3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/23(水) 23:53:29.85 ID:EDVJAv0x0
某日 とある美術館
警官A「亦野警部! こちら全員配備終わりました!」
誠子「ム、ご苦労であった」
警官A「お達しの通り、ロビーから非常口、屋根裏に至るまで
ありとあらゆる場所に警官を配備いたしました!」
警官A「さらに、ホールに存在する絵の周辺には赤外線センサーと音波センサーを配置!
少しの振動や音で警報が鳴る仕組みとなっております!」
誠子「そうか… それなら問題無い」
警官A「では、引き続き警備に戻らせていただきます!」
誠子「うむ 頼んだ」
警官A「」タッタッタッ…
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/23(水) 23:53:50.00 ID:EDVJAv0x0
警官B「あの… 亦野警部」
誠子「何だ?」
警官B「本当にテルパンの奴… 来ますかね?」
誠子「馬鹿者! こうして予告状を受け取っているんだ… ヤツは絶対来る」
誠子「見てみろ、この予告状を」
予告状
来たる○月の××日 午前0時きっかりに △△美術館が所有する名画「プリンを食べる少女」
こちらを頂きに参上する次第でございます
どうぞ万全の警備でご歓迎下さるよう宜しくお願いします
では
テルパン三世
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/23(水) 23:54:15.28 ID:EDVJAv0x0
警官B「は… はあ…」
誠子「ヤツは予告状を出した上で必ず獲物を盗みに来る」
誠子「それも必ず、予告状の時間きっかりに」
誠子「お前もしっかり警備に就くように! 油断はするな!」
警官B「ハ… ハッ!」
誠子「」チラッ
誠子(予定の時刻まであと30分… そろそろか)
誠子(ヤツの事だ、どんな手段を講じてくるか分からん)
誠子(気を引き締めねば)
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/23(水) 23:55:16.68 ID:6IniRSbg0
てルパンルパーン
9 :
>>7 昨日は申し訳ありませんでした 昨日の分は急いで投下します :2013/01/23(水) 23:55:24.73 ID:EDVJAv0x0
???「警部さん…」
誠子「ん? ああ… 何でしょうか、館長」
館長「あの絵はこの美術館の宝でして… 当美術館の誇りでもあります」
館長「何としても、あの絵を守って下され…」
誠子「勿論です」
誠子「我々も今回は万全の警備で臨んでいる次第です、絶対にヤツには盗ませません」
誠子「館長さんも、どうぞ大船に乗ったつもりでいて下さい」
館長「そうですか… どうぞ宜しくお願いします」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/23(水) 23:55:58.18 ID:EDVJAv0x0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・
・
警官B「そろそろ予定の午前0時ですね」
誠子「ああ」
誠子「警官隊全員に次ぐ!」
誠子「先ほども言ったが 奴は予定時刻ちょうどに現れる!」
誠子「予定時刻まであと1分! 全員気を抜くな!」
警官隊「はい!」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/23(水) 23:56:30.61 ID:EDVJAv0x0
誠子「あと30秒!」
誠子「あと20秒!」
誠子「あと10秒!」
警官隊「…………!」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/23(水) 23:56:46.03 ID:EDVJAv0x0
誠子「あと9… 8… 7… 6… 5…」
誠子「4!」
誠子「3!」
誠子「2!」
誠子「1!」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/23(水) 23:57:03.24 ID:EDVJAv0x0
誠子「0!」
パチッ
誠子「!」
誠子「こ… これは… 部屋が真っ暗で何も見えん!」
誠子「け… 警官隊! これはどういう事だ!」
警官B「どうやら停電のようです! すぐに非常用電源に切り替わると思われます!」
誠子「お… 落ち着け! 全員持ち場を離れるな!」
誠子「テルパンの仕業かもしれん! 全員注意しろ!」
警官B「電気 点きます!」
パチッ
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/23(水) 23:57:27.41 ID:EDVJAv0x0
誠子「ふう… やっと電気が戻ったか」
警官B「ええ 30秒ほどでしたが大混乱でしたね」
