582 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 19:28:35.85 ID:dwcn4XKCO
翌日の放課後!
律「いよいよ来たか……この時が!」
澪「まさかこんな長丁場の戦いになるとはな」
梓「あの時は思いませんでしたね」
唯「びっくりだね~」
紬「(わくわく)」ワクワク
澪「って唯が提案したんだろ!」
梓「それをまるで他人事のように……!」
唯「そうでした!」
律「まあしかし……今では感謝したいぐらいだよ、唯に」
澪「私もだ。おかげで色々見えてきたものがある」
梓「私もです。見た目と中身って一致する人としない人がいるってわかりました」
583 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 19:33:29.86 ID:dwcn4XKCO
律「ここまで来たらさ、悔いなくやろうぜ?」
澪「ああ。勿論だ」
梓「はい。頑張りましょう」
紬「こうやって友達の輪が広がって行くのね~」
唯「最初と何か主旨が変わってるけど頑張ろうっ!」
律「(お前が優勝だよ、澪)」バチバチ
澪「(優勝おめでとう律)」バチバチ
梓「(がんばって優勝してくださいよ先輩方)」
もはや意地である。
さわ子「呼んで来たわよ~」
和「こんなことだろうと思ったわ」
純「朝梓に聞きましたよ! また軽音部はこんな面白そうなイベントを!」
憂「気まずさ選手権?」
584 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 19:37:23.27 ID:dwcn4XKCO
律「ご苦労さわちゃん! お三方よく来てくださった! ささっ、こちらに」
律が三人を椅子に座らすとすかさずムギはお菓子とお茶を用意。
和「ありがとうムギ。大体の話はさわ子先生から聞いたけど」
純「ケーキうんまぁ~。こんなケーキが毎日食べられるなんて! 梓ぁ! 変わって!」
梓「来年入れば? お菓子はないけど」
純「それじゃ意味ないよー! (それに律先輩もいないし……」ボソ
梓「えっ?(なぬ?)」
純「ううんなんでもない!」
梓「(まさか……! 律先輩にキャとられたか純!)」
585 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 19:42:08.84 ID:dwcn4XKCO
憂「ありがとうございます紬さん」
紬「いえいえ~(憂ちゃんともスキンシップ出来るなんて夢のようだわ~)」
唯「ムギちゃんのケーキ美味しいでしょ~?」
憂「うんっ。これを毎日食べられるなんて羨ましいな。けど持って来てばっかりじゃ悪いから今度私の作ったお菓子をお姉ちゃんに持って行ってもらいますね」
紬「そんな気を遣わなくていいのよ? 私が好きで持って来てるから」
憂「いえ、それでもです。親しき中にも礼儀ありですから」
紬「(いい子すぎるわ! 憂ちゃんにロックオン!)」ムギュギュギュギュ
586 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 19:47:51.08 ID:dwcn4XKCO
唯「今度みんなでお菓子作ろうねって話してたんだぁ」
憂「皆さんで? じゃあ今日帰ったら念入りに掃除しとかなきゃ」
唯「まだいつやるかは決まってないからそんな焦らなくていいよぉ」
律「(早くも差を感じさせてくれるじゃないか……!)」
澪「(戦いはもう始まってるってわけか)」
梓「(どれぐらい親密度上げて来たのかは知りませんが完全網羅した私には勝てませんよ二人とも!)」
律「(まあ……)」
澪「(唯とムギには……)」
梓「(勝てそうにないですけど)」
さわ子「そろそろルール説明したら?」
589 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 19:52:24.35 ID:dwcn4XKCO
律「ホワイトボードカモンッ!」
そう言われた瞬間いそいそとホワイトを持って来る梓と澪。
律「今から三人には私達一人一人と一対一で五分間他愛のない会話をしてもらいます!」
紬「してもらいま~す」
律「その会話や仕草、場の空気などを他のメンバーがこのプレートで採点します!」
唯「1~5点だよ! 高いほど気まずかったってことだよ!」
さわ子「私は特別審査員だから1~10点だけどね!」
律「それが一番高い人が気まずさ選手権優勝!」
澪「何か勝手に巻き込んでごめんな」
590 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 19:56:29.87 ID:dwcn4XKCO
和「昨日の変な組み合わせはこれのせいね。てかあんた達も暇ね」
澪「ごもっともです…」
唯「まあまあ! 和ちゃん! 楽しければ大正解だよ!」
純「(なるほど、だから律先輩はわたしと仲良くなって今日話しやすく……。でもそれって何だかちょっと寂しいかも)」
憂「(/// てっきり澪先輩寂しいのかと思って妹のフリなんかしちゃったよぉ)」
律「大体の説明は終わったところで……累積得点を!」
唯「はっ! ここに! 唯ちゃんグラフ改でございます!」
律「うむ」
592 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 19:59:54.80 ID:dwcn4XKCO
唯澪律紬梓和純憂合
唯\⑧③③③ ⑰
澪⑧\③⑨③ 23
律③③\⑥⑮ 27
紬③⑨⑥\③ 21
梓③③⑮③\ 24
梓「相変わらず線の引き方汚いですね唯先輩」
唯「ご愛敬~ご愛敬~」
紬「今回はこんなもの作ってみました~」ジャジャ~ン
律「おおっ!くじ引きか!」
紬「この方がドキドキ出来ると思って」
唯「ナイスだよムギちゃん!」
律「じゃあさっそく……」ガサゴソ
和「はあ……まあいいけど」
純「(律先輩……)」
憂「(何が出るかな~♪)」
601 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 20:16:58.18 ID:dwcn4XKCO
律「記念すべきリベンジマッチ第一回戦の組み合わせは~」
紬「ジャカジャカジャカ」
律「じゃんっ! 唯&和!」
唯「幼なじみパワーだね! 和ちゃん!」
和「どんなパワーよそれ」
律「さて、抽選も終わったことだしみんなはプレート持って外に行った行った~」
そう言いながら全員にプレートを渡す律。
澪「あれ? 私達だけじゃないのか?」
律「それだと外側がつまらないだろ~?」
澪「ってことはさわちゃんを入れて7人が採点するわけか……」
梓「なんかもうインフレしまくってますね」
律「細かいことは気にしない気にしない(これで前半の得点など無意味よ! ふはは!)」
602 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 20:23:39.05 ID:dwcn4XKCO
気まずさ選手権! リベンジマッチ!
一回戦 唯和
和「って言っても今更よね。もう何年も一緒にいるのに気まずくなんてなるわけないじゃない」
唯「幼なじみだもんね~」スリヨリ
和「なんで擦り寄って来るのよ」
唯「だってぇ。こうして和ちゃんと二人きりって久しぶりだから。嬉しくて!」
和「外から凄い見られてるけどね」
唯「気にしたら負けだよ!」
律『さ~いよいよ始まりました気まずさ選手権リベンジマッチ! 実況はわたくし三色兼備を兼ね備えた桜ヶ丘高校のアイドル田井中がお送りしま~す!』
梓『自分で三色兼備って痛いですよ律先輩』
603 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 20:33:02.03 ID:dwcn4XKCO
紬『同じ幼なじみとしてどう見ますか?』
澪『やっぱり仲良いよなあの二人も』
紬『二人も、ってところに愛を感じてもよろしいんですね!?』
澪『ちょ、ムギ落ち着けよ!』
律『二人を良く知る憂ちゃんに聞いてみましょう!』
憂『昔からとっても仲がいいですよ。私も和ちゃん…じゃなくて和さんの家によく遊びに行きました』
さわ子『幼なじみ、もえるわね。気まずさは微塵も感じないけど』
純『(……)』
梓『(さっきから純元気なさそう……何かあったのかな?)』
604 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 20:41:23.19 ID:dwcn4XKCO
和「大学はみんなと一緒のところへ行くんだっけ?」
唯「うん! これからがんばって勉強するよ!」フンスッ
和「そ……。じゃあ幼稚園からの付き合いも高校でおしまいね」
唯「えっ……」
和「違う大学に行っても連絡は取るとは思うけど、やっぱりちょっと寂しいわね。でも軽音部のみんなと一緒なら安心出来るわ。いい友達見つけたわね、唯」
律『……』
澪『……』
紬『……』
唯「やだよ……! ずっと…ずっと一緒にいたいよ……和ちゃん」
和「バカね。大学が違っても家は近いんだから会おうと思えば会えるわよ。ああでもどっちかが寮に入ったりしたら簡単には会えなくなる…か」
606 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 20:49:51.21 ID:dwcn4XKCO
唯「和ちゃん……」
和「唯。私はあなたに何度も助けられたわ。あなたの仕草に、あなたの言葉に。きっと軽音部のみんなもそう」
唯「そ゛う゛なの?」
和「私はもう十分あなたに色々もらったわ。だから次は軽音部のみんなに分けてあげて」
唯「ぅんっ……うんっ!」
和「なんて顔してるのよ。別々の大学に行ったって寮に入ったって会えなくなるわけじゃないんだから。それに……」
和「私達が幼馴染みってことは永遠に変わらないもの」
唯「和ちゃああああん」ギュッ
梓「あ、あの……。いいところ申し訳ないんですが5分経ちました」
610 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 20:55:55.23 ID:dwcn4XKCO
和「ほら、唯。5分経ったって」
唯「のどかち゛ゃあああああん」スリスリ
律「え゛え゛話やー」グスグス
澪「幼馴染みっていいなぁ!」グスグス
紬「唯ちゃんは大切に育てます」ズピー
憂「違う大学に行っても絶対遊びに来てね和ちゃ~ん」メソメソ
和「あらあら」
梓「(やっぱり和先輩優しいな)」
さわ子「いいもの見せてもらったわ!」
613 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 20:57:59.81 ID:dwcn4XKCO
三色兼備×
才色兼備○
麻雀好きが露見した瞬間です
618 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 21:03:23.21 ID:dwcn4XKCO
得点!
