1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 20:43:59.12 ID:FTX5SYBR0
千曳「……そうだ」
赤沢「に…妊娠と災厄なんて全然関係ないと思いますが」
千曳「災厄は三組が死に近づいてしまった事で起こるようになってしまった。
という事は、死から遠ざかれば災厄は止まるという事だよ」
赤沢「…つまり、妊娠は『生に近づく事だから結果的に死から遠ざかる』…だから災厄は止まる、と?」
千曳「そういうことだね」
赤沢「……前例はあるんですか?」
千曳「もちろんある。4年前は『ある年』だったが、女子生徒が妊娠した時を境に災厄はぱったりと止まった」
赤沢「…!」
千曳「ただ、君達のような子供が妊娠というのもそれはそれで災難とも言える。
だから私の立場上、あまりいい対策とは言えない。やはりいないもののおまじないでやり過ごすのが…」
赤沢「いえ。貴重なお話ありがとうございます。失礼します」ガチャバタン
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 20:45:04.08 ID:MxlriyEt0
小椋さんは出るんだろうな!?
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 20:46:12.32 ID:PWfRpe+T0
もちろん桜木ちゃんだよな!な!
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 20:48:44.42 ID:RbuCvAKs0
多々良さんこい
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 20:55:24.24 ID:FTX5SYBR0
教室
赤沢「というわけで、『妊娠するもの』をみんなの投票で決めたいと思います」
エー マジカヨー ザワザワ
赤沢「色々言いたい事はあると思いますが、クラスのみんなの命のためです…。
もちろん私も対策係として妊娠した子のバックアップはするつもり」
勅使河原「ちょ、ちょっと待てよ!『妊娠するもの』…って誰がそいつを妊娠させるんだよ?」
赤沢「それは……そうね、その子の指名した男子っていうことでどうかしら」
ザワザワ…
赤沢「これは私が女だからっていうのもあるかも知れないけど、女のほうが妊娠時の負担は大きいと思うの。
だからせめて『妊娠するもの』には相手を選ばせてあげたいというか…。
もちろん私の感情的な理由でしかないし、反対意見は受け入れます。
対案がある人はどうぞ」
勅使河原(ま、まぁこのクラスの女子になら誰に指名されても役得だし…)
男子「意義なし」キリッ
赤沢「ありがとう。じゃあ早速、『妊娠するもの』の投票を始めましょう。
もちろん匿名性は守りますし、開票も私が行うから安心してください」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 21:00:09.81 ID:FTX5SYBR0
開票中
…
…………
……………………
赤沢「小椋由美」
赤沢「桜木ゆかり」
赤沢「赤沢泉美」
赤沢「赤沢泉美」
赤沢「綾野彩」
赤沢「赤沢泉美」
赤沢「赤沢泉美」
赤沢「……以上で開票は終わりです」ヒクヒク
赤沢「……というわけで…に、『妊娠するもの』は…」プルプル
赤沢「わ、私に…き、決まりました……っ///」プルプルプルプル
男子「おおおおおーーーーっ!!」ザワザワ
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 21:02:53.74 ID:KeEPOkFZ0
よしこい
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 21:08:29.28 ID:FTX5SYBR0
赤沢(ど、どうしよう…まさか自分になるなんて…)プルプル
赤沢(に、に妊娠…わ、わ私が妊……)プルプル
小椋「い、泉美…大丈夫…?」
赤沢「な、何が…?」
綾野「顔色悪いよ…?あの…やっぱりこんな対策やめたほうがいいんじゃ…」
赤沢「そ、そういうわけにはいかないわ!私が言い出したんだし、決まってしまった以上は私が…せ、責任もって妊娠するわよ!」
桜木「いや…でもさすがに妊娠だなんて…やっぱりまずいんじゃないでしょうか…」
中尾「うるせえぞ桜木!決まったもんはしょーがねーだろ!黙ってろ!」
水野「そうだ!今更何言ってんだ!!」
勅使河原「クラスのみんなのためなんだ!仕方ないだろが!投票後にウダウダ言ってんじゃねえぞボケ!!」
男子「女子ハダマッテロー!クラスノタメダー!!ヤラセロー!!」怒号
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 21:09:49.33 ID:JxqPLtv+0
男子必死だなww
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 21:33:42.15 ID:FTX5SYBR0
小椋「な、なによアンタら急に!どうせ泉美とヤりたいだけのくせに!」
中尾「っせえよ!クラスのためだっつってんだろが!!」
猿田「そうぞな!言い掛かりはやめてほしいぞな!」
高林「投票までして結果を翻すなんてフェアじゃないよ!!」
小椋「こ、こいつら…~ッ!!」ピキピキ
赤沢「やめて由美……。私が言い出した事なんだから……」
小椋「で、でもさぁ……」
赤沢「決まった以上はちゃんと役目を果たすわ……」
男子「うおっしゃァァァァァァ!!」ピュー♪ピュー♪
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 21:35:09.28 ID:bqbud+if0
高林wwwww
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 21:42:32.84 ID:FTX5SYBR0
綾野(あっちゃー……こりゃもう男子は収まりそうにないね~…。泉美に投票した私が言うのもなんだけど)
小椋(…まぁぶっちゃけ私も泉美に入れたんだけどさ…。妊娠なんてしたくないし)
桜木(赤沢さん…投票してごめんなさい…)
多々良(仕方ないよね…。そりゃみんな言い出しっぺに入れちゃうよね…)
松井(金木さんにならなくて良かった)
金木(松井さんにならなくて良かった)
風見(ちっ…。ゆかりに決まっていれば確実に僕を選んでいたはずだったのに…)
中尾(ふふ…ふふふふ…赤沢さん、俺を指名してくれ。頼む、頼むぞ…)
勅使河原(小椋とヤりたかったけどまぁ赤沢も悪くねえな。あいつが俺を指名することはなさそうだけど)
見崎(赤沢さんに投票するつもりだったけど、私はいないものだから投票自体無視されたわ)
水野「…で、赤沢は誰を指名するんだ?」ハフハフ
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 21:48:43.60 ID:FTX5SYBR0
赤沢「あ、そ、そうね…。どうしようかしら…」
中尾(こい!こい!こいやオラァァァァァァ!!)
望月(まぁ僕が指名されることはないだろうから関係ないかな…)
高林(こいこいこいこい!あ、でも心臓的にやばかったりしないかな)
勅使河原(あークッソ、なんかの間違いで指名してくんねーかなぁ)
川堀(冗談じゃねえよ、女となんて気持ち悪くてできねーぞ俺は…)
風見(まずいな…。赤沢さんはきっと僕を指名するつもりだ…。初めてはゆかりに捧げるつもりだったのに…)
男子「コイコイコイコイコイ」ギラギラ
赤沢(どうしよう…)
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 21:56:42.51 ID:FTX5SYBR0
赤沢(まず和久井くんと高林くんは無いわね。不健康な人じゃ妊娠前に倒れそうだし…)
赤沢(風見くんは何か変態っぽいから嫌だし…猿田も顔が無理…)
赤沢(王子は…う、うーん…とりあえず保留かな…)
赤沢(川堀くんはアッチ系だからやめておこう…)
赤沢(勅使河原は…ないわね。色々周りに言いそうだし)
赤沢(望月くんは…どうなんだろう…甲斐性なさそうだからパスかな…)
赤沢(中尾は多佳子の気持ちを考えるとナシよね)
赤沢(水野くんは…)
赤沢(う~ん……消去法だと彼が一番まともではあるけど…)
男子「おい早くしろやオラァ!!!」ギラギラ
赤沢「え、えっと…じ、じゃあ水…」
綾野「ちょっと待った!何も今すぐ決めることなくない?」
男子「ああ!?」
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 21:58:09.73 ID:JxqPLtv+0
綾野さんに救われたなww
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 21:58:52.29 ID:O27oLK/l0
二ニニ==- /:::::::::::::::::::::::`:.、
─── イ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
イ::::::::::::::::::::::::::ヘ|;::::::::::ト
ニニ=- 1:::::::::::;;;::::::;vN、 "Nリヘj
1::::::{ イ::/ rュ\ レ
. l:::::::〉 "' ` ′ 種付けはまかsなん・・・だと・・・?
─── |:::/八 _j
/´ 、 マァ/
__ ─ /\__ /
´ `ー─
二ニニ==- ヽ
| / l |
| ' | 、 .|
| / 、 ::ヽ , r-...
; ::::::. /イ }
ニニ=- Λ '. j, ,
| / '. :.__ ... ´ /
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 22:04:34.42 ID:FTX5SYBR0
綾野「いや、ほら、泉美に好きな男子がいるならわかるけどさぁ、そうじゃないならいきなり相手を決めるなんて…」
水野「何言ってんだ!クラスのみんなの命がかかってんだぞ!?」
中尾「災厄は待ってくれねえぞ!!」
勅使河原「そうそう!サクッと決めちゃおうぜ!よー赤沢ァ!俺なら歓迎するぜー!」
中尾「てっ、勅使河原てめぇ!赤沢さん!俺を!俺を選んでください!」ズイ
高林「り、立候補なんてフェアじゃないよ!赤沢さん僕を選んでくれ!」ズイ
ギャーギャー ズイズイ
赤沢「あ、あぅ…」
小椋「あー!もう!うるさいっつーの!大体アンタら経験あんの!?泉美を満足させられる自信あるわけ!?」
赤沢「あ、いや…由美?別に私を満足させるとかそういう事じゃ…」
男子「……」シーン
綾野(うひぃ~…うちのクラスの男子全員童貞かい…)
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 22:06:20.75 ID:jaMGjMuN0
久保寺「どどど童貞ちゃうわ!」
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 22:13:53.66 ID:FTX5SYBR0
中尾「で、でもよ…じゃあどうやって赤沢さんの相手を決めるんだよ?」
小椋「泉美、どう?」
赤沢「…とりあえず少し考える時間をもらえないかしら」
勅使河原「ンだよもぉ~…」
赤沢「言い出しっぺなのにごめんなさい。5月までには決めるから……
今のところ災厄は起きてないからそれまでは例のおまじないでどうにか切り抜ける方向でお願いできないかしら……」
水野「チッ…」
高林「フェアじゃない…フェアじゃないよ…」ブツブツ
綾野「はいはい、じゃあこの話はとりあえずここでおしまい!
