1 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/06/09(月) 23:41:27.73 ID:qJZ0k3xa0
「契約内容についての説明は以上です、何かご質問などあれば」
「いえ、大丈夫です……千早の事、よろしくお願いします」
年に一度の千早のアイドル契約更新日。
まだ未成年である千早の契約の為には、親である私の同意が不可欠だった。
まだ、関係が完全に修復されたわけでは無い、修復できるかも分からないが、私は親として、あの子の為になると信じて、アイドルをやらせている。
能面の様だった千早の表情は、今では物凄く生き生きとしたものになっていた。
ならば、あの子の為にも、このまま続けさせることが、最良なのだろう。
「最近、千早の調子も上がってきて、今度は海外レコーディングの話も来ているんですよ」
芸能事情にうとい私には、それがどの程度凄い事なのかはよくわからない。
プロデューサーさんの表情を見る限り、凄い事なのだろう。
目を輝かせながら話す姿に、私は思わず、今は無き息子の姿を重ね合せていた。
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1402324887
2 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします (SSL) [saga]:2014/06/09(月) 23:42:03.32 ID:qJZ0k3xa0
「如月さん?」『おかあさん!』
思わず、過去と現在が混線して、意識が飛んでいた。
不思議そうな顔で私の顔を覗き込んでいるプロデューサーさんに、気まずい物を感じた私は顔を俯けた。
「お身体の具合でも?少し、お疲れですか?待っててください、お茶でもお出しします。気が利かなくてすいません」
断ろうと思ったが、それよりも前に、彼は給湯室に行ってしまった。
しばらくすると、慣れない手つきでお盆を持ったプロデューサーさんが、私の前に湯呑みを置く。
一口すすると、少し渋みのあるお茶が私の喉を下ってゆく。
「…すいません、少し煮出し過ぎました」
不器用なんですね、プロデューサーさん。
そう言うと、彼は照れ臭そうに笑っていた。
その笑顔も、亡くなった息子を思い起こさせた。
「いえ、大丈夫ですから…あの、千早の事、これからもよろしくおねがいします」
「あ、如月さん!」
これで、私の用事は終わる筈だった。
でも、この後プロデューサーさんが私に言った言葉は、私が予想していた物とは全く異なる者でした。
「そういえば、如月さん、今日この後お暇ですか?」
どういう事だろう。
いや、そこまで初心ではないが、何故私なんかを食事に誘おうと考えるのか。
でも、最近は1人で食事をとっていることがほとんどで、偶には食事に付き合ってくれる人が居るのも良いだろう。
そう考えた私は、彼の行きつけの小料理屋へと連れられて行った。
3 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/06/09(月) 23:43:01.51 ID:qJZ0k3xa0
「それじゃあ、乾杯」
「乾杯」
ぎこちなくグラスを打ち合わせると、少しずつは口調も砕けてくる。
千早の活動状況から、普段の生活まで。彼は、事細かに、熱を帯びた口調で私に話してくれた。私や、夫よりも、余程彼女を見てくれている、と感じた。
「流石は、プロデューサーさんですね…私より、彼女の親の資格があるかもしれません」
ポツリ、と言ったその言葉が、私の心の箍を、緩めた。
「…すみません、こんな事、他人にお話しすることではないのですけれど…」
私が話している間、彼は黙って私の話を聞いていた。
「関係ない方に、お話しするような内容ではありませんでしたね」
「関係無いなんてこと、ありません」
少し強い口調で、彼は続けた。
「千早は、俺の大事な担当アイドルです。その母親であるあなたも、俺には無関係じゃないんです」
「私が…?」
「千早が、心に傷を負っているのは知っています、お母さんと千早の間に溝があることも。だけど、俺には何もできないんです…情けないんです…少しでも、あいつの力になりたいんです」
悔しそうな彼に、私はかける言葉を探そうと必死でした。
今まで、私や千早の事で、これほど熱心になってくれた人は居ませんでした。
