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ハート「チェイス、そこのめんつゆを取ってくれ」 【仮面ライダードライブSS】

2017/08/18 20:34 | CM(0) | その他 仮面ライダー SS
1 ◆Dm8ArSIo3MOQ [saga]:2017/08/18(金) 00:23:12.77 ID:qCF4yHJy0
チェイス「つゆは今作っている。そこにあるのはポン酢だ」

ハート「おお、すまない。どうにも待ちきれないようだ」

チェイス「気が早すぎる。そうめんは夕飯だろう。まだ昼だぞ」

ハート「なぁチェイス。やはり外で流しそうめんとやらをやってみないか?」

チェイス「実際にやるとなると場所も取る上に面倒なだけだぞ、あんなものは」

ハート「あんなもの?チェイス、お前まさか……!」

チェイス「この前特状課でな」

ハート「何故俺達を呼ばないんだ!」

チェイス「どこの世界に敵対怪人を招き入れる警察がいるのだ」

チェイス(…実際招待しても何の問題もなさそうだがな)

ブレン「ハート、まだ駄々をこねているのですか?だからそこまで仰るのならヤマダ電機で流しそうめんマシーンを買ってくると」

ハート「ブレン違うんだ、それは違うんだ。何て言えばいいんだ…そういった機械でやるものとは、こう…」

チェイス「風情、か?」

ハート「そうそう、それそれ」

ブレン「実際竹に水とそうめんを流すだけじゃないですか。それなら普通に食べましょうよ。普通に」

ハート「むぅ…」

ブレン「来週幻夢コーポレーションが一般参加OKの流しそうめん大会をやるそうですから。今日のところは普通に食べましょう?」

ハート「それは本当か!?」

ブレン「仮面ライダークロニクルを購入したユーザーは無料参加らしいですよ。まぁ私はバイトということで関係者枠で参加出来ますし」

ハート「おぉ…それは心が躍るな!是非頼むぞブレン!」

チェイス「テレビで見た流しそうめんに、ここまで食いつくとはな」


ガチャッ


メディック「あっついですわぁ……ただいま戻りましたハート様ぁ…」

ハート「おお、おかえりメディック。大変だっただろう。今冷たい麦茶を持ってくるからな」

メディック「お心遣いが染み入りますわぁ」

ブレン「おかえりなさい扇風機。無事に直りましたか?」

メディック「絶版にしますわよ緑眼鏡」

チェイス「冷蔵庫にタオルを冷やしておいてある。まずは体を拭くといい」スタスタ

メディック「助かりますわぁ……ああ、もう。どうしてこんな毎日毎日暑いのかしら」フキフキ

ブレン「ちょっ!私で拭かないでくださいよ!!」






注・グロンギ達のゲゲルが桃鉄なぐらい平和です

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1502983392




2 ◆Dm8ArSIo3MOQ [saga]:2017/08/18(金) 00:24:57.08 ID:qCF4yHJy0
ハート「こう連日暑いと堪えられんな。大量に作り置きした麦茶もあっという間になくなりそうだ」