①①①①①①①
律澪紬梓憂純さ
律「文句なぁし!」
澪「あれに1点じゃなかったらこの先何が来ても1点つけられないしな」
梓「ですね」
紬「私にも幼なじみがいたらな~」
さわ子「まあこの辺りはね~」
唯澪律紬梓和純憂合
唯\⑧③③③⑦ 24
澪⑧\③⑨③ 23
律③③\⑥⑮ 27
紬③⑨⑥\③ 21
梓③③⑮③\ 24
律「さあどんどんいってみよ~!」
620 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 21:10:45.36 ID:dwcn4XKCO
紬「ドォルドォルドォル~」
律「どんっ! 澪&純ちゃ~ん」
澪「(純ちゃんか。三人の中じゃ一番話したことないけどベース繋がりだし大丈夫かな)」
純「……」
梓「純。呼ばれたよ?」
純「ん? ああっ! はいはい」
梓「何かあったの?」
純「ん~ん。何でも。じゃあ行ってくるね」
梓「憧れの澪先輩と二人きりなんだからもっと喜びなよ」
純「そ、そうだね。うん……」
梓「(律先輩のことかな? 純がここまでシュンとするなんて珍しい…。ほんとに何があったんだろ)」
622 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 21:20:14.64 ID:dwcn4XKCO
気まずさ選手権! リベンジマッチ!
二回戦 澪純
澪「よろしくね、純ちゃん」
純「あっはい! よろしくお願いします!」
澪「そんなに緊張しなくていいよ。同じベーシスト同士仲良くしよう」
純「はい……。(いつもなら飛び上がる程嬉しい筈なのに……なんでだろ)」
澪「純ちゃんは何でベース始めたの?」
純「音色がいいから……後はカッコいいからですかね」
澪「やっぱり? ベースの音色っていいよね。あの重く空気に震動する感じが何度も……ベース何使ってるの?」
純「YAMAHAのSBV‐500です」
627 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 21:29:21.87 ID:dwcn4XKCO
澪「ネックも持ちやすいから弾きやすいし値段もリーズナブルだからいいよね」
純「ありがとう……ございます」
澪「私の弾いてみる? って言ってもレフティだから弾きにくいと思うけど……形だけでもさ」
純「いいんですか?」
澪「うん。色々なベースを触ってみてわかることもあるだろうし」
純「(こんな優しくしてくれてるのに上の空だなんて……。しっかりしろ純!)」
純「じゃあ……ちょっとだけ」
純「(この先必ず律先輩と二人になる機会があるんだ。その時に聞こう……)」
630 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 21:36:55.89 ID:dwcn4XKCO
ベンベンベベンベン
純「(わたしのよりちょっと重たいかな? でも右手なら弾きやすそう)」
澪「どうかな?」
純「いいですね。持った感じもいいですし……凄い手入れが行き届いてるってわかります。弦も張り替えたばっかりでご機嫌って感じです!」
澪「昨日変えたばっかりなんだ。良かった、気に入ってもらったみたいで。エリザベスも喜んでるよきっと」
純「エ、エリザベス?」
澪「い、いや、何でもないよ!」
唯「5分経ったよ~」
631 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 21:42:22.55 ID:dwcn4XKCO
得点!
①①①①①①①
唯律紬梓和憂さ
唯「ベース仲間って感じがしたね!」
律「やっぱり楽曲繋がりは話が広がるな~」
紬「私の番まだかしら~」
梓「お疲れ純。どうだった?」
純「やっぱり澪先輩は憧れの先輩だった!」
梓「そ(元気になったみたいで良かった)」
純「(くよくよしてるなんてわたしらしくないよね!)」
唯澪律紬梓和純憂合
唯\⑧③③③⑦ 24
澪⑧\③⑨③ ⑦ 30
律③③\⑥⑮ 27
紬③⑨⑥\③ 21
梓③③⑮③\ 24
さわ子「次ね」
632 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 21:49:31.93 ID:dwcn4XKCO
律「三回戦目は~」
紬「私!私!」
律「梓&憂ちゃ~ん」
紬「」ションボリ
憂「よろしく梓ちゃん」
梓「うん。何の話しよっか」
さわ子「何だか気まずくなりそうにないメンバーばっかり当たるわね。つまんな~い。早く10点つけたいわ」
律「わたしの時はやめてねさわちゃん」
澪「私の時も……」
634 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 21:58:29.99 ID:dwcn4XKCO
梓「今度の休みどこ遊びに行こっか?」
憂「う~んまたバッティングセンターとか」
梓「じゃあさ、じゃあさ。その後喫茶店行かない? 昨日和先輩とさまよってたらたまたま良いところ見つけてさ」
憂「うん。いいよ」
梓「そう言えば和先輩って見た目によらず方向音痴なんだね。私びっくりしちゃった」
憂「あはは……。本人もそれ気にしてるみたい」
唯『和ちゃんは実は方向音痴なのだ!』
和『わざわざ言い直さなくてもいいわよっ!』
635 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 22:05:00.83 ID:dwcn4XKCO
得点!
①①①①①①①
唯律澪紬和純さ
律「1点が並ぶな~」
澪「これが普通なんだけどな」
紬「次こそ私!」
唯澪律紬梓和純憂合
唯\⑧③③③⑦ 24
澪⑧\③⑨③ ⑦ 30
律③③\⑥⑮ 27
紬③⑨⑥\③ 21
梓③③⑮③\ ⑦ 24
律「ガラガラ~ぽんっ!」
律「良かったなムギ! 紬&純だ!」
紬「やったわ!」
さわ子「(いきなりクライマックス来ちゃったああ!!)」
641 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 22:17:18.17 ID:dwcn4XKCO
気まずさ選手権!リベンジマッチ!
四回戦 紬純
紬「お茶どうぞ~」
純「は、はい」
律『駄目だ、もう気まずい』
さわ子『これよ! これを待ってたのよ!』
和『ムギは普通だけど鈴木さんがちょっと苦しそうね』
紬「純ちゃんって呼んでいいかしら? 私のこともムギちゃんでいいから」
純「そ、そんな呼べませんよ! 先輩ですし……」
紬「遠慮しなくていいのよ? 仲良くなるにはまず呼び方からってお母様が……」
梓『(よっぽどたまってたのかムギ先輩の仲良くなりましょパワーがとんでもないことに!)』
643 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 22:20:20.49 ID:bK1cZ4sqP
\唯澪律紬梓和純憂合
唯\⑧③③③⑦--24
澪⑧\③⑨③-⑦-30
律③③\⑥⑮---27
紬③⑨⑥\③-?-21
梓③③⑮③\--⑦24
こうした方が簡単
644 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 22:21:27.71 ID:dwcn4XKCO
紬「純ちゃん♪」
純「(えっ、もしかして私も呼べってこと?)」
紬「じゅ~んちゃん♪」
純「む、む、むぅぎぃちゃあん……///」
紬「うふふ、ありがとう」
律『気まずMAX』
澪『ムギは幸せそうだけどな……』
和『相手のこともフォローしつつ気まずさを感じさせないようにしなきゃならない……以外とこのゲーム過酷ね』
唯『でしょう!?』
憂『純ちゃんファイト~。紬さんいい人だから大丈夫だよ~』
649 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 22:29:06.68 ID:dwcn4XKCO
紬「純ちゃんの髪の毛可愛くて素敵ね」
純「そ、そうですかね? 凄い癖毛だから気にしてるんですけど。梓とかにはモップ髪とかバカにされてるんですよ!」
紬「まあ! それはちょっと酷いわね。同じ癖毛仲間としては見過ごせないわ!」
純「ムギ先輩も癖毛なんですか?」
紬「む~」プクー
純「む、ムギちゃんも癖毛何ですか……?」
紬「」ニコー
紬「ええ。雨の日なんて湿気で髪の毛がよく跳ねるの」
純「こんな綺麗な髪なのに……(意外だ!)」
653 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 22:37:04.15 ID:dwcn4XKCO
紬「ちょっといいかしら?」
純「へ? あ、あのっ」
紬「ん~?」
縛っている髪をほどいて櫛で研き出す。
純「私の髪なんて……」
紬「そんなことないわ。私は好きよ、純ちゃんの髪」
純「///」
律『恥ずかしそうにしてるけど気まずくはないな』
澪『だな。やっぱりムギはいるだけで空気が和むっていうか……』
梓『わかります。いつもニコニコしてるからこっちもそうなるって言うか』
唯『ムギちゃんぽわぽわだからね~』
655 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 22:41:04.70 ID:dwcn4XKCO
紬「ストレートにしてみましょうか」
純「えっ!? それはちょっと無理っていうか……」
紬「大丈夫よ。私に任せといて」
純「じゃなくてぇ! その……、く、くっ」
バキッ
紬「あら?」
唯律澪梓和憂さわ子『あ』
純「……ストレートにしようとすると櫛がいっつも耐えられなくて……えへへ」
紬「そ、そうなの~」
梓『これは気まずい』
657 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 22:46:33.48 ID:dwcn4XKCO
得点!