「…プロデューサーさん、あなたが気に病むことではありません、これは親である私と、千早の問題なんです…」
「お母さん…」
「…千種、で良いです」
何を言っているんだろう。
でも、お母さん、と呼ばれることに違和感があったのは確かだし、如月と呼ばれても、今井と呼ばれても違和感しか感じない今は、この方が良かった。
「千種さん…オレでよければ、いつでも相談に乗ります」
「ええ…ありがとう」
熱心で、素直。淡白だった夫と比べると、正反対な彼の性格は新鮮に感じた。
他愛もない話をしながら、飲み、食べる。
普段なら日常の一作業でしかない食事が、これほど楽しいと感じたのも、久しぶりの感覚でした。
彼は、私の乾ききった心に、この一日だけでするりと入り込んできた。
その後も、静かに盛り上がりつつ、彼との食事は続いた。
4 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします (SSL) [saga]:2014/06/09(月) 23:43:55.09 ID:qJZ0k3xa0
「…っ」
「大丈夫ですか?」
「いえ…少し羽目を外しすぎました」
今回の食事は、予想外の事が幾つかあった。
一つは大人しそうな彼が、思った以上に情熱的にプロデュースを行っている事。
私以上に、千早の事を気に掛けていた事は予想していたけれど、彼の情熱は、普段は表に出にくい物なのかもしれない。
そしてもう一つは、彼が思っていたよりもお酒に弱いと言う事だった。
ふらつく彼をそのまま帰す事も出来た筈だ。でも私はそれをしなかった…ある種の母性本能だったのかもしれない。
偶然、私の家は彼の家よりもここから近い。タクシーを拾った私は、自分の家に彼を連れていく事にした。
普段は1人で入ってくる玄関も、今日はもう一人いる。
ふらつく足取りでも、何とか靴を脱いだプロデューサーを、リビングのソファに横たわらせると、私もスーツを脱ぎ捨て、ブラウスのボタンを1つ外す。
何をやっているんだろうか。
私は自分のしていることの意味を考えながら、ため息を吐いた。
考えてみれば、彼とは一回り以上歳が違う。
そんな男性を、自分の部屋に連れ込んでいる。
私はその事実を改めて認識していた。
日課になっている優の位牌に手を合わせると、私はこの後の事を考えた。
彼には、一日泊まってもらうしかないのだろうか。
端正な顔立ちの割に、お酒でつぶれてしまう辺りは、まだ若いゆえの物なのかもしれない。
酔いも少し落ち着いたのか、今は眠っている。
その彼の表情に、優の面影を重ね、私は彼の頭を撫でてやる。
擽ったそうに身じろぎした彼を微笑ましく思いながら、私はふと、自分の女の部分がまだかれて居ない事に気付いた。
「…何を考えてるのかしらね、私は」
呑みすぎからの頭痛に、顔をしかめているプロデューサーさん。
私は冷蔵庫からペットボトルの水を取り出すと、プロデューサーさんに手渡す。
「…ところで、プロデューサーさん、今日は1人で帰れますか?」
「…今、何時ですか?」
時計を見せると、彼は発条仕掛けのように立ち上がった。
「しまった、ここからだと終電…っ…」
急に立ち上がってみたものの、酔いが醒め切っていないのか、ふらついている。
5 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします (SSL) [saga]:2014/06/09(月) 23:44:21.97 ID:qJZ0k3xa0
「今から駅に向かっても、間に合わないんじゃありませんか?」
「弱ったな…千種さん、すいません…その辺のゴミ捨て場にでも放っておいてもらえば良かったのに」
「そんな事、出来る筈が無いじゃないですか……明日は、お仕事ですか?」
「いえ、非番の日です…」
「…だったら」
何を言っているのだろう。
私の口から付いて出た言葉に、プロデューサーさんは逡巡したものの、最終的には頷いた。
「…私、何を考えているのかしら」
夫と離婚して、千早が家を出た後は、元々のマンションを引き払って今の家に移り住んだ。
1DKの部屋は、独り身の私には広すぎる程とはいえ、誰かが止まりに来るなど考えもしなかった。
とりあえず、ソファに寝れるように準備だけ進めながら、私は1人呟いていた。
彼がシャワーを浴び終えて、こちらへ来る。
「すいません…先に借りちゃって」
顔をしかめている辺り、まだ酔っているのかもしれない。