チェイス「飲みすぎだ。後でまた作っておこう」

ブレン「この国の夏ってただ暑いだけじゃなくてこう、じっとりとして纏わりつくようでねばっこい暑さですよね」

メディック「湿度の問題らしいですわね。実際南国から来た外国人でも日本の夏でダウンするそうですし」

ハート「それにしても…ロイミュードは汗をかかない筈じゃなかったのか?」

ブレン「その筈ですが…もうダックダクですよね」フキフキ

メディック「どうせあの性根の捻くれきった蛮野の事ですわ、一定以上の温度に対してのみ発汗するシステムでも取り付けてあるのでは?」

ハート「ハハッ、奴ならやりかねんな」

チェイス「ハート、お前は普段デッドゾーンでもっと熱くなっているだろう。それでも夏はやはり暑いのか?」

ハート「チェイス…その理屈だと冷え症だったらいくら凍えても平気という事になるぞ?」

メディック「毒ばらまいてるブレンだって一人前に食あたりでお腹壊したりしますものねぇ」

ブレン「そういう貴女だってちょっと指切った程度ですぐ治癒能力使うじゃないですか!」

チェイス「…せちがらいな」

ハート「どれ、扇風機は……おお、ちゃんと動くぞ!」

ブレン「嗚呼…助かりました。まさかこの猛暑日にエアコンに続いて扇風機までイッテイーヨしてしまうなんて思いもしませんでしたね」

チェイス「エアコンは流石に修理に時間がかかるそうだが」

ハート「危うくロイミュード幹部が揃いも揃って暑さに倒れるところだったな」

メディック「はぁ…涼しいですわぁ」

ブレン「ちょっと退きなさいメディック。風が全然こっちに来ないじゃないですか」

メディック「誰がこの暑い中電器屋まで持っていって持って帰ってきたと思っているのかしら」

ブレン「ジャンケンで負けただけでしょうが!」

チェイス「そんなに暑いのなら冷やしてやろう」 チューン ロードウィンター

ブレン「おやめなさい。それは生命活動まで凍結してしまいそうです」

ハート「だが扇風機だけではどうにも力不足だな…やはりエアコンが無いと辛いな」

チェイス「お前はまず、そのいかにも暑苦しいコートを脱げばいいだろう」

ブレン「そうですよ。この季節その格好で外を歩いているだけで悪目立ちしますからね」

ハート「いや、だがしかし…これを脱いだら俺の個性が」

チェイス「個性を煮詰めたような男が何を言っているのだ」

メディック「そういう貴方は設定を煮詰めたような男ですわね」



3 ◆Dm8ArSIo3MOQ [saga]:2017/08/18(金) 00:27:31.13 ID:qCF4yHJy0
イショウコウカーン


ハート「むぅ…どうにも落ち着かないな」

ブレン「おお、似合っているじゃありませんか。流石ハート。何を着せてもよく映える」

ハート「そうか?確かにこれは涼しくて良いな。何と言ったか……ジンバーだったか?」

チェイス「甚兵衛だ。ソニックアローは無いぞ」

メディック「とってもお似合いですわハート様!」カシャカシャ

ハート「ありがとうメディック。たださっきからフラッシュが目に痛い」

チェイス「ハートは体格が良いからな。これでタオルでも頭に巻いたらもっと似合いそうだ」

ブレン「おやめなさい。ラーメン屋の店主になってしまいます」

ハート「ハハッ、確かに商店街のラーメン屋の店主もこんな格好だったな」

メディック「なんだかラーメン食べたくなってきましたわ」

ハート「昼食に冷やし茶漬けを食べたばかりだろう。…だが確かに若干小腹が空いてきたな」

チェイス「我慢しろ。今からラーメンを食べてしまったら夕飯のそうめんと麺が被ってしまうだろう」

ブレン「戸棚にこの前買ってきたお菓子がありますよ。今用意しますから」

メディック「お茶もお願いしますわー。アイスミルクティーでいいですわよ」

ブレン「リプ〇ンで我慢なさい!」

ハート「しかし本当に夕飯まで待ちきれんな…どうする?またいつものようにゲームでもするか?」

メディック「構いませんわ」

ブレン「んー、私若干最近モン〇ンに飽きてきてるんですよねぇ」

メディック「なら貴方1人仮面ライダークロニクルやってなさいな」

ブレン「嫌ですよあんなクソゲー!」

チェイス(ふむ…つゆの下拵えはこんなところか)ズズッ






紘汰「暑っちぃ~…なぁ戒斗ぉ。エアコンつけようぜエアコン」

戒斗「軟弱な奴め。すぐそうやって安易な手段に走ろうとするな!」

紘汰「とか言いながらお前も汗だくじゃねえかよ……おっ、こうすると涼しいな」ジィーッ

戒斗「クラックを開けるな!おい、向こう側でインベスに扇がせるな葛葉ァ!」



4 ◆Dm8ArSIo3MOQ [saga]:2017/08/18(金) 00:34:12.23 ID:qCF4yHJy0
ドドーン ドーン ヘーイ! フフーン!



ハート「おお、こんな近くで祭りがやっていたのか!気づかなかったぞ」

ブレン「近所の芸能事務所が主催しているようですね。えっと、何と言いましたっけ…76…753…?」

チェイス「346だ」

メディック「ハート様ハート様!りんご飴ですわ!」

チェイス「お前達、あくまで夕飯までの時間潰しに来たことを忘れるな」

ハート「ハハッ、もちろん分かっているさ」

メディック「ひんふぁいふぉふひょうふぇふふぁ」モグモグ

ブレン「貴女早速どれだけ買ったんですか!」

チェイス「何も買うな、などと言うつもりは無いがくれぐれも食べ過ぎて夕食に支障が出ないようにしておけ」

ハート「ああ、肝に銘じておこう。さて、まずはどこから攻める?ここは定番の焼きそばか?たこ焼きか?」

メディック「向こうにお好み焼きもありますわハート様!」

ブレン「食べ物以外にも色々とありますね。ヨーヨー釣りに金魚すくいにお面…なんで仮面ライダーのお面ばかりあるのでしょうね」

チェイス「夕飯時までまだまだ時間はある。ゆっくり見て回るのが夏祭りの醍醐味ではないのか」

ハート「そうだな。折角だ、惣菜代わりに何か買って帰るのも良いな」

メディック「あ、イカ焼きありますわハート様!」

ブレン「この真夏に白スーツでイカ焼いていますね、あのご老人…」

チェイス「ザリガニにカニにコウモリにマンモス…何なのだ、あっちの屋台は」

ハート「どれ、やはりまずは定番中の定番たこ焼きだろう。すまない、4皿貰えるか」

アラン「1600円だ」

ジャベル「メンチカツは如何かな」

チェイス「どういう組み合わせだ」

御成「おにぎりもありますぞ?」

チェイス「だからどういう組み合わせだ」



5 ◆Dm8ArSIo3MOQ [saga]:2017/08/18(金) 00:37:40.90 ID:qCF4yHJy0
ハート「これがあの噂のわたあめという食べ物か。食感がまるで無いのが気になるが、甘くて美味いな」

