1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/26(火) 22:54:39.04 ID:67IP6UH10
BJ「ゆっくり寝かせるんだ」
竜華「は、はい……」
BJ「呼吸が荒い、脈拍も……この娘は何か病気を持っているのかね」
竜華「あっはい、よく入院してて……」
BJ「じゃあすぐにかかりつけの病院に連絡を」
竜華「は、はい!」
フナQ「なんやこの変な人」
泉「お医者さんですかね……」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/26(火) 23:27:43.84 ID:dRxCTbZV0
BJ「未来予知?」
手塚「ああ。あのときウチに搬入されてから、少し先の未来が見えるようになったらしい」
BJ「へえ、そりゃ面白い」
手塚「おいおい、こっちは大変なんだぜ? ゴシップ記者やらなんやらが連日取材に・・・
こっちの迷惑も考えて欲しいもんだよ」
BJ「そりゃ大変だな。 ところで、その未来を見る能力は…」
手塚「皆目見当がつかないね。近いうちに精密検査を行うつもりだが。
…会ってみるかい?」
BJ「ああ。興味が湧いた」
―――
伶 「リーチ」
セーラ「またリーチかいな!」
フナQ「となると……」
伶 「一発ツモ。裏が2丁で4000オールやね」
竜華「すごいやんか、伶! これならインターハイも・・・」
手塚「コラーッ! 病室で麻雀はいかんと何度言ったら!」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/26(火) 23:40:57.82 ID:dRxCTbZV0
セーラ「わっ、ヤバい!」
手塚 「他の患者もいるんだ、いくらインターハイに向けてとはいえ…」
泉 「すんません…」
怜 「…」
BJ 「…彼女が?」
手塚 「ああ。噂の未来予知のお姫様さ」
BJ 「ふむ…」ジーッ
怜 「…なんやオッサン、そんな見られると少し怖いわ」
竜華 「ちょ、ちょっと! あんまり見んといてくれます!? この子病弱なんですから!」
怜 「お。まさか竜華から病弱アピールが出るとはなぁ」
竜華 「!? ちゃ、ちゃうから! そんなんとちゃうから!」
BJ 「…一局、打ってもらえるかな? お嬢さん?」
手塚 「お、おい? BJ?」
BJ 「実際にこの目で見てみたくなった。未来予知とやらをな」
怜 「まあ、別にええですけど…」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/26(火) 23:53:18.33 ID:dRxCTbZV0
―――
怜 「…」
BJ 「…? キミのツモ番だが…」
セーラ「おっ、出るでぇー。怜の一発ツモが」
怜 「リーチ」
怜 「…一発ツモ。三色とドラで6000オール。ラストやね」
BJ 「…なるほど」
手塚 「どうだい? やはり未来予知としか言えないと思うんだが」
竜華 「そうに決まってますやん! なあ、フナQ!」
フナQ 「ええ、今までのデータを鑑みれば未来が見えているとしか思えへんですわ」
竜華 「インターハイ一緒に頑張ろな、怜!」
泉 「まあ、未来を見れるなんてチート能力があれば優勝間違いなしでしょうけど」
セーラ「そやなあ! 今から優勝しか見えへんわ!」
怜 「ちょ、持ち上げすぎやて・・・」
BJ 「…盛り上がっているところ悪いが……。
これは未来予知なんて高尚なものじゃない」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/27(水) 00:05:01.19 ID:AJlgrwU70
竜華 「!?」
BJ 「医者として忠告させてもらう。その力は今後使うな」
怜 「…どうしてです?」
竜華 「ちょ、ちょっと! なんなんです!?