館長「全く… 困ったものですな」
誠子「……………」
誠子「……………!」
誠子「そうだ! 絵は無事か!?」
誠子「今の停電の間に盗まれているかもしれん! 確認に行くぞ!」
警官B「ハッ!」
館長「私もご一緒致します」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/23(水) 23:57:50.71 ID:EDVJAv0x0
とある美術館 ホール前の廊下
誠子「」プルルルルル… ガチャッ
警官C「こちら警備室! 何か御用でしょうか!」
誠子「私だ! 亦野警部だ! 大至急、ホールの警備システムを切ってくれ!」
プツッ
誠子(はたして絵は無事だろうか…)
誠子「あっ!」
警官B「これは!」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/23(水) 23:58:11.62 ID:EDVJAv0x0
誠子「何だ… ちゃんと絵はここにあるじゃないか」
誠子「流石にテルパンもあの僅かな停電の間には盗めないか」
警官B「そのようですね…」
館長「いや…」
誠子「どうしました? 館長」
館長「いや この絵は…! 偽物ですぞ!」
誠子「何ですって!?」
館長「間違いありません… 長年見てきた絵です、これは真っ赤な偽物だ…」
館長「やられました… まんまと盗まれてしまった」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/23(水) 23:58:40.25 ID:EDVJAv0x0
誠子「クソ…! またヤツにやられたのか…!」
警官B「警部殿…」
誠子「ええい! ヤツはまだこの近くにいるハズだ!」
誠子「この辺り一帯に封鎖線を敷いて、ヤツを捕まえろ!」
警官B「ハッ!」
誠子「私もすぐ捜査に向かう! すぐに向かうぞ!」
警官B「分かりました!」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/23(水) 23:59:01.18 ID:EDVJAv0x0
誠子「申し訳ありません… 館長」
館長「いえいえ… 警部さん」
館長「警備してくれただけでも、有り難い物ですよ」
誠子「我々警察一同、全力で絵の奪還、及びテルパンの逮捕に努めます」
誠子「申し訳ありませんが、館長はここで待機願います」
館長「分かりました… 警部さん、よろしくお願いします」
誠子「では、失礼します」
誠子「」タッタッタッ…
警官B「」タッタッタッ…
・
・
・
・
館長「」ニヤリ
館長「全く… 亦野のとっつぁんは相変わらずのザル警備だなぁ…」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/23(水) 23:59:21.50 ID:EDVJAv0x0
館長「こんな変装にも平気で騙されるんだから…」
館長「このマスクももう要らないかな」グイッ
照「さて、と 改めて絵を拝見…」
照「う~ん いつ見てもこの絵は美しいなぁ」
照「これでまた、私のコレクションが潤う潤う」
照「さて… あとはここから脱出するだけかな」
照「まずは… この簡易式の気球を広げて、っと」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/23(水) 23:59:56.15 ID:EDVJAv0x0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
美術館 入口前
誠子「A班は北に防衛線を貼れ! B班は南だ! C班は本部に戻って指示を待て!」
誠子「私はC班と共に陣頭指揮を行う! 何か動きがあり次第すぐに連絡する事!」
パリーン
誠子「何だ!? 今のガラスが割れる音は?」
警官B「け… 警部殿! あ… アレを!」
誠子「あ… アレは!」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:00:15.82 ID:lBkpkA3M0
照「確かに「プリンを食べる少女」貰い受けました」
照「亦野のとっつぁん~ わざわざ警備ご苦労様」
誠子「お… おのれ テルパンめ…」
照「本物の館長なら用具室でグッスリおねんねしているから」
照「後で助けてあげてねー」
照「ではまたどこかで 亦野のとっつぁん~」
誠子「ま… 待て! テルパーン!」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:00:53.03 ID:lBkpkA3M0
テルパン一味のアジト
???「少し銃口が汚れているな… 掃除するか」カチャカチャ
照「ただいまー」ガチャッ
???「ん? 照か… また一人で仕事行ってたのか」
照「そう 見て見てこの絵、とても綺麗でしょ 菫?」ドヤア
菫「…お前の美的センスは良く分からん、まあ、綺麗な絵ではあるが…」
菫「盗むにしても、もっと美術的価値の高い物をだな…」
