1 :
代行 :2011/08/01(月) 21:37:05.97 ID:Q92WAPP50
男「また作らなきゃいけないのかよ」
女「すまんね」
男「ほら、髪の毛一本よこせ」プチッ
女「痛っ」
男「今更なにが『痛っ』だよ片腹痛すぎて入院ものだ」
女「いや痛かったんだぜ本当に」
ID:I5ds1zZjO
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 21:37:50.92 ID:dxwbIIgh0
隻腕とか凄い燃える
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 21:38:58.60 ID:/LOhWQYF0
今度は霊体くらいは掴めるように(ry
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 21:40:52.91 ID:I5ds1zZjO
女「髪の毛いちいち抜くのやめてくれよ、私だって痛いんだぜ」
男「右腕失って平気な奴が何を抜かすか。新しい腕培養するのに遺伝子は必要なんだよ」
女「前作った奴の残りからでも完全コピーできるんじゃないのか?」
男「オリジナルの方がいいんだよ」
女「そうなのか?コピーにコピーを重ねるとやっぱり…」
男「そんな気がするだけだ」
女「それだけか」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 21:45:59.57 ID:I5ds1zZjO
男「まぁ止血は終わったな。何したらこうなったんだ毎度毎度」
女「聞いてくれ、私は山の下り坂を自転車で猛スピードで下ってたんだ」
男「おう」
女「ゆうに100キロは超えてたな」
男「そんなバカな」
女「100キロは嘘だけどめちゃ速かったんだぜ。そしたら急カーブにさしかかったんだ」
女「曲がりきれず、転んだ拍子にガードレールと自転車の間に右腕をこう、挟んでだな」
男「だからお前そんなに服ボロボロなのか」
女「こんな服装で、周りの視線が痛かったよ」
男「右腕右腕、痛いのは右腕」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 21:49:54.66 ID:I5ds1zZjO
女「で、いつ直る?」
男「培養に2週間、お前に定着させるのに3日かな」
女「遅い」
男「とんでもなく早いわ」
女「私は学校でなんと言い訳すればいいってんだ」
男「『いっけな~い!右腕引き出しに入れっぱなしだったぁ☆』!はいこれにて一件落着!」
女「待て、それは無理がある」
男「いやもう周りの人たちは慣れてるからね」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 21:54:10.44 ID:I5ds1zZjO
女「じゃこっちはどうなんだよ」ヌギ
男「なんだよ」
女「ほれ、腰のところの皮がベロンベロンに」
男「あー、こりゃもう無理だな。通販でポチッた新しい皮が今日届いたところだ。よかったな」
女「でかしたぞ」
男「はいはい、じゃこの皮剥ぐぞ」ベリベリ
女「あ、痛っ…!!優しく剥いでくれよ」
男「えぇいやかましいっ」ベリッ
女「痛いって言ってるだろ!」ボカッ
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 21:57:52.89 ID:I5ds1zZjO
女「しかしアンタが免許を持っていて助かったよ。いつとったっけ?」
男「12歳の夏休みの自由研究のネタに」
女「ああ、そうだったか」
男「ほれほれ動くな皮がズレる」
女「おっとすまんね。あと私の服はなんとかならないのか」
男「お前の服ならウチの引き出しにいっぱいあるだろ」
女「いやお気に入りだったんだこれは」
男「しらんがな」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 22:01:21.65 ID:I5ds1zZjO
男「はい出来上がり。皮はまだ完全にくっついてないから今日は風呂入るなよ」
女「ありがとさん。でも転んで泥だらけなんだが」
男「さっき全身消毒したとこだろ。…あぁ服の話かよ!」
女「いやぁあれはいつやっても慣れないな。染みる染みる」
男「四肢千切れるのは?」
女「はっは、とうに慣れたぜ」
男「さよけ」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 22:05:00.62 ID:I5ds1zZjO
女「仕方ない、服はまた買いにいくとしよう」