いきなり現れて、「未来予知じゃない」なんて…! 何様ですか!?」
BJ 「キミは…彼女の友達かね」
竜華 「…そうですけど」
BJ 「キミにも忠告しておく。彼女にこの力を二度と使わせるな。
それがキミのためであり、彼女のためでもある」
セーラ「…あ、分かったで! オッサンあれやな、未来予知なんてオカルト認めたくないからそんなことを・・・!」
泉 「SOAってやつですね」
竜華 「とにかく、これは怜と私たちの問題です! あなたには関係ないです!」
BJ 「…戻ろうか」ガチャ
手塚 「お、おい!」ガチャ
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/27(水) 00:18:00.74 ID:HhaJ28o70
泉 「・・・なんだったんでしょうね、今のオッサン」
フナQ「時々おりますわ、ああいう非科学的なモンを認められない人ってのは」
竜華 「それより大丈夫やった、怜!? あのオッサン、怜のことをジロジロ見とったけど・・・!」
怜 「ん。大丈夫やけど…少し疲れたわ。 竜華」
竜華 「ああ、はいはい。膝枕な」
セーラ「おー、おー、おアツいですなあ!」
竜華 「やかまし!」
泉 「…でも、ホントに楽しみですよね。インターハイ」
竜華 「そやなあ。今年はマジで優勝できそうな気がするわ」
フナQ「あれ、竜華先輩はそれだけじゃないんとちゃいます?」
竜華 「あ、こら」
怜 「? それだけじゃない、って?」
セーラ「竜華、ずっと楽しみにしとったんやで? 怜と一緒にインターハイに出るの」
怜 「…ホンマに?」
竜華 「あー、もう……知らんっ!」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/27(水) 00:24:58.21 ID:HhaJ28o70
泉 「素直じゃないですねえ」
怜 「竜華・・・」
怜 「・・・うん。ウチも頑張るわ、竜華のために」
竜華 「~~~ッ!?」
フナQ「ほほー。「竜華のために」ですってよ」
セーラ「ホンマ、あっついあっつい」
竜華 「…い、いきなり何言うてんねんな…アホ……」
竜華 「でも…嬉しいわ。 一緒に頑張ろな、怜」
―――
手塚 「おい、BJ! いい加減説明してくれないか!
突然麻雀を打ち始めたと思ったら、「未来予知じゃない」とかなんとか・・・」
BJ 「…彼女の目を見たか?」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/27(水) 00:38:18.83 ID:HhaJ28o70
手塚 「目?」
BJ 「麻雀を打っているとき…特に洗牌中の目の動きだ」
手塚 「いや・・・特に気にしてなかったが」
BJ 「牌の動きに合わせて動いていたんだ」
手塚 「牌の動きに? 自然なことじゃないのか?」
BJ 「自然なことさ。 …「全ての牌」の動きに合わせて動いている、なんてことがなければな」
手塚 「全ての牌に!?」
BJ 「…人は危機に陥った際、五感が異常に鋭くなるという話は聞いたことがあるか?
たとえば、事故に遭った時に周りがスローモーションで動くように思えた、なんて例がある」
手塚 「ああ、それは聞いたことがあるが… …まさか!」
BJ 「そうだ。彼女は視力が異常に発達しているのだと予想できる」
手塚 「それじゃ、あの麻雀での一発ツモは…」
BJ 「無意識ではあるが、すべての山の牌を認識しているんだ。
おぼろげでも山の記憶が残っていれば、一発ツモなんて簡単なものさ
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/27(水) 00:38:26.08 ID:LyqDeY2h0
④
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/27(水) 00:49:58.62 ID:HhaJ28o70
手塚 「なるほど…それが未来予知か。
だが、どうして「もう力を使うな」なんて言ったんだ?」
BJ 「そうだな…君にもう2つ、目がついたとする」
手塚 「なんだ、突然に」
BJ 「目は4つになるわけだが、視神経は今まで通り2本だ。
…さて、どうなる?」
手塚 「そりゃあ視神経に相当な負荷がかかるな」
BJ 「そう、それが今の彼女の状態だ」
手塚 「・・・! おい、それって」
BJ 「ああ。最悪失明もあり得るな」
手塚 「・・・すぐに彼女に!」
BJ 「あくまでも仮説だがね。MRIで検査してみると確認できるかもな」ガチャ
手塚 「ど、どこへ!?」
BJ 「彼女のところへ行ってくる」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/27(水) 00:59:37.88 ID:HhaJ28o70
―――
怜 「……」
怜 (…竜華、嬉しそうやったな)
怜 「……頑張らな、な」
ガチャリ
BJ 「おや、友達はもう帰ったのか」
怜 「アンタ、さっきの……なんや、まだウチに用があるんか」
BJ 「……すでに分かっているんじゃないかね? 自分の目のことを」
怜 「・・・!」
BJ 「友達の前では酷だからさっきはハッキリ言うのは控えたが…このままだとキミの目は」
怜 「…それでも」
怜 「それでも、ウチは使うで。この目」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/27(水) 01:08:45.48 ID:HhaJ28o70
怜 「みんなが…竜華が、ウチの力を必要としてくれとるんや。
せめて、インターハイが終わるまでは……」
BJ 「その力に頼りきり、か」
怜 「・・・仕方ないやんか! ウチの雀力なんてタカが知れとる!