律「悪いな……ムギ」
澪「なんかごめんな……」
梓「すいませんムギ先輩、恨むなら純の髪の毛を恨んでください」
さわ子「これは……ね」
唯「面白かったよムギちゃん!」
和「審査は厳正に行われるべきだから……」
③⑤⑤⑤⑤①⑩
唯律澪梓和憂さ
梓「(やっぱりとんでもない高得点出ちゃった! けど……)」
紬「ごめんね純ちゃん……。髪の毛痛くなかった?」
純「いえ……。大丈夫です。それよりわたしのせいですみません……」
660 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 22:54:17.86 ID:dwcn4XKCO
紬「ううん、いいのよ。気にしないで。今度またお話しましょうね。私が良く行く美容院とか紹介するわ」
純「ありがとうございます、ムギちゃん先輩」
梓「(これはこれで……良かったかもしれない、よね)」
\唯澪律紬梓和純憂合
唯\⑧③③③⑦--24
澪⑧\③⑨③-⑦-30
律③③\⑥⑮---27
紬③⑨⑥\③-34-55
梓③③⑮③\--⑦31
律「次行くか~(優勝おめでとうムギ)」
661 :
マジレス1IX91w ◆MAJI1IX91w :2010/12/25(土) 22:55:34.42 ID:wV3wqRW0P
ムギヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
662 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 23:02:53.91 ID:dwcn4XKCO
律「せいやっ! 何々
~? おっといよいよ出番か律&憂~!」
梓「(またまた意外なペアですね)」
澪「(唯の勉強教えてた時とか普通に二人きりでゲームとかしてたからそんな気まずくはならないかな)」
憂「よろしくお願いします律さん」
律「おぅよ!」
気まずさ選手権! リベンジマッチ!
五回戦 律憂
664 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 23:09:56.88 ID:dwcn4XKCO
律「前々から言おうと思ってたんだけど憂ちゃんってゲーム上手いよな!」
憂「そうですか? お姉ちゃんとちょっとするぐらいですけど」
律「あの時完敗したのがまだ忘れられないよ! あのゲーム聡と一緒に結構やりこんだんだけどな~」
憂「あのゲームはほとんど負けたことないんです。梓ちゃんと純ちゃんとやっても勝ってばっかりで。ちょっと悪いかな?とか思ってます」
律「いや! ゲーマーたるもの鼠を狩るのも常に全力を出さなきゃ!」
さわ子『思ったより普通ね』
梓『ですね。まあどっちもゲーム好きですし。憂はそこまでやってないと思いますけど。話を合わせてるんだと思います』
さわ子『憂ちゃん空気読めそうだもんね~』
澪『憂ちゃんは人見知りとかしないタイプなの?』
唯『人見知り?』
澪『唯に聞いた私がバカだったよ』
和『気持ちはわかるわ、澪』
665 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 23:13:39.61 ID:dwcn4XKCO
律「外ゲーとかやらないの?」
憂「梓ちゃんと純ちゃんとたまにやりますよ」
律「じゃああれやった?! クラッシュカーチェイス!」
憂「はい」
律「わたしあれ上手いんだぜ~? 今度やりに行こっか?」
憂「はい。是非」
純『(誰とでも行っちゃうんだ……って当たり前じゃん何言ってんのよわたしは!)』
純『(でも……やっぱりなんか面白くない)』モヤモヤ
梓『……』
666 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 23:22:03.54 ID:dwcn4XKCO
得点!
①①①①①②②
唯澪紬梓和純さ
律「ありゃ、満点じゃなかったか」
さわ子「話題の振り方が無理やりと言うか予め用意された感じがしたから気まずくなかったけど加点したわ」
律「厳し~な~さわちゃん」
梓「純も……2点?」
純「えっ? あっ、うん……。さわ子先生と同じ理由かな」
律「……そっか。ならしょうがないな」
ぽん、と純の頭に手を置き撫でる。
さわ子「……(ほんとは1点にしようと思ったんだけどね。難しい年頃よね~)」
紬「(100点目指しちゃお~う)」
667 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 23:24:15.41 ID:mG/iOb8/0
むぎwww
668 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 23:26:28.02 ID:dwcn4XKCO
\唯澪律紬梓和純憂合
唯\⑧③③③⑦--24
澪⑧\③⑨③-⑦-30
律③③\⑥⑮--⑨36
紬③⑨⑥\③-34-55
梓③③⑮③\--⑦31
律「次は~梓&純~」
澪「これも7点濃厚だな」
梓「純~行くよ~」
純「う、うん」
和「(暇ね)」
唯「なかなか出番こないなぁ」
670 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 23:32:11.26 ID:dwcn4XKCO
気まずさ選手権! リベンジマッチ!
六回戦 梓純
梓「やっと回ってきた。話したいことあったから」
純「話したいこと?」
梓「声のトーン落として」
純「え? でもそれだと気まずそうとか言われたり……」
梓「いいから。ポイント的にも余裕あるし大丈夫」
純「うん…わかった。ありがとう梓」
梓「で、律先輩のことなんだけど、何かあったの? 昨日」
純「うんうん。多分梓と和先輩と同じだよ。普通にご飯食べて……普通にゲーセン行って……駄菓子食べて」
梓「ならなんでさっき2点なんてつけたの? さわ子先生が2点つけてくれたから目立たなかったけど……。どう見ても1点な内容だったと思うよ?」
672 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 23:37:03.61 ID:dwcn4XKCO
純「わかんない……。だからこんなモヤモヤしてるんだと思う」
梓「モヤモヤ?」
純「律先輩が昨日わたしと仲良くなりたいって言ってくれたの凄く嬉しかったんだ。けどそれって所詮このゲームの為にだよね?」
梓「……」
純「それとなんだかね……律先輩が憂と仲良くしてるの見て、一緒にゲーセン行くって言ってるの聞いて……嫌だった」
梓「もしかして……律先輩のこと、好きなの?」
純「ううん。多分そんなんじゃないよ。いっつも側にいて面倒見てくれたお姉ちゃんが実はめんどくさいながら面倒見てたってわかった瞬間……みたいな感じ」
673 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 23:40:57.93 ID:dwcn4XKCO
梓「純、私はそんな律先輩とは親しくないけど……。ゲームの為だけに仲良くなるような人じゃないのは知ってるよ」
純「……」
梓「寧ろいい機会って思ってたと思う。私も和先輩を誘うときそんな感じだったし」
純「……ほんと?」
梓「ま、答えはあそこで一生懸命聞き耳立ててる人と話す時にもらいなよ」
律『聞こえね~』
純「うん、そだね。そうする」
677 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 23:46:12.32 ID:dwcn4XKCO
得点!