泉美は今後ゆっくり相手を決めるってことで」
赤沢「うん……」
望月「ところで、対策係はどうなるの?」
赤沢「私が兼任するわ。だから今日の例の転校生へのお見舞い…もとい様子見も私とクラス委員の二人で行くから、そこは心配しないで」
男子「チッ…」
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 22:18:10.57 ID:FTX5SYBR0
病院
恒一「……」
風見「僕はクラス委員の風見、こっちは桜木ゆかり」
風見「それとこっちは対策係兼、『妊娠するもの』の……」
赤沢「赤沢泉美」
恒一「あ、どうも…(え?妊娠するものって…この人妊娠してるのかな?)」
赤沢「……」スッ
恒一「??」
赤沢「握手。これからよろしくね、恒一くん」
恒一「ああ、うん。こちらこそよろしく」ギュッ
赤沢「!?」キュキュンッ
赤沢(い、今お腹が何か…?)
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 22:25:40.47 ID:FTX5SYBR0
5月
猿田「おーい赤沢さーん。5月になったぞな」
中尾「さぁ赤沢さん、早く俺を指名してください!」
水野「ッシャアアアアアア!!」
高林「フェアアアアアアアアアアアア!!」
綾野「泉美、さすがにこれ以上先送りにはできないよ?」
赤沢「……そうよね。わかった」
恒一「…?何?望月くん、この学級会議はなんなの?」ヒソヒソ
望月「実は…かくかくしかじか」
恒一「え、えええええええええ!?」
勅使河原「あ、ちょっと俺から提案があるんだけどいいか?」
赤沢「……何?」
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 22:32:31.31 ID:FTX5SYBR0
勅使河原「あのよ、ここで赤沢が誰か一人指名したとするだろ?
もしそいつが種ナシだったらどーすんだ?」
赤沢「種ナシ?」
勅使河原「なんつーの?妊娠させる能力自体がそいつになかったら赤沢は相手するだけ損だと思うわけよ」
赤沢「何が言いたいのよ」
勅使河原「つまりよ、誰か一人を選ぶと種ナシの可能性とか相性とかの問題でこの対策自体がうまくいかない可能性もあるわけよ。
だから誰か一人を選ぶんじゃなくて、赤沢が日替わりで全員を相手にしたほうが効率よく妊娠できるんじゃねーの?」
男子「!!」ガタッ
赤沢「は……」
赤沢「…はああああああああああ!?」
恒一(なんだこのクラス)
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 22:33:55.35 ID:IqfW9nZ/O
ゲス過ぎワロタ
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 22:34:03.42 ID:iyz8ml9h0
クズすぎるwwwwそれでいいのかテッシーwww
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 22:35:57.69 ID:UIzsozXS0
災厄が止まってもテッシー消されそうだな
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 22:37:40.57 ID:FTX5SYBR0
赤沢「い、いや…さすがに全員の相手は…」
水野「ナイスタイサクだぜ勅使河原!」
高林「うん!それならフェアだね!」
猿田「それっきゃないぞな!!」
勅使河原「だろ?この提案に異議ある人ー?」
男子「異議ナシ」
赤沢「え、え?」
勅使河原「つーわけだ。じゃあ今日の相手をどうやって決めるかだけど…」
赤沢「ちょ、ちょっと待…」
恒一「ちょっと待てよ勅使河原。それはいくらなんでも酷いんじゃないかな」ガタッ
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 22:38:54.23 ID:iyz8ml9h0
イケメンすぎる
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 22:39:34.94 ID:2LsCgjoy0
久保寺先生「けしからんぞ子供の分際で!!!私が責任を持って赤沢を妊娠させる!!!」
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 22:40:19.25 ID:RbuCvAKs0
さすがこういっちゃんイケメンや
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 22:47:13.61 ID:FTX5SYBR0
勅使河原「ん?」
恒一「転校してきたばかりの僕が言うのは烏滸がましいかもしれないけどさ…」
恒一「クラスの女の子一人に全員でよってたかって頼るっていうのはおかしいよ。
正直妊娠させるっていうだけでも常軌を逸してるのに、赤沢さんが全員の相手?
いくらなんでも酷い。酷すぎるよ。
確かにその方法は効率がいいかもしれないさ。でも妊娠した子供は?赤沢さんは?
誰が父親かわからないじゃないか。不幸な母子を生み出すことになってしまう。
みんなの命を救うのは大事だよ。だからといって二人の人間の人生を壊すなんて僕は反対だ。
ここは赤沢さんが一人を指名して、指名されたほうも赤沢さんと子供の面倒を一生見るくらいの覚悟は持つべきだ。
赤沢さんの事も子供の事も幸せにしてあげるべきだ。
妊娠っていうのは……セックスっていうのはそういうことなんだよ!」
恒一「人を愛するっていうのはそういう事なんだよ!!」ドン
女子「!!!」キュンキュン
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 22:47:53.84 ID:VLoBkyqm0
恒一さん抱いて!
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 22:48:16.66 ID:fY4jdibC0
こういっちゃん ///
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 22:48:17.85 ID:UrpB6ga70
あーこれ全員妊娠だわ
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 22:52:49.26 ID:FTX5SYBR0
勅使河原「…まぁ、サカキの言うとおりかもしれねえけどよ…」
水野「ふ、ふざけるなアアアアアア!!」
中尾「この軟弱トーキョー小僧が!知ったような口きいてんじゃねえぞ!!ああ!?」
高林「よくわかんねーけどフェアじゃねえぞおおおおおおおおお!!」
綾野「……」
綾野「私……妊娠役代わってもいい、かな…///」
男子「!?」
小椋「わ、私も…泉美にはやっぱり悪いし…///」
男子「!?」
桜木「…私も立候補します」
多々良「私も」
有田「私も」
女子「ワタシモワタシモワタシモ」
男子「え?え?」
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 22:57:06.48 ID:2LsCgjoy0
恒一(計画通り)クックックッ
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 23:00:34.24 ID:CEJ2M26e0
炎の孕ませ転校生か
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 23:01:09.25 ID:FTX5SYBR0
中尾「ちょ、ちょっと待てよ!『妊娠するもの』は赤沢さんに決まっただろ!?」
綾野「誰もやりたがらなかったから泉美に押し付けちゃっただけだし」
小椋「そうそう。ていうか別に妊娠するのが一人じゃなきゃいけないなんて決まってないよね」
水野「何ィ!?」
綾野「そうだね。男子が全員で泉美を相手にするより、一人の男子が女子複数を相手にしたほうが妊娠する可能性は高いよね」
男子「!?」
多々良「うん。じゃあ、そういう方向にしようか」
綾野「異議ある人ー?」
女子「ナイデース」
男子「」ポカーン
赤沢「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!今更何言ってるの?
恒一くん!私は恒一くんを指名するから!だから『妊娠するもの』は私一人で十分よ!」
恒一「えっ」
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 23:08:12.54 ID:FTX5SYBR0
赤沢「みんなが犠牲になる必要は無いわ!ここは私一人で…!」
綾野「いやいや大丈夫大丈夫。みんなで持ち回りでいいじゃん。
泉美一人にみんなの命運を背負わせるわけにはいかないよ!」
有田「うんうん!あ、ちなみに私は恒一くんを指名するから」
見崎「私も榊原くんを指名するわ」
小椋「いないものが出しゃばんな!!…それと私も恒一くんを指名します」
桜木「わ、私も榊原くんなら…///」
風見「はああああああああああ!?」
女子「ワーワーギャーギャー!!!」
恒一「ちょ、ちょっと待って!みんな落ち着いて!」ガタッ
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 23:08:55.32 ID:O27oLK/l0
鳴ちゃんちゃっかり指名すんなwww
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 23:13:18.66 ID:HGbNzg2lO
看護婦の弟ェ…
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 23:18:58.49 ID:FTX5SYBR0
小椋「な、何?」
綾野「どうしたのこういっちゃん…?」
恒一「みんなおかしいよ」
恒一「よく考えてみてよ。僕一人でクラスの女子を抱くだって?
確かにそれは妊娠効率がいいさ。僕一人が頑張ればなんとかなるかもしれない。
でもみんなはそれでいいの?妊娠するのが一人だけになるとは限らないじゃないか。
もし何人も妊娠することになったらどうする?
日本の法律じゃ一夫多妻制は認められていない。
現実的に考えて僕が全員分の養育費を出すなんて不可能だ。
貧しい暮らしを、僕が抱いた女の子とその子供が送るなんて僕には耐えられない。
いや、お金なんてこの際大した問題じゃない。
それよりも、女の子と子供が父親の愛を一身に受けられない事のほうが問題だ。
どう頑張っても僕の愛は…運命の果実はひとつしかない。
全員にたくさん分け与える事なんてできないよ。
十分じゃない愛の断片だけで、女の子と子供は幸せになれるのか?
なれないよ!人は愛されないと生きていけないんだ!」
恒一「愛されないと生きていけないんだ!!」ドン
女子&川堀「!!!」キュンキュンキュンキュン
270 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 23:24:29.84 ID:FTX5SYBR0
綾野「こ…こういっちゃん…そこまで考えて…」
恒一「声を荒げてゴメン…。でも僕は…誰かが不幸になるなんて耐えられないんだ…」クッ…
小椋「私達が間違ってたわ…」
桜木「そうですね…。災厄を乗り越えても…生まれてくる子供が不幸になったら本末転倒ですし…」
多々良「ごめんなさい……」
恒一「いや、いいんだ…。わかってくれればそれで…」
赤沢「じゃ、じゃあ…『妊娠するもの』の私が恒一くんを指名するから…そ、それでいいわね?」
恒一「…そうだね。僕なんかでよければ…」
中尾「ちょっと待てよ!」ガタッ
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 23:29:52.86 ID:jwVKXrwO0
中尾は傷を広げる前に黙っとけ
290 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 23:35:54.90 ID:FTX5SYBR0
綾野「うわ、なに?どうしたの中尾」
中尾「確かに榊原の言う事は正しいさ…。でもな…」
中尾「お前は何もわかっちゃいねえ!