男「あぁ、そうしなさい」
女「もう夜か」
男「夜だな」
女「そろそろ腹が減った、今日は何が食べたい?」
男「ん…ハンバーグとか食べたいな」
女「そう思って今日は肉を持ってかえってきたぞ」
男「それお前の千切れた右腕じゃねぇか食えるか」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 22:08:53.26 ID:I5ds1zZjO
女「ほい、出来たぞ」
男「いい匂いだな。参考までに聞くけど何の肉?」
女「牛肉だぜ?」
男「あぁ本当にいい匂いだ」
女「私は片腕じゃ食べにくい」
男「自業自得だ」
女「『はい、あーん』とかはしないのか?」
男「左腕あるじゃん」
女「いや私は右利きなんだ」
男「なおのこと知るか」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 22:09:04.66 ID:PrkrWkea0
ぺちぺちこねこね
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 22:12:14.74 ID:A4O9oLPeO
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 22:13:05.74 ID:I5ds1zZjO
男「そもそもお前片腕で料理できるじゃん。一昨年くらいからやるようになったよな」
女「あのときは酷かったな。電車に両腕を御陀仏にされたっけな」
男「あの時はあまりの面倒臭さに市販の両腕買ったな」
女「私の体質にあう商品じゃなかったからすぐに腐っておちたな」
男「そうそう、だからお前は片足で料理作ったんだよな」
女「そしてアンタはなお手伝わなかった」
男「まだ根にもってんのかよ」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 22:17:22.45 ID:I5ds1zZjO
男「ふぃー、食った食った…あれ?左手の小指は?」
女「あぁ、包丁で誤って切り落としてしまった」
男「ちょっと待て、左手で包丁持ってたんだろ?」
女「いいや、左手で切るものを抑えるから、右足の指で包丁を挟んで持ってたんだ」
男「ファンタスティックだなぁおい!」
女「知らないのかい?近頃の流行りなんだぜ?」
男「マイブームの域を出てないと断言するわ」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 22:22:41.58 ID:I5ds1zZjO
男「そろそろ俺は風呂入るわ」
女「私も入る」
男「いやお前はダメだろ」
女「何故だ…いつも一緒に入ってるだろう?」
男「いつもはな。今日は皮がひっついてないからダメだって言ったじゃないか」
女「はぁ…仕方ないな。この皮いくら?」
男「14000」
女「安いな。よし入ろう」
男「こらこら!馬鹿にならない値段だぞ」
女「冗談に決まってるじゃないか」
男「ならゆるす」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 22:28:36.66 ID:I5ds1zZjO
翌日
男「ふわ~ぁ…おい起きろ、もう8時だぞ」
女「山犬め…首だけで動きおった…ムニャ…」
男「起きたら来いよ。飯作っとくから」
女「…ぁーぃ…」
男「はぁ…あぁあぁ、包帯がほどけてんじゃねぇか」
女「うーん、うーん…」ゴロゴロ
男「寝相で抵抗するな!子供かお前は!」
男「ほれ、結び終わり!」シュルルギュッ
女「むぉっ…」ムク
男「あ、起きた」
女「ごきげんよう…」
男「ゴキゲンじゃねぇよ遅刻するぞ早くしろ」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 22:34:32.80 ID:I5ds1zZjO
学校帰り
男「結局俺の出した言い訳使ってたな。口調まで完璧に再現して」
女「とっさに出た言葉だ、あれはノーカンだぜ」
男「まぁ皆もそんなに珍しいとは思っちゃいないさ。ちょっと免許の試験が難しくなったってだけで」
女「小さい頃にとっていてよかったな、免許」
男「全くだ」
女「…」チラ
男「ん?どうした、人肉店なんか見て」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 22:38:55.34 ID:I5ds1zZjO
女「その人肉店って言葉は古いぜ」
男「はいはい整形外科ね。で、なんでそんなに目輝かせてるわけ?」
女「ほら見ろ、あのポスターを」
