1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/16(金) 19:51:57.47 ID:STVDlEy5O
唯「カブトムシだよー、さっきそこで捕まえたんだ!いいでしょ」カサカサ
律「そんなもん捕まえてどうするんだよ?私の弟でも喜ばないぞ」
紬「唯ちゃん、ちょっと見せてくれないかしら!私カブトムシって実物見た事ないの」
唯「うん、ほら見て見て可愛いんだよぉ」パッ
カサカサカサカサ
紬「これがカブトムシなのね!でも角は生えて無いのかしら?」
唯「メスだからじゃないのかな?でも代りに触角みたいなのが付いてるよ」
カサカサカサカサ
澪「…………………うん?」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/16(金) 20:28:21.14 ID:STVDlEy5O
律「って、お前それゴキブリじゃねぇかぁぁ!!」ガタッ!
唯「え、ゴキブリ…?あ、ホントだ良く見たらゴキブリだったよ。でも似たようなもんだよね」サッ
紬「ゴキブリも実物を見るの初めてだわ!カブトムシに似てるけど、これがゴキブリなのね」
唯「どうしたの、澪ちゃんと律っちゃん?そんな隅っこで」
澪「いいから早くそれ捨てろ!早く!」
唯「えー、なんで?」
澪「なんでもだ!汚いだろ」
唯「それじゃ…えいっ!」ポイッ
律「コラっ、こっちに投げるなっ!!」カダダッ
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/16(金) 20:31:28.22 ID:RnLwVqTr0
クワガタとGのハーフが居るってほんとうかい
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/16(金) 20:38:23.53 ID:STVDlEy5O
唯「澪ちゃーん、もういなくなったみたいだよー」
澪「本当か!?本当に本当なんだろうな!もし本当じゃなかったら本当というまで本当に!」
唯「本当がげしゅたると崩壊しちゃうよ…。もういないってばぁ」
紬「そんなに喜ぶなんて、二人ともゴキブリが大好きなのね!」
澪「喜んでるんじゃない!嫌がってるんだ!」
唯「でも最近良く見掛けるようになったよ」
律「私達が始めるまでずっと廃部だったからなぁ、仕方っていや仕方ないんだけど」
7 :
インジョブωお稲荷 ◆INJOB6im1I [H・I・N・A!ヒナギク!ハイハイッ!]:2010/07/16(金) 20:41:09.53 ID:/0k9zFKAO
日焼けしたあずにゃんがどう見てもゴキブリなんだが…
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/16(金) 20:47:33.96 ID:STVDlEy5O
唯「でも別に悪い事する訳じゃないし、心配しなくても大丈夫だよ」
澪「大丈夫じゃない!この部屋にゴキブリがいるかもしれないんだぞ!?私は教室に帰らせてもらう!」
律「まぁ落ち着けよ澪。こうなったらなんとかするしかないだろ」
紬「でもなんで急に出てきたのかしらね」パクパク
唯「きっと私達と一緒に遊びたいんだよ、ゴキー太は」モグモグ
紬「あら、唯ちゃんゴキブリに名前を付けてあげたのね」モグモグ
澪「付けなくてもいい、そんなのに!ってほら唯、お菓子の食べカスこぼれてるぞ」
唯「え?あ、ホントだ」ポロポロ
澪「……………うん?」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/16(金) 20:53:59.90 ID:iGfIhl2WO
パン工事を掃除したらゴキブリが三百匹くらい出たとかいう話を聞いたことがある
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/16(金) 20:56:59.85 ID:STVDlEy5O
律「そういや、誰か部室の掃除してたっけ?」
唯「んー?いつもウチじゃ憂に任せてるし、やった事無いよ。ムギちゃんがやってくれてたんじゃないの?」モグモグポロポロ
紬「いえ、私も掃除はしてなかったわね。てっきり律っちゃん達がやっててくれてる物だと」
律「はぁ…、要は誰も掃除してない訳か。そりゃゴキブリも繁殖するよな」
澪「………………………」ガタガタ
唯「どうしたの澪ちゃん?さっきから静かだけど」
ガッ!
澪「コイツかぁぁぁぁあぁぁ!コイツのせいかぁぁぁぁッ!!」ブォン!