照「菫にはこの絵の良さが分からないのか、ちょっと残念だなー」
菫「まあ、何にせよお疲れさん ゆっくり休むといい」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:02:06.32 ID:lBkpkA3M0
菫「」ゴシゴシ
照「そういえば、菫はさっきからずっと拳銃の手入れ?」
菫「ああ… 銃は少しの汚れが精度に関わるからな…」
照「そんな事しなくても、新しい銃を買えばいいのに…」
菫「馬鹿者! この銃は私の大切な相棒だ! それを易々と買い替えるなどと…」
照「あー そういえばそうだったっけ…」
照「ゴメンね、テルパン一家のシャープシューターさん」
菫「その名で呼ぶのは止めろ! メディアが勝手に命名しただけだろ!」
菫「はぁ… 今は手入れで忙しいんだ、少し向こうに行っててくれ…」
照「はーい」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:03:27.95 ID:lBkpkA3M0
照(あー 暇だなぁー 誰かいないかなー)キョロキョロ
照(……ん? あの和服姿は…)
照「おーい!」
???(ん? 今の声は…)
照「タカミー 今何してるの?」
尭深「今? 今は日本刀の手入れが終わって、ゆっくりしている所だけど… 何か用?」
照「実はさっき盗んできたこの絵なんだけr」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:05:20.40 ID:lBkpkA3M0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
5分後
照「そっかー タカミにも良く分からないか…」
尭深「そうね… 日本画とか掛け軸とかなら良さは分かるんだけれど…」
尭深「そうだ、 丁度今からお茶でも淹れようかと思っていたの」
尭深「テルパンもいかが?」
照「う~ん… 貰おうかな」
尭深「じゃあ ちょっと待っててね」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:06:43.52 ID:lBkpkA3M0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
5分後
尭深「はい どうぞ」コトッ
照「ありがとう」
照「良い香り~ どれどれ…」ゴクッ
照「う~ん やっぱりタカミのお茶はいつ飲んでも美味しいな~」
尭深「そう? どうもありがとう」
照「タカミは本当にお茶が好きなんだね~」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:09:27.24 ID:lBkpkA3M0
尭深「」ズズズ…
照「…そうだ! タカミ」
尭深「何?テルパン」
照「伊右衛門ってあだ名で呼んでも良い?」
尭深「!!」ブーッ
尭深「えっ!? な… 何で?」
照「だってお茶が好きだし… 日本刀持ってて無口だと某怪盗アニメのある人とイメージ被るし…」
照「咲が初見の人に覚えてもらうのにも丁度いいかな と思って」
尭深「な… 無い無い! それはちょっと勘弁して欲しいよ…」
照「そう? 面白いと思ったんだけどなー」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:11:19.63 ID:lBkpkA3M0
照「でもほら 一度だけでいいからさー」ウキウキ
尭深「い… いや… その…」
タダイマー
照「あっ あの子がようやく帰って来たみたい」
照「玄関まで迎えに行ってあげないと… じゃあね、タカミ」タッタッタッ…
尭深「う… うん じゃあね…」
尭深(た… 助かった…)
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:13:20.60 ID:lBkpkA3M0
???「あっ! ただいまテルパン!」
照「おかえり あ~わいちゃ~ん」
淡「仕事お疲れ様ー テルパン、大変だったでしょ?」
照「いやー 私の手にかかればそんな事は無いかな~」
照「あっ そうだ…」ガサゴソ…
照「ジャーン これが今回私が盗んだ絵! 綺麗でしょ」
淡「わぁ! 凄い凄い! 流石天才テルパンのセンスは違うなぁ~(棒)」
照「でしょー」
照「今の私ならどんな物でも盗みだす自信があるよ」エッヘン
淡「へぇ~」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:14:34.45 ID:lBkpkA3M0
淡「…それじゃあ そんな天才テルパンに一つお願いがあるんだけど…」
照「どうぞどうぞ 淡ちゃんのお願い事だったら何でも聞いちゃうよ!」
淡(アハハ 計画通り~)
淡「この写真なんだけどね…」チラッ
照「どれどれ… これはまた大粒の宝石だね」
淡「世間では「風越の眼」って言われてるサファイアなの」
淡「中東の王族に代々伝わるものだったんだけど、つい最近とある大富豪が買収したみたい」