榊原、お前は赤沢さんを愛しているのか?
責任感と義務感と使命感で愛の外郭だけを作っているだけじゃないのか?
赤沢さんと何がなんでもガチハメして孕ませたいという情熱はあるのか?
無いだろう!『まぁクラスのためにいっちょ愛してやるか』くらいのもんだろう!
俺は違う!俺は赤沢さんを愛している!
もちろんただヤリたいだけの勅使河原や水野やフェア林とは違う!
俺は赤沢さんを本気で愛している!
赤沢さんの第二次性徴真っ只中の胸に顔を埋めたい!
未開拓の割れ目に俺のスクリューをぶちこみたい!
犯し!攻め!蹂躙し!幾度となく粘膜に直で精子をぶちまけたい!
俺は毎晩それを夢に描いてきた!俺の愛は本物だ!
榊原!赤沢さんを幸せにできるのは俺だ!俺だけだ!」
中尾「赤沢さんとヤらせろおおおおおお!!!」ドン
川堀「!!」ムクムク
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 23:38:05.46 ID:tnNSdkAP0
中尾キメェ
308 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 23:42:06.75 ID:FTX5SYBR0
中尾「わかったか榊原!……って、あれ?」キョロキョロ
シーン…
中尾「み、みんなは!?」
川堀「クラス会議が終わって帰ったよ」
中尾「な!?」
川堀「それより中尾…。さっきの演説…しびれたぜ…」スルリ
中尾「へ?お、おい…何で脱いで…」
川堀「一緒に行こうぜ…。運命の至る場所に…」ガシッ
中尾「UWAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!?」
次回、『赤沢泉美、受精す!』
to be continued…
320 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 23:45:02.48 ID:jwVKXrwO0
中尾キモ過ぎワロタ
323 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 23:45:48.40 ID:LtxYkIgn0
327 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/11(水) 23:47:06.02 ID:aEZq1Jtv0
352 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 00:09:30.54 ID:KRPU+ZNm0
※前回までのあらすじ※
災厄を止めるため赤沢泉美は『妊娠するもの』の役をなんやかんやで独り占めできることになった。
お相手は彗星の如く現れたイケメン転校生・榊原恒一。
果たして三年三組の運命や如何に――!?
下校中
赤沢「悪いわね。転校してきたばかりのあなたにこんな役を任せちゃって…」
恒一「いいよ。クラスのためだからね。決まった以上は僕も役目を全うするから」
赤沢「うん…。あ、あの…それで…」
恒一「何?」
赤沢「……どう、すればいい?」
恒一「え?」
赤沢「だから…その…い、いつすればいいの?に…妊娠する手順というか…行為というか…」
恒一「あ、あぁ…そっか。どうしよっか…」
オープニング
http://www.youtube.com/watch?v=831Me8SpuPI 受精~be fertilized~
360 :
忍法帖【Lv=11,xxxPT】 :2012/04/12(木) 00:16:55.84 ID:/p9lOG2Y0
期待
364 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 00:20:19.01 ID:KRPU+ZNm0
赤沢「……」
恒一「……なるべく早いほうがいいよね」
赤沢「早くしないと災厄の犠牲者が出てしまうかもしれない、からね……」
恒一「えっと…本当に僕で良かったのかな。赤沢さんのことまだよく知らないし…赤沢さんも僕の事あんまり知らないんじゃ…
会ったばっかりだし」
赤沢「……いいえ、恒一くんとは前にどこかで会ってるはず」
恒一「え?」
赤沢「握手した時に気付いたわ。前にもどこかであなたと握手した気がする」
恒一「そう、かな…?」
赤沢「……まぁこの話はいいわ。あなたと今後、その…する事は一応クラスでの決め事だから、明日またクラスで段取りを決めましょう」
恒一「えっ、段取りって…え?クラス会議で決めるの?」
赤沢「そうするしかしかないわ…。私、段取りがよくわからないから…」
恒一「あ、あぁそっか…。そうだね…。仕方ないね…」
365 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 00:21:52.92 ID:5S7g8VlM0
エロまだー?
366 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 00:24:50.02 ID:vN3GhCQu0
焦らしやがるぜ!
367 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 00:30:42.46 ID:KRPU+ZNm0
翌日 放課後
猿田「あれ?中尾くんがいないぞな」
王子「さっき川掘くんとどっか行っちゃったよ」
勅使河原「おーい赤沢~…また会議かよ。もう昨日ので決まったんじゃねーのかよ」
赤沢「まだよ。昨日の時点では役割が決まっただけ。段取りとか細かい決め事を話し合わないと」
綾野「段取りって?」
赤沢「まず妊娠のための…こ、行為をどういう手順ですればいいのか。
それと…私が妊娠するまで…どれくらいかかるかわからない以上、なるべく早く妊娠できるようにみんなにも出来る事があったらしてほしいの」
小椋「どういう手順って…それは恒一くんと泉美がしたいようにすればいいんじゃないの?」
恒一「いや、昨日アレだけ大見得切っておいて申し訳ないんだけど、僕は経験がないから段取りがわからないんだ…」
綾野「って言われてもなぁ。ああいうのって人…っていうかカップルによって違うみたいだからこういっちゃんと泉美が色々試してみるしかないんじゃないの?」
恒一&赤沢「……」
勅使河原「んで、俺らに協力できることって何よ?」
376 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 00:39:01.65 ID:KRPU+ZNm0
赤沢「みんなにやってほしい事…というよりも、やってほしくない事と言ったほうが正しいかもしれないわ」
杉浦「やってほしくない事?」
赤沢「勅使河原。恒一くんにいかがわしい本の類は見せたり貸したり絶対にしないように」
勅使河原「えっ…?ま、まあいいけど…なんで?」
赤沢「…恒一くんには無駄打ちはしないようにして欲しいの」
猿田「なるほど!オナニーで出しちゃうと赤沢さんに出すぶんが減ってしまうってことぞな?」
赤沢「…そ、そういうことよ」
水野「おいおい…ってことはまさかこれから赤沢が妊娠するまで榊原はオナニー禁止ってことかよ!?」
ざわざわ…
赤沢「……恒一くん、できる?」
恒一「……わかった」
ザワザワ スゲー マジカヨ シンジランネー フェアダ… ザワザワ
378 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 00:40:08.66 ID:2NkBKnvS0
高林の存在感がヤバい
386 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 00:50:37.31 ID:KRPU+ZNm0
勅使河原「で?他には?」
赤沢「後は…そうね、女子は恒一くんが性的に興奮する可能性のある行動は慎むこと。
恒一くんのそういう対象は私に絞ってもらわないと、その…ね…?」
綾野(なんかビミョーに私情が絡んでるような…)
杉浦「行為は?毎日できるの?」
恒一(毎日!?)
赤沢「私がせ、生理の時以外は毎日したほうが…いいわよね…やっぱり…」
一同「ウンウン」
赤沢「わかったわ…。なるべく早く妊娠できるように毎日することにします…」
綾野「でもさ、実際の夫婦でも毎晩しててもそう簡単に妊娠しないらしいよ?」
小椋「…じゃあ昼も夜も体力が保つ限りは続けてもらうしかないか」
赤沢「え…」
三神「じゃあ二人には授業中に保健室への出入りの自由を認めるように他の先生に言っておくわ」
恒一(思ってたよりハードそうだな…)
393 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 01:02:12.63 ID:KRPU+ZNm0
赤沢「…とりあえず、こんなところかしら。何かある人はどうぞ」
杉浦「細かいデータ、例えば泉美の排卵日とか生理周期とかもクラス全体で把握しておいたほうがいいと思う。
それと榊原くんは毎日亜鉛とタンパク質を摂取して精液の質を高めたほうがいいわね」
赤沢&恒一「あ、はい…」
綾野「あとくれぐれも二人の行為を覗いたりしないこと。
これくらいは気遣ってあげようよ」
小椋「彩が一番覗きやりそうだけど」
綾野「しーまーせーんー」
赤沢「…とりあえずこれくらいでいいかしら」
勅使河原「おう。じゃあ今から早速お前ら保健室行ってこいよ」
赤沢「え」
王子「そうだね。少しでも早いほうがいいし、今すぐにでもいってくるべきだ」
赤沢「あ、う…///」
恒一「行こう、赤沢さん…。覚悟を決めよう…」
赤沢「……はい」
395 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 01:04:45.66 ID:fEdyuuJi0
急に協力的に
399 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 01:07:44.61 ID:KRPU+ZNm0
保健室
赤沢「……」
恒一「えっと…じ、じゃあ…始めよっか…」
赤沢「う、うん…」
恒一「ええと…脱がせたほうがいい?」
赤沢「じ、自分で脱ぐから。あなたも自分で脱ぎなさい…///」
恒一「うん…」プチ プチ パサ
赤沢「……///」スルスル
赤沢(~っ///クラスのため…クラスのためなんだからしっかりしないと…!)スルリ
恒一(あ…赤沢さんけっこう着痩せするほうなんだな…)
赤沢「じゃあ…ええと…恒一くんがしたいようにしていいから…」
恒一「うん…。あの…でもその前に…」チラッ
見崎「……」ジーッ
407 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 01:11:59.91 ID:0PZNqQlEO
しかし今までいないもの扱いしておいて、都合が変わったからってまた言うこと聞けとは虫のいい話
410 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 01:14:11.41 ID:KRPU+ZNm0
赤沢(!?見崎鳴!?なんでここに!?)
恒一「あの子は一体…?」
赤沢(しまった…。いないものの事を恒一くんに説明していないままだったわ…!
しかも今あの子を追い払ったらおまじないが無効になってしまう…!)
赤沢「な、なんのこと?誰もいないじゃない」
恒一「え?いや、だってほら、あそこ。覗いてるじゃん…。
あの子、見崎さんだよね?うちのクラスの…。僕、前に病院で会ったことあるんだけど」
赤沢「そんな人クラスにいないわ。何言ってるの?
そ、それより続きを…」
見崎「……」ズイズイ
赤沢(ちょっ!?何で近づいてくるのよ!?)