③④③③③②⑩
唯律澪紬和憂さ
梓「あっれぇー!?」
さわ子「聞こえないのは一番つまらないわ」
律「そうだそうだー!」
紬「可愛かったけど聞こえないと可愛さ半減……」
澪「私の時もつけられたからな。平等だぞ梓」
唯「なに話してたか気になりますなぁ」
憂「ごめんね梓ちゃん」
和「面白くなって来たわね」
純「ごめんね梓!」
梓「うそーん」
678 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 23:48:56.09 ID:WC65ZRZ90
うそーんじゃねえよw
679 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 23:54:18.59 ID:dwcn4XKCO
\唯澪律紬梓和純憂合
唯\⑧③③③⑦--24
澪⑧\③⑨③-⑦-30
律③③\⑥⑮--⑨36
紬③⑨⑥\③-34-55
梓③③⑮③\-28⑦57
律「続きましては~ばんっ! ……唯&憂」
唯「やっと出番だね!」
さわ子「①。私寝てるから終わったら起こしてね」
和「①。先生風邪引きますよ?」
紬「①。お布団持って来ましょうか?」
澪「①。ムギ、布団なんてあるのか?」
律「①。さすがにないだろ。いくらムギでも」
純「①。ムギちゃん先輩ならもしかしたら!」
梓「①。仲の良い姉妹話を聞かせてもらいますか」
唯「え、えぇ~……」
憂「ふふっ///」←ちょっと嬉しい人の図
680 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/25(土) 23:59:44.43 ID:UjVrzOu6P
これはほんと聞くまでもねえなw
681 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 00:00:43.89 ID:B63OgvhfO
5分間唯と憂の楽しい姉妹会話があったとさ。
\唯澪律紬梓和純憂合
唯\⑧③③③⑦-⑦31
澪⑧\③⑨③-⑦-30
律③③\⑥⑮--⑨36
紬③⑨⑥\③-34-55
梓③③⑮③\-28⑦57
澪「二つ終わって31点か」
律「まだ一つ微妙なのが残ってるじゃん! MAX叩いたら唯も全然逆転あるって!」
唯「ふふ~ん。私と純ちゃんも仲良しなんだよっ!」
律「なにっ!? 中学の頃は家に来なかったって……しまった!」
唯「中学の時は、ね! 最近はよくあずにゃんと一緒に遊びに来るよ!」
梓「憂に会いにですけど」
唯「あずにゃあん……」
682 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 00:06:51.38 ID:B63OgvhfO
律「さ~て次いくぞ~」
律「次は~ゴソゴソっと。律&和」
和「やっと言いたいことが言えるわ」
律「えっ?」
和「三年間をこの5分間に込めるのは大変だけれど……私がんばってみるわね、律」
律「しょ、しょれは頑張らなくても……」
和「さあ行きましょう。さわ子先生、少しペン貸してもらっていいですか?」
さわ子「え、えぇ」
和「申請用紙の書き方を教えてあげないと」
澪「え? 書き方って……」
和「こないだ申請用紙の書き方がわからなくて出すのが毎回遅れるんだ~とか言ってたから」
683 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 00:11:46.20 ID:B63OgvhfO
澪「り~つ?」
律「行けど帰れど地獄……か」
和「澪には帰ってから怒られなさい。私が先だから」
律「きょ、今日は勘弁しておくんなましいい! ポイントが! ポイントがああっ」
和「じゃあ気まずくなさそうに笑いながらなんてどうかしら?」
律「そんなぁ……」
そうして律は和に連れ去られて行った。
唯「りっちゃん隊員に敬礼!」
紬「敬礼!」
さわ子「生徒会長恐るべしね」
それから5分間律は和にひたすら説教と申請用紙の大事さ、遅れるとどうなるかなどをひたすら説いたと云う。
686 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 00:19:54.52 ID:B63OgvhfO
得点!
④⑤③⑤③②⑩
唯澪紬梓憂純さ
律「ですよねー……」
澪「気持ち的には100点つけたい」
唯「ちゃんと出さなきゃ駄目だよ~?」
紬「がんばって部長」
梓「私にとってはいい反面教師です。ありがとうございます律先輩」
さわ子「担任としては見逃せないわね」
憂「(律先輩には悪いけど……和ちゃんを困らせるのはやめてほしいな)」
純「(さっき1点高くつけちゃったから、その分マイナスしとこ)」
687 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 00:24:51.90 ID:B63OgvhfO
\唯澪律紬梓和純憂合
唯\⑧③③③⑦-⑦31
澪⑧\③⑨③-⑦-30
律③③\⑥⑮32-⑨68
紬③⑨⑥\③-34-55
梓③③⑮③\-28⑦57
梓「もう誰が優勝するか全くわかりませんね」
律「そもそもわたしのは気まずさとは関係ない気が……」
和「日頃の行いが気まずさに繋がったってことよ」
律「はいすみません……」
澪「やっぱり和の説教は効くなぁ。私じゃこうはいかないよ」
唯「りっちゃんが戦意損失気味だから代わりにわたしがガシャポンするね!」
696 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 01:26:36.13 ID:B63OgvhfO
唯「なにが出るかな~なにが出るかな~?」
唯「はいっ! 出ました! 和ちゃん澪ちゃんだよ!」
和「さっき溜まったストレスを癒せそうね」
澪「うちの部長がご迷惑を……」
律「ああもうその話はやめてくれぇ~!」
和「だそうよ。いつまでも虐めるのも可哀想だからこれぐらいにしといてあげましょうか」
澪「和って怒らすと怖い……」
唯「和ちゃんと澪ちゃんは二年の時同じクラスだったからわたし達が知らない二人だけの秘密とかありそう!」
紬「それってなんだか素敵ね~」
697 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 01:29:17.16 ID:B63OgvhfO
気まずさ選手権! リベンジマッチ!
九回戦
澪和
和「澪とならまず気まずくなることもないけど、改めて話なさいって言われたらなんだか困るわね」
澪「いつも通りでいいよ。そう言えば生徒会は大丈夫? だいぶ長い時間拘束してこんなこと言うのもあれだけど……」
和「学園祭の用意やら何やらで結構忙しいわね」
澪「嗚呼、やっぱりっ! 今すぐ行ってもらっても私は全然構わないから!」
和「でもまあ生徒会の他の子達にはさわ子先生の用事ってことにしてるから大丈夫よ。それにそろそろ私がいなくても段取り組んでもらわないと来年困るもの」
698 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 01:35:09.58 ID:B63OgvhfO
澪「うぅ……でもやっぱりごめん」
和「いいのよ。私も楽しんでるし。もうこうやってみんなで何かする機会は数回あるかないかでしょう。いい思いで作りよ」
澪「和……。二年のクラス分けの時、和がいてくれてほんとに良かった!」
和「どうしたのよ急に?」
澪「ずっとずっと言っときたかったんだ。あの時和があのクラスにいてくれなかったら多分私……毎日学校行くのが苦痛になってたと思うんだ」
和「大げさね。クラスは違ったって放課後に唯達と毎日会えるじゃない。唯達が良くこっちに遊びに来たりしてたし」
澪「それでもなんだ! ほんとに……ほんとにっ……嬉しかった」
699 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 01:41:49.15 ID:B63OgvhfO
和「澪……」
澪「大学は別々になったけど…、これからもいい友達でいような、和」
和「ええ、勿論よ」
澪「学園祭頑張ろうな!」
和「ええ。澪のロミオ期待してるわ」
澪「えっ…?」
和「こないだ決まったじゃない。ロミオが澪でジュリエットが律って」
澪「……What?」
和「顔色悪いわよ? 大丈夫?」
澪「……アハハハハ……ダイジョブダイジョブ」
唯「しゅ~りょ~!」
700 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 01:45:55.22 ID:B63OgvhfO
得点!
②③②③②①④
唯律紬梓純憂さ
律「最後のやりとりがなかったらな~満点だったのに」
梓「その一言に限りますね」
唯「惜しかった!」
紬「でも澪ちゃんのロミオとりっちゃんのジュリエット楽しみよね!」
律「明日から練習が始まるんだ……今はそっとしておいてくれないか」
澪「はは、ははははは」
和「そんなにやりたくなかったのね……」
唯「澪ちゃんは恥ずかしがり屋だからねぇ~」
701 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 01:50:44.79 ID:B63OgvhfO
\唯澪律紬梓和純憂合
唯\⑧③③③⑦-⑦31
澪⑧\③⑨③17⑦-47
律③③\⑥⑮32-⑨68
紬③⑨⑥\③-34-55
梓③③⑮③\-28⑦57
唯「接戦だね!」
律「お前以外はな」
梓「最近7点の方が珍しくなって来ましたね」
律「良いことなんだか悪いことなんだか」
さわ子「見てる方にとっては面白くていいわよ!」
律「次々~」
唯「さ~て次は~ガラガラ~はいっ! わたしと純ちゃんだよ!」
703 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 01:55:54.73 ID:B63OgvhfO
気まずさ選手権! リベンジマッチ!