唯「澪ちゃん酷いよ!なんで私のクッキーを力の限り窓から投げ捨てるの!?」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/16(金) 21:04:56.49 ID:STVDlEy5O
紬「大丈夫よ唯ちゃん。クッキーはまだ沢山あるから」
唯「ホント!?やったー、ムギちゃんだいす」
ガッ!
澪「そぃ……やぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁッ!!」ブォォン!
ガッシャァァァァアァン!!
紬「澪ちゃん酷いわ!なんで私のクッキーの箱を力の限り窓ガラスを突破って投げ捨てるの」
澪「なんででもだ!とにかく、これからは部室でティータイムをするのは禁止だ!」ビッ
唯「えー、そんなぁ!?」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/16(金) 21:10:11.35 ID:/+Amv4KC0
それより掃除しろよw
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/16(金) 21:17:00.35 ID:STVDlEy5O
律「おいおい、そこまで神経質にならなくてもいいんじゃねーか?」
澪「律は黙ってろ!そんな事だからゴキブリだらけになっちゃうんだ」
唯「うーん、でもさ、だったらお茶なら大丈夫だよね?」
澪「お茶もダメ!だいたい私達は練習しにきてるんだぞ!このティーカップも!」ガッ!
紬「…………………………」
澪「な、なんだよムギ?いくらムギだからってそれとこれとは関係」
紬「…………………………」
澪「…………………………」
カチャ…
紬「…………………………」
澪「と、とにかく、掃除だ!掃除をするぞ!」
唯「ん?澪ちゃんどうしたの」
律「り、理性を超えた本能的な部分で、危機を察知したんじゃねぇか…?」ガタガタ
唯「ふぇ?」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/16(金) 21:22:54.33 ID:n/8xeNeD0
放課ゴキータイムですねわかります
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/16(金) 21:28:26.54 ID:STVDlEy5O
律「よし、じゃあまずは本棚の裏から見て見るか。ゴキブリは狭い所が好きっていうしな」
唯「そうなんだ、私もベットと壁の隙間とか好きでなんだよね!」
紬「じゃあ、動かすわね。…あら、澪ちゃん何でそんな隅っこにいるの?」
澪「いいから…、私の事は構わずにやって…」ガタガタ
律「仕方ねぇな、澪のヤツの怖がりは」
紬「じゃあ動かすわね。…よいしょっと!」ガダダン!
律「ん、なんだ。何にもいないじゃねぇか」ヒョイ
唯「澪ちゃーん、何もいないって!」カサカサ
澪「ほ、本当か?良かった」トコトコ
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/16(金) 21:37:39.03 ID:STVDlEy5O
律「んな気にしなくても、実際はそんなにいなかったんじゃないか?」
唯「そっかー、残念だなぁ。ゴキー太の友達とか見たかったよ」カサカサ
澪「見たく無いって!…でも良かった、これで練習に集中できるよ」
紬「良かったわね澪ちゃん」
澪「あぁ、すまなかったムギ。さっきは取り乱してあんな事をしてしまって」
紬「いいのよ、気にしないで。ほら、仲直りの握手しましょう」ギュッ
澪「ムギ…有り難う!」ギュッ
唯「あ、ムギちゃんばっかりずるいよ!私も澪ちゃんと握手したい!」カサカサカサ
澪「はは、分かったよ唯。じゃあ反対の手でな」ギュッ
律「……うん?唯、お前そんな日焼けしてたっけ」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/16(金) 21:43:44.49 ID:2P/8om9n0
woo...
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/16(金) 21:46:23.68 ID:STVDlEy5O
唯「え、別にそんな事ないと思うけど?私あんまり日焼けしない体質だしね」カサカサ
澪「でも確かに真っ黒だぞ。それに変な音も…」カサカサ
紬「あら、唯ちゃんの日焼けが澪ちゃんの顔にも」
ガッ!
澪「ってお前コレ、ゴキブリじゃないかぁぁぁぁぁぁあぁぁッ!!」ブォン!
べッリィイイイインッ!!
唯「はぶんっ!」
ドッパァァァァァッン!!