男「なになに?『胸の質の高い脂肪ときめ細かい皮膚がセットでお値段なんと』…ダメ!」
女「いいじゃないか!減るもんじゃないぜ?むしろ増える!」
男「増えるのはお前の胸だけじゃねーか」
女「夢だって増えるさ」
男「まず頭の中身を増やしなさい」
女「ちぇ~っ…」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 22:44:55.32 ID:I5ds1zZjO
女「生活には困ってないだろう?」
男「まぁな、論文書いただけでガッポリ貰えたし。本の印税もたんまり貰った」
女「やれやれ、10代のやることとは思えないよ」
男「だってお前は半分ニートだし」
女「む」
女「私だって体を売ったりして金は稼いでいるんだぜ」
男「体売るとは聞き捨てならねーな」
女「あぁそうなんだ、とくに肝臓が美味いとなかなか好評でな」
男「あー、内心ホッとしたけど、なんにせよその世界から足洗おうか」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 22:45:41.62 ID:Eqgur1jP0
④
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 22:52:23.14 ID:I5ds1zZjO
自宅
女「今日は風呂に入ってもいいだろう?」
男「うん、でもまだ時間早いからちょっと待ってくれないか」
女「何を言っている。クラス田中君と春野さんの所はこの時間にはもう湯船に浸かっているらしいぜ」
男「よそはよそ!ウチはウチ!」
女「月並みの言葉だな」
男「お前の美味しい料理食ってからにしたい」
女「そ、それならまぁ…な。た、確かに、私たちには私たちのスタイルがあるしな。うん」
女「いや勘違いしないでくれよ、決して料理に力を入れようとか考えてるわけじゃないからな」
男「はいはい」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 22:59:52.73 ID:I5ds1zZjO
風呂
女「ふぅ…久々の風呂だ」
男「たった1日おきだけどな」
男「あぁ待て待て、ほれ、こっち来い洗ってやるから」
女「今日はアンタが先に私を洗うのか。珍しいな」
男「『今日は』ってなんだよ!いつも俺が先洗ってるじゃん!」
女「はぁ、やれやれ」
女「…っ…!おっと、今私の胸さり気なく揉んだろう?」
女「そしてアンタは次に『もっとボインを洗いたいな』と思う」
女「そして…」
男「間違ってもあの整形外科のポスターの顧客にはならないからな」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 23:06:14.20 ID:I5ds1zZjO
女「~~♪」ゴシゴシ
男「いたっ痛い痛い!それタワシだよな!?」
女「…あ…」
女「…~♪」ゴシゴシゴシ
男「痛いって、だから!痛い痛い痛い!!」
女「なぁに、ほれ、こうやって身体同士擦り合わせれば」
男「うーん、お前、小さいな」
女「む」
女「そうだろう、だからあのポスターの」
男「俺は小さい方が好きだわ」
女「ふ、ならその言葉に免じて今日は許してやるよ」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 23:08:00.84 ID:78zd8Ddw0
髪の毛抜かなくても千切れた腕から・・・
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 23:11:57.79 ID:I5ds1zZjO
風呂上がり
女「そうだ、今日はスイカを買ってきたぜ」
男「おぉ、いいねぇ」
女「切るから待っててくれ」
男「スイカか、今年になって初めて食うな」
女「ム、固いな」ググッ
男「俺やろうか?片腕じゃ流石にキツいだろ」
女「大丈夫だ、私の右足の力をなめないでくれよ」グッグッ
男「え?右足?」
ザクッ
女「切れたぞ、スイカ」
男「またファンタスティックな切り方やってたのか。まぁ無事でよかった」
女「はは、スイカは切れたさ」
女「私の左手首と一緒にな」
男「…はぁ~………」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 23:16:10.09 ID:I5ds1zZjO
男「お前どうすんだよ」
女「いやぁ…はっはっは」
男「笑いごとじゃねーよ!お前左手も使えなくなったじゃねーか…」
男「あ、でもまだ切り立てだから再利用は十分にできるかも」
女「それが、さっき生ゴミと一緒に廃棄したところだぜ」