チェイス「材料はザラメだけだからな。要は綿の形をした砂糖の塊だ」

ブレン「気を付けても口と手がベタベタになりますね。えっとハンカチ、ハンカチ…」

メディック「今使ってますわ」フキフキ

ブレン「せめて一言断りなさい!」

メディック「では貴方で拭きますわ」

ブレン「一言あれば良いってものじゃないでしょうが!」

ハート「おお、見ろチェイス。ベビーカステラが売ってるぞ!」

チェイス「リンゴ飴にわたあめと来てまだ甘味に走るのか」

ブレン「おや、良い匂いがしますね。香ばしくて芳醇で豊かな…」

メディック「向こうで甘栗が売ってますわ。あれの匂いではなくて?」

ハート「甘栗か、そっも捨てがたいな」

チェイス「両方買えばいいだろう」

ハート「ハハッ、それもそうだな。ブレン、メディック。すまないがベビーカステラを買ってきてくれ」

ブレン「仰せのままに」

メディック「一番大きいの貰ってきますわ!」

チェイス「はしゃいでいるな」モグモグ

ハート「無理もないさ。俺達にとっては祭りなど初めての体験だからな」

チェイス「心が躍る、か?」

ハート「まさしくだ。すまない、甘栗を4袋貰えるか」

店員「1200円ダヨー」






北岡「…どうよ!これなら文句ないでしょ」

吾郎「先生、ここが欠けてます」

北岡「それぐらい大目に見てよ。え、駄目なの?」

吾郎「そういうものなんです」





戒斗「どうした葛葉。よそ見をしているとたこ焼きを落とすぞ」

紘汰「いや、向こうの型抜き屋にマスターに凄ぇソックリな人がいてさ。見てみろよビックリするぞ?」

戒斗「フン、何を馬鹿馬鹿しい……うぉ!?」



7 ◆Dm8ArSIo3MOQ [saga]:2017/08/18(金) 00:48:31.25 ID:qCF4yHJy0
ブレン「ふっくらとしたカステラの、この優しい甘さといったらもう…」

ハート「甘栗もホクホクで美味いぞ」

メディック「いちいち皮を剥かないといけないのが面倒ですわね」

ハート「そのひと手間の先に、この美味さがあるんだ。風情じゃないか」

チェイス「お前たちは食文化にばかり精通していくな」

ブレン「一番人間の食文化に精通しているのは貴方でしょうが」

メディック「ブレン、さっき買ってきた焼きもろこし出しなさい」

ブレン「ちょっと待ちなさい。そもそもどうして買ったものを全部私に持たせるのですか!」

チェイス「しかし…」

ハート「うん?どうしたチェイス。俺の顔に何かついているか?」

チェイス「祭りにその服は恐ろしく似合うな」

ハート「まったくだ。とは言え人間達が着ているものは少し違うようだがな」

ブレン「あれは浴衣です。ハートが着ているのは甚兵衛。似ていますが別物ですよ」

メディック「私も浴衣というものを着てみたかったですわ」

チェイス「トルネードに連絡してみればいいだろう」

メディック「嫌ですわ、あの人無駄に濃ゆいんですもの」

ハート「俺達ロイミュードは個性的な連中の集まりだからなぁ」

チェイス「まず製作者から個性的だからな」

ハート「やめろチェイス!それは思っていても言ってはいけない!」

チェイス「すまん」

メディック「心底不愉快にさせた罰ですわ。かき氷奢りなさいな」

ブレン「おお、いいですね。練乳付きで頼みますよチェイス」

チェイス「俺の、貴重な、小遣いが」





伊達「よっ後藤ちゃん。買ってってよ」

後藤「伊達さん?こんなところで何をしてるんですか」

伊達「見りゃ分かるでしょ出店だよ出店。お仕事お仕事。いやぁ~全っ然売れなくてさ」

後藤「真夏におでんなんて誰も買わないに決まってるでしょう」



8 ◆Dm8ArSIo3MOQ [saga]:2017/08/18(金) 00:57:51.47 ID:qCF4yHJy0
ハート「やはり夏と言えばコレだな。…うっ!」