照「へぇ~ それはそれは」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:15:17.96 ID:jFArLnTj0
咲が不二子ポジかと思ったが淡か
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:15:25.15 ID:lBkpkA3M0
淡「でね、私もこの宝石を一度身に着けてみたくなっちゃって…」
淡「でも… 「貸して下さい」なんて言える物じゃないし…」
淡「テルパンお願い! この宝石を盗むのに手伝ってくれない?」
照「えっ?」
淡「私も一度盗み出そうとしたんだけど… 警備が厳しくてとても一人じゃ無理そうなの…」
淡「テルパン お願い~」
照「う~ん」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:16:24.16 ID:lBkpkA3M0
淡「…………」
淡「このお仕事が終わったら… 一日だけ、私を好きにしてもいいから…」
淡「ダメ… かな…?」
照「喜んで手伝わさせていただきます」
淡「ホント!? 流石テルパン! 愛してる~!」ギュッ
照「淡ちゃ~ん その言葉は反則だよ~」
淡「エヘヘ~」
菫 尭深「………………」
菫「…また 面倒臭い事に巻き込まれそうだな」
尭深「…そうね」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:17:31.85 ID:lBkpkA3M0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
3日後 警視庁
???「亦野君! またテルパンを取り逃がしたのか!」
亦野「も… 申し訳ありません 大沼警視」
大沼「今年に入って24件目だぞ! 何故ヤツを捕まえられんのだ!」
亦野「それが… 毎回良い所まで追い詰めはするのですが… あと一歩が…」
大沼「そのセリフは聞き飽きた! 全く…」
大沼「マスコミもこの通りだ… 見てみろ」
亦野「これは…」
「またもテルパン出現! 名画盗まれる!」
「亦野警部 またもテルパン取り逃がす 無能警察との声も」
亦野「…………」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:19:11.80 ID:lBkpkA3M0
大沼「まあ、これは仕方が無い…」
大沼「だが亦野君、こちらを見てくれ」バサッ
亦野「これは… テルパンの新しい予告状ですか!」
大沼「ああ、奴め… 今度はあの「風越の眼」を盗み出すらしい」
亦野「予告状によると明後日ですか… 何としても阻止しなくては」
大沼「今回はこちらの人員がなかなか割けん、亦野君! 絶対に守り抜くのだ!」
亦野「ハッ! この亦野、全力で宝石をお守りします!」
大沼「ウム、期待しているぞ」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:20:38.28 ID:lBkpkA3M0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2日後 長野県内のとある豪邸
亦野(予告状によると今日の午後9時丁度か)
亦野(テルパンめ… 今度こそ逮捕してやるからな…)
???「まぁ、例えテルパンといえど… この警備を潜り抜けるのは無理ですわね!」
亦野「これはこれは… 龍門渕家の… え~と」
透華「龍門渕透華と言います 透華で構いませんわ」
亦野「では透華さん、油断は禁物という言葉がございまして…」
透華「ええ、分かっていますわ… ですから、今回は特別に警備を増強いたしました」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:22:39.62 ID:lBkpkA3M0
透華「まずは… 金庫のある部屋に張り巡らせた赤外線センサー」
透華「これは、触れた瞬間に警報が屋敷中に響きますわ」
透華「これを切る術は私が肌身離さず持っているスイッチ、もしくは金庫の扉に備え付けられたスイッチ」
透華「この二つしかありません」
透華「さらに宝石の入った金庫は、縦横10m扉の厚さ2mの鋼鉄製… ミサイルでも穴は空きませんわ」
亦野「はぁ… また随分と大仰な」
亦野「ですが、それだけだとやや不安な気も…」
透華「ええ、ですから次の警備システムをご紹介いたします」
透華「窓の外を見て下さいな」
亦野「?」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:23:26.75 ID:lBkpkA3M0
透華「それで… これを持って頭の上に掲げて頂けますかしら」
亦野「? これは… リンゴですか」スッ
透華「」プルルル… ガチャッ
透華「もしもし? ハギヨシ、ええ… 頼みますわ」
亦野「あの… 何をお話になっt…」
パシュッ!
