1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 00:07:32.42 ID:SFjAy2dD0
菫「紬お嬢様がロンドン旅行ですか」
斎藤「ご学友の方たちと5人で行くそうだ」
菫「ボディガード部隊は行かないので?」
斎藤「うむ、お嬢様のご希望でな」
菫「それはさすがに危ないのでは・・・」
斎藤「よって私たちがお守りすることになった」
菫「そうですか」
斎藤「お前にとっては初めての護衛だ、心してかかるように」
菫「はいおと・・・いえ執事長」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 00:09:43.23 ID:tTMXqj4o0
なんという不安な護衛
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 00:13:29.37 ID:SFjAy2dD0
菫(お嬢様が海外旅行か)
菫(フィンランドには旦那様や奥様とよくお出かけになっているようですが)
菫(未成年だけで海外なんて)
菫「・・・」
菫「よっぽど好きなんだろうな、けいおん部の皆さんが」
菫「私がしっかりお守りいたしますから」
菫「安心してください紬お嬢様」
菫「よし!頑張るぞ!」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 00:18:32.25 ID:SFjAy2dD0
紬「菫ちゃん、いる?」
菫「うわぁ!」
紬「あ、ごめんなさいお取り込み中?」
菫「いえ、滅相もございません」
菫「どうぞ、狭い部屋ですが」ガチャ
紬「うふふ、狭い部屋ってここ私の家なのよ?」
菫「あっ!いえそういう意味では・・・!すみませんすみません!」ペコペコ
紬「あ、ちょっとからかってみただけだから気にしないで?」
菫「いえ、本当に申し訳ありませんでした!」
紬「もう、そういうのやめてって言ってるのに」
菫「いえ、私はメイドですから」
紬「もう」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 00:22:05.62 ID:FczImcCrO
お、いい話っぽいぞ
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 00:26:11.97 ID:SFjAy2dD0
紬「明日からロンドンなの、お土産は何がいい?」
菫「とんでもありません私などにお土産なんて」
紬「でも菫ちゃんはいつも頑張ってくれてるから」
菫「どんでもございませんまだまだ半人前の未熟者です」
紬「それでお土産は何がいい?」
菫「いえですから・・・」
紬「じゃあ命令!お土産に何が欲しいか答えなさい」
菫「うっ」
菫「じゃあ・・・お嬢様とお揃いの何かで・・・」
紬「何かって?」
菫「それはおまかせします」
紬「もう、ずるいのね菫ちゃん」
菫「すみません」
紬「謝るの無し!」
菫「は、はい!すみません!」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 00:27:30.20 ID:LO+TS9PW0
謝っちゃった
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 00:30:44.84 ID:SFjAy2dD0
紬「じゃあおやすみなさい」
菫「おやすみなさいませ紬お嬢様」
紬「もう」ガチャバタン
紬(堅苦しいのは抜きにしたいのに)
菫「ふう」
菫「紬お嬢様は本当に出来たお人ですね」
菫「綺麗だし・・・」
菫「護衛、頑張るぞ」
斎藤「・・・」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 00:36:04.39 ID:SFjAy2dD0
翌朝
斎藤「紬お嬢様は今日の9:00の便でロンドンへ発つ」
菫「私たちはいつ行くのですか?」
斎藤「私は琴吹家執事専用のセスナで行くことにする」
斎藤「菫、お前は同じ便で行きなさい」
菫「は、はい」
斎藤「はら早く行きなさい、間に合わなくなるぞ」
菫「分かりました!それでは行ってきます!」
斎藤(頑張れよ、菫)
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 00:40:15.01 ID:LO+TS9PW0
尾行がバレる気しかしない
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 00:40:39.87 ID:SFjAy2dD0
菫「えっと、タクシーでいいかな?空港まで」
菫「ああでもお嬢様が電車なのに私がタクシーなど使うわけにはいかない」
菫「私も電車で・・・行ったら鉢合わせちゃうかも」
菫「今回の護衛は極秘任務だし・・・」
菫「自転車・・・は5日間も空港に放置できないから」
菫「・・・走ろう」
菫「それっ」タタタ
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 00:42:04.75 ID:FczImcCrO
アホの子ww
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 00:44:08.35 ID:Rsw+J8r/0
ムチャシヤガッテ……
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 00:44:47.82 ID:SFjAy2dD0
空港
菫「着いた・・・」
菫「ちょっと疲れちゃった」
菫「えーとロンドン行きは・・・あれか」
菫「お嬢様たちはいないね、よし乗り込もう」
唯「あれ?ムギちゃん?」
唯「なんであんなとこに・・・」
澪「おーい唯置いてくぞー」
唯「あ、あのさ今・・・」
紬「唯ちゃん早くー」
唯「ありゃムギちゃんいたよ」
唯「人違いか」
菫(よし、行くよロンドン!)