ブレン「ガツガツしすぎですよハート。キーンって来たんですねキーンって」

メディック「そう言えばかき氷のシロップって染料と香料以外どれも同じだって聞いたのですけれど」

チェイス「こういった出店で出すかき氷は大体がそうだな。だが専門店などでは果実からシロップを作っている」

ブレン「あ、テレビで見たことあるますよ。まるで出来立てのジャムのような煌びやかで艶やかで滑らかなイチゴのシロップ…」

ハート「そう言われると是非ともその本格的なかき氷も食べてみたくなるな。…んぐっ!」

チェイス「だからお前はがっつきすぎだ」

メディック「キーンってしたのですね、キーンって」

ブレン「そう言えばイチゴで思い出しましたけど、さっき向こうのほうでイチゴのパスタを売っている出店がありましたよ」

ハート「イチゴの、パスタだと?…どうなんだチェイス」

チェイス「あまりお勧めする気にはならん組み合わせだな」

ブレン「他にもドーナツの屋台とかパンの屋台とか…一風変わったエリアでしたね」

メディック「香ばしくて美味しそうだったので焼きまんじゅう買ってしまいましたわ」

ハート「人間達にも個性的な奴がいるものだな。そういった所はロイミュードも人も違いは無いか」

ブレン「ハート、空になったものは捨ててきますから渡してください」

ハート「おお、すまないなブレン」

メディック「パックと瓶とブレンはきちんと分別しなさいねー」

ブレン「サラッと私までゴミ扱いしないでください腹黒!」

ハート「おお!見ろチェイス向こうで牛串が売っているぞ!」

チェイス「夕飯前にガッツリ行き過ぎだ」






剛「あれっ?ここ祭りやってんのか。通りで道混んでた訳だわ」

剛「おーおー、活気があっていいねぇ。いかにも夏祭り!って感じだわ」

剛「ちょっと寄ってくかな。…何なんだよ、駐輪スペースに並ぶ個性溢れるバイクの数々は」

爆走バイク「それ自分も入ってる?」



9 ◆Dm8ArSIo3MOQ [saga]:2017/08/18(金) 01:05:32.59 ID:qCF4yHJy0
ハート「お好み焼きにタコ焼きイヤ焼き…随分買い込んでしまったな」

ブレン「牛串だけでなく鮎の塩焼きまで手を出して…財布の紐が緩すぎますよハート」

メディック「デザートに大判焼きとりんご飴も買ってありますわ」

チェイス「よし、ではそろそろ帰るぞ。今から支度を始めれば丁度夕飯時になる」

ハート「もう帰ってしまうのか?」

チェイス「十分遊んだだろう」

ブレン「来年は是非とも浴衣を着て来たいものですね」

メディック「あら、ブレンの割に珍しく良い事を言いますわね」

ブレン「私はいつも常にいかなる時も良い事しか言いませんよ!」

ハート「そうだな。名残惜しくは感じるが、また来年みんなで来ればいいだけか」

チェイス「それにこれからの時期、あちこちでこういった祭りが催される。夏はこれからだぞハート」

ハート「おお、それは楽しみだな!」

メディック「お盆の頃にはもっと大規模なお祭りがありますしね」

ブレン「…ほどほどにしておきなさいね?」

ハート「何の話だ?」

チェイス「気にするな。知らないほうがいい事もある」







パラド「なぁ永夢!次はあっちの射的で勝負しようぜ!」

永夢「これで何度目だよ…。もう、誰ですかコイツ連れてきたの」

黎斗「案ずるな。私が保護者として同伴だ」

永夢「不安要素が不安要素連れてきてどうするんですか」

黎斗「そう遠慮するな。神の才能が必要なのだろう?」

パラド「なぁなぁ一緒に遊ぼうぜ永夢!なぁってば!」

永夢「パラド、あんまり騒がない」ハイパームテキ!

パラド「ゴメンナサイ」



10 ◆Dm8ArSIo3MOQ [saga]:2017/08/18(金) 01:08:32.18 ID:qCF4yHJy0
ハート「いやぁ、堪能してしまったな」