紬「澪ちゃんいきなり何をするの!?唯ちゃんを窓から力の限り外のプールまで投げ捨てるなんて!」
和「……唯。あなた何をしてるの?」
唯「………………」プカプカ
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/16(金) 22:00:57.32 ID:STVDlEy5O
唯「もー、酷いよ澪ちゃん!もう少しで溺れる所だったじゃない!」プンプン
澪「だから何度も謝ってるじゃないか。悪かったよ、ついビックリして」
紬「着衣をしたままだと、例えプロの水泳選手でも溺れるっていうからね」
律「でもなんでそんな唯に集まるんだよ…?」
唯「なんでかなぁ?私の事友達と思ってるのかも知れないよ。嬉しいなぁ」
紬「凄いわね唯ちゃん。ゴキブリとも仲良しになれるのね!私もお友達になりたいわ。ねぇ律っちゃん」
律「私に降るな…。なりたくねぇよ」
ガチャリ
さわ子「さーて、今日のお菓子は何かしら」スタスタ
紬「すいません、今日のお菓子は全部無くなってしまって…」
さわ子「えー、あなた達先生の分を残さないで全部食べたの!?」
唯「…あれ、でもさわちゃんの頭にさっきのクッキーがのってるよ?」
さわ子「…………え?」パラパラ
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/16(金) 22:13:29.29 ID:STVDlEy5O
律「って訳なんだよ、さわちゃんなんとかしてくれよ!」
澪「そうですよ、これじゃ練習どころかこの部屋に居るのもツライです!」
さわ子「あらあら、何の事かと思えば。そんな事で騒いでたの貴方達?」
澪「そんな事って!ゴキブリなんですよ、それも大量に!」ガタガタ
さわ子「仕方ないわね、それじゃ先生が教えてあげるわよ。こういう時の対処法を」スッ
律「おぉ、さすがさわちゃん!独身の一人暮らしは頼りになるぜ」
澪「それで、対処法っていうのはどんなのなんですか?」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/16(金) 22:24:36.82 ID:STVDlEy5O
さわ子「この前ね、ビールを飲みながらテレビを見てたのよ」
澪「……はぁ?」
さわ子「それでね、柿ピーの袋に指を入れて口まで運んだら…。なんと、それがゴキブリだったのよ!」
唯「へー、さわちゃんもゴキー太と仲良しなんだね!」
律「それ、完全にゴキブリと共存してるじゃねぇか!?全然参考にならねぇよ!」
さわ子「だから、先生が言いたいのはゴキブリぐらいでそんな騒ぐ事じゃ無いって事よ。分かった?」
澪「分かりませんし、分かりたくも無いですよ!!」
律「もういいから、さわちゃん部費貸してくれよ!バルサンとか殺虫剤買ってくるから」
さわ子「仕方ないわね、無駄遣いしたらダメよ」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/16(金) 22:36:20.96 ID:STVDlEy5O
律「じゃあ私と澪が買いにいくから、ムギ達は掃除しといてくれないか?」
紬「えぇ、分かったわ律っちゃん」
律「よし、それじゃ行くぞ澪!」グッ
澪「お、おいそんなに引っ張るなよ!」
ガチャリ
律「さーてそれじゃ、どこに行くかな」スタスタ
澪「…?どこってホームセンターじゃないのか」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/16(金) 22:45:12.66 ID:STVDlEy5O
律「それは最後にして、まずはゲーセンかな」
澪「最後ってなんだよ!?まさかお前サボるつもりか?」
律「だってさー、お前だって見ただろ。あのゴキブリの数を」
澪「そ、それは確かに…凄い沢山いたけど」ビクッ
律「唯達には悪いけどさ、私達はもうちょっと数が減ってから手伝おうぜ」
澪「けど唯達が頑張ってるのに、私達だけ楽をするのは…」
律「だったらお前、あの数のゴキブリを前に掃除できんの?集団で飛んでくるかもしれないんだぜー」
澪「しゅ…集団で飛んでくる…?」ガタガタ
律「下手したらそのまま口の中にも入っちゃったりして」
澪「ひぃぃぃぃッ!怖い事言うなよ!」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/16(金) 23:03:06.19 ID:STVDlEy5O
律「ほらほらもっと笑えよ」
澪「え…、あぁ」
パシャ
律「ほら見ろよこれ、ラクガキ出来るんだぜー!」キュッキュッ
澪「あ、コラ止めろって!よしそれじゃ私もブタ鼻に!」キュッキュッ
律「うーし、じゃあ次はカラオケでも行くか」
澪「まだ遊ぶのか?そろそろホームセンターに行かないと」
律「大丈夫だって!ほら、早く行かないと置いてくぞ」ダッ
澪「あ、律待てって!」
紬「じゃあ行くわね、この食器棚を。よいしょっと!」ガッ
カサカサカサ
唯「うわぁ、凄いよ!ゴキー太がいっぱいだね」
さわ子「さーて、じゃあ新聞紙をまとめて…。せいやっ」スパーン!