この力が無いとみんなの足を引っ張ってまう! だから……!」
BJ 「…そうかい。なら、私から言えることはもう何も無いな」
怜 「……」
BJ 「キミ、なんて高校だ?」
怜 「…千里山」
BJ 「そうか。インターハイ、私も応援させてもらうよ。 …それじゃあ」ガチャ
怜 「……仕方、ないやんか……!」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/27(水) 01:23:17.62 ID:HhaJ28o70
―――
【全国:準決勝】
ピノコ「わー! 先生、ホントに麻雀打ってゆ!」
BJ 「そりゃそうだろ」
ピノコ「先生はどこを応援してゆの?」
BJ 「ん? ……千里山、だ」
ピノコ「センイヤマ? ・・・むむむ」
ピノコ「…先生」
BJ 「どうした、ピノコ」
ピノコ「浮気は許さないよのさ」
BJ 「・・・おいおい」
―――
怜 (自動卓でも、1つ1つの牌の傷や汚れを認識しとるんか・・・一巡先が見える)
怜 (それでも…この化け物には通じひんのか……!)
照 「……」
【先鋒戦: 千里山:33000 阿知賀:23000 新道寺:30000 白糸台:314000】
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/27(水) 01:33:33.82 ID:HhaJ28o70
「圧倒的ぃーっ!! チャンピオン・宮永照、圧倒的な実力差を見せつけています!」
「すでに他校はトビ寸前! これはまさかの先鋒戦での終了もあり得るかぁーっ!?」
怜 (一巡先を読んでツモをずらしてもツモられる)
怜 (早和了りを目指してもスピードで追いつけん)
怜 (…アカン、なんや、目ぇ霞んできたわ……)
怜 (……ここまでなんかな)
竜華 (一緒に頑張ろな、怜)
怜 「!」
怜 (そうや…竜華)
怜 (何のためにウチはこの目を使うことを決めたんや? 竜華と一緒に勝つためとちゃうんか?)
怜 (その竜華に打たせることもないまま、先鋒で終わりなんて…)
怜 「そりゃないやろ…!!」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/27(水) 01:43:41.85 ID:pmaiugHj0
大会っていうと片腕なくなって将棋に転向する話を思い出す
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/27(水) 01:44:31.81 ID:HhaJ28o70
怜 (1つ先が通じへんなら……2つ先)
怜 (…いや)
怜 (3つ先や!)
【1234567m南南北撥撥撥 ツモ8m】
怜 (好ツモ! 北切りで高め一通の跳満!)
怜 (三巡先まで読んで、この手を和了りきる!)