十回戦 唯純
唯「純ちゃん純ちゃん!」
純「はい、ってええっ?」
唯「わたしも純ちゃんと同じ髪型にしてみました!」
純「はあ……(相変わらず掴めない人だなぁ。どんな反応すればいいんだっての!)」
唯「触ってごらん!」
純「は、はあ」
モフモフ
唯「どうかな?」
純「モフモフしてますね」
唯「純ちゃんのも触っていい?」
純「はい、別にいいですけど」
ゴワゴワ
唯「ゴワゴワだったね……」
純「うぅ……気にしてるのに」
705 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 02:07:18.81 ID:B63OgvhfO
梓『珍しいですね、唯先輩がいじめてますよ』
憂『ち、違うよぉ! あれはお姉ちゃんなりの純ちゃんとのスキンシップなの!』
律『独特過ぎてわからん』
唯「でもね純ちゃん! 安心して! 私も仲間だよ!」
純「仲間って?」
唯「同じ髪型の仲間だよ! だから一人じゃないよ!」
純「……ってことは明日も明後日も明明後日もその髪型ですか?」
唯「ど、努力するよ!」
純「……気持ちだけは受け取っておきます。ありがとうございます唯先輩」
唯「えへへ。どういたしまして! 純ちゃんさっき悩んでたから慰めようと思って憂にやってもらったんだぁ」
純「そうなんですか(悪い人じゃないんだけどね……ほんと)」
738 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 10:52:29.83 ID:B63OgvhfO
唯「純ちゃんってジャズ研だよね?」
純「はい、そうですけど」
唯「ジャズ研って軽音部とどう違うの?」
純「どう違うって言われると難しいですね……」
唯「軽音部はかる~い音楽……じゃなくて……あれ? なんだっけ?」
純「軽音楽は確かそのままの意味だったような気がしますよ。クラシックとか行々しいものを簡単にした感じみたいな」
唯「ふむふむ」
純「ジャズは多分自由な音楽って感じじゃないですかね。感じ的に」
唯「けいおん部も自由にやってるよ!」
純「えっと……音楽的にですよ唯先輩」
739 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 11:03:59.43 ID:B63OgvhfO
唯「つまり軽音楽は簡単な感じの音楽で~ジャズは自由な感じの音楽ってことなんだね!」
純「多分そんな感じだと思いますよ」
唯「不思議だよね!」
純「何がですか?」
唯「だって音楽部とかだと合唱とか~後指揮者とかいたりするのに軽!がつくだけでこんなにさっぱりになっちゃうなんて!」
純「言われて見れば確かに……オーケストラとかは何十人いるのに……ちょっと軽くなりすぎましたね」
唯「軽音はオーケストラからの生き残りなんだよきっと。それか喧嘩別れしちゃったのか…」
純「派生したんだと思いますけど…」
740 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 11:11:34.00 ID:yaDGzZ1W0
支援
741 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 11:16:43.64 ID:B63OgvhfO
唯「仲直りしなきゃ!」
純「どうやってですか?(面白いから止めないでおこ)」
唯「みんなで音楽部に入るんだよ!」
梓『軽音部消滅の危機!?』
純「でもそしたら唯先輩ギター弾けませんよ?」
唯「え?」
純「代わりにバイオリンとかチェロとか、もしかしたらコントラバスとか弾かなきゃいけなくなるかも」
唯「コントラバス??」
律『実物と唯が今想像してるコントラバスは違うと断言出来るな』
梓『変なバスでも想像してるんじゃないですか?』
742 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 11:31:08.11 ID:B63OgvhfO
唯「音楽部はギターひけないの? 元は一緒の音楽だったんだよっ!?」
純「想像してみてください唯先輩! NHK何かであるオーケストラに一人ギターがいたら……!」
唯「……」想像中
──
指揮者「」さっ
バイオリンを持った人「」ささっ
チェロ?を持った人「」さささっ
コントラバス?を持った人「」ぶぅんぶぅんっ
唯「」フンスッ!
指揮者「……うんたんっ」
唯「」ジャンジャンジャンジャンジッジャジャーン
コントラバス「」ぐぉんぐぉーん!
バイオリン「……」
チェロ「……」
──
唯「ダメだね!」
純「でしょう!?」
744 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 11:38:08.53 ID:B63OgvhfO
唯「仲直りは諦めよっか……」
純「軽音楽は軽音楽として生きていくべきですよ!」
唯「でも……ジャズは自由な音楽だから軽音楽と仲良しだよね?」
純「はい! ギターもベースもガンガンですよ!」
唯「もし純ちゃんが良かったら……来年軽音楽と仲良しになってあげてね」
純「へっ?? どういう……あっ」
梓『……』
澪『梓』
ぽん、と肩に手を置く澪。
純「……はい! 梓一人にはさせませんよ!(やっぱりいい先輩だよね、唯先輩も)」
746 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 11:46:08.20 ID:B63OgvhfO
得点!
②②①②②①③
律澪紬梓和憂さ
澪「最初はどうなることかと思ったけど」
律「気づいたら唯ワールド炸裂だよな」
紬「唯ちゃんワールド~」
和「しっかり勧誘してる当たり後輩想いなところは伺えたわね」
梓「……」
憂「良かったね梓ちゃん」
梓「……うん。(こんな時でもちゃんと考えてくれてたんだ…唯先輩)」
\唯澪律紬梓和純憂合
唯\⑧③③③⑦13⑦44
澪⑧\③⑨③17⑦-47
律③③\⑥⑮32-⑨68
紬③⑨⑥\③-34-55
梓③③⑮③\-28⑦57
747 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 11:52:20.44 ID:B63OgvhfO
律「この時点で唯は逆トップ確定か……」
澪「やっぱり唯は強いな」
紬「唯ちゃんさすがね!」
唯「もう終わったんだと思うとちょっと残念だけどね」
梓「こんなのさっさと終わらせて早く学園祭に向けて練習しましょう」
澪「そうだな」
律「全くだ」
唯「みんなひどいっ」
和「ロミオとジュリエッ(ry」
澪「あーあーただいまマイクのテスト中ー」
律「町内会のおっさんかお前は」
唯「次いっくよ~?」
748 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 12:02:17.34 ID:B63OgvhfO
唯「残すところ後五回となってきましたこの気まずさ選手権! 次の組み合わせは~」
紬「来たっ!」ムギュギュギュギュ
唯「はいっ! ムギちゃんと憂だよ!」
紬「やったわっ!!! ずっとロックオンしてたの~」
澪「いや、なにをだ」
憂「よろしくお願いします紬さん」
紬「ええ、こちらこそ」
紬「(憂ちゃんとスキンシップする千載一隅のチャンスよ!)」
紬「うふふひひ」ジュルリ
750 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 12:14:04.53 ID:B63OgvhfO
気まずさ選手権! リベンジマッチ!
十一回戦 紬憂
紬「今お茶入れるわね」
憂「あっ、私が入れますよ!」
紬「だーめ。憂ちゃんはお客様なんだから(健気な憂ちゃん可愛いわ~)」
憂「じゃあ…お言葉に甘えて」
紬「は~い」
しばらくして、
紬「どうぞ」
憂「いただきます」
数口それを口に含むと一気に憂の顔に笑顔が咲く。
憂「凄く美味しいです!」
紬「ありがとう」
憂「何か入れ方のコツとかあるんですか?」
紬「そうね~……。大したことはしてないけれど…」
751 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 12:24:29.17 ID:B63OgvhfO
紬「温度差が出ないようにティーポットは温めといた方がいいわね。後はお水はカルキが入ってないミネラル水を使った方が茶葉そのものの香りが出るかしら」
紬「茶葉の分量を正確に量るのは勿論ジャンピングも大切よ」
憂「ジャンピング?」
紬「紅茶を作る過程で茶葉はもまれるからどうしてもねじれちゃうの。それを沸騰し過ぎずでも温すぎずの空気を十分に含んだお湯をかけてあげることでポットのなかでのびのびと動き回るの~」
憂「ジャンピング……。(私もマスターしてお姉ちゃんに美味しいお茶を)」
753 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 12:30:11.88 ID:B63OgvhfO
紬「後は蒸らす時間も大切かしら。茶葉の大きさによって変わるんだけど…。大きいほど蒸らす時間を増やした方がいいかしらね。目安としては2~4分ぐらいかしら」
憂「はい!」
律『憂ちゃんメモとってるぞ』
澪『真面目だな』
梓『というか今までそんな高等テクニックを駆使してお茶を入れてくれてたことに驚きましょうよ』
唯『ムギちゃんいつもありがとう』
さわ子『そろそろ五分よ』
律「お~い五分経ったぞ~」
紬「えっ!!?」
755 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 12:36:08.31 ID:B63OgvhfO
紬「(しまったわ! お茶の話に夢中でなんにもスキンシップ出来てない!)」
憂「ためになる話をありがとうございました。紬さん」ペコリ
紬「(ああっ! 憂ちゃんが行っちゃう! これを逃したら自然とコミュニケーション出来る機会はもうないわ! 行くのよ紬! 憂ちゃんとコミュニケーション!)」
紬「」むぎゅ
憂「え?」
律「……なにやってんだ? ムギ」
紬「コミュニケーション」むぎゅん
憂「つ、紬さん?」
紬「憂ちゃんいい匂い……」
唯「とぅっ」ぎゅっ
憂「お姉ちゃん!?」
唯「憂はお日様の匂いがするね~」
760 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 12:46:32.55 ID:B63OgvhfO
得点!