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/16(金) 23:12:05.15 ID:STVDlEy5O
カサカサカサ
紬「あら、命中したのに全く堪えてないみたいね」
さわ子「胴体を半分にしても平気で動けるって言うしね。生命力がハンパじゃないのよ」
紬「へぇ、逞しいんですねゴキブリって。…私もやってみますね、せいっ!」ズギャァァン!!
プシュー
さわ子「……さすがに身体が四散に吹き飛んだら無理よね」
唯「………………………」
さわ子「あら、どうしたの?早く唯ちゃんも掃除して頂戴」
唯「ゴキー太が可哀相だよぉ…」
さわ子「え?何言ってるのあなた。相手はゴキブリなのよ」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/16(金) 23:24:30.28 ID:STVDlEy5O
唯「でもゴキー太だって軽音部が出来た時から一緒にティータイムをしていたんだよ。ゴキー太だって私と同じ軽音部の一員なんじゃないかな!」
紬「ゆ、唯ちゃん…。そうかもしれないわね」
唯「人間同士でも、育ちや人種…色々な事でぶつかりあって、時には傷付けあったりもしちゃうけど。いつかは分かり会えるって思っているの。それはゴギー太と私達も同じじゃないのかな」
さわ子「確かに…、たかがゴキブリ、されどゴキブリなのね……」
唯「探してみよう、私達とゴキー太…みんなが笑って幸せなハッピーエンドを!神様はきっと用意してくれているはずだよ!」
紬「そうよね、私はそれを信じたい…。いえ、信じているわ!」
さわ子「やれやれ…、教師であるはずの私が、生徒の唯ちゃんに教えられるなんてね」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/16(金) 23:35:18.26 ID:STVDlEy5O
律「はぁ、食った食った!中々美味しかったなあのラーメン屋」
澪「もう!律のせいですっかり遅くなっちゃったじゃないか」
律「澪だってノリノリで熱唱してただろ?人の事言えないんじゃん」
澪「そ、それは律が強引にだな…!」アセアセ
ガチャリ
律「今帰ったぞー!どうだ少しは部室綺麗になった…」
カサコソカサコソカサ…
唯「ほらーゴキー太達、いっぱい食べて大きくなるんだよぉ」パラパラ
カサカサコソコソカサ
紬「ゴキブリさん達のお家はこんな感じでいいかしら?」トンカントンカン
さわ子「あら、おかえりなさい。随分遅かったのね」
カサカサカサカサ
澪「…………………………」
律「……ねぇ、さわちゃん達何してんの」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/16(金) 23:45:30.01 ID:STVDlEy5O
唯「律っちゃん澪ちゃん!私達は気付いたんだよ、ゴキー太も私達、軽音部の一員。私達もゴキー太達の一員だって事に」カサカサ
律「はぁ…!?お前何訳の分からない事言ってるんだよ!」
紬「大丈夫よ、律っちゃん達も直ぐに理解出来るわ。だって律っちゃんも軽音部の一員なんだもの!さぁ、早くこっち来て」サッ
律「行くわけないだろ!気持ち悪ぃ!」
さわ子「その考え自体が間違えなのよ、性別や人種が違っても、私達はこの星に生まれ育った兄妹なの!」カサコソ
唯「目を覚まして二人とも!ゴキー太達も言ってるよ、皆と仲良くしたいって、もっと私達の演奏を聞かせて欲しいって!」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/16(金) 23:55:57.45 ID:STVDlEy5O
澪「ゴキー太は一員……、私達は一員……」フラフラ
律「えっ!オイ澪気をしっかり持てって!」
紬「澪ちゃんも分かってくれたのよ…、きっと律っちゃんも分かるはずよ。その為に私達は軽音部の名の元に集ったんだから」カサコソ
律「ひぃぃ!私に近寄るなぁぁぁぁ!!」ガタッ
さわ子「可哀相に、怯えているのね…。でも、ゴキブリ達は同じ思いを今まで感じていたのよ…。分かるでしょ」カサコソ
澪「分かり会える……私達は…。人類は全て…」フラフラ
唯「そう、私の手を掴んで澪ちゃん。神様は私達やゴキー太にこんなハッピーエンドを与えてくれたんだよ。ううん…これは私達が創り出したハッピーエンド、つまり私達軽音部みんなが天使……、エンジェルだったんだよ」ニコッ
澪「ゆ、唯……」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/17(土) 00:06:21.44 ID:Sj7FS8ZsO
澪「…って、んなワケあるかぁぁぁあぁぁ!テメェら全員ただのゴキブリだぁぁあぁぁぁぁッ!!」ブォォォオォォォン!