ブレン「色々と買い込んでしまいましたね」

チェイス「予定通り惣菜代わりに食卓に並べてしまえばいい。では、夕飯の支度に取り掛かる」

メディック「あ、ラムネ冷蔵庫に冷やしておきますわね」

ハート「チェイス。そうめんはすぐに出来上がるのか?」

チェイス「つゆや薬味は仕込んである。後は茹でるだけだ」

ハート「そうか。よしブレン。テーブルを片付けて食事の準備に取り掛かるぞ」

ブレン「仰せのままに」

チェイス「そうめんはたっぷりの湯で茹でるのが人間のルールだろう」チューン マックスフレア

メディック「チェイスー、このネギとか生姜が入っている小皿はもう持って行ってよろしくて?」

チェイス「頼む」

チェイス「言い忘れていたが、ラベルを張ってある方のピッチャーはめんつゆが入っている。間違えないように気を付けてくれ」

メディック「はぁい」

ハート「よし、お椀、箸。準備は整ったぞチェイス!」

チェイス「流石に気が早い」

ハート「むぅ…、ジーッとしていてもドーにもならん。何か手伝えることは無いか!」

チェイス「では、鍋が噴き零れそうになったらこのコップの水を入れてくれ」

ハート「ああ、任せておけ」

ブレン「さてと、屋台で買ってきたものもお皿に移してレンジで温め直しましょうか」

メディック「お好み焼きとたこ焼きは同じお皿で良いんじゃなくて?」

ブレン「ですね。ソース類はまとめてしまいましょう。洗い物が少なくなりますしね」






トドロキ「あれ、ザンキさんもう着替えたんスか?」

ザンキ「何の話だ」

トドロキ「えっ?さっきタキシード姿のザンキさんを見かけたんスけど…」





ラモン「あれ、次狼もう着替えたの?」

次狼「何の話だ」



11 ◆Dm8ArSIo3MOQ [saga]:2017/08/18(金) 01:18:20.57 ID:qCF4yHJy0
ハート「うおぉ!」ビクッ

チェイス「びっくり水にびっくりしてどうする」

ブレン「こちらの準備は大体出来ましたよ」

チェイス「後はこのそうめんを冷水で絞めて完成だ」

メディック「みかんの缶詰は入れませんの?」

チェイス「邪道だ」

ブレン「でも数本だけあるピンク色の麺は許容するんですね」

チェイス「そうめんとは、こういうものだ」

ハート「成程、深いな…」

チェイス「あと少しで出来上がる。お前達は向こうでマッテローヨ」

ハート「マッテルーヨ」

ブレン「ハヤクシテーヨ」

メディック「イッテイーヨ」グサッ

ブレン「痛っあ!!何で!?」






蛮野「諸君!我らが「科学者ライダーによる鍋の会」に有望なる新メンバーを向かい入れたぞ!」

笛木「私はライダーに当てはまるのか?」

戦極「まぁまぁ細かいことは気にしないで。それ言ったら蛮野も怪しいもんでしょ」

蛮野「さぁさぁ!遠慮せずに入りたまえ」

戦兎「はぁ…」

戦極「ようこそ。歓迎するよ、えーっと…ヒートトリガー君?」

戦兎「ビルドです」

笛木(風都で似たようなライダーを見かけたことがあるような…)



12 ◆Dm8ArSIo3MOQ [saga]:2017/08/18(金) 01:43:36.70 ID:qCF4yHJy0
魔進チェイサー「さぁ、出来たぞ」

メディック「どうして変身してるんですの」

魔進チェイサー「熱々の寸胴からそうめんをザルにあけ、手早く冷水で揉み洗いする必要があったのだ」

ブレン「鍋掴みぐらい面倒がるんじゃありませんよ」

ハート「しかし、これはまた…随分とたっぷり茹でたものだな」

チェイス「普段のお前達の食欲を考慮した結果だ」シュウウン

ブレン「まぁ、これくらいなら4人で全然いけると思いますけどね」

ハート「確かにな。ロイミュードは夏バテ知らずだしな」

メディック「あら、でもこの前フリーズは「こう暑い日ばかりだと水ようかんくらいしか喉に通らんよ」とぼやいておりましたわ」

ブレン「彼、もうただのご老人じゃないですか」

チェイス「後はつけ汁を持ってくるだけか」

ハート「うん?つゆも薬味もここにあるじゃあないか」

チェイス「いつ、つゆが1種類だと言った?」

ハート「っ!?チェイス…お前、まさか!」

チェイス「取ってくる」トテトテ

ブレン「おお、私めんつゆ以外でそうめん食べるのは初めてですよ」

メディック「私もですわ。ほんと、毎回言ってる気がしますけどウチに戻ってらっしゃらない?」

チェイス「俺はもう、人類の自由を守る戦士なのだ」

ブレン「もっぱら貴方が守っているのは私たちのお腹じゃないですか」

ハート「おお!これはまた多種多様な…心が躍るぞチェイス!」

チェイス「これで準備完了だ。さぁ、音頭をとれハート」

ハート「毎回俺じゃなくてもいいだろ?たまにはブレン、お前がやれよ」

メディック「器ではありませんわ」

ブレン「どうして貴女が答えるんですか!」

ハート「こらこら、食事前にじゃれるな。…まったく、仕方ないな」

ハート「まだまだこれからも猛暑が続くことだろうが、各自小まめな水分補給を怠らないよう。日差しが強い日は帽子の着用も心掛けるようにな」

メディック「はぁい」

ブレン「仰せのままに」

チェイス(後でポカリをピッチャーで作り置きしておいてやるとしよう)



13 ◆Dm8ArSIo3MOQ [saga]:2017/08/18(金) 01:45:53.76 ID:qCF4yHJy0
ハート「では、今日もしっかりと栄養を取り今後の活動に向けて英気を養うとしよう。頂きます!」

脳看「「いただきます(わー)」」

チェイス「タベテイーヨ」



ハート「…むぅ」ズルズル

ブレン「…ふむ」ズルズル

メディック「はふふふ」ズルズルズルズル

ハート「うん、やはり暑い日にはそうめんだな。食が進む」

ブレン「この喉越しとすっきりとした味わいとコシがまた…流石ですねチェイス」

チェイス「揖〇乃糸のポテンシャルだ」

メディック「あ、めんつゆ取ってくださらない?ちょっと薄いですわ」

ブレン「貴女は一度に取りすぎなんですよ。まったく…」

ハート「このめんつゆのさっぱりとした味わいがやはりいいな。どんどん食べられるぞ」ズルズル

ブレン「とは言え、流石に同じ味では飽きが来ますね。そろそろ薬味を使いましょうか」

チェイス「卸しショウガと茗荷の千切りにワサビ、紫蘇入り梅肉とネギを揃えてある」

ハート「種類も豊富で色鮮やかだな。嬉しいぞチェイス!」

メディック「では、私はショウガでいってみますわ」

ブレン「私はオーソドックスにネギですね」

メディック「あら、てっきり自分と同じ色のワサビを使うのかと」

ブレン「ならば貴女は黒ゴマでも入れるんですか!」

チェイス「ワサビは俺が使う。取ってくれ」

ハート「ほらチェイス」

チェイス「すまんな」

ハート「気にするな。代わりと言っては何だが俺はそこの梅肉を試したい。くれないか?」






紘汰「夏と言えばそうめんか…お中元とかで大量に貰って夏休み中そうめんばっかり、なんてのも今じゃ良い思い出だよな」

戒斗「…」

紘汰「あ、悪ぃ。戒斗の家って……あっピンクの麺あったぞ。やるよホラ」

戒斗「お前に憐れみを受けるほど落ちぶれてはいない」ズルズル

紘汰「食ってんじゃんかよ」



14 ◆Dm8ArSIo3MOQ [saga]:2017/08/18(金) 01:56:56.90 ID:qCF4yHJy0
ハート「おお…!薬味が加わることによってサッパリとした味わいに絶妙なアクセントがつくな」ズルズル