亦野「!?」
透華「流石ハギヨシ、素晴らしい腕前ですわね」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:24:53.93 ID:lBkpkA3M0
亦野「リ… リンゴが一瞬で粉々に… い… 今のは一体?」
透華「窓の外から見える向こうの山、ご覧になって下さる?」
亦野「あ…あの山ですか?」チラッ
透華「実はあの山に腕利きのスナイパーを一人、待機させております」
透華「テルパンが仮に宝石を盗む事に成功しても、逃亡しようとこの廊下を通った瞬間に…」
亦野「……!」
透華「まぁ… 彼の仕事は無いと思いますが、念の為ですわ」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:26:14.58 ID:lBkpkA3M0
透華「この他にも、正門には屈強なガードマンが一人」
透華「室内にも警備員を多数配置、外壁には高圧電流も流してあります」
透華「これなら流石のテルパンも手も足も出ませんわ! オーホッホッホッ!」
亦野「むぅ…」
透華「警部さんも、お茶でも飲みながらゆっくりして行って下さいな」
亦野「私は… その、警備がありますので」
透華「そう? 残念ですわね」
亦野「すいませんが、失礼します」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:27:31.79 ID:lBkpkA3M0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
同日 午後8時00分
淡「うわぁ~ 凄い警備員の数だね~ え~と… 1、2、3…」
菫「見回りだけで外には10人、室内には少なく見積もっても50人はいるな…」
尭深「見て、あの壁、多分高圧電流が流れてるわ」
照「でも、予告した以上、盗まない訳にはいかないよね」
淡「だね!」
尭深「勿論」
菫「そうだな」
照「じゃあ始めよう まずは、計画通りに淡ちゃん」
淡「は~い! それじゃあ、行ってくるね!」タッタッタッ…
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:29:09.32 ID:lBkpkA3M0
同日 正門前
守衛「」キョロキョロ
守衛(うむ… 今の所、不審者無しか…)
ガサッ
守衛「何者だ!?」
淡「すいません、キノコを狩っていたら道に迷ってしまいまして…」
守衛(怪しい者では無さそうだな)
守衛「ここは私有地ですよ、下山するならあちらへお進み下さい」
淡「ありがとうございます… と言いたいんですが」
守衛「?」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:30:22.29 ID:lBkpkA3M0
淡「山道で足を挫いてしまいまして」
淡「申し訳ありませんが、こちらの屋敷で手当てを受けさせてもらえませんか…」
守衛「ダメダメ! 今は取り込み中でね、一般人を通す訳にはいかないんだよ」
淡「そんな… お願いします… 手当てが終わったらすぐに帰りますから…」
守衛「だから何度言っても…」
淡「お願いします…」ウルッ
守衛(!?)