恒一「いや、続きって言われても…こう思いっきり見られてるとさすがに…」
見崎「……」ジーッ
412 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 01:19:01.68 ID:KRPU+ZNm0
赤沢「な、何もいないわよ!幽霊でも見てるんじゃない!?
いいから早く続きをしなさいよ!」
恒一「え、ええ…?わ、わかったよ赤沢さん…(ウソ?この子幽霊とかそういう類なの?マジ?)」
恒一「…じゃあ、その…定石通りというか…キスしてもいい…でしょうか…」
赤沢「……どうぞ。いちいち断り入れなくていいから好きなようにしなさいよ…///」
恒一「う、うん…」そっ
赤沢「…っ///」ビクッ
恒一「……」チュ
赤沢「ん…///」ドキドキドキ
見崎「わああ…」ジーッ
赤沢(な、なんなのよこの子ーーーーーー!?///)
427 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 01:41:32.74 ID:KRPU+ZNm0
私の目の前で、榊原くんと赤沢さんは行為を始めた。
最初、榊原くんは私の方を気にしながら控えめにキスを続けていたけど、赤沢さんが私を無視させようと思ったのか、榊原くんの目を塞いで押し倒す格好になった。
赤沢さんが髪のリボンを解くと、軽くウェーブのかかった髪がカーテンのように榊原くんの上体の上で揺れ、榊原くんが一瞬それに見蕩れたのに私は気付いた。
榊原くんがまた私のほうを気にした。
私は「どうぞ続けて」と手をヒラヒラさせて促した。
榊原くんは腑に落ちないといった顔。すぐに赤沢さんのキスがその顔を隠す。
彼女はもう腹を括って私を無視することを決め込んだみたい。さすがは対策係ね。
先にスイッチが入ったのは赤沢さんのほうだった。
私は二人のすぐ横でじっと見ていたから、赤沢さんの舌が榊原くんの口の中に入っていくところがよく見えた。
何度かカチカチと音がした。
多分歯がぶつかっているのかな。初めて同士だから仕方ないよね。
すぐに榊原くんの理性もどこかに飛んでいったみたい。
榊原くんはぐっと身体を起こして、赤沢さんの上にのしかかって、首筋、鎖骨、胸元の順に舌を這わせていった。
それから胸をまさぐり、下着が外されると私のとは随分ボリュームに差のある乳房が露わになった。
ふうん、いいわね、発育の良い子は。何食べたらあんなに大きくなるんだか。
一度赤沢さんはぎょっとして榊原くんを制するような手の動きを見せたけど、自分の役目を思い出したのか抵抗は未遂に終わって、身体の力を抜いた。
彼女が力を抜いたと私にわかったのは、ベッドのシーツのシワが少し深くなって重心が下がったのが見てとれた事と、彼女の口から吐息が漏れたおかげだった。
わああ…すごい。
とうとう榊原くんは下の方にも手を伸ばし始めたわ。
赤沢さんは顔を紅潮させて自分の秘所が弄られているのを涙目になって見詰めてる。
すごいすごい!こんな緊迫した人間見るの初めて。
429 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 01:42:57.75 ID:17ZMLfkf0
鳴ちゃんワロタ
436 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 01:46:16.79 ID:TMVfYxZ90
眼帯自重しろwww
443 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 01:58:57.78 ID:KRPU+ZNm0
赤沢さんの右手が榊原くんの髪をくしゃくしゃに掴んで、口元で握られた左手が彼女の口を塞ぐ。
でも全然意味ないみたいね。肺の奥、喉の奥の声帯、口の隙間から出る赤沢さんの声は指の間をするりするりと抜けて、私の耳にまで届いちゃってる。
私に聞こえるってことは、もちろん榊原くんにも、彼女自身にも聞こえてる。
その声は――例えば普段の赤沢さんの声が明朝体で表現されているのなら、今聞こえているのはサンセリフの丸字調ね。
ふふ、かわいらしいじゃない。
変質した声に彼女自身が一番戸惑っているみたいで、ぎゅっと閉じられた目のまわりがくしゃくしゃになってる。
こんなに顔を赤くしちゃってこの子は大丈夫なのかしら?
榊原くんの探索に一区切りつくと、赤沢さんは口元の左手はそのままで、右手で榊原くんの股をまさぐり始めた。
「ご、ごめんなさい。こういう触り方で合ってるのかわからないんだけど…」
榊原くんの頭はもう言語野がダメになっちゃってるのね。彼は何も答えずにさっさとズボンと下着を脱いで、また赤沢さんの口の中を貪り始めた。
どれどれ、榊原くんの男性自身はどうなってるのかな?
「うわ!!でかっ!!?」
思わず声を出しちゃった。
二人はギョッとして身体を跳ね上がらせてしまって、ベッドのスプリングが軋音をあげた。
「私はいないもの。気にしないで」
いけないいけない。冷静にならずにどうかそのまま続けてね。
……と私が願うまでもなく二人はまた遺伝子の支配下に戻って、互いの身体を触ったり舐めたり吸ったりと大忙し。
あ、部屋の空気がこもってきた。
445 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 02:01:03.42 ID:qm7m3bMq0
この鳴ちゃんの独白は教室のみんなの前でやってるのかな?
446 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 02:01:07.83 ID:agFVEddR0
鳴ちゃん事細かに実況しすぎです
452 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 02:13:05.15 ID:KRPU+ZNm0
「赤沢さん、そろそろ…」
「……うん」
来ました来ました。
これは……いわゆる正常位ってやつかしら。
仰向けになった赤沢さんの脚を榊原くんが開いて、赤沢さんの赤沢な部分が挿入の対策は万全って具合に濡れそぼってるのがよく見える。
もっと顔を近づけてみよう。
へぇ、意外と毛は薄いのね。それになんだか彼女らしくない慎ましい作り。
榊原くんの、こんな小さいところに入るのかしら?
「えっと…ここ、だよね?」
「うん、多分…合ってる…」
榊原くんがぐっと腰を沈めると赤沢さんが呻いた。
わああ、痛そう。
「い、……った……!も、もっとゆっくり……」
案の定、彼女は痛い痛いと泣き始めた。
でもそこはさすが榊原くんと言ったところかしら。自分もいっぱいいっぱいなくせに赤沢さんの頬に手を当てて涙を拭ってあげてる。
あ……血が出てきた。聞いた話だと、初めての時は血がすごく出る子もいれば全く出ない子もいるらしいけど、赤沢さんの場合は極端なくらい前者ね。
本当に痛そう。なにこれ。怖い。
「が、我慢するから早く済ませなさいよ……っ」
これはまた殊勝なお言葉。でもそれがかえって榊原くんを困惑させたみたいね。
速く動いてすぐに終わらせたほうがいいのか、ゆっくり動いて彼女が痛くないようにしてあげればいいのかわからない……って顔をしてるわよ。
まぁ、後者を選んでしまうんでしょうけどね、この優しい王子様は。
460 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 02:24:38.20 ID:nJiEg/kk0
>もっと顔を近づけてみよう。
おいっ!
461 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 02:29:55.37 ID:KRPU+ZNm0
「うぁ……痛い……痛いよ……痛いよぉ……」
よほど辛いのか、赤沢さんは人が変わったような……というか幼児退行でもしたんじゃないかと思うくらい弱気になっていた。
目をきつく閉じて大粒の涙を流しながら早く事が終わるのをひたすら待っているのね。
彼女の手は父親か兄にでもしがみつく子供みたいに、榊原くんの腕を掴んでいる。
怖くて怖くてたまらないから私を守って!って感じね。
でも赤沢さん、今あなたを怖がらせているのはその人なのよ?あなたが縋っているその腕の主があなたをこんなに痛めつけてるのよ?
榊原くん、早く終わらせてあげないと、この人そのうち赤ん坊にまで精神が逆行しちゃうんじゃないかな。
「もうやだぁ……。早く終わってよぉ……」
人一倍優しい彼は意を決したのか、急に腰を速く動かし始めた。
ゆっくり続けるよりは、一時的に激痛を与えてすぐ終わらせてあげたほうが良いと判断したのね。
ちょっとその判断は遅すぎね。私が見たところ、もう彼女は限界よ?
それから10分ほど赤沢さんは私の知らない痛みに耐え続け、榊原くんはようやく彼女の中に子種を注いだ。
榊原くんが果てる瞬間、私は目を凝らして結合部を見たけど、残念ながら射精の様子はよくわからなかった。
終わってからしばらくの間、赤沢さんは榊原くんの胸を何度も軽く叩きながら、
「なんでこんなに痛くするのよ」「もっと早く終わらせなさいよ」とかなんとか言い続けた。
榊原くんは平謝り。
私はンーッっと伸びをして、保健室を後にした。
463 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 02:32:52.72 ID:qm7m3bMq0
なんか両方辛そうだな
464 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 02:34:34.11 ID:MGEF1CO70
鳴ちゃんの様子の描写が秀逸過ぎるwwwwwwww
469 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 02:38:04.45 ID:KRPU+ZNm0
恒一「……本当にごめん」
赤沢「……もういいわよ」グスッ
恒一「うん……。あ、それで、どう?妊娠できたかな…今ので」
赤沢「そんなのわかるわけないでしょ……」
恒一「だよね…」
赤沢「…はぁ。明日も明後日もこれを続けないといけないなんて…」ずううん…
恒一「痛いのは慣れるまでみたいだし…僕も次はなるべく痛くならないように気をつけるよ…」
赤沢「そう願いたいわ…」
恒一「……そろそろ教室戻る?」
赤沢「…あなた一人で戻って。こんな顔でノコノコ戻って行ったら大泣きしたのがみんなにバレバレじゃない」
恒一「そうだね…。みんなには一回目が終わったとだけ報告してくるよ。
そうしたらすぐ戻ってくるから、その後家まで送るよ」
赤沢「…うん。じゃあ私はここで少し休んで待ってるわ……」ハァ
472 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 02:47:33.17 ID:KRPU+ZNm0
――十日後 教室 授業中
先生「で、あるからしてー、おしべとめしべがーくっついてはなれてー
あー虫が飛んできたり風が吹いたりでえーとなんだっけー」
恒一(あ…そろそろ回復してきたかな…)
恒一(…)ガタッ
恒一「……」テクテク
恒一「赤沢さん」チョンチョン
赤沢「あ、うん。わかったわ。行きましょう」ガタッ
テクテク ガラガラ バタン
綾野(ううー…なかなか慣れないよー…///)
小椋(まだ午前中なのに今日だけで五回目かー…。
クラスの決め事とは言え、こっちが恥ずかしくなるなぁ…///)
勅使河原(頑張れよサカキ…赤沢…)
高林(クソ…フェアじゃない…。フェアじゃないよ…)ブツブツ
476 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 02:53:58.42 ID:KRPU+ZNm0
保健室
赤沢「大丈夫?少し早いんじゃない?」
恒一「平気だよ。多分もういけるはず」
赤沢「そう。じゃあ…」チュ
恒一「……」チュウウ
恒一(セックス自体はさすがにこの10日間で慣れた。
が、しかし…)
見崎「……」ジー
恒一(この子は一体なんなんだ…?