ブレン「同じ味が続くと飽きてしまいますしね。ネギを入れてから更にワサビも投下して、と…」

メディック「あっ!梅肉いけますわ!これ凄く食が進みますわチェイス!」チュルチュル

チェイス「他にも、こういうものもあるぞ」

ハート「ん?ぶつ切りにしたトマトに缶詰め…?オカズか?」

チェイス「これを、こうするのだ」ドボドボ

メディック「まぁ!めんつゆの中にトマトを?」

ブレン「あ、でも意外と美味しそうですよ?こっちの缶詰は…サバ缶ですか。まさか、こっちも…?」

チェイス「カキマゼール」ドボドボッ

ハート「ハハッ、随分豪快だな」

ブレン「成程、だから初めからつゆ用のお椀を複数用意しておいたのですね」

メディック「聞いたことない食べ方ですけれど興味を惹かれますわね…一口頂いても?」

チェイス「構わん」

メディック「はむ………あっ!コレいいですわ!トマトの酸味がめんつゆにすっごく合いますわハート様!」

ブレン「どれ、では私はサバ缶入りを拝借…」チュルッ

チェイス「構わん」

ブレン「美味っ!あ、これちょっとニンニク入ってますね?魚介の濃厚な味と相まってさながらつけ麺のような感覚ですよ!」

メディック「こっちもオリーブオイルを垂らしてますわね。さしずめこちらはイタリアン風かしら」

ハート「どちらも美味そうだな…くっ!俺は一体どっちにすれば…!」

チェイス「どうせ両方食べるのだろう」

ハート「当然だ」ズルズル

ハート「…っ!!!」パァァッ

ブレン「無言で超進化しないでくださいハート!」

メディック「ラトラーターじゃないんですからそうポンポン発光なさらないでください!」

チェイス(サバ缶入りに更にネギを投下だ。…益々つけ麺ぽくなったな)ズズーッ




15 ◆Dm8ArSIo3MOQ [saga]:2017/08/18(金) 01:59:04.25 ID:qCF4yHJy0
チェイス「他にも色々と用意してみた」ゴトッ

ハート「おおっ!この匂いは言わずと知れたアレだな!」

ブレン「カレー、ですか?そうめんに」

メディック「はむっ……あら、思ったより口当たりが軽くてそうめんと相性良いですわ」ズルズル

チェイス「鶏ガラスープにカレー粉を混ぜたものだ。レトルトカレーを出汁で伸ばすやり方もあるようだが」

ブレン「なるほど。これは確かにイケますね…カレーというよりカレースープといった感じですね」

ハート「これはまたガラリと系統が変わって食欲が刺激されるな」

チェイス「刺激されずともお前の食欲は常時フルスロットルだろう」

ブレン「ではこちらは…?おお、こっちは対照的にドロッドロですね」

メディック「ブレンの性根のようですわ」

ブレン「貴女にだけは言われたくありませんよ!」

ハート「この匂い、この色…これはカボチャか?チェイス」

チェイス「カボチャの味噌汁、カボチャ率マシマシだ」

ブレン「マシマシすぎでしょう。ポタージュじゃないですか、もう」チュルッ

ブレン「…っ!?」

メディック「トロトロに煮溶けたカボチャとお味噌の甘味、風味がまたそうめんに合いますわ!」ズルズルズル

ハート「この、熱々の汁にキンキンに冷えたそうめんをつけて食べる、というのもまた良いな!」

チェイス「カボチャの味噌汁もカレーも、暑い中でも食欲を促進してくれるものだ」

ハート「最初は茹で過ぎじゃあないかと思ったが、これでは逆だ。足りなくなりかねんぞチェイス!」

チェイス「屋台で買ってきた粉物もあるだろう」

ブレン「おっと、そっちもありましたね。忘れてましたよ」

メディック「あむっ…はふぅ…。ひんやり、さっぱりとしたそうめんの合間にコッテリとしたソースの味…堪りませんわぁ」

ハート「ホットプレートで作ったお好み焼きも絶品だったが、屋台で買うお好み焼きも悪くないな」モグモグ

ブレン「同じ食べ物でも屋台ごとに特色があったりするんですよね」

チェイス「ブレン、もう少しそちらをつめてくれ。じゃがバターを置くスペースがない」

ブレン「はいはい、これぐらいでよろしいですか?」

ハート「たこ焼き一つでも紅しょうがを記事に混ぜているもの、マヨネーズがかかっているもの、6色のカラフルなものと本当に人間達はずるいな…こんなにも身近に喜びが溢れていて」

