゆり「うん……」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 22:44:04.87 ID:K0jtMO2D0
紅莉栖「……まゆり」 ぎゅっ
まゆり「わっ……」
紅莉栖「あのね、私……」 ぎゅぅ
まゆり「……」
紅莉栖「……私、まゆりが好き」
まゆり「っ!」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 22:52:07.97 ID:K0jtMO2D0
まゆり「……まゆしぃも……クリスちゃんのこと、好きだよ?」
紅莉栖「そうじゃないの……その、そうじゃなくて……」
まゆり「……」
紅莉栖「私は……私はあなたが……」ジワッ
まゆり「……クリスちゃん」
紅莉栖「えっ?」
ちゅっ
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 22:54:14.11 ID:K0jtMO2D0
紅莉栖「まゆ……り……」
まゆり「……えへへ。まゆしぃも、こういう好きなんだよ」
紅莉栖「だって……その……」ジワァ
まゆり「えへへー……。クリスちゃん……目が滲んでいるのです」ポロポロ
紅莉栖「なっ……まゆりだって、泣いてるじゃない」ポロポロ
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 22:56:17.42 ID:K0jtMO2D0
まゆり「あれぇ……おかしぃなぁ……。まゆしぃ、今すごい嬉しいのに……っ」
まゆり「ぅっ……涙、とまらないよぉ……」
紅莉栖「まゆり……」 ぎゅぅっ
まゆり「うええぇ……クリスちゃぁん……」
紅莉栖「ん……」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 22:58:12.72 ID:K0jtMO2D0
まゆり「まゆしぃ……クリスちゃんが好きだよぉ……」
紅莉栖「私も……愛してるわ、まゆり」
まゆり「うん、うん……ありがとう、クリスちゃん……」 グスッ
紅莉栖「お礼を言わないでよ……私だって嬉しいんだから」
まゆり「えへへぇ……ねぇクリスちゃん」
紅莉栖「なに?」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 22:59:34.12 ID:K0jtMO2D0
まゆり「次……クリスちゃんから、して欲しいなぁ」
紅莉栖「ふぇっ?!」
まゆり「だめ……かな?」
紅莉栖「んん……」
まゆり「……」
紅莉栖「……じゃあ、目を閉じて」
まゆり「う、うん……」
紅莉栖「……」
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 23:01:19.46 ID:K0jtMO2D0
岡部「フゥーハハハ! まゆりよ! バナナを持てい!」
まゆり「えぇー……もう無くなっちゃったよぉ」
紅莉栖「まったく、いい加減自分で調達してきなさいよ」
岡部「リーダーはラボメンを統括し、管理するのが役目……すなわち、動くべきはラボメンであることは当然である!」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 23:02:57.71 ID:K0jtMO2D0
紅莉栖「まったく……いいわ。どうせ買いたいものもあるし、ついでに買ってくる」
岡部「ほう。いい心がけだ助手よ。それでこそ我がラボの助手にふさわしい!」
紅莉栖「助手言うな! それじゃ、いってくる」
まゆり「いってらっしゃーい」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 23:04:41.16 ID:K0jtMO2D0
バタンッ
まゆり「……ねぇオカリン」
岡部「ん?」
まゆり「ありがとね。こないだ、相談にのってくれて」
岡部「……その様子だと、ちゃんとまとまったみたいだな」
まゆり「うん! クリスちゃんと両想いで、まゆしぃ大勝利なのです」
岡部「ふん……ラボメンの間をもつこともリーダーの役目……いつでも相談しろ」
まゆり「うん」
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 23:06:45.10 ID:K0jtMO2D0
ガチャッ
紅莉栖「携帯忘れた……」
まゆり「あ、クリスちゃん! やっぱりまゆしぃも一緒に行くのです」
紅莉栖「え、いいわよそんな。外暑いし、ゆっくり休んでて」
まゆり「えー……まゆしぃもクリスちゃんとデートしたいのです」
紅莉栖「で、でぇ?! あ、あの、その、そうね……」
岡部「(うろたえすぎだクリスティーナ……)」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 23:09:00.83 ID:K0jtMO2D0
まゆり「なのでオカリン、まゆしぃはクリスちゃんとデートしてくるのです!」
岡部「うむ。留守は預かった。ゆっくりしてこい」
紅莉栖「ちょっ、岡部?!」
まゆり「ほらほら、行こうクリスちゃん♪」
紅莉栖「あ、そ、その……」
バタンッ
岡部「……まゆりも、大人になったもんだ」
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 23:10:36.52 ID:K0jtMO2D0
紅莉栖「はぁ……」
まゆり「ごめんね、無理矢理ついてきて」
紅莉栖「いいわよ。私も、その……まゆりと、で、デート? したかった、し……」
まゆり「えへへー……」
紅莉栖「さて、それじゃさっさと買うものかって、どこかでゆっくりしましょうか」
まゆり「うん!」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 23:12:21.57 ID:K0jtMO2D0
まゆり「ねぇクリスちゃん」
紅莉栖「なに?」
まゆり「……キスしちゃおっか」
紅莉栖「ふえぇ?!」
まゆり「ラボだったら、オカリンの前だったら恥ずかしいし……だめ?」
紅莉栖「うむむむ……」
紅莉栖「……じゃあ、こっそりね」
まゆり「うんっ」
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 23:14:17.78 ID:K0jtMO2D0
まゆり「むーっ……」
紅莉栖「(上目遣いのまゆり……可愛い)」
まゆり「えへー」ぎゅっ
紅莉栖「もう……」 ちゅっ
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 23:16:30.80 ID:K0jtMO2D0
まゆり「クリスちゃん」
紅莉栖「ん?」
まゆり「……大好きだよ?」
紅莉栖「……私もよ」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 23:18:24.37 ID:K0jtMO2D0
合縁奇縁のスタートライン
お わ り
 ̄ ̄V ̄ ̄
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σ λ
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(´・ω・`) _、_,,_,,,
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`''ゞ-‐'" `'ヽ、,,、,、,,r'
,ノ ヾ ,, ''";l
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75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 23:20:10.43 ID:Bg1mZkg+0
おっぱい
じゃなかった乙
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 23:21:31.72 ID:K0jtMO2D0
支援してくださった方々、ありがとうございました。
以前のオカクリSSでクリまゆの構想を頂き、書きたくなった結果がこれだよ!
また機会があればよろしくお願いいたします。
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 23:21:32.51 ID:sSyyLvzqi
乙
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 23:23:23.99 ID:wCoaFR330
非常に可愛かった 乙
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 23:23:33.91 ID:lqd5sM2P0
乙
いい物を見せてもらった。
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 23:24:39.22 ID:V0ubZFij0
よかった
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/05/06(日) 23:31:32.56 ID:/xHSsoL90
まゆげしぃ☆
5pb. (2012-05-24)
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