気にならなくはなったけど、単純に謎だな…)
赤沢「ん……。恒一くん……」ギュ
恒一(…と、今はこっちに集中しないと…)
478 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 02:55:05.13 ID:qm7m3bMq0
臭いが染み付いてるんだろうな
487 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 03:13:02.84 ID:KRPU+ZNm0
今日から私は保健室にスケッチブックを持ち込む事にした。
モデルはもちろん、目の前で絡み合うこの二人。
静物デッサンはできないけど、私のアーティスティックな部分を刺激してくれる最高の素材。
2Hから6Bまでのマルスルモグラフ、カッターナイフ、IZクリーナー。私の準備は万端。
二人はまだ準備中みたいね。
というより、ここ二、三日で二人は明らかに準備のほう……つまり前戯を楽しむようになりつつあった。
今まさにその最中だけど、榊原くんは赤沢さんの恥部だけじゃなく、口と両手を使って乳房も首筋も同時に攻めてる。
赤沢さんは身をくねらせて、榊原くんの髪をくしゃくしゃにしながらうっとりしている。
時々、数秒見つめ合ったかと思うと嬉しそうに微笑して間延びしたキス、またキス、キスキスキスキス……。
すぐにエンジンはかけない。空蒸しをしてわざとお互いを焦らして楽しんでいるのは明らかだった。
私の目は誤魔化せない。
ていうか、私に見られてるのに楽しむってこの人達頭おかしいんじゃないかとすら思う。
気狂いの二人が向かい合って性器を弄り合う段階で、ようやくエンジンがかかり始める。
向かい合った状態は、赤沢さんのほうが好んでそうするらしく、見ているといつも彼女のほうからその姿勢になるようさりげなく誘導されている。
思うに、彼女はもう本当に彼の事を愛し始めているんじゃないかな。
いや、最初からその節はあったんだけど。
「ね、恒一くん。ちょっと試したい事があるんだけど」
「何?」
「こういうの」
そう言って悪気たっぷりに笑って見せると、赤沢さんは榊原くんの股に頭を埋めた。
ああ、口でしてあげようって事ね。
「赤沢さん…それは、その…嬉しいんだけど、それで出しちゃったら…意味ないんじゃないの…?」
490 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 03:20:42.66 ID:TMVfYxZ90
恒一に嫉妬せざるをえない
498 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 03:32:59.19 ID:KRPU+ZNm0
「出しちゃわないように頑張りなさいよ。
あなたのは全部私の中に出さないとダメよ」
「……じゃあ、途中でストップかけるからね?」
「ん……」
スケッチブックを抱えたまま、私は身を乗り出して咥えこんでる部分を観察した。
榊原くんのモノは大きい。赤沢さんは少し苦しそうではあったけど、その苦しいのも彼女の中ではエンターテイメントの一つなのかも。
最初はゆっくり、徐々に早く頭を動かし、ふっと止まる。その繰り返し。
何で止まるのか始めはわからなかった。一連の動作が8回くらいループしたから、止まってる間は口の中で舌を動かして彼を悦ばせているんだと気付いた。
唾液と空気が弾ける下品な音がすると、赤沢さんはそれが気に入ったのかわざと音を立てるようになった。
……あのいじらしい女の子はどこへやら。
「あ、ちょっと、そろそろストップ」
「もう?仕方ないわね」
今度は彼が攻める番。
この十日間で彼女のツボを把握しつつあった彼は、ゆっくり割れ目をなぞって十分焦らしてから、中指を穴の中に潜り込ませていった。
二回目三回目くらいまでは赤沢さんも指を入れられるたびに痛がって怒っていたけど、今じゃすっかり馴染んでしまっている。
榊原くんが指を中で曲げたんだろう。赤沢さんの口から例のサンセリフ状の声が漏れた。
子供っぽいのは初めての時と変わらないけど、習った歌と踊りで満足する従順な子供ではなく、大人の真似をしたがる生意気な感じが潜む声。
その声がどんどん大きく、小刻みになっていく。
外に聞こえたらどうするんだろう。今、授業中なんだけど。
「……っあ!ちょ、ちょっと待って!恒一くんストップ!」
「え?何かまずかった?」
504 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 03:46:12.07 ID:KRPU+ZNm0
「今、変な感じがしたわ」
「え?」
「ふわっ、てなった…」
赤沢さん、それはきっとオルガスムね。
私はまだどういう感覚か知らないけど。
「ごめんなさい、続けて」
一旦スイッチが切れたはずなのに、榊原くんが指を動かし始めるとビデオの一時停止が解除されたみたいにすぐさっきの声に戻った。
すると急にぐちゃぐちゃと音が響き始めた。今まで見た事がない反応だ。
「あ」「あっ」「うぁッ」「はっ、あ」「あ」
掻き回されてる部分を凝視すると、脱水症状を起こすんじゃないかと思うくらい体液が次から次へと溢れてきて、榊原くんの手の甲までずぶ濡れになっている。
「ーーーーーーーーーッ!!!」
声にならない声上げて身体をのけ反らせて、それからガクリと崩れ落ちる。
うわあ、女の人が絶頂するところ初めて見ちゃった。
「赤沢さん……?大丈夫?」
答えはない。
ぼうっと天井を見つめる赤沢さんの瞳は人形ほどではないけど虚ろで、涙で曇ってガウスがかかったそれは、霧果が好きそうな色をしていた。
508 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 04:00:14.47 ID:MGEF1CO70
鳴ちゃん文才あり過ぎwwwwwwwww
510 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 04:04:23.68 ID:KRPU+ZNm0
「い、まの……すごかった……。すごく、よかっ……た」
息も絶え絶えに彼女の口から出てきたのは知性も品性も人間性も感じられない言葉。
どうしよう、蕩けきった顔、スケッチしたいかも。
赤沢さんが起き上がれないものだから、榊原くんは「いれるよ」と一応の確認をしてから見るも無残に濡れきった彼女の恥部に自分のモノをあてがい、腰を落とした。
しばらくされるがままに突かれつ続けていた赤沢さんは、身体を起こすと榊原くんの後ろに両手と両足を回して、全身全霊を以て交尾に励み出した。
彼女に付随する他のあらゆる人間的要素を放棄して、ただ相手の遺伝子を受け取るためだけの、受精するためだけの存在になる。
よくもまぁここまで徹する事ができるものだと呆れるやら感心するやら。
私は急いでスケッチブックを開いた。
まずは素早く外側の稜線を描く。骨格を、影を、濃淡をはっきりさせていく。
幸い、彼女がこの体位を病的なくらい好んでいたから、私の鉛筆は存分にキャンパスの上を走る事ができた。
まぁなんとなく描いてるだけで、この絵をどうこうしようってつもりはないんだけど。
榊原くんが果てる瞬間、赤沢さんの彼を抱く力がさらに強くなった。
「一滴たりとも逃さず、1ミリでも私の奥に」と言わんばかり。
うわぁ……そんなに受精したいのかこの人。
終わった後はまたいつものように彼女のキスマシンガン。
こうなると私は退屈になるので、スケッチブックを閉じて用具を仕舞い、スタコラサッサと保健室を後にさせていただく事にしました。
次は……お昼休みかな。多分それまでは榊原くんも回復するはず。
またじっくり見させてもらう事にしよう。
513 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 04:07:49.35 ID:TKEh0QRl0
ふう・・・
厨房はもっと大人しいセクロスをするべき(戒め)
514 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 04:10:37.55 ID:KRPU+ZNm0
恒一「はぁ…はぁ…はぁ…」
赤沢「ハァ…ハァ…今の…」
恒一「何…?」ハーハー
赤沢「今のすごく良くなかった?」ゼーハー
恒一「うん…。良かった…」
赤沢「ふふ…。汗がすごいわ…。ほら…」ハーハー
恒一「……ははは……。なんか……赤沢さん楽しんでない?」
赤沢「そんなことないわ。それは恒一くんのほうでしょ?」
恒一「絶対赤沢さんだって。最後とかすっごい締め付けてきたし。カニみたいだった」
赤沢「何よそれ。嫌な例え。他の言い方考えなさいよ」
恒一「思いつかないや」
赤沢「ふふ…」
恒一「そろそろ戻る?」
赤沢「……ちょっと休ませて。張り切りすぎたから」
517 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 04:21:19.58 ID:KRPU+ZNm0
二週間後
赤沢「あ…あ…!」
赤沢「やった!つ、ついに…!」フルフル
赤沢「生理が来ないからまさかとは思ってたけど…」
赤沢「陽性反応!」
赤沢「やっと妊娠できたわ…!」
赤沢「これで…災厄も止まるはず…」
赤沢「ふふふ、電話で恒一くんに知らせないと!」
――ついに妊娠した赤沢泉美。
しかしこれで終わりではなかった。
彼女の妊娠は新たな苦難の幕開けでもあったのだ……。
ED
http://www.youtube.com/watch?v=09OstPKRlUY 次回『胎動~baby,please kill me~』
to be continued...