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 00:48:12.88 ID:SFjAy2dD0
飛行機内
菫(お嬢様は・・・あそこか)
菫(変装もばっちりだし、ちょっとだけ寝ようかな・・・)
菫(さすがに10キロも走ると疲れて・・・)
CA「日本食と洋食、どちらになさいますか?」
菫「・・・」スヤスヤ
CA(あら寝てる)
菫「・・・お嬢様・・・」ムニャムニャ
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 00:50:43.03 ID:LO+TS9PW0
10キロでもたいしたもんだ
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 00:52:03.90 ID:SFjAy2dD0
ロンドン、ヒースロー空港
菫「着いた」
菫「おとう・・・執事長と合流しないと」
斎藤「菫」
菫「うわっ!びっくりした」
斎藤「機内では護衛ご苦労だったな」
菫「あ、はい」
菫(なんにもしてないけど)
斎藤「では行くぞ、ロンドンは治安が良いとは言えんからな」
斎藤「気を抜くなよ」
菫「はい!」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 00:55:36.88 ID:SFjAy2dD0
澪「ロンドンの寒さだ」
唯「うわ~!」
唯「澪ちゃん澪ちゃん!」
澪「わ~」
唯「ロンドンにいる~私たち!」
紬「さ、行きましょ」
菫(タクシーで行くのか・・・でもどこに?)
斎藤「どうやらホテルに向かうようだな」
菫「なんで分かるんですか?」
斎藤「読唇術だ、お前も身につけなければいけない技術だぞ」
菫「は、はい」
菫(すごい・・・)
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 00:59:29.20 ID:SFjAy2dD0
斎藤「今回のような護衛の基本はつかず離れずだ、しっかりついてくるんだぞ」
菫「はい!」
斎藤「ではこちらも車で追うか」
菫「タクシーですか?」
斎藤「どこの世界にタクシーで重要人物の護衛にあたる馬鹿がいるんだ」
菫「あっ」
斎藤「車は用意してある、行くぞ」
菫「すみません・・・」
斎藤「謝らなくてもいい」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 01:12:00.89 ID:SFjAy2dD0
菫「あれ?紬お嬢様のホテルってここじゃないのでは」
斎藤「うむ、アールズコートの方のホテルアイビスだ」
菫「ど、どうしましょう」
斎藤「心配するな、このくらいのトラブルなら私たちなど必要としない」
菫「そうでしょうか・・・」
菫(あ、出てきた)
菫(良かった、ちゃんと分かったみたい)
斎藤「だから言ったろう」
菫「えっ、声出てましたか?」
斎藤「なんとなく・・・だ」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 01:16:41.67 ID:SFjAy2dD0
斎藤「さてここからはまた別行動だ」
斎藤「お前は徒歩で尾行だ」
菫「分かりました」
斎藤「私は先にホテルアイビスに向かう、しっかりな」
菫「はい」
菫(よし!私がしっかりお守りしますからね紬お嬢様!)