①②②②②②②
唯律澪梓和純さ
律「最後の行動により加点!」
紬「憂ちゃんと仲良くなりたかったの……」
澪「さっきみたいに紅茶の話とかしてれば自然と仲良くなれるよ」
紬「うん……」
\唯澪律紬梓和純憂合
唯\⑧③③③⑦⑬⑦44
澪⑧\③⑨③⑰⑦-47
律③③\⑥⑮32-⑨68
紬③⑨⑥\③-34⑬68
梓③③⑮③\-28⑦57
梓「律先輩と並びましたね」
澪「接戦だな」
律「(そして見事出かけたメンバーは残ってる……か。出かけた時に如何に新密度を高めたかで勝敗が別れるな)」
762 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 12:53:02.15 ID:B63OgvhfO
唯「悲しいかな後四回でこの楽しい楽しい選手権も終わりだよ……。さて、後の四組は一体どのようなドラマを生むのか~? はいっ! 次はあずにゃんと和ちゃんだよ!」
梓「来ましたか」
さわ子「気まずくなりそうね。あんまり接点なさそうだし」
澪「(普通ならさわ子先生の言う通り気まずいところだけど……)」
律「(昨日一日でどれだけ距離を埋めて来たか……)」
和「じゃあ行きましょうか、梓ちゃん」
梓「はい、和先輩」
763 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 13:05:32.64 ID:B63OgvhfO
気まずさ選手権! リベンジマッチ!
十二回戦 梓和
和「昨日はごめんなさいね。色々と」
梓「いえ、楽しかったです」
唯『昨日とな!?』
律『ふっ、昨日から戦いは水面下で行われていたのさ!』
和「じゃあ昨日話せなかった私の兄弟の話でもしましょうか」
梓「はい! 聞きたいです! 和先輩の兄弟の話」
和「多分軽音部でも知ってるのは唯と憂くらいかしら。私には小学生の弟と妹がいるの」
梓「小学生なんですか。ずいぶん離れてますね」
和「そうそう。だから私が第二のお母さんみたいになっちゃってるわ」
764 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 13:06:55.47 ID:B63OgvhfO
和ちゃん誕生日おめでとう
後昼飯
765 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 13:20:41.41 ID:PWWtXTD20
初耳だぜ
おめでとう
わちゃん
767 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 13:42:07.50 ID:2DqOxiM00
わちゃん誕生日か
わちゃんなんだかんだけいおん主要5人押さえて一番好きだわ
771 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 14:10:30.65 ID:B63OgvhfO
梓「和先輩が面倒見がいいのはそこから来てるんですね」
和「ううん。逆よ逆」
梓「え?」
和「だって唯とは幼稚園の頃からの付き合いだもの。だからもう十年以上の付き合い」
梓「あっ、そっか。まだ小学生ですもんね。ってことは……」
和「そう。言ってみれば一番最初で一番手のかかったのが唯だったわけ」
梓「なるほど! 唯先輩っていう一番面倒がかかる人を身近で支えて来た和先輩にとって兄弟の面倒を見るのなんて朝飯前ってことですか!」
和「そこまでは言わないけど、まあ面倒見の源流は唯から来てるのは間違いないわね」
唯『あずにゃんも和ちゃんも失礼だね!』
律『苦労したんだな……和』
777 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 14:25:54.38 ID:B63OgvhfO
和「兄弟の話をしてたのにいつの間にか唯の話になっちゃってるわね」
梓「そうですね。それだけ和先輩にとって唯先輩は身近な人ってことですよきっと」
和「…そうね」
梓「(和先輩……?)」
そうね、と言ってどこか遠くを眺める和先輩。多分昨日話さなければわかっていなかっただろう。
この意味を……。
梓「……」
不意に悲しみが込み上げて来る、私のことじゃないのに……。
和先輩の優しさと、強さと、思いがわかってしまったから……。
梓「……」
私の瞳から、涙が滲んで、溢れ落ちた。
778 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 14:33:43.56 ID:B63OgvhfO
和「梓ちゃん?」
梓「えっ、はっい!」
和「どうしたの?」
梓「いえっ、これは、何でもないんです!」
制服の裾で必死に拭い取る。
梓「勝手に思い込んで勝手に悲しんで……その当人でもないのにバカですよね私」
その時だった。
他の何かが私の顔を拭ってくれる。
和「……」
梓「和先輩……」
無言で、けれど優しく私の顔をハンカチで拭ってくれた。
私には兄弟はいないけど、お姉ちゃんの匂いと言うのはまさにこんな感じなんだろう。
唯先輩とはまた違った暖かさだった。
和「間違ってたら……ごめんなさいね」
そう言って、和先輩はゆっくり喋り始めた。
779 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 14:42:19.81 ID:B63OgvhfO
和「唯と離れるのは確かにちょっと悲しいわ。けど他に仲の良い友達が出来てそれで唯が楽しそうなら私はそれでいいの」
梓「でもっ! やっぱり悲しいです……」
私には幼なじみはいない、けれどもし純が幼なじみだとして……昔は仲が良かったのに今は他の友達ばかりと遊ぶようになったらやっぱり悲しいし寂しいと思う。
それでも和先輩はそんなことは一切言わず、寂しさも見せず、心配もかけず、ただ、ただ見守ってくれている。
唯先輩だけじゃない。軽音部のみんなだって学園祭のことやクラスのことでお世話になってる筈だ。
それでも……っ! 和先輩は嫌な顔一つせずただ……見守ってくれている。
そして一番大切な唯先輩が遠くに行こうとしてることさえ唯先輩の幸せを考えて……それがいいって言ってくれている。
785 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 14:53:41.20 ID:B63OgvhfO
梓「どうしてそんなに優しくなれるんですか?」
心に渦巻く素直な気持ちをぶつける。
私なら絶対真似出来ない、絶対どこかで爆発してしまうような寂しさを抱えても尚、笑っていられる和先輩。
和「優しくなんてないわよ。ただ……人のことを好きになるのってそういうことだと私は思ってるから」
梓「好きになる……」
和「誰もが表面と裏側を一緒に持ちながら接してると思うの。ただ私はそれを出さないだけ。だって……、私が泣いてたらみんな困るでしょ?」
そう笑いながら答えてくれた。
梓「(もう……やめよう)」
一日やそこら一緒にいただけで踏み込める領域じゃないのだ。
あの二人の関係は……。
786 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 14:57:42.97 ID:B63OgvhfO
唯『……』
律『唯……お前、泣いてるのか?』
澪『律、そっとしといてやれ』
澪『(いつもみたいな冗談まじりの泣き方じゃない……。唯もわかってたからこそ流せる涙なんだよな。私と律も同じだから……わかるよ)』
そうして、長くて短い五分は終わった。
792 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 15:06:57.14 ID:B63OgvhfO
得点!
①③①①①①①
唯律澪紬憂純さ
律「あれ?! 見てる方はちょっと気まずかったからもっと行くと思ってたんだけど」
さわ子「りっちゃん、ここシリアスパートだから。ちゃんと空気読みなさい」
律「得点は厳正にじゃ……」
澪「優しさはあったけど、二人に気まずさはなかったよ」
律「得点つけるのって難しいな……」
和「ほら、終わったんだからもう泣かない」
梓「は゛い、すみ゛まぜん……」
和「また手のかかる妹が増えちゃったかしらね」
梓「私は唯先輩みたいに手を煩わせたりしません!」
和「あらそう? それは残念ね」
794 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 15:10:24.11 ID:B63OgvhfO
梓「次は私と和先輩の話をしましょう」
和「そうね。唯の話ばっかりしたら梓ちゃんに失礼だもの」
梓「そうじゃないんです。ただ、私にはまだ足りないから」
和「……そ」
いつか誰かと、唯先輩と和先輩みたいな関係になれたらいいな。
\唯澪律紬梓和純憂合
唯\⑧③③③⑦⑬⑦44
澪⑧\③⑨③⑰⑦-47
律③③\⑥⑮32-⑨68
紬③⑨⑥\③-34⑬68
梓③③⑮③\⑨28⑦66
795 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 15:12:35.50 ID:B63OgvhfO
この唯と和のお話は別付録となりますのでご容赦ください
799 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 15:21:20.84 ID:B63OgvhfO
律「梓に抜けられたのは痛い……」
澪「いよいよトップ争いか……。ははっ、鬱だな」
紬「後は和ちゃんとね(……あれ? 何話せばいいのかしら)」
唯「さっ! 気をとりなおしていくよ! 残る三つ! ガシャポン! 澪ちゃん憂~」
澪「よし! トリは回避したな!」
律「トリってだけで気まずくなれるもんな……」
唯「ではお二人ごゆるりと~」
憂「お姉ちゃん大丈夫?」
唯「ん? なにが?」
憂「ううん、何でもない」
唯「澪ちゃんとラブラブしちゃってらっしゃい!」
憂「うぅ……(お姉ちゃんは私と澪さんがそうなってもいいのかな?)」
800 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 15:26:57.95 ID:B63OgvhfO
気まずさ選手権! リベンジマッチ!