585 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 11:36:06.75 ID:UBiELfZ50
素晴らしいSSだわ…
587 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 11:57:43.89 ID:qm7m3bMq0
このSSは長く続いてほしい 5、6年後とかの様子がみたい
625 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 16:42:15.82 ID:KRPU+ZNm0
※前回までのあらすじ※
赤沢さんは妊娠しました。
教室
勅使河原「おっし、じゃあ始めるか」
綾野「オッケー!せーの…」
一同「妊娠おめでとう!!」パンパカパン
『祝☆彡赤沢泉美ご懐妊!』
赤沢「ありがとう。これもみんなが協力してくれたおかげよ」
勅使河原「いやー、本当に良かったな!これで災厄にビビることなく生活できるぜ!」
小椋「まさか一学期中に妊娠成功するとはね。榊原くん、やるじゃん」
恒一「ははは…」
猿田「おや?中尾と川掘の姿が見えないぞな」
王子「二人ならさっきトイレの個室に入っていくのを見たよ」
オープニング
http://www.youtube.com/watch?v=831Me8SpuPI 胎動~baby,please kill me~
627 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 16:45:59.33 ID:WY/bzzRd0
千曳「尋常じゃないね………うっ……ふぅ…」
633 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 16:51:10.07 ID:KRPU+ZNm0
……
………
…………
赤沢「それじゃ、これからの事なんだけど」
一同「……」
赤沢「……どうしたらいいのかしら?妊娠したのはいいんだけど、もし流産することになったら災厄が始まってしまう可能性も……」
綾野「だよねえ。ていうかやっぱり…あー…産む…んだよね」
赤沢「まぁ…災厄とは関係なく私はそのつもりよ」
恒一「僕もこうなった以上はちゃんと責任持つよ」
勅使河原「サカキ…お前はやっぱ漢だぜ…」
小椋「クラスのためにも、泉美とお腹の子供のためにも今後はみんなで泉美をサポートしようね。
泉美に重いもの持たせたり、精神不安になるような事はしないように」
杉浦「その事で提案があるんだけど、対策係が泉美一人だと色々と大変だと思うの。
だから私と、他数名も正式に対策係になって泉美から引き継いだほうがいいんじゃない?」
赤沢「そうね。彩と由美にもお願いしていい?」
綾野小椋「もちろん!」
638 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 17:00:20.81 ID:KRPU+ZNm0
赤沢「それと……どう言ったらいいのかしら。もうひとつのクラスの決め事。
『いないもの』のおまじないはどうしたらいいのかしら」
勅使河原「だよなぁ…。継続するべきか、もう災厄の危険はないと判断してやめるべきか…」
小椋「私は続けたほうがいいと思う。ここまでうまくやってきたんだし、念には念を入れたほうがいいよ」
赤沢「みんなはどう思う?」
勅使河原「俺はもう解除でいいと思うけどなあ」
水野「いや、続けたほうがいいだろ。俺は小椋に賛成」
杉浦「私も同意見。続けるほうに一票」
猿田「僕はどっちでもいいぞな」
高林「いまさらフェアもクソもねーから好きにしろよ」ケッ
恒一「あの…『いないもの』のおまじないって何?」
赤沢「ごめんなさい。それはちょっと説明できないの」
綾野「うーん、意見割れちゃってるし、引き継ぎ前だし泉美が決めちゃっていいんじゃないかな?」
赤沢「そう。…どうしようかしら」チラ
見崎「……」
見崎「あー、あー、コホン。これから『いないもの』が独り言を言います」
639 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 17:00:37.70 ID:5HGLFR3n0
せっかく桜木さんが生きてるんだ…分かるな?
640 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 17:02:02.91 ID:oMUgHDhk0
高木がグレた
641 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 17:02:40.92 ID:K7iFhqJI0
独り言w
645 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 17:08:00.07 ID:17ZMLfkf0
そういえば恒一はマジで何も知らないんだったな
646 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 17:09:10.35 ID:KRPU+ZNm0
見崎「えー、私はおまじない継続で何の問題もありません。
今までどおりで結構です」
見崎「独り言オワリ」
一同「……」
赤沢「じ、じゃあ…あ、じゃあっていうか、私の独断でおまじないは継続することにします。
あくまでも私の独断です。どこかから声が聞こえてきたからとかそういうことではなく」
一同「はーい」
恒一「なんなんだ一体…」
勅使河原「んじゃ、今日のところはこれでお開きかな。
サカキ、今までお勤めご苦労さん。赤沢もこれから大変だろうけど俺らがサポートすっからな」
赤沢「うん。よろしく」
綾野「いやあ、本当に良かったよ。ぶっちゃけ、こういっちゃんと泉美が保健室行くたびに私ソワソワしちゃってさー」
小椋「私も。なんかさ、『あーこれからこの二人ヤるんだなー』と思うとこっちまで落ち着かないよね」
勅使河原「ま、それももう終わりだ。サカキと赤沢もこれからは普通に授業を受けられるな」
恒一「うん。よかったよかった」
赤沢(あ、そうか…。もう恒一くんと授業抜け出して保健室に行くことはないのか…)
650 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 17:19:00.93 ID:KRPU+ZNm0
翌日 授業中
久保寺「で、あるからしてー、ロリコンの語源はーナボコフのロリータという小説からですがー
ショタコンの語源は正太郎コンプレックスであってーウンタラカンタラ」
赤沢「……」
赤沢(……ど、どうしよう)
赤沢(今すっごくしたい)
赤沢(保健室行きたい…。恒一くんとしたい…)ムラムラ
赤沢(したいしたいしたいしたい…///)ムラムラ
赤沢「……」チラ
恒一「なるほど!ということはロリコンのほうが先に定義されていたのか!ふむふむ!」ガリガリベンベン
赤沢(彼はしたくならないのかしら…。今まであれだけ四六時中してたのに…)ムラムラ
赤沢(……)ムラムラ
赤沢(うううう…したいしたいしたいしたいしたいしたいしたいしたいしたいしたいしたいしたいしたい)ムラムラムラムラ
前島(な、なんか赤沢さんから…)
渡辺(ものすごいエロオーラが出てる…)
赤沢(したいしたいしたいしたいしたいしたいしたいしたいしたいしたいしたいしたいしたい)むあむあ←エロオーラ
652 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 17:19:45.40 ID:qm7m3bMq0
当然こうなりますよねー
656 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 17:29:22.48 ID:KRPU+ZNm0
赤沢(……)ムラムラムラムラ
赤沢(今までみんな何も言ってこなかったし、もうこうなったら…!)ガタッ
久保寺「ん?どうしました赤沢さん。これから文学におけるホモカップルの解説を…」
赤沢「……」ツカツカ
恒一「…?どうしたの?」
赤沢「……」グイグイ
恒一「え?何?」
赤沢(察しなさいよ!さっさと立って!は、早く保健室に…!)グイグイ
綾野「ちょっと泉美、どうしたの?」
ざわざわ…
赤沢(早く…!もう我慢できないの…!)グイグイ
恒一「あ、赤沢さん?服引っ張らないでよ。一体どうしたの?」
赤沢(…~っ!///)グイグイ
勅使河原「お、おいおい赤沢。保健室行くつもりか?
もうしなくていいんだって。災厄は終わったんだぜ?」
赤沢「わ、わかってるわよ!勅使河原は黙ってて!」グイグイ
666 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 17:35:20.77 ID:KRPU+ZNm0
久保寺「赤沢さん、授業中に席を立たないでください。
さあ、早く座って」
赤沢(くっ……///)
綾野「ほらほら泉美、座って座って。どうしちゃったのさも~」
赤沢(うう…)
キーンコーンカーンコーン
久保寺「おや、終わりですね。では続きは次回の授業で」
赤沢(よし!!)
赤沢「恒一くん、立って」
恒一「え?」
赤沢「いいから立って。黙って私についてきて」グイッ
恒一「あ、わ、ちょっと赤沢さん?」
赤沢「……」ツカツカツカ
勅使河原「行っちまった。どうしたんだあいつ?」
見崎(よし!)ガタッ タタタタタ…
668 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 17:38:10.71 ID:G9u/O+vd0
俺(よし!)ズルッ シコシコシコ…
670 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 17:42:30.46 ID:KRPU+ZNm0
保健室
赤沢「さあ、脱いで」
恒一「え、ぬ…脱いでって…」
赤沢「自分で脱がないなら私が脱がせるから」グイッ
恒一「……もしかして、するの?」
赤沢「……」
恒一「赤沢さん…。どういうつもりかわからないけど、今は身重なんだからやめたほうがいいよ」
赤沢「それくらいわかってるわよ!」
恒一「じゃあどうして…」
赤沢「そ…それは…///」
恒一「ハァ…。とにかくもう戻ろう。いや、なんなら赤沢さんはここで休んでたほうがいい。きっと疲れてるんだよ」
赤沢「わ、私は別に…!」
恒一「僕は戻るよ。次の授業の先生には赤沢さんは体調崩して保健室で寝てるってちゃんと伝えておくから。それじゃ」ガラガラ バタン
赤沢「……」
見崎(ふむふむ)
680 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 17:48:21.20 ID:KRPU+ZNm0
赤沢「何よ…」
赤沢「役目が終わったら私の身体には全然興味無いっていうの…?」
赤沢「私ばっかりこんな…。バカみたいじゃない…!」ジワッ
赤沢「う…」ペタン
赤沢「ううう…」ポロポロ
赤沢「ううううう……」ポロポロ
赤沢「恒一くんの…」ポロポロ
赤沢「恒一くんのばかぁーーーーーっ!!」
赤沢「うわーーーん!!」ポロポロ
赤沢「う…うううううう…」グスッ
赤沢「ばか…恒一くんのばか…」グスグス
赤沢「うう…」モゾモゾ
見崎(しめた!このままいけばオナニーが見れる!)グッ
694 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 18:12:51.71 ID:KRPU+ZNm0
せめてベッドに行けばいいのに、と思わずにはいられなかった。
赤沢さんは床にぺたんと座ったまま、スカートを捲って下着の上から陰部をなぞり始めた。
「う…。く…っ…」
無理に喘ごうとしてもまだ身体と心が繋がっていないのかしら、いつもの声じゃない。
挑発的で淫靡な響きが感じられない。ただ苦しそうなだけ。
しばらくして、下着の中に手を入れて直接触り始める。
断絶されていた肉体と精神が連結し始めたのか、次第に吐息に熱がこもってきた。
粘液と空気の混ざる音がする。
バカね。いくら濡らして準備をしても、その蜜壺に入れるべき彼のモノはここにないのよ?