「それじゃあ、用意はしておいたので…」
「ご面倒掛けます…」
いつもの様に、箪笥から下着と寝巻を取り出そうとして、急にプロデューサーさんの視線が気になった。
下着をタオルの中に丸め込んで、私はシャワーを浴びに行く。
6 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします (SSL) [saga]:2014/06/09(月) 23:45:02.58 ID:qJZ0k3xa0
(私、意識してるのかしら)
シャワーを浴びて、着替える時にふと、何時もの寝巻と下着が急に恥ずかしく思えた。
馬鹿な事を考えていると我ながら思う。
(馬鹿げているわね…)
下手をすれば親子程も年が離れている私に対して、プロデューサーさんがどういう感情を抱くはずもないではないか。
でも、心のどこかでは、何かしらの期待をしている。
自分にそう言う下心のような物がまだ残っていた事に驚きつつも、呼吸を整えて浴室を出ようとしたその時だった。
「なっ…!」
「…!」
もう寝たと思い込んでいたプロデューサーさんが、突然浴室へ入ってきた。
悲鳴を上げる間も無く、風呂場の壁に押さえつけられる。
「な、何の積りで…っむ…っ!」
突然唇をふさがれ、息もできない。
ようやく唇を離された時には、私は息も絶え絶えになっていた。
止めずに流しっぱなしのシャワーで、プロデューサーさんもずぶ濡れになっているが、それも構わず、私の事を壁に押し付けたままだ。
「は…はぁ…っ…な、何の積りですか!」
私の目線を受けても、プロデューサーさんは何も言わずに、私の事を見下ろしている。
「してないんでしょう…千種さん?」
いっそ無邪気とでも言った方がいいような笑顔で、プロデューサーさんはそう言った。
7 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします (SSL) [saga]:2014/06/09(月) 23:45:46.58 ID:qJZ0k3xa0
「そ、それは」
「ガマンしてたんですか?」
畳みかけるようなプロデューサーさんの質問に、私は答えを詰まらせてしまう。
「旦那さんと別れてから、してないんでしょう?」
「…」
浴室の中に、シャワーが流れる音だけが響く。
プロデューサーさんの表情は、私の答えをもう予測しているかのような笑みだ。
私の答えは、既に決められていたようだ。
力なく頷いた私の事を、彼はきつく抱きしめて、浴室から私を連れ出した。
8 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします (SSL) [saga]:2014/06/09(月) 23:48:06.04 ID:qJZ0k3xa0
肉と肉がぶつかり合う、湿った音が部屋の中に響く。
もう何年と自分でも触れていない場所を、旦那……元、旦那……でも無い男に好きにされている。
浅く突き入れては、深く挿し入れて、また戻す。
小刻みに動かされるたびに、私の忘れていた女の部分が疼きだす。
「…ぁっ……っ!」
「千種さん、声も出ませんか?」
声の出し方も忘れる程、私は突かれ続けていた。
どれくらいの時間が経ったのだろうと霞む視界で時計を見ると、まだこれが始まってから3分と経っていなかった。
内臓ごと突き上げるような彼の激しい腰使い。
その度に、私の脳内はスパークした様に真っ白になっていく。
9 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします (SSL) [saga]:2014/06/09(月) 23:48:33.98 ID:qJZ0k3xa0
「千種さん、痩せていると思いましたけど…意外に柔らかい。膣内も程よく締って…っ!」
「い、言わないで下さ…っ!?あああああああっ!?」
「ここですか?ほら?ここが良いんでしょう?」
奥の方を掻き混ぜるような、ゆっくりとした動きに、私は堪らず悲鳴を上げた。
「ふふっ、意外に感じやすいんですね……ほら、ここも」
彼の手が、私の秘所の小さな肉の芽を摘まむ。
それとタイミングを合わせた様に、膣内の肉棒が奥の奥を擦り上げるように動く。
「はっ…ああっ…うううっ…!」
「ふふっ、堪らないですか?流石は母娘、感じる所は同じですね」
その言葉を聞いた瞬間、私は一瞬血の気が引いた。
母娘…?