男「ああもう!!今からコンビニ行ってくるからコンビニのでしばらく我慢しろ」
女「ふぅっ…まぁ及第点だな」
男「俺にとっては理不尽極まりない話だわ」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 23:19:17.45 ID:4zB+AoSU0
どうなっとるんや・・・
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 23:23:24.52 ID:I5ds1zZjO
男「ほれ、買って来たぞ」
女「わざわざすまないな。はは、まだ血が止まらないぜ。見てくれよ、この綺麗な切り口を」
男「へいへい」ガサガサ
男「ほら、500というウルトラ級の安物だが我慢しろ」
女「ふっ」
男「なんで『まったく、仕方ないなぁ』みたいな顔してんだよ」
男「まぁこれは応急処置というか、インスタントものだからな、長くは持たないぞ」
女「やはり私はアンタの作る部位がなければやっていけない」
女「私がアンタに惚れたのはもっと別のところだけどな」
男「はいはい。簡易接着剤で…と。はい、調子はどうだ」
女「親指しか曲がらん」
男「所詮コンビニだ我慢しろ」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 23:26:38.56 ID:I5ds1zZjO
朝
女「おぉ、見てくれ!」
男「なんだなんだ朝っぱらから」
女「右腕が半分出来ているぜ」
男「おぉ、早いもんだな。こりゃ予想以上に早くお前の右腕復活するかもな」
女「ふふっあと少しの辛抱だ。このコンビニの左手で」ポロッ
ボト
女「…あ…」
男「…」
女「…」
男「ま、所詮コンビニだからな」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 23:32:02.35 ID:IEvCfsDS0
いいな
なんか分からんがなんかいいな
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 23:32:08.09 ID:I5ds1zZjO
学校
女「ペンを貸してくれ」
男「ほれ」
女「これ、私にくれないか?」
男「え?あぁ、別にいいけど」
女「よし口で書ふ」パクッ
女「ん~…」カリカリカリ
男「はいはい、遠まわしに俺に書けって言ってんでしょー!わかりましたぁー!」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 23:38:38.91 ID:I5ds1zZjO
昼休み
男「ほれ、あーん」
女「あーん」パクッ
女「うん、美味い。アンタも料理なかなかできるじゃないか。驚いたぜ」
男「お前ほどではないけどな」
女「しかし、手が使えないというのもあながち悪いことばかりではないな」
女「アンタに『あーん』してもらえるからな」
男「そーだねーすごいねー」
女「私も腕が直り次第やりたいものだ」
女「だから、私の腕が直った暁にはだなぁ」
女「アンタの両手切り落としていいか?」
男「ダメに決まってんだろ何言ってんだ」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 23:44:29.98 ID:I5ds1zZjO
帰り道
女「……」ジー
男「…」
女「……」キラキラキラ
男「そんなにあの整形外科いきたいのか」
女「あたり前だ。女の夢だぞ」
男「仕方ねーな。行くぞ」
女「おぉ!恩に着るぜ!」
「いらっしゃいませー」
女「…」キラキラキラキラ
男「あ、左手首からのスペアのつけかえお願いします。血液型はOね。…あ、いえ、胸の部位は結構です」
女「……」
女「泣いてもいいだろう?」
男「……ゴメン、悪ふざけが過ぎました」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 23:53:17.99 ID:I5ds1zZjO
休日
女「夕飯を買いにいくとしよう」
男「おう、行ってらっしゃい。新しい左手は?」
女「好調そのものだぜ?よく馴染んでるさ」
女「今日は気分がいい、ケーキも買ってくるぜ」
男「いいね、モンブランよろしく」
女「まかせろ、行ってくる」
ガチャ…バタンッ…
男「おぉ、明日頃には右腕の癒着ができそうだな」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/01(月) 23:57:13.92 ID:I5ds1zZjO
prrrrr
男「はい」ガチャ
女「私だ」
男「おう、どうした」