「ばか…ばか…。恒一くんのばか…」
快感が高まるのに比例して、惨めな気持ちも膨れ上がるのね。
彼女はまた涙を流し始めた。いくら泣いたって彼は戻ってこない。あなたが泣いてる事すら知らない。
それでも手は止まらない。止められないんでしょう?
私は知ってるからね。この目でずっと見てたから。あなたがどれだけ彼との行為を楽しんでいたか、私は知ってるのよ。
「あ…っ」「あ…」「あッ」「…ッ」
くしゃくしゃの顔、惨めな声、もう自傷行為と変わらない手の動き。
ほとんど叩くように性器に刺激を与え続けて、脳裏にあるのは彼との行為の思い出かしら。
彼はそんな風にはしていなかったと私は思うけどな。最初にあなたの純潔を奪った時を除けば、あなたに触れる彼の手は終始優しかったはず。
それがわかっているからこそ、自分の身体の甘やかし方も知らない自分が惨めなのね。
本当に子供みたい。
だって、どうせ無理なんでしょう?一人じゃ最後まで行くこともできないんでしょう?
ほら、結局諦めて手は止まった。後はもう眠気が心を攫ってくれるまで泣き喚くだけね。じゃ、そろそろ退場しようかしら。
695 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 18:14:44.22 ID:oMUgHDhk0
ふぅ…
697 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 18:15:35.48 ID:KRPU+ZNm0
赤沢「ハァ…ハァ…」グスッ
見崎「……」スタスタ フーヤレヤレ
赤沢「……」
赤沢「待ちなさいよ…」
見崎「え?」
見崎(っと、私はいないもの…。私に話しかけてるわけじゃないわね。さ、退散退散)イソイソ
赤沢「あなたに言っているのよ、見崎鳴……」
見崎「!?」
701 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 18:22:45.89 ID:1KyjjOuo0
まさかの赤沢さん×鳴ちゃんか・・・
703 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 18:23:56.85 ID:KRPU+ZNm0
赤沢「人のセックスと自慰を観察して…いい趣味ね」
見崎「……いいのかしら、私に話しかけて」
赤沢「私が妊娠した以上、もうあなたのおまじないなんてあっても無くても同じよ。実際災厄は起こっていないし」
見崎「……」
赤沢「あなた、何を思って今まで私と恒一くんの行為を観察していたわけ?」
見崎(そういう性癖とは口が裂けても言えないわね)
赤沢「どうせ性癖なんでしょう?」
見崎「ギク」
赤沢「…まぁそれはいいわ。最初は抵抗あったけどもうあなたに見られるのは慣れたから」
見崎「…だから?何で急に話しかけてきたのかしら?」
赤沢「見崎さん…あなた、まだ見足りないでしょう?私と恒一くんのセックスを」
見崎「……まだ見せてくれるっていうの?」
赤沢「あなた次第ね」
見崎「でもあなた自身も理解しているんじゃない?榊原くんは身重のあなたを気遣って、あなたを抱く事はもうないわ」
赤沢「そうね…。私が身重のまま、ならね…」
713 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 18:36:27.68 ID:KRPU+ZNm0
見崎「何を考えているの…?」
赤沢「見崎さん。あなた、私の腹を殴りなさい」
見崎「!?」
赤沢「わかるでしょ?流してしまえば…また恒一くんは私を…」
見崎「自分が何を言っているかわかってるの…?」
赤沢「わかってるわ。大丈夫よ。もう受精のコツは掴んだ。次に妊娠した時は何も言わずに子作りを続ければいい」
見崎「流産して災厄のストッパーが外れても、人が死ぬ前にまた妊娠すれば犠牲は出ない、と…?
また妊娠すればみんなに報告はしなくても災厄は止まるし、彼とのセックスも続けられる…。こういうこと?」
赤沢「そうよ。私と恒一くんのセックス、見たいんでしょう?あなたと私の利害は一致しているはずよ」
見崎(なんだこいつ頭イカレてんじゃねーの…)
赤沢「さあ、早く私のお腹を殴りなさい。遠慮はいらないわ。思いっきりやってちょうだい。なんならミサキメイフライングニーミドルをぶちかましても構わないわ」
見崎(やべえよこいつ…。冗談じゃないんだけど…)よろっ…
赤沢「さあ!早く!!」
見崎「う…」
見崎「うわーーーーーーーーーーーー!!」スタコラサッサ
729 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 18:44:15.78 ID:KRPU+ZNm0
見崎「ハァ、ハァ、ハァ…」タタタタ
見崎(まずいことになったわ…!早くみんなに知らせないと…!)タタタ
ガラッ バタン
教室
見崎「ハァ…ハァ…」ゼーハー
見崎「あー、あー、マイクテス、マイクテス(マイク無いけど)」
見崎「今から『いないもの』が独り言を言います」
勅使河原(な、なんだよ見崎いきなり…)
杉浦(どういうつもり…?)
見崎「赤沢泉美の身に危険が迫っています。このままでは彼女は流産してしまい、クラスは災厄に見舞われてしまいます。
彼女をクラス全員で守りましょう。あと彼女の言うことは全部聞きましょう。特に榊原くんは彼女に絶対服従しなさい」
見崎「独り言オワリ」
一同「ざわざわ……」
734 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 18:51:05.52 ID:KRPU+ZNm0
勅使河原(ど、どういうことだ一体…)
綾野(泉美の身に危険?)
小椋(見崎さんに詳しく聞きたいけどおまじないがある以上そういうわけにもいかないし…)
杉浦「榊原くん、泉美は今どこ?」
恒一「保健室にいるはずだけど…」
勅使河原「よし、すぐに行こう。よくわかんねーけど、ここまできて災厄勃発なんてゴメンだ」
恒一「うん。……ところであの見崎って子は一体…」
綾野「さ!早く行くよお父さん!」グイ
恒一「あ、そ、そうだね。わかった!」
ドンガラガッシャーーーーーーン
キャアアアアアアア
望月「今の音は…?」
勅使河原「教室の外からだ!」ガラッ
735 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 18:57:52.00 ID:KRPU+ZNm0
ドン
勅使河原「いてっ!……って、先生!今外ででかい音が…」
三神「た、大変よ!赤沢さんが階段から落ちて…!」
一同「!!」
恒一「赤沢さんっ!」ダッ
小椋「ま、待って!私も行く!」ダダッ
綾野「私も!」ダダダッ
望月「僕も行くよ!」ダダダダダッ
杉浦「泉美…!」ダダダダダダッ
勅使河原「チクショウッ!無事でいろよ!」ダダダダダダダッ
猿田「僕も行くぞな!」ダダダダダダダダッ
王子「乗り遅れるな!」ダダダダダダダダダッ
水野「俺もだ!」ダダダダダダダダダダッ
高林「行かないとフェアじゃないよね!」ダダダダダダダダダダダッ
744 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 19:08:43.28 ID:KRPU+ZNm0
~病院~
綾野「はぁー…一時はどうなることかと思ったよ」フゥ
赤沢「…ごめんなさい」
小椋「軽い打撲で済んで本当に良かった」
赤沢「うん……」
勅使河原「心配させやがって、まったく…」
赤沢「……」
恒一「赤沢さんが無事でよかったよ…」
望月「お腹の子も無事みたいだね」
杉浦「泉美…お願いだから無茶はしないで」
猿田「肝を冷やしたぞな」
王子「まったくだ」
水野「マジでビビったわー」
高林「とりあえずなんかアレがこうなってフェアな結果になってよかったね」
早苗「つーか恒一くん以外帰れ」
745 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 19:09:37.66 ID:XwGUZQuYO
フェア林ww
750 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 19:16:04.22 ID:KRPU+ZNm0
……
………
…………
早苗「さて、セックス少年。邪魔物は追い払ってあげたからあとは二人で話しなさい」
恒一「はい…。すみません、水野さん」
早苗「いいのいいの。じゃ、ごゆっくり」スタスタ
赤沢「……」
恒一「……怪我、大丈夫?」
赤沢「……」
恒一「階段から落ちたんだってね。あの時僕が一人で教室に戻ったりしなければ…」
赤沢「……ごめんなさい」
恒一「事故なんだから仕方ないよ」
赤沢「違う……。私が自分で階段から落ちたのよ……」
恒一「えっ…」
赤沢「お腹の子を……流産させようと思って……」
恒一「ど、どうしてそんな事を…!」
758 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 19:24:59.94 ID:KRPU+ZNm0
赤沢「……」
恒一「どうしてだよ……。あれだけ頑張ってやっと妊娠したっていうのに……」
赤沢「私は……」
赤沢「私はもうあなたとのセックス無しでは生きていけないの……」
恒一「え」
赤沢「妊娠して…災厄を止めて…それが私の使命なのはわかってる…。
頭ではちゃんとわかってるの。でも無理なの…。身体がどうしても…恒一くんを…」
恒一「…」
赤沢「ごめんなさい。メチャクチャな事言ってるわね…。
安心して。もうこんな事はしないから。子供もちゃんと産んでクラスのみんなの事も恒一くんの事も守るから」
恒一「……」
見崎「……」ジー
767 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 19:33:54.08 ID:KRPU+ZNm0
恒一「赤沢さん、ちょっといい?」
赤沢「…?ナースコール?」
恒一「…」ポチ
早苗「はいはい、何かなセックス少年」シャッ
恒一「水野さん、ひとつ聞いていいでしょうか」
早苗「どうぞ」
恒一「妊娠中にセックスをするのはやっぱり控えたほうがいいんでしょうか」
早苗「え?そ…そうだなぁ、まぁ無茶な事しなければ大丈夫とは言われてるけど…」
恒一「……だってさ、赤沢さん」
赤沢「え?」
恒一「前みたいに激しいのはできないけど、ゆっくりのなら…できるみたいだよ。
だから…したい時はいつでも言っていいから。クラスのみんなには僕からうまく説明しておく」
赤沢「…いいの?」
恒一「いいよ」
赤沢「本当に?毎日してくれる?」
恒一「うん。毎日するよ。しよう」
775 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 19:39:15.27 ID:KRPU+ZNm0
赤沢「…ありがとう、恒一くん。ごめんなさい…」
恒一「僕の方こそ気付けなくてごめん」
赤沢「ううん…」
赤沢「……」ムラッ
赤沢「あ……」
恒一「……したくなったの?」
赤沢「う、うん。いい?」
恒一「いいよ。じゃあ、しよっか。赤沢さん、右手怪我してるし自分で脱げないだろうから僕が脱がせてあげるよ」プチプチ スルスル
赤沢「ありがとう…」
恒一「……」チュ
赤沢「ん……///」
水野(え、ちょっと待って、私いるんだけどなんで普通におっぱじめてるのこの子達)
見崎「……」ハフハフ
水野(ていうかこの子なんなの)
816 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 20:28:21.47 ID:KRPU+ZNm0
わ、わ……本当に始めちゃった……。どうしよう、足が固まって動けない…!