バッリィィィィイィィィッイイイッン!!
唯「へぶぅんッ!」ボッチャーァァァアン!
紬「たらばぁッ!」ボッチャーァァァアン!
さわ子「ひでばぁッ!」ボッチャーァァァアン!
澪「付き合ってられるか!律ッ、バルサンだ!徹底的に駆除し尽くすぞ!」クワッ!
律「は、…はぁい…」
和「……だから、あなた達何してるのよ?」
唯・紬・さわ子「…………………」プカプカ
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/17(土) 00:16:10.92 ID:1ylG6d+uO
ガチャリ
唯「うーいー…だだいまぁ……」フラフラ
憂「おかえりお姉ちゃんー!…って、どうしたのずぶ濡れじゃない」
唯「まずは、お風呂に入りたいよぉ」フラフラ
憂「ボロボロになって可哀相なお姉ちゃん…、さぁ早く中に入って!」サッ
唯「ありがとぅうーいー」ガシッ
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/17(土) 00:25:29.56 ID:1ylG6d+uO
憂「へぇ、それじゃバルサンでゴキブリ全部居なくなっちゃったんだ」
唯「可哀相だよね、ゴキー太…」モグモグ
憂「お姉ちゃん優しいんだね。でも大丈夫だよ、ゴキブリって生命力が高いからね、人類が絶滅しても生き残るって言われてるんだよ」
唯「そうなんだー、じゃあ私の取り越し苦労だったんだね」ホッ
憂「それに、病原菌とかを人間に運んできちゃうし健康面においてもゴキブリは良く無いんだよ」
唯「そうなんだ、憂は物知りなんだね!」
カサカサ
憂「だからね……、よっと!」スパコーン!
唯「あ、ゴキブリだ」
憂「見つけたらこうやって退治しないとダメだよ」サッ
唯「うん、分かったよ!」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/17(土) 00:33:18.54 ID:BV+3XAmx0
来年あずにゃんが駆除される…。
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/17(土) 00:39:44.24 ID:1ylG6d+uO
=一年後=
梓「へぇ、ここを部室にしてるんですか。結構綺麗になんですね」キョロキョロ
律「今はそれなりになー。けど昔はそりゃもうゴキブ」
澪「おい、律!嫌な事思いださせるなよ!」ビクッ
紬「ほら、梓ちゃんお菓子どうぞ。でも床にこぼしたらダメよ」サッ
梓「あ、どうも有り難うございます、ムギ先輩」
ガバーッ
唯「あずにゃんいいなぁー!私も食べたいよぉ」スリスリ
梓「先輩はもう食べたじゃないですか。だからくっつくのは止めて下さいよ!」ジタバタ
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/17(土) 00:49:34.58 ID:1ylG6d+uO
唯「だって、あずにゃんゴキー太みたいで可愛いんだもん!」スリスリ
梓「ゴキー太…?なんですかそれは」
律「あー…、それはなぁ、澪?」
澪「思い出したくない…!思い出したくない…!」ガタガタ
紬「ふふっ、ゴキー太は唯ちゃんの大事なお友達よ」
梓「はぁ…、そうなんですか?」
カサコソカサコソ
律「って、そんな事言ってっから久し振りに出て来やがったぜ!」
澪「ぎゃぁぁぁぁあぁぁっ!?ちょっと!早くなんとかしてくれ!!」ガタタタッ
唯「よーし、いっくよぉぉ!このギー太でぇぇぇッ!!」ブォン!
ズガンッ!!
=おしまい=
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/17(土) 00:57:09.12 ID:NTXB0f0k0
ギー太は犠牲になったのだ
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/17(土) 01:28:59.37 ID:P5bDlkhw0
乙
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/07/17(土) 02:32:14.00 ID:kPbtaD5JP
乙
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ゴキ見て騒ぐなって言われても無理だああああああああああああ