メディック「あ、気を付けてくださいねハート様。そのたこ焼きロシアン式らしいですわ」

ブレン「なんでそんなものを買って……あ、いいです。何となく察しました」




17 ◆Dm8ArSIo3MOQ [saga]:2017/08/18(金) 02:38:06.33 ID:qCF4yHJy0
メディック「ぷはぁっ」

ハート「キンッキンに冷えたこのラムネがまた、何とも堪えられんな…!」

ブレン「一通り食べてしまいましたね…甘味に取り掛かりますか?」

ハート「そうだな。ではそろそろデザートにするとしよう」

チェイス「むっ、リンゴ飴が袋の中でベタベタになってしまっている」

メディック「大判焼きはレンジで温め直しますわね」

ブレン「レンジよりオーブンで表面をカリッと焼いたほうが美味しいのでは?」

メディック「あら、ブレンにしては中々良いアイディアですわね」

ブレン「貴女はいちいち私をコケにしないと喋れないのですか」

メディック「そうですわ」

ブレン「即答しましたよこの腹黒」

ハート「うぅむ…確かにベトベトになってしまったな、リンゴ飴。まぁコレはコレだ」ガジガジ

チェイス「用意しておいたデザートも持ってくるとしよう」

ハート「何っ?チェイス、お前最初から食後のデザートまで用意していたというのか!?」

チェイス「祭りに行くのは想定外だったからな。折角だ、少し待っていろ」

メディック「チェイスー。この大判焼きもオーブンお願いしますわー」

ブレン「冷蔵庫に入れてあるチョコバナナもお願いしますー」

ハート「お前たち、チェイスが台所に向かった途端に頼みすぎだ。ああ、ラムネのおかわりも頼む」

チェイス「少しは加減しろ、お前達」





紘汰「ふぅ~食った食った。ご馳走さん。こんな美味いそうめん初めてだったぜ」

戒斗「ボサッとしていないでさっさと食器を片付けろ。」

紘汰「へいへい…。…んで戒斗、そのチョコレートの噴水みたいなの何なんだ?」

戒斗「食後のデザートに決まっているだろう」



18 ◆Dm8ArSIo3MOQ [saga]:2017/08/18(金) 02:52:16.71 ID:qCF4yHJy0
ハート「はふっ、ほふほふ…!」

メディック「オーブンで焼いた大判焼き、大正解ですわね。お手柄ですわチェイス!」

ブレン「ははっ、発案者は当然のごとく無視ですか」

ハート「チェイス、そっちのフルーツポンチも頼む」

チェイス「熱々のものの直後によく冷たいデザートをいくな。腹を下しても知らんぞ」

ブレン「しかし、スイカを丸々器にするとか無駄に手が込んでますね…」

メディック「この一口サイズにボール型にくり抜いたスイカ、何だかツボですわぁ」モキュモキュ

ハート「このフルーツポンチ、ただのシロップでは無いな?これは…」

チェイス「三ツ矢サイダーだ」

ブレン「ああ、道理で。何か覚えのある味だと思いましたよ。意外と合うんですねぇ」

メディック「パイナップルにキウイに巨峰。器にしたスイカの果汁を含んだサイダーと合わさってスルスル口に入っていきますわ」

ハート「食べ終わったらこのスイカの器でスイカ割りでもするか」

チェイス「有効活用だな」

ブレン「ですが実際食べ終わったらどうします?録画してある異世界食堂でも一挙放送しますか?」

ハート「そうだな、どうするか…」


ドーン ドドーン ヘーイ!


メディック「あら、花火ですわ」

ハート「…そうだ、俺達も花火をやろうじゃないか」

メディック「いいですわね!ではブレン?」

ブレン「買ってこい、という意味合いですよね?打ち上げるつもりではありませんよね?」

チェイス「近所のコンビニで確か売っていた筈だ。買ってくるとしよう」

ハート「待てチェイス。折角だ、みんなで行こう」

メディック「丁度アイス食べたかった事ですし」

ブレン「本当によく食べますね…ああ、では少しお待ちください。ポイントカードが入っているサイフは確かこっちに…」ゴソゴソ



19 ◆Dm8ArSIo3MOQ [saga]:2017/08/18(金) 03:24:05.06 ID:qCF4yHJy0
ウィーン イラッシャイマセ ナーガ、エガオエガオ モーッ!!