唯「地下鉄で行こっか」
律「そうだな」
梓(あれ?足が痛い・・・かも)
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 01:18:52.62 ID:SFjAy2dD0
菫(つかず離れず・・・)
菫(・・・)
菫(楽しそうだな・・・みんな)
菫「はっ」
菫「だめだめ!私の仕事は護衛だよ!」
菫「遊びたいなんて考えちゃだめ!」
菫「・・・はあ」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 01:28:55.29 ID:SFjAy2dD0
唯「お寿司?」
澪「ロンドンに来てまで?」
紬「回るの!?」
菫「回転寿司でお夕食・・・ですか」
菫「紬お嬢様が回転寿司を食べる日が来ようとは」
菫「・・・私もちょっとおなか減ったな」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 01:31:40.31 ID:SFjAy2dD0
菫「お寿司屋さんに入っていっちゃった」
菫「さすがにこの中には入れないよね、ばれちゃう」
菫「・・・」グゥゥゥ
菫「・・・平気!私にはこれがあるもん」
菫「琴吹印の兵糧丸!」
菫「・・・」モグモグ
菫「おいしい」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 01:33:46.53 ID:eBpPgkkV0
斎藤サボってね?
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 01:35:51.07 ID:SFjAy2dD0
菫「あ、出てきた」
菫「と思ったらお店の前に座り込んで・・・」
菫「紬お嬢様!はしたないですよ!」コソコソ
男1「ん?あんなとこに女がいるぜ?ジャップか?」←ちなみに
男2「ちょうどいい、金でも貸してもらうか!」←全部
男3「がはは!」←英語です
菫「・・・なんですって?」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 01:40:10.35 ID:SFjAy2dD0
菫「あなたたちおやめなさい」←英語です
男1「あ?なんだテメェ」←こっから全部英語です
男2「お前でもいいや、金出せ女」
男3「痛い目みたくなきゃ金置いて消えな」
菫「そうはいきません、お嬢様に危険が及ぶようなら黙ってはいられません」
男1「は?何言ってんだ」
男2「こっちこいや」
菫「・・・」
菫(大丈夫、大丈夫)ドキドキ
菫(怖くない、怖くない)ドキドキ
菫(紬お嬢様は私が守る!)
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 01:43:58.19 ID:SFjAy2dD0
路地裏
菫「あ、あなたたち!許してあげるから帰りなさい!」
男1「あ?びびってんのか?」
男2「もう金だけで済むと思うなよ?ガキ」
男3「ジャップが」
菫「口で言っても分からないなら、暴力で分からせますよ」ドキドキ
男1「やってみろや!」
菫「きゃっ」
菫(落ちついて、私)
菫(冷静に、冷静に)
男「おらぁ!」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 01:47:58.63 ID:SFjAy2dD0
菫「はっ」クルッ
男1「ぐはっ」ズダン!
菫「どうですか!琴吹流合気の技は!」
菫「関節を極めてるんですよ、降参してください!」
男1「くっ、てめえらやっちまえ!」
菫(あ、そうだこれはいつもと違うんだ)
菫(1対1じゃないんだ)
菫(ああ・・・)
菫「ごめんなさいお嬢様・・・」
斎藤「謝らなくていいと言ったろ」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 01:53:27.33 ID:SFjAy2dD0
菫「お父さん!?」
斎藤「執事長と呼べと」
男2「ぐはっ」ズン
斎藤「言っているだろう」
男3「ごほっ」ズン
菫「あっという間に・・・」
男1「あ・・・なんだこいつ・・・」
斎藤「起きたまえ」
男1「は、はい」
斎藤「これは三人の治療費だ、これを持って」
斎藤「消えたまえ」ギロ
男1「す、すみませんでしたー!」ピュー
菫「おと・・・執事長」
菫「すみません・・・私・・・役立たずで」
斎藤「だから謝るなと言っているだろう」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 02:01:34.88 ID:SFjAy2dD0