誰かストレッチャーで私を運んで!……で、でもせっかくだからお姉さん見学してみようかな……。
恒一くん、もといセックス少年の手つきがやけに慣れている。
弟から聞いた話によると恒一くんはついこの前までチェリー少年だったはず。
それが何?なんなのよこの百戦錬磨の手つきは!
私が専門学校で初めて出来た彼氏とした時は、ブラを外すのにやたら手間取ってたし、男の人ならそういうものかなって思ってた。
でも目の前のセックス少年は違う。同級生の女の子のブラを一瞬で外しちゃったよ!?
しかも目を閉じてキスしたまま、ごく自然に。
今度は指先で円を描くようにして胸を攻めてる。
しかもこの女の子、中学生なのに妙に発育がいいし。
あ、妊娠してるんだっけ。いや、それを加味してもやっぱり育ってるよ、この胸は…。
それにこの子も随分慣れてるっていうか、セックス少年のリードにナチュラルに追随してる。
なになに?最近の中学生ってこんななの?
あ……この子、首筋が弱いんだ。恒一くんが舌を這わせると「んっ」と声を漏らして……しかもその声に子供っぽさが残ってるのがまたなんとも……。
よく見ると、この子は肩から腕のラインがとても綺麗。
肩甲骨と上腕骨に巻き付いた三角筋はまだどこか未発達で、華奢に見える。
細いんだけど筋肉の輪郭がかすかに伺えて、なんていうのかな、健康的に弱々しいの。
そこをペッティング少年の手が摩ると、女の子は嬉しそうに身をよじって、持ち上がった鎖骨に僧帽筋が引っ張られて、鎖骨のラインがよく見える。
それからながーーーーいキス。唾液の混ざる音がこっちまで聞こえてきて、唇を離すとぬらぬら光って……。
ここからは見つめ合ってる二人の顔は女の子のほうしか見えない。なんて幸せそうな顔。
始まるまではきりっとした顔つきだったのに、今はもう口も目も半開きで、ディープキス少年の愛撫を受けるためだけに私はここにいますって感じなの。
手マン少年はまたしても自然な流れで女の子の股間をまさぐり始めた。
流麗な所作は老齢のバーテンダーのそれを思わせる。マスター、私はレッドアイで!
この一連の流れを見ただけですぐにわかった。この幼い二人がこれまで幾度となく行為を積み重ねてきたのかを。
営みの歴史が大河のように二人の間を流れている事を。
823 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 20:42:29.30 ID:KRPU+ZNm0
それと、もう一つわかった事がある。
この女の子は指マン少年の事が本当に好きで好きで仕方ないんだ。身も世もないくらいに。
だってこの子、ずっと恒一くんと向き合った体勢を維持しようとしてる。わかるよ。好きな男の子の顔はずっと見ていたいよね。
「もっと近くで見ませんか?」
「えっ?」
隣にいた眼帯少女が私に促す。え?え?近くって、え?大丈夫なの?
「大丈夫ですよ」
眼帯淫乱少女は私の手を引いて絡み合う二人のすぐ傍まで私を誘った。
……って近っ!?ゼロ距離じゃん!いいのこれ!?
「ああ……あっ……!恒一くん……恒一くん好き……っ」
いいみたいです。私の事も眼帯エロ少女の事もまるで見えてないみたいにせっせと互いの身体を愛でています。
いよいよペッティング少年はピストン少年に変わるようで、男根を優しく女の子の中へ滑り込ませていった。
こんなに優しい挿入、私だってされたことないよ……。
「ゆっくり動くから……」
「うん……」
女の子は至上の幸福にまみれた顔でピストン少年にキスをした。
もう何回も身体を重ねてるはずなのに、まるで初めて結ばれるみたいな……。
きっとこの二人は毎回こういうセックスをしているんだろう。互いの魂を取り出して溶かし合うようなセックスを。
824 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 20:45:18.03 ID:lDnDVyEg0
アダ名wwwwww
840 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 21:01:59.77 ID:KRPU+ZNm0
宣言通り、ピストン少年のピストンは本当にゆっくりとしたものだった。
ピストン少年のボッキ男爵に、女の子のヒダが絡みついて、少年が腰を引くたびに名残惜しそうな表情を見せる。
恋人と繋いだ手を離す時のようにゆっくりと、離れるその瞬間まで相手の肌を感じていたいと願うように、ヒダが離れていく。
そしてピストン少年が再び腰を前に動かすと、戦争から帰ってきた夫を出迎える妻子のように受け入れる。
奥まで届くと、ぶじゅっと音を立てて愛液が溢れる。どんぶらこ。はーどんぶらこ~。
ピストン少年がバック少年になろうとすると、女の子はイヤイヤをして抱きついた。
「この姿勢がいい……。恒一くんの顔をずっと見ていたいから……」
対面座位少年は少し恥ずかしそうにして、女の子を抱き返した。
女の子がゆっくり上下に動く。
少年の耳元で喘ぎながら、時折、「好き」とシンプルな愛の言葉を囁く。
スペルマ少年が果てるまで、私は眼帯少女と食い入るように二人の行為を見届けた。
少年の真っ白な愛情をたっぷりと下腹部に飲み込んだ女の子は、最後にまた「好き」と言って涙を流した。
賢者少年のヘニョヘニョ男爵はもうヘニョヘニョのクタクタになってるはずだけど、二人は挿入状態のまま抱き合って、呼吸が整うのを待った。
「ふうーー。じゃあ私はこれで失礼します。看護師さんはどうしますか?一緒に下でコーヒーでも飲みます?」
眼帯少女は「よー……し、今日の仕事も終わりだな。どう?この後一杯付き合えよ」的な先輩の風格でおでこをキュッと一拭い。
私は「あ、はい」とついつい敬語になってしまい、そのまま病室を出た。
もちろんコーヒー代は私が出した。
841 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 21:04:19.63 ID:ywkDCsxN0
鳴ちゃん絶対家帰ったら自慰少女になってるわ
842 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 21:08:24.53 ID:meiKgpri0
どんぶらこwwwww
843 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 21:09:57.14 ID:KRPU+ZNm0
赤沢「……ふふ」
恒一「何?」
赤沢「ずっと私の手をかばって動いてくれてたでしょ?」
恒一「うん……」
赤沢「ありがとう」
恒一「どういたしまして」
赤沢「毎日だからね。わかってる?そうね、最低五回はしてほしいわ」
恒一「いいよ。それだけで足りるならね」
赤沢「ふふふ……」
赤沢「あ…」
恒一「どうしたの?」
赤沢「今動いた。お腹……」
恒一「……この子は僕たちの……クラスの希望だ。大事にしないとね」
赤沢「うん……」
ガチャッ
勅使河原「た、大変だ!!中尾と川掘が失踪したぞ!!」
848 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 21:21:16.90 ID:KRPU+ZNm0
モロッコ ~マラケシュ~
川掘「お前…本当にいいのか?」
中尾「ああ…。お前のためなら、な…」
川掘「中尾…」
中尾「俺は…」
中尾「俺はお前のために女になる!!」
中尾「俺はお前のおかげで本当の愛を知った。お前が運命の果実…ピングドラムを分け与えてくれたおかげさ。
なあに、俺は蠍座のように犠牲になろうってんじゃない。俺の命と愛が燃え尽きることはない。
いや、灼熱だって飲み込むさ、俺の愛は。
俺はお前の子を産む。産みたいんだ。そのためなら俺のスクリューがどうなろうと関係ない。
俺が女になったら、お前は俺の中にしこたま出せばいい。俺もそれを望んでいる。
手術が終わったらオランダに移住しよう。子供と三人でサッカーを観よう。
俺らは愛のフーリガンになるのさ……」
医者「性転換手術はまかせろー」チュイーンガリガリ
http://www.youtube.com/watch?v=09OstPKRlUY ~happy☆end~
849 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 21:21:51.86 ID:bUhFKxQO0
えっ?
850 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 21:22:10.92 ID:78H2Fm4M0
医者のセリフが危ないな
851 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 21:22:19.69 ID:KRPU+ZNm0
母乳プレイとか腹ボテプレイとか出産実況とかやるつもりだったけど埋まっちゃいそうなのでここで〆ときます
ではまたいつか
852 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 21:22:44.02 ID:oMUgHDhk0
( ゚Д゚ )
853 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 21:23:53.91 ID:bUhFKxQO0
乙
857 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 21:26:38.48 ID:2LsUQwud0
なんちゅうオチだよww
乙
858 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 21:28:00.00 ID:iK7Be5rt0
ホモエンドだと…
863 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 21:30:12.82 ID:5i7D7yfp0
お終い??
864 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 21:31:21.89 ID:LreCMp5D0
この上なく乙
いやあ2人が幸せな終わりで何より
867 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 21:32:37.30 ID:4sfPFVWX0
結局災厄は止まったん?
881 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/04/12(木) 21:51:59.15 ID:lIf9kRUj0
赤沢さんが幸せそうで何より
乙
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セックスになるとギャラリー視点になるのがなんともw
淫乱眼帯少女もお姉さんも観察眼と語り口上上手すぎだろw