守衛(か… 可愛い)
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:31:25.22 ID:lBkpkA3M0
守衛「………」
淡「」ウルウル
守衛「………分かった」
守衛「中で手当てを受けてもらうといい」
淡「本当ですか!?」
守衛「ああ、ただし手当てが終わったら、すぐに屋敷から去る事、いいね?」
淡「分かりました! 本当にありがとうございます!」
守衛「ハハハ…」
守衛(まぁ… たかが小娘、一人案内した所で大丈夫だろう)
守衛(それに、美人にお礼を言われるのも悪くは無い)
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:32:53.73 ID:lBkpkA3M0
守衛「今、門の鍵を開けるから」
ガチャッ
守衛「さぁ、中にお入り下さい 中の者には後で私から伝えておきますから」
淡「本当にありがとうございます!」
守衛「いやぁ、何のこれしき、ハッハッハ…」ニヤニヤ
淡「私… 嬉しい…」ズイッ
守衛「む… 娘さん、顔が… 近いですよ…」
淡「…………」
守衛「て… 照れるなぁ… ウッ!?」バタッ
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:34:29.55 ID:lBkpkA3M0
淡「安心して、ちょっと麻酔を打っただけだから」
淡「少し眠っていてもらうわ… ゴメンなさいね」
・
・
・
・
菫「淡、相変わらず色仕掛けの腕は一人前だな」
尭深「彼女、また一段と腕を上げたわね」
照「とにかく正門が開いた、私たちも行こう」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:34:38.85 ID:wgNBezAvi
いいぞ淡ちゃん
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:36:05.90 ID:lBkpkA3M0
同日 午後8時20分 龍門渕邸 廊下
4人「」タッタッタッ…
菫「次の角を右だな」
照「了解」
4人「」タッタッタッ…
尭深「……待って!」
照「何? タカミ」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:37:41.06 ID:lBkpkA3M0
尭深「見て、あそこ」
菫「ム、これは」
照「警備がウロウロしてる… あそこは下調べの時にはいなかったはずなのに…」
菫「どうやら… 直前になって警備の数を増やされたな」
淡「え~ あれだけの人数は流石の私でも落とせないよ~」
照「うーん、ここは強行突破しかないか 二人とも、お願い」
菫「仕方がないな… 行くぞ、タカミ」
尭深「了解」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:39:18.90 ID:lBkpkA3M0
・
・
・
警備員A「ふわ~ぁ 眠い眠い」
警備員B「だな… この時間帯は疲れるわ…」
警備員C「気を抜くな、いつテルパンが現れるかも分からん」
警備員A「そうだけども… こっちは暇で暇で…」
警備員B「……誰だお前は! ウッ!!」バタッ
警備員C「!? おい! どうした? うわっ!!」バタッ
警備員A「た… 助けてくれ~! うわぁ~!!」バタッ
警備員A、B、C「…………………」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:40:39.89 ID:lBkpkA3M0
照「コークスクリュー腹パン」
菫「安心しろ、麻酔弾だ 少し眠っててもらおうか」
尭深「……峰打ち御免」
淡「すごーい! 一瞬で警備員三人を倒しちゃった!」
照「……流石に腹パンはやり過ぎたかも」
菫「さ、時間も押してる 急ごう」
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:41:21.78 ID:lBkpkA3M0
同日 午後8時50分 金庫室前の廊下
照「さて、と」
菫「やっと金庫室まで来たな」
尭深「ええ、そうね」
淡「ここからはテルパンの出番だね! 頑張って!」
照「おまかせあれ」
照「センサーをくぐり抜ける位、このテルパンには朝飯前」
スッ… サッ…
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:42:27.67 ID:lBkpkA3M0
淡「流石テルパーン! あれだけの赤外線センサーを全てくぐり抜けてる!」
尭深「テルパンは元々体が柔らかかったしね… それに」
淡「それに?」
菫「カラダに余計な「もの」が付いてないしな」
菫「こういう時だけは「ない」方が本当に役立つ、テルパン本人に言ったら泣き出しそうだが」
淡「アハハ…」
淡(後で揉んで大きくしてあげよっと)
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:42:54.37 ID:2P/lmesf0
腹パンww
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:45:01.43 ID:wjiw14/N0
ふんふむ
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:45:44.58 ID:lBkpkA3M0
スッ… サッ…
照「…………」
照「……よしっ」
照「」ポチッ
ピーッ
菫「よし、センサーは解除したな」
淡「みたいだね~」
尭深「さて… と、センサーも解除したし、次は私の出番かな」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:47:44.71 ID:lBkpkA3M0
尭深「………」
尭深「…2~3mといった所かな」
菫「行けそうか?尭深」
尭深「任せて」
尭深「…………!」
スパッ
尭深「……………」
ガシャーン
一同「おお~」パチパチパチ
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:49:48.67 ID:lBkpkA3M0
淡「見て見て! あの大きな鋼鉄の金庫が真っ二つ!」
菫「流石、居合いの名手だな」
尭深「お粗末様でした」
照「伊右衛門、流石」
尭深「それはやめて」
照「…・・・さて、と 金庫も破った事だし」
淡「それでは、「風越の涙」とご対面~」
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:52:59.84 ID:lBkpkA3M0
照 菫 尭深 淡「………!!」
菫「これが「風越の涙」か… すごい大きさだな…」
尭深「綺麗…」
照「さ、淡ちゃん 宝石を」
淡「うん! では早速…」
ビーッ! ビーッ! ビーッ!