しかし、その言葉の真相を確かめる余裕も私には与えられなかった。
彼の肉棒が、その先端だけを私の膣内に残したところまで引き抜かれると、子宮ごと持っていかれるかのような錯覚を…錯覚では無いのかもしれないが。
「くっ…出しますよ、千種さん」
「だ、出すって……だめっ、膣内は…!あっ」
膣奥に叩き付けられる熱い感触に、私は打ち震えていた。
もう、数年以上感じていない感触が、私の思考を更に鈍らせる。
そして、私の膣内で、彼のモノはなえることなく、更にその硬度を増していく。
10 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします (SSL) [saga]:2014/06/09(月) 23:49:01.30 ID:qJZ0k3xa0
「そ、そんな……」
「この位で終わると……思って、無いですよ、ねっ!」
お互いずぶ濡れのまま、激しく腰を打ちつけていると、不意にプロデューサーさんが私を抱えあげて、戸棚の方へ連れて行く。
「優君。君のお母さん…君の目の前で、こんなになってるよ、見えるかい?」
「い、いやぁっ!止めて下さい!」
「君の出てきたところに、俺のが入ってる…ほら」
丁度、M字開脚のまま抱き抱えられているので、私には身動きする事も出来ません。彼はその体勢のまま、私を犯す。
さっきよりも深く突き刺さる感覚に身悶えしながらも、私は声を止めることもできない。
息子の遺影の目の前で、醜態をさらす。
そんな暴力的な屈辱を感じているのに、私はまた別の感覚を覚えずにはいられなかった。
そして、振り向けば、息子の面影を持つ男の顔。
私の頭の中では、それが上手く処理できなかった。
もう、何が何か分からない。
彼に犯されているのか、いや、そもそも私は自分でこの状況を望んだのではなかったか?
だとしたら……私は、母親として……
朦朧とする意識の中、最後に感じたのは、身体の奥深くに流れ込む、熱い感触だった。
そのまま、意識を失うのと、虚ろに目覚めるのを繰り返しながら、彼の精を受け続けた。
12 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします (SSL) [saga]:2014/06/09(月) 23:49:17.38 ID:qJZ0k3xa0
空が白んだ頃、意識を取り戻した私はいつの間にかベッドで眠っていた。
私の隣には、生まれたままの姿をした彼が静かに寝息を立てていた。
その表情は、昨日の夜の様な笑みでは無く、安らかなものだった。
全てが、夢だったのか。
そう信じたい母親としての一面と共に、昨晩までの、獣のような時間を忘れたくないという女の部分がせめぎ合い、胸を締め付ける。
立ち上がろうと身を起こすと、ごぽり、と音を立てて彼の流し込んだものがベッドのシーツを汚す。
こんなにしてくれて、どうするつもりなんだろうか……
でも、私は彼の笑顔を……あの、私のすべてを見通したかのような笑顔を、忘れることは出来そうになかった。
これは、些細な、ほんの些細な始まりに過ぎなかったとは、この時は私は知る由も無かった。
終
13 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/09(月) 23:59:28.24 ID:BSEeAjjDO
続けておくれ
14 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/10(火) 00:04:35.58 ID:OwREGi/Do
始まりに過ぎないと言いつつ終わってどないするんや!
15 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/10(火) 00:14:57.50 ID:I43jGemAO
千種さんのエロ画像少なくて悲しい
薄い本に至っては皆無
16 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/10(火) 00:32:04.00 ID:t+MC2SfRo
背徳的な感じがいいね
続けて下さい!
21 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします (SSL) :2014/06/10(火) 01:25:09.38 ID:fMuIL+s90
続き待ってます
23 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/10(火) 05:12:16.80 ID:LfH+GpWu0
忘れた頃に千種さんは書かれるな
官能的で…いいね
転載元
千種「母と女の狭間で」【R-18】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1402324887/ ウェーブ (2011-11-21)
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しかしこのP、屑である
Pについて前置きも落とし所もないからエロ部と非エロ部がパッチワークにしかなってない
このPはクズだな
でもなんかこう
勃起が収まらないです
シチュは大好物です(ゲス顔)