菫「・・・どうしてここにいるんですか」
菫「ホテルにいったんじゃなかったんですか」
菫「私・・・お嬢様も守れなかったし・・・執事長にも助けてもらって」
菫「役立たずの・・・馬鹿で・・・何も出来なくて・・・」グス
斎藤「・・・」
斎藤「私も親馬鹿だな」
斎藤「紬お嬢様の監視より娘を助ける方を優先してしまうとは」
斎藤「まだ15歳のお前を、一人で放っておけなかった」
斎藤「私こそ、執事失格だ」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 02:05:23.04 ID:SFjAy2dD0
紬「そんな事ないわ」
菫「え?」
斎藤「やはり、気付いておられましたか」
紬「うん、私だってそんなに抜けてないわよ」
紬「私の事守ってくれてありがとう、斎藤。それに菫ちゃん」
斎藤「私にはもったいないお言葉で・・・」
菫「す、すみません紬お嬢様・・・せっかくの旅行を・・・」
紬「謝るのは無しよ」
菫「は、はい。すみません」
紬「もう」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 02:06:47.17 ID:3JtI04xj0
お嬢様のほうはラブクライシスと立ち話ししてるから大丈夫
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 02:12:02.76 ID:SFjAy2dD0
紬「それじゃ私行くね」
斎藤「お気をつけて」
紬「護衛とかはもういらないからね」
斎藤「紬お嬢様もお強いですからな」
紬「もう、そういうんじゃなくて」
菫「お気をつけて」
紬「あ、菫ちゃんあとでお話があるの」
菫「え?」
紬「一緒のホテルなんでしょ?また夜に会えないかしら?」
菫「は、はい」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 02:17:16.73 ID:SFjAy2dD0
夜
菫「ロビーで待っててってメールがきたけど、なんだろう?」
菫「やっぱり怒られるのかな?」
斎藤「菫」
菫「わっ執事長」
斎藤「今日のお前の仕事は終わりだ、明日の朝まで好きに過ごせ」
菫「わかりました・・・でも執事長は」
斎藤「私は護衛がある・・・それに」
斎藤「今は執事長ではない」
斎藤「たまには一人の女の子としてすごしてみろ」
斎藤「ではまた明日・・・」
菫「お父さん・・・」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 02:18:22.72 ID:FczImcCrO
イケメン
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 02:20:11.52 ID:SFjAy2dD0
紬「菫ちゃん」
菫「わっ紬お嬢様」
紬「斎藤との話聞いちゃった」
菫「えっ?」
紬「今はメイドじゃないんでしょ?じゃあ、いつもの堅苦しいのは抜きで!」
菫「ですが・・・」
紬「じゃあ命令しちゃうわよ?」
菫「分かりました紬お嬢様」
紬「ねえ菫ちゃん」
菫「はい?」
紬「小さい頃の事覚えてる?」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 02:23:58.29 ID:SFjAy2dD0
―――ねえ、私と友達になって?―――
―――申し訳ありません、私は紬おじょうさまのしつじですので―――
―――えー?そんな事言わないで友達になりましょ?―――
―――申し訳ありません紬おじょうさま―――
紬「・・・」
菫「・・・」
紬「私の友達になってよ、菫ちゃん」
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 02:26:35.09 ID:SFjAy2dD0
菫「そんな、無理です」
紬「私の事嫌い?」
菫「大好きです!・・・けど」
紬「今はメイドじゃなくて一人の女の子だって、執事の中で一番偉い人が言ってたわよ?」
菫「うう」
紬「じゃあせめて、紬さんって呼んで?」
紬「今夜だけでいいから」
菫「・・・わかりました」
菫「紬・・・さん」
紬「うふふ」
こうして夜は更けていった
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 02:28:49.85 ID:SFjAy2dD0
朝
斎藤「では今日も護衛、気を抜かずいくぞ」
菫「はい!」
菫(昨晩の事は夢みたいだったけど)
菫(・・・とっても楽しかった!)