照 菫 尭深 淡「!?」
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:54:30.99 ID:lBkpkA3M0
同時刻 龍門渕家 居間
ビーッ! ビーッ! ビーッ!
亦野「!」
透華「何事ですの!?」
亦野「テルパンか!?」
警備員「金庫室にて非常ベル発生!」
警備員「どうやら、「風越の涙」が盗まれたものと思われます!」
亦野「出たなテルパン! うおおおおお!」タッタッタッ…
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:56:29.86 ID:lBkpkA3M0
透華「何ですって!? あれだけの警備を敷いておきながら…」
透華「ええい! こうなったらあの男の出番ですわ!」
プルルルル… ガチャッ
透華「ハギヨシ? 発砲許可を出します! すぐに射撃の用意を! 例の廊下をテルパンが通るはずですわ」
ハギヨシ「かしこまりました、透華お嬢様」
透華「貴方達もすぐに金庫室へ! 何としても「風越の涙」を取り返しなさい!」
警備員「ハッ!」タッタッタッ…
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:58:42.19 ID:lBkpkA3M0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
警備員「いたぞ! 追え!」 タッタッタッ…
照「追っ手が増えてきた」
菫「さっきの警報で警備員が一斉に集まってきたな」
尭深「流石にこれだけの人数は 私達でも無理そう…」
淡「にしてもまさか、 金庫の中にもセンサーがあるとはね~ 凄いビックリしちゃった!」
照「仕方がないさ… それより、この先の中庭から脱出できる 急ごう」
菫「テルパン、何があるか分からん 気を付けろ!」
・
・
・
ハギヨシ(来ましたね… テルパン)
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 00:59:28.30 ID:AROzHpeZ0
テルパンよりキャッツアイだな
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 01:00:19.39 ID:lBkpkA3M0
菫「……………」
菫「」ピキーン
菫「危ない! テルパン!」
サッ パーン! キーン!
ハギヨシ(………何!?)
ハギヨシ(私の…)
ハギヨシ(私のライフルの弾丸に… 拳銃の弾丸を当てて軌道を変えた… だと!?)
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 01:01:26.83 ID:lBkpkA3M0
照「菫!」
淡「テルパン!? 大丈夫!?」
尭深「今の狙撃… 外から?」
菫「全く… だから気を付けろと言っていただろう…」
照「すまない、菫」
菫「一つ、貸しだからな」
照「はいはい、菫は厳しいなぁ」
菫「さて、追っ手もすぐそこまで来ている、急ぐぞ」
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 01:02:11.75 ID:lBkpkA3M0
同日 龍門渕家 中庭
照「ふぅ… ここなら大丈夫かな」
ガヤガヤ ガヤガヤ
警備員「奴はどこだ! 見失ったのか!」
警備員「申し訳ありません! 何分逃げ足が早い物でして…」
警備員「ええい! 各自、手分けしてすべての出口を封鎖せよ!」
警備員「ヤツをこの屋敷から外に出すな!いいな!」
警備員「了解しました!」
警備員「」タッタッタッ…
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 01:03:47.75 ID:lBkpkA3M0
・
・
・
照「まさか私たちが、中庭から脱出するなんて誰も思ってもいないだろうね」
淡「だね~ さて、早く脱出しちゃおう!」
???「それはどうかな?」
照「お、その声は」
亦野「お前を長年追っていると、どうもカンが冴えてな!」
亦野「他の警備員は騙せても、この亦野は騙されんぞ!」
亦野「ここで会ったが百年目! テルパン、逮捕だ~!」
照「あらー 亦野のとっつぁん、こんな所までご苦労様な事で」
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 01:05:00.04 ID:2P/lmesf0
流石とっつぁんだ
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 01:07:09.17 ID:lBkpkA3M0
亦野「逮捕だああああ!! うおおおおおお!!」
照「だけど、今はとっつぁんの相手をしている暇は無いんだ ゴメンねー」ポイッ
シュウウウウウウウ…
亦野「な… 何! 煙幕か! 煙で何も見えん!」