怜 (……)
BJ (このままだと、キミの目は……)
怜 (……)
怜 (はは。なんでこんな時にあのオッサンが浮かぶんやろ……)
怜 (…覚悟を、決めなあかんな)
怜 (……3つ先!!)カッ
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/27(水) 01:46:37.55 ID:3u04HhlL0
BJで大会っていうと舌でそろばん思い出す
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/27(水) 01:50:31.55 ID:HhaJ28o70
怜 (そう、まずウチが北を切って……)
怜 (…あれ、 なんで? 白糸台のツモ番なのに…)
怜 (なんで、進ま、へん、の……)
怜 ( あ 、 視 かい が くら く )
怜 ( …りゅー、か……)ポロッ
【打:北】
照 「…ロン。48000」
【119m19p19s東南西白撥中】
「き、決まったぁーっ!!! 準決勝はまさか、まさか、まさかの先鋒戦で終了ーっ!!」
「千里山のトビで先鋒戦終了です! 決勝進出は白糸台と新道寺ーっ!!」
「千里山先鋒の園城寺怜選手、立ち上がれません! 役満に振り込んでのトビ終了はさすがにショックが大きいか!?」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/27(水) 01:59:00.95 ID:HhaJ28o70
―――
怜 「……」
BJ 「…お疲れ様」
怜 「…その声、あの時のオッサン?」
BJ 「目は?」
怜 「ハハハ…もう、何も見えへんわ……」
BJ 「そう、か」
怜 「…情けないなあ。目ぇ犠牲にしても、結局負けてしもたわ」
怜 「…竜華」グスッ
竜華 「怜っ!!」
怜 「竜華?」
竜華 「怜、アンタ・・・」
怜 「竜華… ごめんな、ウチ…ウチ…」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/27(水) 02:07:04.51 ID:rX1yKffV0
④
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/27(水) 02:10:22.92 ID:HhaJ28o70
竜華 「・・・膝枕」
怜 「え?」
竜華 「ほら」ポンポン
怜 「ちょ、ちょっと待ってな…どこに竜華がおるんか分からんくて…」
竜華 「…あーもうっ、こっち!」ガシッ
怜 「わ、わわっ!」ポテ
竜華 「…」
怜 「…」
怜 「……やっぱ、落ち着くわ。竜華の膝枕」
竜華 「…うん」
怜 「…ごめんな。負けてしもて」
竜華 「ええよ。怜が頑張っとるのは見とってよく分かったから」
怜 「でも… でも! ウチの力を買ってチームに入れてくれたのに・・・!
ウチ、不甲斐なくて……!」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/27(水) 02:18:26.18 ID:HhaJ28o70
竜華 「…アホ」
怜 「え?」
竜華 「あの病室でセーラが言っとったこと、忘れたんか?
ウチ、めっちゃ恥ずかしかったのに……」
怜 「セーラが? …あ」
セーラ(竜華、ずっと楽しみにしとったんやで? 怜と一緒にインターハイに出るの)
竜華 「怜。ウチは、アンタと一緒にここに来ることを楽しみにしとったんやで?」
アンタの未来予知なんて関係ないわ。ウチはアンタ自身が好きなんや」
怜 「…竜華」
竜華 「だから、ウチはもう満足なんよ。
怜と一緒に、ここにいることが出来るだけで……」
怜 「…竜華、りゅーかぁっ……!」グスッ グスッ
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/27(水) 02:27:49.35 ID:HhaJ28o70
―――
BJ 「落ち着いたかね?」
怜 「…はい」
竜華 「そりゃ、膝の上で30分も泣いとればな?」
怜 「やめぇ、恥ずかしいわ…!」
怜 「それよりオッサン、アンタ確か医者やったね?」
BJ 「ああ」
怜 「アンタの忠告を破っておいてムシの良い話やけど……この目、治せへんやろか?」
BJ 「生憎、私は無免許医でね。手術費も法外なものになるが」
竜華 「む、無免許?」
BJ 「そうだな…両目の視神経の縫合。3000万ってところか」
怜 「3000万!? そんな大金、あらへんよ…」
竜華 「大丈夫、ウチが怜の目になるわ!」
怜 「嬉しいけど… それじゃ竜華が大変やろ?」
BJ 「そこでだ。もう1つ、キミ達みたいな高校生用の支払いプランもあるのだが」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/27(水) 02:35:43.79 ID:HhaJ28o70
BJ 「私の娘…ピノコというんだが、どうも今の闘牌を見ていてキミのファンになったらしくてね」
怜 「ウチの?」