ハート「おお、あったぞ花火だ」

メディック「アイス見てきますわね」トテトテ

ブレン「チェイス、カゴ使いますか?」

チェイス「そこまで量は買わないだろう」

メディック「コンビニのアイスって意外とクオリティ高いのあって侮れませんわよね」

ハート「惣菜やデザートも中々の水準だぞ。お、新作のプリンがあるじゃあないか」

ブレン「…チェイス」

チェイス「カゴを持ってくる」




ウィーン グラッツェ、マタノオコシヲ デンセツニナッチマウゼ ガルッ



メディック「日が暮れてもジットリと暑いですわね…」

ブレン「アイスが溶けてしまいます。早く帰りましょう」

チェイス「心配はいらない。買い物袋の中にロードウィンターを入れておいた」

ハート「便利なものだな、シフトカーというものは」

ブレン「我々のバイラルコアは基本3種類しかありませんしね」

メディック「それも特に目立つ個性もありませんものねぇ」

チェイス「進化すれば嫌でも個性爆発しているだろう」

ブレン「言っておきますけど貴方が一番にダントツでぶっちぎりで個性的なんですからね?」

ハート「しかし本当に蒸し暑いな…アジトの扇風機が恋しい、早く帰るぞお前達」

メディック「エアコン早く治らないかしら…もう、どうしてエアコン業者をコピーしたロイミュードがいないのかしら!」プンスカ

ブレン「理不尽にも程がありますよ」



20 ◆Dm8ArSIo3MOQ [saga]:2017/08/18(金) 03:53:18.28 ID:qCF4yHJy0

ハート「ブレン、アイスとプリンは?」

ブレン「冷蔵庫にちゃんと入れましたよ」

ハート「よし、では花火だ!メディック!」

メディック「お水を入れたバケツもバッチリですわ」

ハート「チェイス!ライターかチャッカマンは」

チェイス「火種はお前がいれば必要ないだろう」

ハート「…まぁ、いいだろう」

ハート「ご近所にも一声かけた事だ。では始めるぞお前達!」

剛「何を始めるって?」

チェイス「剛」

剛「よう機械人形ども。まーた何か悪だくみ……じゃねぇか。花火の体勢だコレ」

ブレン「おや、また当たり前のようにヒョッコリ顔を出しますね」

メディック「生憎ですけれど今日はチェイスは私達の方が先約ですわ」

剛「気持ちの悪い誤解すんなぁ!」

チェイス「すまん剛。また日を改めて遊んでやろう」

剛「オマエに構われたい訳じゃねぇよ!」

剛「あーっ!折角近所で祭りやってたから気まぐれに差し入れ恵んでやろうと思って来たのによぉ」

ハート「祭り?」

剛「そうだよ。ほら、向こうのナントカって芸能事務所の広場でやってるやつ。知らねぇのか?」

ブレン「いや、知らないも何も…」

剛「取り合えずテキトーにお好み焼きやらたこ焼きやら買ってきたんだけどよ」

剛「……って、何だよ。そのビッミョーなものを見るような目は」

メディック「何といいますか……ねぇ?」

剛「何が」

ブレン「貴方って時々空気を読みませんよねぇ」

剛「何が!」

ハート「タイミングの悪い奴、とは敢えて言わない」

剛「だから何が!」

チェイス「ついさっきその祭りで買って来たもので夕食を取ったところだ」

剛「」

ハート「タイミングの悪い奴、とは敢えて言わない」

剛「言ってるじゃねーか!」



21 ◆Dm8ArSIo3MOQ [saga]:2017/08/18(金) 04:14:21.30 ID:qCF4yHJy0
剛「って事は何か?コレ無駄か、無駄かよチクショウ!」

ブレン「まぁまぁ。ありがたく頂きますよ。明日のご飯にするとしましょう」

剛「クッソ!どうせ俺1人じゃ食い切れねぇからやるよ!」

メディック「生憎ご飯はもう食べてしまいましたけど、花火、やっていきます?アイスぐらいなら後で出しますわ」

剛「お気遣いどーも!」

チェイス「お前の分のパジャマと枕も確かあった筈だ。今日は泊まっていけ」

剛「マブダチかぁ!」

ハート「タイミングの悪い奴、とは敢えて」

剛「シツケーヨ!」

メディック「早速始めましょう?えっと、まずはこのロケット花火かしら」

剛「最初は手持ち花火とかからだろうがぁ!メインイベントを真っ先に着火しようとすんな!」

ブレン「貴方が来てくれると楽でいいですねぇ」

剛「ツッコミ一任すんなぁ!」

ハート「タイミングの」

剛「ハートぉ!!」

チェイス「世界で一番のドクターになってね」

剛「カメラマンですけどォ!?」






紘汰「なんかクラックの向こう側、すっげぇ楽しそうだな」

戒斗「こんな時間に騒々しい……おい、ザック達はどうした」

光実「向こうの方にパラシュート花火追いかけていったよ。あ、紘汰さんそろそろ打ち上げやりません?」

紘汰「お、いいなぁ。おーい貴虎!シャルモンのオッサン!こっちこいよ!」


サガラ「お前らなぁ、ここはリゾート地じゃないんだから…ってほら燃えてる!ヘルヘイム燃えてる!」



26 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/18(金) 06:38:39.45 ID:d/sWzvU80
メンツ違うけど将棋めしはこれと似たようなもんだな



27 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/18(金) 09:19:05.99 ID:ES12H4rA0
オツカーレ

バグスター飯。誰がチェイスポジである料理担当なんだ…



28 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/18(金) 09:51:43.33 ID:YYu4gTNuO
サガラww



30 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/18(金) 13:04:13.40 ID:Op/Gd8/Jo
オツカーレ
グロンギが桃鉄やってる二次創作あったなぁ



転載元

ハート「チェイス、そこのめんつゆを取ってくれ」 【仮面ライダードライブSS】

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1502983392/





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2017/08/18 20:34 | CM(0) | その他 仮面ライダー SS
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