亦野「ウッ! ゴホッ! ゴホッ!」
亦野「クソッ! どこだ、テルパン!」
亦野「………ム! あれは!」
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 01:08:04.18 ID:lBkpkA3M0
プカー
亦野「ま… また気球か!!」
照「予告通り「風越の涙」 確かに頂戴しました~」
亦野「おのれ…! ま、またしても…!」
淡「無駄な張り込みお疲れ様~」
照「亦野のとっつぁん~ お達者で~」
亦野「ま… 待て~! テルパ~ン!!」
亦野「せめて… せめてマトモな出番をくれ~!」
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 01:09:04.31 ID:lBkpkA3M0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
同日 午後11時50分 テルパンのアジト
淡「あ~ 楽しかった!」
照「みんな見た? 亦野のとっつぁんの慌てる顔!」
淡「見た見た! 面白かったよね~!」
菫「アイツは、お前を取り逃がす事に関しては一流だからな」
尭深「ホント、詰めが甘いというか何というか」
照「まぁ何にせよ、今回の祝勝を祝って… 乾杯!」
菫 尭深 淡「乾杯!」
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 01:09:45.32 ID:lBkpkA3M0
淡「テルパ~ン 今回は本当に助かったよ! ありがとう~」
照「いや~ それほどでも… あるかな~」
菫「鼻の下が伸びてるぞ テルパン」
尭深「全く… 可愛い子には目が無いんだから…」
照「え? いやぁ、アハハ…」
照「…それでね、 淡ちゃん」
淡「何? テルパン」
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 01:10:48.62 ID:lBkpkA3M0
照「その…」
照「今回の仕事の報酬なんだけど…」
淡「報酬?」
照「ほら、仕事をお願いした時の…」
淡「ああ、一日だけ私を好きにしていいよ… ってアレ?」
照「そうそう! ほら、私も今回は頑張ったし… ね?いいでしょ?」
淡「う~ん…」
照「頼むよ~ あ~わいちゃ~ん」
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 01:11:53.97 ID:lBkpkA3M0
淡「……分かったわ ただし、約束通り今日一日だけだよ」
照「ホント!? やったぁ!」
照「淡ちゃ~ん」ギュッ
淡「ちょっとテルパ~ン いきなり抱き着かないでよ~」
照「ゴメ~ン 淡ちゃ~ん」
菫「何なんだ、このバカップルは…」
尭深「見てるこっちが恥ずかしいね…」
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 01:12:40.80 ID:lBkpkA3M0
尭深「じゃあ、私達は退散するから 後は二人で楽しんでね」
菫「じゃあな、二人とも」
菫「お前達、程々にしておけよ 全く…」
照「は~い」
ガチャッ バタン
・
・
・
照「…さて あの二人もいなくなった事だし…」
照「あ~わいちゃ~ん!」テルパンダーイブ
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 01:13:48.36 ID:lBkpkA3M0
ゴーン ゴーン ゴーン
淡「あっ! もう12時だ!」ヒョイッ
照「え゛っ」
ビターン
淡「じゃあ… 約束通り12時も回ったし 私、帰るね!」
照「えっ! そ… そんな~」
淡「テルパン! 今日は楽しかったよ! じゃあね~」
ガチャッ バタン
照「待って~ 淡ちゃ~ん!」
カン
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 01:14:15.38 ID:hcv/UD290
おつ
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 01:15:14.02 ID:NzVDLh9F0
乙乙
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/24(木) 01:15:29.29 ID:wgNBezAvi
乙
104 :
名無し :2013/01/24(木) 01:16:48.93 ID:wOKmR+/T0
お疲れ様々です
転載元
照「テルパン三世」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1358952631/
アルケミスト (2013-08-29)
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