BJ 「ああ。「あのお姉さんに麻雀を教えてもらいたい」なんて言い出す始末だ」
怜 「なんや、照れるな……」
BJ 「ピノコに麻雀を教えてやってくれないか? それで手術費はチャラにしようじゃないか」
怜 「ええ!? それだけでええの?」
竜華 「良かったやんか、怜!」
怜 「…ありがとう。ホンマにありがとう…!!」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/27(水) 02:46:03.22 ID:HhaJ28o70
【数週間後】
ピノコ「んー・・・こえ?」
【打:1m】
セーラ「その萬子は通らへんなー! ロン、7700!」
【11m西西 ポン:中中中 東東東 チー:456m】
ピノコ「アッチョンブリケ!」
フナQ「露骨な萬子の染め屋に対して萬子切り…ダメダメですやね」
ピノコ「アーン、このメガネがいじめゆー!」
泉 「よしよし、もういっぺん頑張ってみよなー?」
怜 「なんだか悪いなぁ。みんなにも麻雀教室、手伝ってもろて」
竜華 「みんな好きでやっとるんやさかい、気にせんでええよ。 …ところでその目」
怜 「ああ。あと一週間くらいで、この包帯も外せるみたいや」
竜華 「良かった・・・」
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/27(水) 02:49:40.39 ID:KuvSTpEY0
流石です先生!
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/27(水) 02:52:18.85 ID:HhaJ28o70
怜 「でも、もう一巡先が見れないのはもったいない気がするなあ」
竜華 「だーかーら。 ウチはそんな力無くてもアンタが……」
セーラ「「アンタが」…何やろなー?」
フナQ「さあ、何でしょうねぇ?」
竜華 「!?」
泉 「先輩、あんまりチャチャ入れちゃあかんですよ」
セーラ「イチャイチャしすぎとる方が悪いと思うんやけどなー」
竜華 「だっ、誰がイチャイチャ…!」
フナQ「そんなもん決まってますやんか」
竜華 「…あー、もうっ!」
怜 「……ふふ」
怜 (一巡先を見る力なんて無くても、ウチは必要とされとる)
怜 (…ありがとな。竜華……)
おわり
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/27(水) 02:53:06.66 ID:FkMHKWyo0
面白かった
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/27(水) 02:53:47.20 ID:vg7EoVxG0
これはいい話
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/27(水) 02:54:14.93 ID:EGgQCPeJ0
乙なのよさ
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/27(水) 02:56:20.14 ID:+57JHh/40
おつおつ
よかったなぁ
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/27(水) 02:59:28.64 ID:HhaJ28o70
>>69の7700は8000に訂正しておいてつかあさい
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2012/06/27(水) 03:33:51.91 ID:oAHVaVsjO
乙
転載元
竜華「大丈夫か、怜!」ブラックジャック「動かしちゃいかん」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1340718879/
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が、惜しむらくは「その言葉が聞きたかった」がなかったことか
てつぼう→将棋のやつを思い出したな
あれも恋愛もんのオチだしこれでも作れないかな
お前ブラックジャック読んだことなくて
2ちゃん内の情報だけのイメージでそれ言ってるだろ
って突っ込んではいかんのだろうな
BJは数巻しか持ってないけど、その台詞が出たのって1回だけじゃね?
たしか母親の命を救おうとしたバカ息子の話だっけ?
良心的ってのは期限を設けてないからであって、払う意志がないとつきまとったりしてたような希ガス
子どもや貧困層、とくに母親絡みでは無償のケースがかなりあるけど
いや…
そもそも1巡先がわかるなんて事自体あり得ないだろ…常識的に考えるまでもなく
・能力透視:東一局で相手の癖や能力などの本質を全て見抜く
・危険牌の予知:最後に振り込むことがわかっていた様子から
・連荘:一度上がるととにかく和了しまくる。その度に点数上昇
最新刊によるとこれに加えてさらに隠し玉もあるとか・・・勝てるのかよこれ・・・