十三回戦 澪憂
憂「(お姉ちゃん…私のことそんな好きじゃないのかな?)」ソワソワ
憂「(澪さんにならいいってことかな…? う~……)」ソワソワ
澪「(なんか憂ちゃんすっごいソワソワしてる! チラチラ扉の方見て……)」
唯『』フンスッ
憂「~っ」
澪「(やっぱり唯が原因か。しかしこのままじゃ優勝しちゃう……ここまで来て優勝するのはやっぱり嫌だ!)」
澪「憂ちゃん、どうかしたの?」
憂「な、なんでもないです」
澪「(そうだよ憂ちゃん、冷静になろう。唯はいないけどみおねえちゃんがついてるぞ!)」
803 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 15:37:43.90 ID:B63OgvhfO
澪「今度またどっか行こっか。次は三人でさ(ダブルお姉ちゃんと一緒なら憂ちゃんも安心だろう)」
憂「(お姉ちゃん……どうなのかな?)」
唯「」キキミミタテタテ
憂「(ちょっと確かめてよう!)」
憂「ふ、二人きりで行きましょう澪さん!」
澪「え?」
唯『なんですとおおおおっ!?』
律『ははっ~キャとられてやんの』
和『ついにお姉ちゃん離れしたのね、憂も』
澪「でも…さ、三人の方が憂ちゃんもいいだろ?」
憂「」チラッチラッ
憂「みおお姉ちゃんと二人で行きたいの」
唯『みおねえちゃん!!!???』
和『まさか乗り換えるとは、やるわね憂』
律『みおねえちゃん駅~みおねえちゃん駅~。あ、なんか聡思い出して腹が立った』
805 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 15:44:43.27 ID:B63OgvhfO
澪「(お、落ち着け私! 私が動揺してどうする!)」
澪「そんなこと言ったら唯が悲しむぞ? ほら、扉のところでプルプル寂しそうに震えてるじゃないか」
唯『う、うい~』
憂「(お姉ちゃん……。やっぱり私のことを思ってくれてたんだね。困ってるお姉ちゃんも可愛いけどそろそろやめてあげないと可哀想)」
憂「そうですね。三人で行きましょう」
澪「えっ? あれ?」
律『切り替えはやっ』
和『やっぱりお姉ちゃん離れはまだ先かしらね……』
唯『うい~カムバァァックゥ』
808 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 15:54:34.86 ID:B63OgvhfO
澪「でも憂ちゃんってほんと良くできた妹だよな。掃除に洗濯に料理に、お菓子も作れるんだっけ?」
憂「はい。少しだけなら」
澪「そりゃ唯みたいになっちゃうよな。実際私が唯だとしてもだらけちゃいそうだよ」
憂「(お姉ちゃんみたいな澪さん……)」
──
澪「憂~お菓子作って~」
憂「はいはい」
──
澪「憂~あいす~」
憂「ご飯食べてからっ」
──
憂「お姉ちゃん起きて~」
澪「後五時間~」
──
0o。
憂「(かわいいけどやっぱり違うかなぁ)」
809 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 16:03:06.86 ID:UBfN0QH70
>> 0o。
なんかすげーw
810 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 16:10:55.57 ID:B63OgvhfO
憂「澪さんは澪さんのままだったと思いますよ。お姉ちゃんもお姉ちゃんもままですから」
澪「昔からああだったんだ……」
憂「はい! それに私お姉ちゃんの世話とかするの大好きですから」
澪「そっか。(あの姉あってのこの妹でもあるんだな。なんとなく憂ちゃんのことわかった気がする)」
澪「じゃあ今度三人で出かけよう。私と、憂ちゃんのお姉ちゃんの唯とで」
憂「……はい!」
澪「(お姉ちゃんごっこもこれで終わりだ。これからは普通の先輩後輩として付き合っていこう)」
憂「楽しみですね」
澪「うん(さよなら、お姉ちゃんだった私。そしてありがとう、憂ちゃん。本当の姉妹でいつまでも末永く仲良くな)」
811 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 16:20:18.06 ID:B63OgvhfO
得点!
②②①②①①③
唯律紬梓和純さ
唯「お姉ちゃんからの無言のメッセージ(加点)だよ!」
和「ちゃんと戻って来たんだからいいじゃない。それに憂はあなただけの妹じゃないわよ?」
律「なんだ~? 次は憂ちゃん争奪戦でもやるか!?」
梓「もうこりごりですよ……」
紬「いよいよ後二回……。ついに終わっちゃうかと思うと寂しいわね」
\唯澪律紬梓和純憂合
唯\⑧③③③⑦⑬⑦44
澪⑧\③⑨③⑰⑦⑫59
律③③\⑥⑮32-⑨68
紬③⑨⑥\③-34⑬68
梓③③⑮③\⑨28⑦66
813 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 16:24:23.93 ID:B63OgvhfO
澪「やったああああああああ抜けたぞおおおおおおお」
律「どんだけ負けたくなかったんだよ」
梓「律先輩とムギ先輩の一騎討ちですか。見物ですね」
紬「負けないわよりっちゃん!」
律「望むところだ!!! 次こーい!」
唯「じゃあ次いくよ」
憂「お姉ちゃ~ん」
唯「つーん」
憂「お姉ちゃん……」
唯「ふーん」
憂「グスン…」
唯「ごめん憂っ! 嘘だよぉ~」
憂「お姉ちゃん……!」
律「はよ引け」
815 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 16:33:43.07 ID:B63OgvhfO
唯「残るは後二つ! トリはどっちかな~?」ガサゴソ
唯「はいっ! りっちゃんと純ちゃんでした!」
律「っとトリ回避か。良かった良かった」
紬「私が最後ね」
梓「純」
純「わかってるよ、梓」
澪「いよいよ決まるんだな」
和「早く終わらしてもらわないと困るわ。ムギも台本とか(ry」
澪「トキメキシュガー! 淡い淡い恋心!」
唯「澪ちゃんが急に詩を朗読し始めたよ!」
さわ子「どんだけ劇やりたくないのよ」
817 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 16:46:24.79 ID:B63OgvhfO
気まずさ選手権! リベンジマッチ!
十四回戦 律純
律「よっ、二人きりは昨日ぶりかな」
純「はい……」
律「んだよ~元気ないな。昨日みたいに楽しくやろうぜ! てか今日これ終わってから暇? またゲーセン行かない?」
純「その前に一つだけ聞かせてください!」
律「ん? なに?」
純「わたしと仲良くなったのはこの為なんですか?」
律「えっ?」
純「わたしと昨日のうちに仲良くなって……今日気まずくならないために……」
律「……」
819 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 16:57:48.05 ID:B63OgvhfO
純「わたしはそれでもいいんです、全然! だから……気にしないでください。わたし、これがなかったら律先輩とこんな風に出会えなかったと思います」
律「純……」
純「でもなんだか変ですよね。気まずさを争う選手権なのに、みんなそれを一生懸命なくそうと始まる前からがんばってるなんて。澪先輩も…梓も」
律「おかしくないさ。だって、誰だって他の人と仲良くなれたらっていつも思ってるんだから」
純「……そう…ですよね」
律「…この大会は実は気まずさを測るもの何かじゃないってこと、もう気づいてるだろ?」
純「…薄々は」
820 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 17:04:10.84 ID:B63OgvhfO
律「少なくとも最初の時はそうだったかもしれない。でもそもそもわたし達の中で決定的な気まずさなんて生まれるわけないんだ。
もう三年間、梓も二年間ぐらいずっと一緒にいて……いくらあんまり二人きりになったことがないって言っても気まずくなんてならないさ」
純「……」
まるで事件を解決していく探偵のような饒舌さで律の話は続く。
律「でも……意味が変わって来たのはリベンジマッチが決まってからだ。和、憂ちゃん、そして純ちゃん。この中でほとんど面識がなくて話すこともなかったのが純ちゃんだった。わたしにとってはね」
純「わたしも…昨日まで律先輩と話した記憶なんて見学に行った時ぐらいでしたよ」
822 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 17:10:22.96 ID:tdv3Jb1L0
>律「…この大会は実は気まずさを測るもの何かじゃないってこと、もう気づいてるだろ?」
りっちゃんのブレ具合は異常
823 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 17:12:22.53 ID:B63OgvhfO
律「だから私は考えた。このまま行けば間違いなく気まずくなるし、何より純ちゃんに悪いってさ」
純「だから誘ったんですか? 遊びに」
律「ああ。じゃあ仲良くなったらいいじゃんってさ」
純「そうですか……(でもそれって結局わたしが最初に言ったことと変わらないよね)」
律「ああもう言葉が足らない! 簡単に言ったらきっかけは確かに選手権だったけど! わたしと純の仲の良さに嘘はないから!」
純「……」
精一杯ぶっきらぼうにそう叫んでくれた。
律「仲良くなって、ほんと良かったと思ってる」
そして小さく、恥ずかしそうにそう付け足した。
824 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 17:13:38.54 ID:B63OgvhfO
>>822
終わったら説明する
826 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 17:20:45.74 ID:B63OgvhfO
純「律先輩」
律「なんだっ!?」
純「クプッ、なんだかよくわかんないです!」
律「大丈夫! わたしもよくわかんないから!」
純「何します?」
律「へっ? 何が?」
純「やだな、ゲーセンでですよ」
律「あ、あーそうだったな! やっぱりクラッシュカーチェイスは外せないとして……」
純「太鼓の鉄人も教えてくださいね、律先輩」
律「ベースマニアもな! あっ、澪も連れてこっか!」
純「わたしのハイスコアが消されちゃいますよ!」
純「(仲良くなるのに理由やきっかけなんて関係ないよね)」
そんな細かいこと気にする鈴木純はクラッシュしちゃえ!