斎藤「ふっ」
菫「よーし!がんばるぞー!」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 02:35:48.47 ID:SFjAy2dD0
そんなこんなで特に初日のような事件も起こらず最終日です
多分事件が起こらなかったのは執事長が変なオーラを放って周りの人を威嚇してたからだと思います
斎藤「わかった」
斎藤「紬お嬢様のキーボードが届いたそうだ」
斎藤「届けてさしあげなさい、菫」
菫「はい!」
菫「行ってきます!」
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 02:57:14.48 ID:SFjAy2dD0
紬「あ、ちょっと待って」タタタ
律「どこ行くんだ?ムギ」
紬「あ」
紬「菫ちゃんが持っててくれたのね」
菫「はい!」
紬「今日これからライブなの!聴きに来てくれるわよね?」
菫「はい!楽しみにしてます!」
紬「ありがとう!それじゃキーボードもらっていくわね」
菫「はい!お気をつけて!」
菫「・・・」
斎藤「メイドと主人がまるで友達同士だな」
菫「ひえっ・・・すみません」
斎藤「謝るな」
斎藤「それで・・・いいんじゃないか?」
菫「おと・・・執事長!」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 03:03:08.00 ID:SFjAy2dD0
ライブ会場
菫「わあ・・・すごい!」
菫「紬お嬢様かっこいいです!」
菫「わあ~・・・」
紬(菫ちゃんいた!)
紬(よ~し!もっと頑張る!)
斎藤(紬お嬢様も菫も)
斎藤(まだまだ子供だな・・・)
斎藤(おっと、これは失礼しました)
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 03:06:14.69 ID:SFjAy2dD0
飛行機内
律「なあムギ、それ誰にあげるお土産なんだ?」
紬「え?これ?」
澪「ま、まさか彼氏とか・・・」
紬「彼氏なんていないわよ~」
唯「え~ムギちゃん彼氏いるの!?」
梓「唯先輩機内では静かに・・・ってムギ先輩彼氏いるんですか!?」
紬「だから彼氏じゃなくて・・・」
菫(楽しそうで良かったです、紬お嬢様)
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 03:09:03.30 ID:SFjAy2dD0
琴吹邸
紬「菫ちゃん今いいかしら?」
菫「はい、どうぞ」
紬「お土産買ってきたわよ」ガチャ
紬「まあ、菫ちゃんもずっとロンドンにいたからなんか変な感じだけど」
菫「すみません」
紬「謝らない」
菫「すみません」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 03:12:34.31 ID:SFjAy2dD0
紬「おそろいのなにかがいいって言ったから」
紬「じゃん!キーホルダーです!」
菫「わあ!きれいです!」
菫「でもこれなんの形ですか?よくわからないです」
紬「これは私のとくっつけると・・・」
菫「あ!ハートになりました!」
紬「けいおん部のみんなとは5人でおそろいの『けいおんぶ』キーホルダーだから」
紬「菫ちゃんとは2人でおそろいの『ハート型』キーホルダーよ~」
菫「紬お嬢様・・・!」
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 03:13:46.93 ID:FczImcCrO
ラブを感じる
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 03:16:29.28 ID:SFjAy2dD0
菫「私なんかのために・・・」
菫「ほんとになんと言ったらいいか・・・!」
紬「高かったんだから大事にしてね?」
菫「えっそんな高級なものを私なんかに・・・」
紬「あ、いやからかっただけよ」
紬「だから謝らな・・・」
菫「紬お嬢様!」
菫「ありがとうございました!」
紬「・・・うん!」
斎藤(勤務中にお嬢様と・・・)
斎藤(ま、今日くらいは大目に見ましょう)
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 03:17:13.65 ID:SFjAy2dD0
菫「ロンドン旅行中紬お嬢様をお守りします」
おしまい
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 03:18:58.46 ID:LO+TS9PW0
乙
この二人が仲良くしてるのっていいな
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 03:21:52.55 ID:ZOWTRL9J0
なかなか乙
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 03:25:47.79 ID:FczImcCrO
乙
最後謝らずにお礼が言えてよかった
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 03:33:37.52 ID:uF/Lj2Ir0
乙
斎藤△
ムギもスミーレもかわいい
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 03:48:32.82 ID:DP/Eu7sxO
紬菫は新たなる可能性だなあ 乙
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/12/22(木) 03:48:47.53 ID:SFjAy2dD0
読んでくれた皆さん、ありがとうございました!
おやすみなさい!
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