女「すまない、ケーキがグチャグチャになってしまった」
男「お前またなにかやらかしたのか」
女「はは、なぁに、ガタイのいい野郎共に路地裏につれていかれ」
女「暴行を受けたまでだ」
男「お、おい…」
女「すまないな、せっかく買ったケーキが…」
男「すぐそっちに行く!!」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/02(火) 00:04:21.50 ID:ZR85tWWpO
路地裏
男「おい!どこだー!?」
女「…ここだ」
男「お前暴行を受けたってつまり…」
女「あぁ、強姦だ」
男「…あれ?お前の、上半身だけじゃねぇか」
女「あぁ、汚された感が半端じゃなかったので、奴らが去った後、そばに落ちてたノコギリで汚された下半身を捨てた。アンタ以外とまぐわるのは嫌だからだぜ?」
男「おぉ…お前はつくづく大物だよ…そしてお前機転が効くな!そういうところ、大好きだぜ」
女「ふふっ、だがしかし、下半身の培養は時間がかかるだろう?」
男「そんなこともあろうかと、俺は前にスペアを作ってたんだ!もちろん処女仕様だ」
女「おぉっ!流石、準備がいいな!やはりアンタは私の最高のパートナーだ!」
男「そうと決まれば早速着けにいくか」
女「あぁ!」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/02(火) 00:10:23.06 ID:ZR85tWWpO
翌日
男「ほれ、熟成させた下半身だ、癒着も一晩で完了だ」
女「ふむ、なるほど昨日までの使い心地とまったく違和感がない」
男「それから、右腕もつけたぞ。こっちはまだ癒着しきってないから派手に動かすんじゃないぞ」
女「肝に銘じておこう」
男「よしっ!これで一通り、終わったな!」
女「いやまだだ」
男「え?」
女「まだ胸が残ってるぜ」
男「はいはいわかりましたよー」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/02(火) 00:15:38.65 ID:ZR85tWWpO
女「ほれ、今の胸だ」ポロン
男「ふむ」
女「はは、改めて見られると気恥ずかしいものだな」
男「もう何千回何万回と見たわ」
男「どんな胸にして欲しいんだ」
女「アンタ好みの胸にしてほしい」
男「丸投げかよ…」
女「丸投げなんかじゃないぜ。私はアンタに気に入られたいから胸を変えたかったんだ」
男「…じゃ、今が一番いいや」
女「む?」
男「この胸は天然だろ?俺には作れない奇跡の産物だ。だから俺はこの胸が一番好きなのさ」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/02(火) 00:19:01.53 ID:ZR85tWWpO
女「…ふむ」
男「今が一番だ。嘘じゃないぞ?」
女「…まだ、もう一カ所、癒着していないところを思いだした。思えば今までただの一度も癒着していなかった」
男「え?本当に?」
女「あぁ、それはな」
チュッ
女「私とアンタの唇だ。この処方に免許はいらないだろう?」ニコッ
男「こりゃ一本とられたわ」
おわり
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/02(火) 00:23:00.40 ID:nQ6faJcZ0
ちょうど良い乙
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/02(火) 00:32:05.22 ID:5Q6olDq80
乙
近年希に見る良SSスレに出会えた気がするぜ
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/02(火) 00:33:47.02 ID:JEVXR+oL0
面白かった。乙
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/02(火) 00:34:08.68 ID:qrTa0Wt70
乙
秀作
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/02(火) 00:38:34.55 ID:ARKX4HQB0
乙
シュールでよかった
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/02(火) 00:39:47.03 ID:/OLXW4vV0
乙
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