そう、思った。
827 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 17:29:35.58 ID:B63OgvhfO
得点!
①①①①①①②
唯澪紬梓和憂さ
律「くはぁっ最高得点じゃなかったか!」
純「律先輩があんなぶっきらぼうに告白するから」
律「告白ってなんだ告白って!!」
澪「(気まずさを測るための選手権、それに負けたくないから仲良くなる、けどそんなのきっかけでしかないんだよな)」
梓「(だって気まずさは、仲良くなりたいの裏返しなんだから)」
紬「いよいよ最後ね!」
さわ子「(逆転出来る為に1点増やしといたわよムギちゃん! いつもお菓子もらってるからこれくらいはしないとね!
それにオチ的にりっちゃんが二連覇した方が面白そうだし)」
829 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 17:36:07.33 ID:B63OgvhfO
\唯澪律紬梓和純憂合
唯\⑧③③③⑦⑬⑦44
澪⑧\③⑨③⑰⑦⑫59
律③③\⑥⑮32⑧⑨76
紬③⑨⑥\③-34⑬68
梓③③⑮③\⑨28⑦68
澪「ムギが7点出せば……」
梓「はい…」
律「さわちゃんめ……謀ったな!」
唯「ムギちゃんがんばって~」
紬「う、うん(直前になっても何話していいかわからない…)」
完全ノーカットでお送り致します。
831 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 17:44:52.45 ID:B63OgvhfO
気まずさ選手権! リベンジマッチ!
最終戦 紬和
紬「和ちゃんお茶どうぞ~」
和「ありがとう、ムギ」
紬「(ここまではいつも通りだけど…)」
和「(何話したらいいかしら…)」
沈黙──
紬「(好きな食べ物とか聞いてみようかしら)」
和「(好きな食べ物……いや典型的過ぎるわね。音楽のことはよくわからないし……)」
続、沈黙──
紬「(何か話さなきゃ。よぅし好きなもの聞くぞっ)」
和「(無難に休みの日何やってるか聞きましょうか。実際気になるし)」
紬「あの」
和「ムギってさ」
紬「(か、被っちゃった)」
和「(まいったわね……)」
833 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 17:53:40.24 ID:B63OgvhfO
さわ子『ようやく来たわね! 気まずさの王道パターン! 考えた末にお互いの言葉が被る!!!』
紬「和ちゃんから言って?」
和「ムギからでいいわよ」
さわ子『この譲り合い溜まらないわっ!!!』
紬「じゃあ私からね。和ちゃんって好きな食べ物ってなぁに?」
和「(良かった…その質問空けといて)得にはないわね。好き嫌いはかな」
紬「そ、そうなの…」
和「(本当のこと言ったのになんだか気まずいわね…)」
さわ子『もうううっ! 堪らないわあああっ! 気まずいって素晴らしいっ!』
澪『嬉しそうですね』
梓『まあ何となくこうなるとはわかってましたけどね』
834 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 18:00:27.18 ID:B63OgvhfO
結果発表!
平沢唯 44点
秋山澪 59点
中野梓 68点
田井中律 76点
.
.
.
.
.
優勝は……!
琴吹紬! ジャスト100点!
紬「やったわ~」
律「なんで喜ぶんだよ」
澪「気にしてなくて良かった。三人ともありがとな、こんなことに付き合わせて」
和「ま、楽しかったからいいわ」
純「律先輩とも仲良くなれましたし」
憂「私もみなさんと仲良くなれて良かったです」
835 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 18:05:01.02 ID:B63OgvhfO
梓「そもそもムギ先輩はほとんど1点しかつけてないじゃないですか!」
紬「みんな可愛かったから」
律「ま、ムギらしいな」
澪「だな」
唯「これにて気まずさ選手権! 終了~」
さわ子「待ちなさい!!!」
律「さ、さわちゃん!?」
さわ子「まだよ! まだ終わってないわ! まだ私との気まずさ選手権が残ってもの! 続行よ! 継続よ! 倍プッシュよ!」
唯律澪梓「お断りします」
さわ子「なんでようっ!」
紬「はーい! 私は賛成でーす!」
紬の声虚しくさわ子を交えた気まずさ選手権は行われなかったという。
836 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 18:08:29.89 ID:B63OgvhfO
──
ある日のこと
唯「憂~お風呂空いたよ~」
『あっはっはっは!』
『せやねんせやねん!』
憂「あ、うん。すぐ行くね」
唯「あれ? それって気まずさ芸人!? 憂撮ってたの?」
憂「うん。私好きだから。お姉ちゃん見てるならそのままにしとこっか?」
唯「うん見る見る」
憂「じゃあ行ってくるね」
唯「ゆっくり浸かってらっしゃ~い」
『あはははは! ちゃいますやん!』
唯「やっぱりみやさこちゃん面白いなぁ」
837 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 18:14:39.81 ID:B63OgvhfO
『でもあれですよね、気まずさってそんな悪いもんじゃないですよね』
唯「あれ? こんなこと言ってたっけ? あっ、そっか。この後すぐに表の作成に取りかかったから見てなかったんだね」
『そうそうwwwwww 気まずさの中にある思い遣りみたいなwwwwww』
唯「気まずさの中にある思い遣り……?」
『気まずいってことは相手のこと思ってるからであってどうでもええんなら死ねカスとか言いまくりますよねwwwwww』
唯「ってことは……!」
『気まずさは優しさの裏返しってことやなwwwwww』
唯「なんだぁ、気まずいのって全然悪いことじゃないのかぁ」
じゃあこの度の騒ぎは一体何だったんだろう……?
唯「面白かったからいいや」ニコリッ
お し ま い
838 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 18:16:50.58 ID:B63OgvhfO
終わったああああああああああああああああ
クリスマスと日曜潰してやるもんじゃないな
最初のとこでやめとくんだった
長いってそれだけで悪癖だよな
なにはともあれ読んでくれた人、保守や支援してくれた人に最大級の気まずさを!
840 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 18:18:34.79 ID:OZuPSiX70
乙
面白かったよ
841 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 18:19:31.86 ID:oTay+Gcu0
乙!
おもしろかった
845 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 18:21:26.48 ID:KP208D8K0
乙
キャラがちゃんと活かされてた
851 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 18:35:47.70 ID:/s8nbFZj0
けいおんss書きの鏡だな
おつ 内容も良かった。これで澪憂、律純、梓和が流行ったらそれは>>1のせい
857 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 18:44:06.27 ID:3pcnBlGn0
ムギや憂あたりがSSでありがちな崩され方をしてたのは少し残念
でも面白かったさわ子編が見たいw
858 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 18:49:45.68 ID:HCfe2uVh0
前半も普通に面白かったし
後半は普段ない組み合わせが見れて楽しかった
乙
860 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 20:04:11.40 ID:gIRINPORO
面白かった!
長いと飽きることもある俺だけど最後まで良かったぞ!
ムギ大好きだけど最下位にしたのは許す
ムギちゃん優しいしムギ厨も紳士だから正解だろう
乙
862 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 20:13:11.62 ID:UBfN0QH70
乙!
今年一番面白かった
865 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/26(日) 21:17:01.00 ID:p0poLwm30
乙
皆いい子だよなやっぱり
873 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2010/12/27(月) 00:40:19.62 ID:YAEhc50c0
乙‼
よかったよ
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