23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 22:36:31.12 ID:vAVO3xKmO
唯「あずにゃんって泳げないんでしょ?」
梓「そんなことないですよ」
唯「合宿でも波打ち際でしか遊んでなかったしね」
梓「皆さんにつきあってたせいです」
唯「浮き輪にのってたらしいじゃん」
梓「ちょっとかわいこぶってみただけです」
唯「あずにゃん、さっきからどうして目をそらすの?」
梓「目を泳がせてるんです」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 22:42:01.03 ID:vAVO3xKmO
唯「あずにゃん、プール行こうよ」
梓「ダメです、夏休みの宿題残ってるんです」
唯「仕方ないや、澪ちゃんと行こう」
梓「ダメです。私の目の届く範囲にいてください」
唯「じゃあプール行けないじゃん」
梓「プールなんか行かなくたって死にません」
唯「あずにゃん、やっぱり泳げないでしょ」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 22:44:33.11 ID:vAVO3xKmO
梓「お盆すぎたらプール入っちゃいけない。昔から言われてることです」
唯「お隣のおばあちゃんは、海って言ってたよ」
梓「あとプールの水って汚いんですよ。垢とかおしっことか」
唯「今時プールでおしっこする人なんていないよ~」
梓「えっ」
唯「え」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 22:47:14.29 ID:vAVO3xKmO
唯「……ねえあずにゃん」
梓「なんですか」
唯「もしかして、お風呂でおしっこしたりしてる?」
梓「さ、さてさて。練習しましょう」
唯「合宿のお風呂とか」
梓「きみをみてるとーいつもはーとどきどきー」
唯「帰ってシャワー小一時間浴びてくる」
梓「なんでですか?」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 22:50:21.73 ID:vAVO3xKmO
唯「あずにゃんのおしっこ風呂なんて最低だよ。お粗末だよ」
梓「私は気にしませんよ」
唯「私は気にしてるよ」
梓「そんなに私のおしっこ、イヤですか?」
唯「目を潤ませてもダメだよ。りっちゃんたちが聞いたらなんていうか」
梓「律先輩たちもお風呂でおしっこしてましたよ」
唯「おええええええええ」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 22:51:15.56 ID:8dra5stg0
ゴクゴク
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 22:52:48.37 ID:vAVO3xKmO
梓「もうダメです。唯先輩は律先輩と澪先輩とムギ先輩のおしっこに汚染されてるんです」
唯「みんな死んじゃえばいいのに」
梓「私のおしっこで浄化したから平気ですよ」
唯「慰めにもなってないよ」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 22:54:58.21 ID:vAVO3xKmO
唯「ただいま」
憂「お帰りなさい。早かったね」
唯「軽音部を退部してきたからね」
憂「そっか。お姉ちゃん、お風呂にする?ご飯にする?それともわ・た・」
唯「お風呂」
憂「……くすん」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 22:57:49.83 ID:vAVO3xKmO
唯「やっぱりうちのお風呂っていいなあ。いい香りがするねえ」
憂「私が先に入ったんだよ」
唯「なにか入れたの?レモンみたいな香りがするけど」
憂「中でおしっこしたからね」
唯「げろげろげろげろげろ」
憂「わあっ、お姉ちゃんマーライオンのまねが上手だね」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 22:59:23.64 ID:8dra5stg0
退部の件軽くスルーかいなwww
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 23:01:46.35 ID:vAVO3xKmO
和「あら唯」
唯「和ちゃーん、おうち泊めてー」
和「いいわよ。久しぶりね、唯がお泊まりなんて」
唯「和ちゃんのおうちって退廃的な雰囲気漂ってて好きだよ」
和「そうなんだ。じゃあとりあえずお風呂にしましょう」
唯「ちょっと待った」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 23:03:54.51 ID:vAVO3xKmO
和「なにかしら」
唯「和ちゃん、お風呂におしっこしたりしないよね」
和「そんなことするわけないでしょ」
唯「ですよねー」
和「ザリ太やザリ子やザリ次郎がかわいそうじゃない」
唯「え」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 23:06:33.20 ID:vAVO3xKmO
唯「和ちゃん家のお風呂って、前時代的だよね」
和「そうかしら。どうぞ」
唯「わあっ、ザリガニでいっぱいだね」
和「唯がたくさん放したおかげで、ザリガニに目覚めたのよ」
唯「じゃあ和ちゃん、お風呂どうしてるの?」
和「入るわけないでしょ」
唯「え」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 23:08:55.04 ID:vAVO3xKmO
和「かわりにこのタライを使ってるのよ」
唯「すごい、底がぬるぬるしてる」
和「我が家のエキスね」
唯「吐き気もよおしてきたよ。シャンプーどうしてるの?」
和「なにそれおいしいの?」
唯「真鍋さん、さようなら」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 23:11:39.70 ID:vAVO3xKmO
唯「気がついたら部室に来てた」
唯「はあ、みんな頭がおかしいよ」
唯「ねえ、トンちゃん。お風呂って体を清めるものだよね?」
唯「……お風呂入らないトンちゃんにはわかんないか」
唯「……あ」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 23:16:18.82 ID:vAVO3xKmO
その瞬間、平沢唯は悟った。
そう、トンちゃんは自らの排泄物に汚染された水中で平然と泳いでいるのだ。
考えてみれば、真鍋家のザリガニたちもそうだ。
目から鱗、とはまさにこのことだ。
お風呂におしっこ。これはすべての生き物に与えられた特権・宇宙の真理なのだ。
唯「トンちゃん……ありがとう」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 23:19:04.12 ID:vAVO3xKmO
一年後……
律「去年の今頃、唯が退部しかけたんだよなあ」
紬「戻ってきてくれて、本当によかったわ」
唯「へへ、悟りを開いたんだ」
梓「こうしてまた唯先輩と合宿に来れて嬉しいです」
澪「さあ、そろそろお風呂にしよう」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 23:21:14.21 ID:imXn6yKjI
にょうに続きが気になるな
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 23:21:20.81 ID:vAVO3xKmO
梓「気持ちいいですね」
律「あっ私おしっこしちゃった」
紬「無礼講、無礼講」
澪「あっ私も」
梓「私もです」
唯(みんながんばってる……私も!)
唯「ふんす!」
ブリブリブリブリブリヂストン!
澪律紬「ぎゃああああああああ」
梓「ごくごく」
おわり
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 23:22:42.28 ID:cEnEpw6E0
乙にゃん!
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 23:22:48.47 ID:imXn6yKjI
初めてSSのオチが読めた
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 23:26:00.57 ID:3EOnDecV0
乙
正直その発想は無かった
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 23:27:58.64 ID:vAVO3xKmO
このSSを糞と笑う君
君の休日はこのSSより充実したものだったかな?
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/03/21(月) 23:29:09.69 ID:sASjwjvN0
バタフライはどこいった
でも乙
春の風のようにさわやかなSSでしたね!
おいしいオシッコ 56人127発 4時間永久保存版 【PSD-205】 【DVD】
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ここまでうざいSS作者は初めて見た
タイトルの読み上げがあずにゃんも珍しいし、
しかも泳げなさそうとは猫々しいと思いきやこの展開。